JP2000074354A - 出滓装置 - Google Patents

出滓装置

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JP2000074354A
JP2000074354A JP10240683A JP24068398A JP2000074354A JP 2000074354 A JP2000074354 A JP 2000074354A JP 10240683 A JP10240683 A JP 10240683A JP 24068398 A JP24068398 A JP 24068398A JP 2000074354 A JP2000074354 A JP 2000074354A
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damper
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cooling
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Tadayoshi Imanaka
忠義 今中
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IMANAKA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スラグを細粒化することができ、出滓能力が高
く、排ガスの排気設備を別途に必要としない出滓装置を
提供する。 【解決手段】ケーシングと、ケーシングの一端上部に形
設されたスラグ投入口と、スラグ投入口と逆側のケーシ
ングの一端下部に形設された出滓口と、ケーシングの床
部に配設され耐火性板で構成された底板と、ケーシング
内部にスラグ投入口の下部から出滓口の上部にかけて配
設されたスクレパーコンベヤと、底板又は底板乃至ケー
シング両側部を外側から冷却する冷却部と、を備えた構
成より成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熔融装置から出滓
されるスラグを出滓する出滓装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、廃棄物を焼却した焼却灰、飛灰、下
水汚泥等を熔融処理し減容化する廃棄物熔融装置が研究
開発されてきている。このような熔融装置においては、
溶融した廃棄物を冷却・粉砕し、装置外へ搬送する出滓
装置が用いられる。
【0003】熔融装置では、熔融装置内で廃棄物等の熔
融時に発生する有害な排ガスを外部に漏洩させず二次燃
焼させることが必要であり、出滓装置には、熔融スラグ
を冷却・粉砕し搬送する他に、排ガスを外部に漏らさな
い気密性が求められる。
【0004】従来、このような出滓装置としては、水封
型の出滓装置が多く用いられていた。しかしながら、廃
棄物中には重金属が含まれていることが多く、水封型の
出滓装置では、スラグを冷却水に通すときに冷却水中に
これらの重金属が溶出するため、冷却水を浄化する浄化
設備が必要とされていた。また、熔融装置から排出され
るスラグは高温であるため、冷却水にスラグを投入する
と冷却水が蒸発するため、装置の腐食の原因となるほ
か、熔融炉の炉圧の制御を困難にしていた。更に、水蒸
気爆発にも注意する必要があった。
【0005】このような問題を解決する出滓装置とし
て、特公昭60−20665号公報(以下イ号公報と呼
ぶ)に「高温体を移動させる固定金物と可動金物とを交
互に設けた運搬装置を内包し、上面一端から高温物体の
投入と吸気を行う投入孔、上方に気体の対流板または放
熱ボイラを設け、更に他端に排気孔及び冷却物体の排出
口を備えた密閉放熱室を設け、冷却物体の排出口をダブ
ルダンパとした高温物体の保有熱回収装置」が開示され
ている。
【0006】図8(a)はイ号公報に開示された従来の
出滓装置の要部側面図であり、図8(b)はイ号公報に
開示された運搬装置の金物の側面図である。図8におい
て、80は出滓装置、81は出滓装置80のケーシン
グ、82はケーシング81のスラグ投入側天井部に形設
されたスラグ投入口、83はケーシング81の出滓側床
部に形設された出滓口、84は出滓口83上方のケーシ
ング81天井部に形設された排気口、85はケーシング
81の床部のスラグ投入口82下部から出滓口83縁部
までに渡り配設された運搬装置である。運搬装置85は
スラグ投入側から出滓側の方向に前後に往復動する。8
6はスラグ投入口82下方の運搬装置85上面に配設さ
れたストッパ、87は出滓口83の出口付近に配設され
たダブルダンパ、88はケーシング81内部の天井部に
配設された対流板、89は運搬装置85上面に配設され
スラグ投入側から出滓側の方向に前後に往復動が可能な
可動金物、90は運搬装置85上面に配設された固定金
物である。可動金物89と固定金物90とは鱗状に重な
り運搬装置85の可動方向に交互に配設されている。
【0007】以上のように構成された従来の出滓装置に
ついて、以下その動作を説明する。まず、スラグ投入口
82よりスラグが運搬装置85上面に落下投入されると
同時に、スラグ投入口82より排ガスが流入する。運搬
装置85に落下したスラグは、運搬装置85の前後運動
により、出滓口83に運搬されダブルダンパ87上に落
下される。ダブルダンパ87は上下に配設されたダンパ
が交互に開閉され、ケーシング81内部の気密性を保持
しつつスラグをケーシング81の外部を排出する。一
方、スラグ投入口82から流入した排ガスは、排気口8
4から吸引排気される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の出滓装置では、以下のような問題点を有していた。 (1)スラグが細粒化されず、搬送装置上を転がりなが
ら搬送されるため、排出されるスラグ塊が大きくなると
いう問題点を有していた。 (2)金物の往復運動によりスラグを搬送するため、出
滓能力が低いという問題点を有していた。 (3)排ガスを排気するための排気設備を別途必要とす
るという問題点を有していた。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、スラグを細粒化することができ、出滓能力が高く、
排ガスの排気設備を別途に必要とせず系内を気密に保つ
ことのできる出滓装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の出滓装置は、ケーシングと、ケーシングの一
端上部に形設されたスラグ投入口と、スラグ投入口と逆
側のケーシングの一端下部に形設された出滓口と、ケー
シングの床部に配設された耐火性板で構成された底板
と、ケーシング内部にスラグ投入口の下部から出滓口の
上部にかけて配設されたスクレーパコンベヤと、底板又
は底板乃至ケーシングの内側両側部を外側から冷却する
冷却部と、を備えた構成より成る。この構成により、ス
ラグを細粒化することができ、出滓能力が高く、排ガス
の排気設備を別途に必要とせず、系内を気密に保つこと
のできる出滓装置を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】この目的を達成するために本発明
の請求項1に記載の出滓装置は、ケーシングと、ケーシ
ングの一端上部に形設されたスラグ投入口と、スラグ投
入口と逆側のケーシングの一端下部に形設された出滓口
と、ケーシングの床部に配設された耐火性板で構成され
た底板と、ケーシング内部にスラグ投入口の下部から出
滓口の上部にかけて配設されたスクレーパコンベヤと、
底板又は底板乃至ケーシングの内側両側部を外側から冷
却する冷却部と、を備えた構成としたものであり、この
構成により、 スラグ投入口に投下されたスラグは底板に衝突し叩砕
される。 叩砕されて底板上に散乱したスラグは、スクレーパコ
ンベヤにより出滓口に掻送される。 スクレーパコンベヤにより底板上を掻送されるスラグ
は冷却部により外部から冷却される。 底板は冷却部により冷却されている為、熔融スラグが
投入されても、熔融スラグと底板との接触面は急冷固化
されるため、熔融スラグが底板に溶着することが防止さ
れる。という作用が得られる。
【0012】ここで、底板としてはSiC、アルミナセ
メント等の耐火性物質からなる耐火煉瓦が好適に用いら
れる。安価で衝撃に対する強度が高く、耐火性に優れる
からであるからである。冷却装置としては空冷装置又は
水冷装置が用いられるが、特に、空冷装置が好適に用い
られる。配水設備が不要であり、腐食が生じ難くいから
である。
【0013】本発明の請求項2に記載の出滓装置は、請
求項1に記載の出滓装置であって、出滓口に連通しダブ
ルダンパを有する垂直筒状の出滓部を備えた構成とした
ものであり、この構成により、 ダブルダンパにより出滓装置内部の気密性を保つこと
が可能となる 外冷式であり、ダブルダンパにより気密性が保たれる
ため、熔融装置を減圧状態にすることで、ケーシング内
部を減圧状態に保つことが可能であり、排ガスの外部へ
の漏洩が防止される。という作用が得られる。
【0014】本発明の請求項3に記載の出滓装置は、請
求項2に記載の出滓装置であって、出滓部は、出滓部の
内部に配設され出滓部の上部シールド部を開閉する上部
ダンパと、出滓部の内部の上部ダンパ下方に配設され出
滓部の下部シールド部を開閉する下部ダンパと、上部ダ
ンパと下部ダンパとの中間に上部ダンパ及び下部ダンパ
の回動軸に平行な回転軸により軸支されたカム板と、上
部ダンパの回動軸に連接されカム板により回動される上
部揺動ロッドと、下部ダンパの回動軸に連接されカム板
により回動される下部揺動ロッドと、上部ダンパを閉方
向に付勢する上部ダンパ付勢手段と、下部ダンパを閉方
向に付勢する下部ダンパ付勢手段と、を備え、カム板
は、一回転角範囲において上部揺動ロッドを押動し上部
ダンパを開弁させ、他の一回転角において下部揺動ロッ
ドを押動し下部ダンパを開弁させることを特徴としたも
のであり、この構成により、請求項2に記載の作用に加
え、 カムを一方向に回転させることにより、上部ダンパと
下部ダンパとを交互に開閉することができる。 スラグ投入口に投入されたスラグは、搬送装置により
出滓口に搬送された後、上部ダンパ上面に落下され、上
部ダンパの開弁により下部ダンパの上面に落下され、下
部ダンパの開弁により出滓装置外部へ出滓される。 上部ダンパと下部ダンパとは交互に開閉するため、出
滓装置の内部と外部とが直接連通することがないため、
出滓装置の気密性を保つことが可能となる。 出滓装置の気密性が保たれるため、出滓装置の内部を
減圧状態に維持することが可能であり、出滓装置内部か
ら外部へ排ガスが漏洩することが防止される。という作
用が得られる。
【0015】ここで、上部ダンパ付勢手段及び下部ダン
パ付勢手段としては、スプリング、錘と滑車を用いて錘
の加重によりダンパ先端部を上方に引き上げる機構、錘
とクランク機構とを用いてダンパの回動軸を錘の加重に
より閉方向に付勢する機構等が用いられる。
【0016】以下に本発明の一実施の形態について、図
面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1におけ
る出滓装置の斜視図である。図1において、1は出滓装
置、1aは出滓装置1の冷却搬送部、2は冷却搬送部1
aのケーシング、2aはケーシング2の一端に配設され
たスラグ投入側端部、2bはケーシング2の他端部に配
設された出滓側端部、2c,2d,2eはそれぞれスラ
グ投入側端部2a上面、スラグ投入口3の出滓側端部2
b側のケーシング2の上面、出滓側端部2bの上面に配
設され開閉自在に閉蓋された作業口、3はケーシング2
のスラグ投入側端部2a付近の上面に形設されたスラグ
投入口、4はスラグ投入側端部2aから出滓側端部2b
にかけてケーシング2外側下面乃至両側面に渡り配設さ
れた冷却部、4aは冷却部4に冷却空気を送入する冷却
空気送入口、4bは冷却部4から冷却空気を排出する冷
却空気排出口、5は一端が出滓側端部2bの下部に連接
されたスラグ搬送コンベヤ、6はスラグ搬送コンベヤ5
の他端下部に連設された鉛直筒状の出滓部、7は出滓部
6の下方に設置されたスラグピットである。スラグ投入
口3には熔融装置(図示せず)のスラグ排出部が連設さ
れる。出滓部6の内部には上部ダンパ8及び下部ダンパ
9(図5参照)からなるダブルダンパが配設されてお
り、ケーシング2及びスラグ搬送コンベヤ5の内部はダ
ブルダンパ(8,9)により外気から遮断されている。
6aは出滓部6の上部に一側面が膨出状に形成された上
部ダンパ8が収納されている上部ダンパ収納部、6bは
出滓部6の下部に一側面が膨出状に形成された下部ダン
パ9が収納されている下部ダンパ収納部、8aは上部ダ
ンパ収納部6aの両側部に貫設され上部ダンパ8を回動
自在に軸支する上部ダンパ軸、8a'は上部ダンパ軸8
aの軸受、8bは一端部が上部ダンパ収納部6a外側部
で上部ダンパ軸8aの一端部に上部ダンパ軸8aの軸方
向に垂直に軸支された上部揺動ロッド、8b'は上部揺
動ロッド8bの先端部に配設されたベアリング等からな
るコロ、8cは一端部が上部ダンパ収納部6aの外側部
で上部ダンパ軸8aの上部揺動ロッド8bと逆側端部に
上部ダンパ軸8aの軸方向に対し垂直に軸支された上部
加重ロッド、8dは上部加重ロッド8cの先端に脱着自
在に装着された加重錘、9aは下部ダンパ収納部6bに
貫設され下部ダンパ9を回動自在に軸支する下部ダンパ
軸、9a'は下部ダンパ軸9aの軸受、9bは一端部が
下部ダンパ収納部6b外側部で下部ダンパ軸9aの一端
部に垂直に軸支された下部揺動ロッド、9b'は下部揺
動ロッド9bの先端部に配設されたベアリング等からな
るコロ、9cは一端部が下部ダンパ収納部6bの外側部
で下部ダンパ軸9aの下部揺動ロッド9bと逆側端部に
下部ダンパ軸9aの軸方向に垂直に軸支された下部加重
ロッド、9dは下部加重ロッド9cの先端に脱着自在に
装着された加重錘、10は上部ダンパ収納部6aと下部
ダンパ収納部6bとの中間位置で上部揺動ロッド8b及
び下部揺動ロッド9bと同一面側に配設されたカム、1
0aはカム10のカム回転軸、10a'はカム回転軸1
0aの軸受、10bはカム10を回転駆動するモータ、
10cはモータ10bのモータ軸の回転運動をカム回転
軸10aに減速して伝達する減速機である。
【0017】図2(a)は実施の形態1における出滓装
置の冷却搬送部の平面図であり、図2(b)は実施の形
態1における出滓装置の冷却搬送部の側面図である。図
2において、1aは冷却搬送部、2はケーシング、2a
はスラグ投入側端部、2bは出滓側端部、2c,2d,
2eは作業口、3はスラグ投入口、4は冷却部、4aは
冷却空気送入口、4bは冷却空気排出口、5はスラグ搬
送コンベヤであり、これらは図1と同様のものであるの
で同符号を付して説明を省略する。2fは出滓側端部2
bの下部に形設された出滓口、11はスラグ投入側端部
2aから出滓側端部2bにかけてケーシング2の内部に
配設されたスクレーパコンベヤ、11aは出滓側端部2
bの側部に配設されスクレーパコンベヤ11を駆動する
駆動モータ、11bは出滓側端部2bの両側部に回動自
在に挿通して出滓側端部2bの内部に配設された駆動
軸、11cは駆動軸11bに軸支されケーシング2の搬
送方向の中心軸に対称に左右に配設されたスクレーパコ
ンベヤ11の駆動側スプロケット、11dは駆動モータ
11aの回転力を減速して駆動軸11bに伝達する減速
機、11eはスラグ投入側端部2aの両側部に回転自在
に軸設されスラグ投入側端部2aの内部に配設された従
動軸、11fは従動軸11eに軸支されケーシング2の
搬送方向の中心軸に対称に左右に駆動側スプロケット1
1cに対向して配設されたスクレーパコンベヤ11の従
動側スプロケット、11gは左右の駆動側スプロケット
11cと従動側スプロケット11fとの間に張設された
チェーンである。
【0018】図3は図2のA−A面矢視断面図である。
図3において、1aは冷却搬送部、2はケーシング、3
はスラグ投入口、4は冷却部、4bは冷却空気排出口、
11はスクレーパコンベヤ、11gはチェーンであり、
これらは図1と同様のものであるので同符号を付して説
明を省略する。11hは両側部が左右のチェーン11g
に固定されたチェーンや板状体からなるスクレーパ、1
2は駆動側スプロケット11cと従動側スプロケット1
1fとの間に張設されたチェーン11gの環上部を下側
から支持するチェーン支持部、13はケーシング2内の
床部に配設された耐火煉瓦等からなる耐火性板により構
成された底板である。チェーン支持部12は、駆動側ス
プロケット11cと従動側スプロケット11fとの間に
張設されたチェーン11gが弛緩することを防止する。
【0019】図4は実施の形態1における出滓装置の出
滓部の斜視図であり、図5は実施の形態1における出滓
部の側面図であり、図6は実施の形態1における出滓部
の断面図である。図4乃至図6において、6は出滓部、
6aは上部ダンパ収納部、6bは下部ダンパ収納部、8
は出滓部6の滓受口6c付近の調整室6e上部に配設さ
れ滓受口6cを開閉する上部ダンパ、8aは上部ダンパ
軸、8a'は軸受、8bは上部揺動ロッド、8b'はコ
ロ、8cは上部加重ロッド、8dは加重錘、9a'は軸
受、9aは下部ダンパ軸、9bは下部揺動ロッド、9
b'はコロ、9cは下部加重ロッド、9dは加重錘、1
0はカム、10a'はカム10が配設された側の軸受8
a'と軸受9a'とを結ぶ線分の2等分点に出滓部6に固
定して配設された軸受、10aはカム回転軸、10bは
モータ、10cは減速機であり、これらは図1と同様の
ものであり、既に説明したため同一に符号を付して説明
を省略する。6cは出滓部6の上部に開口する滓受口、
6dは出滓部6の下部に開口する滓出口、6eは出滓部
6内部に形成された調整室、8d'は上部加重ロッド8
cの軸方向に並んで複数個穿設された加重錘8dを取り
付けるための取り付け孔、8eは上部ダンパ8が閉止し
たときに上部ダンパ8上面に密接するように形成された
筒状の上部シールド板である。上部揺動ロッド8bは、
上部ダンパ8が閉止位置にある時には、先端部が鉛直下
向きになるように上部ダンパ軸8a端部に固定されてお
り、上部加重ロッド8cは、上部ダンパ8が閉止位置に
ある時には、水平向きになるように上部ダンパ軸8a端
部に固定されている。また、上部ダンパ8が閉止した状
態においては上部ダンパ8の上面は水平面に対して10
゜の傾斜をもたせるように上部シールド板8eは形成さ
れている。9は出滓部6の滓出口6d付近の調整室6e
下部に配設され滓出口6dを開閉する下部ダンパ、9
d'は下部加重ロッド9cの軸方向に並んで複数個穿設
された加重錘9dを取り付けるための取り付け孔、9e
は下部ダンパ9が閉止したときに下部ダンパ9上面に密
接するように形成された筒状の下部シールド板である。
下部揺動ロッド9bは、下部ダンパ9が閉止位置にある
時には、先端部が鉛直上向きになるように下部ダンパ軸
9a端部に固定されており、下部加重ロッド9cは、下
部ダンパ9が閉止位置にある時には、先端部が水平面か
ら45゜下向きになるように下部ダンパ軸9a端部に固
定されている。また、下部ダンパ9が閉止した状態にお
いては下部ダンパ9の上面は水平面に対して10゜の傾
斜をもたせるように上部シールド板8eは形成されてい
る。また、下部揺動ロッド9bと上部揺動ロッド8b、
下部加重ロッド9cと上部加重ロッド8cとは同じ側に
配設されている。また、軸受9a'は軸受8a'の鉛直真
下に配設されている。
【0020】以上のように構成された本実施の形態の出
滓装置について、以下その動作を説明する。まず、熔融
装置(図示せず)から排出されるスラグはスラグ投入口
3から落下投入される。落下投入されたスラグは、底板
13に衝突し叩砕され、底板13上に散乱する。底板1
3上に散乱したスラグはチェーン11gの循環によって
底板13上をスラグ投入側端部2aから出滓側端部2b
に向かって動くスクレーパ11hによって掻集され、出
滓口2fからスラグ搬送コンベヤ5に投入される。この
とき、底板13及びケーシング2は冷却部4により冷却
されているため、スラグはスクレーパ11hにより搬送
されている間に冷却される。また、スラグにより熱せら
れたケーシング2内部の空気は、スラグ投入口3から熔
融装置に吸引排気される。従って、スラグの持つ熱はス
ラグ投入口3から熔融装置に回収されるか、又は冷却部
4に流す冷却気体により回収される。また、熔融スラグ
が出滓装置1に投入されても、冷却部4により底板13
が冷却されているため、熔融スラグと底板13との接触
面は急冷固化され、熔融スラグが底板13に溶着するこ
とが防止される。スラグ搬送コンベヤ5に投入されたス
ラグはスラグ搬送コンベヤ5により出滓部6の滓受口6
cに運搬され、上部ダンパ8上に落下し、堆積される。
上部ダンパ8は、閉止状態において上部ダンパ8の先端
側へ偏角が10゜の傾斜がつけられているため、スラグ
は上部ダンパ8の先端側へ多く堆積する。これにより、
上部ダンパ8が開弁すると、スラグが下部ダンパ9へス
ムーズに落下する。上部ダンパ8がカム10により開弁
されると、上部ダンパ8上に堆積されたスラグは下部ダ
ンパ9上に落下し、堆積される。下部ダンパ9も、閉止
状態において下部ダンパ9の先端側へ偏角が10゜の傾
斜がつけられているため、スラグは下部ダンパ9の先端
側へ多く堆積する。これにより、下部ダンパ9が開弁す
ると、スラグが外部へスムーズに排出される。その後、
カム10が更に回転すると、コロ8b'はカム10縁部
から離れ、加重錘8dにかかる重力により上部加重ロッ
ド8cが下方に回動され、上部ダンパ8が閉止し調整室
6eが密閉される。更にカム10が回転すると、カム1
0縁部はコロ9b'に当接し、コロ9b'を下方に回動さ
せる。これと連動して下部ダンパ9が開弁し、下部ダン
パ9上面に堆積したスラグは、滓出口6dからスラグピ
ット7へ排出される。
【0021】次に、カム10と上部ダンパ8及び下部ダ
ンパ9の動作について、更に詳細に説明する。 図7は
カムの回転角度に対する上部ダンパ及び下部ダンパの傾
斜角度の関係を表す図である。図7において、θは水平
面からのカム10の軸の回転角度を表し、φupは鉛直下
方向きからの上部ダンパ8の回転角を表し、φdownは鉛
直上方向きからの下部ダンパ9の回転角を表す。カム1
0はθ=0からθが増加する方向へ回転する。カム10
の回転角θが0°≦θ<θ1のときは、上部ダンパ8及
び下部ダンパ9は共に閉止状態にあり、上部ダンパ8の
回転角φup及び下部ダンパ9の回転角φdownは共にφ0
(=10゜)である。回転角θがθ1のとき、カム10
の縁部はコロ8b'に接触する。回転角θがθ 1<θ<θ
3の範囲にあるときは、カム10により上部揺動ロッド
8bは押し上げられて上部ダンパ8が開弁する。このと
き、下部ダンパ9は閉止した状態にある。回転角θがθ
1<θ<θ2のときには、回転角θの増加と共に回転角φ
upは増加し、θ=θ2のときにφupは最大角φmax(=7
0゜)に達し、その後は回転角θの増加と共に回転角φ
upは減少し、θ=θ3においてコロ8b'はカム10から
離れ、加重錘8dにかかる重力によって上部加重ロッド
8cが下方に回動され、上部ダンパ8が閉止する。更に
回転角θが増加し、θ=θ4になると、カム10はコロ
9b'に当接し、回転角θがθ4<θ<θ6の範囲にある
ときは、カム10により下部揺動ロッド9bは押し下げ
られて下部ダンパ9が開弁しする。このとき、上部ダン
パ8は閉止した状態にある。回転角θがθ4<θ<θ5
ときには、回転角θの増加と共に回転角φdownは増加
し、θ=θ5のときにφdownは最大角φmaxに達し、その
後は回転角θの増加と共に回転角φdownは減少し、θ=
θ6においてコロ9b'はカム10から離れ、加重錘9d
にかかる重力によって下部加重ロッド9cが下方に回動
され、下部ダンパ9が閉止する。θ6<θ≦360°の
範囲では、上部ダンパ8及び下部ダンパ9は共に閉止状
態にあり、上部ダンパ8の回転角φup及び下部ダンパ9
の回転角φdownは共にφ 0(=10゜)である。ここ
で、加重ロッド(上部加重ロッド8c、下部加重ロッド
9c)は、加重錘(加重錘8d、加重錘9d)によりダ
ンパ(上部ダンパ8、下部ダンパ9)を閉止する方向に
トルクが与えられるが、加重ロッドに複数個穿設された
取り付け孔(取り付け孔8d'、取り付け孔9d')の適
当な位置に加重錘を付け換えることにより、加重ロッド
にかかるトルクの大きさを調節することが可能である。
また、加重錘は取り替え可能であるので、加重錘の重さ
を変えることによっても、加重ロッドにかかるトルクの
大きさを変えることが可能であり、出滓速度やスラグの
密度等に応じて適度な大きさのトルクに調節することが
できる。
【0022】以上のように、本実施の形態によれば、ケ
ーシング2床部に配設された耐火性板で構成された底板
13と、ケーシング2内部にスラグ投入口3の下部から
出滓口2fの上部にかけて配設されたスクレーパコンベ
ヤ11とを備えたことにより、スラグ投入口3に投下さ
れたスラグは底板13に衝突し叩砕され、叩砕されて底
板13上に散乱したスラグは、スクレーパコンベヤ11
により出滓口2fに掻送される。また、ケーシング2両
側部乃至底板13下部を外側から冷却する冷却部4を備
えたことにより、スクレーパコンベヤ11により底板1
3上を掻送されるスラグは冷却部4により外部から熱伝
導により冷却される。その為、熔融スラグが投入されて
も、熔融スラグと底板13との接触面が急冷固化され、
熔融スラグが底板13に溶着することが防止される。更
に、出滓口2fに連通し上部ダンパ8及び下部ダンパ9
を有する垂直筒状の出滓部6を備えたことにより、出滓
装置1内部の気密性を保つことが可能となる。また、従
来の水滓式の出滓装置のような廃水浄化処理の問題がな
いので設備が簡易となり、作業性・保守性に優れる。ま
た、ケーシング2内部を減圧状態に保つことが可能とな
る。
【0023】尚、本実施の形態において、冷却搬送部1
aの出滓口2fと出滓部6の滓受口6cとの間にスラグ
搬送コンベヤ5を設けているが、スラグ搬送コンベヤ5
は必ずしも必要なく、出滓部6の滓受口6cを冷却搬送
部1aの出滓口2fに直接連接させてもよい。また、本
実施の形態ではφ0=10゜、φmax=70゜としている
が、φ0、φm axの値は、この値に限られるものではな
い。ダンパ(上部ダンパ8及び下部ダンパ9)の開弁時
に、ダンパ上面に堆積したスラグをスムーズに下部に落
とし且つダンパの気密性を十分に保つ為には、φ0=−
15゜〜15゜、φmax=60゜〜90゜とするのが好
適である。φ0が15゜よりも大きくなるにつれ、ダン
パ上面に堆積するスラグはダンパの開端部側に集積する
ため、スラグが堆積したときにダンパに懸かるトルクが
大きくなり、ダンパの気密性を確保するためには、それ
に対抗して加重錘(加重錘8d,加重錘9d)を重くす
る必要があるが、加重錘を重くするとダンパの閉蓋する
ときの速度が大きくなり、閉蓋時にダンパがシールド板
(上部シールド板8e及び下部シールド板9e)に衝突
するときの衝撃が大きくなるため好ましくない。また、
スラグは連続的にダンパ上部に投入される場合は、φ0
が15゜よりも大きくなるにつれ、ダンパ上面に落下し
たスラグは、ダンパ上面を転がりダンパ開口端に移動し
易くなり、ダンパ閉蓋時にスラグがダンパ開端部側に詰
まり、ダンパが完全に密閉されない可能性が大きくなっ
てくるため好ましくない。ダンパの気密性を上げるため
には、φ0はマイナス(開端部側が上方になるように傾
斜する)となるようにする方がよいが、φ0が−15゜
よりもマイナス側に大きくなると、ダンパ上面に投下さ
れたスラグはダンパのカム回転軸側に集積するため下方
にスムーズに落下しにくくなり好ましくない。また、φ
maxが60゜よりも小さくなるに従って、ダンパの開蓋
時にスラグが完全に下部に落下されず、ダンパ上面に残
留する可能性が大きくなってくるため好ましくない。
【0024】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の出滓装置
によれば、ケーシングと、ケーシングの一端上部に形設
されたスラグ投入口と、スラグ投入口と逆側のケーシン
グの一端下部に形設された出滓口と、ケーシングの床部
に配設された耐火性板で構成された底板と、ケーシング
内部にスラグ投入口の下部から出滓口の上部にかけて配
設されたスクレーパコンベヤと、底板又は底板乃至ケー
シングの内側両側部を外側から冷却する冷却部と、を備
えたことにより、 スラグを叩砕し冷却して出滓することが可能な出滓装
置を提供することができる。 水滓式出滓装置のように、排水の浄化処理が必要な
く、スラグの持つ熱を回収することも可能であり、エネ
ルギー効率が高くランニングコストの低い出滓装置を提
供することが可能となる。 冷却部により底板が冷却されているので、スラグによ
る底板の熔融がなく耐久性を向上させメンテナンス特性
に優れた出滓装置を提供できる。という有利な効果が得
られる。
【0025】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の出滓装置において、出滓口に連通しダブルダン
パを有する垂直筒状の出滓部を備えたことにより、 ケーシング内部を減圧状態に保つことが可能となり、
排ガス漏れが防止可能であり、熔融装置の炉圧制御が容
易で運転特性や保守管理性に優れた出滓装置を提供する
ことが可能となる。 水滓式出滓装置のような、排水の浄化処理設備の必要
がなく、スラグの持つ熱を回収することも可能であり、
エネルギー効率が高くランニングコストの低い出滓装置
を提供することが可能となる。という有利な効果が得ら
れる。
【0026】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
に記載の出滓装置において、出滓部は、出滓部の内部に
配設され出滓部の上部シールド部を開閉する上部ダンパ
と、出滓部の内部の上部ダンパ下方に配設され出滓部の
下部シールド部を開閉する下部ダンパと、上部ダンパと
下部ダンパとの中間に上部ダンパ及び下部ダンパの回動
軸に平行な回転軸により軸支されたカム板と、上部ダン
パの回動軸に連接されカム板により回動される上部揺動
ロッドと、下部ダンパの回動軸に連接されカム板により
回動される下部揺動ロッドと、上部ダンパを閉方向に付
勢する上部ダンパ付勢手段と、下部ダンパを閉方向に付
勢する下部ダンパ付勢手段と、を備え、カム板は、一回
転角範囲において上部揺動ロッドを押動し上部ダンパを
開弁させ、他の一回転角において下部揺動ロッドを押動
し下部ダンパを開弁させることにより、請求項2に記載
の効果に加え、 水封機構を用いることなく、気密性が高く、排ガスの
漏洩が防止でき安全性に優れた出滓装置を提供すること
が可能となる。 水封の為の水を用いなくてもよいため、水の浄化設備
が不要であり、且つ、ユーティリティーの低減化を図る
ことができる出滓装置を提供することが可能となる。 上部ダンパ及び下部ダンパの開閉機構が極めて簡単で
あり、故障率が低く、保守が極めて容易である。という
有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における出滓装置の斜視
【図2】(a)実施の形態1における出滓装置の冷却搬
送部の平面図 (b)実施の形態1における出滓装置の冷却搬送部の側
面図
【図3】図2のA−A面矢視断面図
【図4】実施の形態1における出滓装置の出滓部の斜視
【図5】実施の形態1における出滓部の側面図
【図6】実施の形態1における出滓部の断面図
【図7】カムの回転角度に対する上部ダンパ及び下部ダ
ンパの傾斜角度の関係を表す図
【図8】(a)イ号公報に開示された従来の出滓装置の
要部側面図 (b)イ号公報に開示された運搬装置の金物の側面図
【符号の説明】
1 出滓装置 1a 冷却搬送部 2 ケーシング 2a スラグ投入側端部 2b 出滓側端部 2c,2d,2e 作業口 2f 出滓口 3 スラグ投入口 4 冷却部 4a 冷却空気送入口 4b 冷却空気排出口 5 スラグ搬送コンベヤ 6 出滓部 6a 上部ダンパ収納部 6b 下部ダンパ収納部 6c 滓受口 6d 滓出口 6e 調整室 7 スラグピット 8 上部ダンパ 8a 上部ダンパ軸 8a' 軸受 8b 上部揺動ロッド 8b' コロ 8c 上部加重ロッド 8d 加重錘 8d' 取り付け孔 8e 上部シールド板 9 下部ダンパ 9a 下部ダンパ軸 9a' 軸受 9b 下部揺動ロッド 9b' コロ 9c 下部加重ロッド 9d 加重錘 9d' 取り付け孔 9e 下部シールド板 10 カム 10a' 軸受 10a カム回転軸 10b モータ 10c 減速機 11 スクレーパコンベヤ 11a 駆動モータ 11b 駆動軸 11c 駆動側スプロケット 11d 減速機 11e 従動軸 11f 従動側スプロケット 11g チェーン 11h スクレーパ 12 チェーン支持部 13 底板 80 出滓装置 81 ケーシング 82 スラグ投入口 83 出滓口 84 排気口 85 運搬装置 86 ストッパ 87 ダブルダンパ 88 対流板 89 可動金物 90 固定金物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングと、前記ケーシングの一端上
    部に形設されたスラグ投入口と、前記スラグ投入口と逆
    側の前記ケーシングの一端下部に形設された出滓口と、
    前記ケーシングの床部に配設された耐火性板で構成され
    た底板と、前記ケーシング内部に前記スラグ投入口の下
    部から前記出滓口の上部にかけて配設されたスクレーパ
    コンベヤと、前記底板又は前記底板乃至前記ケーシング
    の内側両側部を外側から冷却する冷却部と、を備えたこ
    とを特徴とする出滓装置。
  2. 【請求項2】 前記出滓口に連通しダブルダンパを有す
    る垂直筒状の出滓部を備えたことを特徴とする請求項1
    に記載の出滓装置。
  3. 【請求項3】 前記出滓部は、前記出滓部の内部に配設
    され前記出滓部の上部シールド部を開閉する上部ダンパ
    と、前記出滓部の内部の前記上部ダンパ下方に配設され
    前記出滓部の下部シールド部を開閉する下部ダンパと、
    前記上部ダンパと前記下部ダンパとの中間に前記上部ダ
    ンパ及び前記下部ダンパの回動軸に平行な回転軸により
    軸支されたカム板と、前記上部ダンパの回動軸に連接さ
    れ前記カム板により回動される上部揺動ロッドと、前記
    下部ダンパの回動軸に連接され前記カム板により回動さ
    れる下部揺動ロッドと、前記上部ダンパを閉方向に付勢
    する上部ダンパ付勢手段と、前記下部ダンパを閉方向に
    付勢する下部ダンパ付勢手段と、を備え、前記カム板
    は、一回転角範囲において前記上部揺動ロッドを押動し
    前記上部ダンパを開弁させ、他の一回転角において前記
    下部揺動ロッドを押動し前記下部ダンパを開弁させるこ
    とを特徴とする請求項2に記載の出滓装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200463191Y1 (ko) 2011-01-06 2012-10-23 한전케이피에스 주식회사 보일러 내 크랭크 파쇄 제거 장치
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