JP2000073652A - 窓用の引手ハンドル - Google Patents

窓用の引手ハンドル

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JP2000073652A
JP2000073652A JP10248641A JP24864198A JP2000073652A JP 2000073652 A JP2000073652 A JP 2000073652A JP 10248641 A JP10248641 A JP 10248641A JP 24864198 A JP24864198 A JP 24864198A JP 2000073652 A JP2000073652 A JP 2000073652A
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Japan
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pull handle
handle
window
pull
opening
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JP10248641A
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English (en)
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Susumu Konishi
進 小西
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Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
Original Assignee
Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 窓の開放操作を行う引っ張り部材及び閉塞操
作を行う巻上げ部材の双方に装着可能な窓の引手ハンド
ルを提供すること。 【解決手段】 窓本体は、固定枠の下枠に回転可能に支
持され、前記窓本体の開放動作を行う引っ張部材及び閉
塞動作を行う巻上げ部材に取付ける引手ハンドルにおい
て、前記引手ハンドルは、本体部材21とカバー部材2
2の分割部材により形成され、前記2分割部材の内部に
は、前記引っ張り部材10又は巻上げ部材12を引手ハ
ンドル20に取付ける取付け部材を備え、前記取付部材
が、2分割部材の長手方向に偏心して装着され、前記引
手ハンドルの上下方向を相互に反対方向に用いることに
より、開放動作を行う引っ張り部材10と、閉塞動作を
行う巻上げ部材12の異なる部材を同一の部材に装着可
能とした窓用の引手ハンドルである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排煙窓等の窓開閉
装置に関し、特に、窓開閉装置の開閉動作を行う引手ハ
ンドルに関する。
【0002】
【従来の技術】中高層ビルでは、通常、火災等が発生し
た際に煙を排出するため、排煙用の窓が設けられてい
る。一般的な排煙窓の構造は、例えば、固定枠の下枠に
窓本体が回動可能に取付けられ、下枠を軸中心として外
側又は内側に回動して、窓本体と固定枠が開口するよう
な構造になっている。
【0003】例えば、実公平2ー47179号公報に記
載の煤煙用窓の場合、固定枠と窓本体には、外側又は内
側に回転付勢力を与えるアームが備えられている。この
アームは、固定枠と窓本体が開口しない方の端部が回動
可能に取付けられ、このアームの回転動作を行うワイヤ
ー等の引張り動作を行うことにより、アームに備えられ
たスプリング付勢力方向に窓本体が開口され、建物内の
排煙が外に排出される構造となっている。
【0004】また、窓本体及び固定枠の開口する側に
は、窓本体及び固定枠の双方に滑車が取付けられてお
り、この滑車間にチェーン又はワイヤ等が掛け渡され、
このチェーン又はワイヤ等の引張り動作によりアームの
付勢力と反対方向に窓本体が回動して閉塞される構造と
なっている。チェーン等の引張り動作によって閉塞され
ると、窓本体は、窓本体又は固定枠に取付けられたスト
ッパー機構によってロックされ、安定に閉塞状態で保持
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように排煙窓
の開閉は、チェーンやワイヤ等の引張り部材の引張り動
作によって行われている。例えば、窓を開放する場合
は、アームの回転付勢力方向に引っ張り部材を引張れば
よく、窓本体の回動モーメントは、付勢力方向に働くた
め、引手方向の引張強さは小さくなり、引き手が引張り
部材を垂直方向に引っ張ることにより、容易に開放動作
が行わる。
【0006】一方、窓を閉塞する場合、巻取部材が滑車
を回動する回動モーメントは、アームの回転付勢力に反
する方向に働き、更に、窓本体の慣性モーメントも付加
されるため、回動モーメントは大きくなり、それだけ引
張り強さが必要となる。
【0007】また、窓本体及び固定枠に取付けられる滑
車は、固定枠の上枠及び窓本体の上部に取付けられるた
め、開口状態となっている窓本体を閉塞方向に回動する
ためには、巻取部材が窓上部に対して幾分傾斜角度が必
要となる。
【0008】このため、引っ張り部材及び巻取部材は、
引っ張り強さに応じて異なる部材が用いられる場合が多
く、また、引っ張り部材及び巻取部材の引手ハンドル
も、引っ張り方向や、引っ張りやすさを考慮して、異な
る構造に形成する必要があり、部品点数の増加により、
コストの高騰が生じるという問題があった。
【0009】そこで、本発明は、窓の開閉動作を行う引
っ張り部材及び巻取部材の各部材の引っ張り強さ又は引
っ張り方向を考慮し、2つの異なる動作を行う各部材に
対して、1つの部材で2つの用途に使用可能な引手ハン
ドルを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願第1請求項に記載し
た発明は、上下左右枠にて固定枠が形成され、窓本体
は、下枠に回転可能に支持され、窓の開放操作を行う開
放機構に備えられた引張り部材の引き動作を行うことに
より窓本体が開放方向に回動して窓の開放動作が行わ
れ、また、開放された窓本体は、窓の閉塞操作を行う閉
塞機構に備えられた巻き上げ部材の引き動作を行うこと
により、窓本体が閉塞方向に回動して閉塞動作を行う前
記引っ張り部材又は巻上げ部材に取付けられる窓用の引
手ハンドルにおいて、前記引手ハンドルは、開放動作を
行う引張り部材又は閉塞動作を行う巻き上げ部材の双方
に取付け可能となるものであって、前記引手ハンドル
は、直方体形状のハンドル部を形成する2分割部材と、
前記2分割部材の内部には、前記引っ張り部材又は巻上
げ部材を引手ハンドルに取付ける取付け部材を備え、前
記取付部材は、2分割部材の長手方向に偏心して装着さ
れ、前記引手ハンドルの上下方向を相互に反対方向に用
いることにより、開放動作を行う引っ張り部材と、閉塞
動作を行う巻上げ部材の異なる部材が同一の部材に装着
される構成の窓用の引手ハンドルである。
【0011】このように、引手ハンドルの上下方向を相
互に反対方向に用いることにより、開放を操作する引っ
張り部材又は閉塞を操作する巻上げ部材の双方を装着す
ることができ、更に、各部材の引っ張り強さに対応した
引手ハンドルを形成することが可能となる。
【0012】例えば、引手ハンドルに引っ張り部材及び
巻上げ部材を取付ける取付け位置を長手方向の一方に偏
心させて装着することにより、相互に上下反対方向逆向
きに使用される引手ハンドル内部で、引っ張り部材は、
引手ハンドルに対して垂直方向に引っ張ることが可能と
なり、巻上げ部材は、引手ハンドル内部である程度傾斜
角度が形成されて引っ張りやすさが向上されることとな
る。
【0013】本願第2請求項に記載した発明は、前記請
求項1記載の発明において、前記引手ハンドルは、ハン
ドル部が2分割の部材で構成され、前記ハンドル部材の
うち一方の部材は、引手ハンドルの上下を構成する一方
の面に、開口部が形成され、他方の面には、引張り部材
通過用の孔部が形成され、前記引張り部材通過用孔が形
成された面と開口部間の長手方向の一面は、開口形状に
形成され、他方の部材は、引手ハンドルの上下を構成す
る一方の面に開口部が形成され、長手方向の一面と対抗
する面は同様に開口形状に形成されている窓用の引手ハ
ンドルである。このように、引手ハンドルを構成する2
分割部材の上下方向の面に、開口部又は孔部が形成され
ていると、例えば、引っ張り強さをそれほど必要とせ
ず、ハンドルを引っ張り部材に対して垂直方向に引くこ
とで、窓の開放動作が行いやすくなる引っ張り部材を装
着する場合に。前記通過用孔部に引っ張り部材を通過さ
せることで、引手ハンドルを引っ張り部材に対して垂直
方向に引っ張りやすくなり、窓の開放動作がおこないや
すくなる。
【0014】一方、傾斜方向に引っ張られ、引っ張り強
さも大きくなる巻取部材の場合、広く開口した開口部か
ら引手ハンドルに装着されることにより、引手ハンドル
内部である程度の傾斜角度が形成され、引っ張りやすさ
が向上するとともに、部材形状が太くなった場合でも、
同一部材で対応することが可能となる。
【0015】本願第3請求項に記載した発明は、前記請
求項1又は2いずれか記載の発明において、前記引手ハ
ンドル部材の一方の部材は、握り部分となる長手方向の
一面に、引手ハンドルを壁面等の固定部材に取付ける取
付け用孔部と、滑り止めとなる溝部が形成され、他方の
部材は、前記取付け用孔部が形成された面と対抗する長
手方向の一面にラベル取付け用の平滑面が形成されてい
る窓用の引手ハンドルである。
【0016】このように、引きハンドル部材を構成する
2分割部材のうち、一方の握り手となる一面にラベル取
付け用の平滑面が形成されていると、同一の引手部材内
で偏心して取付けられる巻取部材又は引っ張り部材を取
付けた場合に、双方の違いをはっきりさせ、前記ラベル
で引手ハンドルの上下方向を示すことが可能となり、同
一部材で引っ張り部材を引っ張りための引手ハンドル
と、巻取部材を引っ張るための引手ハンドルを上下方向
を示すことができ、部材の汎用性が向上する。
【0017】本願第4請求項に記載した発明は、前記請
求項1乃至3いずれか記載の発明において、前記引手ハ
ンドル内部に装着され、引張り部材又は巻取部材を引手
ハンドルに取付ける取付け部材は、引張り部材又は巻取
部材を通す孔部が形成され、前記孔部近傍に、孔部を通
過した巻取部材を取付け部材に止め付ける止め付け部材
を通過させる溝部と、孔部を通過した引張り部材を、取
付け部材から突出させることなく再び取付け部材に通過
させる切欠き部を備えている構成の窓用の引手ハンドル
である。
【0018】例えば、チェーンを巻取部材として用いる
場合は、取付け部材の孔部にチェーンを通過させた後、
チェーンの一つの輪に止め付け部材を通過させ、この止
め付け部材を取付け部材の溝部に通過させることによ
り、巻取部材であるチェーンを容易に取付け部材に固定
することが可能であり、容易に巻取部材を引手ハンドル
に装着することが可能となる。また、引っ張り部材とし
てワイヤー等を用いる場合は、取付け部材の孔部にワイ
ヤーを通過させた後、切欠き部に再びワイヤーを反対方
向から通過させ、孔部通過前のワイヤーと切欠き部通過
後のワイヤーを結び合せたり、ワイヤスリブ等の手段に
よって固着させることにより、取付け部材からワイヤー
がはずれる危険性を防止してワイヤーを取付けることが
できる。
【0019】本発明の取付け部材を用いることにより、
引っ張り部材及び巻取部材の異なる部材を同一の部材に
取付けることができ、異なる操作を行う部材を同一部材
で構成することが可能となる。
【0020】本願第5請求項に記載した発明は、前記請
求項1乃至4いずれか記載の発明において、前記引手ハ
ンドル内部に装着される、取付け部材は、引っ張り部材
が通過する孔部近傍に長手方向に偏心して装着される構
成の窓用の引手ハンドルである。
【0021】このように、引っ張り部材又は巻取部材が
装着される取付け部材が、引手ハンドル内で、引っ張り
部材が通過する孔部近傍に偏心して装着される構成であ
ると、引っ張り部材が引手ハンドル内部で傾斜せずに、
引っ張り部材に対して引手ハンドルを垂直に引手方向に
引っ張ることを容易とする。また、巻取部材が装着され
た取付け部材は、引っ張る部材を通過する孔部近傍に偏
心して引手ハンドル内で装着されるため、巻取部材が引
手ハンドル内部に侵入する長さが長くなり、引手ハンド
ル内部で、巻取部材にある程度の傾斜角度が形成され、
引っ張りやすさが向上するとともに、引っ張り強さを強
化することができる。
【0022】また、取付け部材は、引手ハンドルを構成
する2分割部材に形成された溝部に装着されるため、安
定した状態で引手ハンドル内部に装着され、引っ張り部
材及び巻取部材が引手ハンドルに抜けや、外れが防止さ
れた安定した状態で引手ハンドル内部に装着される。
【0023】本願第6請求項に記載された発明は、前記
引手ハンドルは、前記請求項1乃至5いずれか記載の発
明において、2分割部材の一方に、対する他方の部材方
向に突出する突出部を有し、前記突出部は、弾性変形を
有するものであるとともに、前記突出部の側面に他の部
材に形成された凹部と嵌合する凸部が形成され、他方の
部材の側面に前記一方の部材の突出部側面に形成された
凸部が嵌合される凹部を備え、2分割部材の一方の突出
部及び凸部が他方の開口部及び凹部に嵌着して、2分割
部材が一体となってハンドル部材を構成する窓用の引手
ハンドルである。
【0024】このように、一方の2分割部材に突出部及
び凸部を備え、他方の2分割部材に凹部を備えることに
より、ワンタッチ形式で2分割部材を一体化し、引手ハ
ンドルを構成することが可能であり、組立て性が向上さ
れる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る具体例を図
面に基づいて説明する。
【0026】図1は、本発明の具体例に係る引手ハンド
ルを取付けて開閉動作を行う煤煙用窓を示す構成図であ
る。図2は、窓本体を示す縦断面図であり、図3は、窓
本体を示す横断面図である。
【0027】図1に示すように、建物には、上下左右枠
からなる固定枠2により開口形状に形成されている。こ
の固定枠を閉塞する状態で窓本体1が取付けられる。
【0028】図2及び図3に示すように、窓本体は、上
下框3,4及び左右の縦框5,6に枠取られ、これらの
枠内部にガラス7が填め込まれている。この窓本体の下
框4は、固定枠の下枠に回動可能となるように支持され
ている。
【0029】また、窓本体の左右の縦框と、固定枠の左
右枠には、一定の傾斜角度で開放された窓本体を支持す
る支持部材8が設けられている。窓本体の開放は、窓本
体の下框に取付けられた開放機構9により、下枠に取付
けられた下框の回動軸を中心として、重力方向に回動
し、窓本体を開放する。この窓本体の開放操作は、下枠
に取付けられた開放機構から伸びる引っ張り部材10、
例えば、ワイヤー10を引っ張ることにより、開放操作
が行われる構成となっている。
【0030】また、固定枠の上枠と窓本体の上框との間
に形成された空間部には、開放された窓本体を閉塞する
閉塞機構を構成する部材11が、窓本体閉塞時には、隠
蔽形式となるように設けられている。閉塞機構11は、
滑車及び巻取部材等から構成され、滑車及び巻取部材間
には、巻き上げ部材12が掛け渡され、巻き上げ部材1
2を人力により引っ張ることにより、巻取部材のロック
機構が解除されて、巻取部材に巻上げ部材12が巻き取
られて、開放状態の窓本体が固定枠に閉塞される構成と
なっている。
【0031】次に、本発明の具体例に係る引手ハンドル
20の構造について説明する。
【0032】図4(a)及び(b)は、引っ張り部材及
び巻上げ部材を引手ハンドルに装着した状態を示す斜視
図である。
【0033】図4に示すように、本例の引手ハンドル2
0は、引っ張り部材11及び巻上げ部材12の異なる2
つの部材を装着できる構成となっている。
【0034】本例の引手ハンドル20は、2分割部材2
1,22及び引っ張り部材又は巻上げ部材を取付ける取
付け部材23から構成されている。
【0035】2分割部材は、本体部材21及びカバー部
材22からなり、前記本体部材21及びカバー部材22
が組み合わされることにより、引手ハンドル20は、全
体として長方形の矩形状に形成され、長手方向部分が人
力よって引っ張られる握り手の部分となる。
【0036】次に引手ハンドルを構成する各部材を詳細
に説明する。
【0037】図5は、引手ハンドルを構成する2分割部
材の一方の部材である本体部材21の正面図、図6は、
本体部材21の平面図、図7は、図5のAーA断面図、
図8は、本体部材21の背面図、図9は、図5のBーB
横断面図である。
【0038】図5乃至図9に示すように、2分割部材の
うち本体部材21は、握り手部分となる長手方向の一面
210と、前記長手方向の一面の左右両側面211,2
12が形成され、上下方向の一方の面213に、引っ張
り部材となるワイヤー10を通過させる引っ張り部材通
過用孔214が形成されている。また、前記引っ張り部
材通過用孔214が形成された一面213と反対の上下
方向の一方の面は、開口部215が形成されている。
【0039】長手方向を形成する一面210には、引手
ハンドル20を壁面等に取付けるため2つの取付け用孔
部216が形成されている。この2つの取付け用孔部2
16は、半径の異なる2つの円の一部が互いに重ね合せ
された形状に形成されている。また、この取付け用孔部
216の大きい直径の曲率に沿って半円弧形状に本体部
材内部方向に突出する受け部217が形成されている。
【0040】例えば、取付け用孔部216の大きい径の
部分に取付けねじのねじ頭を通過させた後、取付け用孔
部216の小さい径の部分にねじ部をひっかけることに
より、引手ハンドル20を安定に壁部に取付けることを
可能とするものである。
【0041】また、前記受け部217が形成されている
ことにより、取付け用ねじを本体部材に対して垂直に取
付け用孔部216に通過させて、引手ハンドル20を安
定した状態で壁面に引っ掛けることが可能となる。
【0042】また、本体部材21の両側面211,21
2の長手方向端部には、突出部218が形成され、この
突出部218の外側側面に後述するカバー部材の凹部と
嵌合する複数の凸部219が形成されている。
【0043】また、本体部材の内部、すなわち、長手方
向一面と、両側面の内部の引っ張り部材通過用孔214
が形成された一面213に偏心した位置に、取付け部材
23装着用の溝部210aが形成されている。この溝部
210aは、並列の突起部が両側面及び長手方向一面2
10に形成されたものであり、この2列の突起部間に挿
入される板厚を有する取付け部材23を、前記溝部21
0aに挿入することにより、本体部材21に取付け部材
23が装着されるものである。
【0044】また、本体部材21の握り手となる部分、
すなわち、両側面211,212と長手方向一面210
の外側部分には、すべり止めとなる複数本の細い溝部2
10bが形成されている。
【0045】次に、2分割部材の他方の部材であるカバ
ー部材22について図面に基づいて説明する。
【0046】図10は、カバー部材の正面図、図11
は、カバー部材の平面図、図12は、カバー部材の底面
図、図13は、カバー部材の背面図、図14は、カバー
部材の側面図、図15は、図10のCーC縦断面図、図
16は、図10のDーD横断面図を示す。
【0047】図10乃至図16に示すように、本例に引
手ハンドル20を構成するカバー部材22は、長手方向
の一面220と、前記長手方向一面220から突出する
両側面221、222と、本体部材21とカバー部材2
2が組立てられた際に、本体部材21の引っ張り部材通
過用孔214が形成された面213と対抗する面223
が形成され、また、前記本体部材21の開口部215と
対抗する面は、同様に開口部225が形成されて、全体
として長方形の矩形状に形成されている。長手方向の一
面220の表面は、平滑に形成され、後述するラベルを
貼り付けるラベル面220aが形成されている。このラ
ベル面220aに沿った周囲には、引手ハンドルの操作
を行いやすくするため、テーパ面220bが形成されて
いる。
【0048】カバー部材を構成する長手方向の両側面2
21,222内側には、前記本体部材21の突出部21
8がカバー部材内部に挿入された際に、前記突出部の外
側に形成された凸部219と嵌合する複数の凹部224
が形成されている。
【0049】また、前記ラベル面の裏側となる、カバー
部材内部の長手方向一面の一部には、前記本体部材に形
成された溝部210aと対抗する位置に、取付け部材装
着用の溝部220cが形成されている。この溝部220
cは、前記本体部材の溝部と同様に、並列の突起部が長
手方向一面の一部に形成されたものであり、この2列の
突起部間に取付け部材23が挿入されることにより、本
体部材21とカバー部材22が組付けられた際に、引手
ハンドル20内部に装着される取付け部材23を安定に
保持するものである。
【0050】次に、引手ハンドル20内部に装着される
取付け部材23について説明する。
【0051】図17は、取付け部材の斜視図、図18
は、取付け部材の平面図、図19は、取付け部材の側面
図、図20は、取付け部材の平面図である。
【0052】図17乃至図20に示すように、取付け部
材23は、前記本体部材21に形成された溝部210a
間及びカバー部材22に形成された溝部間220c間に
装着される板厚形状に形成され、取付け部材23の中央
部位に本体部材21に形成された引っ張り部材通過用孔
214と連通する通過孔231が形成されている。この
通過孔231は、引っ張り部材及び巻上げ部材が通過可
能な直径を有している。また、取付け部材23は、前記
本体部材21とカバー部材22が組付けられた際の内側
に装着可能な矩形状に形成され、カバー部材22の溝部
220cに嵌合する矩形状の一辺の両端部には、カバー
部材22のテーパ面220bに内接するテーパ部232
形成されている。このテーパ部232が形成された一辺
の中央部位には、後述する引っ張り部材が通過する切欠
き部233が形成されている。
【0053】また、前記通過孔231周囲の一部には、
通過孔231に直交する突起部234が形成され、この
突起部には、断面U字状の溝部235が形成されてい
る。
【0054】この溝部235は、後述するスプリングピ
ンが通過可能となるように形成されている。
【0055】次に、前記各部材が組み合わされた引手ハ
ンドル20について説明する。
【0056】図21は、前記各部材が組み合わされた引
手ハンドルの正面図を示し、図22は、引手ハンドルの
背面図、図23は、引手ハンドルの側面図、図24は、
引手ハンドルの平面図、図25は、引手ハンドルの平面
図を示す。また、図26は、引手ハンドルのEーE横断
面図を示す。
【0057】また、図27は、本体部材21に取付け部
材23を装着した状態の正面図を示し、図28は、本体
部材21に取付け部材23を装着した状態の平面図、図
29は、図27のFーF横断面図を示す。
【0058】図27乃至図29に示すように、引手ハン
ドル20は、取付け部材23が、本体部材21に形成さ
れた溝部210a間に装着した状態で、本体部材21の
突出部218がカバー部材22の内部に挿入される。
【0059】そして、図29に示すように、本体部材2
1の突出部218の外側に形成された凸部219がカバ
ー部材22の両側面221,222の内側に形成された
凹部224に嵌合され、取付け部材23を内部に装着し
た状態で、確実に本体部材21とカバー部材22が組付
けられて引手ハンドル20を構成するものである。
【0060】本体部材21及びカバー部材22が組付け
られると、上下方向の一方の面は、引っ張り部材通過用
孔が形成された状態となり(図24参照)、上下方向の
他方の面は、開口形状となる(図25参照)。また、図
21に示すように、カバー部材のラベル面には、引っ張
り方向を示す記号が記載されたラベル24が貼り付けら
れる。
【0061】次に、窓の開放操作又は閉塞操作を行う引
っ張り部材又は巻上げ部材を、取付け部材に取付ける取
付け方法を示す。
【0062】図30は、窓本体の開放動作を行う引っ張
り部材を取付け部材23に取付け、引手ハンドル20に
引っ張り部材を装着した状態を示す分解斜視図である。
【0063】本例において引っ張り部材として、ワイヤ
ー10が用いられている。
【0064】図30に示すように、ワイヤー10を引手
ハンドル20に装着する場合は、引っ張り部材通過用孔
214が形成された上下方向の一面213が上方向とな
るように引手ハンドル20が用いられている。この場
合、引手ハンドル20を構成するカバー部材22のラベ
ル面には、引っ張り方向を示したラベル24が貼着され
ている。
【0065】窓本体1の開放を操作するワイヤー10
は、引手ハンドル20の本体部材21に形成された引っ
張り部材通過用孔214を通過し、更に、取付け部材2
3の通過孔231を通過した後、取付け部材の切欠き部
233を通過させて、通過孔通過前のワイヤーと通過孔
通過後のワイヤーをスリーブ11等で合致させて、ワイ
ヤー10が取付け部材23に固定されている。
【0066】引っ張り部材であるワイヤー10は、孔径
の小さい引っ張り部材通過用孔214に通過し、更に、
引手ハンドル長手方向において、前記引っ張り部材通過
孔近傍に偏心させた位置に設けられた取付け部材23に
よって引手ハンドル20に装着される。
【0067】従って、ワイヤー10は、引手ハンドル2
0内部で歪みや傾斜を形成することなく引手ハンドル2
0対して垂直に引き動作を行われることとなり、窓本体
を重力方向に引っ張って開放する引っ張り部材の引き動
作を行いやすくし、開放動作の操作性を向上する。
【0068】すなわち、引っ張り部材は、引手ハンドル
に対して垂直に引っ張られるため、窓本体の重力方向に
合致した方向に引っ張られることとなり、窓本体の開放
動作をスムーズに行うことが可能となる。
【0069】次に、窓本体の閉塞動作を行う巻上げ部材
を取付け部材に装着する方法を説明する。
【0070】図31は、巻上げ部材を取付け部材23に
取付け、引手ハンドル20に巻上げ部材を装着した状態
を示す分解斜視図である。また、図32は、図31に示
す本体部材21、取付け部材23、巻上げ部材及びスプ
リングピンを下側からみた斜視図を示す。
【0071】本例において、閉塞機構は、固定枠の上枠
と、窓本体の上框間に設けられた滑車及び巻取装置間に
掛け渡された巻上げ部材の巻取動作によって、重力方向
に反して窓本体を閉塞する動作が行われるため、強い引
っ張り力に耐え得るチェーン12を巻上げ部材として用
いられている。
【0072】図31及び図32に示すように、巻上げ部
材を装着する場合は、前述した引っ張り部材が装着され
る場合と上下方向を逆にして、巻上げ部材が引手ハンド
ル20に装着される。
【0073】この場合、引手ハンドル20を構成するカ
バー部材のラベル面には、前述した引っ張り部材が装着
される場合と逆向きの引っ張り方向を示したラベル24
が貼着され、引っ張り方向を示すことになる。
【0074】巻上げ部材であるチェーン12が、引手ハ
ンドルの上下方向の一面に形成された開口部215,2
25から引手ハンドル20内部に挿入され、取付け部材
23の通過孔231を通過させた後、通過孔231から
下部方向に向けて突出したチェーン12の輪の一つ及び
取付け部材23の溝部235に、棒状のスプリングピン
25を通過させることにより、取付け部材23にチェー
ン12が固定される。
【0075】スプリングピン25は、管状の長手方向の
一部に波形の切込み251が形成され、溝部235及び
チェーン12の一つの輪を通過させる際には、例えば、
手動の押圧力によって、スプリングピン25の直径が溝
部235及びチェーン12の輪に通過可能となる程度の
大きさ弾性変形しているが、溝部235挿入後は、溝の
U字の直径に合わせて、スプリングピン251が膨脹す
る構成となっており、スプリングピン251の抜けを防
止して、取付け部材23にチェーン12が取付けられ、
抜けや外れを防止して、引手ハンドル20に装着される
構成となっている。
【0076】本例において、閉塞機構は、巻上げ部材で
あるチェーン12の引っ張り動作により、巻取装置のロ
ック機構が解除されて、閉塞機構が作動する構造となっ
ている。このため、チェーンの引っ張り動作はある程度
の力が必要となり、また、閉塞機構は、固定枠及び窓本
体の上側に取付けられるため、チェーンは、窓に対して
ある程度の傾斜角度で引っ張ることとなる。
【0077】本例の引手ハンドルに装着されたチェーン
12は、引手ハンドル20の内部で、下部方向に偏心し
た位置に取付けられ、また、開口形状の部位を通過して
チェーン12が取付けられているため、引手ハンドル2
0内部でチェーン12は、取付け部材23に対してある
程度の傾斜角度が形成され、閉塞機構のロック機構を解
除して、窓本体1の閉塞操作を行う巻上げ部材の引き動
作を行いやすくし、閉塞動作の操作性を向上する。
【0078】すなわち、巻上げ部材は、どうような方向
に引っ張られたとしても、所定の傾斜角度で引っ張るこ
とが必要となるため、引手ハンドル内部である程度の傾
斜角度が形成されると、引っ張り動作が容易となり、窓
本体の閉塞動作を行う巻上げ部材の操作性が向上する。
【0079】このように、本例の引手ハンドル20は、
窓の開放を操作する引っ張り部材又は窓の閉塞を操作す
る巻上げ部材の異なる2つの部材の双方に用いることが
可能となり、ラベルの貼分けによって一つの部材を2つ
の用途に使用することが可能となり、部材の汎用性が向
上する。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、上下左
右枠にて固定枠が形成され、窓本体は、下枠に回転可能
に支持され、前記固定枠及び窓本体の双方には、内側ま
たは外側に窓本体が開放された場合に支持する支持部材
を備え、窓の開放操作を行う開放機構に備えられた引張
り部材の引き動作を行うことにより窓本体が開放方向に
回動して窓の開放動作が行われ、また、開放された窓本
体は、固定枠及び窓本体に設けられた閉塞機構の滑車及
び巻取部材に掛け渡された巻き上げ部材の引き動作を行
うことにより、窓本体が閉塞方向に回動して閉塞動作を
行う窓用の引手ハンドルにおいて、前記引手ハンドル
は、開放動作を行う引張り部材及び閉塞動作を行う巻き
上げ部材の双方に取付け可能となるものであって、前記
引手ハンドルは、直方体形状のハンドル部を形成する2
分割部材と、前記2分割部材の内部には、前記引っ張り
部材又は巻上げ部材を引手ハンドルに取付ける取付け部
材を備え、前記取付部材は、2分割部材の長手方向に偏
心して装着され、前記引手ハンドルの上下方向を相互に
反対方向に用いることにより、開放動作を行う引っ張り
部材と、閉塞動作を行う巻上げ部材の異なる部材を同一
の部材に装着可能とした窓用の引手ハンドルである。
【0081】このように、引手ハンドルの上下方向を相
互に反対方向に用いることにより、開放を操作する引っ
張り部材又は閉塞を操作する巻上げ部材の双方を装着す
ることができ、更に、各部材の引っ張り強さに対応した
引手ハンドルを形成することが可能となる。
【0082】引手ハンドルに引っ張り部材及び巻上げ部
材を取付ける取付け位置を長手方向の一方に偏心させて
装着することにより、相互に上下反対方向逆向きに使用
される引手ハンドル内部で、引っ張り部材は、引手ハン
ドルに対して垂直方向に引っ張ることが可能となり、巻
上げ部材は、引手ハンドル内部である程度傾斜角度が形
成されて引っ張りやすさが向上されることとなる。
【0083】また、本発明の引手ハンドルは、ハンドル
部が2分割の部材で構成され、前記ハンドル部材のうち
一方の部材は、引手ハンドルの上下を構成する一方の面
に、開口部が形成され、他方の面には、引張り部材通過
用の孔部が形成され、前記引張り部材通過孔が形成され
た面と開口部間の一面は、開口形状に形成され、他方の
部材は、前記開口部と対抗する一面が開口形状に形成さ
れ、前記上下を構成する一方の面に形成された開口部と
対抗する上下方向の一面は開口部が形成されている。
【0084】このように、引っ張り部材通過用孔部が形
成されていると、引っ張り部材を装着した取付け部材
が、引手ハンドルの長手方向に偏心して設けられている
ことにより、引っ張り部材は、引手ハンドルに対して垂
直に引っ張られることとなり、窓本体を重力方向に引っ
張って開放する引っ張り部材の引き動作を行いやすく
し、開放動作の操作性を向上する。
【0085】また、巻上げ部材通過用の開口部が形成さ
れ、巻上げ部材を装着した取付け部材が、引手ハンドル
の長手方向において、前記開口部と反対方向の偏心して
設けられていると、巻上げ部材は、引手ハンドル内部で
ある程度の傾斜角度が形成されることとなり、どのよう
な方向に引っ張られたとしても、所定の傾斜角度で引っ
張ることが必要となる閉塞動作の操作性が向上する。
【0086】また、前記引手ハンドル部材の一方の部材
は、握り部分となる長手方向の一面に、引手ハンドルを
壁面等の固定部材に取付ける取付け用孔部が形成され、
他方の部材は、前記取付け用孔部が形成された面と対抗
する長手方向の一面にラベル取付け用の平滑面が形成す
ることにより、ラベルの貼り分けによって、一つ部材を
2つの用途に使用することが可能となり、部材の汎用性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の具体例に係り、引手ハンドルを取付
けて開閉動作を行う煤煙用窓を示す概略構成図である。
【図2】 本発明の具体例に係り、窓本体を示す断面図
である。
【図3】 本発明の具体例に係り、窓本体を示す横断面
図である。
【図4】 本発明の具体例に係り、(a)は、引っ張り
部材を引手ハンドルに装着した状態を示し、(b)は、
巻上げ部材を引手ハンドルに装着した状態を示す斜視図
である。
【図5】 本発明の具体例に係り、引手ハンドルを構成
する本体部材の正面図である。
【図6】 図5に示す本体部材の平面図である。
【図7】 図5のAーA断面図である。
【図8】 図5に示す本体部材の背面図である。
【図9】 図5のBーB断面図である。
【図10】 本発明の具体例に係り、引手ハンドルを構
成するカバー部材の正面図である。
【図11】 図10に示すカバー部材の平面図である。
【図12】 図10に示すカバー部材の底面図である。
【図13】 図10に示すカバー部材の背面図である。
【図14】 図10に示すカバー部材の側面図である。
【図15】 図10のCーC縦断面図である。
【図16】 図10のDーD横断面図である。
【図17】 本発明の具体例に係り、取付け部材の斜視
図である。
【図18】 図17の取付け部材の平面図である。
【図19】 図17の取付け部材の側面図である。
【図20】 図17の取付け部材の正面図である。
【図21】 本発明の具体例に係り引手ハンドルの正面
図である。
【図22】 図21の引手ハンドルの背面図である。
【図23】 図21の引手ハンドルの側面図である。
【図24】 図21の引手ハンドルの平面図である。
【図25】 図21の引手ハンドルの底面図である。
【図26】 図21の引手ハンドルのEーE横断面図で
ある。
【図27】 本発明の具体例に係り、本体部材に取付け
部材を取付けた状態の正面図である。
【図28】 図27に示す本体部材に取付け部材を装着
した状態の平面図である。
【図29】 図27のFーF横断面図である。
【図30】 引手ハンドルに引っ張り部材を装着した状
態を示す分解斜視図である。
【図31】 引手ハンドルに巻上げ部材を装着した状態
を示す分解斜視図である。
【図32】 図31に示す本体部材、取付け部材、巻上
げ部材及びスプリングピンを下側からみた斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 窓本体 2 固定枠 3 上框 4 下框 5 左框 6 右框 7 ガラス 8 支持部材 9 開放機構 10 ワイヤー(引っ張り部材) 11 閉塞機構 12 チェーン(巻上げ部材) 20 引手ハンドル 21 本体部材 22 カバー部材 23 取付け部材 24 ラベル 25 スプリングピン 25a 波形切欠き 210 長手方向一面 210a 溝部 210b 滑り止め用溝部 211 側面 212 側面 213 上下方向一面 214 引っ張り部材通過用孔 215 開口部 216 取付け用孔部 217 受け部 218 突出部 219 凸部 220 長方向一面 220a ラベル面 220b テーパ面 220c 溝部 221 側面 222 側面 223 上下方向一面 224 凹部 225 開口部 231 通過孔 232 テーパ部 233 切欠き部 234 突起部 235 溝部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下左右枠にて固定枠が形成され、窓本
    体は、下枠に回転可能に支持され、窓の開放操作を行う
    開放機構に備えられた引張り部材の引き動作を行うこと
    により窓本体が開放方向に回動して窓の開放動作が行わ
    れ、また、開放された窓本体は、窓の閉塞操作を行う閉
    塞機構に備えられた巻き上げ部材の引き動作を行うこと
    により、窓本体が閉塞方向に回動して閉塞動作を行う前
    記引っ張り部材又は巻上げ部材に取付けられる窓用の引
    手ハンドルにおいて、 前記引手ハンドルは、開放動作を行う引張り部材又は閉
    塞動作を行う巻き上げ部材の双方に取付け可能となるも
    のであって、 前記引手ハンドルは、直方体形状のハンドル部を形成す
    る2分割部材と、前記2分割部材の内部には、前記引っ
    張り部材又は巻上げ部材を引手ハンドルに取付ける取付
    け部材を備え、 前記取付部材は、2分割部材の長手方向に偏心して装着
    され、 前記引手ハンドルの上下方向を相互に反対方向に用いる
    ことにより、開放動作を行う引っ張り部材と、閉塞動作
    を行う巻上げ部材の異なる部材が同一の部材に装着され
    ることを特徴とする窓用の引手ハンドル。
  2. 【請求項2】 前記引手ハンドルは、ハンドル部が2分
    割の部材で構成され、 前記ハンドル部材のうち一方の部材は、引手ハンドルの
    上下を構成する一方の面に、開口部が形成され、他方の
    面には、引張り部材通過用の孔部が形成され、前記引張
    り部材通過用孔が形成された面と開口部間の長手方向の
    一面は、開口形状に形成され、 他方の部材は、引手ハンドルの上下を構成する一方の面
    に開口部が形成され、長手方向の一面と対抗する面は同
    様に開口形状に形成されていることを特徴とする前記請
    求項1記載の窓用の引手ハンドル。
  3. 【請求項3】 前記引手ハンドル部材の一方の部材は、
    握り部分となる長手方向の一面に、引手ハンドルを壁面
    等の固定部材に取付ける取付け用孔部と、滑り止めとな
    る溝部が形成され、 他方の部材は、前記取付け用孔部が形成された面と対抗
    する長手方向の一面にラベル取付け用の平滑面が形成さ
    れていることを特徴とする前記請求項1又は2記載の窓
    用の引手ハンドル。
  4. 【請求項4】 前記引手ハンドル内部に装着される、引
    張り部材又は巻取部材を引手ハンドルに取付ける取付け
    部材は、引張り部材又は巻取部材を通す孔部が形成さ
    れ、前記孔部近傍に、孔部を通過した巻取部材を取付け
    部材に止め付ける止め付け部材を通過させる溝部と、孔
    部を通過した引張り部材を、取付け部材から突出させる
    ことなく再び取付け部材に通過させる切欠き部を備えて
    いることを特徴とする前記請求項1乃至3いずれか記載
    の窓用の引手ハンドル。
  5. 【請求項5】 前記引手ハンドル内部に装着される、取
    付け部材は、引手部材が通過する孔部近傍に長手方向に
    偏心して装着されることを特徴とする前記請求項1乃至
    4いずれか記載の窓用の引手ハンドル。
  6. 【請求項6】 前記引手ハンドルは、2分割部材の一方
    に、対する他方の部材方向に突出する突出部を有し、前
    記突出部は、弾性変形を有するものであるとともに、前
    記突出部の側面に他の部材に形成された凹部と嵌合する
    凸部が形成され、他方の部材の側面に前記一方の部材の
    突出部側面に形成された凸部が嵌合される凹部を備え、 2分割部材の一方の突出部と凸部が他方の開口部と凹部
    に嵌合して、2分割部材が一体となってハンドル部材を
    構成することを特徴とする前記請求項1乃至5いずれか
    記載の窓用の引手ハンドル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008248516A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Shin Nikkei Co Ltd 開閉遠隔操作用部品及び窓の開閉遠隔操作方法
JP2018062847A (ja) * 2014-05-01 2018-04-19 立川ブラインド工業株式会社 間仕切り装置

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