JP4368229B2 - 磁気テープカートリッジおよびその組立方法 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気テープカートリッジおよびその組立方法に関し、詳しくは、カートリッジケースにドアと引張コイルばねを組み付ける磁気テープカートリッジおよびその組立方法に関するものである。
一般に、コンピュータ等のデータバックアップ用の外部記録媒体として、記録媒体である磁気テープが巻装された単一のリールを収納して構成される磁気テープカートリッジがある(例えば、特許文献1参照)。
このような磁気テープカートリッジとして、近年、ドライブ装置内に挿入した際の磁気テープカートリッジの収容スペースを小さくするために、カートリッジケースの角部に開口を形成し、この開口を横長の薄板状に形成され湾曲した形状のドアで開閉するものが開発されている。
この磁気テープカートリッジでは、ドアを開閉するために、ドアをケースに対して摺動自在な構造とするとともに、ドアにドア側ばね掛け部を設け、カートリッジケースの内面にケース側ばね掛け部を設け、ドア側ばね掛け部とケース側ばね掛け部に掛け渡された引張コイルばねによって、ドアを常時閉方向に付勢しておき、ドアの外面に形成された操作用突片をドライブ装置のローディング機構に付属する操作アームによって動かしてドアの開操作を行う構造が考えられる。
上記磁気テープカートリッジにおけるドアおよび引張コイルばねの組付作業を自動化する方法として、先ず、ドアをロボットハンドで把持してカートリッジケースの内面に形成されたガイド溝にセットし、その後、引張コイルばねをロボットハンドで把持して、引張コイルばねの両端をドアに設けられたドア側ばね掛け部と、カートリッジケースの内面に設けられたケース側ばね掛け部に取り付ける組付方法が考えられる。
特開平11−265560号公報
しかし、このような組付方法は、引張コイルばねをドア側ばね掛け部とケース側ばね掛け部に適正に取り付けるように案内する操作が困難である。例えば、カートリッジケースのガイド溝にセットされたドアが左右にぐらついたり傾いたりすると、ドア側ばね掛け部のカートリッジケースに対する位置がずれるため、引張コイルばねの両端をドア側ばね掛け部とケース側ばね掛け部に取り付けることができない。
また、ドアとケース側ばね掛け部との隙間が狭いと、引張コイルばねの両端をドア側ばね掛け部とケース側ばね掛け部に取り付ける際に、引張コイルばねを把持し、ドアとケース側ばね掛け部との間に挿入することが困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、カートリッジケースに湾曲したドアと引張コイルばねを組み付ける作業を容易に実現することができる磁気テープカートリッジおよびその組立方法を提供することにある。
本発明の上記目的は、上ハーフと下ハーフとを組み合わせてなるカートリッジケースと、カートリッジケースの側壁における角部に形成された磁気テープ引出口と、磁気テープ引出口を開閉する湾曲したドアと、ドアを開閉方向に摺動自在に案内するガイド溝と、ドアに突設されたドア側ばね掛け部と、カートリッジケースの内面に形成されたケース側ばね掛け部と、一端がドア側ばね掛け部に取り付けられ、他端がケース側ばね掛け部に取り付けられ、ドアを磁気テープ引出口の閉位置に付勢する引張コイルばねとを備え、ドア側ばね掛け部に仮組みさせた引張コイルばねをドアに当接させた状態で、該引張コイルばねの一部を嵌め込ませることでドアに保持する案内リブが設けられていることを特徴とする磁気テープカートリッジによって達成される。
上記磁気テープカートリッジは、磁気テープ引出口を開閉するドアにドア側ばね掛け部が設けられ、ドアをカートリッジケースに組み付けるときには、引張コイルばねの一端をドア側ばね掛け部に取り付けるとともに、他端をケース側ばね掛け部に取り付けて、ドアを磁気テープ引出口の閉位置に付勢する構成である。また、ドアには、ドア側ばね掛け部に仮組みさせた引張コイルばねを該ドアに当接させた状態で、該引張コイルばねの一部を嵌め込ませることでドアに固定する案内リブが設けられている。ドアをカートリッジケースに組み付ける際に、引張コイルばねをドアへ押し付けた状態で保持すれば、該引張コイルばねが案内リブによって固定され、引張コイルばねの他端がドアに対してふらついて位置が不安定になることを防止することができる。そして、ロボットハンドなどで引張コイルばねを案内リブに押圧して保持させた状態で把持しつつ、ドアをカートリッジケースに組み付ければ、引張コイルばねの他端をケース側ばね掛け部に導きやすく、簡単に取り付けることができる。
上記磁気テープカートリッジは、ドアを2つの方向から把持する場合に、一方側で案内リブに保持された引張コイルばねを押圧保持した状態で、他方側には、前記ドアの摺動する方向に対して傾斜する直線上で前記一方側と対向する位置に支持リブが設けられていることが好ましい。
ドアの摺動する方向に対して垂直方向にはカートリッジケースの側壁や既に組み込まれたテープリールなどの他の部材が存在するため、ロボットハンドでドアをカートリッジケースに組み付けた後に、このドアを把持していたロボットハンドの把持部を上記垂直方向に逃がすことが困難であった。そこで、上記磁気テープカートリッジのように、ドアの摺動する方向に対して傾斜する直線上に上記支持リブを設け、この支持リブと案内リブに保持された引張コイルばねとを押圧してドアを狭持すれば、ドアをカートリッジケースに組み付け後に、ドアを把持していたロボットハンドの把持部をカートリッジケース内の他の部材に干渉することないように逃がすことができる。
また、本発明の上記目的は、上記磁気テープカートリッジの組立方法であって、ドアの前記ドア側ばね掛け部に引張コイルばねを取り付けた状態で、引張コイルばねを案内リブで保持し、ドアをガイド溝に近づけるとともにドア側ばね掛け部に保持された引張コイルばねをケース側ばね掛け部に取り付け、その後、引張コイルばねを引き伸ばしつつ、ドアをガイド溝に係合させることを特徴とする磁気テープカートリッジの組立方法によって達成される。
上記の磁気テープカートリッジの組立方法は、ドアをカートリッジケースに組み付ける際に、引張コイルばねを案内リブに固定させた側からガイド溝への嵌め込みを行うため、該引張コイルばねとケース側ばね掛け部との位置決めが行いやすい。また、引張コイルばねをケース側ばね掛け部に組み付けた後にドアをガイド溝に係合させるため、引張コイルばねの取り扱いが容易になり、ドアの組み付けの自動化を簡単な構成で実現することができる。
本発明によれば、カートリッジケースに湾曲したドアと引張コイルばねを組み付ける作業を容易に実現することができる磁気テープカートリッジおよびその組立方法を提供できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1は、本発明に係る磁気テープカートリッジの構成を分解して示す斜視図である。また、図2は、図1に示す磁気テープカートリッジにおける下ハーフの要部拡大図である。また、図3は、図1に示す磁気テープカートリッジに組み付けられるドアを示す全体斜視図である。ここで「上ハーフ、下ハーフ」でいう「上」及び「下」は図1における上側及び下側にそれぞれ相当し、組付時において上側になるものを「上ハーフ」といい、下側になるものを「下ハーフ」という。また、その他の部材の説明において、上下方向は、図1における上下方向に相当する。
図1に示すように、磁気テープカートリッジ10は、上ハーフ12と下ハーフ13とからなるカートリッジケース11を備えている。
上ハーフ12及び下ハーフ13は、略正方形の底面と、該底面の各周縁辺から側壁が立設された形状であり、一般的に樹脂成形によって一体的に構成される。
カートリッジケース11の内部に、記録媒体である磁気テープTが巻装された単一のテープリール14が収容されている。また、カートリッジケース11の内部に、テープリール14の回転をロックするためのロックプレート15bと、一端でロックプレート15bをテープリール14側へ付勢するとともに他端が上ハーフ12に固定される圧縮コイルばね15cと、テープリール14のロック状態を解除するためのリリースパッド15aが備えられている。
カートリッジケース11の角部を構成する角面12c,13cには、磁気テープTの端部に形成されたリーダーピンLが引き出されるテープ引出口を構成する開孔12d,13dがそれぞれ形成されている。また、テープ引出口を開閉するドア16と、ドア16を閉位置に付勢する引張コイルばね17が下ハーフ13に保持されている。引張コイルばね17の一端はドア16の開閉方向における一方の端部に設けられた後述するドア側ばね掛け部に取り付けられ、且つ、他端は下ハーフ13から上方(図3において上側)に向って突出するケース側ばね掛け部18に取り付けられる。
また、図2に示すように、下ハーフ13の底面13aには、ドア16の下端16b(図3参照)が嵌め込まれ、ドア16の開閉時にドア16をその開閉方向に摺動自在に案内する湾曲した浅いガイド溝13b、ケース側ばね掛け部18、板ばね19(図1参照)に係止されたリーダピンL(図1参照)の下端を保持するリーダピン保持凹部13e等が形成されている。また、図示しないが、上ハーフ12の内面にも、下ハーフ13の底面13aに形成されたガイド溝13及びリーダピン保持凹部13eに対応するガイド溝、ケース側ばね掛け部18に対応する係合部、リーダピン保持凹部が形成されている。
ドア16は、図3に示すように、横長の薄板状に形成されており、湾曲した形状を有している。そして、ドア16の上端16a及び下端16bには、上ハーフ12及び下ハーフ13に形成されたガイド溝13bに摺動自在に嵌め込まれる摺動用突起16gが複数形成されている。
ドア16の外面(ドア16を下ハーフ13に組み付けた状態で磁気テープカートリッジ10の外側に面する面とする。以下同じ。)16cには、ドア16の開操作を行うための操作用突片16hが突設されている。この操作用突片16hは、磁気テープカートリッジ10が組み立てられた際は、上ハーフ12の側壁部分に形成された操作用開口部12e(図1参照)内に臨み、この操作用突片16hをドライブ装置のローディング機構に付属する操作アームによって押動することによって、ドア16の開操作が行われる。
ドア16の内面(ドア16を下ハーフ13に組み付けた状態で磁気テープカートリッジ10の内側に面する面とする。以下同じ。)16dには、ドア16を下ハーフ13に組み付けたときに開方向側となる端部(以下、後端部という。)16fに、引張コイルばね18が取り付けられるドア側ばね掛け部22が設けられている。また、ドア16の内面16dにおける、上記ドア側ばね掛け部22の近傍には、該ドア側ばね掛け部22に引張コイルばね17を仮組みさせて、この引張コイルばね17を内面16dに当接させたとき、引張コイルばね17の一部を固定するための案内リブ21が設けられている。ドア側ばね掛け部22及び案内リブ21の形状については以下で詳しく説明する。
また、ドア16の内面16dには、ドア16を下ハーフ13に組み付けたときに閉方向側となる端部(以下、前端部という。)16eに、ドア16が閉状態のときに、リーダピンL(図1参照)の下端を保持するストッパ16iが形成されている。
図4は、図3のドアの内面における後端部の拡大図である。
図4に示すように、ドア側ばね掛け部22は、ドア16の後端部における下端bに一体に形成された基端部22aと、該基端部22aから上方に突出するように設けられた円柱状の大径部22bと、該大径部22bの上端部から上方に突出し、大径部22bより小さい径を有する円柱状の小径部22cとを有している。
引張コイルばね17をドア側ばね掛け部22に取り付ける際には、引張コイルばね17の一方の端部を小径部22cの上方端部から挿通させ、大径部22bに嵌め込む。ここで、大径部22bは、その外径が引張コイルばねの両端部の環状部17a,17b(図6参照)の内径に対して公差を含めて略同じになるように、形成されている。また、大径部22bより径の小さい小径部22cから引張コイルばねを挿通させるため、ドア側ばね掛け部22に容易に取り付けることができる。
案内リブ21は、長方形板状で引張コイルばね17が当接する支持面21aを有し、支持面21aにはドア16の開閉方向に沿って断面V字状の溝21bが形成されている。案内リブ21は、溝21に当接した引張コイルばね17の一部を嵌め込ませることで、引張コイルばね17をドア16に保持させることができる。なお、案内リブ21の支持面21aに形成される溝21の形状は上記の断面V字状に限らず、引張コイルばね17の一部を嵌め込ませることができる範囲で変更でき、例えば、断面U字状としてもよい。
図5は、図3のドアの外面における後端部の拡大図である。図5に示すように、ドア16の外面において、後端部16fの下端16bに支持リブ23が設けられている。ドア16を下ハーフ13に組み付けるときには、ロボットハンドによって、ドア16の後端部16fを外面16cと内面16dとの両側から挟んで把持し、ドア16を下ハーフ13のガイド溝13bへ移動させる。このとき、ロボットハンドの一対の把持部のうち一方でドア側ばね掛け部22を保持し、他方で上記支持リブ23を保持することで、ドア16を一定の位置で保持することができる。
次に、図6を参照して、ドア16がロボットハンドで把持された状態を説明する。図6は、ドアの後端部がロボットハンドで把持された状態を上方からみた図である。
図6に示すように、ドア16がロボットハンドで把持される前に、予め、ドア16のドア側ばね掛け部22に引張コイルばね17の一端に設けられた環状部17aが取り付けられている。組み付け前の状態で、ドア16は、引張コイルばね17がドア16の内面16d側に当接した状態で、図示しない組立ライン中の保持部に保持されている。ロボットハンドの一対の把持部h1,h2は、図6に示すように、ドア16の後端部16fを外面16cと内面16dとの両側から狭持する。
ロボットハンドでドア16を保持するときには、ロボットハンドの一方の把持部h1がドア16の後端部16fにおける外面16cに設けられた支持リブ23に係合する。また、他方の把持部h2が引張コイルばね17を案内リブ21に押圧して固定しつつ上記一方の把持部h1と反対向きにドア16の後端部16fを狭持する。
図6に示すように、一対の把持部h1,h2が、ドア16の摺動する方向(図6において矢印Sで示す方向)に対して傾斜する直線(矢印d1及びd2で示す方向)で互いに対向した状態でドア16を狭持する。つまり、本実施形態において、ドア16の一方側(本実施形態では内面側)でばね案内リブに固定された引張コイルばねを押圧保持した状態で、他方側(本実施形態において外面側)における、ドア16の摺動する方向に対して傾斜する直線上で引張コイルばねを押圧保持した箇所と対向する位置に支持リブ23が設けられている。
図6に示すように、支持リブ23は、ドア16の外面16cに形成される支持リブ23が上方視において台形状に形成されているが、上記のようにロボットハンドh1を係合させることができれば、形状は特に限定されない。
次に、図7を参照して、ドア16を下ハーフ13のケース側ばね掛け部18に取り付ける工程を説明する。
図7(a)は、ドアの後端部を下ハーフのケース側ばね掛け部に取り付ける前の状態を示す図である。図7(b)は、ドアの後端部を下ハーフのケース側ばね掛け部に取り付ける後の状態を示す図である。
図7(a)に示すように、予め、ドア16のドア側ばね掛け部22に引張コイルばね17を取り付けた状態で、組立ラインにおけるロボットハンドで、ドア16の前端部及び後端部をそれぞれ把持し、ドア16を下ハーフ13が保持された領域へ移動する。下ハーフ13に取り付ける際に、ロボットハンドを操作し、ドア16の後端部16fを前端部16eより下方(下ハーフ13側)に傾けた状態で、ドア側ばね掛け部22をケース側ばね掛け部18に近づける。そして、図7(b)に示すように、ドア16の案内リブ17に保持された引張コイルばね17の他端の環状部17bをケース側ばね掛け部18に挿通させる。引張コイルばね17をケース側ばね掛け部18に取り付けた後、ドア16をその開方向(図7において右側)に移動させ、引張コイルばね17を引き伸ばしつつ、ドア16の前端部16e側を下ハーフ13側に近づけて、ドア16の下端bにおける摺動用突起16gをガイド溝13bに嵌め込む。ここで、ドア16をその開方向に移動させた理由としては、仮にドア16を下ハーフ13のガイド溝13bに向って真っ直ぐに下ろすと、ドア16の前端部16eの下端16bがガイド溝13bからはみ出して嵌め込めないからである。
本実施形態の磁気テープカートリッジ10は、磁気テープ引出口を開閉するドア16にドア側ばね掛け部22が設けられ、ドア16をカートリッジケース11に組み付けるときには、引張コイルばね17の一端をドア側ばね掛け部22に取り付けるとともに、他端をケース側ばね掛け部18に取り付けて、ドア16を磁気テープ引出口の閉位置に付勢する構成である。また、ドア16には、ドア側ばね掛け部22に仮組みさせた引張コイルばねを該ドア16に当接させた状態で、該引張コイルばね17の一部を嵌め込ませることでドア16に保持する案内リブ21が設けられている。ドア16をカートリッジケース11に組み付ける際に、引張コイルばね17をドア16へ押し付けた状態で保持すれば、該引張コイルばね17が案内リブ21によって保持され、引張コイルばね17の他端がドア16に対してふらついて位置が不安定になることを防止することができる。そして、ロボットハンドなどで引張コイルばね17を案内リブ21に押圧して保持させた状態で把持しつつ、ドア16をカートリッジケース11に組み付ければ、引張コイルばね17の他端をケース側ばね掛け部18に導きやすく、簡単に取り付けることができる。
また、本実施形態の磁気テープカートリッジ10は、ドア16を2つの方向から狭持する場合に、一方側で案内リブ21に保持された引張コイルばね17を押圧保持した状態で、他方側には、前記ドア16の摺動する方向に対して傾斜する直線上で前記一方側と対向する位置に支持リブ23が設けられている。
図1及び図2に示すように、ドア16の摺動する方向(図1及び図6において矢印S方向)に対して垂直方向にはカートリッジケース11の側壁や既に組み込まれたテープリール14(図2において図示しない)などの他の部材が存在するため、ロボットハンドでドア16をカートリッジケース11に組み付けた後に、このドア16を把持していたロボットハンドの把持部を上記垂直方向に逃がすことが困難であった。そこで、上記磁気テープカートリッジ10のように、ドア16の摺動する方向に対して傾斜する直線上に上記支持リブ23を設け、案内リブ21に固定された引張コイルばね17と、支持リブ23とを押圧してドア16をロボットハンドの把持部h1,h2で把持すれば、ドア16をカートリッジケース11に組み付け後に、ドア16を把持していたロボットハンドの把持部h1,h2をカートリッジケース内の他の部材に干渉することないように逃がすことができる。
さらに、上記の磁気テープカートリッジの組立方法によれば、ドア16をカートリッジケース11に組み付ける際に、引張コイルばね17を案内リブ21に固定させた側から下ハーフ13のガイド溝13bへの嵌め込みを行うため、該引張コイルばね17とケース側ばね掛け部18との位置決めが行いやすい。また、引張コイルばね17をケース側ばね掛け部18に組み付けた後にドア16をガイド溝13bに係合させるため、引張コイルばね17の取り扱いが容易になり、ドア16の組み付けの自動化を簡単な構成で実現することができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜な変形、改良などが可能である。
例えば、ドア側ばね掛け部の形状は、引張コイルばねの一端が取り付けられる形状であれば特に限定されるものではない。また、案内リブの形状は、引張コイルばねを当接させることで保持することができれば特に限定されるものではない。
本発明に係る磁気テープカートリッジの構成を分解して示す斜視図である。 図1に示す磁気テープカートリッジにおける下ハーフの要部拡大図である。 図1に示す磁気テープカートリッジに組み付けられるドアを示す全体斜視図である。 図3のドアの内面における後端部の拡大図である。 図3のドアの外面における後端部の拡大図である。 ドアの後端部がロボットハンドで把持された状態を上方からみた図である。 (a)ドアの後端部を下ハーフのケース側ばね掛け部に取り付ける前の状態を示す図、(b)ドアの後端部を下ハーフのケース側ばね掛け部に取り付ける後の状態を示す図である。
符号の説明
10 磁気テープカートリッジ
11 カートリッジケース
12 上ハーフ
13 下ハーフ
14 テープリール
16 ドア
17 引張コイルばね
18 ケース側ばね掛け部
21 案内リブ
22 ドア側ばね掛け部
23 支持リブ

Claims (2)

  1. 上ハーフと下ハーフとを組み合わせてなるカートリッジケースと、
    前記カートリッジケースの側壁における角部に形成された磁気テープ引出口と、
    前記磁気テープ引出口を開閉する湾曲したドアと、
    前記ドアを開閉方向に摺動自在に案内するガイド溝と、
    前記ドアに突設されたドア側ばね掛け部と、
    前記カートリッジケースの内面に形成されたケース側ばね掛け部と、
    一端が前記ドア側ばね掛け部に取り付けられ、他端が前記ケース側ばね掛け部に取り付けられ、前記ドアを前記磁気テープ引出口の閉位置に付勢する引張コイルばねと、
    前記ドア側ばね掛け部に仮組みさせた前記引張コイルばねを前記ドアに当接させた状態で、該引張コイルばねの一部を嵌め込ませることで前記ドアに保持する案内リブと、
    前記ドアを2つの方向から一対の把持部で把持する場合に、前記一対の把持部の一方が前記引張コイルばねを前記案内リブに押圧保持した状態で、前記一対の把持部の他方と係合し、前記ドアにおける前記引張コイルばねが保持された側の面に対して反対側の面から突出するように形成された支持リブと、を備える磁気テープカートリッジ。
  2. 上記請求項1に記載の磁気テープカートリッジの組立方法であって、
    前記ドアの前記ドア側ばね掛け部に引張コイルばねを取り付けた状態で、前記引張コイルばねを前記案内リブで保持し、前記ドアを前記ガイド溝に近づけるとともに前記ドア側ばね掛け部に保持された前記引張コイルばねを前記ケース側ばね掛け部に取り付け、その後、前記引張コイルばねを引き伸ばしつつ、前記ドアを前記ガイド溝に係合させることを特徴とする磁気テープカートリッジの組立方法。
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