JP2814347B2 - 浴槽における排水用栓体の取付構造 - Google Patents
浴槽における排水用栓体の取付構造Info
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- JP2814347B2 JP2814347B2 JP12671194A JP12671194A JP2814347B2 JP 2814347 B2 JP2814347 B2 JP 2814347B2 JP 12671194 A JP12671194 A JP 12671194A JP 12671194 A JP12671194 A JP 12671194A JP 2814347 B2 JP2814347 B2 JP 2814347B2
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- hole
- mounting base
- chain
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽内において玉鎖に
連結された排水用栓体の取付構造に関する。
連結された排水用栓体の取付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、浴槽１内の排水口２を閉止するた
めの栓体３は、図３に示すように、玉鎖４の一端側に連
結され、玉鎖４の他端側が浴槽１の内壁面５の上部位置
に固定された取付具６に連結されている。そして、この
種の取付具６の構造は、例えば図４に示すように、内壁
面５から浴槽１の内側へ突出して固定された突状体７の
首部８に横方向に開孔した通し穴９にリング材１０を挿
通し、このリング材１０に連結リング１１を通して前記
玉鎖４の他端側を連結した構造であった。
めの栓体３は、図３に示すように、玉鎖４の一端側に連
結され、玉鎖４の他端側が浴槽１の内壁面５の上部位置
に固定された取付具６に連結されている。そして、この
種の取付具６の構造は、例えば図４に示すように、内壁
面５から浴槽１の内側へ突出して固定された突状体７の
首部８に横方向に開孔した通し穴９にリング材１０を挿
通し、このリング材１０に連結リング１１を通して前記
玉鎖４の他端側を連結した構造であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
取付具６の構造では、前記リング材１０が硬性からなる
２重スプリングからなっているために、栓体３や玉鎖４
を新たに取り付けたり交換するときに、リング材９を通
し穴９に通したり外したりする場合に、ドライバー等の
先の細い工具を用いて、前記２重スプリングの強固な巻
回状態を解く必要があって面倒な交換作業であった。ま
た、かかる作業の際にリング材１０の端面１２で指先を
傷つける場合もあり、危険な作業でもあった。
取付具６の構造では、前記リング材１０が硬性からなる
２重スプリングからなっているために、栓体３や玉鎖４
を新たに取り付けたり交換するときに、リング材９を通
し穴９に通したり外したりする場合に、ドライバー等の
先の細い工具を用いて、前記２重スプリングの強固な巻
回状態を解く必要があって面倒な交換作業であった。ま
た、かかる作業の際にリング材１０の端面１２で指先を
傷つける場合もあり、危険な作業でもあった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項１記
載の浴槽における排水用栓体の取付構造は、浴槽内の排
水口を閉止する栓体が玉鎖の一端側に連結され、該玉鎖
の他端側が浴槽の内壁面に固定される取付基台に連結さ
れる構造であって、該取付基台の内部を上下方向に通じ
る第１の通孔及び第２の通孔が夫々近接して形成され、
これら通孔間を上方より跨がって係合される係合クリッ
プに前記玉鎖の他端側が結合された構造である。
載の浴槽における排水用栓体の取付構造は、浴槽内の排
水口を閉止する栓体が玉鎖の一端側に連結され、該玉鎖
の他端側が浴槽の内壁面に固定される取付基台に連結さ
れる構造であって、該取付基台の内部を上下方向に通じ
る第１の通孔及び第２の通孔が夫々近接して形成され、
これら通孔間を上方より跨がって係合される係合クリッ
プに前記玉鎖の他端側が結合された構造である。
【０００５】
【作用】係合クリップに連結された玉鎖は、取付基台内
を上下方向に向けて形成した第１の通孔内を挿通され、
しかも係合クリップは第１の通孔に近接して形成した第
２の開孔に跨がって係合されるので、かかる係合にあっ
てはドライバー等の工具が不要であり、その作業も簡単
である。また、従来のように指先を傷めることもない。
を上下方向に向けて形成した第１の通孔内を挿通され、
しかも係合クリップは第１の通孔に近接して形成した第
２の開孔に跨がって係合されるので、かかる係合にあっ
てはドライバー等の工具が不要であり、その作業も簡単
である。また、従来のように指先を傷めることもない。
【０００６】
【実施例】以下、本発明に係る浴槽における排水用栓体
の取付構造の実施例について図面を参照して説明する。
図１は本発明に係わる浴槽における排水用栓体の取付構
造の実施例を示す斜視図、図２取付基台の断面態様を示
す断面図である。図１及び図２には図示しないが、排水
用栓体は玉鎖１２の一端側（図面では下端側）に取り付
けられている。玉鎖１２の他端側（図面では上端側）
は、玉鎖１２の最上位にある玉体を抜け止め係止する連
結リング１３を介して、係合クリップ１４に連結されて
いる。
の取付構造の実施例について図面を参照して説明する。
図１は本発明に係わる浴槽における排水用栓体の取付構
造の実施例を示す斜視図、図２取付基台の断面態様を示
す断面図である。図１及び図２には図示しないが、排水
用栓体は玉鎖１２の一端側（図面では下端側）に取り付
けられている。玉鎖１２の他端側（図面では上端側）
は、玉鎖１２の最上位にある玉体を抜け止め係止する連
結リング１３を介して、係合クリップ１４に連結されて
いる。
【０００７】係合クリップ１４は、本例ではステンレス
などの錆びない材質からなる線材を縦長「の」字状に折
曲加工したものであり、２つの湾曲部１５，１６を形成
して３つの線材部１７，１８，１９を形成するべく折り
曲げたものである。具体的には、中央線材部１７の下端
を折り曲げて下側湾曲部１５となされ、折り曲げた下側
湾曲部１５の上端から左側線材部１８となされ、該左側
線材部１８の上端から前記下側湾曲部１５よりも大きく
湾曲形成した上側湾曲部１６を介して右側線材部１９が
形成されている。前記連結リング１３は、下側湾曲部１
５に連結されている。なお、中央線材部１７の上端部は
左側線材部１８寄りに折曲形成されて、前記連結リング
１３の抜け止めとなっている。
などの錆びない材質からなる線材を縦長「の」字状に折
曲加工したものであり、２つの湾曲部１５，１６を形成
して３つの線材部１７，１８，１９を形成するべく折り
曲げたものである。具体的には、中央線材部１７の下端
を折り曲げて下側湾曲部１５となされ、折り曲げた下側
湾曲部１５の上端から左側線材部１８となされ、該左側
線材部１８の上端から前記下側湾曲部１５よりも大きく
湾曲形成した上側湾曲部１６を介して右側線材部１９が
形成されている。前記連結リング１３は、下側湾曲部１
５に連結されている。なお、中央線材部１７の上端部は
左側線材部１８寄りに折曲形成されて、前記連結リング
１３の抜け止めとなっている。
【０００８】一方、取付基台２０は、前記係合クリップ
１４を係合して取り付けるもので、例えば図４で示した
のと同様の固定構造によって、浴槽１の内壁面５の上部
位置に突出状に固定されている。本例の取付基台１７の
浴槽１内の形状は、筒状体２１になされている。該取付
基台２０の中央内部を縦方向に通じて第１の通孔２２が
形成されている。また、この通孔２２の近くであって、
前記係合クリップ１４の中央線材部１７と右側線材部１
９との間隔程度離れて第２の通孔２３が形成されてい
る。第１の通孔２２は、前記係合クリップ１４の中央線
材部１７及び左側線材部１８を同時に挿通できる程度の
開口径であり、第２の通孔２３は右側線材部１９を挿通
できる程度の開口径が必要である。特に、本例では第１
及び第２の通孔２２，２３が上下に貫通されているの
で、排水口となって水溜まりができないので好ましいも
のである。
１４を係合して取り付けるもので、例えば図４で示した
のと同様の固定構造によって、浴槽１の内壁面５の上部
位置に突出状に固定されている。本例の取付基台１７の
浴槽１内の形状は、筒状体２１になされている。該取付
基台２０の中央内部を縦方向に通じて第１の通孔２２が
形成されている。また、この通孔２２の近くであって、
前記係合クリップ１４の中央線材部１７と右側線材部１
９との間隔程度離れて第２の通孔２３が形成されてい
る。第１の通孔２２は、前記係合クリップ１４の中央線
材部１７及び左側線材部１８を同時に挿通できる程度の
開口径であり、第２の通孔２３は右側線材部１９を挿通
できる程度の開口径が必要である。特に、本例では第１
及び第２の通孔２２，２３が上下に貫通されているの
で、排水口となって水溜まりができないので好ましいも
のである。
【０００９】しかして、連結リング１３を接続した玉鎖
１２を、前記第１の通孔２２を通して取付基台２０の上
方まで引出し、連結リング１３を中央線材部１７を通し
て係合クリップ１４の下側湾曲部１５に連結する。そし
て、この状態で係合クリップ１４の中央線材部１７及び
左側線材部１８を第１の通孔２２内を挿通させるともに
右側線材部１９を第２の通孔２３内に挿通して、これら
第１の通孔２２と第２の通孔２３との仕切りに上側湾曲
部１６を跨ぐようにして係合させて係合クリップ１４を
取付基台２０に取り付ける。
１２を、前記第１の通孔２２を通して取付基台２０の上
方まで引出し、連結リング１３を中央線材部１７を通し
て係合クリップ１４の下側湾曲部１５に連結する。そし
て、この状態で係合クリップ１４の中央線材部１７及び
左側線材部１８を第１の通孔２２内を挿通させるともに
右側線材部１９を第２の通孔２３内に挿通して、これら
第１の通孔２２と第２の通孔２３との仕切りに上側湾曲
部１６を跨ぐようにして係合させて係合クリップ１４を
取付基台２０に取り付ける。
【００１０】一方、係合クリップ１４を取付基台２０に
一旦係合させた後に、取り外す時には、係合クリップ１
４を上方に引き出して、この係合クリップ１４から連結
リング１３を外せばよい。このように、本例の構造では
玉鎖１２の係脱作業の双方を簡単に行うことができる。
一旦係合させた後に、取り外す時には、係合クリップ１
４を上方に引き出して、この係合クリップ１４から連結
リング１３を外せばよい。このように、本例の構造では
玉鎖１２の係脱作業の双方を簡単に行うことができる。
【００１１】なお、取付基台２０の形状は、上記したよ
うな円柱体構造に限らず角柱体等の他の構造にできるの
は勿論であり、また第２の通孔２３は取付基台２０を上
下方向に貫通する形状でなく、右側線材部１９を挿入で
きる深さを有すれば上方側にのみ開孔したものでもよ
い。さらに、取付基台２０は通孔２２，２３を中央縦断
面する箇所で縦割りのものにすると、玉鎖１２の係脱作
業が一層容易になる。
うな円柱体構造に限らず角柱体等の他の構造にできるの
は勿論であり、また第２の通孔２３は取付基台２０を上
下方向に貫通する形状でなく、右側線材部１９を挿入で
きる深さを有すれば上方側にのみ開孔したものでもよ
い。さらに、取付基台２０は通孔２２，２３を中央縦断
面する箇所で縦割りのものにすると、玉鎖１２の係脱作
業が一層容易になる。
【００１２】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ド
ライバー等の工具を特に必要としなくても浴槽の内壁面
に固定した取付基台に玉鎖を連結することができて、栓
体や玉鎖を新たに取り付けたり交換するときの作業が簡
単となる。また、かかる作業の際に指先を傷つけること
もない。
ライバー等の工具を特に必要としなくても浴槽の内壁面
に固定した取付基台に玉鎖を連結することができて、栓
体や玉鎖を新たに取り付けたり交換するときの作業が簡
単となる。また、かかる作業の際に指先を傷つけること
もない。
【図１】本発明に係わる浴槽の栓体の取付構造を示す実
施例を示す斜視図である。
施例を示す斜視図である。
【図２】本発明に係わる浴槽の栓体の取付構造を示す実
施例を示す断面図である。
施例を示す断面図である。
【図３】従来の排水用栓体の取付状態を示す斜視図であ
る。
る。
【図４】従来の排水用栓体の取付構造を示す断面図であ
る。
る。
１…浴槽 ３…栓体 ５…内壁面 １２…玉鎖 １３…連結リング １４…係合クリップ １７…中央線材部 １５…下側湾曲部 １８…左側線材部 １６…上側湾曲部 １９…右側線材部 ２０…取付基台 ２２…第１の通孔 ２３…第２の通孔
Claims (1)
- 【請求項１】 浴槽内の排水口を閉止する栓体が玉鎖の
一端側に連結され、該玉鎖の他端側が浴槽の内壁面に固
定される取付基台に連結される構造であって、該取付基
台の内部を上下方向に通じる第１の通孔及び第２の通孔
が夫々近接して形成され、これら通孔間を上方より跨が
って係合される係合クリップに前記玉鎖の他端側が結合
されたことを特徴とする浴槽における排水用栓体の取付
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12671194A JP2814347B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 浴槽における排水用栓体の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12671194A JP2814347B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 浴槽における排水用栓体の取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07298997A JPH07298997A (ja) | 1995-11-14 |
| JP2814347B2 true JP2814347B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=14941974
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12671194A Expired - Lifetime JP2814347B2 (ja) | 1994-04-28 | 1994-04-28 | 浴槽における排水用栓体の取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2814347B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-28 JP JP12671194A patent/JP2814347B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07298997A (ja) | 1995-11-14 |
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