JP3528965B2 - マンホール用セーフティネットの取付具の固定手段 - Google Patents

マンホール用セーフティネットの取付具の固定手段

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JP3528965B2 JP2001279546A JP2001279546A JP3528965B2 JP 3528965 B2 JP3528965 B2 JP 3528965B2 JP 2001279546 A JP2001279546 A JP 2001279546A JP 2001279546 A JP2001279546 A JP 2001279546A JP 3528965 B2 JP3528965 B2 JP 3528965B2
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英三 高橋
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三山工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンホール入口及
び/又はマンホールを構成するコンクリート躯体に張設
されるセーフティネットの四隅をマンホール入口躯体及
び/又はマンホールコンクリート躯体の内壁周面に係止
させるためのマンホール用セーフティネットの取付具に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種、従来のマンホール用セーフティ
ネットの取付具は、例えば実公平4ー37972号公報
に示すように、コンクリート躯体の内壁周面にネジ孔を
有するグリップアンカーを挿着するか、該内壁にネジ孔
を直接形成してこのネジ孔に取付具のグリップ側に形成
したネジを螺合して取付具を固定し、先端側に形成され
たU字状フックでセーフティネットを取り付けるように
したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記公知の
ものでは、マンホール用セーフティネットの取付具のグ
リップ側を螺合固定するグリップアンカーを前もってコ
ンクリート躯体の内壁内に埋め込ませておかなければな
らず、作業が煩雑であると共にグリップアンカーがコン
クリート躯体の内壁内で確実に固定されない虞があっ
た。また、グリップの固定部としてコンクリート躯体の
内壁面にネジ孔を穿設し、該孔に直接グリップのネジを
螺合する場合にはネジ孔の形成等の作業が煩雑で作業性
が悪く、また取付具の確実な固定ができないという問題
点があった。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、コンクリート躯体等の内壁内にグリップを確実
に固定し、取付具の設置の作業も容易であり、取付具本
体の交換が可能なマンホール用セーフティネットの取付
具を提供しようとするものである。
【0005】また、取付具を錆び難くして長期の使用に
も耐え得るようにしたマンホール用セーフティネットの
取付具を提供しようとするものである。
【0006】また、セーフティネットが張設されている
際に摩擦等が発生してもネットの網素材に負担が掛から
ず安全なマンホール用セーフティネットの取付具を提供
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるマンホール用セーフティネットの取
付具は、セーフティネットの四隅部の網素材を引っ掛け
るネット抜け止めスナップ付きフックとネジが螺設され
たグリップとからなる取付具本体と、一端側に前記グリ
ップが螺合されるネジ孔を形成し、他端側に複数片の先
端切割りを有する中空筒を形成したグリップアンカー
と、前記中空筒内に挿着されるテーパーピンと、からな
ることを特徴とするものである。
【0008】また、前記取付具本体のフックを合成樹脂
で被覆したことを特徴とするものである。
【0009】また、前記取付具本体のフックの鈎部内周
面に沿って合成樹脂製の緩衝材を添付したことを特徴と
するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は本発明の実施例
に関するものであり、図1は本発明に係るマンホール用
セーフティネットの取付具によりセーフティネットを張
設したマンホールの側面断面図、図2は図1のA部拡大
図、図3はセーフティネットをコンクリート躯体に張設
した平面図、図4は取付具の分解説明図である。
【0011】図において、1はマンホールで、該マンホ
ール1は直壁のコンクリート躯体2と、傾斜部を備えた
斜壁コンクリート躯体3と、例えばマンホールの高さ調
整リング4及びマンホール蓋体5を設置するマンホール
蓋枠6のようなマンホール入口躯体7と、から構成され
ている。そして、前記マンホール入口躯体7及び/又は
直壁のコンクリート躯体2等の内壁周面にマンホール用
セーフティネットの取付具8,8,…により、セーフテ
ィネット9が張設されている。
【0012】前記取付具8は、フック10とグリップ1
1とからなる取付具本体12と、グリップアンカー13
と、テーパーピン14とで構成されている。
【0013】前記取付具本体12は例えばステンレス等
の鋼製で、該取付具本体12の一端側のフック10は、
前記セーフティネット9の四隅部の網素材を引っ掛ける
例えば略円形状の鈎部15に該網素材が抜けるのを防止
するスナップリング16が設けられている。また、取付
具本体12の前記グリップ11の自由端側にはネジ17
が螺設されている。
【0014】前記グリップアンカー13も例えばステン
レス等の鋼製で、一端側に前記取付具本体12のグリッ
プ11が螺合されるネジ孔18が形成され、他端側は中
空筒19に形成され、該中空筒19には複数片例えば四
片の先端切割り20,20,…が形成されている。
【0015】前記テーパーピン14は例えばステンレス
等の鋼製で截頭円錐の形状であり、前記グリップアンカ
ー13の先端切割り20,20,…の先端から前記中空
筒19内に挿着されるようになっている。
【0016】以上のような構成からなるマンホール用セ
ーフティネットの取付具8において、先ず事前に取付具
本体12のグリップ11をグリップアンカー13のネジ
孔18に螺合させ、テーパーピン14の先端部をグリッ
プアンカー13の中空筒19側に一部挿着させて、取付
具8の組み立てを完成させる。そして、マンホール1の
マンホール入口躯体7及び/又は直壁コンクリート躯体
2等の内壁周面に前記グリップアンカー13と略同径の
孔21をセーフティネット9の四隅部に相当する個所に
穿設する。
【0017】次に、前記孔21に前記予め組み付けられ
た取付具8のテーパーピン14が孔21の奥部22側に
位置するようにグリップアンカー13の先端を挿入さ
せ、次いで前記フック10をその頭部から打ち付けてグ
リップアンカー13を孔21に埋め込ませていく。そし
て、この打ち込みによりグリップアンカー13の先端部
の中空筒19に一部挿着されたテーパーピン14の底部
23が孔21の奥部22に当接されると、その後は、前
記打ち込み力の反力でテーパーピン14が中空筒19内
に挿入されていき、先端切割り20,20,…の先端を
順次開かせる。そして、最終的にはこの開いた先端切割
り20,20,…の先端が孔21の内周面に強力に引っ
掛かりグリップアンカー13は確実,容易に直壁コンク
リート躯体2等の内壁内に固定される(図2参照)。
【0018】同様の作業を順次、直壁コンクリート躯体
2等の内壁周面のセーフティネット9の四隅部に相当す
る個所で行い各取付具8を設置し、該取付具8のフック
10のスナップリング16を開いて、前記セーフティネ
ット9の四隅部の網素材を鈎部15に引っ掛けてスナッ
プリング16を閉じることでセーフティネット9が取付
具8,8,…に容易に取り付けられ、マンホール用セー
フティネット9がマンホール1に張設される。
【0019】なお、取付具8のフック10はグリップア
ンカー13の螺合を外すことで、いつでも取付具本体1
2の交換が可能であり、セーフティネット9の種類によ
りフック10の形状が異なるものを使用することも可能
である。
【0020】また、前記取付具本体12のフック10を
例えばポリプロピレン等の合成樹脂で被覆した場合に
は、取付具8が錆び難くなり長期使用に耐える安全なも
のとなる。
【0021】さらに、前記取付具本体12のフック10
の鈎部15内周面に沿って図2の仮想線で示すような合
成樹脂製の緩衝材24を添付した場合には、セーフティ
ネット9が張設されている際に摩擦等が発生しても網素
材に負担が掛からないようにして網素材が切れるのを防
止することができる。
【0022】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、コン
クリート躯体等の内壁内にグリップを確実に固定し、取
付具の設置の作業も容易であり、取付具本体の交換が可
能なマンホール用セーフティネットの取付具となる。
【0023】また、請求項2に記載の本発明によれば、
上記の効果に加えて取付具を錆び難くして長期の使用に
も耐え得るようにしたマンホール用セーフティネットの
取付具となる。
【0024】また、請求項3に記載の本発明によれば、
上記の効果に加えてセーフティネットが張設されている
際に摩擦等が発生してもネットの網素材に負担が掛から
ずより安全なマンホール用セーフティネットの取付具と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るマンホール用セーフティネ
ットの取付具によりセーフティネットを張設したマンホ
ールの側面断面図である。
【図2】図2は図1のA部拡大図である。
【図3】図3はセーフティネットをコンクリート躯体に
張設した平面図である。
【図4】図4は取付具の分解説明図である。
【符号の説明】
1 マンホール 2,3 コンクリート躯体 7 マンホール入口躯体 8 マンホール用セーフティネットの取付
具 9 セーフティネット 10 フック 11 グリップ 12 取付具本体 13 グリップアンカー 14 テーパーピン 15 鉤部 16 スナップ 17 ネジ 18 ネジ孔 19 中空筒 20 先端切割り 24 緩衝材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マンホール入口及び/又はマンホールを構
    成するコンクリート躯体に張設されるセーフティネット
    の四隅をマンホール入口躯体及び/又はマンホールコン
    クリート躯体の内壁周面に係止させるためのマンホール
    用セーフティネットの取付具の固定手段において、 セーフティネットの四隅部の網素材を引っ掛けるネット
    抜け止めスナップ付きフックとネジが螺設されたグリッ
    プとからなる取付具本体と、 一端側に前記グリップが螺合されるネジ孔を形成し、他
    端側に複数片の先端切割りを有する中空筒を形成したグ
    リップアンカーと、 前記中空筒内に挿着されるテーパーピンと、 からなるマンホール用セーフティネットの取付具であっ
    て、 予め、前記取付具本体のグリップをグリップアンカーに
    螺合させると共に前記テーパーピンの先端部をグリップ
    アンカーの中空筒側に一部挿着させたものをマンホール
    入口又はコンクリート躯体に穿設した有底孔に挿入し、
    フックの頭部を打ち付けることにより前記テーパーピン
    を孔の奥部に当接させ、その後の打ち込みによりテーパ
    ーピンを中空筒内に挿入させて前記先端切割りを有底孔
    の内周面に引っ掛けるようにしたことを特徴とするマン
    ホール用セーフティネットの取付具の固定手段
  2. 【請求項2】 前記取付具本体のフックの鈎部内周面に沿
    って合成樹脂製の緩衝材を添付したことを特徴とする請
    求項1に記載のマンホール用セーフティネットの取付具
    の固定手段
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