JP2000073457A - 床パネルの支持構造 - Google Patents

床パネルの支持構造

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JP2000073457A
JP2000073457A JP11107940A JP10794099A JP2000073457A JP 2000073457 A JP2000073457 A JP 2000073457A JP 11107940 A JP11107940 A JP 11107940A JP 10794099 A JP10794099 A JP 10794099A JP 2000073457 A JP2000073457 A JP 2000073457A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築現場にて二階の床パネルを取り付ける際
にも採用でき、建物ユニットを工場で生産する際の床パ
ネルの取り付けにも採用できるようにする。 【解決手段】 床受金具7の上側フランジ71を桁側床
梁(構造材)5の上に載置し、床受金具7の下側フラン
ジ72の上に床パネル33を載置する。床受金具7の上
側フランジ71に設けられている固着ナット712にア
ジャスタボルト75を螺入出させて高さを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、床パネルの支持
構造に係り、特に、ユニット建物を構成する建物ユニッ
トに好適な床パネルの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、建物の工業生産化率を高める
一方式として、ユニット建物が普及している。このユニ
ット建物は、一棟の建物を予めいくつかの運搬可能な大
きさのユニットに分けて工場で生産した後、これらのユ
ニットを建築現場に輸送し、予め準備した基礎の上で施
工・組立する方式の建物である。組立は、まず、下階と
なる複数個の建物ユニットを基礎の上に据え付けてから
相互に連結し、次に、据え付けられた下階建物ユニット
の上に上階となる複数個の建物ユニットを据え付けてか
ら相互に連結し、さらに、最上階の建物ユニットの上に
対応する屋根ユニットを据え付けることで行われる。こ
のユニット建物を構成する建物ユニットの床の取付構造
としては種々あるが、床梁に床パネルを支持させた床の
取付構造が多く採用されている。
【0003】一方、実開昭59−841124号公報に
は、基礎に設けられたアンカーボルトに床パネルを取り
付けた床パネルの取付構造が記載されている。この床パ
ネルの取付構造は、基礎に設けられたアンカーボルトに
雌ネジを有するレベル調整部材を螺入し、このレベル調
整部材に床パネルの外側面から突設した突片を載せたも
のであり、レベル調整部材を螺入出することより、この
レベル調整部材に取り付けられた床パネルを上下させ
て、床パネルの高さを調整するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のユニット建物では、建物ユニットの複数個を基礎の
上に据え付けてから相互に連結したり、下階の建物ユニ
ットの上に上階の建物ユニットを据え付けて相互に連結
する際に、床パネルの高さが異なれば、不便なことが多
くある。例えば、相隣る建物ユニット間で床パネルの高
さが異なれば、相隣る建物ユニットの一方から他方に化
粧板や畳等の床仕上げ材を取り付けたとき、床の表面に
段差が生じるので、1つの部屋として使用できない。
【0005】上記公報記載の床パネルの取付構造では、
高さが調整できるので極めて便利であるが、この床パネ
ルは、基礎に設けたアンカーボルトに取り付けられてい
るため、現場施工による二階の床パネルの取付構造には
採用できず、また、床パネルを予め工場で取り付けて建
物ユニットを製造するユニット建物にも採用できない、
という問題がある。
【0006】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、建築現場にて、上階の床パネルを支持するとき
にも採用でき、また、工場にて、建物ユニットの床パネ
ルを支持するときにも採用できる高さ調節可能な床パネ
ルの支持構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、建物の構造材に床パネルが
床受金具で取り付けられた床パネルの支持構造であっ
て、上記床受金具は上側フランジにネジ孔が設けられた
略Z形の金属体であり、該床受金具の上側フランジが構
造材の上に載置され、床受金具の下側フランジの上に床
パネルが載置され、床受金型の上側フランジの上記ネジ
孔に高さ調節可能なアジャスタボルトが出入自在に螺入
されていることを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明に係り、上記構造材は上側フランジに通孔が設けられ
た断面コ字形の長尺体であり、上記床受金具の上側フラ
ンジには通孔が設けられ、該床受金具の上側フランジと
構造材の上側フランジとの間に所定厚みのスペーサが挿
入され、床受金具のフランジの上記通孔と構造材の上側
フランジの上記通孔とに通されたボルトと、該ボルトに
螺着されたナットとで床受金具が構造材に固定されてい
ることを特徴としている。
【0009】請求項3記載の発明は、建物の構造材に床
パネルが床受金具で取り付けられた床パネルの支持構造
であって、上記床受金具は上側フランジにネジ孔が設け
られた略Z形の金属体であり、上記構造材は断面コ字形
の長尺体であり、該構造材のウェブには上側フランジの
下方に突出した支持片が設けられ、上側フランジと支持
片の相対する位置にそれぞれ通孔が設けられ、床受金具
の上側フランジが構造材の上側フランジの上に載置さ
れ、床受金具の下側フランジの上に床パネルが載置さ
れ、床受金具の上側フランジのネジ孔に出入自在に螺入
されたアジャスタボルトが構造材の上側フランジの通孔
から支持片の通孔に通され、該上側フランジと支持片と
の間のアジャスタボルトに、構造材の上側フランジと支
持片とに設けられた通孔より大きな外径を有する係止部
が設けられていることを特徴としている。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載の発明に係り、上記床受金具の上側フランジと構造材
との間に所定厚みのスペーサが挿入され、上記アジャス
タボルトに設けられている係止部で床受金具が構造材に
固定されていることを特徴としている。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1又は3記
載の発明に係り、上記床受金具の上側フランジのネジ孔
に螺入されたアジャスタボルトのボルト頭が床パネルの
上面より低くなされていることを特徴としている。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1又は3記
載の発明に係り、上記床受金具のウェブにネジ孔が設け
られ、上記構造材に通孔が設けられ、該構造材の通孔か
らウェブのネジ孔に螺入されたボルトで床受金具が構造
材に固定されていることを特徴としている。
【0013】また、請求項7記載の発明は、複数の建物
ユニットを組み合わせて部屋部分が構成されるユニット
建物に係り、上記構造材が、建物ユニットの床梁であ
り、請求項1乃至6のいずれか1に記載の床パネルの支
持構造を備えてなることを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1記載の構成では、略Z形の金属体であ
る床受金具の上側フランジが構造材の上に載置され、床
受金具の下側フランジの上に床パネルが載置されている
ので、この床パネルの支持構造は基礎と関係ない。した
がって、建築現場にて取り付けられる上階の床ユニット
にも採用でき、また、工場生産の建物ユニットにも採用
できる。また、床受金具の上側フランジのネジ孔にアジ
ャスタボルトが出入自在に螺入されているので、このア
ジャスタボルトを螺入して下方向に進めれば、このアジ
ャスタボルトの先端を構造材の方向に突出して、床受金
具が上方向に移動し、この結果、床受金具の下側フラン
ジの上に載置されている床パネルが上方向に移動する。
また、逆に、先端が突出しているアジャスタボルトを螺
出して上方向に進めれば、アジャスタボルトの先端が引
っ込んで、床受金具が下方向に移動し、この結果、床パ
ネルが下方向に移動する。このように、アジャスタボル
トを螺入出することにより簡単に床パネルの高さを調節
できる。
【0015】請求項2記載の構成では、床受金具の上側
フランジと構造材との間に所定厚みのスペーサが挿入さ
れ、床受金具のフランジの通孔と構造材の上側フランジ
の通孔とに通されたボルトと、該ボルトに螺着されたナ
ットとで床受金具が構造材に固定されている。かかる構
造になすには、請求項1記載の発明の作用で説明したよ
うにして床パネルの高さを調整する際に、床パネルを所
定位置より若干高くし、この構造材の上側フランジと床
受金具の上側フランジとの間に所定厚みのスペーサを挿
入した後、再び、床パネルを所定位置まで低くしてスペ
ーサの上に載せ、床受金具のフランジの通孔と構造材の
上側フランジの通孔とに通されたボルトと、該ボルトに
螺着されたナットとで床受金具を構造材に所定厚みのス
ペーサを挟んで固定すれば良い。
【0016】また、請求項3記載の構成では、略Z形の
金属体である床受金具の上側フランジが構造材の断面コ
字形の上側フランジの上に載置され、床受金具の下側フ
ランジの上に床パネルが載置されているので、この床パ
ネルの支持構造は基礎と関係がない。したがって、現場
施工の上階の床ユニットにも採用でき、また、工場生産
の建物ユニットにも採用できる。また、床受金具の上側
フランジのネジ孔に出入自在に螺入されたアジャスタボ
ルトが構造材の上側フランジの通孔から支持片の通孔に
通され、該上側フランジと支持片との間のアジャスタボ
ルトに、構造材の上側フランジと支持片とに設けられた
通孔より大きな外径を有する係止部が設けられているの
で、床パネルを上方向に移動させたいときは、係止部を
支持片側に移動させた後、アジャスタボルト75aを床
受金具の上側フランジのネジ孔に対してさらに螺入する
方向に回すと、係止部は、支持片の通孔よりも大きな外
径を有するので、支持片に当接した状態のままとなっ
て、アジャスタボルトを下動させず、その代わり、床受
金具の上側フランジのネジ孔が上方向に移動するので、
床受金具が上方向に移動し、この結果、床受金具の下側
フランジの上に載置されている床パネルが上方向に移動
する。また、先端が突出しているアジャスタボルトを床
受金具の上側フランジのネジ孔に対して螺出する方向に
進めれば、アジャスタボルトの先端が床受金具の上側フ
ランジのネジ孔に対して相対的に引っ込むので、床受金
具が下方向に移動し、この結果、床パネル33が下方向
に移動する。このように、アジャスタボルトを螺入出す
ることにより簡単に床パネルの高さを調節できる。
【0017】また、請求項4記載の構成では、床受金具
の上側フランジと構造材との間に所定厚みのスペーサが
挿入され、アジャスタボルトに設けられている係止部で
床受金具が構造材に固定されている。このような構造を
実現するには、請求項3記載の発明の作用で説明したよ
うにして床パネルの高さを調整する際に、床パネルを所
定位置より若干高くし、この構造材の上側フランジと床
受金具の上側フランジとの間に所定厚みのスペーサを挿
入した後、再び、床パネルを所定位置まで低くしてスペ
ーサの上に載せる。さらに、係止部をを回転させてアジ
ャスタボルトに沿って上方向に移動させれば、このナッ
トは支持片に設けられている通孔より大きな外径を有す
るので床受金具と構造材を下方から押圧して、床パネル
を構造材に固定すれば良い。請求項4記載の発明は、こ
のような構造になっているので、床パネルを所定高さに
して構造材に強固に固定させることができる。
【0018】また、請求項5記載の構成では、床受金具
の上側フランジのネジ孔に螺入されたアジャスタボルト
のボルト頭が床パネルの上面より低くなされているの
で、床パネルから隣の床パネルまで連続した床仕上げ材
等の床面材を取り付ける際に、このアジャスタボルトが
邪魔にならず、床パネルから隣の床パネルに連続した床
面材を取り付けても段差が生じない。
【0019】また、請求項6記載の構成では、床受金具
のウェブにネジ孔が設けられ、構造材に通孔が設けら
れ、この構造材の通孔からウェブのネジ孔に螺入された
ボルトで床受金具が構造材に固定されているので、床受
金具のウェブも構造材に強固に取り付けることができ
る。ボルトをネジ孔に螺入したことにより、構造材に対
する床受金具と床パネルの水平・垂直両方向の変位を抑
えることが出来、床歩行時の振動特性が改善され、歩行
感が向上する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である床パネルの支持構
造を示し、具体的には、ユニット建物に適用した床パネ
ルの支持構造を示す断面図、図2は同ユニット建物の外
観構成を概略示す斜視図、図3は、同ユニット建物の一
階部屋部分を構成する一階建物ユニットを示す一部切欠
斜視図、図4は、同ユニット建物の二階部屋部分を構成
する二階建物ユニットの構成を示す一部切欠斜視図、図
5は図4のA−A線に沿う拡大断面図、また、図6は、
同実施例で用いられるスペーサを示す斜視図である。
【0021】この例では、図2に示すように、基礎9の
上に、一階建物ユニットT1を据え付け、この一階建物
ユニットT1上に、二階建物ユニットT2を据え付け、
この上に屋根ユニットYを取り付けてなるユニット建物
Tについて述べる。一階建物ユニットT1は、図3に示
すように、一対の妻壁パネル11,11と桁壁パネル1
2が床パネル13の3方面の側縁に立設され、四隅に
は、補強用木質の柱2が立設されている。この壁パネル
11,11,12は、略四角形に枠組みされた枠の屋内
側と屋外側にそれぞれ石膏ボードや硬質木片セメント板
等の壁面材が取り付けられて、耐力壁となっている。ま
た、床パネル13は枠の上面に略20mmの合板の上面
材が取り付けられ、下面に略9mmの合板の下面材が取
り付けられたものである。なお、この桁壁側の下部には
木質の桁側床梁15が設けられていて、この桁側床梁に
略Z形の取付片の上側フランジが取り付けられ、この取
付片の下側フランジに床パネル13が載置されて取り付
けられている。この床パネル13の支持構造は、次に示
す二階建物ユニットT2の床パネル33の支持構造と略
同じであるので説明を省略する。
【0022】二階建物ユニットT2は、一対の妻壁パネ
ル31,31と桁壁パネル32が床パネル33の3方面
の側縁に立設され、四隅には、補強用木質の柱4が立設
されている。この壁パネル31,31,32は、略四角
形に枠組みされた枠の屋内側と屋外側にそれぞれ石膏ボ
ードや硬質木片セメント板等の壁面材が取り付けられ
て、耐力壁となっている。また、図5に示すように、両
側の柱4,4に金属製の断面コ字形の長尺体である桁側
床梁5が差し渡され、この桁側床梁5に床パネル33と
天井パネル6が取り付けられている。この床パネル33
は幅略38mm、高さ140mmの木製の枠331の上
面に厚み略20mmの合板の上面材332が、下面に厚
み略9mmの合板の下面材333が取り付けられたもの
であり、天井パネル6は幅略38mm、高さ略89mm
の木製の枠61の下面に厚み略15mmの石膏ボードの
天井材62が取り付けられたものである。
【0023】この二階建物ユニットT2の床パネル33
と天井パネル6の支持構造についてさらに詳細に説明す
る。桁側床梁5は断面コ字形の鋼製の長尺体であり、上
側フランジ51には通孔511が設けられ、下側フラン
ジ52には通孔521が設けられ、ウェブ53には通孔
531が設けられている。床受金具7は断面略Z形の鋼
製の長尺体であり、この床受金具7の上側フランジ71
には通孔711と、通孔にナットが溶接された固着ナッ
ト712とが設けられ、床受金具7のウェブ73には通
孔にナットが溶接されたネジ孔731が990mmピッ
チで設けられていている。なお、固着ナット712にア
ジャスタボルト75が螺入されている。
【0024】そして、図5に示すように、床受金具7の
断面略Z形の下側フランジ72の上に床パネル33が載
置され、ウェブ73が床パネル33の側面に当接されて
釘79で床受金具7が床パネル33に取り付けられてい
る。この床受金具7が取り付けられた床パネル33が、
相対する桁側床梁5の間に落とし込まれて、桁側床梁5
の断面コ字形の上側フランジ51の上に、略Z字形の床
受金具7の上側フランジ71が載置され、床受金具7の
上側フランジ71に設けられた通孔711と桁側床梁5
の上側フランジ51の通孔511とに通されたボルト・
ナット76と、桁側床梁5のウェブ53の通孔531か
ら床受金具7のウェブ73のネジ孔731に螺入された
ボルト77とで、床パネル33が桁側床梁5に仮固定さ
れている。
【0025】なお、床受金具7の上側フランジ71の固
着ナット712に螺入されたアジャスタボルト75のボ
ルト頭751は、床パネル33の上面よりも低くなるよ
うにされている。また、天井パネル6には、断面L字形
の取付金具65が、取付金具65の上側フランジ651
から天井ネル6の枠61に打ち込まれた釘656で取り
付けられている。そして、この取付金具65の下側片6
52がゴム製の防振座金66を介して桁側床梁5の下側
フランジ52の通孔521に挿入されたボルト・ナット
69で、桁側床梁5に天井パネル6が取り付けられてい
る。
【0026】スペーサ8は、図6に示すように、中央に
ボルトを通す溝81が設けられている略矩形状の板材で
ある。そして、図1に示すように、妻壁床梁5の上側フ
ランジ51と床受金具7の上側フランジ71との間に挿
入されて、床パネル33の高さを調節するものである。
したがって、調整する高さに応じて種々な所定厚みのも
のが容易されている。屋根ユニットYについての説明は
省略する。
【0027】次に、ユニット建物の施工方法について説
明する。予め工場において、一階建物ユニットT1、二
階建物ユニットT2及び屋根ユニットY等を生産する。
二階建物ユニットT2を生産する際には、柱4と妻壁パ
ネル31,31と桁壁パネル32を組み立てた後、相対
する桁側床梁5,5の間に床受金具5が取り付けられた
床パネル33を落とし込み、桁側床梁5の中に設けられ
ている断面コ字形の上側フランジ71の上に、略Z字形
の床受金具7の上側フランジ71を載せ、床受金具7の
上側フランジ71に設けられた通孔711と桁側床梁5
の上側フランジ51の通孔511とに通されたボルト・
ナット76と、桁側床梁5のウェブ53の通孔531か
ら床受金具7のウェブ73のネジ孔731に螺入された
ボルト77とで、床パネル33を桁側床梁5に仮固定す
る。なお、床受金具7の上側フランジ71に設けられた
固着ナット712にアジャスタボルト75を螺入してお
く。また、取付金具65の下側片652がゴム製の防振
座金66を介して桁側床梁5の下側フランジ52の通孔
521に挿入されたボルト・ナット63で天井パネル5
を桁側床梁5に取り付ける。
【0028】このようにして生産した一階建物ユニット
T1、二階建物ユニットT2、屋根ユニットY等を施工
現場に運搬し、予め取り付けられている基礎9の上に一
階建物ユニットT1を据え付け、この上に二階建物ユニ
ットT2を据え付け、この上に屋根ユニットYを取り付
ける。なお、相隣る建物ユニットT1,T2の床パネル
13,33の高さが異なるようであれば、高さを調節す
る。
【0029】この床パネル13、33の高さを調節する
方法を、床パネル33を例に挙げて説明する。まず、仮
固定されている床受金具7の上側フランジ71に設けら
れた通孔711と桁側床梁5の上側フランジ51の通孔
511とに通されたボルトとナット76と、桁側床梁5
のウェブ53の通孔531から床受金具7のウェブ73
のネジ孔731に螺入されたボルト77とを緩める。次
に、床パネル33を上方向に移動させたいときには、床
受金具7の上側フランジ71の固着ナット712に螺入
されているアジャスタボルト75を固着ナット712に
対してさらに螺入するように回転する。このようにすれ
ば、このアジャスタボルト75の先端は、桁側床梁5の
上側フランジ51に当たった状態で下動せず、一方、固
着ナット712が上方向へ移動するので、床受金具7が
上方向に移動し、この結果、床受金具7の下側フランジ
72の上に載置されている床パネル33が上方向に移動
する。また、逆に、床パネル33を下方向に移動させた
いときには、先端が突出しているアジャスタボルト75
を固着ナット712に対して螺出させる方向に進めれ
ば、アジャスタボルト75の先端が固着ナット712に
対して相対的に引っ込むので、床受金具7が下方向に移
動し、この結果、床パネル33が下方向に移動する。こ
のように、アジャスタボルト75を螺入出することによ
り簡単に床パネル33の高さを調節できる。
【0030】このようにして、高さを調節できるのであ
るが、さらに良い方法は、床パネル33を所定位置より
若干高くし、この桁側床梁5の上側フランジ51と床受
金具7の上側フランジ71との間に所定厚みのスペーサ
8を挿入した後、再び、床パネル33を所定位置まで低
くしてスペーサ8の上に載せる。この後、床受金具7の
上側フランジ71の通孔711と桁側床梁5の上側フラ
ンジ51の通孔とに通されたボルト・ナット76で床受
金具7を桁側床梁5にスペーサ8を挟んで固定する。さ
らに、桁側床梁5の通孔531から床受金具7のウェブ
73のネジ孔731に螺入されたボルト77で床受金具
7を桁側床梁5に固定する。このようにすれば、床パネ
ル33は、上面が桁側床梁5の上側フランジ51にボル
ト・ナット76で固く締結され、側端面が床受金具7に
強固に固定される。ボルト77をネジ孔731に螺入し
たことにより、床梁5に対する床受金具7と床パネル3
3の水平・垂直両方向の変位を抑えることが出来、床歩
行時の振動特性が改善され、歩行感が向上する。又、上
記構成ではネジ孔731のナットにより床梁5と床受金
具7とが密着するのが防がれるため、上階の歩行音等が
下階に伝播することを防止している。
【0031】この後、相隣る床パネル13,33の間に
面材95を取り付ける。また、相隣る二階建物ユニット
T2に取り付けられている相隣る天井パネル6の間に面
材96を取り付ける。このようすれば、床受金具7の上
側フランジ71のネジ孔711に螺入されたアジャスタ
ボルト75のボルト頭751が床パネル33の上面より
低くなされているので、床パネル33から隣の床パネル
33に面材95を取り付ける際にアジャスタボルト75
が邪魔にならない。また、図1に示すように、床パネル
33の高さが等しくなるので、この床板95の上に床パ
ネル33から隣の床パネル33まで連続した床仕上げ材
を取り付けても段差が生ぜず極めて良い床となる。
【0032】◇第2実施例 次に、図7及び図8を参照して、この発明の第2実施例
について説明する。図7は、この発明の第2実施例であ
る床パネルの支持構造を示し、具体的には、ユニット建
物に適用した床パネルの支持構造を示す断面図、また、
図8は、同ユニット建物の二階部屋部分を構成する二階
建物ユニットの桁側床梁部分を示す断面図である。これ
らの図において、桁側床梁5aは断面コ字形の鋼製の長
尺体であり、この桁側床梁5aのウェブ53aには上側
フランジ51aの下方に突出した支持片59aが設けら
れ、上側フランジ51aと支持片59aの相対する位置
にそれぞれ通孔514a、594aが設けられている。
また、ウェブ53aには通孔531aが設けられてい
る。
【0033】この床受金具7aは断面略Z形の鋼製の長
尺体であり、上側フランジ71aには通孔にナットが溶
接された固着ナット712aが設けられ、ウェブ72a
にはネジ孔731aが設けられている。そして、図8に
示すように、床受金具7aの断面略Z形の下側フランジ
72aの上に床パネル33が載置され、ウェブ73aが
床パネル33の側面に当接されて釘79で床受金具7a
が床パネル33に取り付けられている。この床受金具7
aが取り付けられた床パネル33が、相対する桁側床梁
5aの間に落とし込まれて、桁側床梁5aの断面コ字形
の上側フランジ51aの上に、略Z字形の床受金具7a
の上側フランジ71aが載置され、床受金具7aの上側
フランジ71aに設けられた固着ナット712aに出入
自在に螺入されたアジャスタボルト75aが桁側床梁5
aの上側フランジ51aの通孔514aから支持片59
aの通孔594aに通され、上側フランジ51aと支持
片59aとの間のアジャスタボルト75aにダブルナッ
ト78aが螺着されている。このダブルナット78aの
外径は桁側床梁5aの上側フランジ51aに設けられた
通孔514aより大きく、且つ、支持片59aに設けら
れた通孔594aより大きい。なお、床受金具7aの上
側フランジ71aの固着ナット712aに螺入されたア
ジャスタボルト75aのボルト頭751aは床パネル3
3の上面よりも低くなるようにされている。
【0034】このようになっているので、床パネル33
を上方向に移動させたいときは、図8に示すように、ダ
ブルナット78aを支持片59aの上面に当接するまで
移動させた後、アジャスタボルト75aを固着ナット7
12aに対してさらに螺入する方向に回すと、ダブルナ
ット78aは、支持片59aの通孔594aよりも大き
な外径を有するので、支持片59aに当接した状態のま
まとなって、アジャスタボルト75aを下動させず、そ
の代わり、固着ナット712aが上方向に移動するの
で、床受金具7aが上方向に移動し、この結果、床受金
具7aの下側フランジ72aの上に載置されている床パ
ネル33が上方向に移動する。また、先端が突出してい
るアジャスタボルト75aを固着ナット78aに対して
螺出する方向に進めれば、アジャスタボルト75aの先
端が固着ナット712aに対して相対的に引っ込むの
で、床受金具7aが下方向に移動し、この結果、床パネ
ル33が下方向に移動する。
【0035】次に、ユニット建物の施工方法について説
明する。予め、工場で生産した一階建物ユニット、二階
建物ユニット、屋根ユニット等を施工現場に運搬し、予
め準備された基礎の上に、一階建物ユニットを据え付け
し、この上に二階建物ユニットを据え付けし、この上に
屋根ユニットを取り付ける。ここで、相隣る建物ユニッ
ト間で床パネルの高さが異なる場合には、高さを調節す
る。
【0036】この床パネルの高さを調節する方法を床パ
ネル33を例に挙げて説明する。まず、仮固定されてい
る桁側床梁5aのウェブ53aの通孔531aから床受
金具7aのウェブ73aのネジ孔731aに螺入された
ボルト77aを緩める。次に、床パネル33を上方向に
移動させたいときには、ダブルナット78aを支持片5
9a側に移動させた後、アジャスタボルト75aを回し
て下方向に進める。このようにすれば、このアジャスタ
ボルト75aの先端がアジャスタボルト75aに設けら
れているダブルナット78aと共に支持片59aの方向
に突出し、このダブルナット78aは支持片59aに設
けられている通孔594aより大きな外径を有するの
で、支持片59aを押して床受金具7aが上方向に移動
し、この結果、床受金具7aの下側フランジ72aの上
に載置されている床パネル33が上方向に移動する。
【0037】また、逆に、床パネル33を下方向に移動
させたいときには、先端が突出しているアジャスタボル
ト75aを螺出し上方向に進めると、アジャスタボルト
75aの先端がダブルナット78aと共に引っ込んで、
床受金具7aが下方向に移動し、この結果、床パネル3
3が下方向に移動する。このように、アジャスタボルト
75aを螺入出することで、簡単に床パネル33の高さ
を調節できる。
【0038】このようにして高さを調節できるのである
が、さらに良い方法は、図7に示すように、床パネル3
3を所定位置より若干高くし、この桁側床梁5aの上側
フランジ51aと床受金具7aの上側フランジ71aと
の間に所定厚みのスペーサ8を挿入した後、再び、床パ
ネル33を所定位置まで低くしてスペーサ8の上に載せ
る。この後、ダブルナット78aを回転させて上方向に
移動させると、このダブルナット78aは桁側床梁5a
の上側フランジ51aに設けられている通孔514aよ
り大きな外径を有するので、図7に示すように、桁側床
梁5aの上側フランジ51aの下側を押圧して、床受金
具7aが桁側床梁5にスペーサ8を挟んで固定される。
さらに、桁側床梁5aの通孔531aから床受金具7a
のウェブ73aのネジ孔731aに螺入されたボルト7
7aで床受金具7aを桁側床梁5aに固定する。このよ
うにすれば、床パネル33は、上面が、桁側床梁5aの
上側フランジ51aにダブルナット78aで強固に締結
され、側端面が床受金具7aに強固に固定されることと
なる。ボルト77aをネジ孔731aに螺入したことによ
り、床梁5aに対する床受金具7aと床パネル33の水平
・垂直両方向の変位を抑えることが出来、床歩行時の振
動特性が改善され、歩行感が向上する。又、上記構成で
はネジ孔731aのナットにより床梁5aと床受金具7a
とが密着するのが防がれるため、上階の歩行音等が下階
に伝播することを防止している。
【0039】この後、相隣る床パネル33の間に面材9
5を取り付ける。また、相隣る二階建物ユニットT2に
取り付けられている相隣る天井パネル6の間に面材96
を取り付ける。このようにすれば、床受金具7aの上側
フランジ71aの固着ナット712aに螺入されたアジ
ャスタボルト75aのボルト頭751aが床パネル33
の上面より低くなされているので、床パネル33から隣
の床パネル33に面材95を取り付ける際にアジャスタ
ボルト75aが邪魔にならない。また、、図1に示すよ
うに、床パネル33の高さが等しくなるので、この床板
95の上に床パネル33から隣の床パネル33まで連続
した床仕上げ材を取り付けても段差が生ぜず極めて良い
床となる。
【0040】以上、この発明の実施例を図面により詳述
してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変
更等があってもこの発明に含まれる。例えば、上述の第
2実施例ではアジャスタボルトに設けられているダブル
ナット78aとしてダブルナットを使用しているが、こ
のダブルナットに替えて、図9に示すようなナット本体
781bとこの側面から螺入するボルト782bとから
なるナット78bであっても良い。このダブルナット7
8bでは、ナット本体781bに螺入されたアジャスタ
ボルト75bを、別のボルト782bをナット本体78
1bの側面から螺入することで止着でき、ボルト782
bを螺出するとアジャスタボルト75aが回転できるの
である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の構
成によれば、略Z形の金属体である床受金具の上側フラ
ンジが構造材の上に載置され、床受金具の下側フランジ
の上に床パネルが載置されているので、現場施工で取り
付けられる上階の床ユニットにも採用でき、また、工場
生産による建物ユニットにも採用できる。また、床受金
具の上側フランジのネジ孔にアジャスタボルトが出入自
在に螺入されているので、アジャスタボルトを螺入出さ
せることにより簡単に床パネルの高さを調節することが
できる。
【0042】請求項2記載の構成によれば、床受金具の
上側フランジと構造材との間に所定厚みのスペーサが挿
入され、床受金具のフランジの通孔と構造材の上側フラ
ンジの通孔とに通されたボルトと、該ボルトに螺着され
たナットとで床受金具と構造材とが固定されているの
で、床受金具を構造材に所定厚みのスペーサを挟んでボ
ルト・ナットで固定することにより床パネルを所定高さ
にして構造材に強固に固定させることができる。
【0043】請求項3記載の構成によれば、略Z形の金
属体である床受金具の上側フランジが構造材の断面コ字
形の上側フランジの上に載置され、床受金具の下側フラ
ンジの上に床パネルが載置されているので、建築現場で
取り付けられる上階の床ユニットにも採用でき、また、
工場生産される建物ユニットにも採用できる。また、床
受金具の上側フランジのネジ孔に出入自在に螺入された
アジャスタボルトが構造材の上側フランジの通孔から支
持片の通孔に通され、該上側フランジと支持片との間の
アジャスタボルトに係止部が移動自在に設けられている
ので、アジャスタボルトを螺入出させて、床パネルの高
さを調節することができる。
【0044】請求項4記載の構成によれば、床受金具の
上側フランジと構造材との間に所定厚みのスペーサが挿
入されているので、床受金具を構造材に所定厚みのスペ
ーサを挟んで係止部で固定することにより床パネルを所
定高さにして構造材に強固に固定させることができる。
【0045】請求項5記載の構成によれば、床受金具の
上側フランジのネジ孔に螺入されたアジャスタボルトの
ボルト頭が床パネルの上面より低くなされているので、
床パネルから隣の床パネルまで連続した床仕上げ材を取
り付ける際に、このアジャスタボルトが邪魔にならず、
床パネルと隣の床パネルとの間に面材を段差なく取り付
けることができる。
【0046】請求項6記載の構成によれば、床受金具の
ウェブにネジ孔が設けられ、構造材に通孔が設けられ、
この構造材の通孔からウェブのネジ孔に螺入されたボル
トで床受金具が構造材に固定されているので、床受金具
のウェブを構造材に強固に取り付けることができる。ボ
ルトをネジ孔に螺入したことにより、構造材に対する床
受金具と床パネルの水平・垂直両方向の変位を抑えるこ
とが出来、床歩行時の振動特性が改善され、歩行感が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である床パネルの支持構
造を示し、具体的には、ユニット建物に適用した床パネ
ルの支持構造を示す断面図である。
【図2】同ユニット建物の外観構成を概略示す斜視図で
ある。
【図3】同ユニット建物の一階部屋部分を構成する一階
建物ユニットを示す一部切欠斜視図である。
【図4】同ユニット建物の二階部屋部分を構成する二階
建物ユニットを示す一部切欠斜視図である。
【図5】図4のA−A線に沿う拡大断面図である。
【図6】同実施例で用いられるスペーサを示す斜視図で
ある。
【図7】この発明の第2実施例である床パネルの支持構
造を示し、具体的には、ユニット建物に適用した床パネ
ルの支持構造を示す断面図である。
【図8】同ユニット建物の二階部屋部分を構成する二階
建物ユニットの桁側床梁部分を示す断面図である。
【図9】第1及び第2実施例の変形例に係るナットの構
成を示す斜視図である。
【符号の説明】
T ユニット建物 T1 一階建物ユニット T2 二階建物ユニット 31 妻壁パネル 32 桁壁パネル 33 床パネル 5,5a 桁側床梁(構造材) 51,51a 上側フランジ 514a 通孔 53,53a ウェブ 531,531a ネジ孔 59a 支持片 994a 通孔 7,7a 床受金具 71,71a 上側フランジ 712,712a 固着ナット 73,73a ウェブ 75,75a アジャスタボルト 77,77a 通孔 78a ダブルナット(係止部) 8 スペーサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の構造材に床パネルが床受金具で取
    り付けられた床パネルの支持構造であって、 前記床受金具は上側フランジにネジ孔が設けられた略Z
    形の金属体からなり、該床受金具の上側フランジが構造
    材の上に載置され、床受金具の下側フランジの上に床パ
    ネルが載置され、床受金具の上側フランジの前記ネジ孔
    に、高さ調節可能なアジャスタボルトが出入自在に螺入
    されていることを特徴とする床パネルの支持構造。
  2. 【請求項2】 前記構造材は、上側フランジに通孔が設
    けられた断面コ字形の長尺体であり、前記床受金具の上
    側フランジには通孔が設けられ、該床受金具の上側フラ
    ンジと構造材の上側フランジとの間に所定厚みのスペー
    サが挿入され、床受金具のフランジの前記通孔と構造材
    の上側フランジの前記通孔とに通されたボルトと、該ボ
    ルトに螺着されたナットとで床受金具が構造材に固定さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の床パネルの支
    持構造。
  3. 【請求項3】 建物の構造材に床パネルが床受金具で取
    り付けられた床パネルの支持構造であって、前記床受金
    具は上側フランジにネジ孔が設けられた略Z形の金属体
    であり、前記構造材は断面コ字形の長尺体であり、該構
    造材のウェブには上側フランジの下方に突出した支持片
    が設けられ、上側フランジと支持片の相対する位置にそ
    れぞれ通孔が設けられ、床受金具の上側フランジが構造
    材の上側フランジの上に載置され、床受金具の下側フラ
    ンジの上に床パネルが載置され、床受金具の上側フラン
    ジのネジ孔に出入自在に螺入されたアジャスタボルトが
    構造材の上側フランジの通孔から支持片の通孔に通さ
    れ、該上側フランジと支持片との間のアジャスタボルト
    に、構造材の上側フランジと支持片とに設けられた通孔
    より大きな外径を有する係止部が設けられていることを
    特徴とする床パネルの支持構造。
  4. 【請求項4】 前記床受金具の上側フランジと構造材と
    の間に、所定の厚みのスペーサが挿入され、前記アジャ
    スタボルトに設けられている係止部で床受金具が、構造
    材に固定されていることを特徴とする請求項3記載の床
    パネルの支持構造。
  5. 【請求項5】 前記床受金具の上側フランジのネジ孔に
    螺入されたアジャスタボルトのボルト頭が床パネルの上
    面より低くなされていることを特徴とする請求項1又は
    3記載の床パネルの支持構造。
  6. 【請求項6】 前記床受金具のウェブにネジ孔が設けら
    れ、前記構造材に通孔が設けられ、該構造材の通孔から
    ウェブのネジ孔に螺入されたボルトで床受金具が構造材
    に固定されていることを特徴とする請求項1又は3記載
    の床パネルの支持構造。
  7. 【請求項7】 複数の建物ユニットを組み合わせて部屋
    部分が構成されるユニット建物であって、 前記構造材が、建物ユニットの床梁であり、請求項1乃
    至6のいずれか1に記載の床パネルの支持構造を備えて
    なることを特徴とするユニット建物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004092501A1 (ja) * 2003-04-11 2004-10-28 Mitsuo Sasaki 立体構築物
JP2016069930A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 積水化学工業株式会社 ユニット建物の防振構造及びその構築方法

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WO2004092501A1 (ja) * 2003-04-11 2004-10-28 Mitsuo Sasaki 立体構築物
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