JP2016069930A - ユニット建物の防振構造及びその構築方法 - Google Patents

ユニット建物の防振構造及びその構築方法 Download PDF

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Abstract

【課題】建物ユニット間の隙間が僅かであっても、左右の建物ユニットを連結させて防振機能を発揮させることが可能なユニット建物の防振構造を提供する。【解決手段】梁材と柱材とによって骨組みが形成される建物ユニットを左右に複数、隣接させて構成されるユニット建物の防振構造である。そして、左右に隣接する建物ユニット間の隙間101を挟んだ両側の床梁12,12の上フランジ121,121間に架け渡される上面部21と、隙間を挟んだ両側の床梁の下フランジ122,122間に差し渡される下面部22と、上面部と下面部とを隙間において接続させる棒状の接続棒部23とを備えている。また、上面部には、接続棒部を側縁から中央に向けて導くためのガイド切欠211が設けられるとともに、接続棒部の頭部23aはガイド切欠より広い幅に形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、複数の建物ユニットを左右に隣接させて構成されるユニット建物の防振構造、及びその構築方法に関するものである。
従来、工場で製作された複数の建物ユニットを縦、横に積み重ねてユニット建物を構築するに際して、左右及び上下に積み重ねる建物ユニットの床梁と天井梁との間、又は左右に隣接させる建物ユニットの柱間に防振部材を介在させることが知られている(特許文献1−4など参照)。
これらの文献に記載されたユニット建物においては、床梁や柱が撓むことによって発生する振動を抑えるために、梁間や柱間に鋼板やゴムと鋼板の積層構造の防振部材を介在させて、振動の発生を抑えるようにしている。
なお、特許文献1では、建物ユニット間に間取り調整用の隙間を設けて連結させることによって、建物ユニットの倍数の制限を越えて建築面積を広げることができるユニット建物に対して防振構造を設けている。
特開2012−207454号公報 特公平6−15785号公報 特開2008−121318号公報 特開2002−194817号公報
しかしながら、特許文献2−4に開示されたユニット建物は、建物ユニット間を近接させて構築されるものであって、その僅かな隙間周辺に防振部材のみを配置する構造が開示されているに過ぎない。
そこで、本発明は、建物ユニット間の隙間が僅かであっても、左右の建物ユニットを連結させて防振機能を発揮させることが可能なユニット建物の防振構造、及びその構築方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のユニット建物の防振構造は、梁材と柱材とによって骨組みが形成される建物ユニットを左右に複数、隣接させて構成されるユニット建物の防振構造であって、左右に隣接する前記建物ユニット間の隙間を挟んだ両側の床梁の上面間に架け渡される上面部と、前記隙間を挟んだ両側の前記床梁の下面間に差し渡される下面部と、前記上面部と前記下面部とを前記隙間において接続させる棒状の接続棒部とを備え、前記上面部には、前記接続棒部を側縁から中央に向けて導くためのガイド切欠が設けられるとともに、前記接続棒部の頭部は前記ガイド切欠より広い幅に形成されていることを特徴とする。
ここで、前記接続棒部は、前記頭部に六角穴が設けられた長ボルトであることが好ましい。
また、本発明のユニット建物の防振構造の構築方法は、上記のユニット建物の防振構造の構築方法であって、前記下面部に前記接続棒部を取り付ける工程と、第1の建物ユニットの前記床梁の下面に前記下面部の上面を接触させるとともに、前記接続棒部が前記床梁の側面に沿って立ち上げられた状態に仮固定する工程と、前記頭部と前記床梁の上面との間の前記接続棒部に前記ガイド切欠を合わせ、前記床梁とその上方の床板との間に前記上面部を収容する工程と、先行して設置された第1の建物ユニットに対して、前記隙間を置いて第2の建物ユニットを隣接させる工程と、前記ガイド切欠に沿って前記上面部を横移動させて、前記第1及び第2の建物ユニット間に上面部を架け渡す工程と、前記接続棒部を締結することで、前記上面部及び下面部をそれぞれ前記床梁に密着させる工程とを備えたことを特徴とする。
このように構成された本発明のユニット建物の防振構造は、隙間を挟んだ左右両側の建物ユニットの床梁の上面間に架け渡される上面部に、接続棒部を側縁から中央に向けて導くためのガイド切欠が設けられる。また、接続棒部の頭部は、ガイド切欠より広い幅に形成されている。
このため、接続棒部に対してガイド切欠に沿って上面部をスライドさせることで、建物ユニット間の隙間が僅かであっても、左右の建物ユニットを連結させて防振機能を発揮させることができる。
特に、接続棒部が頭部に六角穴が設けられた長ボルトであれば、床の上からの締結作業によって、隣接する床梁間が上面部及び下面部に挟持されるように容易に締め付けをおこなうことができる。
また、本発明のユニット建物の防振構造の構築方法は、床梁とその上方の床板との間に上面部を収容しておき、第2の建物ユニットを設置後に、ガイド切欠に沿って上面部を横移動させて隣接する建物ユニット間に架け渡す。
このため、接続治具が仮固定された建物ユニットの隣に別の建物ユニットを真っ直ぐに降ろすことができる。さらに、床の上からの作業だけで、上面部を床梁間に架け渡し、接続棒部を締結することができる。
本実施の形態のユニット建物の防振構造の構成を説明する断面図である。 建物ユニットの構成を説明する斜視図である。 接続治具の構成を説明する斜視図である。 上面部が取り付けられる前の接続治具の状態を示した側面図である。 接続治具を設置する工程を説明する斜視図である。 先行して設置される建物ユニットに仮固定された接続治具の状態を説明する図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。 上面部の位置合わせをする工程を説明する図であって、(a)は平面図、(b)は側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態のユニット建物の防振構造の構成を説明するための断面図、図2はユニット建物を構成する建物ユニット1を説明する斜視図である。
まず、図2を参照しながらユニット建物の構成から説明すると、このようなユニット建物は、工場で製作される複数の建物ユニット1,・・・を建築現場に搬送し、基礎(図示省略)の上に横方向に並べて1階部を構築するとともに、それらの(下階)建物ユニット1,・・・の上に別の(上階)建物ユニット1,・・・を積み上げることで上層階を構築していく。
ここで、左右に建物ユニット1,1を隣接配置する際には、図1,7に示すように、十数mmから20mm程度の隙間101が発生することになる。
一方、ユニット建物を構成する建物ユニット1は、図2に示すように、四隅に配置される柱材としての柱11,・・・と、その柱11,・・・の下端間に差し渡される梁材としての床梁12,12A,・・・と、柱11,・・・の上端間に架け渡される梁材としての天井梁13,13A,・・・とによってボックス形のラーメン構造体(骨組構造体)に形成される。
ここで、柱11は角形鋼管、床梁12,12A及び天井梁13,13Aは断面視コ字形の溝形鋼材によって形成されている。例えば、図1に示すように、床梁12の上面は上フランジ121によって形成され、下面は上フランジ121と略平行な下フランジ122によって形成され、側面は上フランジ121と下フランジ122の側縁間を繋ぐウェブ123によって形成される。
また、柱11と床梁12(12A)及び天井梁13(13A)は、接合枠材14を介して溶接接合される。さらに、天井梁13,13間には、平行に天井根太16,・・・が架け渡され、天井根太16,・・・の下面には天井板18が張り付けられる。
また、床梁12,12間には、平行に床小梁15,・・・が差し渡され、床小梁15,・・・の上面には床板17が張り付けられる。ここで、床小梁15は、取付金具15aを介して床梁12に固定される。
本実施の形態では、図1に示すように、左右に隣接して略平行に設置される床梁12,12間を連結させるユニット建物の防振構造について説明する。
図1に示すように、床梁12,12間の隙間101には、接続治具2が配置される。この接続治具2は、図1,3に示すように、隙間101を挟んだ両側の床梁12,12の上フランジ121,121間に架け渡される上面部21と、隙間101を挟んだ両側の下フランジ122,122間に差し渡される下面部22と、上面部21と下面部22とを隙間101において接続させる接続棒部23とを主に有している。
上面部21は、図3,7に示すように、隙間101よりも広い幅と長さの平面視長方形の鋼材よって形成される。詳細には、帯板状の底板部21bと、底板部21bの両側縁から上方に向けて壁状に突出される補強リブ21a,21aと、底板部21bの短辺となる一側縁から中央に向けて溝状に切り欠かれるガイド切欠211とによって主に構成される。
上面部21に隙間101の幅方向に延設される補強リブ21a,21aを設けることで、曲げ剛性を高めることができるので、底板部21bの板厚を過剰に厚くしなくても良く、コストを削減することができる。
また、ガイド切欠211は、補強リブ21a,21aと略平行となるように、底板部21bの長手方向に延伸される。さらに、ガイド切欠211は、平面視略U字状の溝底が底板部21bの略中央に位置するように設けられる。
一方、下面部22は、図3及び図7(b)に示すように、上面部21と略同じ大きさの平面形状の長方形の鋼板によって形成されており、鋼板の長手方向の両端付近にはブチルテープ22a,22aが貼り付けられる。
このブチルテープ22aは、両面に粘着性を帯びた加硫ゴムシートで、下面部22を床梁12の下フランジ122に密着させる機能と、振動を吸収する緩衝材としての機能とを有している。
そして、下面部22の略中央のブチルテープ22a,22a間に、長ボルトによって形成される接続棒部23が取り付けられる。この接続棒部23の頭部23aは、図3,4に示すように軸部よりも大きな円柱状に設けられ、その下端には、バネ座金などの座金23dが装着される。
この頭部23aは、図6(a)及び図7(a)に示すように、平面視でガイド切欠211より広い幅(直径)に形成されている。また、頭部23aの上端には、六角穴23cが設けられる。
すなわち、接続棒部23をガイド切欠211に通した状態で頭部23aを締め付けると、頭部23aの顎がガイド切欠211周辺の底板部21bに当たって、上面部21を床梁12側に押し付けることができる。
また、接続棒部23の下端には、下ねじ部23bが設けられる。この下ねじ部23bは、下面部22の略中央に貫通された雌ねじ孔にねじ込まれる。すなわち、下ねじ部23bが下面部22の雌ねじ孔にねじ込まれるように接続棒部23を締め付けると、下面部22は床梁12,12の下フランジ122,122に押し付けられ、上面部21は床梁12,12に上フランジ121,121に押し付けられる。
このようにして、接続治具2を挟んだ両側の床梁12,12が連結されることで、略平行に隣接する2本の床梁12,12が一体に変動する防振構造となる。
次に、本実施の形態のユニット建物の防振構造の構築方法について、図4−7を参照しながら説明する。
まず、工場において建物ユニット1,・・・を製作し、住宅を建設する建築現場まで搬送する。建築現場では、鉄筋コンクリートによってべた基礎や布基礎などを構築しておく。
そして、図4に示すように、下面部22の雌ねじ孔に接続棒部23の下ねじ部23bを上からねじ込んで、下ねじ部23bの下端を下面部22の下方に突出させる。
続いて、先に設置する第1の建物ユニット1Aには、図5に示すように、隙間101に面する床梁12のウェブ123に接続治具2の接続棒部23を仮固定しておく。
この仮固定は、下面部22のブチルテープ22aを床梁12の下フランジ122の下面に密着させるとともに、接続棒部23をテープ23eを使ってウェブ123に留めることで行われる。
そして、基礎(図示省略)の上に、1階となる建物ユニット1Aを降ろす。また、仮固定された接続棒部23に対しては、上面部21のガイド切欠211の開口を合わせる。
この上面部21は、図6(b)に示すように、接続棒部23の頭部23aと床梁12の上フランジ121との間に底板部21bが配置される高さ(位置)に合わせられる。
さらに、上面部21のガイド切欠211に接続棒部23の周面の一部を嵌めて、床梁12の上フランジ121とその上方の床板17との間に上面部21を収容する。
ここで、図6(a)は、上面部21が建物ユニット1Aの床板17の下方に収容された状態を示した平面図であり、図6(b)は、同じ状態を側方から見た側面図である。
この上面部21は、接続棒部23の側面よりも隙間101側に張り出さないように収容される。要するに、隙間101に対して最も突出している接続治具2の箇所は、下面部22を除くと、接続棒部23の頭部23a又は座金23dとなる。
そして、図7に示すように、先に降ろした1階の建物ユニット1Aの隣に、第2の建物ユニットとなる別の建物ユニット1Bを降ろす。ここで、建物ユニット1Aの隣に建物ユニット1Bを真っ直ぐ上から降ろす際には、建物ユニット1Bの床梁12に頭部23a又は座金23dが接触しないように気を付けるだけでよい。
この建物ユニット1Bを設置した直後は、接続治具2の上面部21は、一方の建物ユニット1Aの床梁12にしかかかっていない。そこで、作業者は、建物ユニット1Aの床板17の下に収容された上面部21を、床板17の上から建物ユニット1Bに向けてガイド切欠211に沿って横移動させる。
この横移動は、ガイド切欠211の溝底に接続棒部23の側面が接触するまで行われる。この作業によって、接続棒部23及び頭部23aが、上面部21の略中央に配置されることになる。
図7(a)は、隙間101を挟んで左右に隣接する1階の建物ユニット1A,1Bの床梁12,12周辺を、上から見た平面図であり、図7(b)は、同じ状態を側方から見た側面図である。
このようにして建物ユニット1A,1Bの床梁12,12間に上面部21を架け渡した後に、作業者は、1階の床板17の上から接続棒部23の頭部23aの六角穴23cに六角レンチを嵌め、接続棒部23を締結する。
次に、本実施の形態のユニット建物の防振構造及びその構築方法の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態のユニット建物の防振構造は、図1に示すように、隙間101を挟んだ左右両側の床梁12,12の上フランジ121,121間に架け渡される上面部21に、図6(a)に示すような接続棒部23を側縁から中央に向けて導くためのガイド切欠211が設けられる。また、接続棒部23の頭部23aは、ガイド切欠211より広い幅に形成されている。
このため、接続棒部23に対してガイド切欠211に沿って上面部21をスライドさせることで、建物ユニット1A,1B間の隙間101が僅かであっても、隣接する床梁12,12間を上面部21及び下面部22で挟持させて連結することができる。
また、このようにして左右の建物ユニット1A,1Bが締め付けられた状態で連結されると、左右に隣接する床梁12,12の間隔が広がるような変形の発生を抑えることができる。
すなわち、建物ユニット1A,1Bの床板17の上を走ったり、物を落下させたりして鉛直荷重が床面に作用すると、床小梁15や床梁12が撓むことになる。
このような挙動に対して、床梁12の長手方向に間隔を置いて接続治具2を配置し、隣接する床梁12,12間を連結させておくことで、床梁12の振動や振動伝達機能を抑えて、防振機能を発揮させることができる。
また、後から設置する建物ユニット1B側に上面部21が突出しないように、ガイド切欠211を利用して予め床板17の下に上面部21を収容しておくことで、隙間101が僅かであっても、接続治具2が仮固定された建物ユニット1Aの隣に別の建物ユニット1Bを真っ直ぐに降ろすことができる。
さらに、床の上からの作業だけで、上面部21をスライドさせて床梁12,12間に架け渡し、接続棒部23を締結する作業を行うことができる。
そして、接続棒部23が頭部23aに六角穴23cが設けられた長ボルトであれば、床板17,17間の僅かな間隙であっても通すことが可能な六角レンチによって、床の上から容易に締結作業を行うことができる。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、1階に隣接される建物ユニット1A,1Bとの間に設けられるユニット建物の防振構造について説明したが、これに限定されるものではない。2階や3階など、別の階にも適用することができる。
また、前記実施の形態では、頭部23aに六角穴23cが設けられた長ボルトを接続棒部23とする場合について説明したが、これに限定されるものではなく、頭部の外形が六角柱等の多角柱となっていてもよい。また、長ボルトの頭部が下面部側となって、上面部側にはナットを装着する構成にすることもできる。
さらに、前記実施の形態では、補強リブ21a,21aが設けられた上面部21について説明したが、これに限定されるものではなく、下面部22と同様に厚さが一定の長方形の鋼板によって上面部を形成することができる。また、これとは反対に、下面部を補強リブのある構成とすることもできる。
1,1A,1B 建物ユニット
101 隙間
11 柱(柱材)
12,12A 床梁(梁材)
121 上フランジ(上面)
122 下フランジ(下面)
13,13A 天井梁(梁材)
17 床板
2 接続治具
21 上面部
211 ガイド切欠
22 下面部
23 接続棒部
23a 頭部
23c 六角穴

Claims (3)

  1. 梁材と柱材とによって骨組みが形成される建物ユニットを左右に複数、隣接させて構成されるユニット建物の防振構造であって、
    左右に隣接する前記建物ユニット間の隙間を挟んだ両側の床梁の上面間に架け渡される上面部と、
    前記隙間を挟んだ両側の前記床梁の下面間に差し渡される下面部と、
    前記上面部と前記下面部とを前記隙間において接続させる棒状の接続棒部とを備え、
    前記上面部には、前記接続棒部を側縁から中央に向けて導くためのガイド切欠が設けられるとともに、前記接続棒部の頭部は前記ガイド切欠より広い幅に形成されていることを特徴とするユニット建物の防振構造。
  2. 前記接続棒部は、前記頭部に六角穴が設けられた長ボルトであることを特徴とする請求項1に記載のユニット建物の防振構造。
  3. 請求項1又は2に記載のユニット建物の防振構造の構築方法であって、
    前記下面部に前記接続棒部を取り付ける工程と、
    第1の建物ユニットの前記床梁の下面に前記下面部の上面を接触させるとともに、前記接続棒部が前記床梁の側面に沿って立ち上げられた状態に仮固定する工程と、
    前記頭部と前記床梁の上面との間の前記接続棒部に前記ガイド切欠を合わせ、前記床梁とその上方の床板との間に前記上面部を収容する工程と、
    先行して設置された第1の建物ユニットに対して、前記隙間を置いて第2の建物ユニットを隣接させる工程と、
    前記ガイド切欠に沿って前記上面部を横移動させて、前記第1及び第2の建物ユニット間に上面部を架け渡す工程と、
    前記接続棒部を締結することで、前記上面部及び下面部をそれぞれ前記床梁に密着させる工程とを備えたことを特徴とするユニット建物の防振構造の構築方法。
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