JP6378000B2 - ユニット建物の防振構造 - Google Patents

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本発明は、複数の建物ユニットを左右及び上下に隣接させて構成されるユニット建物の防振構造に関するものである。
従来、工場で製作された複数の建物ユニットを縦、横に積み重ねてユニット建物を構築するに際して、左右及び上下に積み重ねる建物ユニットの床梁と天井梁との間、又は左右に隣接させる建物ユニットの柱間に防振部材を介在させることが知られている(特許文献1−4など参照)。
これらの文献に記載されたユニット建物においては、床梁や柱が撓むことによって発生する振動を抑えるために、梁間や柱間に鋼板やゴムと鋼板の積層構造の防振部材を介在させて、振動の発生を抑えるようにしている。
なお、特許文献1では、建物ユニット間に間取り調整用の隙間を設けて連結させることによって、建物ユニットの倍数の制限を越えて建築面積を広げることができるユニット建物に対して防振構造を設けている。
特開2012−207454号公報 特公平6−15785号公報 特開2008−121318号公報 特開2002−194817号公報
しかしながら、特許文献2−4に開示されたユニット建物は、建物ユニット間を近接させて構築されるものであって、その僅かな隙間周辺に防振部材のみを配置する構造が開示されているに過ぎない。
そこで、本発明は、建物ユニット間の隙間が僅かであっても、平板型防振部材を充分に機能させることが可能なユニット建物の防振構造を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のユニット建物の防振構造は、梁材と柱材とによって骨組みが形成される建物ユニットを左右及び上下に複数、隣接させて構成されるユニット建物の防振構造であって、上階建物ユニットの床梁と下階建物ユニットの天井梁との間に配置される平板型防振部材と、左右に隣接する前記建物ユニット間の隙間を挟んだ両側の前記床梁の上面間に架け渡される上面部と、前記隙間を挟んだ両側の前記天井梁の下面間に差し渡される下面部と、前記上面部と前記下面部とを前記隙間において接続させる接続部とを有する接続治具とを備え、前記接続部は、前記上面部又は前記下面部の一方に対して偏心した位置に接合されることを特徴とする。
ここで、前記偏心した位置は、前記上面部又は前記下面部の縁部の略中央であることが好ましい。
また、別のユニット建物の防振構造は、梁材と柱材とによって骨組みが形成される建物ユニットを左右及び上下に複数、隣接させて構成されるユニット建物の防振構造であって、上階建物ユニットの床梁と下階建物ユニットの天井梁との間に配置される平板型防振部材と、左右に隣接する前記建物ユニット間の隙間を挟んだ両側の前記床梁の上面間に架け渡される上面部と、前記隙間を挟んだ両側の前記天井梁の下面間に差し渡される下面部と、前記上面部と前記下面部とを前記隙間において接続させる接続部とを有する接続治具とを備え、前記上面部又は前記下面部の一方の幅が前記隙間より狭く、他方の幅が前記隙間より広いことを特徴とする。
このように構成された本発明のユニット建物の防振構造は、隙間を挟んだ両側の上側建物ユニットの床梁と下階建物ユニットの天井梁との間に平板型防振部材が配置される。また、平板型防振部材を間接的に挟持させるための接続治具の接続部は、上面部又は下面部の一方に対して偏心した位置に接合される。
このため、建物ユニット間の隙間が僅かであっても、上階建物ユニットを並べた後に接続部を回転させることによって、上面部又は下面部を所望する位置に配置させて、平板型防振部材を充分に機能させることができる。
特に、偏心した位置を上面部又は下面部の縁部の略中央にすることで、接続治具が仮置きされた建物ユニットの隣に別の建物ユニットを真っ直ぐにおろすことができる。
そして、接続治具の上面部及び下面部の挟持によって床梁と天井梁との間隔が広がるような変形の発生が抑えられれば、平板型防振部材を機能させ続けることができる。
また、上面部又は下面部の一方の幅が建物ユニット間の隙間より狭く、他方の幅が建物ユニット間の隙間より広くなっていれば、隙間より狭い方を隙間に挿し込むことで、下方側又は上方側からの一方側のみの作業によって接続治具を取り付けることができる。
本実施の形態のユニット建物の防振構造の構成を説明する断面図である。 建物ユニットの構成を説明する斜視図である。 防振プレート及び接続治具を設置する工程を説明する斜視図である。 床梁に仮置きされた接続治具の上面部を見た平面図である。 上面部の位置合わせをする工程を説明する図であって、(a)は回転前の状態を示した斜視図、(b)は回転後の状態を示した斜視図である。 天井梁に固定された接続治具の下面部を見た底面図である。 実施例のユニット建物の防振構造の構成を説明する断面図である。 床梁に接続治具の上面部を設置する工程を説明する平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施の形態のユニット建物の防振構造の構成を説明するための断面図、図2はユニット建物を構成する建物ユニット1を説明する斜視図である。
まず、図2を参照しながらユニット建物の構成から説明すると、このようなユニット建物は、工場で製作される複数の建物ユニット1,・・・を建築現場に搬送し、横方向に並べて1階部を構築するとともに、それらの(下階)建物ユニット1,・・・の上に別の(上階)建物ユニット1,・・・を積み上げることで上層階を構築していく。
ここで、左右に建物ユニット1,1を隣接配置する際には、図1,3,4に示すように、十数mmから20mm程度の隙間101が発生することになる。
一方、ユニット建物を構成する建物ユニット1は、図2に示すように、四隅に配置される柱材としての柱11,・・・と、その柱11,・・・の下端間に差し渡される梁材としての床梁12,12A,・・・と、柱11,・・・の上端間に架け渡される梁材としての天井梁13,13A,・・・とによってボックス形のラーメン構造体(骨組構造体)に形成される。
ここで、柱11は角形鋼管、床梁12及び天井梁13は断面視コ字形の溝形鋼材によって形成されており、柱11と床梁12(12A)及び天井梁13(13A)は接合枠材14を介して溶接接合される。
また、天井梁13,13間には、平行に天井根太16,・・・が架け渡され、天井根太16,・・・の下面には天井板18が張り付けられる。さらに、床梁12,12間には、平行に床小梁15,・・・が差し渡され、床小梁15,・・・の上面には床板17が張り付けられる。ここで、床小梁15は、図1,2に示すように取付金具15aを介して床梁12に固定される。
そして、図1,3に示すように、隙間101を挟んだ両側の天井梁13,13の上面(上フランジ)間に、平板型防振部材としての防振プレート3が架け渡される。
この防振プレート3は、本実施の形態のユニット建物の防振構造を構成する平板状の防振部材である。この防振プレート3には、一般構造用圧延鋼材などの鋼板、鋼板と粘弾性体との積層板などが使用できる。また、積層板の粘弾性体には、ゴム系、アスファルト系、シリコン系、アクリル系などの材料が使用できる。
具体的には、防振プレート3は、図1に示すように、1階の建物ユニット1の天井梁13の上面(上フランジ)と、2階の建物ユニット1の床梁12の下面(下フランジ)との間に介在させる。
隙間101を挟んで配置される防振プレート3は、天井梁13の上面(又は床梁12の下面)を形成するフランジの幅の2倍に隙間101の間隔を加えた広さと同程度の幅の帯板である。
そして、図3に示すように、天井梁13の長手方向に間隔を置いて配置された一対の防振プレート3,3間の平面視略中央に、接続治具2を配置する。この接続治具2は、図1に示すように、隙間101を挟んだ両側の床梁12,12の上面間に架け渡される上面部21と、隙間101を挟んだ両側の天井梁13,13の下面間に差し渡される下面部22と、上面部21と下面部22とを隙間101において接続させる接続部23とを主に有している。
この接続治具2は、本実施の形態では図3に示すように、防振プレート3,3間の中央に接続部23が貫通されるように取り付けられる。
上面部21は、図3,4に示すように、隙間101よりも広い幅と長さの長方形の鋼板によって形成されており、鋼板の長手方向の両端付近にはブチルテープ21a,21aが貼り付けられる。
このブチルテープ21aは、両面に粘着性を帯びた加硫ゴムシートで、上面部21を床梁12の上面(上フランジ)に密着させる機能と、振動を吸収する緩衝材としての機能とを有している。
そして、上面部21の長辺側縁部の略中央のブチルテープ21a,21a間に、長ボルトによって形成される接続部23が取り付けられる。この接続部23の上端23aは、図1に示すように上面部21に埋め込まれて溶接で接合される。
一方、下面部22は、図1,3,6に示すように、上面部21と略同じ大きさの平面形状の帯板状の底板部22bと、底板部22bの両側縁から下方に向けて壁状に突出される補強リブ22a,22aと、底板部22bの長手方向の略中央に穿孔される中央孔22dと、底板部22bの長手方向の両端付近に穿孔される取付孔22e,22eとによって主に構成される。
下面部22に隙間101の幅方向に延設される補強リブ22a,22aを設けることで、曲げ剛性を高めることができるので、底板部22bの板厚を過剰に厚くしなくても良く、コストを削減することができる。
取付孔22e,22eは、天井梁13,13の下フランジに設けられた孔の位置に合わせて穿孔される。そして、下面部22の取付孔22eと天井梁13の孔にドリルねじ22cを螺入して締め付けることで、下面部22を天井梁13に固定する。
底板部22bより下方に突出された接続部23の下端23bのネジ溝には、座金23dとナット23cが装着される。このナット23cを締め付けると、下面部22は天井梁13,13に押し付けられ、上面部21は床梁12,12に押し付けられる。すなわち、接続治具2を挟んで配置された防振プレート3,3周辺がこの締結によって連結されて、一体に変動する構造となる。
次に、本実施の形態のユニット建物の防振構造の構築方法について、図3−6を参照しながら説明する。
まず、工場において建物ユニット1,・・・を製作し、住宅を建設する建築現場まで搬送する。建築現場では、図3に示すように、下階(1階)建物ユニットとなる建物ユニット1,1を、隙間101を挟んで左右に並べる。
そして、1階となる建物ユニット1,1の天井梁13,13の上面に防振プレート3,3を間隔を置いて設置する。続いて、1階の一方の建物ユニット1の上に、上階(2階)建物ユニットとなる建物ユニット1を降ろす。
この先に降ろす2階の建物ユニット1には、隙間101に面する床梁12のウェブに接続治具2の接続部23を仮固定しておく。この仮固定は、上面部21のブチルテープ21a,21aが床梁12の上フランジから離隔した状態となるように、テープ23eを使って行われる。
2階の建物ユニット1に仮固定された接続部23は、隙間101の防振プレート3,3間の略中央に上から挿入される。そして、1階の天井梁13,13から下方に突出した接続部23の下端23bを、下面部22の中央孔22dに通す。
続いて下面部22を、ドリルねじ22c,22cによって天井梁13,13の下フランジに固定する。また、座金23dとナット23cとを、締め付けない状態で接続部23の下端23bに装着しておく。
そして、図4に示すように、先に降ろした2階の建物ユニット1の隣に、上階(2階)建物ユニットとなる別の建物ユニット1を降ろす。ここで、上面部21は、隙間101を通る接続部23に対して偏心した位置(長辺側縁部の略中央)に接合されているので、隣に建物ユニット1を真っ直ぐ降ろす際に、上面部21が出っ張って支障となるようなことはない。
図4は、この段階での隙間101を挟んで左右に隣接する2階の建物ユニット1,1の床梁12,12を、上から見た平面図である。この段階では、接続治具2の上面部21は、一方の建物ユニット1の床梁12にしかかかっていない。図5(a)は、図4と同じ状態を示した斜視図である。
そこで、作業者は、1階の天井梁13から下方に突出した接続部23の下端23bを摘んで回すことで、図5(b)に示すように上面部21を90度回転させる。そして、接続部23を下方に引き下げ、ブチルテープ21a,21aを床梁12,12の上面に密着させる。
このようにして上面部21を隙間101を挟んだ両側の床梁12,12に架け渡した後に、図6に示すように、1階の天井梁13,13側の下面部22に対してナット23cを締め付ける。
次に、本実施の形態のユニット建物の防振構造の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態のユニット建物の防振構造は、図1に示すように、隙間101を挟んだ両側の上側建物ユニットの床梁12,12と下階建物ユニットの天井梁13,13との間に防振プレート3が配置される。
そして、天井梁13と床梁12との間に介在される防振プレート3は、接続部23によって締め付けられる上面部21及び下面部22によって、上方と下方から間接的に押え付けられる。
このように接続治具2の上面部21及び下面部22によって防振プレート3を間接的に挟持させることで、床梁12の下面と天井梁13の上面との間隔が広がるような変形が防振プレート3の周辺で起きにくくなり、床振動などが発生した際に防振プレート3を床梁12に密着させて機能させ続けることができる。
すなわち、上階建物ユニットの床を走ったり、物を落下させたりして鉛直荷重が床面に作用すると、床小梁15や床梁12が撓むことになる。この撓みは、床梁12であれば、長手方向の略中央が最も大きくなる。このような挙動に対して、床梁12の長手方向の略中央に防振プレート3,3を配置し、接続治具2によって床梁12とその下の下階の天井梁13との間で挟持させることで、床梁12の振動や振動伝達機能を抑えることができる。
また、防振プレート3,3を間接的に挟持させるための接続治具2の接続部23は、上面部21に対して偏心した位置に接合される。このため、建物ユニット1,1間の隙間101が僅かであっても、上階の建物ユニット1,1を並べた後に、接続部23を回転させることによって上面部21を所望する位置に配置させることで、防振プレート3を充分に機能させることができる。
特に、偏心した位置を上面部21の長辺側縁部の略中央にすることで、建物ユニット1,1間の隙間101が僅かであっても、接続治具2が仮置きされた建物ユニット1の隣に別の建物ユニット1を真っ直ぐにおろすことができる(図4参照)。
このようにして、下階(1階)側からの作業によって接続治具2の締結作業が行えるようになることで、従来のように上階(2階)の床を開口して作業をおこなう必要がなく、効率的である。
以下、前記した実施の形態のユニット建物の防振構造とは別の形態の実施例について、図7,8を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については、同一符号又は同一用語を使って説明する。
この実施例で説明するユニット建物の防振構造を構成する接続治具4は、前記実施の形態で説明した接続治具2の上面部21とは異なる上面部41の形態となっている。
本実施例の接続治具4は、図7に示すように、隙間101を挟んだ両側の床梁12,12の上面間に架け渡される上面部41と、隙間101を挟んだ両側の天井梁13,13の下面間に差し渡される下面部42と、上面部41と下面部42とを隙間101において接続させる接続部43とを主に有している。
そして、上面部41は、図8に示すように、幅が隙間101より狭い長方形の鋼板によって形成されている。一方、上面部41の長さは、床梁12,12間に架け渡すことが可能な長さとなっている。
また、上面部41の下面に、長ボルトによって形成される接続部43が取り付けられる。この接続部43の上端43aは、図7に示すように上面部41の下面に突き当てられて、溶接によって接合される。この接続部43の直径は、上面部41の幅より僅かに小さい太さになっている(図8参照)。
一方、下面部42は、前記実施の形態の下面部22と同様に、隙間101よりも広い幅と長さの帯板状の底板部42bと、底板部42bの両側縁から下方に向けて壁状に突出される補強リブ42a,42aとによって主に構成される。
ここで、この下面部42の幅及び長さは、隙間101よりも広くなっている。また、下面部42は、ドリルねじ42c,42cによって天井梁13,13に固定される。
さらに、底板部42bより下方に突出した接続部43の下端43bのネジ溝には、座金43dとナット43cが装着される。このナット43cを締め付けると、下面部42は天井梁13,13に押し付けられ、上面部41は床梁12,12に押し付けられる。すなわち、接続治具4を挟んで配置された防振プレート3,3周辺がこの締結によって連結されて、一体に変動する構造となる。
次に、本実施例のユニット建物の防振構造の構築方法について説明する。
この実施例の接続治具4を使用する場合は、左右に並べた下階の建物ユニット1,1の上に、防振プレート3,3を介して上階の建物ユニット1,1を先に設置しておくことができる。
すなわち、すべての建物ユニット1,・・・を左右及び上下に並べた後に、下階(1階)側からの作業のみによって接続治具4の締結作業を行うことができる。
接続治具4を取り付けるにあたっては、作業者は、1階の天井梁13,13間の隙間101に対して、図8の二点鎖線で示したように隙間101の長手方向に向きを合わせた上面部41を下から挿し込む。
この上面部41の幅は、隙間101の幅より狭いため、1階からの挿し込み作業によって上面部41を2階の床梁12,12より上方に突出させることができる。そこで、接続部43を回すことで、上面部41を90度回転させる。
このようにして上面部41を隙間101を挟んだ両側の床梁12,12に架け渡した後に、1階の天井梁13,13側の下面部42に対してナット43cを締め付ける。
このように上面部41の幅が建物ユニット1,1間の隙間101より狭く、下面部42の幅が建物ユニット1,1間の隙間101より広くなっていれば、隙間101より幅が狭い上面部41を隙間101に挿し込むことで、下階(1階)側からのみの作業によって接続治具4を取り付けることができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態又は実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態では、上面部21の偏心した位置に接続部23を接合して下階側から締結作業を行う場合について説明したが、これに限定されるものではない。上面部21と下面部22の構成を逆にして、下面部の偏心した位置に接続部の下端を接合しておき、上階側から締結作業を行うようにすることもできる。
また、同様に前記実施例では、上面部41の幅を隙間101より狭くて下面部42の幅を隙間101より広くしたが、これに限定されるものではなく、上面部41と下面部42の構成を逆にして上階側から締結作業を行うようにすることもできる。
1 (上階又は下階)建物ユニット
101 隙間
11 柱(柱材)
12,12A 床梁(梁材)
13,13A 天井梁(梁材)
2 接続治具
21 上面部
22 下面部
23 接続部
3 防振プレート(平板型防振部材)
4 接続治具
41 上面部
42 下面部
43 接続部

Claims (2)

  1. 梁材と柱材とによって骨組みが形成される建物ユニットを左右及び上下に複数、隣接させて構成されるユニット建物の防振構造であって、
    上階建物ユニットの床梁と下階建物ユニットの天井梁との間に配置される平板型防振部材と、
    左右に隣接する前記建物ユニット間の隙間を挟んだ両側の前記床梁の上面間に架け渡される上面部と、前記隙間を挟んだ両側の前記天井梁の下面間に差し渡される下面部と、前記上面部と前記下面部とを前記隙間において接続させる接続部とを有する接続治具とを備え、
    前記接続部は、前記上面部又は前記下面部の一方に対して偏心した位置に接合されることを特徴とするユニット建物の防振構造。
  2. 前記偏心した位置は、前記上面部又は前記下面部の縁部の略中央であることを特徴とする請求項1に記載のユニット建物の防振構造。
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