JP6269242B2 - 建物補強構造 - Google Patents

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本発明は、建物補強構造に関する。
既存建物の耐震性を向上させる需要が高まっている。但し、既存建物の耐震補強工事は、建物を使用しながらの施工が基本となるため、人体に有害な溶接ヒュームの発生や火災発生の危険性がある溶接作業を出来る限り行わずに施工することが望まれている。そこで、例えば、屋根トラスの斜材に補鋼材を溶接するのではなく、接着材を用いて補強用鋼板を斜材に貼設し、更に、補強用鋼板が斜材と一体化するように、補強用繊維シートを巻き付ける方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2009−235730号公報
上述のように、既存の斜材を補強するだけでなく、既存建物の柱梁架構内に、新たに、斜材や制振部材等を設ける耐震補強工事においても、溶接作業を出来る限り行わないことが望まれている。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、溶接作業を低減した工事により既存の柱梁架構内に補強部材が設けられた建物補強構造を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するための建物補強構造は、既存建物における一対の柱と一対の梁とで囲われた架構内に補強部材が設けられた建物補強構造であって、前記柱の前記架構内側の鉛直面に当接して設けられ、前記補強部材の端部が締結部材を用いて連結された補強柱と、前記柱の前記架構内側の鉛直面の反対側の鉛直面に当接して設けられた外側当接部材と、前記補強柱と前記外側当接部材とを締結部材を用いて連結する連結部材と、を備え、前記補強部材から前記補強柱に伝達された鉛直方向の力は、前記補強柱から前記梁に伝達され、前記補強部材から前記補強柱に伝達された前記補強柱を水平方向に圧縮する力は、前記補強柱から前記柱の前記架構内側の鉛直面に伝達され、前記補強部材から前記補強柱に伝達された前記補強柱を水平方向に引っ張る力は、前記補強柱から前記連結部材と前記外側当接部材とを順に介して前記柱の前記反対側の鉛直面に伝達されることを特徴とする建物補強構造である。
このような建物補強構造によれば、溶接作業を低減した工事により既存の柱梁架構内に補強部材を設けることができ、また、補強部材から補強柱に伝達された鉛直方向の力や水平方向の力(圧縮力,引張力)を柱や梁に伝達でき、既存建物の耐震性を向上させることができる。
かかる建物補強構造であって、前記補強柱は、前記柱の前記架構内側の鉛直面に当接する第1の鉛直面と、前記第1の鉛直面に交差する方向に沿う第2の鉛直面と、を備え、前記外側当接部材は、前記柱の前記反対側の鉛直面に当接する第3の鉛直面と、前記第3の鉛直面に交差する方向に沿う第4の鉛直面と、を備え、前記第2の鉛直面に交差する方向に沿って前記補強柱及び前記連結部材に通された前記締結部材により、前記連結部材が前記補強柱に連結され、且つ、前記第4の鉛直面に交差する方向に沿って前記外側当接部材及び前記連結部材に通された前記締結部材により、前記連結部材が前記外側当接部材に連結されることによって、前記補強柱と前記外側当接部材とが連結されていることを特徴とする建物補強構造である。
このような建物補強構造によれば、補強部材から補強柱に伝達された水平方向の力が柱に伝達されるように、溶接作業を低減した工事によって、補強柱、外側当接部材、及び、連結部材を柱に取り付けることができる。
かかる建物補強構造であって、前記補強柱は、前記柱の前記架構内側の鉛直面に当接する第5の鉛直面を備え、前記外側当接部材は、前記柱の前記反対側の鉛直面に当接する第6の鉛直面を備え、前記連結部材は、ボルト及びナットを有する前記締結部材であり、前記架構の構面に交差する方向における前記柱の両側面よりも外側の各位置において、前記第5の鉛直面及び前記第6の鉛直面に交差する方向に沿って前記補強柱及び前記外側当接部材に通された前記ボルトに前記ナットが締結されることによって、前記補強柱と前記外側当接部材とが連結されていることを特徴とする建物補強構造である。
このような建物補強構造によれば、補強部材から補強柱に伝達された水平方向の力が柱に伝達されるように、溶接作業を低減した工事によって、補強柱、外側当接部材、及び、連結部材を柱に取り付けることができる。
かかる建物補強構造であって、鉛直方向における下側の前記補強柱の端部に前記補強部材の端部が連結され、前記鉛直方向における下側の前記梁上に打設されている既存コンクリートにアンカーが埋設され、前記既存コンクリート面に沿って設けられ、前記連結部材と前記補強柱とのうちの少なくとも一方と一体化されている板状部材に、前記アンカーが固定されていることを特徴とする建物補強構造である。
このような建物補強構造によれば、補強部材から補強柱に伝達された水平方向の力を、既存コンクリートや下側の梁に伝達させることができ、既存建物の耐震性(水平方向の力に対する耐力)を向上させることができる。
かかる建物補強構造であって、鉛直方向における一方側の前記補強柱の端部に前記補強部材の端部が連結され、前記鉛直方向における前記一方側の前記補強柱の端部と、他方側の前記補強柱の端部との間に、締結部材を用いて前記補強柱が前記柱に連結されている部位が設けられていることを特徴とする建物補強構造である。
このような建物補強構造によれば、溶接作業を低減した工事により、補強柱の曲がりや座屈を抑制できる。
本発明によれば、溶接作業を低減した工事により既存の柱梁架構内に補強部材が設けられた建物補強構造を提供することができる。
第1実施形態の建物補強構造1を説明する図である。 図2Aは図1の位置AAにおける既存柱周辺の概略断面図であり、図2Bは補強柱の上端部周辺を説明する図であり、図2Cは外側当接部材を説明する図である。 図3Aから図3Cは、図1の位置BB、位置CC、位置DDにおける既存柱周辺の概略断面図である。 第2実施形態の建物補強構造を説明する図である。 図5A及び図5Bは、図4の位置AA、位置BBにおける既存柱周辺の概略断面図である。 図6Aは第3実施形態の建物補強構造1を説明する図であり、図6Bは既存柱周辺を上方から見た概略平面図である。 第4実施形態の建物補強構造を説明する図である。 図8Aは梁補強部材の概略斜視図であり、図8B及び図8Cは図7の位置AA,位置BBにおける既存梁周辺の概略断面図である。
以下、建物補強構造の実施形態について図を用いて説明する。
===第1実施形態===
図1は、第1実施形態の建物補強構造1を説明する図(柱梁架構の構面に直交するY方向から見た図)である。図2Aは、図1の位置AAにおける既存柱2周辺の概略断面図であり、図2Bは、補強柱10の上端部周辺を説明する図であり、図2Cは、外側当接部材20を説明する図である。図3Aから図3Cは、それぞれ、図1の位置BB、位置CC、位置DDにおける既存柱2周辺の概略断面図である。なお、本願の図面では、図の錯綜を防ぐために、断面部等に示すべきハッチングを一部省略している。
耐震補強工事の対象となる既存建物は、鉛直方向に延び、X方向に間隔を空けて設けられた一対の既存柱2(例えばH型鋼)と、一対の既存柱2間をY方向に延び、鉛直方向に間隔を空けて設けられた一対の既存梁3(例えばH型鋼)とを備え、鉛直方向下側の既存梁3上にコンクリート床4(例えばRCスラブ)が構築された建物とする。そのような既存建物における一対の既存柱2と一対の既存梁3とで囲われた架構内に、ブレース材5を設けることによって、建物補強構造を構築する。第1実施形態では、図1に示すように、1本のブレース材5の一端が柱梁架構の右上に取り付けられ、他端が柱梁架構の左下に取り付けられる場合を例に挙げる。なお、ブレース材5の途中に制振部材(例えばオイルダンパーや摩擦ダンパー)を組み込んでもよい。
一般に、鉄骨系の建物の柱梁架構内にブレース材を設ける場合、柱梁架構の角部に、ブレース材の端部を取り付けるための部材(例えばガセットプレート)が溶接で取り付けられる。しかし、溶接作業には、人体に有害な溶接ヒュームの発生や、火災発生の危険性が伴う。そのため、既存建物の耐震補強工事で溶接作業を行う場合には、例えば、建物の使用者を一時的に移転させたり、作業エリアを区画して排気装置を設け、作業場周辺の人に防塵マスクを着用させたりする必要がある。また、既存建物での溶接作業は、無理な姿勢での作業になる等、高度な溶接技術が必要となり、品質を保つことが難しい。そこで、本願では、溶接作業を低減した工事によって、既存の柱梁架構内に、ブレース材5や制振部材等の補強部材が設けられた建物補強構造を提供することを目的とする。
そのために、第1実施形態の建物補強構造1は、図2Aに示すように、既存柱2のX方向内側(架構内側)の鉛直面2aに当接して設けられ、ブレース材5の端部が締結部材BN(例えばボルト及びナット)を用いて連結された「補強柱10」と、既存柱2のX方向外側(反対側)の鉛直面2bに当接して設けられた「外側当接部材20」と、補強柱10と外側当接部材20とを締結部材BN(例えばボルト及びナット)を用いて連結する「連結部材30」と、を備えたものとする。
補強柱10は、長手方向が鉛直方向に沿い、上端が上側の既存梁3の下面に当接し、下端がコンクリート床4の上面(コンクリート床4が無い場合には下側の既存梁3の上面)に当接するように設けられ、柱梁架構内に、X方向右側の既存柱2の左側側面に当接する補強柱10と、X方向左側の既存柱2の右側側面に当接する補強柱10と、の2本が設けられる。第1実施形態では、図2Aに示すように、補強柱10の主体となる鋼材をH型鋼11とし、補強柱10のフランジ面と既存柱2のフランジ面とが共にY方向に沿うように設けられている。また、補強柱10(H型鋼11)の断面は既存柱2の断面より小さく、補強柱10のウェブと既存柱2のウェブの各Y方向の位置が揃うように設けられている。
また、鉛直方向における補強柱10の端部のうち、ブレース材5の端部が取り付けられる端部(X方向右側の補強柱10の場合は上端部)では、図2A及び図2Bに示すように、H型鋼11のフランジの端部からそれぞれY方向延びた「4つの延長板部12」と、延長板部12のY方向の両側面をそれぞれ覆う「一対の連結板部13」と、延長板部12の鉛直方向中央部においてH型鋼11と延長板部12と連結板部13とで囲われる領域を覆う「補強板部14」とが、H型鋼11に固定して取り付けられている。なお、上記板部12〜14は、施工現場に搬入される前の工場等で予めH型鋼11に溶接で取り付けられたものとし、補強柱10の一部である。また、X方向内側の延長板部12、及び、連結板部13には、ボルトを通す孔hが形成されている。また、延長板部12や連結板部13はH型鋼11の鉛直方向の一部にだけ取り付けられるため、例えば図1の位置BBの補強柱10周辺の断面は、図3Aに示すようになっている。
外側当接部材20は、既存柱2のX方向外側の面2bのうち、ブレース材5の端部が取り付けられる高さの位置に取り付けられる。第1実施形態(図1)の場合、柱梁架構のうち、X方向右側の既存柱2の右側側面の上端部と、X方向左側の既存柱2の左側側面の下端部とに、それぞれ外側当接部材20が設けられる。外側当接部材20は、図2A,図2Cに示すように、既存柱2のX方向外側の面2bに当接する「当接板部21」と、当接板部21と成す角度が90度であり、当接板部21のY方向の両端部からX方向の外側に延びる「一対の連結板部22」と、連結板部22と同様に当接板部21のY方向の中央部からX方向の外側に延びる「縦補強板部23」と、縦補強板部23の鉛直方向中央部で縦補強板部23と直交する「横補強板部24」と、を有する。なお、連結板部22には、ボルトを通す孔hが形成されている。
連結部材30は、板状部材であり、補強柱10(連結板部13)、既存柱2、及び、外側当接部材20(連結板部22)の、各Y方向の両側面を覆うように、X方向に沿って取り付けられる。そのため、既存柱2毎に連結部材30が2つ設けられる。また、連結部材30には、補強柱10と外側当接部材20にそれぞれ当接する位置に、ボルトを通す孔が形成されている。
そして、既存の柱梁架構内にブレース材5を設ける耐震補強工事では、図2Aに示すように、まず、既存柱2のX方向内側の面2aに、補強柱10のX方向外側の面10a(第1の鉛直面)を当接させると共に、既存柱2のX方向外側の面2bに、外側当接部材20(当接板部21)のX方向内側の面20a(第3の鉛直面)を当接させる。次に、補強柱10(連結板部13)のY方向の側面10b(第2の鉛直面)、既存柱2のY方向の側面2c、及び、外側当接部材20(連結板部22)のY方向の側面20b(第4の鉛直面)に、連結部材30を沿わせる。そして、補強柱10の連結板部13と連結部材30とに各々形成された孔hに、Y方向に沿ってボルトを通し、当該ボルトにナットを締結することにより、連結部材30を補強柱10に連結し、また、外側当接部材20の連結板部22と連結部材30とに各々形成された孔hに、Y方向に沿ってボルトを通し、当該ボルトにナットを締結することにより、連結部材30を外側当接部材20に連結する。その結果、補強柱10、外側当接部材20、及び、連結部材30は、既存柱2を囲んだ状態で位置が規制され、既存柱2に固定して取り付けられる。
その後、図2Aに示すように、ブレース材5の端部に設けられた取り付け用の治具5aを補強柱10のX方向内側の面に沿わせ、取り付け用治具5aと補強柱10の延長板部12とに各々形成された孔hに、X方向に沿ってボルトを通し、当該ボルトにナットを締結することにより、補強柱10にブレース材5の端部を連結する。なお、各部材を連結する締結部材は、ボルト及びナットに限らず、例えば、一方側からの締め込みだけて締結可能なワンサイドボルト等でもよい。
以上のように、第1実施形態の建物補強構造1では、補強柱10、外側当接部材20、及び、連結部材30により、現場で溶接作業を行うことなく、既存の柱梁架構にブレース材5を設けることができる。そのため、前述のように、建物の使用者を移転させる等の対策を講じる必要がなくなる。また、溶接作業に比べて容易なボルトの締結作業で施工できるため、簡便に短工期で工事を行える。また、補強柱10を設けることにより、既存柱2に直接ブレース材5が取り付けられない。つまり、施工現場において、ブレース材5の取り付け用治具5aを連結するボルトを通す孔を、既存柱2に形成する作業がなくなる。このことからも、工事が簡便になるといえる。更に、既存柱2に孔を形成しないことで、既存柱2の耐力低下を防止できる。
また、地震発生時等に、ブレース材5をその長手方向に引っ張る力F1(図1参照)が作用したとする。その場合にも、補強柱10の上端が上側の既存梁3の下面に当接しているため、ブレース材5から補強柱10に伝達される力F1の鉛直方向の分力F1z(上向きの力)は、補強柱10から上側の既存梁3に伝達される。また、補強柱10と既存柱2とが当接しているため、力F1の水平方向の分力F1x(補強柱10を水平方向に圧縮する力)は、補強柱10から既存柱2のX方向内側の面2a、つまり、既存柱2に伝達される。
一方、地震発生時等に、ブレース材5をその長手方向に圧縮する力F2が作用した場合にも、補強柱10の下端がコンクリート床4の上面に当接しているため、ブレース材5から補強柱10に伝達される力F2の鉛直方向の分力F2z(下向きの力)は、補強柱10からコンクリート床4及び下側の既存梁3に伝達される。また、補強柱10と外側当接部材20は連結部材30により連結されているため、力F2の水平方向の分力F2x(補強柱10を水平方向に引っ張る力)は、補強柱10から連結部材30と外側当接部材20とを順に介して、既存柱2のX方向外側の面2b、つまり、既存柱2に伝達される。そのため、補強柱10が既存柱2に溶接されていない状態で、補強柱10に引張力が作用しても、補強柱10の曲がりや転倒を防止できる。
以上のように、第1実施形態の建物補強構造1では、地震発生時等にブレース材5に作用した力を、既存柱2や既存梁3に伝達できる。従って、局所的な力の集中を抑制し、既存建物の耐震性を向上させることができる。
なお、この実施形態では、既存柱2や補強柱10の主体となる鋼材をH型鋼としているが、これに限らず、例えば、角形鋼管などでもよい。また、H型鋼のウェブがY方向に沿うように配置されていてもよい。但し、図2Aのように、既存柱2と補強柱10のフランジ面同士を当接させることで、補強柱10が受けた水平力を効率よく既存柱2に伝達できる。
また、連結部材30は、既存柱2のY方向の両側面に設けられているが、片側の側面に設けるだけでもよく、形状も板状形状に限らない。但し、図2Aのように、連結部材30を、X方向及び鉛直方向に沿う面を有する板状部材とすることで、X方向に沿う引張力を効率よく外側当接部材20に伝達できる。
また、補強柱10や外側当接部材20の形状も図2に示す形状に限らない。補強柱10は、ブレース材5の端部が取り付け可能であり、且つ、既存柱2に当接する面と、連結部材30に連結する面と、を備えた部材であればよい。但し、例えば、補強柱10に図2Bに示す補強板部14を設けることで、H型鋼11のフランジや延長板部12の変形を抑制できる。同様に、外側当接部材20は、既存柱2に当接する面と、連結部材30に連結する面と、を備えた部材であればよく、例えば、直方体形状の部材や、当接板部21と一対の連結板部22のみから構成される部材であってもよい。但し、例えば、既存柱2を構成するH型鋼が図2Aのように配置される場合、縦板補強部23や横板補強部24を設けることで、X方向に沿う引張力を効率よく既存柱2のウェブに伝達できる。
また、第1実施形態の建物補強構造1では、鉛直方向における補強柱10の端部のうち、ブレース材5の端部が取り付けられる側(一方側)とは反対側(他方側)の端部(以下、反対側端部)、及び、鉛直方向における補強柱10の中央部が、既存柱2に、締結部材BN(例えばボルト及びナット)を用いて連結されている。そうすることで、現場で溶接作業を行うことなく、補強柱10の曲がりや座屈を抑制できる。
具体的には、補強柱10の反対側端部、及び、中央部では、図3Bに示すように、H型鋼11のX方向外側のフランジの端部からそれぞれY方向に延びた「2つの延長板部15」と、図3Cに示すように、H型鋼11のフランジ間を連結する断面が台形形状である「補強板部16」とが、施工現場に搬入される前に、予めH型鋼11に溶接で取り付けられている。そして、既存柱2よりもY方向の両外側に突出した延長板部15のX方向外側の面に、断面L字状の第1取り付け金具6の一方の面を当接させ、締結部材BNにより連結する。一方、既存柱2のX方向内側のフランジのX方向外側の面に、断面L字状の第2取り付け金具7の一方の面を当接させると共に、第1取り付け金具6と第2取り付け金具7の他方の面同士を当接させた状態で、締結部材BNにより連結する。その結果、補強柱10は既存柱2に固定して取り付けられる。なお、補強板部16は、図1に示すように、延長板部15等の鉛直方向中央部に位置し、補強板部16の上下に締結部材BNが設けられる。補強板部16を設けることで、H型鋼11のフランジや延長板部15の変形を抑制できる。
なお、補強柱10の反対側端部及び中央部を既存柱2に連結する方法は、上記方法に限らず、例えば、ブレース材5の端部が取り付けられる位置と同様の方法(図2A参照)や、後述の第2実施形態(図5参照)と同様の方法でもよい。また、補強柱10と既存柱2の連結位置も上記位置に限らず、ブレース材5が取り付けられる補強柱10の鉛直方向の端部と、反対側端部との間に、補強柱10が締結部材BNを用いて既存柱2に連結されている部位が設けられていればよい。
===第2実施形態===
図4は、第2実施形態の建物補強構造1を説明する図である。図5A及び図5Bは、それぞれ、図4の位置AA、位置BBにおける既存柱2周辺の概略断面図である。第2実施形態では、補強柱10と外側当接部材40とを連結する連結部材が、ボルト41B(例えば高力ボルトやPC鋼棒)、及び、ナット41Nを有する締結部材とする。
具体的には、第1実施形態と同様に、既存柱2のX方向内側の面2aに、補強柱10のX方向外側の面10a(第5の鉛直面)が当接するように、補強柱10が設けられる。そして、ブレース材5の端部が取り付けられる補強柱10の端部では、図5Aに示すように、H型鋼11のフランジの端部からそれぞれY方向延びた「4つの延長板部17」と、図4及び図5Bに示すように、H型鋼11と延長板部17とで囲われる領域を覆い、鉛直方向に間隔を空けた4箇所にそれぞれ設けられる「4つの補強板部18」とが、施工現場に搬入される前に予めH型鋼11に溶接で取り付けられている。延長板部17は、既存柱2のY方向の両側面よりもそれぞれ外側に突出し、その突出した各位置に、ボルト41Bを通す孔が形成されている。この実施形態では、図4に示すように、補強板部18の間に3本のボルト41Bが設けられるため、ボルト41Bを通す孔は鉛直方向に3個並んで形成されるが、ボルト41Bの本数は3本に限らない。また、X方向内側の延長板部17には、ブレース材5を連結するためのボルトを通す孔も形成され、補強柱10にブレース材5の端部が連結される。
また、既存柱2のX方向外側の面2bに、板形状である外側当接部材40のX方向内側の面40a(第6の鉛直面)が当接するように、外側当接部材40が設けられる。外側当接部材40は、既存柱2のY方向の両側面よりもそれぞれ外側に突出し、その突出した各位置に、ボルト41Bを通す孔が形成されている。また、図5Bに示すように、補強板部18と同じ鉛直方向の高さの位置であり、既存柱2のY方向の両側面よりも外側の各位置に、補強柱10の延長板部17と外側当接部材40との間をX方向に延びた補強棒材42が設けられている。
そして、図5Aに示すように、Y方向(架構の構面に交差する方向)における既存柱2の両側面よりも外側の各位置において、X方向に沿って、補強柱10(延長板部17)、及び、外側当接部材40に通されたボルト41Bに、ナット41Nが締結されることによって、補強柱10と外側当接部材40とが連結されている。その結果、補強柱10、及び、外側当接部材40は、既存柱2を挟んだ状態で位置が規制され、既存柱2に固定して取り付けられる。以上のように、第2実施形態の建物補強構造1でも、現場で溶接作業を行うことなく、既存の柱梁架構にブレース材5が設けられ、簡便に短工期で工事を行える。
また、地震発生時等に、ブレース材5をその長手方向に引っ張る力F1(図1参照)が作用した場合にも、力F1の鉛直方向の分力F1zを、補強柱10から上側の既存梁3に伝達できる。また、力F1の水平方向の分力F1x(補強柱10を水平方向に圧縮する力)を、補強柱10から既存柱2のX方向内側の面2a、つまり、既存柱2に伝達できる。
一方、地震発生時等に、ブレース材5をその長手方向に圧縮する力F2が作用した場合にも、力F2の鉛直方向の分力F2z(下向きの力)を、コンクリート床4や下側の既存梁3に伝達できる。また、力F2の水平方向の分力F2x(補強柱10を水平方向に引っ張る力)は、補強柱10からボルト41B及びナット41Nと外側当接部材40とを順に介して、既存柱2のX方向外側の面2b、つまり、既存柱2に伝達される。詳しくは、図5Aのように、X方向の内側からボルト41Bが通される場合、ボルト41Bの頭部が延長板部17によりX方向の内側に押され、それにより外側当接部材40がナット41NによりX方向の内側に押された結果、外側当接部材40が既存柱2のX方向外側の面2bをX方向の内側に押すことで、力が伝達される。
また、補強板部18や補強棒材42を設けることで、補強柱10に引張力や圧縮力が作用しても、H型鋼11のフランジや延長板部17や外側当接部材40の変形を抑制できる。その他、ボルト41B及びナット41Nの締め込み過ぎを防ぎ、既存柱2を必要以上に圧縮してしまうことを抑制できる。
===第3実施形態===
図6Aは、第3実施形態の建物補強構造1を説明する図であり、図6Bは、既存柱2周辺を上方から見た概略平面図である。第3実施形態では、ブレース材5が連結される補強柱10の下端部に作用する水平力(引張力,圧縮力)を、コンクリート床4や下側の既存梁3に伝達する。そのために、補強柱10と外側当接部材20とを連結する「連結部材50」を、補強柱10、既存柱2、及び、外側当接部材20の各Y方向の側面を覆う「連結板部501(例えば第1実施形態の連結部材30)」と、コンクリート床4(既存コンクリート)の面に沿って設けられる板状の「床板部502」とが、一体化された部材とする。なお、X方向から見た連結部材50の形状(不図示)はL字状となっており、連結板部501は締結部材BNにより既存柱2に固定されるとする。また、床板部502には、コンクリート床4に埋設される複数のアンカー51をそれぞれ通す複数の孔が形成されている。補強柱10及び外側当接部材20は、第1実施形態と同じ部材とする。
そして、既存の柱梁架構内にブレース材5を設ける耐震補強工事では、補強柱10、外側当接部材20、及び、連結部材50を既存柱2に固定し、補強柱10にブレース材5を連結することに加えて、以下の作業が行われる。まず、床板部502に形成されたアンカー51用の孔の位置に合わせて、コンクリート床4に、アンカー51を埋設するための鉛直方向に沿う孔を形成する。その後、床板部502とコンクリート床4の各孔にアンカー51を通し、コンクリート床4内にアンカー51を接着剤等で固定する。そして、床板部502から上方に突出したアンカー51の端部に、ナット52を締結し、アンカー51を床板部502に固定する。
そうすることで、ブレース材5から補強柱10、連結部材50の順に伝達された水平力(引張力,圧縮力)により、アンカー51がコンクリート床4を圧縮することになる。その圧縮力で、水平力が負担されたり、下側の既存梁3に水平力が伝達されたりする。よって、水平力に対する既存建物の耐力を高めることができ、既存建物の耐震性を向上できる。
なお、アンカー51の数は、コンクリート床4や下側の既存梁3に伝達したい水平力の大きさに応じて決定するとよい。また、コンクリート床4の面に沿って設けられアンカー51が固定される板部材(床板部502)は、補強柱10と外側当接部材20を連結する連結部材と一体化するに限らず、補強柱10と一体化してもよいし、補強柱10と連結部材の両方と一体化してもよい。また、図6Bでは、既存柱2よりもY方向の外側にだけアンカー51が設けられているが、例えば、外側当接部材20よりもX方向の外側のコンクリート床4にもアンカー51を設けてもよい。また、第2実施形態の建物補強構造1においても、コンクリート床4や下側の既存梁3に水平力が伝達されるようにしてもよい。
===第4実施形態===
図7は、第4実施形態の建物補強構造1を説明する図である。図8Aは、梁補強部材61の概略斜視図であり、図8B及び図8Cは、図7の位置AA,位置BBにおける既存梁3周辺の概略断面図である。上記実施形態では、柱梁架構内にブレース材5が1本設けられる場合を例に挙げているが、これに限らず、例えば、複数本のブレース材5をX字状やK字状等に配置してもよい。第4実施形態では、柱梁架構内に2本のブレース材5を逆V字状に配置する場合を例に挙げる。この場合、ブレース材5の一端は、柱梁架構の右下又は左下に取り付けられ、ブレース材5の他端は、上側の既存梁3の中央部に取り付けられる。そのため、ブレース材5の一端は、第1〜第3実施形態で示した方法(図7では第1実施形態の方法)により、現場で溶接作業を行うことなく既存柱2に取り付けられる。
一方、ブレース材5の他端は、ガセットプレート60を介して、上側の既存梁3に連結するとよい。ガセットプレート60は、上側の既存梁3(H型鋼)の下面(フランジ)に当接する当接板部601と、当接板部601のY方向の中央部から鉛直方向の下方に延び、柱梁架構の構面に沿う連結板部602と、を備えたものとする。そして、ブレース材5を設ける際には、既存梁3のフランジに現場で形成された孔と、ガセットプレート60の当接板部601に形成されている孔とに、締結部材BN2(例えばボルト及びナット)を鉛直方向に通して締結することで、既存梁3にガセットプレート60を連結する。そして、ガセットプレート60の連結板部602に形成されている孔と、ブレース材5の端部に形成されている孔とに、締結部材BN1をY方向に通して締結することで、ガセットプレート60にブレース材5を連結する。そうすることで、現場での溶接作業を行うことなく、既存梁3にもブレース材5を取り付けられる。
但し、地震発生時等には、ブレース材5からガセットプレート60を介して上側の既存梁3に、鉛直方向上向きの力(圧縮力)や下向きの力(引張力)が作用することがある。そうすると、ガセットプレート60や既存梁3が変形してしまう虞がある。そこで、図8Cに示すように、X方向に沿う側面が当接板部601と連結板部602とに連結され、当接板部601と連結板部602の連結角度を保持する補強板部603を、ガセットプレート60に設けるとよい。そうすることで、ガセットプレート60の変形を抑制できる。
更に、既存梁3に、梁補強部材61を設けてもよい。梁補強部材61は、図8Aに示すように、Y方向の一方側の側面が開口した箱形状の部材とし、既存梁3のウェブの両側にそれぞれ設けられる。また、梁補強部材61は、図8Bに示すように、既存梁3の上側フランジの内側面に当接する第1当接板部611と、既存梁3のウェブに当接する第2当接板部612と、既存梁3の下側フランジの内側面に当接する第3当接板部613と、図8Cに示すように、X方向に沿う側面が第1〜第3当接板部611〜613に連結され、第1,第2当接板部611,612の連結角度と第2,第3当接板部612,613の連結角度を保持する補強板部614と、を有する。
そして、梁補強部材61の第3当接板部613とガセットプレート60の当接板部601とで既存梁3の下フランジを挟んだ状態で、各部材に形成された孔に締結部材BN1を鉛直方向に通して締結する。そうすることで、現場での溶接作業を行うことなく、既存梁3に梁補強部材61を設けることができ、既存梁3の変形を抑制できる。なお、既存梁3に鉛直方向の力が作用した際に、既存梁3のウェブから第2当接板部612が離れてしまうことを防ぐために、既存梁3のウェブと第2当接板部612とを締結部材BN2で固定するとよい。
但し、これに限らず、ガセットプレート60や梁補強部材61を溶接で既存梁3に取り付けてもよく、その場合でも、既存柱2にはブレース材5が現場での溶接を行うことなく取り付けられるため、溶接作業を低減できる。また、梁補強部材61の形状は図8Aに示す形状に限らない。また、既存梁3に梁補強部材61を設けなくてもよい。
以上、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1 建物補強構造、2 既存柱(柱)、2a X方向内側の面(架構内側の鉛直面)、
2b X方向外側の面(反対側の鉛直面)、2c Y方向の側面、3 既存梁(梁)、4 コンクリート床(既存コンクリート)、5 ブレース材(補強部材)、6 第1取り付け金具、7 第2取り付け金具、10 補強柱、10a X方向外側の面(第1の鉛直面,第5の鉛直面)、10b Y方向の側面(第2の鉛直面)、11 H型鋼、
12 延長板部、13 連結板部、14 補強板部、15 延長板部、16 補強板部、17 延長板部、18 補強板部、20 外側当接部材、20a X方向内側の面(第3の鉛直面)、20b Y方向の側面(第4の鉛直面)、21 当接板部、22 連結板部、23 縦補強板部、24 横補強板部、30 連結部材、40 、外側当接部材、40a X方向内側の面(第6の鉛直面)、41B ボルト、41N ナット、
42 補強棒材、50 連結部材、501 連結板部、502 床板部(板状部材)、
51 アンカー、52 ナット、60 ガセットプレート、601 当接板部、
602 連結板部、603 補強板部、61 梁補強部材、611 第1当接板部、
612 第2当接板部、613 第3当接板部、614 補強板部、BN 締結部材

Claims (5)

  1. 既存建物における一対の柱と一対の梁とで囲われた架構内に補強部材が設けられた建物補強構造であって、
    前記柱の前記架構内側の鉛直面に当接して設けられ、前記補強部材の端部が締結部材を用いて連結された補強柱と、
    前記柱の前記架構内側の鉛直面の反対側の鉛直面に当接して設けられた外側当接部材と、
    前記補強柱と前記外側当接部材とを締結部材を用いて連結する連結部材と、
    を備え、
    前記補強部材から前記補強柱に伝達された鉛直方向の力は、前記補強柱から前記梁に伝達され、
    前記補強部材から前記補強柱に伝達された前記補強柱を水平方向に圧縮する力は、前記補強柱から前記柱の前記架構内側の鉛直面に伝達され、
    前記補強部材から前記補強柱に伝達された前記補強柱を水平方向に引っ張る力は、前記補強柱から前記連結部材と前記外側当接部材とを順に介して前記柱の前記反対側の鉛直面に伝達されることを特徴とする建物補強構造。
  2. 請求項1に記載の建物補強構造であって、
    前記補強柱は、前記柱の前記架構内側の鉛直面に当接する第1の鉛直面と、前記第1の鉛直面に交差する方向に沿う第2の鉛直面と、を備え、
    前記外側当接部材は、前記柱の前記反対側の鉛直面に当接する第3の鉛直面と、前記第3の鉛直面に交差する方向に沿う第4の鉛直面と、を備え、
    前記第2の鉛直面に交差する方向に沿って前記補強柱及び前記連結部材に通された前記締結部材により、前記連結部材が前記補強柱に連結され、且つ、前記第4の鉛直面に交差する方向に沿って前記外側当接部材及び前記連結部材に通された前記締結部材により、前記連結部材が前記外側当接部材に連結されることによって、前記補強柱と前記外側当接部材とが連結されていることを特徴とする建物補強構造。
  3. 請求項1に記載の建物補強構造であって、
    前記補強柱は、前記柱の前記架構内側の鉛直面に当接する第5の鉛直面を備え、
    前記外側当接部材は、前記柱の前記反対側の鉛直面に当接する第6の鉛直面を備え、
    前記連結部材は、ボルト及びナットを有する前記締結部材であり、
    前記架構の構面に交差する方向における前記柱の両側面よりも外側の各位置において、前記第5の鉛直面及び前記第6の鉛直面に交差する方向に沿って前記補強柱及び前記外側当接部材に通された前記ボルトに前記ナットが締結されることによって、前記補強柱と前記外側当接部材とが連結されていることを特徴とする建物補強構造。
  4. 請求項1から請求項3の何れか1項に記載の建物補強構造であって、
    鉛直方向における下側の前記補強柱の端部に前記補強部材の端部が連結され、
    前記鉛直方向における下側の前記梁上に打設されている既存コンクリートにアンカーが埋設され、
    前記既存コンクリート面に沿って設けられ、前記連結部材と前記補強柱とのうちの少なくとも一方と一体化されている板状部材に、前記アンカーが固定されていることを特徴とする建物補強構造。
  5. 請求項1から請求項4の何れか1項に記載の建物補強構造であって、
    鉛直方向における一方側の前記補強柱の端部に前記補強部材の端部が連結され、
    前記鉛直方向における前記一方側の前記補強柱の端部と、他方側の前記補強柱の端部との間に、締結部材を用いて前記補強柱が前記柱に連結されている部位が設けられていることを特徴とする建物補強構造。
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