JP2000072306A - シート反転排出装置と該装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

シート反転排出装置と該装置を備えた画像形成装置

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JP2000072306A
JP2000072306A JP10246195A JP24619598A JP2000072306A JP 2000072306 A JP2000072306 A JP 2000072306A JP 10246195 A JP10246195 A JP 10246195A JP 24619598 A JP24619598 A JP 24619598A JP 2000072306 A JP2000072306 A JP 2000072306A
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path
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Kenji Suzuki
健司 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート反転排出装置において、シートの反転
排出時に、シートのカールを少なくして、シートを円滑
に排出できるようにする。 【解決手段】 導入路搬送ローラ対105を備えた導入
路141からのシートを変位可能なゲート部材の第1辺
120dを案内面とし排出路搬送ローラ対107を備え
た排出路142に導く第1案内路123と、導入路から
のシートをゲート部材の第2辺120eを案内面とし中
間路搬送ローラ対106を備えた中間路143に導く第
2案内路121との分岐点120aと導入路搬送ローラ
対のニップ部とを結ぶ直線L1と、第2案内路121
と、シートをゲート部材の第3辺120fを案内面とし
排出路に導く第3案内路122との分岐点120bと中
間路搬送ローラ対のニップ部とを結ぶ直線L2と、第
1、第3案内路との合流点120cと排出路搬送ローラ
対のニップ部とを結ぶ直線L3との互いの角度を120
度±10度に設定してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを裏返にし
て(反転して)排出することのできるシート反転排出装
置と、該装置を備えた、複写機、プリンタ、ファクシミ
リ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に、従来のシート反転排出装置51
を備えた画像形成装置の1例である複写機50を示す。
【0003】シートPは、シート供給トレイ1から送り
出されて、感光ドラム11に送り込まれる。感光ドラム
11には、スキャナ12によって読み取られた原稿(図
示省略)の情報がトナー像として形成されており、この
トナー像が、転写部2によってシートPに転写される。
【0004】その後、シートは、搬送部3で搬送され、
定着部4でトナー像が定着され、表面排出の場合には上
流側排出ローラ対15を通り、搬送路切換用のゲート部
材20に案内されて直通排出路23を通過し、排出ロー
ラ対17を抜けて排出トレイ8に積載される。
【0005】一方、裏面排紙の場合、シートPは、上流
側排出ローラ対15を通り、搬送路切換用のゲート部材
20により反転路21に案内され、シートの後端がゲー
ト部材20から抜けたところで、反転ローラ対16の逆
回転によって、スイッチバックして反転排出路22を通
過し、排出ローラ対17を抜けて排出トレイ8に積載さ
れる。
【0006】また、シートの裏面にも、画像を形成する
場合、シートPは、反転ローラ対16によってスイッチ
バック反転路24に送り込まれ、反転させられた後、反
転搬送路26を案内搬送され、感光ドラム11に送り込
まれて、裏面に画像が形成される。その後、シートは、
搬送部3、定着部4を経て、排出トレイ8に排出され
る。
【0007】近年では、複写機もデジタル化が進み、プ
リンタ、ファックス等の機能を併せ持つ複合機が増えて
きている。中でもプリンタ機能を重視している機種では
先頭ページから順に出力できるようにシートの裏面を表
にして(シートを裏返しにして)ページ順を合わせてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のシート反転排出装置51において、シートは、裏
面排出されるとき、定着部4を通過した後、反転路21
を通過するとき、約90度曲げられて搬送され、シート
の中間部が上向きに湾曲させられる(カールさせられ
る)。その後、シートは、反転排出路22を通過すると
き、上記カール方向と異なる方向に約90度曲げられて
搬送される。このため、シート反転排出装置51は、搬
送性能が安定せずシート詰まり、シートの角折れ等の不
具合を発生させるという問題があった。
【0009】また、反転路21で凸状カールに形成され
たシートは、反転排出路22にて若干矯正されるもの
の、既に、温度が下がっているため、真直ぐに矯正され
ず、殆ど下向き凸状カールのまま排出トレイ8に積載さ
れることがあった。このため、シート反転排出装置51
は、既に、排出トレイ8に積載されているシートに次の
シートが衝突してシートを排出トレイ8に順次積載する
ことができないという問題があった。
【0010】また、このようなシート反転排出装置を備
えた画像形成装置は、シートが確実に排出されて積載さ
れないため、画像に損傷を与えるという問題があった。
【0011】本発明は、シートの反転排出時に、シート
のカールを少なくして、シートに損傷を与えることなく
円滑にシートを排出できるようにしたシート反転排出装
置と、この装置を備えた画像形成装置とを提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題は、次の各シー
ト反転排出装置によって解決される。
【0013】第1発明のシート反転排出装置は、略三角
形に形成されて変位可能なゲート部材と、シート導入路
からのシートを前記ゲート部材の第1の辺を案内面とし
シート排出路に導く第1の案内路と、前記シート導入路
からの前記シートを前記ゲート部材の第2の辺を案内面
としシート中間路に導く第2の案内路と、前記シート中
間路からの前記シートを前記ゲート部材の第3の辺を案
内面としシート排出路に導く第3の案内路と、前記シー
ト導入路に設けられた導入路搬送ローラ対と、前記シー
ト中間路に設けられた中間路搬送ローラ対と、前記シー
ト排出路に設けられた排出路搬送ローラ対と、を備え、
前記第1の案内路と前記第2の案内路との分岐点と前記
導入路搬送ローラ対のニップ部とを結ぶ直線と、前記第
2の案内路と前記第3の案内路との分岐点と前記中間路
搬送ローラ対のニップ部とを結ぶ直線と、前記第1の案
内路と前記第3の案内路との合流点と前記排出路搬送ロ
ーラ対のニップ部とを結ぶ直線との互いになす角度を各
々120度±10度に設定してある。
【0014】上記第1発明のシート反転排出装置は、第
1乃至第3の各案内路が互いになす角を等しくして三角
形状に配設されているので、第2、第3の各案内路を通
過するシートに与えるカールさせる力が激減し、カール
を小さくして安定した状態でシートを搬送する。また、
第1案内路を通過するシートにもカールさせる力を殆ど
与えることがない。よって、シート反転排出装置は、3
つの全ての案内路がシートに殆どカールさせる力を与え
ることなくシートを案内することができるので、シート
の表面排出、裏面排出をともに簡単な構成で円滑、且つ
確実に行なえる。
【0015】第2発明のシート反転排出装置は、前記ゲ
ート部材が、前記導入路上の前記シートを前記第1案内
路と前記第2案内路とに選択的に案内するように回転可
能に備えられ、且つ前記第2案内路と前記第3案内路と
の前記分岐点近傍の前記ゲート部材の角部に前記中間搬
送路の前記第2案内路側に接する戻り防止片を備えてい
る。
【0016】第3発明のシート反転排出装置は、前記ゲ
ート部材が、前記第2の案内路と前記第3の案内路との
分岐点と前記中間路搬送ローラ対のニップ部とを結ぶ直
線に沿って平行移動可能に備えられ、且つ前記第2案内
路と前記第3案内路との前記分岐点近傍の前記ゲート部
材の角部に前記中間搬送路の前記第2案内路側に接する
戻り防止片を備えている。
【0017】上記第3発明のシート反転排出装置は、ゲ
ート部材は第2の案内路と第3の案内路との分岐点と中
間路搬送ローラ対のニップ部とを結ぶ直線に沿って平行
移動するので、表面(ストレート)排出時、裏面(反
転)排出時ともに案内路が滑らかになり、搬送性が安定
する。
【0018】第4発明のシート反転排出装置は、前記戻
り防止片が、弾性を備えている。
【0019】第5発明のシート反転排出装置は、前記第
2の案内路と前記第3の案内路とが、前記ゲート部材の
内方に湾曲して形成され、前記第3の案内路の曲率が、
前記第2の案内路の曲率よりも大きく設定されている。
【0020】上記第5発明のシート反転排出装置は、第
2案内路を通過案内するシートをカールさせるようなこ
とがあっても、第3案内路を通過案内させるとき、大き
な曲率で逆方向にカールするため、シートをほぼ平坦に
して排出することができる。
【0021】第6発明のシート反転排出装置は、前記導
入路搬送ローラ対と前記中間路搬送ローラ対と前記排出
路搬送ローラ対との各シート搬送速度をV1、V2、V
3としたとき、V1≧V2≧V3に、設定されている。
【0022】上記第6発明のシート反転排出装置は、搬
送ローラ対のシート搬送速度を下流側程小さく(若しく
は同じに)しているので、第1、第2、第3の各案内路
をシートが通過する際に、シートにローラ間での張力が
かかることがなく、より一層カールが減少され、搬送性
能・排出トレイの積載性が向上する。
【0023】第7発明のシート反転排出装置は、前記導
入路搬送ローラ対近傍の前記導入路に前記シートを冷却
する冷却手段を備えている。
【0024】上記第7発明のシート反転出装置は、導入
路搬送ローラ対近傍で、シートを冷却しているので、シ
ートが第1又は第2案内路に案内される前にシートが冷
却されてカールされにくくなるので、案内路通過による
シートのカールを更に減少させる。
【0025】第8発明のシート反転排出装置は、前記排
出路搬送ローラ対の一方のローラが、他方のローラより
も硬度が高く設定してある。
【0026】第9発明のシート反転排出装置は、前記一
方のローラが、JIS−A硬度25度以上の合成ゴム等
の剛体で形成され、前記他方のローラが、ウレタンスポ
ンジ、シリコンスポンジ等の弾性体で形成されている。
【0027】第10発明のシート反転排出装置は、前記
排出路搬送ローラ対が、1つのローラと、該1つのロー
ラに圧接される複数のローラとを備え、前記1つのロー
ラが前記シートの下面側に配設されて、前記1つのロー
ラの硬度が前記複数のローラの硬度よりも高く設定して
ある。
【0028】上記第10発明のシート反転排出装置は、
1つのローラと複数のローラとでシートを挟持して搬送
するため、シートの種類によって若干カールが残る場
合、カールを除去しながら搬送することができる。
【0029】第11発明のシート反転排出装置は、前記
一つのローラが、JIS−A硬度25度以上の合成ゴム
等の剛体で形成され、前記複数のローラが、ウレタンス
ポンジ、シリコンスポンジ等の弾性体で形成されてい
る。
【0030】第12発明のシート反転排出装置は、前記
1つのローラの径が、前記複数のローラの径より大きく
設定されている。
【0031】第13発明の画像形成装置は、シートに画
像を形成する画像形成手段と、上記第1乃至12の何れ
か1つのシート反転排出装置と、を備えている。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて説明する。
【0033】図1に、後述する本発明の第1の実施の形
態のシート反転排出装置101が組み込まれた画像形成
装置の1例である複写機100を示す。
【0034】この複写機100には、第1の実施の形態
のシート反転排出装置以外の後述する各実施の形態のシ
ート反転排出装置も組み込まれるようになっているが、
その図は省略する。また、各実施の形態のシート反転排
出装置は、複写機のみならず、ファクシミリ、プリンタ
等にも組み込むことができるが、その図も省略する。
【0035】図1において、シートPは、シート供給ト
レイ1から送り出されて、感光ドラム11に送り込まれ
る。感光ドラム11には、スキャナ12によって読み取
られた原稿(図示省略)の情報がトナー像として形成さ
れており、このトナー像が、転写部2によってシートP
に転写される。
【0036】その後、シートは、搬送部3によって搬送
され、定着部4でトナー像が定着され、表面排出の場合
には上流側排出ローラ対105を通り、搬送路切換用の
ゲート部材120に案内されて直通排出路123を通過
し、下流側排出ローラ対107を抜けて排出トレイ8に
積載される。
【0037】一方、裏面排出の場合、シートPは、上流
側排出ローラ対105を通り、搬送路切換用のゲート部
材120により反転路121に案内され、シートの後端
がゲート部材120から抜けたところで、反転ローラ対
106の逆回転によって、スイッチバックして反転排出
路122を通過し、下流側排出ローラ対107と、排出
ローラ対109とを抜けて排出トレイ8に積載される。
【0038】また、シートの裏面にも、画像を形成する
場合、シートPは、反転ローラ対106によってスイッ
チバック反転路24に送り込まれ、反転させられた後、
反転搬送路26を案内搬送され、感光ドラム11に送り
込まれて、裏面に画像が形成される。その後、シート
は、搬送部3、定着部4を経て、排出トレイ8に排出さ
れる。
【0039】(第1の実施の形態)図2は、図1の第1
の実施の形態のシート反転排出装置101の詳細図であ
る。
【0040】シート反転排出装置101は、略三角形に
形成されて回転軸140によって回転可能なゲート部材
120と、定着部4下流側のシート導入路141からの
シートPをゲート部材120の第1の辺120dを案内
面としシート排出路142に導く直通排出路(第1の案
内路)123と、シート導入路141からのシートPを
ゲート部材120の第2の辺120eを案内面としシー
ト中間路143に導く反転路(第2の案内路)121
と、シート中間路143からのシートPをゲート部材1
20の第3の辺120fを案内面としシート排出路14
2に導く反転排出路(第3の案内路)122と、シート
導入路141に設けられた上側排出ローラ対(導入路搬
送ローラ対)105と、シート中間路143に設けられ
た反転ローラ対(中間路搬送ローラ対)106と、シー
ト排出路142に設けられた下流側排出ローラ対(排出
路搬送ローラ対)107と、反転路121と反転排出路
122との分岐点120b近傍のゲート部材120の角
部に設けられて、中間路143の反転路121側に弾接
する戻り防止片125と等、を備えている。
【0041】ゲート部材120が回転軸140によって
時計方向に回転すると、シートは、シート導入路14
1、直通排出路123、シート排出路142を経て、排
出トレイ8に排出される。
【0042】ゲート部材120が回転軸140によって
反時計方向に回転すると、シートは、シート導入路14
1、反転路121、反転排出路122、シート排出路1
42を経て、排出トレイ8に、裏返しされて排出され
る。反転路121から反転排出路122への案内は、戻
り防止片125によって、反転路121への逆送が防止
されて行なわれる。戻り防止片125は、薄鋼板、ある
いは、ゲート部材と一体に樹脂成形された弾性片であっ
てもよい。
【0043】また、このシート反転排出装置101にお
いて、直通排出路123と反転路121との分岐点12
0aと上流側排出ローラ対105のニップ部とを結ぶ直
線L1と、反転路121と反転排出路122との分岐点
120bと反転送ローラ対106のニップ部とを結ぶ直
線L2と、直通排出路123と反転排出路122との合
流点120cと下流側排出ローラ対107のニップ部と
を結ぶ直線L3との互いになす角度をθ12,θ23,
θ13としたとき、θ12,θ23,θ13は、120
度±10度に、ほぼ等分角に設定されている。
【0044】これによって、従来、ほぼ90度に曲げら
れていた反転路121及び反転排出路122が、本実施
の形態において、ほぼ120度に曲げられることによ
り、反転路121及び反転排出路122を通過するシー
トPが反転路121及び反転排出路122から受ける湾
曲させられる力は減少する。このため、反転路121を
移動中のシートPは、カールが小さくなり、反転排出路
122において逆向きに湾曲して搬送されるときにおい
ても、円滑且つ速やかに案内されて搬送される。
【0045】また、直通排出路123を通過するシート
Pは、従来と比較すると若干湾曲させられる力を受ける
が、従来と比較すると搬送に支障を受ける程の力を受け
ないので、円滑且つ速やかに案内されて搬送される。
【0046】従って、シートが3方向のどの路120,
121,122を通過しても、路120,121,12
2から受ける湾曲させられる力が従来よりも少なくな
り、シートは円滑に搬送され、表面排出、裏面排出とも
に簡易な構成で円滑且つ速やかに搬送される。
【0047】また、第1実施の形態のシート搬送装置1
01において、上流側排出ローラ対105は合成ゴム製
の駆動ローラ105aと、樹脂製の従動ローラ105b
とで構成されている。また、反転ローラ対106も、合
成ゴム製の駆動ローラ106aと、樹脂製の従動ローラ
106bとで構成されている。さらに、下流側搬送ロー
ラ107も、合成ゴム製の駆動ローラ107aと、樹脂
製の従動ローラ107bとで構成されている。
【0048】これらの、駆動ローラ105a,106
a,107aは、シートPの表と裏に交互に接するよう
に配列されている。従って、シートPは、シートの一方
の面に対して、常に交互に合成ゴム製の駆動ローラと樹
脂製の従動ローラとが接触し、シートに対する腰付けの
方向(カールを付ける方向)が一定になりやすくなり、
一方向に腰付けされることなく、円滑且つ速やかに搬送
される。
【0049】さらに、反転路121と反転排出路122
と直通排出路123とは、ゲート部材120の内方に湾
曲しており、反転路121の曲率ρ12よりも反転排出
路122の曲率ρ23の方が大きくなっている。すなわ
ち、反転路121の曲率半径よりも反転排出路122の
曲率半径の方が小さくなっている。これは、シートに反
転路121で付けられた若干のカールを反転路122で
逆方向の大きな曲率で矯正できるので、シートは、排出
トレイ8に積載される。
【0050】また、上流側排出ローラ対105と、反転
ローラ対106と、下流側搬送ローラ対107とのシー
ト搬送速度をV1、V2、V3としたとき、(V1≧V
2≧V3)としてあり、下流側ほど小さく(若しくは同
じ)してある。
【0051】これにより、直通排出路123、反転路1
21、反転排出路122をシートPが通過する際に、シ
ートPにローラ対間で張力が加わることがなく、より一
層カールが減少され、シート搬送装置101は、シート
を円滑に搬送して、排出トレイ8上に順次積載すること
ができる。
【0052】(第2の実施の形態)図3、図4は、第2
の実施の形態のシート反転装置201の要部を示す。
【0053】図2に示した第1の実施の形態のシート反
転排出装置101と同一部分には、同一符号を付して、
その部分の説明は省略することとする。
【0054】このシート反転装置201は、第1の実施
の形態のシート反転装置101と比較した場合、ゲート
部材220が直線L2に沿って平行移動して、シートの
搬送方向を切り換えている点において構成を異にしてい
る。
【0055】シートの表面(ストレート)排出時には、
ゲート部材220を図3のように、反転ローラ対106
側に平行移動することにより、直通排出路123の幅が
ほぼ均一に広げられて、シートは円滑に搬送案内され
る。また、シートの裏面(反転)排出時には、ゲート部
材220を図4のように反転ローラ対106から離れる
方向に平行移動することにより、反転路121と、反転
排出路122の幅がほぼ均一に広げられて、シートは円
滑に搬送案内される。
【0056】なお、反転路121と反転排出路122と
の分岐点120b近傍のゲート部材120の角部220
gには、中間路143の反転路121側に弾接する戻り
防止片225が設けられている。戻り防止部材225
は、反転路121を通過したシートが反転排出路122
側に確実に搬送されるように設けられている。戻り防止
片225は、薄鋼板、あるいは、ゲート部材と一体に樹
脂成形された弾性片であってもよい。
【0057】なお、図5に示すように、第1の実施の形
態のシート反転排出装置101の定着部4後の上流側排
出ローラ対105近傍に、シートPにエアを吹き付ける
エア吹き付け手段330を備えると、反転路121、反
転排出路122、直通排出路123を通過する前のシー
トをエアによって冷却して、反転路121、反転排出路
122、直通排出路123を通過するシートのカールを
低減させることができる。このエア吹き付け手段330
は、第2の実施の形態のシート反転排出装置201にも
同様に設けられて、シートを冷却することができる。
【0058】また、第1、第2実施の形態におけるシー
ト反転排出装置101,201の下流側排出ローラ対1
07にカール取り機能を備えてもよい。
【0059】図6には、剛体若しくはJIS−A硬度で
25度以上の合成ゴムでできたローラ407cと、スポ
ンジ等の弾性体でできたローラ407dとの組合せから
なる下流側排出ローラ対407を示している。
【0060】図7には、JIS−A硬度で25度以上の
合成ゴムでできた大径ローラ507eと金属・樹脂等の
剛体ローラから構成された小径ローラ507fとの組合
せからなる下流側排出ローラ対507を示している。
【0061】上記下流側排出ローラ対407,507
は、中間部が上側に突出しているシートを矯正するよう
になっており、シートの種類等により若干カールの残る
シートのうち、排出トレイ8側に中間部が突出するカー
ルを除去することができる。従って、シートは、円滑、
且つ確実に排出トレイ8に積載される。
【0062】なお、排出トレイ8側に突出するカールを
除去する手段は、上記の2例の手段に限るものではな
く、シートPが排出トレイ8と接する面側に凸のカール
を削減する方向に腰付けする手段であれば、どのような
手段であってもよい。
【0063】また、下流側排出ローラ対107を上記の
下流側排出ローラ対407,507のように構成する代
わりに、排出ローラ対109を同様な構成にしても、排
出トレイ8に排出されるシートの中間部が排出トレイ8
側に突出するカールを除去することができる。
【0064】
【発明の効果】本発明のシート反転排出装置は、第1乃
至第3の各案内路が互いになす角を等しくして三角形状
に配設されているので、第2、第3の各案内路を通過す
るシートに与えるカールさせる力が激減し、カールを小
さくして安定した状態でシートを搬送することができ
る。さらに、第1案内路を通過するシートにもカールさ
せる力を殆ど与えることがない。従って、シート反転排
出装置は、3つの全ての案内路がシートに殆どカールさ
せる力を与えることなくシートを案内することができる
ので、シートの表面排出、裏面排出をともに簡単な構成
で円滑、且つ確実に行なうことができる。
【0065】本発明のシート反転排出装置は、ゲート部
材は第2の案内路と第3の案内路との分岐点と中間路搬
送ローラ対のニップ部とを結ぶ直線に沿って平行移動す
るので、表面(ストレート)排出時、裏面(反転)排出
時ともに案内路が滑らかになり、シートの搬送性を安定
させることができる。
【0066】本発明のシート反転排出装置は、第2案内
路を通過案内するシートをカールさせるようなことがあ
っても、第3案内路を通過案内させるとき、大きな曲率
で逆方向にカールするため、シートをほぼ平坦にして排
出することができる。
【0067】本発明のシート反転排出装置は、搬送ロー
ラ対のシート搬送速度を下流側程小さく(若しくは同じ
に)しているので、第1、第2、第3の各案内路をシー
トが通過する際に、シートにローラ間での張力がかかる
ことがなく、より一層カールが減少され、シートの搬送
性能・排出トレイへの積載性が向上させることができ
る。
【0068】本発明のシート反転出装置は、導入路搬送
ローラ対近傍で、シートを冷却しているので、シートが
第1又は第2案内路に案内される前に冷却されてカール
されにくくなるので、案内路通過によるシートのカール
を更に減少させることができる。
【0069】本発明のシート反転排出装置は、1つのロ
ーラと複数のローラとでシートを挟持して搬送するた
め、シートの種類によって若干カールが残る場合、カー
ルを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のシート反転排出装
置が組み込まれた画像形成装置の1例である複写機の正
面断面図を示す。
【図2】図1のシート反転排出装置の詳細図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態のシート反転排出装
置の主要部分平面図である。
【図4】図3のシート反転排出装置の動作説明図であ
る。
【図5】図1のシート反転排出装置の上流側排出ローラ
対近傍に冷却手段を設けた図である。
【図6】他の実施形態の下流側排出ローラ対の平面図で
ある。
【図7】他の実施形態の下流側排出ローラ対の平面図で
ある。
【図8】従来のシート反転排出装置を備えた画像形成装
置である複写機の正面断面図である。
【符号の説明】
P シート 1 シート供給トレイ 2 転写部 3 搬送部 4 定着部 8 排出トレイ 11 感光ドラム(画像形成手段) 12 スキャナ 100 複写機(画像形成装置) 101 シート反転排出装置 105 上流側排出ローラ対(導入路搬送ローラ対) 105a 駆動ローラ 105b 従動ローラ 106 反転ローラ対(中間路搬送ローラ対) 106a 駆動ローラ 106b 従動ローラ 107 下流側排出ローラ対(排出路搬送ローラ対) 107a 従動ローラ 107b 駆動ローラ 109 排出ローラ 120 ゲート部材 120a 分岐点 120b 分岐点 120c 合流点 120d 第1の辺 120e 第2の辺 120f 第3の辺 121 反転路(第1の案内路) 122 反転排出路(第2の案内路) 123 直通排出路(第3の案内路) 125 戻り防止片 140 ゲート部材の回転軸 141 シート導入路 142 シート排出路 143 シート中間路 201 シート反転排出装置 220 ゲート部材 220d 第1の辺 220e 第2の辺 220f 第3の辺 220g 角部 330 エア吹き付け手段(冷却手段) 301 シート反転排出装置 407 下流側排出ローラ対 407d ローラ 407e ローラ 507 下流側排出ローラ対 507c ローラ 507d ローラ 507e 大径ローラ 507f 小径ローラ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略三角形に形成されて変位可能なゲート
    部材と、 シート導入路からのシートを前記ゲート部材の第1の辺
    を案内面としシート排出路に導く第1の案内路と、 前記シート導入路からの前記シートを前記ゲート部材の
    第2の辺を案内面としシート中間路に導く第2の案内路
    と、 前記シート中間路からの前記シートを前記ゲート部材の
    第3の辺を案内面としシート排出路に導く第3の案内路
    と、 前記シート導入路に設けられた導入路搬送ローラ対と、 前記シート中間路に設けられた中間路搬送ローラ対と、 前記シート排出路に設けられた排出路搬送ローラ対と、
    を備え、 前記第1の案内路と前記第2の案内路との分岐点と前記
    導入路搬送ローラ対のニップ部とを結ぶ直線と、 前記第2の案内路と前記第3の案内路との分岐点と前記
    中間路搬送ローラ対のニップ部とを結ぶ直線と、 前記第1の案内路と前記第3の案内路との合流点と前記
    排出路搬送ローラ対のニップ部とを結ぶ直線との互いに
    なす角度を各々120度±10度に設定したことを特徴
    とするシート反転排出装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲート部材が、前記導入路上の前記
    シートを前記第1案内路と前記第2案内路とに選択的に
    案内するように回転可能に備えられ、且つ前記第2案内
    路と前記第3案内路との前記分岐点近傍の前記ゲート部
    材の角部に前記中間搬送路の前記第2案内路側に接する
    戻り防止片を備えていることを特徴とする請求項1に記
    載のシート反転排出装置。
  3. 【請求項3】 前記ゲート部材が、前記第2の案内路と
    前記第3の案内路との分岐点と前記中間路搬送ローラ対
    のニップ部とを結ぶ直線に沿って平行移動可能に備えら
    れ、且つ前記第2案内路と前記第3案内路との前記分岐
    点近傍の前記ゲート部材の角部に前記中間搬送路の前記
    第2案内路側に接する戻り防止片を備えたことを特徴と
    する請求項1に記載のシート反転排出装置。
  4. 【請求項4】 前記戻り防止片が、弾性を備えているこ
    とを特徴とする請求項2又は3に記載のシート反転排出
    装置。
  5. 【請求項5】 前記第2の案内路と前記第3の案内路と
    が、前記ゲート部材の内方に湾曲して形成され、前記第
    3の案内路の曲率が、前記第2の案内路の曲率よりも大
    きく設定されていることを特徴とする請求項1,2又は
    3に記載のシート反転排出装置。
  6. 【請求項6】 前記導入路搬送ローラ対と前記中間路搬
    送ローラ対と前記排出路搬送ローラ対との各シート搬送
    速度をV1、V2、V3としたとき、 V1≧V2≧V3 に、設定されていることを特徴とする請求項1に記載の
    シート反転排出装置。
  7. 【請求項7】 前記導入路搬送ローラ対近傍の前記導入
    路に前記シートを冷却する冷却手段を備えたことを特徴
    とする請求項1に記載のシート反転排出装置。
  8. 【請求項8】 前記排出路搬送ローラ対の下流側に排出
    ローラ対を配設し、前記排出搬送ローラ対と前記排出ロ
    ーラ対との少なくとも一方のローラ対における一方のロ
    ーラが、他方のローラよりも硬度が高く設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート反転排出装
    置。
  9. 【請求項9】 前記一方のローラが、JIS−A硬度2
    5度以上の合成ゴム等の剛体で形成され、前記他方のロ
    ーラが、ウレタンスポンジ、シリコンスポンジ等の弾性
    体で形成されていることを特徴とする請求項8に記載の
    シート反転排出装置。
  10. 【請求項10】 前記排出路搬送ローラ対の下流側に排
    出ローラ対を配設し、前記排出搬送ローラ対と前記排出
    ローラ対との少なくとも一方のローラ対が、1つのロー
    ラと、該1つのローラに接する複数のローラとを備え、
    前記1つのローラが前記シートの下面側に配設されて、
    前記1つのローラの硬度が前記複数のローラの硬度より
    も高く設定されたことを特徴とする請求項8に記載のシ
    ート反転排出装置。
  11. 【請求項11】 前記一つのローラが、JIS−A硬度
    25度以上の合成ゴム等の剛体で形成され、前記複数の
    ローラが、ウレタンスポンジ、シリコンスポンジ等の弾
    性体で形成されていることを特徴とする請求項10に記
    載のシート反転排出装置。
  12. 【請求項12】 前記1つのローラの径が、前記複数の
    ローラの径より大きく設定されていることを特徴とする
    請求項10又は11に記載のシート反転排出装置。
  13. 【請求項13】 シートに画像を形成する画像形成手段
    と、 請求項1乃至12の何れか1つに記載のシート反転排出
    装置と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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