JP2000065784A - 空燃比センサの抵抗検出装置 - Google Patents

空燃比センサの抵抗検出装置

Info

Publication number
JP2000065784A
JP2000065784A JP11164110A JP16411099A JP2000065784A JP 2000065784 A JP2000065784 A JP 2000065784A JP 11164110 A JP11164110 A JP 11164110A JP 16411099 A JP16411099 A JP 16411099A JP 2000065784 A JP2000065784 A JP 2000065784A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
fuel ratio
impedance
oxygen concentration
heater
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11164110A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3646566B2 (ja
Inventor
Keiichiro Aoki
圭一郎 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP16411099A priority Critical patent/JP3646566B2/ja
Publication of JP2000065784A publication Critical patent/JP2000065784A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3646566B2 publication Critical patent/JP3646566B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサ素子インピーダンスを被検出ガス状態
に応じて補正する。 【解決手段】 空燃比センサ101のセンサ素子102
を活性化するヒータ104、センサ素子により検出され
る被検出ガス中の空燃比を検出する空燃比検出手段、そ
のガス状態を検出するガス状態検出手段、センサ素子の
インピーダンス検出手段、ガス状態に応じてセンサ素子
のインピーダンスを補正する補正手段、を備える。これ
らの各手段はECU100による。また、所定期間中ヒ
ータ104へ供給された積算電力量を算出し、算出した
積算電力量に基づきセンサ素子のインピーダンスを補正
する。また、ヒータの積算電力量に応じてセンサ素子の
故障を判定する。また、ヒータの積算電力量に基づき素
子温制御目標学習値を求め、被検出ガスのガス状態に応
じてその学習値を補正して素子温制御目標値を算出し、
ヒータ制御を行い、センサ素子やヒータへの過加熱を防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空燃比センサの抵抗
検出装置に関し、特に、内燃機関の排気空燃比を検出す
る空燃比センサ素子、例えば酸素濃度検出素子のインピ
ーダンスを検出する空燃比センサの抵抗検出装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年の機関の空燃比制御においては、機
関の排気系に空燃比センサと触媒とを配設し、触媒によ
り排気ガス中の有害成分(HC、CO、NOx 等)を最
大限浄化するため、空燃比センサにより検出される機関
の排気空燃比が目標空燃比、例えば理論空燃比になるよ
うにフィードバック制御を行っている。この空燃比セン
サとして、機関から排出される排気ガス中に含まれる酸
素濃度に比例して限界電流を出力する限界電流式の酸素
濃度検出素子が用いられている。限界電流式酸素濃度検
出素子は、酸素濃度から機関の排気空燃比を広域かつリ
ニアに検出するものであり、空燃比制御精度を向上させ
たり、リーンバーン制御を行ったりするために有用であ
る。
【0003】上記酸素濃度検出素子は、空燃比の検出精
度を維持するため活性状態に保つことが不可欠であり、
通常、機関始動時から同素子に付設されたヒータを通電
することにより同素子を加熱し早期活性化しその活性状
態を維持するようヒータの通電制御を行っている。図2
7は酸素濃度検出素子の温度とインピーダンスの相関関
係を示す図である。上記酸素濃度検出素子(以下、単に
素子と記す)の温度とインピーダンスとの間には図27
に太線で示すような相関関係、すなわち素子温度の上昇
に連れて素子のインピーダンスが減衰するという関係が
ある。この関係に着目し、上記のようなヒータの通電制
御においては、素子のインピーダンスを検出して素子温
度を導き出し、その素子温度が所望の活性化温度、例え
ば700°Cになるようにフィードバック制御を行って
いる。例えば、図27の太線に示すように、素子のイン
ピーダンスZacが、初期制御素子温700°Cに相当す
る素子のインピーダンス30Ω以上とき(Zac≧3
0)、すなわち素子温が700°C以下のとき、ヒータ
を通電し、Zacが30Ωより小のとき(Zac<30)、
すなわち素子温が700°Cを超えるとき、ヒータの通
電を解除する制御を行うことで、素子の温度を活性化温
度700°C以上に保ち、素子の活性状態を維持してい
る。また、ヒータ通電時は、素子のインピーダンスとそ
の目標値との偏差(Zac−30)をなくすために必要な
通電量を求め、その通電量を供給するようデューティ制
御を行っている。
【0004】特開平9−292364号公報に開示され
ている酸素濃度センサの素子抵抗検出方法は、上記酸素
濃度検出素子のインピーダンスを検出するに際し、空燃
比検出用の直流分の電圧に同素子温度を検出するために
好適な1つの周波数、例えば5KHzの交流分の電圧を
重畳して同素子に印加し、この交流分電圧重畳後に同素
子に流れる電流を測定して、これら重畳印加電圧と測定
電流とから素子インピーダンスを検出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
9−292364号公報開示の酸素濃度センサの素子抵
抗検出方法により検出される素子インピーダンスは、内
燃機関の排気通路に酸素濃度センサを配設したとき、経
時変化に伴い、排気温、あるいは素子の電極表面や内部
への付着物により電極部が劣化し、図27に細線で示す
ような相関関係をもつようになり、センサ素子の劣化に
伴いその検出値にずれが生じる。また、上記素子インピ
ーダンスは、内燃機関の排気通路に酸素濃度センサを配
設したとき、機関の吸入空気量または負荷状態および排
気空燃比等により排気通路内のガス状態が変化し、この
ガス状態の変化によってその検出値にずれが生じる。
【0006】このようにインピーダンスの検出値にずれ
が生じると、図27に太線で示すように、例えば素子温
制御目標値が30Ωで現在の真の素子インピーダンスが
30Ωのとき、上記ずれにより素子インピーダンスが2
0Ωとして誤検出されると、素子の温度は800°Cと
見なされ素子温度を下げるヒータ制御が行われる。この
制御が継続すると、センサ素子は活性温度700°Cよ
り低くなりセンサ素子は活性状態を維持できなくなり、
その結果空燃比制御の精度が悪化し、排気エミッション
が悪化するという問題が生じる。
【0007】一方、同様に素子温制御目標値が30Ωで
現在の真の素子インピーダンスが30Ωのとき、上記ず
れにより素子インピーダンスが90Ωとして誤検出され
ると、素子の温度は600°Cと見なされ素子温度を上
げるヒータ制御が行われる。この制御が継続すると、セ
ンサ素子は活性温度700°Cより高くなりセンサ素子
は過加熱され、その結果センサ素子の劣化が促進され、
寿命が短縮するという問題が生じる。
【0008】それゆえ、本発明は上記問題を解決し、経
時変化に伴いセンサ素子が劣化したり、被検出ガスのガ
ス状態が変化したりしても、センサ素子の過加熱による
センサ素子の劣化やヒータへの過多な電力供給によるヒ
ータ抵抗の劣化を防止する空燃比センサの抵抗検出装置
を提供することを目的とする。本発明はまた、空燃比セ
ンサの素子の故障を判定する空燃比センサの抵抗検出装
置を提供することをその他の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記問題を解決する本発
明の第1形態による空燃比センサの抵抗検出装置は、酸
素濃度検出素子と、該酸素濃度検出素子を活性化するヒ
ータと、該酸素濃度検出素子に電圧を印加することによ
り被検出ガス中の酸素濃度に比例した電流を該酸素濃度
検出素子から検出して該被検出ガス中の空燃比を検出す
る空燃比検出手段と、を備える空燃比センサの抵抗検出
装置において、前記酸素濃度検出素子により検出する前
記被検出ガスのガス状態を検出するガス状態検出手段
と、前記酸素濃度検出素子に電圧を印加して該酸素濃度
検出素子のインピーダンスを検出するインピーダンス検
出手段と、前記ガス状態に応じて前記インピーダンス検
出手段により検出された前記酸素濃度検出素子のインピ
ーダンスを補正する補正手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0010】上記構成により、酸素濃度検出素子による
被検出ガスのガス状態に応じて同素子のインピーダンス
を補正し、同素子の素子温制御目標値を補正する。これ
により上記ガス状態に応じて素子温制御目標値を適切に
制御でき、酸素濃度検出素子やヒータへの過加熱を防止
する。前記問題を解決する本発明の第2形態による空燃
比センサの抵抗検出装置は、酸素濃度検出素子と、該酸
素濃度検出素子を活性化するヒータと、該酸素濃度検出
素子に電圧を印加することにより被検出ガス中の酸素濃
度に比例した電流を該酸素濃度検出素子から検出して該
被検出ガス中の空燃比を検出する空燃比検出手段と、を
備える空燃比センサの抵抗検出装置において、前記酸素
濃度検出素子に電圧を印加して該酸素濃度検出素子のイ
ンピーダンスを検出するインピーダンス検出手段と、前
記ヒータへ供給される電力量を算出する電力量算出手段
と、前記電力量算出手段により算出された前記電力量に
応じて、前記インピーダンス検出手段により検出された
前記酸素濃度検出素子のインピーダンスを補正する補正
手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】上記電力量算出手段として、例えば、所定
期間中前記ヒータへ供給された電力の積算電力量を算出
する積算電力算出手段、あるいは平均電力を算出する平
均電力量算出手段がある。上記構成、すなわち上記電力
算出手段により算出された前記電力量を、経時変化に伴
うセンサ素子の劣化のパラメータとし、上記電力量に応
じて、前記酸素濃度検出素子のインピーダンスを補正し
て、同素子の素子温制御目標値を補正する。これにより
ヒータへの電力量に応じて、すなわち経時変化に伴うセ
ンサ素子の劣化に応じて素子温制御目標値を適切に制御
でき、酸素濃度検出素子やヒータへの過加熱を防止す
る。
【0012】本発明はまた、上記空燃比センサの抵抗検
出装置において、前記電力量算出手段により算出された
前記電力量に基づいて、前記酸素濃度検出素子の故障を
判定する故障判定手段を備える。上記構成により酸素濃
度検出素子の故障を判定できる。本発明はまた、上記空
燃比センサの抵抗検出装置において、前記インピーダン
ス検出手段は、前記酸素濃度検出素子に直流分に交流分
が重畳された電圧を印加し該酸素濃度検出素子のインピ
ーダンスを検出する。
【0013】上記構成により酸素濃度検出素子のインピ
ーダンスを短時間で検出できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ、本
発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明によ
る空燃比センサ抵抗検出装置の一実施形態の概略構成図
である。図1以降、同一のものは同一符号で示す。図1
中、参照番号1はシリンダブロック、2はピストン、3
はシリンダヘッド、4は燃焼室、5は吸気マニホルド、
6は排気マニホルドをそれぞれ示す。吸気マニホルド5
は、サージタンク7、吸気ダクト8およびエアフローメ
ータ9を介してエアクリーナ10に接続される。吸気ダ
クト8内にはスロットル弁11が配設され、吸気マニホ
ルド5には燃料噴射弁12が吸気ポート13へ向けて配
設される。排気マニホルド6には排気管14が接続さ
れ、この排気管14の途中にはHC、CO、NOxの3
成分を同時に浄化するとともに酸素ストレージ効果を有
する三元触媒を内蔵した触媒コンバータ15が配設され
る。
【0015】電子制御ユニット(ECU)100は、デ
ジタルコンピュータからなり、双方向性バス41によっ
て相互に接続されたROM42、RAM43、バックア
ップ用のB.RAM44、CPU45、入力ポート46
および出力ポート47、等を具備する。エアフローメー
タ9は吸入空気量に比例した出力電圧を発生し、その出
力電圧の信号をA/D変換器48を介して入力ポート4
6に入力する。排気マニホルド6内の上流側には空燃比
センサ101が配設され、空燃比センサ101は排気ガ
ス中の酸素濃度を検出し、その出力信号を空燃比センサ
回路103、A/D変換器48を介して入力ポート46
に入力する。
【0016】吸気ダクト8内のスロットル弁11の開度
はアクセルペダル(図示せず)の踏込み動作に連動して
可変される。スロットル弁11にはスロットル開度の全
閉状態を検出するアイドルスイッチを有するスロットル
ポジションセンサ18が設けられており、スロットルポ
ジションセンサ18はECU100に接続されECU1
00の入力ポート46にアイドルスイッチのオンオフ信
号XIDLEを入力するとともに、A/D変換器48を
介して入力ポート46にスロットル開度に比例したアナ
ログ電圧の信号を入力する。
【0017】サージタンク7には吸気通路内の絶対圧を
検出する圧力センサ19が設けられ、圧力センサ19は
吸気圧に比例したアナログ電圧の信号をA/D変換器4
8を介して入力ポート46に入力する。シリンダブロッ
ク1にはウォータジャケット内の機関200の冷却水温
を検出する水温センサ20が取付けられており、水温セ
ンサ20は機関200の冷却水温に比例したアナログ電
圧の信号をA/D変換器48を介して入力ポート46に
入力する。
【0018】バッテリ105の電圧もECU100に接
続され、バッテリ105の電圧はECU100内のA/
D変換器48を介して入力ポート46に入力される。ま
た、機関200が搭載される車両の車速を検出する車速
センサ21もECU100に接続され、車速センサ21
のアナログ電圧出力は、ECU100内のA/D変換器
48を介して入力ポート46に入力される。
【0019】ディストリビュータ16には2つのクラン
ク角センサ33、34が設けられ、クランク角センサ3
3はクランク角に換算して720°CA毎の基準位置を
検出して出力パルス信号を発生し、クランク角センサ3
4はクランク角に換算して30°CA毎の位置を検出し
て出力パルス信号を発生する。これらの出力パルス信号
は入力ポート46に入力され、クランク角センサ34の
出力パルス信号はCPU45の割込端子にも入力され
る。クランク角センサ33、34の出力パルス信号か
ら、例えば機関200の回転数が演算される。
【0020】一方、出力ポート47は駆動回路49を介
して燃料噴射弁12に接続される。燃料噴射弁12から
吸気ポート13へ向けて吸気通路17へ噴射される燃料
噴射量は、空燃比が目標空燃比、本実施形態では理論空
燃比になるように駆動回路49により開弁される燃料噴
射弁12の開弁時間を可変することにより制御される。
出力ポート47は駆動回路49を介してアラーム22に
も接続され、アラーム22は空燃比センサ素子102や
ヒータ104が劣化したと判定されたときに付勢され
る。
【0021】なお、CPU45の割込は、A/D変換器
によるA/D変換終了時やクランク角センサ34の出力
パルス信号の受信時に発生する。A/D変換器48を介
して入力ポート46へ入力されたデジタルデータはA/
D変換毎に読取られ、RAM43に格納される。機関2
00の回転数NEもクランク角センサ34の出力パルス
信号がCPU45の割込端子に入力される毎に演算され
RAM43に格納される。つまりRAM43に格納され
る機関200のデータは絶えず更新される。
【0022】また、ヒータ104は空燃比センサ101
に内蔵されセンサ素子を活性化するために加熱するため
のものであるが、後述の処理によりCPU45により演
算されたデジタルデータを出力ポート47を介してD/
A変換器50でアナログ電圧に変換しヒータ回路106
を介してヒータ104へ電力が供給される。図2は図1
に示す空燃比センサ101およびヒータ104の制御を
示す図である。図1に示す機関200の排気空燃比を検
出する空燃比センサ101は、空燃比センサ素子(以
下、センサ素子と記す)102とヒータ104とを有す
る。空燃比センサ回路(以下、センサ回路と記す)10
3がECU100内に設けられ、センサ素子102に電
圧を印加する。センサ回路103は、デジタルコンピュ
ータからなるECU100内で空燃比センサ1を制御す
る役割を担う制御ユニット、すなわち空燃比センサ制御
ユニットA/FCU110からアナログの印加電圧を受
けこれに応じた電圧をセンサ素子102に印加する。A
/FCU110は後述の処理にしたがって算出したデジ
タルデータを内部に設けられたD/A変換器50により
アナログ電圧に変換してセンサ回路103へ出力する。
この電圧の印加に伴いA/FCU110は被検出ガス
中、すなわち排気ガス中の酸素濃度に比例して変化する
センサ素子102を流れる電流を検出する。A/FCU
110はこの電流を検出するため内部に設けられたA/
D変換器48によりセンサ回路103からセンサ素子1
02を流れる電流に相当するアナログ電圧を受ける。A
/FCU110はこのアナログ電圧をデジタルデータに
変換し、変換したデジタルデータを後述する処理に使用
する。
【0023】空燃比センサ101はセンサ素子102が
活性状態にならないとその出力を空燃比制御に使用でき
ない。このため、A/FCU110は機関始動時にバッ
テリ105からヒータ104へ電力供給してヒータ10
4を通電し、センサ素子102の早期活性化を行い、セ
ンサ素子102が活性化された後はその活性状態を維持
するようヒータ104へ電力供給する。空燃比センサ回
路103は内部に積分回路が設けられており、A/FC
U110から空燃比センサ回路103へ入力された矩形
パルスを正弦波状のパルスに変換した電圧をセンサ素子
102に印加するようになっている。これにより高周波
ノイズによるセンサ素子の出力電流の検出エラーを防止
している。
【0024】しかるに、図27に示したように、センサ
素子102の抵抗がセンサ素子102の温度に依存する
こと、すなわちセンサ素子温度の増大に連れて減衰する
ことに着目し、センサ素子102の抵抗がセンサ素子1
02の活性状態を維持する温度に相当する抵抗値、例え
ば30Ωとなるようヒータ104へ電力供給することに
よりセンサ素子102の温度を目標温度、例えば700
°Cに維持する制御が行われている。また、A/FCU
110は内部に設けられたA/D変換器48によりヒー
タ回路106からヒータ104の電圧と電流に相当する
アナログ電圧を受けデジタルデータに変換してこのデジ
タルデータを後述する処理に使用する。例えば、ヒータ
104の抵抗値を算出し、この抵抗値に基づき機関の運
転状態に応じた電力供給をヒータ104に行うとともに
ヒータ104の過昇温(OT)を防止するようヒータ1
04の温度制御を行う。
【0025】図3は空燃比センサの入出力信号を示す図
であり、(A)は空燃比センサへ印加する入力電圧の波
形を示す図であり、(B)は空燃比センサから検出され
る出力電流の波形を示す図である。横軸は時間を示し、
縦軸は電圧および電流を示す。図3の(A)に示すよう
に、空燃比センサに印加する入力電圧Vmとして、常時
直流電圧0.3Vが印加されている。センサ素子のイン
ピーダンスを測定するため、後述するルーチンの実行に
より、空燃比センサに±0.2Vの第1周波数(例えば
5KHz)のパルス電圧が上記直流電圧0.3Vに重畳
して印加される。一方、図3の(B)に示すように、空
燃比センサから検出される出力電流Imは、空燃比セン
サに直流電圧0.3Vのみを印加している間はその時々
の被測定ガスの酸素濃度に応じた値を示すが、空燃比セ
ンサに上記パルス電圧±0.2Vを直流電圧0.3Vに
重畳することにより変化する。このときの空燃比センサ
からの出力電流の変化を検出してセンサ素子のインピー
ダンスを算出する。
【0026】ここで、空燃比センサ素子の構造、等価回
路およびインピーダンス特性について以下に説明する。
図4は空燃比センサ素子の構造を示す図であり、(A)
は断面図を示す図であり、(B)は電解質部の部分拡大
図である。図5は空燃比センサ素子の等価回路を示す図
である。図5において、R1は例えばジルコニアからな
る電解質のバルク抵抗(図4の grain(グレイン)
部)、R2は電解質の粒界抵抗(図4の grain boundar
y (グレイン境界)部)、R3は例えば白金からなる電
極の界面抵抗を示し、C2は電解質の粒界の容量成分、
C3は電極界面の容量成分を示し、Z(W)は交流によ
る分極が行われると周期的に界面濃度が変化するために
生じるインピーダンス分(ワールブルインピーダンス)
を示す。
【0027】図6は空燃比センサ素子のインピーダンス
特性を示す図である。横軸はインピーダンスZの実部
Z' 、縦軸は虚部Z" を示す。空燃比センサ素子のイン
ピーダンスZはZ=Z’+jZ”で表される。図6か
ら、電極界面抵抗R3は、周波数が1〜10KHzに近
づくにつれて0に収束することが判る。また、破線で示
す曲線は、空燃比センサ素子により酸素大のガス状態を
検出するときの素子インピーダンスを示す。一方、一点
鎖線で示す曲線は、空燃比センサ素子により酸素小のガ
ス状態を検出するときの素子インピーダンスを示す。こ
の破線または一点鎖線で示されるインピーダンス特性か
らR3の部分が特に変化することが判る。
【0028】図7は交流入力電圧の周波数とインピーダ
ンスとの関係を示す図である。図7は図6について横軸
を周波数fに、縦軸をインピーダンスZacに変換したも
のである。図6から、周波数1KHz〜10MHzでは
インピーダンスZacが所定値(R1+R2)に収束し、
10MHzより高周波側ではインピーダンスZacは減少
し、R1に収束することが判る。このことから、インピ
ーダンスZacを安定した状態で検出するためには、Zac
が周波数によらず一定値となる1KHz〜10MHz付
近が望ましいことが判る。また、破線および一点鎖線で
示す曲線も、図6に示すインピーダンス特性に対応す
る。
【0029】図8は空燃比センサの電圧−電流特性を示
す図である。横軸に空燃比センサへの印加電圧V、縦軸
に空燃比センサの出力電流Iを示す。図8から判るよう
に、印加電圧Vと出力電流Iとは略比例関係にあり、空
燃比がリーンであれば正側に、空燃比がリッチであれば
負側へ電流値が変化する(図8における特性線L1を参
照)。つまり、空燃比がリーン側になる程限界電流は増
大し、空燃比がリッチ側になる程限界電流は減少する。
また、出力電流Iが0mAのとき、空燃比は理論空燃比
(=14.5)になる。この電圧−電流特性は素子温に
依存し、素子温度が高いとき程L1の傾きは大きくなる
が、限界電流値は素子温による影響は少なく、空燃比一
定で素子温が変化しても限界電流は略同一値を示す。
【0030】次に、A/FCU110により実行される
このセンサ素子のインピーダンスの算出ルーチンについ
て以下に詳細に説明する。図9はセンサ素子のインピー
ダンス算出ルーチンの前半フローチャートであり、図1
0にセンサ素子のインピーダンス算出ルーチンの後半フ
ローチャートを示す。より詳しくは、図10はセンサ素
子のインピーダンス算出ルーチンにおける特定周波数重
畳処理のフローチャートであり、図11と図12は特定
周波数重畳処理を遂行するために必要な割込処理ルーチ
ンのフローチャートである。図9および図10に示すル
ーチンは、所定の周期、例えば1msec毎に実行される。
【0031】先ず、ステップ901では、イグニッショ
ンスイッチIGSW(図示せず)がオンかオフかを判別
し、IGSWがオンのときはステップ902へ進み、I
GSWがオフのときは本ルーチンを終了する。ステップ
902では、空燃比センサにVm=0.3Vの直流電圧
がすでに印加されているか否かを判別し、その判別結果
がYESのときはステップ903へ進み、その判別結果
がNOのときはステップ904へ進む。ステップ904
では空燃比センサに0.3Vの直流電圧を印加する。
【0032】ステップ903では、ステップ904で空
燃比センサに0.3Vの直流電圧を印加してから4msec
が経過した時期か否か、あるいは本ルーチンの前回処理
周期に空燃比センサの電流Imsを読込んでから4msecが
経過した時期か否かを、例えばカウンタにより判別し、
これらの判別結果の何れか一方がYESのときはステッ
プ905へ進み、その判別結果の両方がNOのときは本
ルーチンを終了する。ステップ905では、空燃比セン
サの電流Imsを読込み、図10に示すステップ1001
へ進む。
【0033】次に、図10〜図12を相互に参照しつ
つ、センサ素子のインピーダンス算出ルーチンの特定周
波数重畳処理のフローチャートを説明する。特定周波数
として5KHzを用いた例で説明する。先ず、ステップ
1001では、今回処理周期が本ルーチン開始からk×
64msec(k=1、2、3、…)経過した時期か否か
を、例えばカウンタにより判別し、これらの判別結果が
YES、すなわち今回処理周期が本ルーチン開始から6
4msec、128msec、192msec、…のときはステップ
1002へ進み、その判別結果がNOのときは本ルーチ
ンを終了する。ステップ1002では、空燃比センサへ
の印加電圧Vm(=0.3V)に−0.2Vのパルス電
圧を重畳する。したがって、このときの空燃比センサへ
の印加電圧Vmは0.1Vとなる。また、ステップ10
02では図11に示す第1タイマ割込が起動される。
【0034】ここで、図11の第1タイマ割込処理につ
いて説明する。ステップ1101では、上記第1タイマ
割込の起動後85μsが経過したか否かを判別し、その
判別結果がYESのとき、ステップ1102へ進み空燃
比センサの出力電流Im1を読込み、その判別結果がNO
のとき、ステップ1101へ戻る。ステップ1103で
は、上記第1タイマ割込の起動後100μsが経過した
か否かを判別し、その判別結果がYESのとき、ステッ
プ1104へ進み空燃比センサにVm=0.5Vの電圧
を印加し、その判別結果がNOのとき、ステップ110
1へ戻る。また、ステップ1104では図12に示す第
2タイマ割込が起動される。
【0035】ここで、図12の第2タイマ割込処理につ
いて説明する。ステップ1201では、上記第2タイマ
割込の起動後100μsが経過したか否かを判別し、そ
の判別結果がYESのとき、ステップ1202へ進み、
空燃比センサにVm=0.3Vの電圧を印加して通常の
空燃比検出状態に戻し、その判別結果がNOのとき、ス
テップ1201へ戻る。
【0036】再び、図10へ戻る。ステップ1003で
は、今回処理周期が本ルーチン開始から(k×64+
4)msec(k=1、2、3、…)経過した時期か否かを
判別し、その判別結果がYESのときはステップ100
4へ進み、その判別結果がNOのときは本ルーチンを終
了する。ステップ1004では、特定周波数電圧印加時
のインピーダンスZacを次式から計算する。
【0037】 Zac=ΔVm/ΔIm=0.2/(Im −Ims) ステップ1005では、Zacのガード処理、すなわちZ
acを下限ガード値KRELと上限ガード値KREHとの
間に収めるKREL≦Zac≦KREHとする処理を実行
する。具体的には、ZacがKREL≦Zac≦KREHの
ときはそのままとし、Zac<KRELのときはZac=K
REL=1(Ω)とし、KREH<ZacのときはZac=
KREH=200(Ω)とする処理を実行する。なお、
ガード処理は通常外乱やA/D変換誤差等によるデータ
を無視するために行う。
【0038】図13はヒータ制御のタイムチャートであ
る。図13において、横軸は時間、縦軸は、上段がヒー
タへ供給する電力のデューティ比、中段がヒータ温度、
下段が素子インピーダンスをそれぞれ示す。機関始動に
伴い、ヒータへの通電が開始された時刻t0 からヒータ
が目標(上限)温度、例えば1200°Cに到達するま
での時刻t1 まではデューティ比100%の全通電制御
が行われ、時刻t1 からセンサ素子が活性化された温度
700°Cに相当するインピーダンス30Ωに到達した
時刻t2 まではヒータの温度を目標温度に維持するヒー
タ温フィードバック制御が行われ、時刻t2 以降はセン
サ素子の温度を素子活性化温度700°Cに維持する素
子温フィードバック制御が行われる。このヒータ制御ル
ーチンをフローチャートに基づき以下に説明する。
【0039】図14はヒータ制御ルーチンのフローチャ
ートである。本ルーチンは、所定の周期、例えば100
msec毎に実行される。先ず、ステップ1401では、イ
グニッションスイッチ(図示せず)がONかOFFかを
判別し、イグニッションスイッチがONのときはステッ
プ1402へ進み、イグニッションスイッチがOFFの
ときは本ルーチンを終了する。ステップ1402では、
ヒータ抵抗RHをヒータへの印加電圧とヒータの通電電
流とから算出する。ステップ1403では、ステップ1
402で算出したヒータ抵抗RHとヒータ抵抗学習値R
HGとを比較し、RH≧RHGのときはステップ140
4へ進み、RH<RHGのときはステップ1405へ進
む。ここで、ヒータ抵抗学習値RHGとはヒータ温度が
目標温度(1200°C)のときの抵抗値を製品毎や経
時変化によるバラツキを解消できるように学習した値で
ある。
【0040】ステップ1404では、素子インピーダン
スZacを読取る。ステップ1406では読取ったZacと
センサ素子の活性温度に相当する30Ωとを比較し、Z
ac>30のときはセンサ素子が活性状態であると判断し
てステップ1408へ進み、Zac≦30のときはセンサ
素子が非活性状態であると判断してステップ1407へ
進む。ステップ1405では全通電(100%デューテ
ィ)制御を行い、ステップ1407ではヒータ温フィー
ドバック制御を行い、ステップ1408では素子温フィ
ードバック制御を行う。次に、特定周波数を印加して検
出した空燃比センサのインピーダンスZacに基づき、セ
ンサ素子の温度を活性化温度に維持する素子温フィード
バック制御ルーチンについて以下に説明する。
【0041】図15は素子温フィードバック制御ルーチ
ンのフローチャートである。本ルーチンは、所定の周
期、例えば128msec毎に実行される。本ルーチンは、
特定周波数5KHzに対する空燃比センサのインピーダ
ンスZacと素子温制御目標値Zactgとの偏差Zacerr
(=Zactg−Zac)に基づいて、ヒータ通電のデューテ
ィ比のPID制御を行う。先ず、ステップ1500で
は、後述する素子温制御目標値算出ルーチンを実行す
る。
【0042】次に、ステップ1501では、比例項KP
を次式から算出する。 KP=Zacerr ×K1 (K1 :定数) ステップ1502では、積分項KIを次式から算出す
る。 KI=ΣZacerr ×K2 (K2 :定数) ステップ1503では、微分項KDを次式から算出す
る。
【0043】KD=(ΔZacerr /Δt)×K3 (K3
:定数) ステップ1504では、PIDゲインKPIDを次式か
ら算出する。 KPID=KP+KI+KD ステップ1505では、出力デューティ比を次式から算
出する。 DUTY(i) =DUTY(i-1) ×KPID ステップ1506では、出力デューティ比DUTY(i)
のガード処理を行い、DUTY(i) を下限値KDUTY
Lと上限値KDUTYHとの間KDUTYL≦DUTY
(i) ≦KDUTYHに収める処理を実行する。具体的に
は、KDUTYL≦DUTY(i) ≦KDUTYHのとき
はそのままとし、DUTY(i) <KDUTYLのときは
DUTY(i) =KDUTYLとし、KDUTYH<DU
TY(i)のときはDUTY(i) =KDUTYHとする処
理を実行する。
【0044】また、図13、図14に示したヒータ制御
において、本発明はヒータおよびセンサ素子の過昇温
(Over Temperature)を防止するため、特定周波数5
KHzに対する空燃比インピーダンスZacが劣化補正後
の素子温制御目標値Zactgより所定値、例えば5Ωを超
えるか否か(Zac≦Zactg−5(Ω))を判別し、その
判別結果がYESのときは正常、すなわちヒータおよび
センサ素子は過昇温になっていないものと判定し、図1
4のフローチャートで示したヒータ制御ルーチンを実行
し、その判別結果がNOのときは異常、すなわちヒータ
およびセンサ素子は過昇温になっていると判定し、DU
TY(i) =0に設定する処理を行う。
【0045】次に、センサ素子の経時変化を推定し学習
する素子温制御目標学習値Zactggに基づき、かつセン
サ素子により検出する被検出ガスのガス状態に応じて、
素子温制御目標値Zactgを算出するルーチンについて以
下に説明する。図16は素子温制御目標値算出ルーチン
のフローチャートである。このルーチンは、所定の周
期、例えば100msec毎に実行される。先ず、ステップ
1601では、センサ素子の劣化を学習して素子温制御
目標学習値Zactgg を算出し、これをB.(バックアッ
プ)RAMに記憶する。この素子温制御目標学習値の算
出は、後述するように、例えばセンサ素子のヒータへ供
給する電力の平均電力量を算出して求めることができ
る。この学習値は機関始動時のイニシャルセットにより
B.RAMに読込まれる。
【0046】ステップ1602では、図17に示す吸入
空気量ga(g/sec)からインピーダンスの補正量KLD
(Ω)を算出するマップに基づき、エアフローメータに
より読取った吸入空気量gaから補正量KLDを算出す
る。図17に示すように、補正量KLDは吸入空気量が
所定量20(g/sec)を境に減量補正値から増量補正値に
切り替わる。これは吸入空気量の増大に伴いセンサ素子
の電極界面抵抗が増大し、素子インピーダンスが増大す
るからである。
【0047】他の実施の形態として、ステップ1602
では図18に示す機関の負荷状態からインピーダンスの
補正量KLD(Ω)を算出するマップに基づき補正量K
LDを算出してもよい。図18に示すように、機関の負
荷状態は、クランク角センサの検出信号から算出した機
関の回転数NE(rpm)と吸気圧センサにより読取っ
た吸入管負圧(mmHg)とから推定する。補正量KLDは
中負荷状態を境に、低負荷低回転数側では減量補正値
に、高負荷高回転数側では増量補正値に切り替わる。こ
れは高負荷高回転数側程吸入空気量が増大し、センサ素
子の電極界面抵抗が増大し、素子インピーダンスが増大
するからである。
【0048】なお、機関の負荷は、回転数NE(rp
m)とエアフローメータにより読取った吸入空気量ga
(g/sec)とからga/NEを算出し、その算出値で代用し
てもよい。ステップ1603では、図19に示す機関の
空燃比(A/F)からインピーダンスの補正量KAF
(Ω)を算出するマップに基づき、空燃比センサにより
読取った空燃比(A/F)から補正量KAFを算出す
る。図18に示すように、補正量KAFは機関の理論空
燃比(A/F)14.5を境に増量補正値から減量補正
値に切り替わる。これは空燃比の増大に伴い酸素量が減
少し、センサ素子の電極界面抵抗が減少し、素子インピ
ーダンスが減少するからである。
【0049】ステップ1604では、ステップ1601
〜1603でそれぞれ算出した素子温制御目標学習値Z
actgg 、吸入空気量または負荷による補正量KLD、お
よび空燃比による補正量KAFを用いて、素子温制御目
標値Zactgを次式から算出する。 Zactg = Zactgg +KLD+KAF このように素子温制御目標値を可変することによりセン
サ素子およびヒータ抵抗の過加熱を防止できる。
【0050】次に、所定期間中ヒータへ供給された電力
の積算電力量を算出し、算出した積算電力量からセンサ
素子の劣化の度合いを判断して、空燃比センサの素子イ
ンピーダンスの素子温制御目標学習値Zactgg を算出す
るルーチンについて以下に説明する。図20は機関始動
時の素子劣化補正ルーチンの前半部フローチャートであ
り、図21は同後半部フローチャートである。本ルーチ
ンは、所定の周期、例えば128msec毎に実行される。
先ず、ステップ2001では、現在、ヒータ抵抗を流れ
る電流HTIi とヒータ抵抗へ印加する電圧HTVi と
ヒータ電力供給のデューティ比DUTYi とを読取りヒ
ータへ供給する電力HTWi (=HTIi ×HTVi ×
DUTYi )を算出する。ステップ2002では、学習
完了フラグ(XZACGE)がオフか、あるいは学習禁止フラ
グ(XZACGI)がオフかを判別し、その判別結果がYES
のときはステップ2003へ進み、その判別結果がNO
のときは本ルーチンを終了する。
【0051】ステップ2003では、機関始動時の学習
条件が成立しているか否かを判別し、その判別結果がY
ESのときはステップ2004へ進み、その判別結果が
NOのときはステップ2005へ進む。機関始動時の学
習条件は、機関が冷間定常アイドル状態であることを示
す下記の各条件を満足したとき成立とみなす。 ・機関始動時水温THWstが所定温度範囲内(THW1
≦THWst≦THW2) ・機関始動時バッテリ電圧BATstが所定値以上(KB
A≦BATst) ・機関始動時空燃比センサのインピーダンスZacst
(Ω)が所定値以上(KZac≦Zacst) ・機関回転数NE(rpm )が所定値以下(NE≦KN
E) ・機関吸気圧PM(mmHg)が所定値以下(PM≦KP
M) ・車速SPD(km/h)が所定値以下(SPD≦KSP
D) ・機関アイドルスイッチがオン ステップ2004では、学習条件成立フラグ(XZACG )
をオンとする。ステップ2005では、機関始動後最初
の学習条件成立フラグ(XZACGF)がオンかオフかを判別
し、オン(XZACGF=1)のときステップ2012へ進
み、オフ(XZACGF=0)のとき本ルーチンを終了する。
【0052】ステップ2006では、前回処理周期で学
習条件成立フラグ(XZACG )がオンかオフかを判別し、
オフ(XZACG =0)のときステップ2007へ進み、オ
ン(XZACG =1)のときステップ2008へ進む。ステ
ップ2007では、機関始動後最初の学習条件成立フラ
グ(XZACGF)をオンにする。ステップ2008では、空
燃比センサの素子インピーダンスZacが所定範囲内(K
ZacG1≦Zac≦KZacG2)か否かを判別し、その判
別結果がYESのときはステップ2009へ進み、その
判別結果がNOのときはステップ2010へ進む。ここ
で、KZacG1は下限値、すなわち素子温度600°C
に相当する素子インピーダンスであり、KZacG2上限
値、すなわち素子温度400°Cに相当する素子インピ
ーダンスである。ステップ2009では、今回処理周期
の積算電力量ΣHTWi を次式から算出する。
【0053】ΣHTWi =ΣHTWi-1 +HTWi ここで、ΣHTWi-1 は前回処理周期の積算電力量を示
し、イグニッションスイッチをオンに切換え機関を始動
した直後に0にクリアされる。ステップ2009実行後
は図21のステップ2401へ進む。ステップ2010
では、空燃比センサのインピーダンスZacが所定値KZ
acG1以下(Zac≦KZacG1)か否かを判別し、その
判別結果がYESのときはステップ2011へ進み、そ
の判別結果がNOのときは図21のステップ2101ヘ
進む。ステップ2011では学習完了フラグ(XZACGE)
をオンに設定する。
【0054】ステップ2101では、学習完了フラグ
(XZACGE)がオンかオフかを判別し、学習完了フラグが
オン(XZACGE=1)のとき、ステップ2102へ進み、
学習完了フラグがオフ(XZACGE=0)のときは本ルーチ
ンを終了する。ステップ2102では、空燃比センサの
故障判定を行う。すなわち、今回処理周期の積算電力量
ΣHTWi が所定値KΣHTW以上か否かを判別し(Σ
HTWi ≧KΣHTW)、その判別結果がYESにおと
きは空燃比センサは故障であると判断しステップ210
3へ進み、その判別結果がNOのときはステップ210
4へ進む。ステップ2103では空燃比センサの故障フ
ラグ(XAFSF )をオンに設定し、本ルーチンを終了す
る。
【0055】ステップ2104では、図25を用いて後
述するヒータ積算電力量ΣHTWiから素子温制御目標
学習値Zactgg を算出するルーチンを実行する。ステッ
プ2105では学習完了フラグ(XZACGE)をオフにクリ
アする。次に、機関アイドル時の素子劣化補正ルーチン
について説明する。図22は機関アイドル時の素子劣化
補正ルーチンの前半部フローチャートである。本ルーチ
ンは、所定の周期、例えば128msec毎に実行される。
先ず、ステップ2201では、現在、ヒータ抵抗を流れ
る電流HTIi とヒータ抵抗へ印加する電圧HTVi と
ヒータ電力供給のデューティ比DUTYi とを読取りヒ
ータへ供給する電力HTWi (=HTIi ×HTVi ×
DUTYi )を算出する。
【0056】ステップ2202では、機関アイドル時の
学習条件が成立しているか否かを判別し、その判別結果
がYESのときはステップ2203へ進み、その判別結
果がNOのときは本ルーチンを終了する。機関アイドル
時の学習条件は、機関が完全暖機定常アイドル状態であ
ることを示す下記の各条件を満足したとき成立とみな
す。 ・機関始動時水温THWstが所定温度範囲内(THW1
≦THWst≦THW2) ・バッテリ電圧BATが所定値KBAT以上(KBAT
≦BAT) ・空燃比センサのインピーダンスZac(Ω)が所定値範
囲内(KZac1 ≦Zac≦KZac2 ) ・機関回転数NE(rpm )が所定値以下(NE≦KN
E) ・機関吸気圧PM(mmHg)が所定値以下(PM≦KP
M) ・車速SPD(km/h)が所定値以下(SPD≦KSP
D) ・機関アイドルスイッチがオン ステップ2203では、学習条件成立後、所定時間経過
したか否かを判別し、その判別結果がYESのときはス
テップ2204へ進み、その判別結果がNOのときは本
ルーチンを終了する。ステップ2204では、学習条件
成立フラグ(XZACG )をオンとする。
【0057】ステップ2206では、前回処理周期で学
習条件成立フラグ(XZACG )がオンかオフかを判別し、
オフ(XZACG =0)のときステップ2207へ進み、オ
ン(XZACG =1)のときステップ2208へ進む。ステ
ップ2207では、積算電力量ΣHTWi を0にクリア
し、かつ学習領域内経過時間カウンタCZACGTを0
にクリアする。
【0058】ステップ2208では、学習領域内経過時
間カウンタCZACGTをインクリメント(CZACG
T=CZACGT+1)する。ステップ2209では、
今回処理周期の積算電力量ΣHTWi を次式から算出す
る。 ΣHTWi =ΣHTWi-1 +HTWi ここで、ΣHTWi-1 は前回処理周期の積算電力量を示
し、イグニッションスイッチをオンに切換え機関を始動
した直後に0にクリアされる。ステップ2209実行後
は図21に示すフローチャートのステップ2101へ進
む。
【0059】ステップ2210では、学習領域内経過時
間カウンタCZACGTが所定値KZACGT以上(C
ZACGT≧KZACGT)か否かを判別し、その判別
結果がYESのときはステップ2211へ進み、その判
別結果がNOのときは図21のステップ2101ヘ進
む。ステップ2211では学習完了フラグ(XZACGE)を
オンに設定する。次に、機関走行時について説明する。
【0060】図23は機関走行時の素子劣化補正ルーチ
ンの前半部フローチャートである。図23に示す機関走
行時の素子劣化補正ルーチンは図22に示す機関アイド
ル時の素子劣化補正ルーチンにおけるステップ2202
のアイドル時の学習条件をステップ2302の定常走行
時の学習条件に置き換えたものであるので、ステップ2
302の定常走行時の学習条件のみを以下に説明する。
【0061】機関走行時の学習条件は、機関が完全暖機
定常走行状態であることを示す下記の各条件を満足した
とき成立とみなす。 ・機関始動時水温THWstが所定温度範囲内(THW1
≦THWst≦THW2) ・バッテリ電圧BATが所定値KBAT以上(KBAT
≦BAT) ・空燃比センサのインピーダンスZac(Ω)が所定値範
囲内(KZac1 ≦Zac≦KZac2 ) ・機関回転数NE(rpm )が所定範囲内(KNE1L≦
NE≦KNE1H) ・機関の負荷率のなまし値KLSM(%)が所定範囲内
(KKLSM1L≦KLSM≦KKLSM1H) なお、以上により、機関始動時、アイドル時、走行時の
3つの運転状態における素子劣化補正ルーチンの実施の
形態を説明したが、これら3つの何れか1つあるいはこ
れらを組合わせて素子劣化補正を行ってもよい。
【0062】次に、空燃比センサの故障判定後の処理を
説明する。図24は空燃比センサ故障判定診断ルーチン
のフローチャートである。本ルーチンは、所定の周期、
例えば128msec毎に実行される。先ず、ステップ24
01では、空燃比センサの故障判定フラグ(XFAFS )が
オンかオフかを判別し、XFAFS =1のときはステップ2
402へ進み、XFAFS =0のときは本ルーチンを終了す
る。ステップ2402では、機関の排気空燃比を目標空
燃比、例えば理論空燃比へ制御する空燃比フィードバッ
ク制御を停止する。ステップ2403では、ヒータへの
通電を停止しヒータの過加熱を防止する。ステップ24
04では警告灯(図示せず)を点灯し、ドライバに空燃
比センサの故障を知らせる。次に、図21のステップ2
104の処理、すなわちヒータ積算電力量ΣHTWi か
ら素子温制御目標値Zactgを補正するルーチンについて
以下に説明する。
【0063】図25は素子温制御目標学習値算出ルーチ
ンのフローチャートである。本ルーチンは、所定の周
期、例えば128msec毎に実行される。先ず、ステップ
2501では、ヒータの積算電力量ΣHTWi から平均
電力量HTWAVを次式から算出する。 HTWAV=ΣHTWi /積算回数 ステップ2502では、図26に示すマップを用いて平
均電力量HTWAV(watt・h )からセンサ素子の劣化
を推定する素子温制御目標学習値Zactgg の補正量 ZAC
OT(Ω)を算出する。ステップ2503では、今回処理
周期の素子温制御目標学習値Zactggiを次式から算出す
る。
【0064】Zactggi=Zactggi-1 + ZACOT ここで、Zactggi-1は前回処理周期の素子温制御目標学
習値である。ステップ2504では、バッテリバックア
ップのSRAMに上記のように学習した素子温制御目標
学習値Zactggiを次式のように更新して記憶する。 Zactggb=Zactggi 図26のマップから判るように、補正量 ZACOTは平均電
力量HTWAVの増大に伴い大きい値に設定されてい
る。これは、空燃比センサの劣化に伴い、センサ素子の
インピーダンス特性が変化し、センサ素子の温度を高温
にする制御、すなわち素子温制御目標学習値Zactggiを
低くする制御が行われ、このためヒータへ供給する電力
量は大となる。本発明は、それゆえ、ヒータへの供給電
力量の平均電力量を算出し、算出した平均電力量が増大
したとき素子のインピーダンスを増大するよう制御する
ことにより、センサ素子やヒータ抵抗の過加熱を防止し
ている。また、センサ素子やヒータ抵抗の過加熱を防止
することにより、センサ素子やヒータ抵抗の早期劣化を
防止し寿命を延ばすことができる。
【0065】以上説明した本発明の実施の形態では、特
定周波数に5KHzを用いたが、本発明はこれに限定さ
れない。空燃比センサの電解質、電極等の材料、センサ
回路の特性、印加電圧、使用温度等を考慮してこれら周
波数は適宜選択できる。なお、特定周波数としては図
5、図6におけるR1(電解質のバルク抵抗)+R2
(電解質の粒界抵抗)+R3(電極界面抵抗)までのイ
ンピーダンスが検出可能な周波数を選択すれば、R1+
R2のインピーダンスまでを検出可能な周波数を選択す
る場合と比して被検出ガスのガス状態の変化をより顕著
に捕らえることができる。
【0066】また、以上説明した本発明の実施の形態に
よれば、センサ素子の経時変化に伴う劣化のパラメータ
として、電力算出手段により、センサ素子を加熱するヒ
ータへ供給する電力の積算電力量を算出して求め、求め
たヒータの積算電力量に基づき、平均電力量を求め、こ
の平均電力量から素子温制御目標学習値を算出する。次
いで、センサ素子により検出される被検出ガスのガス状
態に応じて、具体的には空気量または負荷および空燃比
に応じて、同素子の素子温制御目標値の補正量を算出す
る。このように算出した素子温制御目標学習値および補
正量とから、センサ素子のインピーダンスを補正して、
同素子の素子温制御目標値を補正する。すなわち、経時
変化に伴うセンサ素子の劣化状態を示すヒータへの積算
電力量に基づく素子温制御目標学習値を、センサ素子に
より検出される被検出ガスのガス状態に応じて補正して
素子温制御目標値を算出する。そして、センサ素子の温
度を算出した素子温制御目標値とするように制御するの
で、センサ素子やヒータへの過加熱を防止することがで
きる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空燃比セ
ンサの抵抗検出装置によれば、酸素濃度検出素子により
検出される被検出ガスのガス状態に応じて、同素子のイ
ンピーダンスを補正し、同素子の素子温制御目標値を補
正でき、その結果、上記ガス状態に応じて素子温制御目
標値を適切に制御でき、酸素濃度検出素子やヒータへの
過加熱を防止できる。
【0068】また、本発明の空燃比センサの抵抗検出装
置によれば、ヒータへの電力量に応じて、酸素濃度検出
素子のインピーダンスを補正して、同素子の素子温制御
目標値を補正でき、その結果、ヒータへの電力量に応じ
て素子温制御目標値を適切に制御でき、酸素濃度検出素
子やヒータへの過加熱を防止できる。本発明はまた、所
定時間内のヒータへの電力量から、酸素濃度検出素子の
故障を判定できる。
【0069】本発明はまた、酸素濃度検出素子に直流分
に交流分を重畳した電圧を印加することにより、同素子
のインピーダンスを短時間に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空燃比センサ制御装置の一実施形
態の概略構成図である。
【図2】図1に示す空燃比センサおよびヒータの制御を
示す図である。
【図3】空燃比センサの入出力信号を示す図であり、
(A)は空燃比センサへ印加する入力電圧の波形を示す
図であり、(B)は空燃比センサから検出される出力電
流波形を示す図である。
【図4】空燃比センサ素子の構造を示す図であり、
(A)は断面図を示す図であり、(B)は電解質部の部
分拡大図である。
【図5】空燃比センサ素子の等価回路を示す図である。
【図6】空燃比センサ素子のインピーダンス特性を示す
図である。
【図7】交流入力電圧の周波数とインピーダンスとの関
係を示す図である。
【図8】空燃比センサの電圧−電流特性を示す図であ
る。
【図9】センサ素子のインピーダンス算出ルーチンの前
半フローチャートである。
【図10】センサ素子のインピーダンス算出ルーチンに
おける特定周波数重畳処理のフローチャートである。
【図11】特定周波数重畳処理を遂行するために必要な
第1割込処理ルーチンのフローチャートである。
【図12】特定周波数重畳処理を遂行するために必要な
第2割込処理ルーチンのフローチャートである。
【図13】ヒータ制御のタイムチャートである。
【図14】ヒータ制御ルーチンのフローチャートであ
る。
【図15】素子温フィードバック制御ルーチンのフロー
チャートである。
【図16】素子温制御目標値算出ルーチンのフローチャ
ートである。
【図17】吸入空気量からインピーダンスの補正量を算
出するマップである。
【図18】機関の負荷状態からインピーダンスの補正量
を算出するマップである。
【図19】機関の空燃比からインピーダンスの補正量を
算出するマップである。
【図20】機関始動時の素子劣化補正ルーチンの前半部
フローチャートである。
【図21】機関始動時の素子劣化補正ルーチンの後半部
フローチャートである。
【図22】機関アイドル時の素子劣化補正ルーチンの前
半部フローチャートである。
【図23】機関走行時の素子劣化補正ルーチンの前半部
フローチャートである。
【図24】空燃比センサ故障判定診断ルーチンのフロー
チャートである。
【図25】素子温制御目標学習値算出ルーチンのフロー
チャートである。
【図26】ヒータ平均電力量から素子温制御目標学習値
の補正量を算出するマップである。
【図27】酸素濃度検出素子の温度とインピーダンスの
相関関係を示す図である。
【符号の説明】
1…シリンダブロック 9…エアフローメータ 18…スロットルポジションセンサ 19…吸気圧センサ 20…水温センサ 21…車速センサ 22…アラーム 33…クランク角センサ 34…クランク角センサ 100…ECU 101…空燃比センサ 102…センサ素子 103…センサ回路 104…ヒータ 105…バッテリ 106…ヒータ回路 110…A/FCU 200…機関

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素濃度検出素子と、該酸素濃度検出素
    子を活性化するヒータと、該酸素濃度検出素子に電圧を
    印加することにより被検出ガス中の酸素濃度に比例した
    電流を該酸素濃度検出素子から検出して該被検出ガス中
    の空燃比を検出する空燃比検出手段と、を備える空燃比
    センサの抵抗検出装置において、 前記酸素濃度検出素子により検出する前記被検出ガスの
    ガス状態を検出するガス状態検出手段と、 前記酸素濃度検出素子に電圧を印加して該酸素濃度検出
    素子のインピーダンスを検出するインピーダンス検出手
    段と、 前記ガス状態に応じて前記インピーダンス検出手段によ
    り検出された前記酸素濃度検出素子のインピーダンスを
    補正する補正手段と、を備えたことを特徴とする空燃比
    センサの抵抗検出装置。
  2. 【請求項2】 酸素濃度検出素子と、該酸素濃度検出素
    子を活性化するヒータと、該酸素濃度検出素子に電圧を
    印加することにより被検出ガス中の酸素濃度に比例した
    電流を該酸素濃度検出素子から検出して該被検出ガス中
    の空燃比を検出する空燃比検出手段と、を備える空燃比
    センサの抵抗検出装置において、 前記酸素濃度検出素子に電圧を印加して該酸素濃度検出
    素子のインピーダンスを検出するインピーダンス検出手
    段と、 前記ヒータへ供給される電力量を算出する電力量算出手
    段と、 前記電力量算出手段により算出された前記電力量に応じ
    て、前記インピーダンス検出手段により検出された前記
    酸素濃度検出素子のインピーダンスを補正する補正手段
    と、を備えたことを特徴とする空燃比センサの抵抗検出
    装置。
  3. 【請求項3】 前記電力量算出手段により算出された前
    記電力量に基づいて、前記酸素濃度検出素子の故障を判
    定する故障判定手段を備える請求項2に記載の空燃比セ
    ンサの抵抗検出装置。
  4. 【請求項4】 前記インピーダンス検出手段は、前記酸
    素濃度検出素子に直流分に交流分が重畳された電圧を印
    加し該酸素濃度検出素子のインピーダンスを検出する請
    求項1乃至3の何れか1項に記載の空燃比センサの抵抗
    検出装置。
JP16411099A 1998-06-11 1999-06-10 空燃比センサの抵抗検出装置 Expired - Fee Related JP3646566B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16411099A JP3646566B2 (ja) 1998-06-11 1999-06-10 空燃比センサの抵抗検出装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-163764 1998-06-11
JP16376498 1998-06-11
JP16411099A JP3646566B2 (ja) 1998-06-11 1999-06-10 空燃比センサの抵抗検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000065784A true JP2000065784A (ja) 2000-03-03
JP3646566B2 JP3646566B2 (ja) 2005-05-11

Family

ID=26489116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16411099A Expired - Fee Related JP3646566B2 (ja) 1998-06-11 1999-06-10 空燃比センサの抵抗検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3646566B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003065999A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Denso Corp ガスセンサ素子の温度制御装置及び温度制御方法
JP2007212401A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Ngk Spark Plug Co Ltd センサ素子劣化判定装置およびセンサ素子劣化判定方法
JP2009031213A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Toyota Motor Corp 酸素センサの異常診断装置
DE102012208955A1 (de) 2011-05-30 2012-12-06 Mitsubishi Electric Corp. Innenverbrennungsmotor-Steuervorrichtung
JP2013190296A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Ngk Spark Plug Co Ltd 酸素センサ制御装置
JP2017020433A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 株式会社デンソー 内燃機関の制御装置
US10408149B2 (en) 2013-02-18 2019-09-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for internal combustion engine

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7158987B2 (ja) * 2018-10-10 2022-10-24 日本碍子株式会社 ガスセンサ

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003065999A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Denso Corp ガスセンサ素子の温度制御装置及び温度制御方法
JP4681170B2 (ja) * 2001-08-28 2011-05-11 株式会社デンソー ガスセンサ素子の温度制御装置及び温度制御方法
JP2007212401A (ja) * 2006-02-13 2007-08-23 Ngk Spark Plug Co Ltd センサ素子劣化判定装置およびセンサ素子劣化判定方法
JP4681468B2 (ja) * 2006-02-13 2011-05-11 日本特殊陶業株式会社 センサ素子劣化判定装置およびセンサ素子劣化判定方法
JP2009031213A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Toyota Motor Corp 酸素センサの異常診断装置
DE102012208955A1 (de) 2011-05-30 2012-12-06 Mitsubishi Electric Corp. Innenverbrennungsmotor-Steuervorrichtung
JP2013011583A (ja) * 2011-05-30 2013-01-17 Mitsubishi Electric Corp 内燃機関の制御装置
US9528458B2 (en) 2011-05-30 2016-12-27 Mitsubishi Electric Corporation Internal combustion engine control apparatus
DE102012208955B4 (de) * 2011-05-30 2017-06-14 Mitsubishi Electric Corp. Innenverbrennungsmotor-Steuervorrichtung
JP2013190296A (ja) * 2012-03-13 2013-09-26 Ngk Spark Plug Co Ltd 酸素センサ制御装置
US10408149B2 (en) 2013-02-18 2019-09-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Control device for internal combustion engine
JP2017020433A (ja) * 2015-07-13 2017-01-26 株式会社デンソー 内燃機関の制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3646566B2 (ja) 2005-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3570274B2 (ja) 空燃比センサの制御装置
US6314790B1 (en) Oxygen concentration detecting apparatus
JP3587073B2 (ja) 空燃比センサの制御装置
JP3265895B2 (ja) 空燃比センサのヒータ制御装置
US7013214B2 (en) Air-fuel ratio feedback control apparatus and method for internal combustion engine
KR0147916B1 (ko) 내연 기관의 연료 성상 검출 장치
JPH11264340A (ja) 広域空燃比センサの異常診断装置
US6382015B1 (en) Air-fuel ratio sensor resistance detecting apparatus
JPH1026599A (ja) 酸素濃度検出装置
JP3646566B2 (ja) 空燃比センサの抵抗検出装置
JPH01158335A (ja) 酸素濃度センサ用ヒータの制御装置
JP3500976B2 (ja) ガス濃度センサの異常診断装置
JPH10169500A (ja) 空燃比センサの出力補正装置
JP3487050B2 (ja) 空燃比センサ異常検出装置
JP7232108B2 (ja) センサ制御装置
JP3975599B2 (ja) ガス濃度検出装置
JP3692847B2 (ja) 酸素濃度検出装置
JP2000180405A (ja) 内燃機関の空燃比センサの制御装置
JP4069887B2 (ja) 酸素濃度検出装置
JPH0340336B2 (ja)
JP2003120408A (ja) 内燃機関の触媒早期暖機制御システムの異常診断装置
JP4033228B2 (ja) 酸素濃度検出装置
JP2001317400A (ja) 空燃比センサの活性判定装置
JP2004197651A (ja) エンジンの吸入空気量算出装置
JP2002005882A (ja) 空燃比センサの活性判定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050118

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050131

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080218

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110218

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120218

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120218

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130218

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130218

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees