JP4681468B2 - センサ素子劣化判定装置およびセンサ素子劣化判定方法 - Google Patents

センサ素子劣化判定装置およびセンサ素子劣化判定方法 Download PDF

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Description

本発明は、ガスセンサ素子の劣化状態を判定するセンサ素子劣化判定装置およびセンサ素子劣化判定方法に関する。
従来より、第1測定室、第1酸素イオンポンプセル、第2測定室、第2酸素イオンポンプセル、基準酸素室、酸素分圧検知セルを備えるガスセンサ素子が知られている。
そして、このようなガスセンサ素子の状態を判定する装置としては、ガスセンサ素子を構成する各種セルに流れる電流値やセルから出力される電圧値、セルのインピーダンスなどを測定し、これらの測定結果が許容範囲内にあるか否かに基づいて、ガスセンサ素子の故障状態を判定するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
国際公開第03/083465号パンフレット
しかし、上記従来の装置においては、ガスセンサ素子の各種状態のうち、断線やショート等の致命的な故障状態については容易に判定することができるのに対して、セルの感度が悪くなる等のガスセンサ素子の劣化状態については容易に判定できないという問題点があった。
つまり、致命的な故障状態に到ったガスセンサ素子においては、各種セルの電流値、電圧値、インピーダンス等の値が、正常状態のガスセンサ素子とは明らかに異なる範囲の数値を示す。このことから、上記従来の装置を用いることで、ガスセンサ素子の故障状態を容易に判定することは可能である。
ところが、劣化状態のガスセンサ素子においては、劣化状態のガスセンサ素子における各種セルの電流値、電圧値、インピーダンス等の値が、正常状態のガスセンサ素子と略同様の範囲に含まれる数値を示すことから、上記従来の装置では、任意の状態においてガスセンサ素子の劣化状態を判定することは困難であった。
ここで、特にガスセンサ素子の第1酸素イオンポンプセルが劣化状態に陥った場合には、劣化によりこのセルの内部抵抗が増加することにより、第1酸素イオンポンプセルに劣化前と同じ電流値の電流を流そうとすると、第1酸素イオンポンプセルに印加される印加電圧(第1酸素イオンポンプセルの両端電圧)が高くなる。
このように、第1酸素イオンポンプセルが劣化状態に陥った状態では、第1酸素イオンポンプセルの両端電圧が高くなり、特定ガスを分解してしまう程度の電圧となる。このような場合には、第2測定室にて測定されるはずの特定ガスの量が減少してしまうので、第2測定室にて正常に特定ガス濃度を検出できなくなる虞がある。
そこで、本発明は、こうした問題に鑑みなされたものであり、各種セルを備えるガスセンサ素子を構成する第1酸素イオンポンプセルの劣化状態を容易に判定可能なセンサ素子劣化判定装置およびセンサ素子劣化判定方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために成された請求項1に記載の発明は、第1拡散抵抗部を介して測定対象ガスが導入される第1測定室と、前記第1測定室において酸素の汲み出しまたは汲み入れが行われた前記測定対象ガスが第2拡散抵抗部を介して導入される第2測定室と、基準酸素分圧雰囲気に設定された基準酸素室と、酸素イオン導電体および該酸素イオン導電体上に形成された一対の第1電極を有し、前記一対の第1電極の一方が前記第1測定室に配置されるとともに前記一対の第1電極の他方が前記第1測定室の外かつ前記第2測定室の外かつ前記基準酸素室の外に配置されて、前記第1測定室に導入された前記測定対象ガスに対する酸素の汲み出しまたは汲み入れを行い、前記測定対象ガスにおける酸素濃度に応じた電流が流れる第1酸素イオンポンプセルと酸素イオン導電体および該酸素イオン導電体上に形成された一対の第2電極を有し、前記一対の第2電極のうち一方が前記第2測定室に配置されるとともに前記一対の第2電極の他方が前記基準酸素室に配置されて、前記第2測定室における特定ガス濃度に応じた電流が流れる第2酸素イオンポンプセルと酸素イオン導電体および該酸素イオン導電体上に形成された一対の第3電極を有し、前記一対の第3電極の一方が前記第1測定室に配置され、他方の第3電極が前記基準酸素室に配置された酸素分圧検知セルと、を備えるガスセンサ素子の劣化状態を判定するセンサ素子劣化判定装置であって、前記第1酸素イオンポンプセルに流れる電流値、および前記第1酸素イオンポンプセルの両端電圧を検出する検出手段と、前記検出手段により検出された両端電圧が、前記測定対象ガスの酸素濃度に応じて夫々設定された閾値のうち前記検出手段により検出された電流値に対応した酸素濃度における閾値よりも大きいか否かを判定し、前記両端電圧がこの閾値以下である場合には、前記第1酸素イオンポンプセルが正常状態であると判定し、前記両端電圧がこの閾値よりも大きい場合には、前記第1酸素イオンポンプセルが劣化状態であると判定する劣化判定手段と、を備えたことを特徴としている。
また、上記目的を達成するために成された請求項3に記載の発明方法は、請求項1に記載のガスセンサ素子と同様のガスセンサ素子の劣化状態を判定するセンサ素子劣化判定方法であって、第1酸素イオンポンプセルに流れる電流値、および第1酸素イオンポンプセルの両端電圧を検出し、検出された両端電圧が、測定対象ガスの酸素濃度に応じて夫々設定された閾値のうち検出された電流値に対応した酸素濃度における閾値よりも大きいか否かを判定し、前記両端電圧がこの閾値以下である場合には、前記第1酸素イオンポンプセルが正常状態であると判定し、前記両端電圧がこの閾値よりも大きい場合には、記第1酸素イオンポンプセルが劣化状態であると判定することを特徴としている。
ここで、劣化判定対象となるガスセンサ素子においては、測定対象ガスの酸素濃度に応じた電流が第1酸素イオンポンプセルに流れる。このとき、第1酸素イオンポンプセルが正常な状態(劣化していない状態)であれば、第1酸素イオンポンプセルの両端電圧は、第1測定室内において測定対象ガス中に含まれる特定ガスが分解しない程度の小さな値となっている。
しかしながら、第1酸素イオンポンプセルが劣化した状態であれば劣化によりセルの内部抵抗が増加するので、第1酸素イオンポンプセルの両端電圧は、特定ガスが分解してしまう程度の高い電圧となる。
このように、第1測定室内において測定対象ガス中に含まれる特定ガスが分解してしまうと、第2測定室に移動する特定ガスの量が減少してしまうので、第2測定室にて正常に特定ガスを検出できなくなる。
そこで、本願出願人は、劣化状態のセンサ素子における測定対象ガスの酸素濃度および第1酸素イオンポンプセルの両端電圧の関係と、正常状態のセンサ素子における測定対象ガスの酸素濃度および第1酸素イオンポンプセルの両端電圧の関係とを調査した。この結果、測定対象ガスの酸素濃度が同じときには、劣化状態のセンサ素子における第1酸素イオンポンプセルの両端電圧が、正常状態のセンサ素子における第1酸素イオンポンプセルの両端電圧よりも高い値を示すことを見出した(例えば、図3参照)。
そして、本発明では、この調査結果に基づいて、測定対象ガスの酸素濃度に応じて夫々閾値を設定し、第1酸素イオンポンプセルに流れる電流値と両端電圧とを測定し、両端電圧が酸素濃度(つまり、第1酸素イオンポンプセルに流れる電流値)に対応した閾値よりも大きくなった場合には、センサ素子が劣化しているものと判定している。
従って、このようなセンサ素子劣化判定装置およびセンサ素子劣化判定方法によれば、第1酸素ポンプイオンセルの両端電圧と閾値との比較結果によりセンサ素子が劣化しているか否かを判定することができるので、特定ガスを分解してしまう虞がある状態にまで劣化した第1酸素イオンポンプセルを容易に検出することができる。
また、本発明では、予め測定対象ガスの酸素濃度(つまり、第1酸素イオンポンプセルに流れる電流値)に応じて夫々閾値を設定しているので、測定対象ガスの酸素濃度によらず、任意の時期にセンサ素子の劣化判定を行うことができる。よって、劣化判定用の閾値が特定の酸素濃度に対応する閾値として1つだけ設定されている場合に必要となる処理(例えば、フューエルカット運転時やエンジンキーON時といったタイミングを判定する処理)が不要となるので、センサ素子の劣化判定を容易に実施することができる。
ところで、請求項1のセンサ素子劣化判定装置においては、任意の時期にセンサ素子の劣化判定を実施することができるが、特に、検出手段および劣化判定手段は、請求項2に記載のように、第2酸素イオンポンプセルが第2測定室における特定ガス濃度を測定しながら作動するよう構成してもよい。
即ち、従来のセンサ素子劣化判定装置においては、第1測定室や第2測定室内の酸素濃度を一定にした状態で、センサ素子の劣化判定を実施していたため、センサ素子の劣化判定を実施しているときには、第2酸素イオンポンプセルが第2測定室における特定ガス濃度を測定することができなかった。
ところが、本発明のセンサ素子劣化判定装置によれば、特定ガス濃度を測定しながらセンサ素子の劣化判定を実施することができるので、特定ガス濃度の測定を中断することがない。よって、センサ素子の劣化判定を実施する時期の制約を排除することができる。
以下に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本発明が適用されたガスセンサ制御装置190を備えるガス検出装置1の概略構成を示す構成図である。
ガス検出装置1は、ガスセンサ制御装置190と、NOxガスセンサ素子10と、を備えており、自動車の内燃機関やボイラ等の各種燃焼機器の排気ガス中の特定ガス(本実施形態では、NOx)を検出する用途などに用いられる。
ガスセンサ制御装置190は、中央演算処理装置(CPU)、RAM、ROM、信号入出力部等を備えるマイクロコンピュータを主要部として構成されている。そして、ガスセンサ制御装置190は、NOxガスセンサ素子10を駆動制御する処理やNOxガスセンサ素子10による検出信号に基づき排気ガス中の特定ガスを検出する処理や、NOxガスセンサ素子10の劣化状態を判定するセンサ診断処理(On Board Diagnosis処理(OBD処理))などを実行する。
なお、図1では、NOxガスセンサ素子10については、内部構造を示す断面図として記載している。以下の説明では、図1に示すNOxガスセンサ素子10のうち左側を先端側として、右側を後端側として説明する。また、図1では、NOxガスセンサ素子10のうち先端側部分における内部構成を示しており、後端部分は図示を省略している。
まず、NOxガスセンサ素子10について説明する。
NOxガスセンサ素子10は、第1ポンプセル111,酸素分圧検知セル112,第2ポンプセル113を、アルミナを主体とする絶縁層114,115を介して積層した構造を有する。また、NOxガスセンサ素子10においては、第2ポンプセル113側に、ヒータ部180が積層されている。
このうち、第1ポンプセル111は、酸素イオン伝導性を有するジルコニアからなる第1固体電解質層131と、第1固体電解質層131を挟み込むように配置された第1ポンプ用第1電極135と第1ポンプ用第2電極137とからなる第1多孔質電極121とを備えて形成されている。なお、第1ポンプ用第1電極135および第1ポンプ用第2電極137は、白金、白金合金、白金とセラミックス(例えば、固体電解質体)を含むサーメットなどで形成されており、それぞれの表面には、多孔質体からなる保護層122が形成されている。
酸素分圧検知セル112は、酸素イオン伝導性を有するジルコニアからなる検知用固体電解質層151と、検知用固体電解質層151を挟み込むように配置された検知用電極155と基準用電極157とからなる検知用多孔質電極123とを備えて形成されている。なお、検知用電極155および基準用電極157は、白金、白金合金、白金とセラミックス(例えば、固体電解質体)を含むサーメットなどで形成されている。
第2ポンプセル113は、酸素イオン伝導性を有するジルコニアからなる第2固体電解質層141と、第2固体電解質層141の表面のうち絶縁層115に面する表面に配置された第2ポンプ用第1電極145および第2ポンプ用第2電極147からなる第2多孔質電極125とを備えて形成されている。
なお、第2ポンプ用第1電極145、第2ポンプ用第2電極147は、白金、白金合金、白金とセラミックス(例えば、固体電解質体)を含むサーメットなどで形成されている。
そして、NOxガスセンサ素子10の内部には、測定対象ガスが導入される第1測定室159が形成されている。第1測定室159には、第1ポンプセル111と酸素分圧検知セル112との間に配置された第1拡散抵抗体116を介して、外部から測定対象ガスが導入される。
第1拡散抵抗体116は、多孔質体で構成されており、NOxガスセンサ素子10のうち先端側開口部から第1測定室159に至る測定対象ガスの導入経路14に配置されて、第1測定室159への単位時間あたりの測定対象ガスの導入量(通過量)を制限している。
なお、導入経路14は、第1ポンプセル111および酸素分圧検知セル112に包囲される空間のうち、第1測定室159よりも先端側(図における左側)の領域である。また、第1ポンプセル111の第1ポンプ用第1電極135(詳細には、保護層122で覆われた第1ポンプ用第1電極135)、および酸素分圧検知セル112の検知用電極155は、第1測定室159に面するように配置されている。
また、第1測定室159の後端側(図における右側)には、多孔質体からなる第2拡散抵抗体117が備えられており、第2ポンプ用第1電極145と第2拡散抵抗体117との間には、第2測定室161が形成されている。なお、第2測定室161は、酸素分圧検知セル112を積層方向に貫通する状態で形成される。
さらに、NOxガスセンサ素子10の内部のうち、酸素分圧検知セル112の検知用固体電解質層151と第2ポンプセル113の第2固体電解質層141との間には、第2測定室161の他に基準酸素室118が形成されている。なお、第2測定室161、基準酸素室118は、この順に後端側から先端側にかけて第2ポンプセル113に沿って形成されている。また、基準酸素室118は、所定の酸素濃度雰囲気(濃度検知の基準となる酸素濃度(酸素分圧)雰囲気)に設定される。
そして、酸素分圧検知セル112の基準用電極157と、第2ポンプセル113の第2ポンプ用第2電極147とが、基準酸素室118に面するように配置されている。
ヒータ部180は、例えばアルミナ等の絶縁性セラミックスからなるシート状の絶縁層171,173を積層することにより構成されている。そして、このヒータ部180は、各絶縁層171,173の間に、Ptを主体とするヒータ175を備えている。
このように構成されたNOxガスセンサ素子10は、第1ポンプセル111により第1測定室159の内部に存在する酸素のポンピング(汲み出し、汲み入れ)が可能であり、酸素分圧検知セル112により、酸素分圧を一定に制御された基準酸素室118と第1測定室159との酸素分圧差、つまり第1測定室159の内部の酸素分圧を測定可能である。
なお、このNOxガスセンサ素子10は、別途備えられるガスセンサ制御装置190により駆動されるものであり、ガスセンサ制御装置190がヒータ175への印加電圧(ヒータ印加電圧Vh)を制御(換言すれば、ヒータ175を駆動制御)することにより、各セル(第1ポンプセル111、第2ポンプセル113、酸素分圧検知セル112)を活性化温度まで加熱する。
そして、このNOxガスセンサ素子10を駆動するガスセンサ制御装置190は、ヒータ175を駆動制御してNOxガスセンサ素子10を活性化温度(例えば750℃)まで加熱し、この状態で、酸素分圧検知セル112の両端電圧Vsが予め設定された一定電圧(例えば425mV)となるように、第1ポンプセル111に流れる第1ポンプ電流Ip1を制御する。
また、ガスセンサ制御装置190は、第1ポンプ電流Ip1を制御すると共に、第2ポンプセル113に対して、予め定められた第2ポンプ電圧Vp2(例えば450mV)を印加する。これにより、第2測定室161では、第2ポンプセル113を構成する第2多孔質電極125の触媒作用によって、NOxが解離(還元)され、その解離により得られた酸素イオンが第2ポンプ用第1電極145と第2ポンプ用第2電極147との間の第2固体電解質層141を移動することにより第2ポンプ電流Ip2が流れる。つまり、第2ポンプセル113は、第2測定室161に存在する検出すべき特定ガス成分(NOx(窒素酸化物))を解離させて、第2測定室161から基準酸素室118に酸素を汲み出す。
なお、第2測定室161の第2ポンプ用第1電極145で解離された酸素イオン(O2-)は、第2固体電解質層141を介して第2ポンプ用第2電極147に移動し、第2ポンプ用第2電極147において酸素(O2)として基準酸素室118に放出される。
つまり、ガスセンサ制御装置190は、NOxガスセンサ素子10に接続された状態で、第1ポンプセル111のポンピング動作により第1測定室159の酸素濃度を調整し、第2測定室161の酸素濃度をNOx検知が可能なNOx検知用濃度に設定して、第2ポンプ電流Ip2の大きさや積分値などに基づいてNOxを検出する処理を行う。
次に、ガスセンサ制御装置190で実行されるセンサ診断処理(OBD処理)の処理内容について説明する。図2に、センサ診断処理の処理内容を表すフローチャートを示す。
本実施形態のセンサ診断処理においては、第1ポンプセル111が劣化しているか否かを判定する。なお、ここでいう劣化とは、センサの劣化として一般的な熱劣化や被毒劣化等の劣化が挙げられる。
また、センサ診断処理は、一般的にはガスセンサ制御装置190の起動直後やフューエルカット運転時など、排気ガス中の酸素濃度が高い状態となるタイミングで実行されるが、本実施形態におけるセンサ診断処理においては、排気ガス中の酸素濃度に拘わらず、任意の時期に実行することができる。即ち、本実施形態のセンサ診断処理においては、第2測定室161内における特定ガス濃度(NOxガス濃度)に影響を与えないので、ガスセンサ制御装置190が第2ポンプセル113を使用して特定ガス(NOx)を測定中であっても、本処理を実施することができる。
図2に示すセンサ診断処理では、まずS110にて、第1ポンプ電流Ip1および第1ポンプ電圧Vp1を測定する。なお、第1ポンプ電圧Vp1とは、第1ポンプセル111の両端電圧(第1ポンプ用第1電極135および第1ポンプ用第2電極137間の電圧)を示す。
そして、S120に移行し、予め酸素濃度に応じて夫々設定された閾値から、第1測定室159内に導入された測定対象ガスの酸素濃度に応じた閾値を選択し、第1ポンプ電圧Vp1が選択した閾値よりも大きいか否かを判定する。
S120にて、第1ポンプ電圧Vp1がこの閾値以下である場合には、このNOxガスセンサ素子10が正常状態であるものとして、そのままセンサ診断処理を終了する。また、第1ポンプ電圧Vp1がこの閾値よりも大きい場合には、第1ポンプセル111が劣化状態であるものとして、S130にて異常発生信号を外部(例えば異常通知用スピーカやECU等の制御装置)に対して送信し、センサ診断処理を終了する。
ここで、センサ診断処理のS120における処理、および第1ポンプ電圧Vp1の比較対象となる閾値について、図3を用いてより詳細に説明する。図3は第1測定室159内に導入された測定対象ガスの酸素濃度と第1ポンプセル111の両端電圧(第1ポンプ電圧Vp1)との関係を示すグラフである。
図3に示すように、S120にて第1ポンプ電圧Vp1の比較対象となる閾値は、第1測定室159内に導入された測定対象ガスの酸素濃度に応じて夫々設定されている。なお、測定対象ガスの酸素濃度は、第1ポンプ電流Ip1の電流量に対応している。つまり、測定対象ガスの酸素濃度が高くなれば、第1ポンプ電流Ip1の電流量は単純増加する。
ここで、本願出願人は、第1ポンプ電流Ip1が同じ(つまり酸素濃度が同じ)場合において、劣化した状態の第1ポンプセル111における第1ポンプ電圧Vp1(図3に一点鎖線にて示す)は、正常な状態(劣化していない状態)の第1ポンプ電圧Vp1(図3に破線にて示す)よりも常に大きな値になることを見出した。具体的には、劣化した状態の第1ポンプセル111における第1ポンプ電圧Vp1、および正常な状態の第1ポンプ電圧Vp1は、測定対象ガスの酸素濃度に応じて、例えば、表1に示すような出力を示す。
Figure 0004681468
このため、劣化した状態の第1ポンプセル111における第1ポンプ電圧Vp1と、正常な状態の第1ポンプ電圧Vp1との中間に、酸素濃度に応じた閾値を夫々設定している。そして、センサ診断処理のS110では、第1ポンプセル111に流れる電流値と両端電圧とを測定し、S120では、第1ポンプ電圧Vp1が酸素濃度(つまり、第1ポンプセル111に流れる電流値)に対応した閾値よりも大きくなった場合には、センサ素子が劣化しているものと判定しているのである。
ここで、S120の処理は、S110にて測定された第1ポンプ電圧Vp1と酸素濃度とにより特定される2次元空間上の座標が、閾値により2分割される領域のうちの「OK領域」に属しているか「NG領域」に属しているかを判定し、この座標が「NG領域」に属していればセンサ素子が劣化していると判定しているもの、と言い換えることもできる。
ただし、ここでいう「OK領域」とは、図3に示すように、第1ポンプ電圧Vp1が閾値以下である領域を示し、「NG領域」とは、第1ポンプ電圧Vp1が閾値よりも高い領域を示す。
なお、第1ポンプセル111が劣化したNOxガスセンサ素子10では、第1ポンプセル111の両端電圧(第1ポンプ電圧Vp1)が、特定ガスを分解してしまう程度の高い電圧となるため、第1測定室159内において測定対象ガス中に含まれる特定ガスが分解してしまう虞がある。このように、第1測定室159内にて特定ガスが分解してしまうと、第2測定室161に移動する特定ガスの量が減少してしまうので、第2測定室161にて正常に特定ガスを検出できなくなる。このため、第1測定室159内にて特定ガスが分解してしまうようなNOxガスセンサ素子10を識別するために、図2に示すセンサ診断処理が必要となるのである。
以上のように詳述したガス検出装置1においては、第1拡散抵抗体116を介して測定対象ガスが導入される第1測定室159と、酸素イオン導電体および該酸素イオン導電体上に形成された一対の電極を有し、一対の電極の一方が第1測定室159に配置されて、第1測定室159に導入された測定対象ガスに対する酸素の汲み出しまたは汲み入れを行い、測定対象ガスにおける酸素濃度に応じた電流が流れる第1ポンプセル111と、第1測定室159において酸素の汲み出しまたは汲み入れが行われた測定対象ガスが第2拡散抵抗体117を介して導入される第2測定室161と、酸素イオン導電体および該酸素イオン導電体上に形成された一対の電極を有し、一対の電極のうち一方が第2測定室161に配置されて、第2測定室161における特定ガス濃度に応じた電流が流れる第2ポンプセル113と、基準酸素分圧雰囲気に設定された基準酸素室118と、酸素イオン導電体および該酸素イオン導電体上に形成された一対の電極を有し、一対の電極の一方が第1測定室159に配置され、他方の電極が基準酸素室118に配置された酸素分圧検知セル112と、を備えている。そして、ガス検出装置1においては、センサ診断処理(図2)にて、第1ポンプセル111に流れる電流値(第1ポンプ電流Ip1)、および第1ポンプセル111の両端電圧(第1ポンプ電圧Vp1)を検出し(S110)、検出された両端電圧が、測定対象ガスの酸素濃度に応じて夫々設定された閾値のうち検出された電流値に対応した酸素濃度における閾値よりも大きいか否かを判定し、この両端電圧がこの閾値以下である場合には、第1ポンプセル111が正常状態であると判定し、この両端電圧がこの閾値よりも大きい場合には、第1ポンプセル111が劣化状態であると判定する(S120)。
従って、このようなガス検出装置1によれば、特定ガスを分解してしまう虞がある状態にまで劣化した第1ポンプセル111を容易に検出することができる。よってセンサ素子の劣化判定を行うことができる。
また、予め測定対象ガスの酸素濃度(つまり、第1ポンプセル111に流れる電流値)に応じて夫々閾値を設定しているので、測定対象ガスの酸素濃度によらず、任意の時期にセンサ素子の劣化判定を行うことができる。よって、劣化判定用の閾値が特定の酸素濃度に対応する閾値として1つだけ設定されている場合に必要となる処理が不要となるので、センサ素子の劣化判定を容易に実施することができる。
また、本発明のセンサ素子劣化判定装置によれば、特定ガス濃度を測定しながらセンサ診断処理を実施することができるので、センサ素子の劣化判定を実施する時期の制約を排除することができる。
なお、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはいうまでもない。
例えば、本実施形態においては、NOxガスセンサ素子に対して本発明を適用したが、例えば、全領域空燃比センサやHCセンサ等のガスセンサにも適用することができる。
NOxガスセンサ素子を示す内部構成図である。 センサ診断処理を示すフローチャートである。 測定対象ガスの酸素濃度と第1ポンプセル111の両端電圧(第1ポンプ電圧Vp1)との関係を示すグラフである。
符号の説明
1…ガス検出装置、10…NOxガスセンサ素子、14…導入経路、111…第1ポンプセル、112…酸素分圧検知セル、113…第2ポンプセル、114…絶縁層、115…絶縁層、116…第1拡散抵抗体、117…第2拡散抵抗体、118…基準酸素室、121…第1多孔質電極、122…保護層、123…検知用多孔質電極、125…第2多孔質電極、131…第1固体電解質層、135…第1ポンプ用第1電極、137…第1ポンプ用第2電極、141…第2固体電解質層、145…第2ポンプ用第1電極、147…第2ポンプ用第2電極、151…検知用固体電解質層、155…検知用電極、157…基準用電極、159…第1測定室、161…第2測定室、171,173…絶縁層、175…ヒータ、180…ヒータ部、190…ガスセンサ制御装置。

Claims (3)

  1. 第1拡散抵抗部を介して測定対象ガスが導入される第1測定室と、
    前記第1測定室において酸素の汲み出しまたは汲み入れが行われた前記測定対象ガスが第2拡散抵抗部を介して導入される第2測定室と、
    基準酸素分圧雰囲気に設定された基準酸素室と、
    酸素イオン導電体および該酸素イオン導電体上に形成された一対の第1電極を有し、前記一対の第1電極の一方が前記第1測定室に配置されるとともに前記一対の第1電極の他方が前記第1測定室の外かつ前記第2測定室の外かつ前記基準酸素室の外に配置されて、前記第1測定室に導入された前記測定対象ガスに対する酸素の汲み出しまたは汲み入れを行い、前記測定対象ガスにおける酸素濃度に応じた電流が流れる第1酸素イオンポンプセルと
    酸素イオン導電体および該酸素イオン導電体上に形成された一対の第2電極を有し、前記一対の第2電極のうち一方が前記第2測定室に配置されるとともに前記一対の第2電極の他方が前記基準酸素室に配置されて、前記第2測定室における特定ガス濃度に応じた電流が流れる第2酸素イオンポンプセルと
    酸素イオン導電体および該酸素イオン導電体上に形成された一対の第3電極を有し、前記一対の第3電極の一方が前記第1測定室に配置され、他方の第3電極が前記基準酸素室に配置された酸素分圧検知セルと、
    を備えるガスセンサ素子の劣化状態を判定するセンサ素子劣化判定装置であって、
    前記第1酸素イオンポンプセルに流れる電流値、および前記第1酸素イオンポンプセルの両端電圧を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出された両端電圧が、前記測定対象ガスの酸素濃度に応じて夫々設定された閾値のうち前記検出手段により検出された電流値に対応した酸素濃度における閾値よりも大きいか否かを判定し、前記両端電圧がこの閾値以下である場合には、前記第1酸素イオンポンプセルが正常状態であると判定し、前記両端電圧がこの閾値よりも大きい場合には、前記第1酸素イオンポンプセルが劣化状態であると判定する劣化判定手段と、
    を備えたことを特徴とするセンサ素子劣化判定装置。
  2. 前記検出手段および前記劣化判定手段は、前記第2酸素イオンポンプセルが前記第2測定室における特定ガス濃度を測定しながら作動すること
    を特徴とする請求項1に記載のセンサ素子劣化判定装置。
  3. 第1拡散抵抗部を介して測定対象ガスが導入される第1測定室と、
    前記第1測定室において酸素の汲み出しまたは汲み入れが行われた前記測定対象ガスが第2拡散抵抗部を介して導入される第2測定室と、
    基準酸素分圧雰囲気に設定された基準酸素室と、
    酸素イオン導電体および該酸素イオン導電体上に形成された一対の第1電極を有し、前記一対の第1電極の一方が前記第1測定室に配置されるとともに前記一対の第1電極の他方が前記第1測定室の外かつ前記第2測定室の外かつ前記基準酸素室の外に配置されて、前記第1測定室に導入された前記測定対象ガスに対する酸素の汲み出しまたは汲み入れを行い、前記測定対象ガスにおける酸素濃度に応じた電流が流れる第1酸素イオンポンプセルと
    酸素イオン導電体および該酸素イオン導電体上に形成された一対の第2電極を有し、前記一対の第2電極のうち一方が前記第2測定室に配置されるとともに前記一対の第2電極の他方が前記基準酸素室に配置されて、前記第2測定室における特定ガス濃度に応じた電流が流れる第2酸素イオンポンプセルと
    酸素イオン導電体および該酸素イオン導電体上に形成された一対の第3電極を有し、前記一対の第3電極の一方が前記第1測定室に配置され、他方の第3電極が前記基準酸素室に配置された酸素分圧検知セルと、
    を備えるガスセンサ素子の劣化状態を判定するセンサ素子劣化判定方法であって、
    前記第1酸素イオンポンプセルに流れる電流値、および前記第1酸素イオンポンプセルの両端電圧を検出し、
    前記検出された両端電圧が、前記測定対象ガスの酸素濃度に応じて夫々設定された閾値のうち前記検出された電流値に対応した酸素濃度における閾値よりも大きいか否かを判定
    し、前記両端電圧がこの閾値以下である場合には、前記第1酸素イオンポンプセルが正常状態であると判定し、前記両端電圧がこの閾値よりも大きい場合には、前記第1酸素イオンポンプセルが劣化状態であると判定すること、
    を特徴とするセンサ素子劣化判定方法。
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