JPH1026599A - 酸素濃度検出装置 - Google Patents

酸素濃度検出装置

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JPH1026599A
JPH1026599A JP8180771A JP18077196A JPH1026599A JP H1026599 A JPH1026599 A JP H1026599A JP 8180771 A JP8180771 A JP 8180771A JP 18077196 A JP18077196 A JP 18077196A JP H1026599 A JPH1026599 A JP H1026599A
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JP
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heater
impedance
supply power
detecting
oxygen sensor
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JP8180771A
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Yukihiro Yamashita
山下  幸宏
Hisashi Iida
飯田  寿
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸素センサの劣化による検出素子の内部イン
ピーダンスの増加に伴う酸素センサの温度の上昇を防止
すると共に、温度上昇による酸素センサの劣化の促進を
防止する。 【解決手段】 酸素センサの活性化温度を維持すべく、
温度に応じてインピーダンスが変化する検出素子が目標
インピーダンスになるようにする。しかし、検出素子は
劣化すると内部インピーダンスが増加する。これに伴っ
て、検出素子を加熱するヒータへの供給電力が増加する
ため、酸素センサの温度が上昇し、活性化温度より高く
なる。従って、所定の閾値を定めて供給電力がこの所定
の閾値を超えた時に目標インピーダンスを変更する。ス
テップ401〜403で閾値KWHAV1〜KWHAV
3と供給電力WHAVをそれぞれ比較し、WHAVの方
が大きいときにはステップ405〜407で目標インピ
ーダンスをKZdcT1〜KZdcT3に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、酸素センサを備
えた酸素濃度検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空燃比制御システムにおいては、
排気ガス中の酸素濃度に比例した限界電流を出力する限
界電流式酸素センサ(酸素濃度検出装置)が用いられて
いる。この酸素センサは所定温度(活性化温度)で活性
化するまで酸素濃度に比例した限界電流を出力しない。
従って、酸素センサの活性状態を維持するために、酸素
センサ内の検出素子の温度をフィードバックし、酸素セ
ンサを加熱するヒータへの供給電力を制御(素子温フィ
ードバック制御)している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】酸素センサ温度のフィ
ードバックは、温度に応じてインピーダンスが変化する
検出素子のインピーダンスに基づいて行われる。このと
き、活性化温度となるインピーダンスを目標インピーダ
ンスとしている。しかしながら、酸素センサは劣化する
と検出素子の内部インピーダンスが増加する。このと
き、酸素センサの温度は活性化温度であっても検出素子
のインピーダンスが増加しているため、目標インピーダ
ンスになるようにヒータ供給電力を増加させる。これに
伴って酸素センサの温度が上昇する。この温度上昇によ
り酸素センサの劣化が促進されるという問題が生じる。
【0004】本発明は上記点に鑑みて、酸素センサの劣
化による検出素子の内部インピーダンスの増加に伴う酸
素センサの温度上昇を防止し、酸素センサの活性化温度
の維持を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1から6に記載の発明においては、温度に応
じてインピーダンスが変化する検出素子(34)の素子
インピーダンスを目標インピーダンスにするように、ヒ
ータ(33)への供給電力をフィードバック制御するヒ
ータ供給電力制御手段(105)を有する酸素濃度検出
装置において、検出素子(34)の内部インピーダンス
の増加に基づき劣化判定を行う劣化判定手段(401〜
403)と、劣化判定に基づき前記目標インピーダンス
を増加させるように変更する目標インピーダンス変更手
段(405〜407)とを備えたことを特徴とする。
【0006】これにより、酸素センサ(26)が劣化状
態になったときに目標インピーダンスを新たな目標イン
ピーダンスに変更することで、ヒータ(33)への供給
電力を制御して酸素センサ(26)の温度上昇を防止す
ることができ、酸素センサ(26)を活性化温度に維持
することができる。請求項2から4に記載の発明におい
ては、検出素子(34)の劣化に応じた所定の判定値と
供給電力とを比較するヒータ供給電力比較手段(401
〜403)を設け、供給電力が判定値より大きいときに
目標インピーダンスを変更する目標インピーダンス変更
手段(405〜407)を設けたことを特徴とする。
【0007】このように、判定値より大きいときに目標
インピーダンスを変更することで請求項1と同様に酸素
センサ(26)の温度上昇を防止することができる。さ
らに、請求項4に記載の発明においては酸素濃度検出装
置に酸素センサ異常検出手段(504、506〜51
0)を設け、酸素センサ(26)の異常判定をしている
から、例えば、酸素センサ(26)が能力的限界に達し
ている量の電力がヒータ(33)に供給されていること
が分かり、酸素センサ(26)の機能の維持が図れる。
また、劣化が進んで所定の範囲を越えた場合において、
電力の浪費を防止することができる。
【0008】請求項5に記載の発明においては空燃機関
の運転状態を検出する運転状態検出手段(49)と、運
転状態検出手段(49)により検出された運転状態が定
常状態に移行したときにフィードバック制御を実行し、
目標インピーダンス変更手段(405〜407)による
インピーダンスの変更を可能にする手段(49)とを設
けたことを特徴とするヒータ供給電力の増加には2種類
あり、1つは酸素センサ(26)の劣化による素子イン
ピーダンス増加に応じたヒータ供給電力の増加、もう1
つは排気ガス温度の低下によるヒータ供給電力の増加で
ある。後者について説明すると、酸素センサ(26)の
活性化は排気ガス温度にも依存し、排気ガス温度が高い
ときには低電力で活性化し、逆に低いときには高電力が
必要となる。このため、ヒータ供給電力の増加がいずれ
に起因するものかを判断することにより素子インピーダ
ンスの増加が明確となる。
【0009】このように、空燃機関の運転状態を検出す
ることにより、ヒータ供給電力の増加が素子インピーダ
ンス増加によるものか排気ガス温度に依存したものか、
確定することができ、目標インピーダンスの変更をより
確実に行うことができる。請求項6に記載の発明は、ヒ
ータ(33)への供給電力が大きいほど、目標インピー
ダンスが大きくなるよう変更していく目標インピーダン
ス設定手段(401〜407)を設けたことを特徴とす
る。
【0010】このように、ヒータ供給電力に応じた目標
インピーダンスを設定することにより、請求項1と同様
に酸素センサ(26)の温度上昇を防止することができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施形態
について説明する。図1は、本発明の一実施形態におけ
る内燃機関の空燃比制御装置の概要を示す構成図であ
る。図1において、4気筒火花点火式ガソリン内燃機関
(以下、エンジンという)1には吸気管2と排気管3と
が接続されている。吸気管2の最上流部にはエアクリー
ナ4が設けられ、吸気管2の途中にはサージタンク5が
設けられている。サージタンク5の上流側には、図示し
ないアクセルペダルの踏み込み操作に連動するスロット
ルバルブ17が配設されている。スロットルバルブ17
をバイパスするバイパス通路18には、ISC弁(アイ
ドル回転数制御弁)19が設けられている。
【0012】また、エンジン1における各気筒毎の吸気
管(吸気ポート)2にはインジェクタ6が配設されてい
る。燃料タンク7内の燃料は燃料ポンプ8により吸い上
げられ、燃料フィルタ9を通してプレッシャレギュレー
タ10に供給される。プレッシャレギュレータ10は、
一定圧力に調圧した燃料をインジェクタ6に供給すると
共に、余剰燃料を燃料タンク7にリターンさせる。イン
ジェクタ6はバッテリ15からの電力供給により開弁し
て燃料を噴射する。そして、インジェクタ6による噴射
燃料が吸入空気と混合されて混合気となり、吸気弁11
を介して各気筒の燃焼室12に供給される。
【0013】エアクリーナ4の近傍には吸気温センサ2
0が設けられ、同センサ20により吸気温が検出され
る。また、サージタンク5には吸気管内圧力センサ22
が設けられ、同センサ22により吸気管内圧力(吸気負
圧)が検出される。エンジン1のシリンダブロックには
エンジン冷却水の温度を検出するための水温センサ23
が設けられている。
【0014】各気筒の燃焼室12には点火プラグ13が
配設されている。イグナイタ14ではバッテリ15の電
圧から高電圧が生成され、その高電圧がディストリビュ
ータ16により各点火プラグ13に分配される。ディス
トリビュータ16内には気筒判別センサ24とクランク
角センサ25が配設されている。クランク角センサ25
は、エンジン1のクランク軸の回転に伴う所定のクラン
ク角毎(例えば、30°CA毎)にクランク角信号を発
生する。また、気筒判別センサ24は、エンジン1のク
ランク軸の回転に伴う特定気筒の特定位置(例えば、第
1気筒の圧縮TDC)で気筒判別信号を発生する。
【0015】また、エンジン1の排気管3には限界電流
式の酸素センサ26が設けられており、この酸素センサ
26は排気ガス中の酸素濃度に比例してリニアな検出信
号を出力する。なお、酸素センサ26下流には図示しな
い触媒コンバータが配設されており、同コンバータにて
排気ガスが浄化されるようになっている。上記各センサ
の検出信号は電子制御装置(以下、ECUという)40
に入力される。ECU40は、バッテリ15を電源とし
て動作し、イグニションスイッチ28のオン信号により
エンジン1を始動させると共に、エンジン運転中は酸素
センサ26の出力信号に基づいて空燃比補正係数を増減
補正することで空燃比を目標空燃比(例えば、理論空燃
比)近傍にフィードバック制御する。また、ECU40
は後述するセンサ異常判定処理を実行して酸素センサ2
6の異常の有無を診断し、異常時には警告灯29を点灯
して運転者に異常発生の旨を警告する。
【0016】図2は、酸素センサ26の概略断面、及び
酸素センサ26に接続されたECU40の電気的構成を
示す図である。図2において、酸素センサ26は排気管
3の内部に向けて突設されており、同センサ26はカバ
ー31、センサ本体32及びヒータ33に大別される。
カバー31は断面コ字状をなし、その周壁にはカバー内
外を連通する多数の小孔31aが形成されている。セン
サ本体32は空燃比リーン領域における酸素濃度、若し
くは空燃比リッチ領域における一酸化炭素(CO)濃度
に対応する限界電流を発生する。
【0017】センサ本体32の構成について詳述する。
センサ本体32において、断面カップ状に形成された固
体電解質層34の外表面には、排気ガス側電極層36が
固着され、内表面には大気側電極層37が固着されてい
る。また、排気ガス側電極層36の外側には、プラズマ
溶射法等により拡散抵抗層35が形成されている。固体
電解質層34は酸素濃度検出素子に相当する。
【0018】ヒータ33は大気側電極層37内に収容さ
れており、その発熱エネルギーによりセンサ本体32
(大気側電極層37、固体電極質層34、排気ガス側電
極層36及び拡散抵抗層35)を加熱する。ヒータ33
は、センサ本体32を活性化するに十分な発熱容量を有
している。上記構成の酸素センサ26において、センサ
本体32は理論空燃比点にて濃淡起電力を発生し、理論
空燃比点よりリーン領域の酸素濃度に応じた限界電流を
発生する。
【0019】また、センサ本体32は酸素濃度を直線的
特性にて検出し得るものであるが、このセンサ本体32
を活性化するのに約650℃以上の高温が必要とされる
と共に、同センサ本体32の活性温度範囲が狭いため、
エンジン1の排気ガスのみによる加熱では活性領域を制
御できない。そのため、本例では、後述するヒータ33
の加熱制御によりセンサ本体32の温度制御が実施され
る。なお、理論空燃比よりもリッチ側の領域では、未燃
ガスである一酸化炭素(CO)の濃度が空燃比に対して
ほぼリニアに変化し、センサ本体32はCO濃度に応じ
た限界電流を発生する。
【0020】センサ本体32の電圧−電流特性について
図3を用いて説明する。図3に示すように電流−電圧特
性は、酸素センサ26の検出酸素濃度(空燃比)に比例
するセンサ本体32の固体電解質層34への流入電流
と、同固体電解質層34への印加電圧との関係が直線的
であることを示す。そして、センサ本体32が温度T=
T1にて活性状態にあるとき、図3の実線で示すように
特性線L1でもって安定した状態を示す。かかる場合、
特性線L1の電圧軸Vに平行な直線部分がセンサ本体3
2の限界電流を特定する。この限界電流の増減は空燃比
の増減(即ち、リーン・リッチ)に対応しており、空燃
比がリーン側になるほど限界電流は増大し、空燃比がリ
ッチ側になるほど限界電流は減少する。
【0021】また、この電圧−電流特性において電圧軸
Vに平行な直線部分よりも小さい電圧域は抵抗支配域と
なっており、その抵抗支配域における特性線L1の傾き
は、センサ本体32における固体電解質層34の内部イ
ンピーダンス(以下、これを素子インピーダンスとい
う)により特定される。この素子インピーダンスは温度
変化に伴い変化するため、センサ本体32の温度が低下
すると素子インピーダンスの増大により上記傾きが小さ
くなる。
【0022】つまり、センサ本体32の温度TがT1よ
りも低いT2にあるとき、電流−電圧特性は図3の破線
で示すように特性線L2でもって特定される。かかる場
合、特性線L2の電圧軸Vに平行な直線部分がT=T2
におけるセンサ本体32の限界電流を特定するもので、
この限界電流は特性線L1による限界電流とほぼ一致し
ている。
【0023】そして、特性線L1において、センサ本体
32の固体電解質層34に正の印加電圧Vpos を印加す
れば、センサ本体32に流れる電流が限界電流Ipos と
なる(図3の点Pa参照)。また、センサ本体32の固
体電解質層34に負の印加電圧Vneg を印加すれば、セ
ンサ本体32に流れる電流が酸素濃度に依存せず、温度
のみに比例する負の温度電流Ineg となる(図3の点P
b参照)。
【0024】また、図2において、センサ本体32の排
気ガス側電極層36には、バイアス制御回路41が接続
され、同バイアス制御回路41にはセンサ電流検出回路
45を介してセンサ本体32の大気側電極層37が接続
されている。バイアス制御回路41は正バイアス用直流
電源42、負バイアス用直流電源43及び切り換えスイ
ッチ回路44によって構成されている。正バイアス用直
流電源42の負側電極及び負バイアス用直流電源43の
正側電極は共に排気ガス側電極層36に接続されてい
る。
【0025】切り換えスイッチ回路44は、第1切り換
え状態にて正バイアス用直流電源42の正側電極のみを
センサ電流検出回路45に接続すると共に、第2切り換
え状態にて負バイアス用直流電源43の負側電極のみを
センサ電流検出回路45に接続する。つまり、切り換え
スイッチ回路44が第1切り換え状態にある場合、正バ
イアス用直流電源42がセンサ本体32の固体電解質層
34を正バイアスし、同固体電解質層34には正方向の
電流が流れる。
【0026】一方、切り換えスイッチ回路44が第2切
り換え状態にある場合、負バイアス用直流電源43が固
体電解質層34を負バイアスし、同固体電解質層34に
は負方向の電流が流れる。かかる場合、各直流電源4
2,43の端子電圧は上述の印加電圧Vpos ,Vneg に
それぞれ相当する。センサ電流検出回路45は、センサ
本体32の大気側電極層37から切り換えスイッチ回路
44へ流れる電流又はその逆方向へ流れる電流、つま
り、固体電解質層34を流れる電流を検出する。また、
ヒータ制御回路46は、酸素センサ26の素子温やヒー
タ温度に応じてバッテリ電源VBからヒータ33に供給
される電力をデューティ制御し、ヒータ33の加熱制御
を行う。ヒータ33に流れる電流(以下、ヒータ電流I
hという)は電流検出抵抗50により検出される。
【0027】A/D変換器47は、センサ電流検出回路
45による検出電流(図3のIpos,Ineg )、ヒータ
電流Ih、及びヒータ33の印加電圧(以下、ヒータ電
圧Vhという)をデジタル信号に変換してマイクロコン
ピュータ48に出力する。マイクロコンピュータ48
は、各種演算処理を実行するCPU48aやROM,R
AMからなるメモリ48b等により構成され、所定のコ
ンピュータプログラムに従いバイアス制御回路41、ヒ
ータ制御回路46及び燃料噴射制御装置49を制御す
る。
【0028】燃料噴射制御装置49は、エンジン情報と
しての前記各種センサ信号を入力し、吸気温Tam、吸
気負圧Pm、冷却水温Thw、エンジン回転数NE、車
速Vs等を検出する。そして、これらのエンジン情報に
基づきインジェクタ6による燃料噴射を制御する。次い
で、本例の作動についてマイクロコンピュータ48内の
CPU48aにより実行される各種制御プログラムに沿
って説明する。なお、本例では、マイクロコンピュータ
48内のCPU48aによりヒータ供給電力制御手段、
ヒータ供給電力検出手段、素子インピーダンス検出手
段、センサ異常判定手段及び劣化判定手段(ヒータ供給
電力比較手段)が構成されている。
【0029】図4は本例におけるヒータ制御のタイムチ
ャートであり、同図には、エンジン始動に伴うヒータ3
3への通電開始後、酸素センサ26が十分に活性するま
での動作を示している。本例では、ヒータ制御がその目
的及び制御方法の違いから図4の〜の制御に分けら
れており、それぞれを順に説明する。なお、〜の制
御は、酸素センサ26の活性前のヒータ制御を示し、
の制御は酸素センサ26の活性後のヒータ制御を示す。
【0030】先ずエンジン始動直後におけるの制御で
は、100%デューティのヒータ電圧がヒータ33に印
加される(以下、これを全導通制御と呼ぶ)。つまり、
ヒータ33及び検出素子(センサ本体32)の冷間時に
は短時間でヒータ33を加熱すべく、最大電力がヒータ
33に供給される。、の制御では、ヒータ温を所定
の目標ヒータ温(例えば、ヒータ上限温度である120
0℃)に保持するよう、ヒータ33への供給電力が制御
される(以下、これを電力制御と呼ぶ)。つまり、素子
温が活性化温度(700℃)にあればヒータ温は供給電
力から一義的に決まるため、ヒータ33を一定の温度に
保持するには所定電力を供給し続ければよい。しかしな
がら素子温が低い時には、ヒータ温を一定に保持するた
めに必要な供給電力は素子温に応じて変動する。一般
に、素子温が低いほど大きな供給電力が必要になる。そ
こで、上記電力制御では、素子インピーダンス(素子温
と素子インピーダンスとは図5に示す関係にある)に応
じて供給電力が制御される。
【0031】但し、電力制御の開始当初は、素子インピ
ーダンスが非常に大きく検出可能な最大値(例えば、6
00Ω)を超える。そのため、素子インピーダンスの検
出不可域ではヒータ33への供給電力は一定電力(例え
ば、60W)に保持される(の制御)。そして、素子
温が上昇し素子インピーダンスが600Ω以下になる
と、以降、素子インピーダンスに応じた電力がヒータ3
3に供給される(の制御)。
【0032】また、の制御では、素子の活性状態を維
持すべく、目標インピーダンス(目標温)になるように
ヒータ33への供給電力がフィードバック制御(素子温
フィードバック制御)される。なお、酸素センサ26が
劣化していない正常時には目標インピーダンスは30Ω
(目標温700℃相当)になるように、供給電力が制御
される。
【0033】次に、図6に従いヒータ制御ルーチンを説
明する。図6において、CPU48aは、ステップ10
1で素子温フィードバック制御の実行条件が成立したか
否かを判別する。この実行条件は、酸素センサ26の素
子インピーダンスが目標インピーダンス(30Ω)以下
であれば成立する。また、CPU48aは、ステップ1
02で電力制御実行条件が成立したか否かを判別する。
【0034】この電力制御実行条件としては、酸素セン
サ26(センサ本体32及びヒータ33)が冷間状態に
あるか否かに応じて2通りの条件が設定されており、酸
素センサ26が冷間状態であれば全導通制御(図4の
の制御)を開始してから所定時間が経過した時に条件が
成立し、冷間状態でなければヒータインピーダンスが目
標ヒータインピーダンス以上になった時に成立する。こ
のように酸素センサ26の冷間状態に応じて全導通制御
を実行することによりエンジン再始動時においてヒータ
温の過上昇が防止される。
【0035】従って、ヒータ制御の開始当初においてス
テップ101,102が共に否定判別されれば、CPU
48aはステップ103に進み、ヒータ33の全導通制
御を実行する(の制御)。即ち100%デューティの
ヒータ電圧をヒータ33に印加する。また、ステップ1
02の電力制御実行条件が成立すると、CPU48aは
ステップ104に進み、電力制御を実行する(,の
制御)。この場合、前述したように素子インピーダンス
が検出不可域(素子インピーダンス>600Ω)にあれ
ば供給電力が固定値にて制御され(の制御)、素子イ
ンピーダンスが検出可能になるとヒータ温を目標ヒータ
温に保持するよう、素子インピーダンスに応じてヒータ
33への供給電力が制御される(の制御)。
【0036】その後、ステップ101の素子温フィード
バック制御実行条件が成立すると、CPU48aは、ス
テップ105で素子温フィードバック制御を実行する
(の制御)。このとき、CPU48aは、次の数式1
〜数式3に基づきヒータ電圧の制御デューティDUTY
を演算する。
【0037】
【数1】DUTY=DUTY.I+GP+GI
【0038】
【数2】GP=KP・(Zdc−ZdcT)
【0039】
【数3】GI=GI+KI・(Zdc−ZdcT) 但し、「DUTY.I」は制御デューティDUTYの初
期値、「Zdc」は素子インピーダンス、「ZdcT」
は目標インピーダンスである。なお、本例では、DUT
Y.I=20%、酸素センサ26劣化前におけるZdc
T=30Ωとしている。また、「GP」は比例項、「G
I」は積分項、「KP」は比例定数、「KI」は積分定
数を表す(本例では、KP=4.2%、KI=0.2
%)。なお、これらの数値は実験的に求められるもので
あり、酸素センサ26の仕様に応じて変更される。
【0040】図7に図6において、素子温フィードバッ
ク制御実行中(ステップ105)に行われる素子インピ
ーダンス検出ルーチンを示す。以下、図7に従って説明
する。CPU48aはステップ201で図8の素子イン
ピーダンス検出域における所定電圧Vmを印加し(例え
ば−1V)、続くステップ202で図2のセンサ電流検
出回路45にて検出された電流Imを読み込む(図8参
照)。また、CPU48aは、ステップ203で上記印
加電圧と検出電流Imとから素子インピーダンスZdc
を算出する(Zdc=Vm/Im)。
【0041】図9は、CPU48aにより例えば128
ms毎に実行される処理データ演算ルーチンを示す。図
7において、CPU48aは、ステップ301で図2の
電流検出抵抗50により検出されたヒータ電流Ihを読
み込み、続くステップ302でヒータ電圧Vhを読み込
む。また、CPU48aは、ステップ303でヒータ電
圧Vhをヒータ電流Ihで除算してヒータインピーダン
スRHを算出し(RH=Vh/Ih)、続くステップ3
04でヒータ電圧Vhとヒータ電流Ihとを乗算してヒ
ータ供給電力WHを算出する(WH=Vh・Ih)。さ
らに、CPU48aは、ステップ305で1/64なま
し演算によりヒータ供給電力WHのなまし値(以下、電
力平均値WHAVという)を数式4を用いて算出する。
【0042】
【数4】 WHAV=(63・WHAVi-1 +WH)/64 また、図10は目標インピーダンスの変更について示し
たものである。本図について説明する。まず、酸素セン
サ26に劣化が生じていないときには、目標インピーダ
ンスは30Ωに設定されている。そして、酸素センサ2
6に劣化が生じると、それに伴い素子インピーダンスは
増加し、これに伴ってヒータ供給電力は上昇する。
【0043】ところで、ある目標インピーダンスに制御
するために必要とするヒータ供給電力は所定電力に納ま
る。従って、この供給電力がこの所定電力を超えた場合
に酸素センサ26の劣化と判定し、劣化に応じた目標イ
ンピーダンスに変更する。図10のように酸素センサ2
6が劣化する前には、KZdcT0(=30Ω)が目標
インピーダンスとして設定されている。そして、劣化す
ると目標インピーダンスは、ヒータ供給電力がKWHA
V1以上かつKWHAV2未満であればKZdcT1に
変更され、KWHAV2以上かつKWHAV3未満であ
ればKZdcT2に変更され、KWHAV3以上であれ
ばKZdcT3に変更される。
【0044】なお、図に示すように、KWHAV1<K
WHAV2<KWHAV3<KWHAVであり、KZd
cT0<KZdcT1<KZdcT2<KZdcT3で
ある。ヒータ供給電力がさらに上昇していき図に示す異
常判定領域(供給電力がKWHAV以上)までヒータ供
給電力が上昇すると酸素センサ26の異常と判定する。
つまり、目標インピーダンスを上げると空燃比検出範囲
が狭くなるため、酸素センサ26の能力限界になったと
きに酸素センサ26の異常と判定する。
【0045】図11に、図10に基づいて実行される目
標インピーダンス変更ルーチンを示す。以下、目標イン
ピーダンスの変更手順を図11に従って説明する。な
お、本図は、後述する図12のステップ505に対応す
るフローチャートである。まず、CPU48aはステッ
プ401で電力平均値WHAVがKWHAV3以上であ
るか否か(WHAV≧KWHAV3)を判別する。この
とき、WHAV<KWHAV3であればステップ402
に進む。さらに、ステップ402で電力平均値WHAV
がKWHAV2以上であるか否か(WHAV≧KWHA
V2)を判別する。このとき、WHAV<KWHAV2
であればステップ403に進む。ステップ403で電力
平均値WHAVがKWHAV1以上であるか否か(WH
AV≧KWHAV1)を判別する。このとき、WHAV
<KWHAV1であればステップ404に進み、Zdc
Tを「KZdcT0」にして処理を終了する。
【0046】また、ステップ403でWHAV≧KWH
AV1であればステップ407に進み、ZdcTを「K
ZdcT1」にして処理を終了する。ステップ402で
WHAV≧KWHAV2であればステップ406に進
み、ZdcTを「KZdcT2」にして処理を終了す
る。ステップ401でWHAV≧KWHAV3であれば
ステップ405に進み、ZdcTを「KZdcT3」に
して処理を終了する。
【0047】つまり、前述のようにKWHAV1<KW
HAV2<KWHAV3<KWHAVであり、KZdc
T0<KZdcT1<KZdcT2<KZdcT3であ
るため、目標インピーダンスは酸素センサ26の劣化に
応じて変更される。図12のフローチャートは、CPU
48aにより例えば1秒周期で実行されるセンサ異常判
定ルーチンを示す。この異常判定ルーチンでは、素子温
フィードバック制御の実行時において必要とされたヒー
タ供給電力WHに応じてセンサ異常が判定される。つま
り、センサ異常時には、素子温を目標値(例えば、70
0℃)に保持するために必要となるヒータ供給電力WH
が増大し、正常時のそれと容易に比較判定することがで
きる。以下、図12に従って異常判定手順を説明する。
【0048】図12において、CPU48aは、ステッ
プ501で素子温フィードバック開始後に所定時間KS
TFB(例えば、10秒)が経過したか否かを判別し、
続くステップ502で前回の異常判定後に所定時間KA
FST(例えば、100秒)が経過したか否かを判別す
る。さらに、CPU48aは、ステップ503で定常運
転状態(例えば、アイドル状態であること)が所定時間
KSMST(例えば、5秒)以上継続されたか否かを判
別する。そして、ステップ501〜503のいずれかが
否定判別されれば、CPU48aはそのまま処理を終了
し、ステップ501〜503が全て肯定判別されればス
テップ504に進む。
【0049】CPU48aは、ステップ504で電力平
均値WHAVが所定のヒータ電力判定値KWHAV以上
であるか否か(WHAV≧KWHAVか否か)を判別す
る。このとき、WHAV<KWHAVであれば、CPU
48aはセンサ異常無しとみなしてステップ505に進
み、ステップ505でWHAVに応じた目標インピーダ
ンスの変更を行う。なお、前述したZdcTはこのとき
に変更された目標インピーダンスとなる。この後、ステ
ップ506に進み異常判定フラグXELERを「0」に
クリアして処理を終了する。
【0050】また、WHAV≧KWHAVであれば、C
PU48aはステップ507に進み、センサ以外の異常
が検出されているか否かを判別し、他の異常が無ければ
ステップ508に進む。そして、CPU48aは、ステ
ップ508で異常判定フラグXELERが既に「1」に
セットされているか否かを判別し、XELER=0であ
れば、ステップ509で異常判定フラグXELERに
「1」をセットする。
【0051】また、XELER=1であれば、CPU4
8aはステップ510に進み、ダイアグ処理として異常
発生を表す警告灯29を点灯する。つまり、ステップ5
04〜510では、異常発生(WHAV≧KWHAV)
の旨が2回続けて判別された場合に、ダイアグ処理が実
施される。前述のように、本例ではステップ503にお
いて運転状態が定常状態であるか否かの判別を行い、な
お、ここでの定常運転状態が否かの判別は燃料噴射制御
装置49で検出されたエンジンの回転数NE及びエンジ
ン負荷(吸気負圧Pm等)に基づいて行われる。
【0052】このように、運転状態を検出するのは排気
ガス温を確定させるためである。詳しくは、ヒータ供給
電力が所定範囲よりも上昇するのはセンサが劣化して素
子インピーダンスが増加したためか、あるいは排気ガス
温が低下したためである。つまり、酸素センサ26は排
気ガス温が高いときにはヒータ供給電力が低電圧であっ
ても十分に活性するが、逆に低いときには高電圧でなけ
れば活性しない。このため、排気ガス温が低いときには
ヒータに高電力供給する。このときのヒータ供給電力と
正確に区別するためである。
【0053】以上本例では、酸素センサ26に劣化がな
いときには酸素センサ26の素子インピーダンス(素子
温)は目標インピーダンスを30Ω(素子温700℃相
当)になるようヒータ33への供給電力をフィードバッ
ク制御(図6の素子温フィードバック制御)する。そし
て、酸素センサ26に劣化が生じた場合には、その劣化
に応じて目標インピーダンスを変更していく。このと
き、ヒータ供給電力がヒータ電力判定値を超えた場合に
はセンサ異常判定がなされ、警告灯29が点灯して警告
表示がされる。
【0054】このように、素子34の内部インピーダン
ス増加に伴ってズレた目標インピーダンスを新たな目標
インピーダンスに変更することで、ヒータ33への供給
電力を制御して酸素センサ26の過度の温度上昇を防止
することができる。さらに、これに伴い、酸素センサ2
6の過度の温度上昇によって促進される酸素センサ26
の劣化も防止することができる。
【0055】さらに、本例では酸素センサ26の異常判
定手段を備えているため、酸素センサ26の劣化に伴う
目標インピーダンスの変更を繰り返すだけでなく、酸素
センサ26が能力的に限界に達している状態を示す電力
がヒータに供給されているときには異常判定がされるた
め、酸素センサ26の機能の維持が図れる。また、劣化
が進んで所定の範囲を越えた場合において、電力の浪費
を防止することができる。
【0056】また、本例では、異常判定を定常運転時に
限定したため(図12のステップ503)、排気温によ
るヒータ供給電力への影響を排除し、適正な判定結果を
得ることができる。なお、本例では目標インピーダンス
を階段式に変更しているが、酸素センサ26の劣化に応
じてリニアに変更してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における空燃比制御装置の全
体構成を示す概略図である。
【図2】図1における酸素センサ26の断面構成及びE
CU内の電気的構成を示す構成図である。
【図3】酸素センサ26の電圧−電流特性図である。
【図4】ヒータ供給電力制御動作を示すタイムチャート
である。
【図5】酸素センサ26内部の酸素濃度検出素子34の
素子温と素子インピーダンスの関係を示す相関図であ
る。
【図6】ヒータ供給電力制御処理におけるフローチャー
トである。
【図7】素子インピーダンス検出制御処理におけるフロ
ーチャートである。
【図8】酸素センサ26の電圧−電流特性図である。
【図9】ヒータ供給電力平均値算出処理におけるフロー
チャートである。
【図10】ヒータ供給電力の平均値−目標インピーダン
スの関係を示す相関図である。
【図11】目標インピーダンス変更処理におけるフロー
チャートである。
【図12】センサ異常判定処理におけるフローチャート
である。
【符号の説明】
26…酸素センサ(限界電流式酸素センサ)、33…ヒ
ータ、34…検出素子としての固体電解質層、48a…
素子インピーダンス検出手段、センサ異常判定手段、ヒ
ータ供給電力制御手段、ヒータ電力検出手段、劣化判定
手段、目標インピーダンス変更手段としてのCPU、4
9…運転状態検出手段としての燃料噴射制御装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素濃度に比例した電流を出力する検出
    素子(34)とこの検出素子(34)を加熱するヒータ
    (33)とを有する酸素センサ(26)と、前記検出素
    子(34)のインピーダンスを検出する素子インピーダ
    ンス検出手段(201〜203)と、 前記素子インピーダンス検出手段(201〜203)に
    より検出された素子インピーダンスを目標インピーダン
    スにするように、前記ヒータ(33)への供給電力をフ
    ィードバック制御するヒータ供給電力制御手段(10
    5)と、 前記検出素子(34)の内部インピーダンス
    が増加する劣化状態を判定する劣化判定手段(401〜
    403)と、 前記劣化状態が判定されたとき前記目標インピーダンス
    を増加させる目標インピーダンス変更手段(405〜4
    07)とを備えたことを特徴とする酸素濃度検出装置。
  2. 【請求項2】 酸素濃度に比例した電流を出力する検出
    素子(34)とこの検出素子(34)を加熱するヒータ
    (33)とを有する酸素センサ(26)と、 前記検出素子(34)のインピーダンスを検出する素子
    インピーダンス検出手段(201〜203)と、 前記素子インピーダンス検出手段(201〜203)に
    より検出された素子インピーダンスを目標インピーダン
    スにするように、前記ヒータ(33)への供給電力をフ
    ィードバック制御するヒータ供給電力制御手段(101
    〜103)と、 前記ヒータ供給電力を検出するヒータ供給電力検出手段
    (301〜305)と、 前記検出されたヒータ供給電力と所定の判定値とを比較
    するヒータ供給電力比較手段(401〜403)と、 前記ヒータ供給電力比較手段(401〜403)にて前
    記ヒータ供給電力が前記判定値を超えたことを判定した
    ときに前記目標インピーダンスを増加させる目標インピ
    ーダンス変更手段(405〜407)とを備えたことを
    特徴とする酸素濃度検出装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒータ供給電力比較手段(401〜
    403)は、前記ヒータ供給電力を第1の判定値と比較
    する第1比較手段と、前記ヒータ供給電力を前記第1の
    判定値よりも大きな第2の判定値と比較する第2比較手
    段とを有し、 前記目標インピーダンス変更手段(405〜407)
    は、前記第1の比較手段にて前記ヒータ供給電力が前記
    第1の判定値を超えたと判定されると第1の目標インピ
    ーダンスに増加させ、前記第2の比較手段にて前記ヒー
    タ供給電力が前記第2の判定値を超えたと判定されると
    前記第1の目標インピーダンスよりも大きな第2の目標
    インピーダンスに増加させることを特徴とする請求項2
    に記載の酸素濃度検出装置。
  4. 【請求項4】 前記ヒータ供給電力が前記判定値よりも
    高い異常判定値を超えたとき前記酸素センサ(26)の
    異常を判定するセンサ異常判定手段(504、506〜
    510)を設けたことを特徴とする請求項2又は3に記
    載の酸素濃度検出装置。
  5. 【請求項5】 内燃機関の運転状態を検出する運転状態
    検出手段(49)と、 前記運転状態検出手段(49)により検出された運転状
    態が定常状態に移行したときに前記ヒータ供給電力比較
    手段(401〜403)による制御を実行し、前記目標
    インピーダンス変更手段(405〜407)によるイン
    ピーダンスの変更を可能にする手段(503)とを設け
    たことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記
    載の酸素濃度検出装置。
  6. 【請求項6】 酸素濃度に比例した電流を出力する検出
    素子(34)とこの検出素子(34)を加熱するヒータ
    (33)とを有する酸素センサ(26)と、 前記検出素子(34)のインピーダンスを検出する素子
    インピーダンス検出手段(201〜203)と、 前記素子インピーダンス検出手段(201〜203)に
    より検出された素子インピーダンスを目標インピーダン
    スにするように、前記ヒータ(33)への供給電力をフ
    ィードバック制御するヒータ供給電力制御手段(101
    〜103)と、 前記ヒータ供給電力を検出するヒータ供給電力検出手段
    (301〜305)と、 前記検出されたヒータ供給電力が大きいほど、前記目標
    インピーダンスが大きくなるよう前記目標インピーダン
    スを設定する目標インピーダンス設定手段(401〜4
    07)を設けたことを特徴とする酸素濃度検出装置。
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