JP2000064415A - バルコニー構造 - Google Patents

バルコニー構造

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JP2000064415A
JP2000064415A JP10237820A JP23782098A JP2000064415A JP 2000064415 A JP2000064415 A JP 2000064415A JP 10237820 A JP10237820 A JP 10237820A JP 23782098 A JP23782098 A JP 23782098A JP 2000064415 A JP2000064415 A JP 2000064415A
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JP
Japan
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balcony
wall
living room
waterproof
thickness
Prior art date
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Pending
Application number
JP10237820A
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English (en)
Inventor
Toshio Yasui
敏夫 安井
Toshiyuki Shibuya
俊之 渋谷
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Sekisui House Ltd
Original Assignee
Sekisui House Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】跨ぎ寸法を小さくでき、しかも充分な排水性を
確保することができる。 【解決手段】掃き出し窓4を有する界壁3を挟んで、居
室1は、梁7上に敷設されたALC板70の表面に、合
板11およびフローリング材12が貼設されてなる。バ
ルコニー2は、梁7上に敷設されたALC板70の表面
に、断熱材23を介して防水シート鋼板22が貼設され
てなる。合板11およびフローリング材12の厚みと断
熱材23および防水シート鋼板22の厚みとの差を小さ
くすることによって居室1とバルコニー2との床面1
0,20の段差Dが小さくされる。界壁3に面したバル
コニー2の防水立ち上がり壁5が見切り位置Lよりも下
方向に切り欠かれ、この切欠部分50に掃き出し窓4が
設けられる。掃き出し窓4の下桟41よりも低く、か
つ、手摺り壁8に面したバルコニー2の防水立ち上がり
壁5の部分にオーバーフロー管6が設けられてなる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、住宅建物のバルコ
ニーの構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来より、図5に示すように、住宅建物
のバルコニーaの構造としては、梁b上に、勾配を形成
するようになされた横架材cを設け、この横架材cの上
に下地材dを敷設し、防水シートeを貼設するようにな
されていた。 【0003】また、居室fから、このバルコニーaに出
入りするための掃き出し窓gは、防水シートeの見切り
高さhよりも高い位置に設けることで、バルコニーaに
溜まった雨水が掃き出し窓gを介して居室f内へと浸水
するとったことを防止するようになされていた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のバ
ルコニーaの構造の場合、バルコニーaは、梁b上に、
横架材cを設けて勾配を形成し、さらにその上に下地材
dを敷設して構成されるため、単に梁b上に、下地材d
および床材iを敷設して構成される居室fとの段差が大
きくなってしまう。 【0005】また、従来は、防水シートeの見切り高さ
hよりも高い位置に掃き出し窓gを設けることで、居室
f内への浸水を防止するようになされていたため、居室
fからすると、少なくともこの見切り高さhに、上記バ
ルコニーaと居室fとの段差を加えた大きな跨ぎ寸法j
を生じることとなり、子供や高齢者にとっては、出入り
がし難くなるといった不都合を生じることとなる。 【0006】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、跨ぎ寸法を小さくでき、しかも充分な排水性
を確保することができるバルコニー構造を提供すること
を目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のバルコニー構造は、掃き出し窓を有する界壁
を挟んで、居室は、梁上に敷設された下地材の表面に、
床材が貼設されてなる一方、バルコニーは、梁上に敷設
された下地材の表面に、勾配材を介して防水シートが貼
設されてなり、床材の厚みと勾配材および防水シートの
厚みとの差を小さくすることによって居室とバルコニー
との床面の段差が小さくされるとともに、界壁に面した
バルコニーの防水立ち上がり壁が見切り位置よりも下方
向に切り欠かれ、この切欠部分に掃き出し窓が設けられ
るとともに、この掃き出し窓の下桟よりも低く、かつ、
手摺り壁に面したバルコニーの防水立ち上がり壁の部分
にオーバーフロー管が設けられてなるものである。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 【0009】図1および図2はバルコニー構造の全体構
成の概略を示し、図3および図4は同バルコニー構造の
要部を示している。 【0010】すなわち、このバルコニー構造は、居室1
とバルコニー2との床面10,20の段差Dが小さくさ
れるとともに、これら居室1とバルコニー2との界壁3
のできるだけ低い位置に掃き出し窓4が設けられ、か
つ、掃き出し窓4の下桟41よりも低いバルコニー2の
防水立ち上がり壁5にオーバーフロー管6が設けられて
いる。 【0011】居室1の床面10は、梁7上に敷設したA
LC板70の上に、合板11およびフローリング材12
を貼設して構成されている。 【0012】バルコニー2の床面20は、梁7上に敷設
したALC板70の上に、防水ユニット板21を貼設し
て構成されている。この防水ユニット板21は、鋼板の
表面に防水シート層を形成してなる防水シート鋼板22
の裏面に、勾配を形成した断熱材23を一体化して構成
されている。この防水ユニット板21は、界壁3からバ
ルコニー2の前面の手摺り壁8に向かって下り勾配とな
るように設置される。また、下り勾配を下った防水ユニ
ット板21の先端部分には、排水溝24が設けられる。
この状態で、居室1とバルコニー2との床面10,20
同士の段差Dは、梁7上に敷設される合板11およびフ
ローリング材12と、防水ユニット板21との厚みの差
となる。この段差Dができるだけ小さくなるように、防
水ユニット板21の厚みは、下り勾配を下った最も薄い
部分をできるだけ薄く抑えた厚みとし、1/100の勾
配で形成されている。 【0013】バルコニー2の床面20の周縁には、防水
立ち上がり壁5が形成されている。この防水立ち上がり
壁5は、軸組71に固定した立ち上げ下地合板51に沿
って防水シート52が立ち上げられることによって構成
されている。また、同一水平レベルLで見切り材53が
設けられ、界壁3および手摺り壁8との間が見切られて
いる。このうち、界壁3の掃き出し窓4を取り付ける部
分の防水立ち上がり壁5は、図3および図4に示すよう
に、一部分が切り欠かれており、この切欠部分50に掃
き出し窓4が設けられる。この切欠部分50は、掃き出
し窓4の下の防水立ち上がり壁5の部分に見切り材53
が施工可能で、かつ、手摺り壁8の下の防水立ち上がり
壁5の部分に、掃き出し窓4の下桟41よりも低くオー
バーフロー管6が取付可能なように切り欠かれている。 【0014】このバルコニー構造によると、居室とバル
コニー2との床面10,20同士の段差Dを、梁7上に
敷設される合板11およびフローリング材12と、防水
ユニット板21との厚みの差にして小さくすることがで
き、しかも防水立ち上がり壁5の切欠部分50に掃き出
し窓4を設けて、この掃き出し窓4の取付位置を低く抑
えているので、居室1からバルコニー2への出入りする
際の跨ぎ寸法が低くなり、出入りが楽に行える。 【0015】また、バルコニー2の排水溝24に落ち葉
などが詰まってバルコニー2に雨水が溜まるようなこと
になった場合、掃き出し窓4の取付位置を低くしている
ので、この掃き出し窓4から居室1内への浸水が懸念さ
れるが、この掃き出し窓4の下桟41よりも低い位置に
オーバーフロー管6を設けているので、このオーバーフ
ロー管6から排水が行われることとなり、掃き出し窓4
から居室1内への浸水を防止することができる。 【0016】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、居
室は、梁上に敷設された下地材の表面に、床材を貼設
し、バルコニーは、梁上に敷設された下地材の表面に、
勾配材を介して防水シートを貼設しているので、床材の
厚みと勾配材および防水シートの厚みとの差を小さくす
ることによって居室とバルコニーとの床面の段差を小さ
くすることができる。 【0017】また、界壁に面したバルコニーの防水立ち
上がり壁を見切り位置よりも下方向に切り欠き、この切
欠部分に掃き出し窓を設けるとともに、この掃き出し窓
の下桟よりも低く、かつ、手摺り壁に面したバルコニー
の防水立ち上がり壁の部分にオーバーフロー管を設けて
いるので、万が一バルコニーの排水溝に落ち葉などが詰
まってバルコニーに雨水が溜まるようなことになって
も、掃き出し窓から居室内へ浸水する前に、オーバーフ
ロー管から排水することができる。 【0018】したがって、このバルコニー構造による
と、居室からバルコニーへ出入りする際の跨ぎ寸法を小
さくして出入りが楽に行えしかも、優れた排水性を確保
することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るバルコニー構造の全体構成の概略
を示す部分破断斜視図である。 【図2】本発明に係るバルコニー構造の部分省略縦断面
図である。 【図3】本発明に係るバルコニー構造の掃き出し窓の取
付部分を示す部分正面図である。 【図4】(a)および(b)は図3におけるI-I 線断面
図およびII-II 線断面図である。 【図5】従来のバルコニー構造を示す断面図である。 【符号の説明】 1 居室 10 床面 11 合板(床材) 12 フローリング材(床材) 2 バルコニー 20 床面 21 防水ユニット板 22 防水シート鋼板 23 断熱材(勾配材) 3 界壁 4 掃き出し窓 41 下桟 5 防水立ち上がり壁 50 切欠部分 6 オーバーフロー管 7 梁 70 ALC板(下地材) 8 手摺り壁 D 段差

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 掃き出し窓を有する界壁を挟んで、居室
    は、梁上に敷設された下地材の表面に、床材が貼設され
    てなる一方、バルコニーは、梁上に敷設された下地材の
    表面に、勾配材を介して防水シートが貼設されてなり、 床材の厚みと勾配材および防水シートの厚みとの差を小
    さくすることによって居室とバルコニーとの床面の段差
    が小さくされるとともに、界壁に面したバルコニーの防
    水立ち上がり壁が見切り位置よりも下方向に切り欠か
    れ、この切欠部分に掃き出し窓が設けられるとともに、
    この掃き出し窓の下桟よりも低く、かつ、手摺り壁に面
    したバルコニーの防水立ち上がり壁の部分にオーバーフ
    ロー管が設けられてなることを特徴とするバルコニー構
    造。
JP10237820A 1998-08-24 1998-08-24 バルコニー構造 Pending JP2000064415A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008127846A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Mitsui Home Co Ltd オーバーフロー管およびオーバーフロー排水構造
KR101085466B1 (ko) 2011-09-23 2011-11-21 (주)이명이앤씨건축사사무소 건축구조물 발코니에 설치되는 조립식 배수시설
CN108301504A (zh) * 2018-01-04 2018-07-20 北新房屋有限公司 一种防积水的阳台建筑结构

Cited By (4)

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