JP2000120160A - 防水床の構造 - Google Patents

防水床の構造

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JP2000120160A
JP2000120160A JP10292112A JP29211298A JP2000120160A JP 2000120160 A JP2000120160 A JP 2000120160A JP 10292112 A JP10292112 A JP 10292112A JP 29211298 A JP29211298 A JP 29211298A JP 2000120160 A JP2000120160 A JP 2000120160A
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JP
Japan
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floor
waterproof
base material
laid
plate
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Pending
Application number
JP10292112A
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English (en)
Inventor
Katsuya Tanaka
勝哉 田中
Hidetoshi Shibata
秀稔 柴田
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TOKYO SEKISUI HEIM KENSETSU KK
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
TOKYO SEKISUI HEIM KENSETSU KK
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、確実に床の排水勾配が取
れ、歩行音の少ない防水床の構造を提供するものであ
る。 【解決手段】 本発明は、板状からなる床構造材11の
上部に、一方向に傾斜する傾斜面を上面にした床下地材
13を隙間なく敷き詰めて、更に、該床下地材13の上
部に床板16、防水シート17を重ねてなる防水床10
に排水勾配が形成されていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の外部に設置
されるバルコニー、外廊下等に適用される防水床の構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、バルコニー、外廊下等の建物の外
部に設けられた床構造は、建物構造体の水平構造材であ
る床梁に大引き、根太材の小梁を載架して、その上の床
板、防水シートを敷設して形成されている。大引き、根
太材は間隔をおいて直交して載架され、床板を支持して
いる。外部床の排水構造は、特公平8─6373号公報
の記載のように、防水床下地の周囲に沿う排水溝を設
け、該排水溝の少なくとも一箇所に排水口を開口し、上
記防水床下地と排水溝の上に透水床を敷設し、該透水床
の床面を略平坦としたものである。上記公報による床構
造は床梁の上に床下地材が載架され、その上に根太材、
防水床下地材、排水溝が敷設されている。防水床下地材
と排水溝は同一水平面を形成している。雨水は透水床を
浸透した後、防水床下地材上を排水溝に向けて移動し、
排水溝から排水口に集水されている。防水床下地材は略
平坦となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、建物の外部床
は歩行し易いようにできるだけ平坦になされ、排水勾配
も緩やかである。その為に水はけが充分でなく場所によ
っては水がたまると言った問題がある。又、外部床の構
造は、大引き、根太、等の床小梁で枠組して、床板を敷
設する為に部材数が多く取付け作業が煩雑である。更
に、大引き、根太材は敷き詰めて敷かれていないので、
歩行すると床板が撓み、歩行音が響くと言った問題があ
る。
【0004】本発明は、上記のこのような問題点に着眼
してなされたものであり、その目的とするところは、こ
れらの問題点を解消し、確実に床の排水勾配が取れ、歩
行音の少ない防水床の構造を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の防水床の
構造においては、板状からなる床構造材の上部に、一方
向に傾斜する傾斜面を上面にした床下地材を隙間なく敷
き詰めて、更に、該床下地材の上部に床板、防水シート
を重ねてなる防水床に排水勾配が形成されているもので
ある。
【0006】又、請求項2記載の防水床の構造において
は、上記防水シートの上部に透水性の床仕上げ材が敷設
されているものである。
【0007】
【作用】請求項1記載の防水床の構造においては、一方
向に傾斜する傾斜面を上面にした床下地材を隙間なく敷
き詰めてあるので、床板が歩行時に撓まず、歩行音が響
くことがない、又、該床下地材の上面は傾斜しているの
で、防水床に排水勾配を確保することができる。更に、
該床下地材の上部に床板、防水シートを重ねて有るの
で、防水シートの防水処理によって外部床の内部への雨
水の浸入を防止できる防水床の構造とすることができ
る。
【0008】又、請求項2記載の防水床の構造において
は、上記防水シートの上部に透水性の床仕上げ材が敷設
されているので、床仕上げ材の上面は排水のよい、歩行
音が低く歩行のし易い防水床の構造とすることができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は建物の外部床を説明する断
面図、図2は防水床の固定を示す説明図である。建物の
外部に設けられるバルコニーの排水勾配のある防水床1
0は、建物の構造材の一部を形成する水平梁12に載架
された床構造材11に周囲を壁面もしくは手摺り部を立
設させて、床面を防水仕上げして形成されている。防水
床10は、外周に立設された建物外壁20、21もしく
は手摺り部19を水上として防水床10の一部に設けら
れた樋14を水下にしている。防水床10には水上から
水下に向かって1/100の排水勾配が設けられてい
る。
【0010】床構造材11には、板状のALC版が用い
られている。床構造材11は、両端部を建物の構造材に
連結された水平梁12で支持されている。そして、床構
造材11は隙間なく敷かれている。床構造材11は水平
梁12にボルト11aで固定されている。その床構造材
11の上部には、床下地材13が隙間なく敷き詰められ
ている。
【0011】床下地材13は、板状からなり、下面は、
床構造材11に水平に敷設されて、上面は傾斜面からな
っている。床下地材13の傾斜面は、防水床10の排水
勾配1/100と同じ傾斜面となっている。床下地材1
3の床構造材11への敷き詰めは、防水床10の水上か
ら水下に向かってなされ、床下地材13の上面の傾斜面
が、連続した傾斜面となる様に隙間なく敷き詰められて
いる。床下地材13は、水上から水下方向の短手方向は
一体物で敷かれている。直交する長手方向は900ピッ
チの長さに分割されたものが敷き詰められている。
【0012】又、床下地材13は合成樹脂の発泡材から
なっており、ポリエチレン発泡体が好適である。上部に
床板16を積載しても床荷重には充分耐える強度を持っ
ている。更に、一定の板厚を有しているので、断熱性を
も併せて備えており、階下の居室の断熱を高めることが
できる。
【0013】防水床10の水下側には、床下地材13に
隣接して排水勾配に直交して樋14が設置されている。
樋14は、途中に排水口15が設けられている。排水口
15は床構造材11を貫通して建物の縦樋へと接続され
ている。
【0014】床下地材10の上部には床板16、防水シ
ート17を重ねて、防水床10は形成されている。床板
16は、木質繊維板もしくは合板等が用いられ、床下地
材10の上部に敷設されている。床下地材10の上面は
傾斜しているので、床板16も排水勾配に沿って傾斜し
て敷設されている。又、床板16は、床板16自身床面
も曲げ強度を備えているが、敷き詰められた床下地材1
3によって面で支持されているので、床板16は歩行時
でも撓むことがない。
【0015】床板の上部には防水シート17が被覆され
て、床板16から内部への水の浸入が防止されている。
防水シート17はゴム系シート材に鋼板が裏打ちされて
形成されている。防水シート17は防水床10を覆って
端部は折り曲げられ立ち上げるられて、内部への水の浸
入を防止している。
【0016】図2に示すように、円盤板17bは、中央
にビス挿入孔を備えた薄鋼板で形成されている。円盤板
17bは略300ミリピッチの間隔で床板16の上に配
設されている。床板16と床下地材13の固定は、床板
16の上面に配設した円盤板17bにビス17aを挿入
して、床板16、床下地材13を串差しに通して床構造
材11にビス17aの先端を貫入して固定する。ビス1
7aの先端はスクリュウ形状になされ床構造材に貫入で
きるようになされている。
【0017】防水シート17の上部には、透水性のある
床仕上げ材18が敷設されている。床仕上げ材18は、
格子状に隙間を設けた合成樹脂製からなっている。又、
合成樹脂製以外に防水処理されたセメント板を用いても
よい。床仕上げ材18aは、防水床面の隙間を埋める仕
上げ材である。床仕上げ材18は上面に格子間に多数の
隙間があるので、常に表面に雨水がたまることはない。
従って、常に歩行のし易い床仕上げ面となすことができ
る。
【0018】以上の様に、防水床10の構造において
は、一方向に傾斜する傾斜面を上面にした床下地材13
を用いているので、防水床の排水勾配が現場作業によっ
て左右されず、確実に排水勾配を確保することができ
る。又、床下地材13が隙間なく敷き詰めてあるので、
従来の大引き、根太等の床板支持に比べて床下地材13
が面で床板16を支持しているので、床板が歩行時に撓
まず、歩行音が響くことがない、尚、床板16が従来の
大引き、根太で支持されず、床構造材11に床下地材1
3を介在して固定されているので、部材数の少ない簡素
化された取付け方法とすることができる。更に又、該床
下地材13の上部に床板16、防水シート17を重ねて
有るので、防水シート17の防水処理によって外部床の
内部への雨水の浸入を防止できる防水床10の構造とす
ることができる。
【0019】又、防水シート17の上部には透水性の床
仕上げ材18が敷設されているので、床仕上げ材18上
面の排水はよく、歩行音の少ない歩行のし易い防水床の
構造とすることができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の防水床の構造において
は、一方向に傾斜する傾斜面を上面にした床下地材を隙
間なく敷き詰めてあるので、床板が歩行時に撓まず、歩
行音が響くことがない、又、該床下地材の上面は傾斜し
ているので、防水床に排水勾配を確保することができ
る。更に、該床下地材の上部に床板、防水シートを重ね
て有るので、防水シートの防水処理によって外部床の内
部への雨水の浸入を防止できる防水床の構造とすること
ができる。
【0021】又、請求項2記載の防水床の構造において
は、上記防水シートの上部に透水性の床仕上げ材が敷設
されているので、床仕上げ材上面の排水はよく、歩行音
が少なく歩行のし易い防水床の構造とすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】建物の外部床を説明する断面図である。
【図2】防水床の固定を示す説明図である。
【符号の説明】
10 防水床 11 床構造材 11a 締結ボルト 12 水平梁 13 床下地材 14 樋 15 排水口 16 床板 17 防水シート 17a ビス 17b 円盤板 18 床仕上げ材 19 手摺り部 20 建物外壁 21 建物外壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状からなる床構造材の上部に、 一方向に傾斜する傾斜面を上面にした床下地材を隙間な
    く敷き詰めて、 更に、該床下地材の上部に床板、防水シートを重ねてな
    る防水床に排水勾配が形成されていることを特徴とする
    防水床の構造。
  2. 【請求項2】 上記防水シートの上部に透水性の床仕上
    げ材が敷設されていることを特徴とする請求項1記載の
    防水床の構造。
JP10292112A 1998-10-14 1998-10-14 防水床の構造 Pending JP2000120160A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015161158A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 小松精練株式会社 排水構造
CN111411755A (zh) * 2020-03-30 2020-07-14 中山市果度装饰工程有限公司 一种建筑装修地面防水结构

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