JP3917782B2 - 製造階用床 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体・液晶等の工場における製造階用床に関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体・液晶等の工場は、製造機器への供給ユーティリティの高度化(種類の増加、量の増加)に伴い、2層構造とし、下階がユーティリティ階、上階が製造機器を設置する製造階とする構造を取っている。そして、それらを区画する床を貫通して各種のユーティリティ、配管やダクトを立ち上げ、製造機器に接続させる構造が一般的である。
【0003】
また、製造機器を設置する製造階は、加工の微細化に伴い、振動制御特性の高い構造となっている。すなわち、成が80cm程度のワッフルスラブや、梁成が70〜100cmにもなる小梁を120〜180cmピッチ等で設ける等重装備となり、上述のユーティリティ貫通と合わせ複雑な構造となっている。
このため、通常は、振動を押さえる床の上に20〜60cmの空間を取り、全面に貫通処理のしやすいアルミダイキャスト製等のパネルを敷き詰める構造が取られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この構造では、コスト高と階高方向の増加となるという問題がある。
本発明はかかる従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、半導体・液晶等の工場の製造階の床構造を合理的(短工期・ローコスト)に構成することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、主要製造機器を設置する製造階と、ユーティリティ階とを区画する製造階用床において、4方向を大梁で囲まれた空間または3方向を大梁で囲まれるとともに1方向を小梁で囲まれた空間または平行に配置された大梁とこれら大梁に直交するとともに平行に配置された小梁で囲まれた空間に、振動を制御するPC化された小梁と複数のパネルとを同一平面上で交互に設置し、前記振動を制御するPC化された小梁は、断面形状がT型または上部が広い台形または両者の組み合わせの形状をなすとともに前記パネルを載置する段部を設け、前記パネルには、各種のユーティリティ、配管やダクトを貫通する穴が形成されていることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施形態に基づいて説明する。
図1,図2は、本発明の第一実施形態に係る製造階用床1を示す(請求項に対応する)。
本実施形態に係る製造階用床1は、例えば、半導体工場10に形成される製造階11の床である。
【0008】
この半導体工場10では、上階が製造機器13を設置するクリンルーム(製造階)11、下階がユーティリティ階12とする2層構造を取っている。そして、それらを区画する製造階用床1を貫通して各種のユーティリティ、配管やダクトを立ち上げ、製造機器13に接続させる構造を取っている。
本実施形態に係る製造階用床1は、半導体工場10に設けられた大梁15で4方向を囲まれた空間16に、振動を制御する断面T型の子梁17と床パネル18とを同一平面上で交互に設置することによって形成されている。
【0009】
ここで、小梁17は、300mm×700〜900mmで、1200mm間隔で対向する大梁15間に設置されている。そして、床パネル18を載置する段部17aにはパネル支持アングル等のセットパネル受け金物が配置されている。
また、小梁17の上面17bは、RC表面をセルフレベリング等で平滑にし、フローリング貼りまたは塗り仕上げにしてある。
【0010】
床パネル18は、通常のフロアパネルである。そして、床パネル18には、各種のユーティリティ、配管やダクトを貫通する穴が形成され、この穴を介して各種のユーティリティ、配管やダクトが製造機器13に接続している。
また、大梁15は、例えば、450mm×900〜1000mm程度である。
このように構成された本実施形態に係る製造階用床1によれば、4方向を大梁15で囲まれた空間16に、断面T型の小梁17と床パネル18とを同一平面上に交互に設置することによって形成されているので、ユーティリティの貫通は床パネル18で行い、微振動の制御は小梁17で負担することが可能となり、従来の製造階用床に比してコスト的にも空間的にも無駄が少ない。
【0011】
また、小梁17をPC化することにより小梁17のセットパネル受け金物のレベル出し、小梁17表面の仕上げ(セルフレベリング工法等)、小梁17間の空間を本設のパネルまたは仮設の足場板等で覆い次工程に入る時間が短縮できる。
図4は、本発明の第二実施形態に係る製造階用床1Aを示す(請求項に対応する)。
【0012】
本実施形態に係る製造階用床1Aでは、小梁17Aが上部が広い台形状となっている点で第一実施形態に係る製造階用床1と相違する。
本実施形態に係る製造階用床1Aにおいても、第一実施形態に係る製造階用床1と同様の作用効果を得ることができる。
図5は、床パネル18が複数枚の場合の支持構造を示す。
【0013】
床パネル18が複数枚の場合には、根太材等のパネル支持材19を設置し、その上に床パネル18を敷設する。
この支持構造は、第一実施形態に係る製造階用床1および第二実施形態に係る製造階用床1Aに適用することができる
【0015】
なお、上記各実施形態においては、製造階用床1、1Aを形成する空間16を、4方向を大梁15で囲んだ空間とした場合について説明したが、何れかの大梁15または対向する大梁15を小梁としても良い。
【0016】
また、小梁17または17Aは、断面形状がT型の例(第一実施形態)、上部が広い台形(第二実施形態)について説明したが、これらに限らず、これらを組み合わせたものであっても良い。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、ユーティリティの貫通はパネルで行い、また微振動の制御は小梁で負担するため、コスト的にも空間的にも無駄が少ない。
【0018】
また、小梁をPC化することにより、小梁のセットパネル受け金物のレベルだし、小梁表面の仕上げ(セルフレベリング工法等)、小梁間の空間を本設のパネルまたは仮設の足場板等で覆い次工程に入る時間が短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る製造階用床の要部を示す概略平面図である。
【図2】図1の製造階用床の要部を示すA−A線に沿った概略縦断面図である。
【図3】本発明の第一実施形態に係る製造階用床が適用される半導体工場を示す概略説明図である。
【図4】本発明の第二実施形態に係る製造階用床の要部を示す概略平面図である。
【図5】床パネルが複数枚の場合の支持構造を示す概略縦断面図である。
【符号の説明】
1,1A 製造階用床
10 半導体工場
11 クリンルーム(製造階)
12 ユーティリティ階
13 製造機器
15 大梁
16 空間
17,17A 子梁
17a 段部
18 床パネル

Claims (1)

  1. 主要製造機器を設置する製造階と、ユーティリティ階とを区画する製造階用床において、
    4方向を大梁で囲まれた空間または3方向を大梁で囲まれるとともに1方向を小梁で囲まれた空間または平行に配置された大梁とこれら大梁に直交するとともに平行に配置された小梁で囲まれた空間に、振動を制御するPC化された小梁と複数のパネルとを同一平面上で交互に設置し
    前記振動を制御するPC化された小梁は、断面形状がT型または上部が広い台形または両者の組み合わせの形状をなすとともに前記パネルを載置する段部を設け、
    前記パネルには、各種のユーティリティ、配管やダクトを貫通する穴が形成されている
    ことを特徴とする製造階用床。
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