JP2000064176A - セルロ―スファイバ―を処理する方法 - Google Patents
セルロ―スファイバ―を処理する方法Info
- Publication number
- JP2000064176A JP2000064176A JP11101098A JP10109899A JP2000064176A JP 2000064176 A JP2000064176 A JP 2000064176A JP 11101098 A JP11101098 A JP 11101098A JP 10109899 A JP10109899 A JP 10109899A JP 2000064176 A JP2000064176 A JP 2000064176A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- formula
- compound
- group
- chemical
- trichlorotriazine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D251/00—Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M13/00—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment
- D06M13/322—Treating fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, with non-macromolecular organic compounds; Such treatment combined with mechanical treatment with compounds containing nitrogen
- D06M13/35—Heterocyclic compounds
- D06M13/355—Heterocyclic compounds having six-membered heterocyclic rings
- D06M13/358—Triazines
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D251/00—Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings
- C07D251/02—Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings
- C07D251/12—Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D251/26—Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hetero atoms directly attached to ring carbon atoms
- C07D251/40—Nitrogen atoms
- C07D251/42—One nitrogen atom
- C07D251/44—One nitrogen atom with halogen atoms attached to the two other ring carbon atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D251/00—Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings
- C07D251/02—Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings
- C07D251/12—Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D251/26—Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hetero atoms directly attached to ring carbon atoms
- C07D251/40—Nitrogen atoms
- C07D251/48—Two nitrogen atoms
- C07D251/50—Two nitrogen atoms with a halogen atom attached to the third ring carbon atom
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D06—TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D06M—TREATMENT, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE IN CLASS D06, OF FIBRES, THREADS, YARNS, FABRICS, FEATHERS OR FIBROUS GOODS MADE FROM SUCH MATERIALS
- D06M2101/00—Chemical constitution of the fibres, threads, yarns, fabrics or fibrous goods made from such materials, to be treated
- D06M2101/02—Natural fibres, other than mineral fibres
- D06M2101/04—Vegetal fibres
- D06M2101/06—Vegetal fibres cellulosic
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Coloring (AREA)
- Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
Abstract
形成傾向を減少させる方法を提供すること。 【解決手段】 リョセルセルロースファイバーを、式
(1): 【化56】 (式中、R1及びR2は、ハロゲン又はスルホ−置換フェ
ニルアミノ基;2個の置換基R1及びR2の少なくとも1
個は、ハロゲン;R3及びR4は、フェニルなど;A1〜
びA4は、−O−、−S−など;Bは、芳香族架橋員又
は−A1−B−A2−は、式−NH−CH2−CH(C
H3)−NH−の架橋員であるが、但し式(1)の化合
物は、少なくとも、1個のジハロトリアジン基、2個の
モノハロトリアジン基、又は1個の置換基(−SO2−
CH=CH2、−SO2−CH2CH2−OSO3Hなど)
を含まねばならない)の化合物の少なくとも1種で処理
する方法。
Description
での微少繊維形成傾向を減少させるための方法に関す
る。
を有機溶媒、有機溶媒と無機塩の組み合わせ、又は水性
塩溶液に溶解し、次いでその溶液から紡ぐ工程により得
られる繊維を意味する。
れた、平面製品、例えば織物材料の有用性は、それらの
繊維の湿潤状態での微小繊維化への顕著な傾向の結果と
して厳しく制限されている。「微小繊維形成」は、例え
ば機械的な力に付したとき、フィブリルがファイバーの
表面に沿って離れるようになりファイバーに毛様又は柔
毛様外観を与える程度に長軸方向での湿潤ファイバーの
破壊を意味すると理解されるべきである。
繊維形成の減少又は完全防止の方法の必要性が存在して
いる。
理されたリョセルファイバーの微小繊維形成の傾向が実
質的に減少することが見出された。
スファイバーを処理する方法であって、リョセルセルロ
ースファイバーを、式(1):
て、ハロゲン又はスルホ−置換フェニルアミノ基であ
り、2個の置換基R1及びR2の少なくとも1個は、ハロ
ゲンであり、R3及びR4は、互いに他と独立して、非置
換基フェニル又はC1−C4アルキル、C1−C4アルコキ
シ、アシルアミノ、スルホ、−SO2−CH=CH2、−
SO2−CH2CH2−OSO3H、−NH−CO−CBr
=CH2若しくは−NH−CO−CHBr−CH2Brに
より置換されたフェニルであり、A1及びA2は、それぞ
れ他と独立して、−O−、−S−若しくは−NR5−
(ここで、R5は、水素又はC1−C4アルキルである)
であり、A3及びA4は、それぞれ他と独立して、−O
−、−S−若しくは−NR5−であるか、又は−A3−R
3は、ハロゲンであり、及び/又は−A4−R4は、ハロ
ゲン(ここで、R5は、水素又はC1−C4アルキルであ
る)であり、そしてBは、芳香族架橋員であるか、又は
−A1−B−A2−は、−式−NH−CH2−CH(C
H3)−NH−の架橋員であるが、但し式(1)の化合
物は、少なくとも1個のジハロトリアジン基、少なくと
も2個のモノハロトリアジン基、又は少なくとも1個の
置換基を含まねばならないが、−SO2−CH=CH2、
−SO2−CH2CH2−OSO3H、−NH−CO−CB
r=CH2及び−NH−CO−CHBr−CH2Brより
なる群からの好適には少なくとも2個の同一若しくは異
なる置換基を含まねばならない)で示される化合物の少
なくとも1種で処理する方法に関する。
1−C4アルキルは、メチル、エチル、n−プロピル、イ
ソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル又
はtert−ブチルである。
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、se
c−ブチル、イソブチル又はtert−ブチルである。R3及
びR4でのフェニル置換基としてのC1−C4アルコキシ
は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ又はブトキシであ
る。
シルアミノは、例えばアセチルアミノである。ハロゲン
としてのA3−R3及びA4−R4は、好適にはフルオロ、
特にクロロである。
(2f):
ェニル基はスルホによりモノ−又はポリ−置換されてい
る)で示されるいずれかの基である。
他と独立して、フルオロ又はクロロである。
ある。R2は、好適にはハロゲン、特にクロロである。
R3は、好適にはC1−C4アルキル、C1−C4アルコキ
シ、アシルアミノ、スルホ、−SO2−CH=CH2、−
SO2−CH2CH2−SO3H、−NH−CO−CBr=
CH2又は−NH−CO−CHBr−CH2Bにより置換
されているフェニルであり、フェニル基は上述の置換基
によりモノ−又はポリ−置換されている。R4として好
適なものは、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、
アシルアミノ、スルホ、−SO2−CH=CH2、−SO
2−CH2CH2−SO3H、−NH−CO−CBr=CH
2又は−NH−CO−CHBr−CH2Bにより置換され
ているフェニルであり、フェニル基は上述の置換基によ
りモノ−又はポリ−置換されている。
2は、好適には−NR5−である。A3は、好適には−N
R5−である。A4は、好適には−NR5−である。
物は、A1、A2、A3及びA4が−NH−であり、Bが式
(3a)〜(3j):
ルオロ又は式(3k):
あり、R3が式(4a)〜(4f):
(4a)〜(4f)のいずれかの基、又は式(4g)若
しくは(4h):
4−R4がクロロであるそれらである。
は、式(100)〜(119):
物は、式(100)、(101)、(102)、(10
3)、(105)、(108)、(114)、(11
7)、(118)及び(119)の化合物である。
(105)〜(116)及び(119)の化合物であ
る。
物の製造は、それ自体既知の方法、例えば、式(5):
(5a):
(6):
ある)で示される化合物の当モル量と反応させ、次いで
式(7):
と同義である)で示される化合物を形成させることによ
り実施される。
アジン又は式(5a)の第二のトリフルオロトリアジン
を、適切ならば式(9):
ある)で示される化合物の当モル量と反応させ、次いで
式(8)の中間体と反応させ、次いで得られた式(1
0):
ロロトリアジン又は式(5a)のトリフルオロトリアジ
ンを、式(7)の化合物と、2:1のモル比で反応させ
る。
(105)〜(116)及び(119)の新規な化合物
は、式(11)、(12)又は(13):
(15)又は(16):
れた中間体を、式(5)の第二のトリクロロトリアジン
(これは、適切ならば、式(17)又は(18):
ている)と反応させるか、又はA3−R3=A4−R4であ
るとき、式(5)の化合物を、式(13)又は式(1
9)若しくは(20):
れた中間体を、式(21)〜(25):
ル比で縮合させるか、又はA3−R3=A4−R4=ハロゲ
ンであるとき、式(5)の化合物と、式(15)又は式
(26):
させるか、又は式(5a)で示される化合物と、式(1
1):
(16)の化合物と反応させ、次いで、得られた中間体
を、式(5a)の第二のトリクロロトリアジン(これ
は、式(27):
ている)と反応させるか、又はA3−R3=A4−R4であ
るとき、式(5a)の化合物を、式(27)又は式(1
1)で示される化合物と反応させ、次いで得られた中間
体を、式(28):
2:1のモル比で反応させることより実施される。
知であり、それ自体既知の方法により製造することがで
きる。
セルセルロースファイバーをアルカリ媒体中で本発明で
用いた化合物で処理することを含む。
ーボナート及び/又はアルカリ金属水酸化物、例えば炭
酸ナトリウム、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムに
より形成される。
の前、その間又は直後に、染色されるべきファイバーの
いずれかで行われる。本発明で用いられた化合物が、非
染色ファイバーに適用されるならば、それらは、処理浴
又は新たに紡いだまだ乾燥されていないファイバー(こ
れは、例えばEP−A−0538977、4ページ又は
US−A−5580354、4欄に記載されているよう
に、いわいる「乾燥されていないファイバー(never-dr
ied)」である)への紡ぎ操作後直ちに適用される。
過程で適用される場合、それらの適用は、好都合には実
際の染色操作の前又は間に行われる。
別の処理浴中、又は適切な染色条件下で染色浴中で好適
には用いられている染料と一緒に適用することができ
る。
からのファイバーに適用される場合、それは15〜14
0℃、好適には40〜100℃の温度、10〜120
分、好適には30〜90分の期間適用することができ
る。本発明の更に好都合な実施態様は、ファイバーを本
発明で用いられた化合物の水性溶液で湿潤させ、次いで
それらを5〜60、好適には10〜30秒の間、90〜
130℃の温度の蒸気に付す。ファイバーは、浴への浸
漬又は噴霧により湿潤させることができる。
バーの形態、ヤーンの形態、又は平面製品、例えば織ら
れた生地、編まれた生地又は織物(web)の形態である
ことができ、それらのどのような形態でも処理すること
ができる。
の重量に基づいて、通常0.1〜15重量%、特に1〜
10重量%、より特に2〜6重量%の量で、処理浴又は
染浴中に用いられる。
維形成を減少させるための式(1)の化合物の用途に関
する。未処理及び処理ファイバーの微小繊維形成の傾向
は、改良されたマーチンデール摩擦試験(Martindale a
brasion test)、ここでは、織物の湿潤標本が、穴が形
成するまで決められた負荷ですり減らされることにより
評価した。形成される穴のために要したすり減らしサイ
クルの数が、湿潤摩滅に対する抵抗を与え、微小繊維形
成の尺度となる。
つ。特に断らないかぎり、温度は摂氏度であり、部は重
量部であり、パーセントは、重量パーセントである。重
量部は、容量部とリットルに対するキログラムの関係で
関連している。
にアニリン−2,5−ジスルホン酸14.35gを溶解
し;リン酸水素ナトリウム1gを加え、混合物を0℃に
冷却した。激しく攪拌しながら、それにシアヌル酸フル
オリド4.5mlを10分かけて滴下により加え、温度を
冷却により0℃に維持した。5N水性水酸化ナトリウム
溶液を計量導入してpHを6.0に維持した。縮合が完了
したとき、水25ml中の1,2−ジアミノプロパン3.
7gの溶液及び10N塩酸5mlを加え、混合物を2〜5
℃、pH6.05時間縮合するにまかせ、5N水性水酸化
ナトリウム溶液の手段によりpHを6.0に維持した。溶
液の形態で高度に純粋な、高収率で中間体として得られ
た、式(50):
で、水100部中にアニリン−2−スルホン酸8.6g
を攪拌し、溶解し、5N水性水酸化ナトリウム溶液で中
和した。
にわたり、pHを6に維持しながら、0℃で激しく攪拌し
ながら滴下により加えた。10分間攪拌した後、縮合は
完結した。
の溶液に加え、pHを9.0に調整、維持した。温度を3
0分の期間にの15℃へ上昇させた。式(114):
トリウム緩衝液1.8gを、この溶液に加え、得られた
溶液を、pH7.5で凍結乾燥した。式(114)の化合
物の白色、水易溶性粉末を得た。
めたが、シアヌル酸フルオリドに代えてシアヌル酸クロ
リドの等モル量、アニリン−2,5−ジスルホン酸に代
えて式(11)〜(13)の化合物の等モル量、1,2
−ジアミノプロパンに代えて式(15)〜(25)の等
モル量、かつアニリン−2−スルホン酸に代えて式(1
7)又は(18)の化合物の等モル量を用いて、表1に
示した式(103)、(113)、(115)及び(1
16)の化合物を得た。
クロリド9.4gを、氷−水100部、市販の界面活性
助剤0.1g及び緩衝剤としてのリン酸2水素ナトリウ
ム1.1gと一緒に、0℃で激しく攪拌した。
gを含む水150部にpH6.0かつ30℃の温度で溶解
し、透明溶液を得た。溶液を約0℃に冷却し、次いでシ
アヌルクロリド懸濁液へ加えた。続いて、式(13)の
化合物がもはやHPLC評価により検出できなくなるま
で、混合物をpH6.0、0〜2℃で攪拌した。
え、温度を約30〜35℃まで徐徐に上昇させ、pHの値
を再び6.0に維持した。縮合を完結させるため、30
〜35℃で約30分以上攪拌を続けた。次いで、反応溶
液を透析により脱塩し、続いて凍結乾燥した。式(10
2):
が、シアヌル酸クロリドに代えてシアヌル酸フルオリド
の等モル量、かつ式(13)の化合物に代えて式(2
7)の化合物の等モル量の等モル量を用いて、式(10
0)の化合物を得た。
が、シアヌル酸クロリドに代えてシアヌル酸フルオリド
の等モル量、式(13)の化合物に代えて式(11)の
化合物の等モル量かつ式(28)の化合物に代えて式
(21)の化合物の等モル量を用いて、式(101)の
化合物を得た。
進めたが、式(28)の化合物に代えて式(22)、
(23)又は(24)の化合物の等モル量を用いて、式
(104)、(111)及び(112)の化合物を得
た。
に進めたが、式(28)の化合物に代えて式(21)、
(22)、(23)又は(25)の化合物の等モル量、
式(13)の化合物に代えて式(19)又は(20)の
化合物の等モル量を用いて、表2に示した式(105)
〜(110)の化合物を得た。
ータを表3に示した。
を含む60.0%水; 溶媒B:TBABの2g/lを含む40.0%水; 炉温度:40.0℃; 注入量:10.0μl;水/アセトニトリル(60/4
0)中の試料1%溶液
20%水性溶液15mlからなる液を、実験室染色機に導
入し、50℃に加熱した。リョセル織物10g片をこの
液に浸し、温度を2℃/minの速度で90℃まで上昇させ
た。加熱時に、水27.5ml中の式(114)の化合物
0.6gを70℃で加えた。リョセル織物90℃で60
分処理した。次いで、処理液を70℃に冷却し、20%
炭酸ナトリウム水性溶液7.5mlを加え、混合物を70
℃で更に45分維持した。次いで、浴を排し、処理され
たリョセル織物を水で濯ぎ、水のみを含む新しい浴中で
5分間煮沸し、再度冷濯ぎし、乾燥した。マーチンデー
ル摩擦試験において、乾燥したリョセル織物は、未処理
リョセル織物に比較して摩擦試験サイクルの数の約1.
5倍耐えた。
に、式(114)の化合物の添加の直後に反応性染料の
1種以上の添加により染色することができる。
が、式(114)の化合物に代えて式(100)〜(1
13)又は(115)〜(118)の化合物の同量を用
いて、高いマーチンデール摩擦試験値を有するリョセル
織物を、同様に得た。
20%水性溶液15mlからなる液を、実験室染色機に導
入し、60℃に加熱した。リョセル織物10g片をこの
液浸し、3分後に水25.5ml中に溶解した式(11
3)の化合物0.6gを加えた。更に15分後、20%
炭酸ナトリウム水性溶液7.5mlをこの液に加えた。次
いで液を30分間60℃に維持した。次いで、3%水酸
化ナトリウム水性溶液2mlを加え、更に10分間60℃
に維持し、実施例18記載のようにリョセル織物を仕上
げた。次いで、仕上げたリョセル織物を慣用の方法、例
えば反応性染料を用いて染色することができる。マーチ
ンデール摩擦試験において、乾燥したリョセル織物は、
未処理リョセル織物に比較して摩擦試験サイクルの数の
約1.5倍耐えた。
が、式(113)の化合物に代えて式(100)〜(1
12)又は(114)〜(118)の化合物の同量を用
いて、高いマーチンデール摩擦試験値を有するリョセル
織物を、同様に得た。
0):
0g/l及び市販の湿潤剤1g/lを含む水性液でパジング染
色した(液吸収:70%)そのように処理したリョセル
織物を、乾燥せずに102℃の温度で8分間飽和蒸気中
で直接に処理した。次いで、リョセル織物を水で濯ぎ、
水のみを含む新しい浴中で5分間煮沸し、再度冷濯ぎ
し、乾燥した。マーチンデール摩擦試験において、乾燥
したリョセル織物は、未処理リョセル織物に比較して摩
擦試験サイクルの数の約2倍耐えた。
が、式(100)の化合物に代えて式(101)〜(1
19)の化合物の同量を用いて、高いマーチンデール摩
擦試験値を有するリョセル織物を、同様に得た。
Claims (10)
- 【請求項1】 リョセルセルロースファイバーを処理す
る方法であって、 リョセルセルロースファイバーを、式(1): 【化1】 (式中、 R1及びR2は、互いに他と独立して、ハロゲン又はスル
ホ−置換フェニルアミノ基であり、2個の置換基R1及
びR2の少なくとも1個は、ハロゲンであり、 R3及びR4は、互いに他と独立して、非置換基フェニル
又はC1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、アシルア
ミノ、スルホ、−SO2−CH=CH2、−SO2−CH2
CH2−OSO3H、−NH−CO−CBr=CH2若し
くは−NH−CO−CHBr−CH2Brにより置換さ
れたフェニルであり、 A1及びA2は、それぞれ他と独立して、−O−、−S−
若しくは−NR5−(ここで、R5は、水素又はC1−C4
アルキルである)であり、 A3及びA4は、それぞれ他と独立して、−O−、−S−
若しくは−NR5−であるか、又は−A3−R3は、ハロ
ゲンであり、及び/又は−A4−R4は、ハロゲン(ここ
で、R5は、水素又はC1−C4アルキルである)であ
り、そしてBは、芳香族架橋員であるか、又は−A1−
B−A2−は、式−NH−CH2−CH(CH3)−NH
−の架橋員であるが、但し式(1)の化合物は、少なく
とも1個のジハロトリアジン基、少なくとも2個のモノ
ハロトリアジン基、又は少なくとも1個の置換基を有し
なければならないが、−SO2−CH=CH2、−SO2
−CH2CH2−OSO3H、−NH−CO−CBr=C
H2及び−NH−CO−CHBr−CH2Brよりなる群
からの好適には少なくとも2個の同一若しくは異なる置
換基を含まねばならない)で示される化合物の少なくと
も1種で処理することを特徴とする方法。 - 【請求項2】 式(1)の化合物が−SO2−CH=C
H2、−SO2−CH2CH2−OSO3H、−NH−CO
−CBr=CH2及び−NH−CO−CHBr−CH2B
rよりなる群からの少なくとも2個の同一若しくは異な
る置換基を含む、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 リョセルセルロースファイバーを、Bが
式(2a)〜(2f): 【化2】 (式(2a)〜(2f)の基において、フェニル基はス
ルホによりモノ−又はポリ−置換されている)で示され
るいずれかの基である、式(1)の化合物の少なくとも
1種で処理することを含む、請求項1又は2記載の方
法。 - 【請求項4】 リョセルセルロースファイバーを、
A1、A2、A3及びA4が−NH−であり、Bが式(3
a)〜(3j): 【化3】 のいずれかの基であり、R1がクロロ、フルオロ又は式
(3k): 【化4】 の基であり、R2がクロロ又はフルオロであり、R3が式
(4a)〜(4f): 【化5】 のいずれかの基であり、そしてR4が式(4a)〜(4
f)のいずれかの基、又は式(4g)若しくは(4
h): 【化6】 の基であるか、又はA3−R3及び/又はA4−R4がクロ
ロである、式(1)の化合物の少なくとも1種で処理す
ることを含む、請求項1又は2記載の方法。 - 【請求項5】 ファイバーの重量に基づいて、式(1)
の化合物0.1〜15重量%を用いることを含む、請求
項1又は2記載の方法。 - 【請求項6】 乾燥されていない新たに紡いだファイバ
ーに、式(1)の化合物を適用することを含む、請求項
1又は2記載の方法。 - 【請求項7】 染色工程の前又は間に、式(1)の化合
物を適用することを含む、請求項1又は2記載の方法。 - 【請求項8】 式(100)、(101)、(10
3)、(105)〜(116)又は(119): 【化7】 【化8】 【化9】 【化10】 で示される化合物である、請求項1記載の化合物。 - 【請求項9】 請求項8記載の、式(100)、(10
1)、(103)、(105)〜(116)又は(11
9)の化合物を製造する方法であって、 式(5): 【化11】 で示されるトリクロロトリアジンを、式(11)、(1
2)又は(13): 【化12】 で示される化合物と反応させ、次いで式(14)、(1
5)又は(16): 【化13】 で示される化合物と反応させ、次いで得られた中間体
を、式(5)の第二のトリクロロトリアジン(これは、
適切ならば、式(17)又は(18): 【化14】 で示される化合物と前もって反応させられている)と反
応させるか、又はA3−R3=A4−R4であるとき、式
(5)のトリクロロトリアジンを、式(13)又は式
(19)若しくは(20): 【化15】 で示される化合物と反応させ、次いで得られた中間体
を、式(21)〜(25): 【化16】 で示される化合物のいずれかと2:1のモル比で反応さ
せるか、又はA3−R3=A4−R4=ハロゲンであると
き、式(5)のトリクロロトリアジンを、式(15)又
は式(26): 【化17】 で示される化合物と2:1のモル比で反応させるか、又
は式(5a): 【化18】 で示される化合物を、式(11): 【化19】 で示される化合物と反応させ、次いで式(16)の化合
物と反応させ、次いで、得られた中間体を、式(5a)
の第二のトリクロロトリアジン(これは、式(27): 【化20】 で示される化合物と前もって反応させられている)と反
応させるか、又はA3−R3=A4−R4であるとき、式
(5)のトリクロロトリアジンを、式(27)又は式
(11)で示される化合物と反応させ、次いで得られた
中間体を、式(28): 【化21】 で示される化合物又は(21)の化合物と2:1のモル
比で反応させることを特徴とする方法。 - 【請求項10】 リョセルセルロースファイバーの微少
繊維形成を減少させるための、請求項1記載の化合物の
用途。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP98810315.6 | 1998-04-14 | ||
EP98810315 | 1998-04-14 | ||
CH109698 | 1998-05-19 | ||
CH19981096/98 | 1998-05-19 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000064176A true JP2000064176A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=25686635
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11101098A Pending JP2000064176A (ja) | 1998-04-14 | 1999-04-08 | セルロ―スファイバ―を処理する方法 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6203746B1 (ja) |
JP (1) | JP2000064176A (ja) |
KR (1) | KR19990083163A (ja) |
CN (1) | CN1151326C (ja) |
AT (1) | ATE252660T1 (ja) |
AU (1) | AU747485B2 (ja) |
BR (1) | BR9902044A (ja) |
DE (1) | DE59907412D1 (ja) |
ID (1) | ID22413A (ja) |
TR (1) | TR199900810A2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100630265B1 (ko) | 2004-10-22 | 2006-09-29 | 주식회사 효성 | 라이오셀 가교섬유 및 제조방법 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AT413287B (de) * | 2003-11-25 | 2006-01-15 | Chemiefaser Lenzing Ag | Verfahren zur herstellung cellulosischer fasern |
CN101215267B (zh) * | 2007-12-26 | 2011-04-27 | 东华大学 | 具有双反应活性基团的棉用紫外线吸收剂、其制备及应用 |
US9410292B2 (en) | 2012-12-26 | 2016-08-09 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Multilayered tissue having reduced hydrogen bonding |
TWI804699B (zh) * | 2018-12-17 | 2023-06-11 | 奧地利商蘭仁股份有限公司 | 萊賽爾纖維(lyocell fibres)的處理方法 |
CN111592775A (zh) * | 2020-05-14 | 2020-08-28 | 上海安诺其集团股份有限公司 | 一种单偶氮类化合物及其制备方法及其应用 |
KR102440861B1 (ko) | 2020-05-26 | 2022-09-05 | 오영세 | 라이오셀 섬유의 제조방법 및 이로부터 제조된 라이오셀 섬유 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1139468B (de) * | 1961-07-24 | 1962-11-15 | Freudenberg Carl Fa | Verfahren zur Herstellung von Vliesstoffen |
FR2240419B1 (ja) | 1973-08-06 | 1976-04-30 | Pechiney Aluminium | |
GB9122318D0 (en) | 1991-10-21 | 1991-12-04 | Courtaulds Plc | Treatment of elongate members |
GB9222059D0 (en) | 1992-10-21 | 1992-12-02 | Courtaulds Plc | Fibre treatment |
ES2152374T3 (es) | 1994-09-14 | 2001-02-01 | Ciba Sc Holding Ag | Absorbentes uv, obtencion y utilizacion. |
AT403296B (de) * | 1995-08-11 | 1997-12-29 | Chemiefaser Lenzing Ag | Verfahren zur herstellung eines celluloseformkörpers |
DE19611668A1 (de) | 1996-03-25 | 1997-10-02 | Basf Ag | Triazinderivate |
DE19720683A1 (de) | 1996-05-21 | 1997-11-27 | Ciba Geigy Ag | Verwendung von triazinhaltigen Verbindungen als UV-Absorber |
US6036731A (en) * | 1997-06-04 | 2000-03-14 | Ciba Specialty Chemicals Corporation | Crosslinking of cellulosic fiber materials |
-
1999
- 1999-04-07 AT AT99810284T patent/ATE252660T1/de not_active IP Right Cessation
- 1999-04-07 DE DE59907412T patent/DE59907412D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1999-04-08 JP JP11101098A patent/JP2000064176A/ja active Pending
- 1999-04-09 US US09/289,317 patent/US6203746B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1999-04-13 BR BR9902044-0A patent/BR9902044A/pt not_active IP Right Cessation
- 1999-04-13 TR TR1999/00810A patent/TR199900810A2/xx unknown
- 1999-04-13 KR KR1019990012979A patent/KR19990083163A/ko not_active Application Discontinuation
- 1999-04-13 AU AU23729/99A patent/AU747485B2/en not_active Ceased
- 1999-04-13 CN CNB991075161A patent/CN1151326C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1999-04-14 ID IDP990336A patent/ID22413A/id unknown
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100630265B1 (ko) | 2004-10-22 | 2006-09-29 | 주식회사 효성 | 라이오셀 가교섬유 및 제조방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU747485B2 (en) | 2002-05-16 |
BR9902044A (pt) | 2000-01-04 |
TR199900810A3 (tr) | 1999-11-22 |
ID22413A (id) | 1999-10-14 |
ATE252660T1 (de) | 2003-11-15 |
US6203746B1 (en) | 2001-03-20 |
CN1235218A (zh) | 1999-11-17 |
AU2372999A (en) | 1999-10-21 |
DE59907412D1 (de) | 2003-11-27 |
CN1151326C (zh) | 2004-05-26 |
KR19990083163A (ko) | 1999-11-25 |
TR199900810A2 (xx) | 1999-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4425270A (en) | Reactive disazo compounds | |
KR960011059B1 (ko) | 반응성 염료 조성물 | |
JPS5850265B2 (ja) | センイハンノウセイテトラゾセンリヨウノセイホウ | |
JP2000064176A (ja) | セルロ―スファイバ―を処理する方法 | |
JP4359147B2 (ja) | セルロース繊維材料の紫外線防護指数を改善する方法 | |
JP2000054261A (ja) | セルロ―スファイバ―を処理する方法 | |
KR890003129B1 (ko) | 수용성 모노아조 피라졸론 화합물의 제조방법 | |
JPH0247163A (ja) | 繊維反応性フオルマザン染料とその製造法及び使用法 | |
JPH069583A (ja) | 水溶性トリアジン誘導体 | |
JP2002517539A (ja) | モノアゾ反応染料 | |
KR100814209B1 (ko) | 섬유 반응성 모노아조 염료의 구리 착물 | |
EP0013996B1 (en) | Reactive azo compounds, processes for their preparation and their use for dyeing fibers and textiles | |
US6033443A (en) | Process for treating cellulose fibres | |
JPH06100792A (ja) | 水溶性アゾ染料、その製造方法及び染料としての使用方法 | |
JPH0721123B2 (ja) | ホルムアザン化合物及びそれを用いる繊維材料の染色法 | |
KR100391859B1 (ko) | 신규한디스아조염료 | |
EP0134197B1 (de) | Reaktivfarbstoffe der Disazoreihe, deren Herstellung und Verwendung | |
JPH0359078A (ja) | 繊維反応性フオルマザン染料とその製造法及びその使用法 | |
JPS598763A (ja) | 反応性モノアゾ染料によるセルロ−ズ繊維材料の染色法 | |
TW490528B (en) | Compound for treating cellulose fibres, the process for preparation thereof and the use thereof | |
JPS6335893A (ja) | 反応型螢光染料によるセルロ−ス系繊維の染色法 | |
KR840001857B1 (ko) | 반응성 디스아조 화합물의 제조방법 | |
JPS61238855A (ja) | 水溶性アゾ化合物及びそれを用いる染色法 | |
JPH0647657B2 (ja) | ホルマザン化合物及びそれを用いるセルロ−ス系繊維の染色法 | |
JPS6411228B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050413 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20070531 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070619 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20070820 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070918 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070925 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent (=grant) or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20161005 Year of fee payment: 9 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |