JPH0721123B2 - ホルムアザン化合物及びそれを用いる繊維材料の染色法 - Google Patents

ホルムアザン化合物及びそれを用いる繊維材料の染色法

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JPH0721123B2
JPH0721123B2 JP58198367A JP19836783A JPH0721123B2 JP H0721123 B2 JPH0721123 B2 JP H0721123B2 JP 58198367 A JP58198367 A JP 58198367A JP 19836783 A JP19836783 A JP 19836783A JP H0721123 B2 JPH0721123 B2 JP H0721123B2
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【発明の詳細な説明】 本発明は水溶性ホルムアザン化合物、及びそれを用いる
繊維材料の染色法に関する。更に詳しくは式(1) 〔式(1)中Dは式(2) (式(2)中ベンゼン核cはスルホン酸基又は塩素原子
をもつことが出来る)で表されるホルムアザン化合物の
基を、nは0又は1を、pは1又は2を、Y はアニオ
ン基を各々表す。そしてnが0のときR3は水素原子を、
Aは前記のD又はメチル基、メトキシ基、スルホン酸
基、又は塩素原子で置換されたフェニル基を表す。又n
が1のときR1,R2は水素原子又はメチル基を、Bは−C2H
4−;−C2H4OC2H4−;メチル基、スルホン酸基、カルボ
キシル基又は塩素原子で置換されていてもよいフェニレ
ン基; (Qは0、SO2,NH又はNHCOを表す); Xは (カルボキシル基は3又は4位に結合している)塩素原
子又は弗素原子を、AはD;C1〜C2のアルキル基;メトキ
シ基、スルホン酸基又はカルボキシル基で置換されてい
てもよいフェニル基を、R3は水素原子又はR3とAが一緒
になって を表す。(但しAがDであるときはR3は水素原子であ
る。又Bが あるときはAはDでない)〕 で表わされるホルムアザン化合物及びこれを用いるセル
ロース繊維又はセルロース繊維含有繊維材料の染色法に
関する。
セルロース繊維用反応性染料は他のセルロース繊維用染
料に比べ、堅牢度、鮮明度が優れているので大量に使用
されている。
例えば、ジクロルトリアジニル、モノクロロトリアジニ
ル、フロロクロロピリミジニル、ジクロロキノキサジニ
ル、メチルスルホニルクロルピリミジニル、ビニルスル
ホニル、スルファトエチルスルホニル等の反応基を有す
る反応性染料を用いて酸結合剤又は熱等の作用により酸
結合剤を放出する物質(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、メタケ
イ酸ナトリウム、リン酸3ナトリウム、リン酸3カリウ
ム、ピロリン酸ナトリウム、ピロリン酸カリウム、重炭
酸ナトリウム、トリクロル酢酸ナトリウム)を単独、又
は2種以上混合して用いることにより、染浴のpHが10以
上になるように調整し、塩化ナトリウム、硫酸ナトリウ
ム等の中性電解質の存在下100℃以下の温度でセルロー
ス繊維の染色がおこなわれている。
一方、衣料用の繊維材料としてセルロース繊維を含有し
た混合繊維材料(混紡)を用いることが多くなり中でも
ポリエステル繊維とセルロース繊維とりわけ木綿との混
紡品(以下T/C混と略す)が衣料適正にすぐれる、経済
性にすぐれる等の理由で多用されるようになった。そし
てT/C混を反応性染料及び分散染料を用いて染色するに
は次のような方法が一般に用いられてきた。
(i) 一浴二段法 分散染料によりまず、ポリエステル繊維側をキャリアー
染色法、高温染色法等により染色し、次いで同一浴で反
応性染料でセルロース繊維側を染色する。
又はこの逆の方法による。
(ii) 二浴法 まず、ポリエステル繊維側を前記のような方法で染色
し、次いで別浴でセルロース繊維側を染色する。
又はこの逆の方法による。
ところが、最近染色時間の短縮,染色工程の合理化、省
エネルギーの観点からT/C混を同浴でしかも一回の染色
工程で染色を終える工夫(一浴一段法)がはかられるよ
うになってきた。ところで、T/C混を反応性染料と分散
染料でもって高温法等により一浴一段で染色するにはい
くつかの障害がある。例えば反応性染料の染色に必要な
酸結合剤又は、酸結合剤を放出する物質は染浴中の分散
染料を凝集させたり、分解させたりする。又、ポリエス
テル繊維側を染色する為の例えば130℃のような高温下
での水媒体中では、反応性染料は、酸結合剤等により加
水分解されてしまいセルロース繊維に染着しなくなる等
である。従ってT/C混を一浴一段で染色する事を可能に
する反応性染料の開発が強く要望されていた。
本発明者らは、このような要望を満たすべく鋭意研究を
重ねた結果、式(1)で表わされる化合物がT/C混の一
浴一段染色法に対する適性が極めて高いことを見い出し
本発明に至ったものである。
本発明の化合物はT/C混の一浴一段染色法にすぐれた適
性を示すばかりでなく、セルロース繊維の通常の方法に
よる染色に対しても十分適性を有するものであるが、特
筆すべきは、本発明の新規化合物は酸結合剤、若しくは
酸結合剤を放出する物質の不在下、或いは染浴をpH4〜1
0特に5−9に保つに必要な緩衝作用を有する薬剤を共
存させるだけで、分散染料の存在下100〜150℃の染色温
度でT/C混を一浴一段で染色することが可能な点であ
る。
本発明の化合物(染料)を用いて分散染料と共にT/C混
の一浴一段染色を行った場合分散染料の凝集や分散染
料、反応性染料の分解をおこすこともなくT/C混を均一
に染色することができる。本発明の化合物はセルロース
繊維を青色系の色相に染色し、その染色物の湿潤堅牢
度、塩素堅牢度、耐光堅牢度、汗日光堅牢度がすぐれて
いる。
本発明の化合物は木綿、再生ビスコース繊維、麻等のセ
ルロース繊維、T/C混の染色に供した時最も顕著な効果
が得られるものであるが、その他セルロース繊維とトリ
アセテート繊維、ポリアクリルニトリル繊維、変性ポリ
アクリル繊維、ポリアミド繊維、羊毛、絹等との混合繊
維材料の染色に適用し、セルロース繊維側の染色を行っ
てもすぐれた効果が得られる。
これらの場合分散染料、塩基性染料、カチオン染料、酸
性染料、酸性含金染料等を併用することにより、混紡を
形成する各々の繊維が均一に染色された混紡染色物を得
ることができる。
本発明の式(1)で表わされる化合物は例えば、次の方
法によって合成される。
式(1)においてn=0の化合物 D−NH2(Dは前記と同じ意味を表わす)のホルムアザ
ン化合物1モルと、式(3) (式(3)中X1は塩素原子又は弗素原子を表わす)で表
わされるトリアジン化合物1モルとを水中で反応せし
め、式(4) の化合物を得る。
次いで (A及びR3は前記と同じ意味を表わす) で表わされるアミン1モルを反応せしめ式(5) の化合物を得、これにニコチン酸又はイソニコチン酸1
モルを水中で50〜100℃で反応せしめ式(1)の化合物
を得る。
式(1)においてn=1の化合物 (A及びR3は前記と同じ意味を表わす)で表わされるア
ミン1モルと前記式(3)の化合物を反応せしめ式
(6) の化合物を得、次いで式(7) (式(7)中B,R1,R2は前記と同じ意味を表わす)で表
わされるジアミン1モルと反応せしめ式(8) の化合物を得る。
次いで式(8)の化合物1モルと前記式(4)の化合物
1モルを反応せしめ式(9) を得る。これにニコチン酸又はイソニコチン酸1ないし
2モルを水中で50〜100℃で反応せしめ式(1)の化合
物を得る。
又式(1)中Y-は式(1)中の1乃至2個のピリジン各
の窒素原子の正荷電とバランスさせる為に必要とされる
負荷電で反応液中からのOH-,Cl-又は分式中のCOO-,▲SO
- 3▼,である。
反応液から目的物を得には通常の塩析法、酸析法が用い
られる。或いは反応液をそのまま噴霧乾燥することもで
きる、次に式(1)の化合物を製造するに当って用いら
れるD−NH2で表わされる化合物、式(3)で表わされ
る化合物式(7)で表わされる化合物、 で表わされる化合物の具体的な例を挙げる。
D−NH2で表わされる化合物; 式(3)で表わされる化合物。
式(7)で表わされる化合物。
H2NCH2CH2NH2,H2NCH2CH2CH2NH2,H2NC2H4OC2H4NH2,H2N
(CH26NH2, で表わされる化合物。
D−NH2(Dは前記と同じ意味を表わす)、NH3,CH3NH2,
(CH3)NH,C2H5NH2,(C2H52NH,HOC2H4NH2,(HOC2H4
2NH, 次に本発明の化合物によるセルロース繊維及びセルロー
ス繊維含有繊維材料(混紡)の染色法についてのべる。
本発明の化合物を用いて、バッチ式浸染法でセルロース
繊維を染色する場合は、染浴を通常無機塩、例えば硫酸
ナトリウム又は塩化ナトリウムと本発明の化合物によっ
て仕立て、繊維を浸漬し、50−90℃に加温下10−60分間
染色した後に酸結合剤、例えば炭酸水素ナトリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、メタケイ酸ナトリウム、リン酸3−ナトリ
ウム、リン酸3カリウム、ピロリン酸ナトリウム、ピロ
リン酸カリウム、トリクロル酢酸ナトリウムを単独又は
2種以上混合して添加し更に同温度で20〜60分間染色を
おこなう。
この場合、酸結合剤は最初から染浴中に加えてもよい
し、又中性で染色後に酸結合剤と無機塩を含む別浴で処
理することも可能である。
本発明の化合物を用いて浸染法でT/C混を染色する場合
は本発明の化合物、分散染料及び無機塩更に必要に応じ
て染浴のpH値を5〜9に保つ緩衝剤(例えば、酢酸と酢
酸ナトリウムの混合物、リン酸1カリウムとリン酸2ナ
トリウムの混合物、リン酸1ナトリウムとリン酸2ナト
リウムの混合物)、界面活性剤及び還元防止剤等から染
浴を調製し、この染浴にT/C混を浸漬し、100〜150℃に
加温し、20〜90分間染色をおこなう。
上記方法でセルロース繊維のみを染色することも可能で
ある。
本発明の化合物は、T/C混を分散染料の共存で一浴一段
で染色することを可能にしたものであり、染色時間の短
縮、染色工程の合理化、省エネルギーの観点からその経
済効果が極めて大きい。
次に実施例により本発明を具体的に説明する。実施例
中、部は重合部で、スルホン酸、カルボキシル基は遊離
の形で表わしピリジン核の窒素原子の正荷電は、反応液
中からのOH-,Cl-又は分子中のCOO-,▲SO- 3▼によって中
和されているものとする。
実施例1. 式(10) で表わされる化合物23部を水300部に溶解しニコチン酸
5.3部を加え、次いで水酸化ナトリウム水溶液を加えpH
7.0とした。
溶液を90℃に加熱し、6時間反応させた。塩化ナトリウ
ムで塩析し、析出した結晶を過、乾燥して式(11)で
表わされる化合物(λmax626nm(20%ピリジン水溶液
中))22部を得た。
尚、式(10)で表わされる化合物は次のように製造し
た。
2−クロルアニリン−5−スルホン酸5.4部を水100部に
溶解し、氷50部を加え、次いで、2,4,6−トリクロロ−
1,3,5−トリアジン5.0部を加えた。
炭酸ナトリウムを加え、pH値を5.0〜6.0に保ち1時間反
応させた。
次いで、式(12) で表わされるアミノホルムアザン化合物14.9部を加え
た。
45℃に加熱し、炭酸ナトリウムを用いてpH値を7.0〜7.5
に保ちながら1時間反応させた後、塩化ナトリウムを加
え塩析し、析出した結晶を過乾燥して式(10)で表わ
される化合物22部を得た。
実施例2. 実施例1で得られた式(11)の化合物2部、無水硫酸ナ
トリウム80部、リン酸2ナトリウム2部リン酸1カリウ
ム0.5部および水915.5部からなる染浴を調製した。この
時の染浴pH値は7であった。この染浴に常温で精錬漂白
済みの無水シルケット木綿メリヤス50部を入れ、撹拌し
ながら30分間で130℃迄昇温し、この温度で60分間染色
した。染色後のpH値は染色開始前とかわらず7であっ
た。染色後水洗し、アニオン系界面活性剤2部を含む水
溶液1000部を用い、100℃で10分間ソーピングし、次い
で水洗、乾燥して、青色の染色物を得た。このものは湿
潤堅牢度、塩素堅牢度、耐光堅牢度、汗日光堅牢度がす
ぐれていた。
実施例3. 実施例1で得られた式(11)化合物1部、カヤロンポリ
エステルネービーブルーEX−SF200(日本化薬(株)製
分散染料)0.5部、芒硝80部、メタニトロベンゼンスル
ホン酸ナトリウム1部、ナフタリンスルホン酸のホルマ
リン縮合物(分散剤)2部を含み、リン酸2ナトリウ
ム、リン酸1カリウムからなる緩衝剤でpH7に調製され
た全容1,000部の染浴にポリエステル繊維/木綿(50/5
0)混紡布50部を繰り入れ、20分間で130℃迄昇温し、こ
の温度で60分間染色した。水洗後、アニオン系界面活性
剤2部、炭酸ナトリウム2部を含む水1,000部中で100℃
で20分間ソーピングし、次いで水洗、乾燥した。
ポリエステル繊維側、木綿側共に均一に青色に染色され
た染色物が得られた。
実施例4. 実施例1で得られた式(11)化合物1部、カヤロンポリ
エステルネービーブルーEX−SF200 0.5部、芒硝80部を
含む全容1,000部の染浴を調製した。その染浴のpH値は
6.8であった。ポリエステル繊維/木綿(50/50)混紡布
50部を繰り入れ、30分間で130℃迄昇温し、この温度で6
0分間染色した。染色終了後の染浴のpH値は6.4であっ
た。実施例3と同じようにソーピングし乾燥した。
ポリエステル繊維側、木綿側共に均一に青色に染色され
た染色物が得られた。
実施例5. 式(13) で表わされるクロロトリアジニル化合物20部を水300部
に溶解しニコチン酸5部を加え、水酸化ナトリウム水溶
液でpH値を7.0とした。この溶液を90℃に加熱し、12時
間反応せしめた。塩化ナトリウムで塩析し、析出した結
晶を過、乾燥して式(14),式(15)で表わされるト
リアジニル化合物(混合物、λmax625mm(20%ピリジン
水溶液中))25部を得た。
高速液体クロマトグラフィーの分析の結果 (14)62%、(15)34%の混合物であった。
尚式(13)で表わされる化合物は次のように製造した。
式(12)で表わされるアミノホルムアザン化合物14.9部
を含む200部の水溶液に氷50部を加え、次いで、2,4,6−
トリクロロ−1,3,5−トリアジン5.0部を加えた。炭酸ナ
トリウムを用いてpH値を6.5〜7.0に保ち1時間反応せし
めた。次いで3,4−ジアミノトルエン1.5部を加え、45℃
に加熱し、炭酸ナトリウムを用いてpH値を6.5〜7.5に保
ちながら2時間反応せしめた。塩化ナトリウムを加え塩
析し析出した結晶を過、乾燥した。
式(13)で表わされる化合物20部が得られた。
実施例6. 実施例5で得られた式(14),(15)の化合物(混合
物)1部、カヤロンポリエステルブルーEBL−E(日本
化薬(株)製分散染料)0.5部、芒硝80部、メタニトロ
ベンゼンスルホン酸ナトリウム1部、ナフタリンスルホ
ン酸のホルマリン縮合物2部、テトロシンK(山川薬品
製キャリヤー)5部を含み、実施例3の緩衝剤でpH7.0
に調整された全容1,000部の染浴を調製した。この染浴
にポリエステ繊維/木綿(50/50)メリヤス布50部を繰
り入れ100℃に加熱し、同温度で60分間染色した。
染色後、実施例3の方法でソーピングしてポリエステル
繊維側、木綿側共に青色に均一に染色された染色物を得
た。この染色物は湿潤堅牢度、耐光堅牢度、塩素堅牢度
がすぐれていた。
実施例7. 実施例5で得られた式(14),(15)の化合物(混合
物)4部、カヤロンポリエステルブルーEBL−E2部、芒
硝80部、メタニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム2
部、ナフタリンスルホン酸のホルマリン縮合物2部を含
み、リン酸2ナトリウム、リン酸1カリウムからなる緩
衝剤でpH7.0に調整された全容1,000部の溶液をチーズ染
色機(日本染色機械(株)製)に注入し、この中へポリ
エステル繊維/木綿(50/50)混紡糸100部を入れ30分間
で130℃迄昇温し、この温度で30分間染色した。染色
後、実施例3の方法でソーピングしてポリエステル繊維
側、木綿側共に均一に青色に染色された染色物を得た。
実施例8 式(16) で表わされる化合物156部を水1500部に溶解し、ニコチ
ン酸37部を加え、炭酸ナトリウムを加えpH6.5とした。
この溶液を75℃に加熱し10時間反応させた。塩化ナトリ
ウムで塩析し、析出した結晶をろ過乾燥して式(17)、
(18)で表わされる化合物(混合物)160部を得た。
(λmax620mm(20%ピリジン水溶液中)) 高速液体クロマトグラフィー分析の結果(17)83%、
(18)13%の混合物であった。
実施例9〜39 実施例1、5、8に準じて式(19)の化合物を製造し
た。
次表には式(19)の化合物を製造するにあたって使用し
で表わされる化合物、式(19)におけるX,n及びピリジ
ン核におけるカルボキシル基(式(19)において※で示
した)の結合位置、化合物のλmax(20%ピリジン水溶
液中)及び化合物で木綿を染色した時の色相を示した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊離酸の形で式(1) 〔式(1)中Dは式(2) (式(2)中ベンゼン核cはスルホン酸基又は塩素原子
    をもつことが出来る)で表されるホルムアザン化合物の
    基を、nは0又は1を、pは1又は2を、Y はアニオ
    ン基を各々表す。そしてnが0のときR3は水素原子を、
    Aは前記のD又はメチル基、メトキシ基、スルホン酸
    基、又は塩素原子で置換されたフェニル基を表す。又n
    が1のときR1,R2は水素原子又はメチル基を、Bは−C2H
    4−;−C2H4OC2H4−;メチル基、スルホン酸基、カルボ
    キシル基又は塩素原子で置換されていてもよいフェニレ
    ン基; (Qは0、SO2,NH又はNHCOを表す); Xは (カルボキシル基は3又は4位に結合している)塩素原
    子又は弗素原子を、AはD;C1〜C2のアルキル基;メトキ
    シ基、スルホン酸基又はカルボキシル基で置換されてい
    てもよいフェニル基を、R3は水素原子又はR3とAが一緒
    になって を表す。(但しAがDであるときはR3は水素原子であ
    る。又Bが あるときはAはDでない)〕 で表されるホルムアザン化合物
  2. 【請求項2】遊離酸の形で式(1) 式(1)中Dは式(2) (式(2)中ベンゼン核cはスルホン酸基又は塩素原子
    をもつことが出来る)で表されるホルムアザン化合物の
    基を、nは0又は1を、pは1又は2を、Y はアニオ
    ン基を各々表す。そしてnが0のときR3は水素原子を、
    Aは前記のD又はメチル基、メトキシ基、スルホン酸
    基、又は塩素原子で置換されたフェニル基を表す。又n
    が1のときR1,R2は水素原子又はメチル基を、Bは−C2H
    4−;−C2H4OC2H4−;メチル基、スルホン酸基、カルボ
    キシル基又は塩素原子で置換されていてもよいフェニレ
    ン基; (Qは0、SO2,NH又はNHCOを表す); Xは (カルボキシル基は3又は4位に結合している)塩素原
    子又は弗素原子を、AはD;C1〜C2のアルキル基;メトキ
    シ基、スルホン酸基又はカルボキシル基で置換されてい
    てもよいフェニル基を、R3は水素原子又はR3とAが一緒
    になって を表す。(但しAがDであるときはR3は水素原子であ
    る。又Bが あるときはAはDでない)〕 で表されるホルムアザン化合物を用いることを特徴とす
    るセルロース繊維又はセルロース繊維含有繊維材料の染
    色法
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