JP2000064087A - 基板メッキ方法及び基板メッキ装置 - Google Patents

基板メッキ方法及び基板メッキ装置

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JP2000064087A
JP2000064087A JP10230880A JP23088098A JP2000064087A JP 2000064087 A JP2000064087 A JP 2000064087A JP 10230880 A JP10230880 A JP 10230880A JP 23088098 A JP23088098 A JP 23088098A JP 2000064087 A JP2000064087 A JP 2000064087A
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Japan
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substrate
plating
processing surface
plating solution
liquid
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Application number
JP10230880A
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English (en)
Inventor
Yutaka Tsujimura
豊 辻村
Yusuke Muraoka
祐介 村岡
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実用性の高い基板メッキ方法及び基板メッキ
装置を提供する。 【解決手段】 制御部は、基板保持機構10に保持され
た基板Wの処理面Wsに、無電解メッキ液供給系2から
無電解メッキ液を供給して基板Wの処理面Wsに無電解
メッキでシード層を形成する。基板Wが基板保持機構1
0に保持された状態で、制御部は、次に、シード層が形
成された基板Wの処理面Wsに電解メッキ液供給系3か
ら電解メッキ液を供給するとともに、第1電極131と
第2電極126との間に給電して、基板Wの処理面Ws
に電解メッキで所定の厚さのメッキ層を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハや液
晶表示器用のガラス基板などの基板に対してメッキ処理
を施す基板メッキ方法及び基板メッキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の基板に対するメッキ処理
は、電解メッキのみで行うか無電解メッキのみで行うか
に大別されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電解メッキのメッキ処
理速度は比較的速く、電解メッキで所定の厚さのメッキ
層を形成すること自体は比較的短時間で行うことができ
るが、電解メッキでメッキ処理を行う場合には、次のよ
うな問題がある。
【0004】すなわち、基板のメッキ処理を電解メッキ
で行うためには、基板の処理面のうちのメッキ層を形成
する領域に給電するためのシード層と呼ばれる導電性の
層を電解メッキを行う前に基板の処理面に形成しておく
必要がある。
【0005】従来、このシード層はCVDやスパッタに
よって形成している。しかしながら、CVD装置は非常
に高価であり、CVDに用いるガスも非常に高価である
ので、シード層をCVDで形成する場合にはコスト高を
招いている。また、CVDによるシード層の形成に要す
る処理時間は比較的長いという問題もある。
【0006】一方、スパッタはターゲットから原子をは
じき飛ばして基板の処理面に薄膜を形成するため、ター
ゲットからはじき飛ばされる原子の方向性によって、例
えば、基板の処理面に形成されている溝でのシード層の
形成にバラツキが生じる。すなわち、溝の側面部分に原
子が回り込み難いので、溝の側面部分にシード層が形成
され難い。基板に形成される素子の高密度化に伴って、
溝はその幅に比べてその深さが深く(アスペクト比が大
きく)なる傾向にあり、アスペクト比が大きくなるに従
って溝の側面部分にはシード層が一層形成され難くな
る。シード層が形成されない部分には電解メッキでメッ
キ層が形成されないので、シード層をスパッタで形成す
る場合にはメッキ層の形成が不均一になるという問題が
ある。
【0007】以上のように電解メッキで所定の厚さのメ
ッキ層を形成する場合、シード層の形成に問題があり、
実用性に欠けるという問題がある。
【0008】一方、無電解メッキのメッキ処理速度は遅
く、無電解メッキのみで所定の厚さのメッキ層を形成す
る場合には処理時間が極めて長くかかり、生産効率が悪
いため実用性に欠けるという問題がある。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、実用性の高い基板メッキ方法及び基板
メッキ装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、基板に対してメッキ処理
を施す基板メッキ方法であって、基板の処理面に無電解
メッキでシード層を形成する第1のメッキ工程と、シー
ド層が形成された基板の処理面に電解メッキで所定の厚
さのメッキ層を形成する第2のメッキ工程と、を備えた
ことを特徴とするものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の基板メッキ方法において、前記第1のメッキ工程
の前に、基板の処理面を洗浄する前洗浄工程をさらに備
えたことを特徴とするものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の基板メッキ方法において、前記第1のメ
ッキ工程と前記第2のメッキ工程との間に、基板の処理
面を洗浄する中間洗浄工程をさらに備えたことを特徴と
するものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、上記請求項1な
いし3のいずれかに記載の基板メッキ方法において、前
記第2のメッキ工程の後に、基板の処理面を洗浄する後
洗浄工程をさらに備えたことを特徴とするものである。
【0014】請求項5に記載の発明は、上記請求項4に
記載の基板メッキ方法において、前記後洗浄工程の後
に、基板を乾燥する乾燥工程をさらに備えたことを特徴
とするものである。
【0015】請求項6に記載の発明は、基板に対してメ
ッキ処理を施す基板メッキ装置であって、基板を保持す
る基板保持手段と、前記基板保持手段に保持された基板
の処理面に無電解メッキ液を供給する無電解メッキ液供
給手段と、前記基板保持手段に保持された基板の処理面
に電解メッキ液を供給する電解メッキ液供給手段と、前
記基板保持手段に保持された基板の処理面に給電するた
めの第1電極と、前記基板保持手段に保持された基板の
処理面に供給された電解メッキ液を介在させて基板の処
理面に対向して配置される第2電極と、前記第2電極か
ら前記第1電極へ向けて電流が流れるように給電する給
電手段と、前記基板保持手段に保持された基板の処理面
に前記無電解メッキ液供給手段により無電解メッキ液を
供給して基板の処理面に無電解メッキでシード層を形成
させ、シード層が形成された基板の処理面に前記電解メ
ッキ液供給手段により電解メッキ液を供給するととも
に、前記第1電極と前記第2電極との間に前記給電手段
により給電して、基板の処理面に電解メッキで所定の厚
さのメッキ層を形成させる制御手段と、を備えたことを
特徴とするものである。
【0016】請求項7に記載の発明は、上記請求項6に
記載の基板メッキ装置において、前記基板保持手段に保
持された基板の処理面に洗浄液を供給する洗浄液供給手
段をさらに備え、前記制御手段は、前記基板保持手段に
保持された基板の処理面に前記洗浄液供給手段により洗
浄液を供給して基板の処理面を洗浄させることを特徴と
するものである。
【0017】請求項8に記載の発明は、上記請求項6ま
たは7に記載の基板メッキ装置において、基板の処理面
に供給する液を選択的に切り換える供給液切り換え手段
をさらに備え、前記供給液切り換え手段で選択された液
を1つの供給口から前記基板保持手段に保持された基板
の処理面に供給することを特徴とするものである。
【0018】
【作用】請求項1に記載の発明に係る基板メッキ方法の
作用は次のとおりである。まず、基板の処理面に無電解
メッキでシード層を形成する第1のメッキ工程を行い、
第1のメッキ工程でシード層が形成された基板の処理面
に電解メッキで所定の厚さのメッキ層を形成する第2の
メッキ工程を行う。
【0019】無電解メッキのメッキ処理速度は遅いが、
シード層は薄い層でよいので、無電解メッキによるシー
ド層の形成に要する処理時間は短時間に抑えられる。ま
た、無電解メッキはメッキの均一性が良く、基板の処理
面に溝が形成されていても溝の側面などを含めて必要な
部分にシード層を均一に形成することができる。そし
て、シード層が形成された後のメッキ層の形成を電解メ
ッキで行うので、所定の厚さのメッキ層を短時間で形成
することができる。
【0020】請求項2に記載の発明に係る基板メッキ方
法によれば、第1のメッキ工程の前に、基板の処理面を
洗浄する前洗浄工程を行う。
【0021】請求項3に記載の発明に係る基板メッキ方
法によれば、第1のメッキ工程と第2のメッキ工程との
間に、基板の処理面を洗浄する中間洗浄工程を行う。
【0022】請求項4に記載の発明に係る基板メッキ方
法によれば、第2のメッキ工程の後に、基板の処理面を
洗浄する後洗浄工程を行う。
【0023】請求項5に記載の発明に係る基板メッキ方
法によれば、後洗浄工程の後に、基板を乾燥する乾燥工
程を行う。
【0024】請求項6に記載の発明は、上記請求項1に
記載の基板メッキ方法を好適に実施する基板メッキ装置
であって、その作用は次のとおりである。
【0025】制御手段は、まず、基板保持手段に保持さ
れた基板の処理面に、無電解メッキ液供給手段により無
電解メッキ液を供給して基板の処理面に無電解メッキで
シード層を形成させる。基板が基板保持手段に保持され
た状態で、制御手段は、次に、シード層が形成された基
板の処理面に、電解メッキ液供給手段により電解メッキ
液を供給するとともに、第1電極と第2電極との間に給
電手段によって給電して、基板の処理面に電解メッキで
所定の厚さのメッキ層を形成させる。
【0026】請求項7に記載の発明は、上記請求項2な
いし4に記載の基板メッキ方法を好適に実施する基板メ
ッキ装置であって、その作用は次のとおりである。
【0027】制御手段は、洗浄液供給手段により基板保
持手段に保持された基板の処理面に洗浄液を供給して基
板の処理面を洗浄させる。この洗浄は、基板の処理面へ
の無電解メッキ液の供給開始前に行ってもよい(前洗浄
工程)し、基板の処理面への無電解メッキ液の供給停止
後、基板の処理面への電解メッキ液の供給開始前に行っ
てもよい(中間洗浄工程)し、基板の処理面への電解メ
ッキ液の供給停止後に行ってもよい(後洗浄工程)。
【0028】請求項8に記載の発明に係る基板メッキ装
置によれば、供給液切り換え手段の切り換えによって、
基板保持手段に保持された基板の処理面に1つの供給口
から無電解メッキ液や電解メッキ液、洗浄液などの各液
を選択的に切り換え供給する。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の第1実施例に係る
基板メッキ装置の全体構成を示すブロック図であり、図
2はチャンバ内の構成を示す縦断面図、図3は第1電極
部材接離機構の構成を示す縦断面図、図4は制御系の構
成を示すブロック図である。
【0030】この基板メッキ装置は、チャンバー1や無
電解メッキ液供給系2、電解メッキ液供給系3、供給液
切り換え手段に相当する供給液切り換え弁4、電源ユニ
ット5、制御手段に相当する制御部6などを備えてい
る。
【0031】図2に示すように、半導体ウエハなどの基
板Wを保持してメッキ処理を行う処理室を形成するチャ
ンバー1は、基板Wを保持する基板保持手段に相当する
基板保持機構10や、処理後の液を回収する回収部材1
1、基板保持機構10に保持された基板Wの処理面Ws
に供給された液を満たすための処理空間を形成する処理
空間形成機構12、基板保持機構10に保持された基板
Wの処理面Wsに対して第1電極部材13を接離する第
1電極部材接離機構14などを備えている。
【0032】基板保持機構10は、メッキ処理を施す処
理面Wsを上方に向けた状態(いわゆるフェイスアッ
プ)で基板Wを保持するもので、電動モーター101に
連動連結されて鉛直方向の軸芯回りに回転可能な回転軸
102の上端部に、基板Wよりも大径のベース部材10
3が一体回転可能に連結されている。回転軸102やベ
ース部材103は絶縁性の材料で形成されている。
【0033】回転軸102に設けられたリング状の端子
部104aには給電ブラシ51からブラシ給電される。
この端子部104aは、ベース部材103の上面外周部
に設けられたリング状の端子部104bと導線104c
を介して電気的に接続されている。
【0034】ベース部材103の上面には、端子部10
4bの内側にリング状のVパッキン105が設けられ、
さらに、Vパッキン105の内側には基板Wの下面を支
持するための多数個の突起103aが形成されている。
【0035】回転軸102及びベース部材103には、
吸引路106aが設けられている。吸引路106aは、
周知の回転シール機構106bを介して、回転軸102
の回転中も配管106cと連通されるようになってい
る。配管106cは、切り換え弁106dを介して真空
吸引源106eと大気開放とに接続されている。基板W
がVパッキン105に載置された状態で、配管106c
を真空吸引源106eに切り換えると、ベース部材10
3の上面とVパッキン105と基板Wの下面との間の空
間が減圧され、基板WはVパッキン105と突起102
aとに支持されて真空吸着保持される。一方、基板Wが
真空吸着保持された状態で、配管106cを大気開放に
切り換えると、基板Wの真空吸着保持が解除される。
【0036】図4に示すように、電動モーター101の
駆動制御と切り換え弁106dの切り換え制御は制御部
6により行われる。
【0037】図2に戻って、回収部材11は、基板保持
機構10の周囲に配置され、基板保持機構10に保持さ
れた基板Wに供給され、基板Wの外周部から周囲に飛散
した、処理に使用された後の無電解メッキ液や電解メッ
キ液、洗浄液を受け止めて回収する。
【0038】図1、図2に示すように、回収部材11に
は、開閉弁111aが介装された無電解メッキ液回収管
112aと、開閉弁111bが介装された電解メッキ液
回収管112bと、開閉弁111cが介装された洗浄液
回収管112cとが連通されている。開閉弁111a〜
111cの開閉制御により、回収部材11で回収した、
処理に使用した後の無電解メッキ液を無電解メッキ液供
給系2内の無電解メッキ液貯留タンク21mに戻して再
利用したり、回収部材11で回収した、処理に使用した
後の電解メッキ液を電解メッキ液供給系3内の電解メッ
キ液貯留タンク21dに戻して再利用したり、回収部材
11で回収した、処理に使用した後の洗浄液をドレイン
7に廃棄したりするようになっている。
【0039】回収部材11は、ボールネジなどの周知の
1軸方向駆動機構で構成される昇降機構113(図4参
照)によって昇降可能に構成されている。
【0040】図4に示すように、開閉弁111a〜11
1cの開閉制御と昇降機構113の駆動制御は制御部6
により行われる。
【0041】図2に戻って、処理空間形成機構12は、
ボールネジなどの周知の1軸方向駆動機構で構成される
昇降機構121(図4参照)によって昇降可能な支持ア
ーム122の先端部に懸垂支持された支軸123の下端
部に、基板Wと略同じ大きさの板状部材124が支持さ
れ、基板保持機構10に保持された基板Wの処理面Ws
に対して板状部材124を接離可能に構成している。
【0042】図4に示すように、昇降機構121の駆動
制御は制御部6により行われる。
【0043】図2に戻って、支持アーム122、支軸1
23及び板状部材124の内部には液供給路125が設
けられている。液供給路125には、供給液切り換え弁
4で選択的に切り換え供給された液が配管125aを介
して供給される。そして、板状部材124側の液供給路
125の先端部の液の供給口125bから、基板保持機
構10に保持された基板Wの処理面Wsの中央部(回転
中心付近)に各液が選択的に供給される。
【0044】支軸123や板状部材124は絶縁性の材
料で形成されている。板状部材124の下面には、基板
Wの処理面Wsと略同じ面積を有する板状やメッシュ状
の第2電極126が設けられている。第2電極126
は、導線126aを介して電源ユニット5と電気的に接
続されている。なお、第2電極126及び後述する第1
電極131は、例えば、電解メッキ液が硫酸銅メッキ液
の場合には、銅、白金、チタン、あるいは、これらの合
金などで構成される。
【0045】第1電極部材13は複数個設けられ、各第
1電極部材13は、基板保持機構10に保持された基板
Wの処理面Wsの外周部を複数箇所で押圧する。
【0046】各第1電極部材13は各々、絶縁性の部材
で形成され、基板保持機構10に保持された基板Wの処
理面Wsに接触する部分と、基板保持機構10のベース
部材103の上面に設けられた端子部104bに接触す
る部分とに、それぞれ第1電極131と端子部132が
設けられ、これら第1電極131と端子部132とが導
線133で電気的に接続されている。また、各第1電極
部材13には上下の極性を同じにして永久磁石134が
埋設されている。
【0047】第1電極部材接離機構14は、ボールネジ
などの周知の1軸方向駆動機構で構成される昇降機構1
41(図4参照)によって昇降可能な支持アーム142
に支持された円筒状の支持部材143から下方に向けて
設けられたフック144に各第1電極部材13を支持し
ている。支持部材143にはリング状の電磁石145が
全周にわたって設けられている。電磁石145は、電源
ユニット146(図4参照)から給電される。
【0048】図3(a)、(b)に示すように、支持部
材143を下降させていくと、フック144に支持され
た各第1電極部材13は、第1電極131を基板Wの処
理面Wsに接触させて基板Wの処理面Wsに載置される
とともに、端子部132を基板保持機構10のベース部
材103の端子部104bに接触させてベース部材10
3の上面に載置される。さらに支持部材143を下降さ
せると、図3(c)に示すように、第1電極部材13は
フック144から外れ、各第1電極部材13の永久磁石
134に反発する極性を形成するように電磁石145に
電流を流すことで、電磁石145と永久磁石134との
反発力により、各第1電極部材13は下方に押圧され、
これにより、各第1電極部材13によって基板保持機構
10のベース部材103への基板Wの保持が強化される
とともに、第1電極131と基板Wの処理面Wsとの接
触及び、端子部132と端子部104bとの接触が確実
に行われ、端子部104a(電源ユニット5)と基板W
の処理面Wsとの電気的な接続が確実に行われる。
【0049】一方、図3(c)の状態から支持部材14
3を上昇させると、上記と逆に、図3(b)に示すよう
に、その上昇途中で各第1電極部材13はフック144
に引っ掛けられて支持部材143に支持され、さらに支
持部材143を上昇させることで、図3(a)に示すよ
うに、支持部材143とともに各第1電極部材13が上
昇され、基板W及びベース部材103と各第1電極部材
13との接触が解除され、端子部104aと基板Wの処
理面Wsとが電気的に切断される。
【0050】図4に示すように、昇降機構141の駆動
制御と電源ユニット146から電磁石145への給電制
御は制御部6により行われる。
【0051】図1に示すように、無電解メッキ液供給系
2は、無電解メッキ液を貯留する無電解メッキ液貯留タ
ンク21mを備えている。なお、例えば、基板Wの処理
面Wsに銅のシード層を無電解メッキで形成する場合に
は、硫酸銅に還元剤やpH緩衝剤、促進剤、安定剤など
を混合した無電解メッキ液が用いられる。
【0052】無電解メッキ液貯留タンク21mと供給液
切り換え弁4とは供給管22mを介して連通接続されて
いる。供給管22mには、無電解メッキ液を送り出すポ
ンプ23m、無電解メッキ液を所定温度(80℃程度)
に温調するヒーターなどの温調器24m、無電解メッキ
液中のパーティクルなどを除去するフィルター25m、
無電解メッキ液の濃度を検出する濃度センサ26m、無
電解メッキ液を供給液切り換え弁4に供給する側と帰還
管27mに流す側とで切り換える切り換え弁28mが配
設されている。
【0053】通常時、切り換え弁28mは無電解メッキ
液を帰還管27mに流す側に切り換えられ、ポンプ23
mが駆動されていて、無電解メッキ液は供給管22m及
び帰還管27mを介して循環されている。この循環中、
無電解メッキ液は温調器24mで所定温度に温調され、
パーティクルなどがフィルター25mで除去され、濃度
センサ26mからの濃度信号に基づき無電解メッキ液の
濃度管理が行われる。
【0054】濃度センサ26mからの濃度信号は制御部
6に与えられる。制御部6は、濃度信号に基づき、基板
Wに供給する無電解メッキ液の濃度を一定(あるいは、
所定濃度範囲内)に維持するように液補充部29mを制
御する。液補充部29mは、補充用の無電解メッキ液を
貯留している補充液タンク30mや、制御部6の制御に
より補充液を送り出すポンプ31m、補充液中のパーテ
ィクルなどを除去するフィルター32mなどを備えてお
り、補充液が無電解メッキ液貯留タンク21mに供給さ
れて無電解メッキ液の濃度調節が行われる。
【0055】そして、無電解メッキ液を供給液切り換え
弁4に供給する側に切り換え弁28mを切り換えた間だ
け、所定温度に温調され、清浄化され、さらに、所定濃
度に維持された無電解メッキ液が供給液切り換え弁4を
介して基板Wの処理面Wsに供給される。
【0056】図4に示すように、ポンプ23mや温調器
24mの駆動制御、切換え弁28mの切換え制御、濃度
センサ26mからの濃度信号を基にポンプ31mを駆動
して行う無電解メッキ液の濃度管理は制御部6によって
行われる。
【0057】図1に戻って、電解メッキ液供給系3は、
電解メッキ液を扱う以外、基本的な構成は無電解メッキ
液供給系2と同様である。
【0058】例えば、基板Wの処理面Wsに銅のメッキ
層を形成する硫酸銅メッキ液などの電解メッキ液が貯留
された電解メッキ液貯留タンク21dと供給液切り換え
弁4とを連通接続する供給管22dには、ポンプ23d
や、電解メッキ液を所定温度(室温程度)に温調する電
子冷熱や水冷管などの温調器24d、フィルター25
d、電解メッキ液の濃度を検出する濃度センサ26d、
切り換え弁28dが配設されている。
【0059】この電解メッキ液供給系3でも通常時、電
解メッキ液を供給管22d及び帰還管27dを介して循
環させ、温調、パーティクルなどの除去、電解メッキ液
の濃度管理が行われている。
【0060】濃度センサ26dからの濃度信号に基づ
き、制御部6は、基板Wに供給する電解メッキ液の濃度
を一定(あるいは、所定濃度範囲内)に維持するように
液補充部29dを制御する。液補充部29dは、補充用
の電解メッキ液を貯留している補充液タンク30dや、
ポンプ31d、フィルター32dなどを備えている。
【0061】そして、電解メッキ液を供給液切り換え弁
4に供給する側に切り換え弁28dを切り換えた間だ
け、所定温度に温調され、清浄化され、所定濃度に維持
された電解メッキ液が供給液切り換え弁4を介して基板
Wの処理面Wsに供給される。
【0062】図4に示すように、ポンプ23dや温調器
24dの駆動制御、切換え弁28dの切換え制御、濃度
センサ26dからの濃度信号を基にポンプ31dを駆動
して行う電解メッキ液の濃度管理は制御部6によって行
われる。
【0063】図1、図2に示すように、供給液切り換え
弁4には、無電系メッキ液供給系2からの無電解メッキ
液、電解メッキ液供給系3からの電解メッキ液、薬液供
給源8からの薬液洗浄用の薬液(例えば、塩酸など)、
リンス液供給源9からのリンス洗浄用のリンス液(純水
や脱イオン水など)が、それぞれ開閉弁41〜44を介
して供給される。各開閉弁41〜44のうちのいずれか
1つだけを選択的に開にすることで、1種類の液を配管
125aに送出し、配管125a、液供給路125を介
して供給口125bから、基板保持機構10に保持され
た基板Wの処理面Wsの中央部にその液を供給すること
ができる。また、開閉弁41〜44を全て閉にすること
で、基板Wへの液の供給を停止できる。
【0064】図4に示すように、供給液切り換え弁4内
の開閉弁41〜44の開閉制御は制御部6によって行わ
れる。
【0065】なお、無電解メッキ液供給系2、供給液切
換え弁4、配管125a、液供給路125、供給口12
5bは、請求項6に記載の発明における無電解メッキ液
供給手段を構成し、電解メッキ液供給系3、供給液切換
え弁4、配管125a、液供給路125、供給口125
bは、請求項6に記載の発明における電解メッキ液供給
手段を構成する。また、薬液とリンス液とは請求項7に
記載の発明における洗浄液に含まれ、薬液供給源8、リ
ンス液供給源9、供給液切換え弁4、配管125a、液
供給路125、供給口125bは、請求項7に記載の発
明における洗浄液供給手段を構成する。
【0066】図1、図2に示すように、電源ユニット5
は、給電ブラシ51が負極側、導線126aが正極側と
なるように給電する。従って、電解メッキを行う際に
は、基板Wの処理面Wsのシード層は、給電ブラシ5
1、端子部104a、導線104c、端子部104b、
端子部132、導線133、第1電極131を介して負
極となり、第2電極126は、導線126aを介して正
極となる。
【0067】図4に示すように、電源ユニット5から第
1電極131、第2電極126への給電制御は、制御部
6によって行われる。
【0068】なお、電源ユニット5、給電ブラシ51、
端子部104a、導線104c、端子部104b、端子
部132、導線133、導線126aが、請求項6に記
載の発明における給電手段を構成する。
【0069】本装置の動作制御を行う制御部6は、例え
ば、コンピューターなどで構成される。
【0070】次に、上記構成を有する基板メッキ装置の
動作を図5のフローチャート及び図6の動作説明図を参
照して説明する。
【0071】なお、初期状態では、切り換え弁106d
は大気開放側に切り換えられ、開閉弁111a〜111
cが全て閉にされ、供給液切換え弁4の開閉弁41〜4
4は全て閉(液の供給が停止)にされ、処理空間形成機
構12及び第1電極部材接離機構14は上方に待機して
いて、基板保持機構10のベース部材103から離間し
ているものとする。
【0072】まず、制御部6は、昇降機構113を駆動
して、回収部材11の上方に基板保持機構10のベース
部材103が配置されるように回収部材11を下降させ
る(図6(a))。
【0073】この状態で、図示しない基板搬送機構によ
って処理面Wsを上方に向けて基板Wがベース部材10
3上面のVパッキン105に載置される。基板WがVパ
ッキン105に載置されると、制御部6は、切り換え弁
106dを真空吸引源106eに切り換え、基板WをV
パッキン105と突起103aとに支持させて真空吸着
保持する。
【0074】そして、制御部6は、昇降機構113を駆
動して、基板保持機構10に保持された基板Wの周囲に
回収部材11を配置させるように回収部材11を上昇さ
せるとともに、昇降機構121を駆動して、処理空間形
成機構12を下降させ、板状部材124を基板保持機構
10に保持された基板Wの処理面Wsに近接配置させる
(図6(b))。なお、このときの板状部材124の下
面と基板保持機構10に保持された基板Wの処理面Ws
との間隔dは、液を少なくして処理可能であることや、
液の液密が保持しやすいことなどの理由から狭く設定す
ることが好ましく、その具体的な値は、例えば、0.5
〜5mm程度である。
【0075】以下、図6(b)に示す状態で、前洗浄工
程、第1のメッキ工程、中間洗浄工程(図5のステップ
S1〜S4)が行われる。
【0076】制御部6は、開閉弁111cのみを開に
し、電動モーター101を、例えば、数十rpm程度の
低速度で駆動して、基板保持機構10及びそれによって
保持された基板Wを回転させるとともに、供給液切り換
え弁4の開閉弁41のみを開にして供給口126aから
基板保持機構10に保持された基板Wの処理面Wsに薬
液を供給して、基板Wの処理面Wsの薬液洗浄を行っ
て、例えば、基板Wの処理面Wsに形成されている酸化
膜を除去する(図5のステップS1)。なお、基板Wの
外周部から周囲に飛散される、処理に使用された後の薬
液は、回収部材11で受け止められて、開状態の開閉弁
111c、洗浄液回収管112cを介して回収されてド
レイン7に廃棄される。以下の各洗浄処理(図5のステ
ップS2、S4、S6)及び乾燥処理(図5のステップ
S7)でも同様である。
【0077】所定の薬液洗浄時間が経過すると、制御部
6は、供給液切り換え弁4の開閉弁41を閉、開閉弁4
4を開にして供給口125bから基板保持機構10に保
持された基板Wの処理面Wsにリンス液を供給して、基
板Wの処理面Wsのリンス洗浄を行って、例えば、薬液
の洗い流しや基板Wの処理面Ws上のパーティクルの除
去、基板Wの処理面Wsの汚れの除去などを行う(図5
のステップS2)。このリンス処理を所定のリンス処理
時間行う。なお、図5のステップS1の薬液洗浄処理と
ステップS2のリンス洗浄処理とは、請求項2に記載の
発明における前洗浄工程に相当する。
【0078】リンス処理時間が経過すると、制御部6
は、供給液切り換え弁4の開閉弁44と開閉弁111c
とを閉にし、開閉弁111aを開にする。
【0079】そして、制御部6は、所定のシード層形成
時間の間だけ、供給液切り換え弁4の開閉弁43のみを
開にして供給口125bから基板保持機構10に保持さ
れた基板Wの処理面Wsに無電解メッキ液を供給して、
基板Wの処理面Wsに無電解メッキでシード層を形成す
る(図5のステップS3)。基板Wの外周部から周囲に
飛散される、処理に使用された後の無電解メッキ液は、
回収部材11で受け止められて、開状態の開閉弁111
a、無電解メッキ液回収管112aを介して回収され
て、無電解メッキ液貯留タンク21mに戻されて再利用
される。
【0080】なお、供給口125bから供給された無電
解メッキ液は、遠心力によって中心部から外周部に流動
するので、流動ムラなく基板Wの処理面Wsに無電解メ
ッキ液がひろがり、基板Wの処理面Wsに均一にメッキ
層(シード層)を形成することができる。
【0081】また、基板Wを回転させているので、無電
解メッキ液が基板Wの下面に回り込み難く、基板Wの下
面に無電解メッキでメッキ層が形成され難くなり、さら
に、本実施例では、基板保持機構10に保持された基板
Wの下面は、Vパッキン105でカバーされた状態であ
るので、基板Wの下面に無電解メッキでメッキ層が形成
されるのを確実に防止できる。
【0082】なお、無電解メッキのメッキ処理速度は遅
いが、後で行う電解メッキに必要なシード層は薄い層で
よいので、無電解メッキによるシード層の形成に要する
シード層形成時間は短時間に抑えられる。このシード層
形成時間は、予め実験的に決めておく。なお、図5のス
テップS3の処理は、請求項1に記載の発明における第
1のメッキ工程に相当する。
【0083】シード層形成時間が経過して、供給液切り
換え弁4の開閉弁43を閉にすると、制御部6は、開閉
弁111aを閉にし、開閉弁111cを開にする。
【0084】そして、制御部6は、供給液切り換え弁4
の開閉弁44のみを開にして供給口125bから基板保
持機構10に保持された基板Wの処理面Wsにリンス液
を供給して、基板Wの処理面Wsのリンス洗浄を行っ
て、基板Wの処理面Wsに残留している無電解メッキ液
を洗い流す(図5のステップS4)。このリンス処理を
所定のリンス処理時間行う。なお、図5のステップS4
のリンス洗浄処理は、請求項3に記載の発明における中
間洗浄工程に相当する。
【0085】リンス処理時間が経過すると、制御部6
は、供給液切り換え弁4の開閉弁44と開閉弁111c
とを閉にし、開閉弁111bを開にする。
【0086】そして、制御部6は、電動モーター101
の回転を一旦停止させるとともに、昇降機構141を駆
動して第1電極部材接離機構14を下降させ、さらに、
電源ユニット146を制御して電磁石141に電流を流
して、図3(c)で説明したように、電磁石145と永
久磁石134との反発力により、各第1電極部材13を
下方に押圧させて、各第1電極部材13によって基板保
持機構10のベース部材103への基板Wの保持を強化
するとともに、端子部104a(電源ユニット5)と基
板Wの処理面Wsとの電気的な接続を確実に行わせる
(図6(c))。なお、基板Wの処理面Wsに無電解メ
ッキでシード層を形成する段階では、第1電極131と
基板Wの処理面Wsとは非接触であったので、図6
(c)の状態で、基板Wの処理面Wsに形成されたシー
ド層と第1電極131とが接触されることになる。
【0087】以下、図6(c)に示す状態で、第2のメ
ッキ工程、後洗浄工程、乾燥工程(図5のステップS5
〜S7)が行われる。
【0088】制御部6は、所定のメッキ層形成時間の間
だけ、供給液切り換え弁4の開閉弁42のみを開にして
供給口125bから基板保持機構10に保持された基板
Wの処理面Wsに電解メッキ液を供給する。そして、制
御部6は、電動モーター101を、例えば、数十rpm
程度の低速度で駆動して、基板保持機構10及びそれに
よって保持された基板Wを、各第1電極部材13ととも
に回転させ、電源ユニット5を制御して第1電極131
と第2電極126との間に給電して、基板Wの処理面W
sに電解メッキで所定の厚さのメッキ層を形成する(図
5のステップS5)。基板Wの外周部から周囲に飛散さ
れる、処理に使用された後の電解メッキ液は、回収部材
11で受け止められて、開状態の開閉弁111b、電解
メッキ液回収管112bを介して回収されて、電解メッ
キ液貯留タンク21dに戻されて再利用される。
【0089】なお、基板保持機構10及びそれによって
保持された基板Wを回転させながら電解メッキを行うの
で、供給口125aから供給された電解メッキ液は、遠
心力によって中心部から周縁部に流動し、流動ムラなく
基板Wの処理面Wsに電解メッキ液をひろげることがで
きる。また、本実施例では、第2電極126を、基板保
持機構10に保持された基板Wの処理面Wsに対向配置
させ、処理面Wsと略同じ大きさ(面積)を有するよう
に構成しているので、第2電極126から基板Wの処理
面Wsまでの距離(d)を面内において略均一にするこ
とができ、電流密度を基板Wの処理面Wsの全体にわた
って略均一にすることができる。さらに、基板保持機構
10及びそれによって保持された基板Wを回転させなが
ら電解メッキを行うので、処理面Ws内に電流密度のバ
ラツキがあっても、その影響を抑制することができる。
従って、基板Wの処理面Wsに所定の厚さのメッキ層を
均一に形成することができる。
【0090】また、上記メッキ層形成時間は、予め実験
的に決めておくが、電解メッキのメッキ処理速度は速
く、メッキ層形成時間は、5、6分程度である。なお、
図5のステップS5の処理は、請求項1に記載の発明に
おける第2のメッキ工程に相当する。
【0091】メッキ層形成時間が経過して、供給液切り
換え弁4の開閉弁42を閉にすると、制御部6は、開閉
弁111bを閉にし、開閉弁111cを開にする。
【0092】そして、制御部6は、供給液切り換え弁4
の開閉弁44のみを開にして供給口125bから基板保
持機構10に保持された基板Wの処理面Wsにリンス液
を供給して、基板Wの処理面Wsのリンス洗浄を行っ
て、基板Wの処理面Wsに残留している電解メッキ液を
洗い流す(図5のステップS6)。このリンス処理を所
定のリンス処理時間行う。なお、図5のステップS6の
リンス洗浄処理は、請求項4に記載の発明における後洗
浄工程に相当する。
【0093】リンス処理時間が経過すると、制御部6
は、供給液切り換え弁4の開閉弁44を閉にする。
【0094】そして、制御部6は、電動モーター101
を高速回転させて、基板Wに残留しているリンス液を振
り切って基板Wを乾燥する乾燥処理を行う(図5のステ
ップS7)。なお、図5のステップS7の乾燥処理は、
請求項5に記載の発明における乾燥工程に相当する。
【0095】所定の乾燥時間が経過すると、制御部6
は、電動モーター101の回転を停止させ、開閉弁11
1cを閉にする。さらに、制御部6は、昇降機構121
及び141を駆動して、処理空間形成機構12及び第1
電極部材接離機構14を上昇させて上方に待機させ、昇
降機構113を駆動して、回収部材11の上方に基板保
持機構10のベース部材103が配置されるように回収
部材11を下降させ、切り換え弁106dは大気開放側
に切り換えて基板Wの保持を解除する(図6(a))。
【0096】この状態で、図示しない基板搬送機構によ
って処理済の基板Wがベース部材103から取り出され
てチャンバー1(処理室)から搬出させる。なお、上述
した方法では、最後に基板Wを乾燥させているので、基
板搬送機構は乾燥した基板Wをチャンバー1(処理室)
から搬出する、ドライアウトを実現することができる。
【0097】以上のように、上記実施例装置による基板
メッキ方法によれば、基板Wの処理面Wsへのシード層
の形成だけを無電解メッキで行い、シード層が形成され
ると、無電解メッキから電解メッキに切り換えて、シー
ド層が形成された基板Wの処理面Wsに電解メッキで所
定の厚さのメッキ層を形成するので、所定の厚さのメッ
キ層の形成を無電解メッキのみで行う場合に比べて処理
時間を大幅に短縮することができ生産性を向上させるこ
とができる。また、電解メッキに必要なシード層の形成
を無電解メッキで形成するので、シード層をCVDで形
成するよりもコストを大幅に低減でき、シード層をスパ
ッタで形成するよりも均一なシード層を形成することが
できる。従って、従来に比べて、生産性が向上し、コス
トを低減でき、バラツキなく精度良くメッキ層を形成す
ることができるなど実用性が高い基板メッキ方法及び基
板メッキ装置を実現することができる。
【0098】また、無電解メッキ処理や電解メッキ処
理、洗浄処理などを別々の処理室で行う場合には、装置
構成が大がかりになるとともに、各処理を終えるごとに
処理室間の基板Wの搬送が必要になってスループットも
低下するが、上記実施例装置の構成によれば、無電解メ
ッキ処理や電解メッキ処理、洗浄処理などの一連の処理
を同一のチャンバ(処理室)内で基板Wを基板保持機構
10で保持した状態で順次行うので、装置構成が簡略化
でき、スループットを向上することができる。
【0099】さらに、上記実施例装置の構成によれば、
処理に使用された後の無電解メッキ液や電解メッキ液、
洗浄液を分離回収するので、無電解メッキ液や電解メッ
キ液を再利用するとともに、不要な液を廃棄することが
でき、資源を有効利用することができる。
【0100】また、上記実施例装置の構成によれば、基
板Wの処理面Wsに供給する無電解メッキ液や電解メッ
キ液の濃度を検出して、各メッキ液の濃度を一定化する
ように濃度管理を行うので、各メッキ液の濃度変動によ
って処理時間が変動したり、シード層やメッキ層の厚さ
が変動するような不都合を回避することができ、長期間
にわたって安定した処理を行うことができる。
【0101】さらに、上記実施例装置の構成によれば、
基板Wの処理面Wsを上向きに保持して無電解メッキや
電解メッキ処理を行うことで、以下のような効果も得ら
れる。すなわち、基板Wの処理面Wsを下向きに保持し
た状態(いわゆるフェースダウン)で無電解メッキや電
解メッキ処理を行うと、基板Wの処理面Wsに形成され
ている溝内の空気が抜け難い。また、電解メッキ処理の
電気分解によって発生する気体(水素及び酸素)も溝か
ら抜け難い。そのため、溝の内部が気泡によって塞が
れ、溝の内部に各メッキ液が供給されず、溝の内部にシ
ード層やメッキ層が形成されず、空隙(ボイド)が生じ
易くなる。これに対して、上記実施例のように基板Wの
処理面Wsを上向きに保持して無電解メッキや電解メッ
キ処理を行うことで、気体は上方に向かって自然に離脱
し、溝だけでなく基板Wの処理面Wsにも気泡が残留し
難くなり、ボイドの発生を防止することができる。
【0102】次に、本発明の第2実施例装置の構成を図
7、図8を参照して説明する。図7は第2実施例装置の
要部の構成を示す縦断面図であり、図8は第2実施例の
動作を説明するための図である。
【0103】上記第1実施例では、処理に使用された後
の無電解メッキ液や電解メッキ液、洗浄液を回収する際
に、各液を回収部材11で受け止めて回収していたが、
この第2実施例装置は、処理に使用された後の無電解メ
ッキ液や電解メッキ液、洗浄液を回収する際の回収部材
の経路も各液ごとに分けて、各液を完全に分離回収する
ように構成したものである。
【0104】すなわち、この第2実施例装置の回収部材
15は、略有底円筒形状の容器であり、底面には円筒状
の仕切り部材151b、151aが上方に向けて突出し
て形成されている。これにより、回収部材15の側壁1
51aと仕切り部材151bとの間に平面視でドーナツ
形状の洗浄液回収路152aが形成され、仕切り部材1
51bと151cとの間に平面視でドーナツ形状の電解
メッキ液回収路152bが形成され、仕切り部材151
cの内側に略円筒状の無電解メッキ液回収路152cが
形成されている。また、回収部材15の側壁151aと
各仕切り部材151b、151cは、上部が内側に傾斜
された傾斜部153a、153b、153cを備えてい
る。
【0105】洗浄液回収路152aは、処理に使用され
た後の薬液やリンス液などの洗浄液を回収するための部
分であって、その底面は洗浄液回収管112cに連通接
続されている。また、電解メッキ液回収路152bは、
処理に使用された後の電解メッキ液を回収するための部
分であって、その底面は電解メッキ液回収管112bに
連通接続されている。さらに、無電解メッキ液回収路1
52cは、処理に使用された後の無電解メッキ液を回収
するための部分であって、その底面は無電解メッキ液回
収管112aに連通接続されている。
【0106】第1実施例と同様に、洗浄液回収管112
c、電解メッキ液回収管112b、無電解メッキ液回収
管112aはそれぞれ、ドレイン7、電解メッキ液供給
系3内の電解メッキ液貯留タンク21d、無電解メッキ
液供給系2内の無電解メッキ液貯留タンク21mに連通
接続されている。
【0107】また、回収部材15は、ボールネジなどの
周知の1軸方向駆動機構で構成される図示しない昇降機
構によって昇降可能に構成されている。この昇降機構
は、基板保持機構10のベース部材103が回収部材1
5の上方に配置される第1の高さH1(図8(a))
と、基板保持機構10に保持された基板Wの側方に回収
部材15の側壁151aの上部の傾斜部153aが配置
される第2の高さH2(図8(b))と、基板保持機構
10に保持された基板Wの側方に仕切り部材151bの
上部の傾斜部153bが配置される第3の高さH3(図
8(c))と、基板保持機構10に保持された基板Wの
側方に仕切り部材151cの上部の傾斜部153cが配
置される第4の高さH4(図7)との4段階の高さ位置
に回収部材15を昇降させる。
【0108】それ以外の構成は第1実施例と同様である
のでその説明を省略する。この第2実施例装置の動作も
基本的には第1実施例と同様であって、図5のフローチ
ャートに従って各処理を行うが、第1実施例において各
処理ごとに開閉弁111a〜111cの開閉を切り換え
ていた動作に代えて、この第2実施例では、各処理時に
おける回収部材15の高さ位置を変更する。
【0109】すなわち、基板保持機構10と図示しない
基板搬送機構との間の基板Wの受け渡しは、図8(a)
に示す第1の高さH1に回収部材15を位置させて行
う。
【0110】図5のステップS1、S2、S4、S6の
各洗浄処理とステップS7の乾燥処理は、図8(b)に
示す第2の高さH2に回収部材15を位置させて行う。
これにより、図8(b)の点線で示すように、基板Wの
外周部から周囲に飛散された、処理に使用された後の洗
浄液は、傾斜部153aで受け止められて、洗浄液回収
路152a及び洗浄液回収管112cを介して回収され
てドレイン7に廃棄される。
【0111】図5のステップS5の処理は、図8(c)
に示す第3の高さH3に回収部材15を位置させて行
う。これにより、図8(c)の点線で示すように、基板
Wの外周部から周囲に飛散された、処理に使用された後
の電解メッキ液は、傾斜部153bで受け止められて、
電解メッキ液回収路152b及び電解メッキ液回収管1
12bを介して回収されて電解メッキ液貯留タンク21
dに戻されて再利用される。
【0112】図5のステップS3の処理は、図7に示す
第4の高さH4に回収部材15を位置させて行う。これ
により、図7の点線で示すように、基板Wの外周部から
周囲に飛散された、処理に使用された後の無電解メッキ
液は、傾斜部153cで受け止められて、無電解メッキ
液回収路152c及び無電解メッキ液回収管112aを
介して回収されて無電解メッキ液貯留タンク21mに戻
されて再利用される。
【0113】以上のように、この第2実施例の構成で
は、処理に使用された後の無電解メッキ液や電解メッキ
液、洗浄液を完全に別々の経路で回収することができ
る。
【0114】従って、この第2実施例によれば、第1実
施例と同様の効果を得ることに加えて、さらに、処理に
使用された後の無電解メッキ液や電解メッキ液、洗浄液
をより高精度に分離回収することもできる。
【0115】なお、上記第2実施例では、回収部材15
の最も外側の回収路152aで洗浄液を回収し、中間の
回収路152bで電解メッキ液を回収し、最も内側の回
収路152cで無電解メッキ液を回収するように構成し
たが、どの液をどの回収路で回収するかは任意に決める
ことができる。
【0116】また、上記各実施例装置では、基板Wの処
理面Wsへの各液の供給を1つの供給口125bから選
択的に切り換え供給するように構成したが、本発明はこ
れに限らず、各液を別々の供給口から基板Wの処理面W
sに供給するように構成してもよい。ただし、上記各実
施例装置のように、基板Wの処理面Wsへの各液の供給
を1つの供給口125bから選択的に切り換え供給する
ように構成することで、各液を供給する供給口を個別に
設けるよりも処理室内の簡素化を図ることができる。
【0117】また、基板保持機構10に保持された基板
Wの処理面Wsとそれに近接配置された板状部材124
との間に供給される各液に超音波振動を付与するように
構成してもよい。このように構成することで、超音波振
動によって基板Wの処理面Wsに付着残留している気泡
をより確実に離脱させることができ、ボイドの発生をよ
り確実に防止することができる。
【0118】さらに、例えば、支持アーム122に対し
て支軸123及び板状部材124を回転可能に構成し、
各処理を基板保持機構10(基板W)を回転させずに、
板状部材124を回転させながら行っても、上記各実施
例と同様の効果を得ることができる。また、基板保持機
構10(基板W)と板状部材124とを同方向または逆
方向に回転しながら各処理を行ってもよい。なお、支持
アーム122に対して支軸123及び板状部材124を
回転可能に構成する場合には、第2電極126への給電
は、基板保持機構10側と同様に給電ブラシによるブラ
シ給電で行えばよい。
【0119】また、上記各実施例装置では、板状部材1
24の下面に第2電極126を設けたが、板状部材12
4全体を導電性の材料で構成して、板状部材124全体
を第2電極としてもよい。
【0120】さらに、図5のステップS3とS5の処理
の際に、基板保持機構10に保持された基板Wの処理面
Wsとそれに近接配置された板状部材124との間に供
給される各メッキ液が、周囲の隙間から漏れ出る速度を
遅くして基板Wの処理面Wsと板状部材124との間の
処理空間の液密を高めるために、図5のステップS3と
S5の処理の際に、基板Wの処理面Wsと板状部材12
4との周囲の隙間に抵抗となる部材を配置するように構
成してもよい。
【0121】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明に係る基板メッキ方法によれば、基板の
処理面へのシード層の形成だけを無電解メッキで行い、
シード層が形成されると、無電解メッキから電解メッキ
に切り換えて、シード層が形成された基板の処理面に電
解メッキで所定の厚さのメッキ層を形成するので、所定
な厚さのメッキ層の形成を無電解メッキのみで行う場合
に比べて処理時間を大幅に短縮することができ生産性を
向上させることができる。また、電解メッキに必要なシ
ード層の形成を無電解メッキで形成するので、シード層
をCVDで形成するよりもコストを大幅に低減でき、シ
ード層をスパッタで形成するよりも均一なシード層を形
成することができる。従って、請求項1に記載の発明に
係る基板メッキ方法によれば、従来に比べて、生産性が
向上し、コストを低減でき、バラツキなく精度良くメッ
キ層を形成することができるなど実用性が高い基板メッ
キ方法を実現することができる。
【0122】請求項2に記載の発明に係る基板メッキ方
法によれば、第1のメッキ工程の前に、基板の処理面を
洗浄する前洗浄を行うので、基板の処理面に形成されて
いる酸化膜を除去したり、基板の汚れを落としたりした
状態で、無電解メッキによるシード層の形成を行うこと
ができ、シード層の形成をより高精度に行うことができ
る。
【0123】請求項3に記載の発明に係る基板メッキ方
法によれば、第1のメッキ工程と第2のメッキ工程との
間に、基板の処理面を洗浄する中間洗浄を行うので、電
解メッキでメッキ層を形成する前に、基板の処理面に残
留する無電解メッキ液を除去することができ、無電解メ
ッキ液と電解メッキ液とのコンタミを防止することがで
きる。従って、電解メッキによる所定の厚さのメッキ層
の形成をより高精度に行うことができる。
【0124】請求項4に記載の発明に係る基板メッキ方
法によれば、第2のメッキ工程の後に、基板の処理面を
洗浄する後洗浄を行うので、所定の厚さのメッキ層が形
成された後に基板の処理面に残留する電解メッキ液を除
去することができ、メッキ処理後の基板を清浄にするこ
とができる。
【0125】請求項5に記載の発明に係る基板メッキ方
法によれば、後洗浄工程の後に、基板を乾燥するので、
所定の厚さのメッキ層が形成された基板を乾燥した状態
で処理室から搬出することができる。
【0126】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
に記載の基板メッキ方法を好適に実施する実用性が高い
基板メッキ装置を実現することができる。
【0127】請求項7に記載の発明によれば、請求項2
ないし4に記載の基板メッキ方法を好適に実施する基板
メッキ装置を実現することができる。
【0128】請求項8に記載の発明によれば、基板の処
理面への各液の供給を1つの供給口から選択的に切り換
え供給するので、各液を供給する供給口を個別に設ける
よりも処理室内の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る基板メッキ装置の全
体構成を示すブロック図である。
【図2】チャンバ内の構成を示す縦断面図である
【図3】第1電極部材接離機構の構成を示す縦断面図で
ある。
【図4】第1実施例装置の制御系の構成を示すブロック
図である。
【図5】第1実施例装置による基板メッキ方法を示すフ
ローチャートである。
【図6】第1実施例装置の動作を説明するための図であ
る。
【図7】第2実施例装置の要部の構成を示す縦断面図で
ある。
【図8】第2実施例の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
2:無電解メッキ系供給系 3:電解メッキ系供給系 4:供給液切り換え弁 5:電源ユニット 6:制御部 8:薬液供給源 9:リンス液供給源 10:基板保持機構 125:液供給路 125:供給口 126:第2電極 131:第1電極 W:基板 Ws:処理面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K024 AB02 BB09 BB12 CB01 CB02 CB04 CB08 CB11 CB15 CB20 CB26 DA04 DA10 DB10 GA16 4M104 DD52 DD53 HH20

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板に対してメッキ処理を施す基板メッ
    キ方法であって、 基板の処理面に無電解メッキでシード層を形成する第1
    のメッキ工程と、 シード層が形成された基板の処理面に電解メッキで所定
    の厚さのメッキ層を形成する第2のメッキ工程と、 を備えたことを特徴とする基板メッキ方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板メッキ方法におい
    て、 前記第1のメッキ工程の前に、基板の処理面を洗浄する
    前洗浄工程をさらに備えたことを特徴とする基板メッキ
    方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の基板メッキ方
    法において、 前記第1のメッキ工程と前記第2のメッキ工程との間
    に、基板の処理面を洗浄する中間洗浄工程をさらに備え
    たことを特徴とする基板メッキ方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の基
    板メッキ方法において、 前記第2のメッキ工程の後に、基板の処理面を洗浄する
    後洗浄工程をさらに備えたことを特徴とする基板メッキ
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の基板メッキ方法におい
    て、 前記後洗浄工程の後に、基板を乾燥する乾燥工程をさら
    に備えたことを特徴とする基板メッキ方法。
  6. 【請求項6】 基板に対してメッキ処理を施す基板メッ
    キ装置であって、 基板を保持する基板保持手段と、 前記基板保持手段に保持された基板の処理面に無電解メ
    ッキ液を供給する無電解メッキ液供給手段と、 前記基板保持手段に保持された基板の処理面に電解メッ
    キ液を供給する電解メッキ液供給手段と、 前記基板保持手段に保持された基板の処理面に給電する
    ための第1電極と、 前記基板保持手段に保持された基板の処理面に供給され
    た電解メッキ液を介在させて基板の処理面に対向して配
    置される第2電極と、 前記第2電極から前記第1電極へ向けて電流が流れるよ
    うに給電する給電手段と、 前記基板保持手段に保持された基板の処理面に前記無電
    解メッキ液供給手段により無電解メッキ液を供給して基
    板の処理面に無電解メッキでシード層を形成させ、シー
    ド層が形成された基板の処理面に前記電解メッキ液供給
    手段により電解メッキ液を供給するとともに、前記第1
    電極と前記第2電極との間に前記給電手段により給電し
    て、基板の処理面に電解メッキで所定の厚さのメッキ層
    を形成させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする基板メッキ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の基板メッキ装置におい
    て、 前記基板保持手段に保持された基板の処理面に洗浄液を
    供給する洗浄液供給手段をさらに備え、 前記制御手段は、前記基板保持手段に保持された基板の
    処理面に洗浄液を前記洗浄液供給手段により供給して基
    板の処理面を洗浄させることを特徴とする基板メッキ装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の基板メッキ装
    置において、 基板の処理面に供給する液を選択的に切り換える供給液
    切り換え手段をさらに備え、 前記供給液切り換え手段で選択された液を1つの供給口
    から前記基板保持手段に保持された基板の処理面に供給
    することを特徴とする基板メッキ装置。
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