JP2000063225A - 化粧品原料、化粧品および化粧品の製造方法 - Google Patents

化粧品原料、化粧品および化粧品の製造方法

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JP2000063225A
JP2000063225A JP11044451A JP4445199A JP2000063225A JP 2000063225 A JP2000063225 A JP 2000063225A JP 11044451 A JP11044451 A JP 11044451A JP 4445199 A JP4445199 A JP 4445199A JP 2000063225 A JP2000063225 A JP 2000063225A
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好次 森田
Haruhiko Furukawa
晴彦 古川
Takayuki Aso
貴之 麻生
Tei Hamachi
禎 濱地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 化粧品への配合安定性に優れ、化粧品に良好
な使用成、表面保護性を付よし得る化粧品原料、化粧品
およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 カルボシロキサンデンドリマー構造を側
鎖に有するビニル系重合体からなることを特徴とする化
粧品原料、該ビニル系重合体とシリコ−ンオイル、有機
オイル、アルコ−ルおよび水からなる群から選ばれる液
体とからなる溶液もしくは分散液であることを特徴とす
る化粧品原料およびこれらの化粧品原料と他の化粧品原
料とからなる化粧品および該化粧品の製造方法に関す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧品原料に関し、
詳しくは、化粧品への配合安定性に優れ、化粧品に良好
な使用感、表面保護性を付与し得る化粧品原料、化粧品
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、オルガノポリシロキサンとラジカ
ル重合性単量体との共重合体を化粧品原料として使用す
ることは知られている。例えば、特開平5−924号公
報においては、メタクリル基含有ジメチルポリシロキサ
ンオリゴマーと、アクリル酸ターシャリーブチルとメタ
クリル酸とを重合して得られたビニル重合体を整髪剤の
基油とする方法が提案されている。また、特開平9−59
132号公報においては、ポリジメチルシロキサン・ポ
リオキシアルキレン交互ブロック共重合体を含有する毛
髪化粧料が提案されている。さらに、特開平9−208
422号公報には、オルガノポリシロキサンとアクリル
酸ブチル、メタクリル酸、スチレン、アクリル酸を重合
して得られるエマルジョンを含有した化粧料組成物が提
案されている。しかし、これらの化粧品原料は、他の化
粧品原料との相溶性が不十分で、化粧品への配合安定性
に劣る等の問題点があった。また、これらの化粧品原料
は、化粧品に撥水性や滑り性を付与する反面、毛髪や皮
膚への付着性に劣り、毛髪や皮膚から流され易く表面保
護性に劣る等の問題点があり、用途によっては不満足な
ものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記問題
点を解消するため鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。即ち、本発明の目的は、化粧品への配合安定性に優
れ、化粧品に良好な使用感、表面保護性を付与し得る化
粧品原料、化粧品および化粧品の製造方法を提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はカルボシロキサ
ンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体から
なることを特徴とする化粧品原料、該ビニル系重合体と
シリコ−ンオイル、有機オイル、アルコ−ルおよび水か
らなる群から選ばれる液体とからなる溶液もしくは分散
液であることを特徴とする化粧品原料およびこれらの化
粧品原料と他の化粧品原料からなる化粧品および該化粧
品の製造方法に関する。
【0005】
【発明の実施の形態】これを説明するに、本発明の化粧
品原料はカルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に有
するビニル系重合体からなることを特徴とする。かかる
化粧品原料を構成するビニル系重合体は、その重合体の
側鎖にカルボシロキサンデンドリマー構造を含有するの
であるが、本発明においては、カルボシロキサンデンド
リマー構造とは、一つの核から放射線状に高度に規則的
に枝分れした高分子量の基を意味する。このような構造
を有するカルボシロキサンデンドリマーとしては、例え
ば、高分岐状シロキサン・シルアルキレン共重合体があ
る(特願平9−171154号公報参照)。本発明の化
粧品原料においては、ビニル系重合体中のカルボシロキ
サンデンドリマー構造は、次に示す一般式で示される基
が好ましい。
【化8】 上式中、Zは2価有機基有機基であり、アルキレン基、
アリーレン基、アラルキレン基、エステル含有2価有機
基、エーテル含有2価有機基、ケトン含有2価有機基、
アミド基含有2価有機基が例示される。これらの中で
も、次式で示される有機基が好ましい。
【化9】
【化10】
【化11】 上式中、R9は炭素原子数1〜10のアルキレン基であ
り、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン
基が例示される。これらの中でもメチレン基、プロピレ
ン基が好ましい。R10は炭素原子数1〜10のアルキル
基であり、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基
が例示される。これらの中でもメチル基が好ましい。R
11は炭素原子数1〜10のアルキレン基であり、メチレ
ン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基等のアル
キレン基が例示される。これらの中でもエチレン基が好
ましくい。dは0〜4の整数であり、eは0または1であ
る。R1は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくはアリ
ール基であり、アルキル基としては、メチル基、メチル
基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、イソプロピル
基、イソブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル
基が例示され、アリール基としては、フェニル基、ナフ
チル基が例示される。これらの中でもメチル基、フェニ
ル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。X1はi=1と
した場合の次式で示されるシリルアルキル基である。
【化12】 (式中、R1は前記と同じである。R2は炭素原子数2〜1
0のアルキレン基であり、エチレン基、プロピレン基、
ブチレン基、ヘキシレン基などの直鎖状アルキレン基;
メチルメチレン基、メチルエチレン基、1−メチルペン
チレン基、1,4−ジメチルブチレン基等の分岐状アル
キレン基が例示される。これらの中でも、エチレン基、
メチルエチレン基、ヘキシレン基、1−メチルペンチレ
ン基、1,4−ジメチルブチレン基が好ましい。R3は炭
素原子数1〜10のアルキル基であり、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、イソプロピル基が例示さ
れる。iは該シリルアルキル基の階層を示している1〜
10の整数であり、aiは0〜3の整数である。)}で示
される基である。
【0006】本発明の化粧品原料においては、次のよう
なカルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニル系
重合体が好ましい。即ち、(A)ビニル系単量体
0〜99.9重量部と、
(B)一般式:
【化13】 {式中、Yはラジカル重合可能な有機基であり、R1は炭
素原子数1〜10のアルキル基もしくはアリール基であ
る。アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基、イソプロピル基、イソブ
チル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基が例示さ
れる。アリール基としては、フェニル基、ナフチル基が
例示される。これらの中でもメチル基,フェニル基が好
ましく、メチル基が特に好ましい。X1はi=1とした場合
の次式で示されるシリルアルキル基である。
【化14】 (式中、R1は前記と同じであり、R2は炭素原子数2〜1
0のアルキレン基である。R3は炭素原子数1〜10のア
ルキル基であり、メチレン基、エチレン基、プロピレン
基、ブチレン基が例示される。Xi+1は水素原子、炭素原
子数1〜10のアルキル基、アリール基および上記シリ
ルアルキル基からなる群から選択される基である。iは
該シリルアルキル基の階層を示している1〜10の整数
であり、aiは0〜3の整数である。)}で示されるラジ
カル重合可能な有機基を含有するカルボシロキサンデン
ドリマー100〜0.1重量部を重合させてなるカルボ
シロキサンデンドリマー構造を含有するビニル系重合体
である。
【0007】このビニル系重合体について説明するに、
(A)成分のビニル系単量体は、ラジカル重合性のビニ
ル基を有するものであればよく、その種類等については
特に限定されない。かかるビニル系単量体としては、例
えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸
エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)ア
クリル酸イソプロピルなどの低級アルキル(メタ)アク
リレート;(メタ)アクリル酸グリシジル;(メタ)ア
クリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、
(メタ)アクリル酸tert−ブチル、(メタ)アクリ
ル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸ラウリル、
(メタ)アクリル酸ステアリル等の高級(メタ)アクリ
レート;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどの低級脂
肪酸ビニルエステル;酪酸ビニル、カプロン酸ビニル、
2−エチルヘキサン酸ビニル、ラウリル酸ビニル、ステ
アリン酸ビニル等の高級脂肪酸エステル;スチレン、ビ
ニルトルエン、ベンジル(メタ)アクリレート、フェノ
キシエチル(メタ)アクリレート、ビニルピロリドン等
の芳香族ビニル型単量体;(メタ)アクリルアミド、N
−メチロール(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメ
チル(メタ)アクリルアミド、イソブトキシメトキシ
(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)ア
クリルアミド等のアミド基含有ビニル型単量体;(メ
タ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸
ヒドロキシプロピルアルコール等の水酸基含有ビニル型
単量体;(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン
酸、フマル酸、マレイン酸等のカルボン酸含有ビニル型
単量体、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレー
ト、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキシジ
エチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリエチレ
ングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレング
リコールモノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル
ビニルエーテル、セチルビニルエーテル、2ーエチルヘ
キシルビニルエーテル等のエーテル結合含有ビニル型単
量体;(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキシシラ
ン、片末端に(メタ)アクリル基を含有したポリジメチ
ルシロキサン、片末端にスチリル基を含有するポリジメ
チルシロキサンなどの不飽和基含有シリコ−ン化合物;
ブタジエン;塩化ビニル;塩化ビニリデン;(メタ)ア
クリロニトリル;フマル酸ジブチル;無水マレイン酸;
ドデシル無水コハク酸;(メタ)アクリルグリシジルエ
ーテル:(メタ)アクリル酸、イタコン酸、クロトン
酸、フマル酸、マレイン酸等のラジカル重合性不飽和カ
ルボン酸のアルカリ金属塩、アンモニウム塩、有機アミ
ン塩;スチレンスルホン酸のようなスルホン酸基を有す
るラジカル重合性不飽和単量体、およびそれらのアルカ
リ金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩;2−ヒドロ
キシ−3−メタクリルオキシプロピルトリメチルアンモ
ニウムクロライドのような(メタ)アクリル酸から誘導
される4級アンモニウム塩、メタクリル酸ジエチルアミ
ンエステルのような3級アミン基を有するアルコールの
メタクリル酸エステル、およびそれらの4級アンモニウ
ム塩が例示される。
【0008】また多官能ビニル系単量体も使用可能であ
り、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)アク
リレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレ
ート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、テ
トラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−
ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキ
サンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグ
リコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パントリオキシエチル(メタ)アクリレート、トリス
(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジ(メタ)
アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシ
アヌレートトリ(メタ)アクリレート、スチリル基封鎖
ポリジメチルシロキサンなどの不飽和基含有シリコ−ン
化合物等が例示される。
【0009】(B)成分のカルボシロキサンデンドリマ
ーは、一般式:
【化15】 で示される。上式中、Yはラジカル重合可能な有機基で
あり、ラジカル反応可能な有機基であればよいが、具体
的には、下記一般式で表されるで示される(メタ)アクリ
ロキシ基含有有機基、(メタ)アクリルアミド基含有有機
基、スチリル基含有有機基または炭素原子数2〜10の
アルケニル基が挙げられる。
【化16】
【化17】
【化18】 (上式中、R4およびR6は水素原子もしくはメチル基であ
り、R5およびR8は炭素原子数1〜10のアルキレン基で
あり、R7は炭素原子数1〜10のアルキル基である。b
は0〜4の整数であり、cは0または1である。)。この
ようなラジカル重合可能な有機基としては、例えば、ア
クリロキシメチル基、3−アクリロキシプロピル基、メ
タクリロキシメチル基、3−メタクリロキシプロピル
基、4−ビニルフェニル基、3−ビニルフェニル基、4
−(2−プロペニル)フェニル基、3−(2−プロペニ
ル)フェニル基、2−(4−ビニルフェニル)エチル
基、2−(3−ビニルフェニル)エチル基、ビニル基、
アリル基、メタリル基、5−ヘセニル基が挙げられる。
R1は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくはアリール
基であり、アルキル基としては、メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、ペンチル基、イソプロピル基、
イソブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基が
例示される。アリール基としては、フェニル基、ナフチ
ル基が例示される。これらの中でもメチル基、フェニル
基が好ましく、メチル基が特に好ましい。X1はi=1とし
た場合の次式で示されるシリルアルキル基である。
【化19】 上式中、R2は炭素原子数2〜10のアルキレン基であ
り、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ヘキシレ
ン基などの直鎖状アルキレン基;メチルメチレン基、メ
チルエチレン基、1−メチルペンチレン基、1,4−ジ
メチルブチレン基等の分岐状アルキレン基が例示され
る。これらの中でも、エチレン基、メチルエチレン基、
ヘキシレン基、1−メチルペンチレン基、1,4−ジメ
チルブチレン基が好ましい。R3は炭素原子数1〜10の
アルキル基であり、メチル基、エチル基、プロピル基、
ブチル基、イソプロピル基が例示される。R1は前記と
同じである。Xi+1は水素原子、炭素原子数1〜10のア
ルキル基、アリール基および上記シリルアルキル基から
なる群から選択される基である。aiは0〜3の整数であ
る。iは1〜10の整数であり、これは該シリルアルキ
ル基の階層数、即ち、該シリルアルキル基の繰り返し数
を示している。従って、階層数が1である場合には、本
成分のカルボシロキサンデンドリマーは、一般式:
【化20】 (式中、Y,R1,R2およびR3は前記と同じであり、R12
水素原子または前記R1と同じである。a1は前記aiと同じ
であるが、1分子中のa1の平均合計数は0〜7であ
る。)で示さる。階層数が2である場合には、本成分の
カルボシロキサンデンドリマーは、一般式:
【化21】 (式中、Y,R1,R2,R3およびR12は前記と同じである。a1
およびa2は前記aiと同じであるが、1分子中のa1とa2
平均合計数は0〜25である。)で示される。階層数が
3である場合には、カルボキシデンドリマーは、一般
式:
【化22】 (式中、Y,R1,R2,R3およびR12は前記と同じである。
a1,a2およびa3は前記aiと同じであるが、1分子中のa1
とa2のとa3の平均合計数は0〜79である。)で示され
る。
【0010】本成分のラジカル重合可能な有機基を含有
するカルボキシデンドリマーとしては、下記平均組成式
で示されるカルボシロキサンデンドリマーが例示され
る。
【化23】
【化24】
【化25】
【化26】
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】
【化31】
【化32】
【化33】
【化34】
【化35】
【化36】
【0011】このようなカルボシロキサンデンドリマー
は、特開平11―1530号公報(特願平9−1711
54号)に記載された分岐状シロキサン・シルアルキレ
ン共重合体の製造方法に従って製造できる。例えば、一
般式:
【化37】 (式中、R1およびYは前記と同じである。)で示される
ケイ素原子結合水素原子含有ケイ素化合物と、アルケニ
ル基含有有機ケイ素化合物とをヒドロシリル化反応させ
ることにより製造することができる。上式で示されるケ
イ素化合物としては、例えば、3−メタクリロキシプロ
ピルトリス(ジメチルシロキシ)シラン、3−アクリロ
キシプロピルトリス(ジメチルシロキシ)シラン、4−
ビニルフェニルトリス(ジメチルシロキシ)シランが用
いられる。アルケニル基含有有機ケイ素化合物として
は、ビニルトリス(トリメチルシロキシ)シラン、ビニ
ルトリス(ジメチルフェニルシロキシ)シラン、5−ヘ
キセニルトリス(トリメチルシロキシ)シランが用いら
れる。尚、このヒドロシリル化反応は、塩化白金酸や白
金ビニルシロキサン錯体などの遷移金属触媒の存在下に
行うのが好ましい。
【0012】本発明に使用されるデンドリマー構造を含
有するビニル系重合体において、上記(A)成分と
(B)成分の重合比率は、(A)成分と(B)成分が重
量比で、0:100〜99.9:0.1となる範囲であ
り、好ましくは、1:99〜99:1となる範囲であ
る。尚、(A)成分と(B)成分が0:100というこ
とは、(B)成分のホモポリマーであってもよいことを
意味している。
【0013】本発明に使用されるカルボシロキサンデン
ドリマー構造を有するビニル系重合体は、上記のような
(A)成分と(B)成分を共重合させるか、(B)成分
のみを重合させてなるものである。重合方法としては、
ラジカル重合法やイオン重合法が使用されるが、これら
の中でのラジカル重合法が好ましい。このラジカル重合
においては溶液重合法が好適に使用される。この溶液重
合は、溶媒中で、(A)成分と(B)成分とをラジカル
開始剤の存在下、50〜150℃の温度条件下で3〜2
0時間反応させることにより行われる。このとき用いる
溶媒としては、ヘキサン、オクタン、デカン、シクロヘ
キサン等の脂肪族炭化水素;ベンゼン、トルエン、キシ
レン等の芳香族炭化水素;ジエチルエーテル、ジブチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、ジイソブチルケトン等のケトン類;酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸イソブチル等のエス
テル類;メタノール、エタノール、イソプロピルアルコ
ール、ブタノール等のアルコール類;オクタメチルテシ
クロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキ
サン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシ
ロキサン等のオルガノシロキサンオリゴマーが例示され
る。ラジカル開始剤としては、一般にラジカル重合法に
使用される従来公知の化合物が用いられ、具体的には、
2,2'−アゾビス(イソブチロニトリル)、2,2'−ア
ゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2,2'−アゾビ
ス(2,4−ジメチルバレロニトリル)等のアゾビス系
化合物;過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、ter
t−ブチルパーオキシベンゾエート、tert−ブチル
パーオキシ−2−エチルヘキサノエート等の有機過酸化
物が例示される。このラジカル開始剤は1種を単独で使
用してもよく、また2種類以上を混合して使用してもよ
い。ラジカル開始剤の使用量は、上記(A)成分と
(B)成分の合計100重量部に対して0.1〜5重量
部の範囲であることが好ましい。また、重合に際しては
連鎖移動剤を添加することができる。この連鎖移動剤と
して具体的には、2−メルカプトエタノール、ブチルメ
ルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、3−メルカプ
トプロピルトリメトキシシラン、メルカプトプロピル基
を有するポリジメチルシロキサン等のメルカプト化合
物;塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、臭化ブ
チル、3−クロロプロピルトリメトキシシラン等のハロ
ゲン化物が挙げられる。尚、本発明のビニル系重合体を
製造する場合、重合後、加熱下、減圧処理して、残存す
る未反応のビニル系単量体を除去することが好ましい。
【0014】本発明使用されるカルボシロキサン構造を
有するビニル重合体の数平均分子量は、化粧品原料とし
ての配合のしやすさから、好ましくは、3,000〜2
000,000であり、さらに好ましくは、5,000
〜800,000である。また、その性状は、液状、ガ
ム状、ペースト状、固体状、粉体状などが例示され、好
ましくは、溶媒の希釈による溶液や分散液あるいは粉体
状が好ましい。
【0015】本発明の化粧品原料は上記のようなカルボ
シロキサン構造を有するビニル系重合体からなるもので
あるが、もう一つの本発明の化粧品原料は、カルボシロ
キサンデンドリマー構造を側鎖に含有するビニル系重合
体と、シリコーンオイル、有機オイル、アルコールおよ
水からなる群から選ばれる液体とからなる溶液もしくは
分散液である。
【0016】この発明において使用されるカルボシロキ
サンデンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体は
上記したビニル系重合体と同じものである。この発明に
おいて使用される液体は、シリコーンオイル、有機オイ
ル、アルコールもしく水であるが、この内、シリコーン
オイルとしては、例えば、分子鎖両末端トリメチルシロ
キシ基封鎖ジメチルポリシロキサン、分子鎖両末端トリ
メチルシロキシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチルフェ
ニルシロキサン共重合体、分子鎖両末端トリメチルシロ
キシ基封鎖ジメチルシロキサン・メチル(3,3,3−
トリフルオロプロピル)シロキサン共重合体等の直鎖状
の非反応性シリコーンオイルや、ヘキサメチルシクロト
リシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、
デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシク
ロヘキサシロキサンなどの環状体が挙げられる。また上
記の非反応性シリコーンオイル以外に、分子鎖の末端あ
るいは側鎖にポリエーテル基やアミノ基、シラノール基
などの官能基を有する変性ポリシロキサンも使用でき
る。
【0017】有機オイルとしては、例えば、流動パラフ
ィン、イソパラフィン、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチ
ン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、ミリスチ
ン酸セチル、ミリスチン酸2−オクチルドデシル、パル
ミチン酸イソプロピル、パルミチン酸2−エチルヘキシ
ル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸デシル、オレイン
酸2−オクチルドデシル、乳酸ミリスチル、乳酸セチ
ル、酢酸ラノリン、ステアリルアルコール、オレイルア
ルコール、アボガド油、アルモンド油、オリーブ油、カ
カオ油、ホホバ油、ゴマ油、大豆油、ツバキ油、スクワ
ラン、パーシック油、ヒマシ油、ミンク油、綿実油、ヤ
シ油、卵黄油、牛脂、豚脂、ポリプロピレングリコール
モノオレート、ネオペンチルグリコール−2−エチルヘ
キサノエート等のグリコールエステル油;イソステアリ
ン酸トリグリセライド、椰子油脂肪酸トリグリセライド
等の多価アルコールエステル油;ポリオキシエチレンラ
ウリルエーテル、ポリオキシプロピレンセチルエーテル
等のポリオキシアルキレンエーテル油等の有機オイルが
挙げられる。
【0018】アルコ−ルとしては、化粧品原料に用いら
れているものが使用可能である。これらの中でも、メタ
ノ−ル、エタノ−ル、ブタノ−ル、イソプロピリアルコ
−ルなどの低級アルコ−ルが好ましい。この溶液や分散
液の粘度は、25℃で10〜10億mPa・sが好まし
く、さらに、化粧品での感触の改良効果が高いことか
ら、100〜5億mPa・sが好ましい。
【0019】この溶液や分散液を製造するには、上記カ
ルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニル系重合
体と、シリコ−ンオイル、有機オイル、アルコ−ルもし
くは水とを単に混合することにより容易に製造できる。
また、カルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニ
ル系重合体を重合する段階でこれらの液体を存在させて
おくこともできる。この場合、溶液もしくは分散液を常
圧もしくは減圧下、加熱処理して残存する未反応のビニ
ル単量体を完全に除去して未反応のビニル系単量体の臭
気を完全に除去することが必要である。分散液の場合
は、このビニル系重合体の分散性を向上させるためには
界面活性剤を配合することができる。このような界面活
性剤としては、ヘキシルベンゼンスルホン酸、オクチル
ベンゼンスルホン酸、デシルベンゼンスルホン酸、ドデ
シルベンゼンスルホン酸、セチルベンゼンスルホン酸、
ミリスチルベンゼンスルホン酸やそのナトリウム塩等の
アニオン系界面活性剤;オクチルトリメチルアンモニウ
ムヒドロキシド、ドデシルトリメチルアンモニウムヒド
ロキシド、ヘキサデシルトリメチルアンモニウムヒドロ
キシド、オクチルジメチルベンジルアンモニウムヒドロ
キシド、デシルジメチルベンジルアンモニウムヒドロキ
シド、ジオクタデシルジメチルアンモニウムヒドロキシ
ド、牛脂トリメチルアンモニウムヒドロキシド、ヤシ油
トリメチルアンモニウムヒドロキシド等のカチオン系界
面活性剤;ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポ
リオキシアルキレンアルキルフェノール、ポリオキシア
ルキレンアルキルエステル、ポリオキシアルキレンソル
ビタンエステル、ポリエチレングライコール、ポリプロ
ピレングライコール、ジエチレングライコールトリメチ
ルノナノールのエチレンオキサイド付加物やポリエステ
ル系のノニオン系界面活性剤、これらの界面活性剤の二
種以上の混合物が例示さる。さらに、このような溶液や
分散液には、化粧品に配合可能な酸化鉄などの顔料や酸
化亜鉛、酸化チタン、酸化ケイ素、マイカ、タルクなど
の無機酸化物粒子を配合することもできる。この分散液
では、ビニル系重合体の平均粒径は0.001〜100
μmの範囲内にあることが好ましく、0.01〜50μ
mの範囲内にあることがさらに好ましい。これは、平均
粒子径がこの範囲外であるエマルジョンを配合した化粧
品は、指や肌への感触、伸び、および使用感が十分でな
くなる傾向があるからである。この分散液や溶液のビニ
ル系重合体の濃度は、0.1〜95重量%の範囲内であ
り、5〜85重量%の範囲内が好ましい。配合のしやす
さや取り扱いの容易さから、10〜75重量%の範囲内
がさらに好ましい。
【0020】以上のような本発明の化粧品原料は、化粧
品への配合安定性に優れ、良好な使用感、表面保護性を
付与し得るので、各種化粧品の原料として好適に使用さ
れる。特に皮膚化粧品に適用した場合は、違和感がな
く、撥水性、ガス透過性や湿気透過性に優れ、べとつか
ず、さっぱりした感触を与えることができる。また毛髪
化粧品に適用した場合は、毛髪へ撥水性やヘアセット性
を付与することができる。したがって、皮膚用化粧品お
よび毛髪化粧品の原料として好適に使用される。
【0021】次に、本発明の化粧品を説明する。本発明
の化粧品は、上記化粧品原料と他の化粧品原料とからな
ることを特徴とし、上記本発明の化粧品原料を含有する
化粧品は全て包含される。かかる本発明の化粧品原料を
含有する化粧品は、一般に化粧品あるいは化粧料と呼称
されているものであればよく、その種類等は特に限定さ
れない。かかる化粧品としては、皮膚化粧料として、例
えば、石鹸、ボディシャンプー、洗顔クリーム等の洗浄
用化粧品、化粧水、クリーム、乳液、パック等の基礎化
粧品;おしろい、ファンデーション等のベースメークア
ップ化粧品、口紅、ほほ紅、アイシャドー、アイライナ
ー、マスカラ等の眉目化粧品、マニキュア等の美爪化粧
品や、脱毛剤、髭剃り用ローション、制汗・消臭剤、日
焼け防止剤等の特殊化粧品、香水、オー・デ・コロン等
の芳香性化粧品が例示される。また、毛髪化粧料として
は、シャンプー、ヘアリンス、トリ−トメント、パ−マ
ネントウェ−ブ剤、整髪料、育毛剤、養毛剤、染毛剤等
が挙げられる。さらに、その他の化粧品としては、歯磨
き、浴用剤等も例示される。この化粧品の形態は、水性
液状、油性液状、乳液状、クリーム状、フォーム状、半
固形状、固形状、粉状が例示される。またこの化粧品を
スプレーにより用いることができる。
【0022】本発明の化粧品は上記化粧品原料と他の化
粧品原料とからなるものであるが、他の化粧品原料とし
ては、例えば、アボガド油、アルモンド油、オリブ油、
カカオ脂、牛脂、ゴマ油、小麦胚芽油、サフラワー油、
シアバター、タートル油、椿油、パーシック油、ヒマシ
油、ブドウ油、マカデミアナッツ油、ミンク油、卵黄
油、モクロウ、ヤシ油、硬化油等の油脂;オレンジラフ
ィー油、カルナウバロウ、キャンデリラロウ、鯨ロウ、
ホホバ油、モンタンロウ、ミツロウ、ラノリン等のロウ
類;流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、セレシ
ン、マイクロクリスタリンワックス、スクワラン等の炭
化水素;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ウンデシレン
酸、オキシステアリン酸、リノール酸、ラノリン酸、合
成脂肪酸等の高級脂肪酸;エチルアルコール、イソプロ
ピルアルコール、ラウリルアルコール、セチルアルコー
ル、セトステアリルアルコール、ステアリルアルコー
ル、オレイルアルコール、ベヘニルアルコール、ラノリ
ンアルコール、水素添加ラノリンアルコール、ヘキシル
デカノール、オクチルドデカノール、イソステアリルア
ルコール等のアルコール;コレステロール、ジヒドロコ
レステロール、フィトステロール等のステロール;リノ
ール酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、ラノリン脂
肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸
ミリスチル、ミリスチン酸セチル、ミリスチン酸オクチ
ルドデシル、オレイン酸デシル、オレイン酸オクチルド
デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、イソオク
タン酸セチル、パルミチン酸セチル、トリミリスチン酸
グリセリン、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリ
ン、ジオレイン酸プロピレングリコール、トリイソステ
アリン酸グリセリン、トリイソオクタン酸グリセリン、
乳酸セチル、乳酸ミリスチル、リンゴ酸ジイソステアリ
ル等の脂肪酸エステル;グリセリン、プロピレングリコ
ール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、d,l−ピロリドンカルボン酸ナトリウム、乳
酸ナトリウム、ソルビトール、ヒアルロン酸ナトリウム
等の保湿剤;高級脂肪酸石鹸、高級アルコール硫酸エス
テル塩、N−アシルグルタミン酸塩、リン酸エステル塩
等のアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ベタイ
ン型、アミノ酸型、イミダゾリン型、レシチン等の両性
界面活性剤、多価アルコールエステル型、酸化エチレン
縮合型等の非イオン界面活性剤等の界面活性剤;酸化鉄
等の有色顔料、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウ
ム等の白色顔料、マイカ、タルク、セリサイト等の体質
顔料等の顔料;ジメチルポリシロキサン、メチルフェニ
ルポリシロキサン、オクタメチルテトラシクロシロキサ
ン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ポリエーテル
変性シリコーンオイル、アミノ変性シリコーンオイル、
トリメチルケイ酸等のシリコーン系材料;精製水;カラ
ギーナン、アルギン酸、アルギン酸塩、アラビアゴム、
トラガント、ペクチン、寒天、カゼイン、デンプン、キ
サンタンガム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロ
リドン、ポリ(メタ)アクリル酸やその塩、ポリ(メ
タ)アクリル酸エステルやその誘導体、ポリエチレング
リコール、酢酸ビニル系樹脂などの高分子:さらには、
増粘剤、ゲル化剤、老化防止剤、帯電防止剤、顔料湿潤
剤、分散剤、色別れ防止剤、沈降防止剤、ダレ防止剤、
紫外線吸収剤、抗菌剤、坑炎症剤、制汗剤、防腐剤、香
料、酸化防止剤、pH調節剤、噴射剤、美容成分が例示
される。
【0023】尚、本発明の化粧品には、さらにシリコ−
ン硬化物粒子を配合することができる。シリコ−ン硬化
物粒子としては、レジン状シリコーン硬化物粒子、ゴム
状シリコーン硬化物粒子が挙げられる。レジン状シリコ
ーン硬化物粒子は髪や肌へのサッパリ感を与え、ゴム状
粒子は肌への柔軟な感触を与える。これらの中でも配合
しやすさから、シリコ−ンゴム硬化粒子の水サスペンシ
ョンが好ましい。その配合量は、化粧品中に0.1〜9
9重量%の範囲内で含まれる量あり、0.2〜85重量
%の範囲内で含まれる量が好ましい。ここで、レジン状
シリコ−ン硬化物粒子の製法は、加水分解性のシランあ
るいはその部分加水分解物を加水分解縮合して調製され
る。ゴム状シリコ−ン硬化物粒子は、架橋性シリコ−ン
ゴム組成物を架橋させた後、粉砕する方法や、架橋性シ
リコ−ンゴム組成物を水などの媒体中に分散したのち架
橋し、媒体を除去する方法などが例示される。ゴム状シ
リコ−ン硬化物粒子の水系サスペンションは、ゴム状シ
リコ−ン硬化物粒子を界面活性剤などを使用して水に分
散させる方法や、架橋性シリコ−ンゴム組成物を水に分
散した後架橋することにより得られる。
【0024】本発明の化粧品を製造するには、上記のよ
うな本発明の化粧品原料と他の化粧品原料を単に均一混
合することにより容易に製造できる。混合手段として
は、通常化粧品の製造に使用されている各種の混合装
置、混練装置が使用できる。かかる装置としては、例え
ば、ホモミキサー、パドルミキサー、ヘンシェルミキサ
ー、ホモディスパー、コロイドミキサー、プロペラ攪拌
機、ホモジナイザー、インライン式連続乳化機、超音波
乳化機、真空式練合機が例示される。
【0025】
【実施例】次に、本発明を実施例により詳細に説明す
る。尚、実施例中、粘度は25℃における値である。ま
た、化粧品原料としてのカルボシロキサンデンドリマー
構造を有するビニル系重合体の特性、および化粧品の特
性の評価は次の方法に従って測定した。 ○カルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニル系
重合体の特性 1.分子量 ゲルパーミュエーションクロマトグラフィ(GPC)装
置を使用し測定した。測定値はポリスチレン換算の数平
均分子量で表した。 2.撥水性 重合体の20重量%トルエン溶液をガラス板に塗布し、
風乾および100℃のオ−ブンで溶媒を除去後、その表
面に水滴を載せ、水に対する接触角を測定した。測定装
置は、自動接触角計(協和界面化学株式会社製)を用い
た。 3.酸素透過性 JIS K−7126に規定する酸素透過性試験に準じ
て、温度23℃、湿度0%、酸素濃度5%の条件下で酸
素透過性を測定した。ここで、測定手段としては、酸素
透過試験機(モダンコントロール社製10/50)を使
用し、重合体の試料は皮膜面積50cm2の試験片を使
用した。測定値P値は酸素透過係数の100億倍の値で
あり、単位は、cm3・cm/(cm2・sec・mmH
g)である。 4.ガラス転移点(Tg) 示差熱分析(DSC)を用いて測定した。
【0026】○化粧品の評価方法 1.付着性 パネラ−10人が手首に化粧品を塗布して指でよく伸ば
した後、手首を折り曲げた。この折り曲げを50回繰り
返した後、手首への化粧品の付着残存量を指で確認し
た。評価結果は化粧品の付着があると感じた人数が8〜
10人である場合を○印、これが4〜7人である場合を
△印、またこれが3人以下である場合を×印として表し
た。 2.乾きの速さ パネラ−10人が手の甲に化粧品を塗布して指でよく伸
ばした後、化粧品の乾きの速さの相対比較を行なった。
評価結果は乾きが一番速いと感じた人数が8〜10人で
ある場合を○印、これが4〜7人である場合を△印、ま
た、これが3人以下である場合を×印として表した。 3.撥水性 パネラ−10人が手の甲に化粧品を塗布して指でよく伸
ばした。次いで、手の甲を石鹸液で洗浄しタオルで拭い
た後、水滴をおとして、その広がりから撥水性を評価し
た。評価結果は水滴の広がりがあると感じた人数が8〜
10人である場合を○印、これが4〜7人である場合を
△印、またこれが3人以下である場合を×印として表し
たした。 4.髪のセット保持性 髪をカ−ルした後、ヘア−スプレ−で髪を処理した。そ
して濡れタオルを髪に5分間載せた後のカ−ル保持性を
パネラ−10人が評価した。評価結果はカ−ル保持性が
あると感じた人数が8〜10人である場合を○印、これ
が4〜7人である場合を△印、またこれが3人以下であ
る場合を×印として表した。
【0027】
【実施例1】窒素置換した攪拌機付フラスコに、下記一
般式で示されるカルボシロキサンデンドリマー30重量
部、メチルメタクリレ−ト45重量部、n−ブチルアク
リレ−ト25重量部、環状ジメチルポリシロキサン(5
量体)400重量部を仕込み、混合した後、2,2’―
アゾビスイソブチロニトリル0.3重量部を添加して混
合した。攪拌しつつ80℃に昇温して6時間保持した。
得られた重合体分散液は白色であった。この重合体分散
液は未反応のメチルメタクリレ−ト臭がした。これを、
140℃の加熱下、30分間、10mmHg減圧して、
低分子化合物および環状ジメチルシリコ−ン(5量体)
の合計量で約200重量部を除去したところメチルメタ
クリレートの臭気はなくなった。ここで不揮発分による
計算値として、重合収率は95重量%であった。これ
に、環状ジメチルシリコ−ン(5量体)を添加して、不
揮発分20重量%のカルボシロキサンデンドリマー構造
を有するビニル系重合体の分散液を製造した{化粧品原
料(A)}。この化粧品原料(A)の特性を表1に示し
た。
【化38】
【0028】
【実施例2】実施例1で使用したカルボシロキサンデン
ドリマー30重量部、メチルメタクリレ−ト45重量
部、n−ブチルアクリレ−ト25重量部、トルエン20
0重量部を窒素置換した攪拌機付フラスコに仕込み混合
した後、2,2’アゾビスイソブチロニトリル0.3重
量部を添加して攪拌混合した。攪拌しつつ80℃に昇温
し、5時間保持した。得られた共重合体溶液は無色であ
った。この溶液を、100℃に加熱しつつ30分間、1
0mmHgで減圧して、低分子化合物およびトルエンの
合計量で約150重量部を除去した。次いで、メタノ−
ルで再沈殿して精製し乾燥した後、得られた重合体をボ
−ルミルで微粒子化した。その重量から、重合収率は9
2重量%であった。この重合体を環状ジメチルシリコ−
ン(5量体)で希釈してカルボシロキサンデンドリマー
構造を有するビニル系重合体の濃度20重量%溶液を製
造した{化粧品原料(B)}。この化粧品原料(B)の
特性を表1に示した。
【0029】
【実施例3】実施例1で使用したカルボシロキサンデン
ドリマー15重量部、n−ブチルメタクリレ−ト42重
量部、メタクリル酸20重量部、エタノ−ル400重量
部を窒素置換した攪拌機付フラスコに仕込み、混合した
後、2,2’アゾビスイソブチロニトリル0.3重量部
を添加して攪拌混合した。攪拌しつつ80℃に昇温し、
5時間保持した。得られた共重合体溶液を加熱して、エ
タノ−ルを除去した後、150℃、10mmHgの条件
下で10分間処理したところ臭気はなくなった。尚、不
揮発分による計算値として、重合収率は96重量%であ
った。これに、エタノ−ル400重慮部を添加混合した
後、トリエタノ−ルアミン23重量部を添加して、不揮
発分20重量%のカルボシロキサン構造を有するビニル
系重合体溶液を製造した{化粧品原料(C)}。この化
粧品原料(C)の特性を表1に示した。
【0030】
【実施例4】実施例1で使用したカルボシロキサンデン
ドリマー15重量部、n−ブチルメタクリレ−ト42重
量部、メタクリル酸20重量部、エタノ−ル200重量
部を窒素置換した攪拌機付フラスコに仕込み混合した
後、2,2’―アゾビスイソブチロニトリル0.3重量
部を攪拌混合した。攪拌しつつ80℃に昇温し、5時間
保持した。得られた共重合体溶液に室温にてトリエタノ
−ルアミン23重量部を加えた。この溶液を、ヘキサン
で再沈殿して十分に精製し乾燥した。得られた重合体を
ボ−ルミルで微粒子化した。その重量から重合収率は9
2重量%であった。この重合体をエタノ−ルで希釈し
て、カルボシロキサンデンドリマー構造を有するビニル
系重合体の20重量%溶液を製造した{化粧品原料
(D)}。この化粧品原料(C)の特性を表1に示し
た。
【0031】
【比較例1】実施例1で使用したカルボシロキサンデン
ドリマー30重量部の代わりに下記式で示されるオルガ
ノポリシロキサン30重量部を使用した以外は実施例1
と同様にして、ビニル系重合体の20重量%溶液を製造
した{化粧品原料(E)}。この化粧品原料(E)の特
性を測定し表1に併記した。
【化39】
【0032】
【比較例2】実施例1で使用したカルボシロキサンデン
ドリマー30重量部の代わりに下記式で示されるオルガ
ノシロキサン30重量部を使用した以外は実施例1と同
様にして、ビニル系重合体の濃度20重量%の溶液を製
造した{化粧品原料(F)}。この化粧品原料(F)の
特性を測定し表1に併記した。
【化40】
【0033】
【比較例3】実施例1で使用したカルボシロキサンデン
ドリマー30重量部の代わりに、メチルメタクリレート
30重量部を使用した以外は実施例1と同様にして、ビ
ニル系重合体を製造しようとしたが、このビニル系重合
体は環状ジメチルシリコ−ン(5量体)に分散しなかっ
た。
【0034】
【表1】
【0035】
【実施例5】 口紅 化粧品原料(A)55重量部、両末端トリメチルシロキ
シ基封鎖ジメチルポリシロキサン(粘度2mPa・s)
20重量部、液状ラノリン5重量部、ヒマシ油3.8重
量部、グリセリルトリイソステアレ−ト8重量部を85
℃に加熱しつつ混合した後、抗酸化剤0.1重量部、香
料0.1重量部、シリコ−ン処理酸化チタン2.0重量
部、赤色201号2重量部、赤色202号1重量部、黄
色4号アルミニウムレ−キ3重量部を加えて均一に混合
した後、脱気して、容器に充填して油性液状口紅を調製
した。この口紅の評価を行い、その結果を表2に示し
た。
【0036】
【比較例4】 口紅 実施例5において、化粧品原料(A)の代わりに化粧品
原料(E)を使用した以外は、実施例5と同様にして油
性液状口紅を調製した。この口紅の評価を行い、その結
果を表2に併記した。
【0037】
【比較例5】 口紅 実施例5において、化粧品原料(A)代わりに化粧品原
料(F)を使用した以外は、実施例5と同様にして油性
液状口紅を調製した。この口紅の評価を行い、その結果
を表2に併記した。
【0038】
【表2】
【0039】
【実施例6】 マスカラ 化粧品原料(B)62重量部、デキストリン脂肪酸エス
テル15重量部、低沸点イソパラフィン(出光石油化学
株式会社製、商品名IPソルベント)4.5重量部を加
熱溶融し混合した後、疎水化無水ケイ酸2重量部、有機
性ベントナイト1.5重量部、黒酸化鉄粉末7重量部、
マイカ10重量部を加えて混合し、この混合物を容器に
充填して、マスカラを調製した。このマスカラの評価を
行い、その評価結果を表3に示した。
【0040】
【比較例6】 マスカラ 化粧品原料(B)62重量部の代わりに、トリメチルシ
ロキシケイ酸(Me3SiO 1/2:SiO2=1.5:1.0)の
20重量%溶液62重量部を使用した以外は、実施例6
と同様にしてマスカラを調製した。このマスカラの評価
を行い、その結果を表3に併記した。
【0041】
【比較例7】 マスカラ 化粧品原料(B)の代わりに、化粧品原料(E)を使用
した以外は、実施例6と同様にしてマスカラを調製し
た。このマスカラの評価を行い、その結果を表3に併記
した。
【0042】
【表3】
【0043】
【実施例7】 マニキュア 化粧品原料(C)40重量部、ニトロセルロ−ス15重
量部、シュ−クロ−ズアセテ−トイソブチレ−ト5重量
部、クエン酸アセチルトリブチル5重量部、カンファ−
2重量部、酢酸エチル5重量部、酢酸ブチル10重量
部、トルエン17重量部、有機性ベントナイト1重量
部、顔料1重量部を均一に混合した後、容器に充填して
マニキュアを調製した。このマニキユアの評価を行い、
その結果を表4に示した。
【0044】
【比較例8】 マニキュア 化粧品原料(C)の代わりに、化粧品原料(E)を使用
した以外は、実施例7と同様にしてマニキュアを調製し
た。このマニキユアの評価を行いその結果を表4に併記
した。
【0045】
【比較例9】 マニキュア 化粧品原料(C)の代わり化粧品原料(F)を使用した
以外は、実施例7と同様にしてマニキュアを調製した。
このマニキユアの評価を行い、その結果を表4に併記し
た。
【0046】
【表4】
【0047】
【実施例8】 皮膚用クリ−ム状化粧品 化粧品原料(A)15重量部、シリコーン処理酸化チタ
ン粉末2重量部、p−メトキシ桂皮酸オクチル10重量
部、粘度20mPa・Sの分子鎖両末端トリメチルシロ
キシ基封鎖ジメチルポリシロキサン12重量部、ポリオ
キシエチレン(40モル付加物)硬化ヒマシ油3重量部、
スクワラン60重量部、グリセリン5重量部、ミツロウ
3重量部、防腐剤適量、香料適量、および精製水適量を
ヘンシェルミキサーに投入し1500rpmで10分間
撹拌して、皮膚用クリーム状化粧品を調製した。この化
粧品を評価し、その結果を表5に示した。
【0048】
【比較例10】 皮膚用クリ−ム状化粧品 化粧品原料(A)15重量部の代わり、トリメチルシロ
キシケイ酸(Me3SiO1/2:SiO2=1.5:1.
0)の20重量%溶液を15重量部使用した以外は実施
例8と同様にして、皮膚用クリ−ム状化粧品を調製し
た。この化粧品の評価結果を表5に併記した。
【0049】
【比較例11】 皮膚用クリ−ム状化粧品 化粧品原料(A)の代わりに、化粧品原料(F)15重
量部使用した以外は実施例8と同様にして、皮膚用クリ
−ム状化粧品を調製した。この化粧品の評価結果を表5
に示した。
【0050】
【表5】
【0051】
【実施例9】 シャンプ− スルホコハク酸モノエステルジナトリウム20重量部、
ラウロイルジエタノ−ルアミド2重量部、化粧品原料
(C)5重量部、香料0.2重量部、防腐剤0.1重量
部、精製水72.5重量部、色素微量を混合した後、容
器に充填してシャンプ−を調製した。このシャンプーの
評価を行い、その結果を表6に示した。
【0052】
【比較例12】 シャンプ− 化粧品原料(C)の代わり化粧品原料(E)を5重量部
使用した以外は、実施例9と同様にしてシャンプ−を調
製した。このシャンプーの評価を行い、その結果を表6
に併記した。
【0053】
【比較例13】 シャンプ− 化粧品原料(C)の代わり化粧品原料(F)を使用した
以外は、実施例9と同様にしてシャンプ−を調製した。
このシャンプーの評価を行い、その結果を表6に併記し
た。
【0054】
【表6】
【0055】
【実施例10】 ヘアスプレ− 化粧品原料(D)100重量部、エタノ−ル50重量
部、液化石油ガス35重量部を冷却混合して、エアゾ−
ル型ヘアスプレ−を調製した。このスプレーの評価を行
い、その結果を表7に示した。
【0056】
【比較例14】 ヘアスプレ− 化粧品原料(D)の代わりに、化粧品原料(E)を使用
した以外は実施例10と同様にしてヘアスプレ−を調製
した。このスプレーの評価を行い、その結果を表7に併
記した。
【0057】
【比較例15】 ヘアスプレ− 化粧品原料(D)の代わりに、化粧品原料(F)を使用
した以外は実施例10と同様にしてヘアスプレ−を調製
した。このスプレーの評価を行い、その結果を表7に併
記した。
【0058】
【表7】
【0059】
【発明の効果】本発明の化粧品原料はカルボシロキサン
デンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体からな
り、また該ビニル系重合体とシリコーンオイル、有機オ
イル、アルコールおよび水からなる群から選ばれる液体
とからなる溶液もしくは分散液であるので、化粧品への
配合安定性に優れ、化粧品に良好な使用感、表面保護性
を付与できるという特徴を有する。そして本発明の化粧
品原料を適用した化粧品は、皮膚化粧品においては、違
和感がなく、良好な使用感、表面撥水性、酸素透過性に
優れており、毛髪化粧品においては、撥水性やヘアーセ
ット性を有するという特徴を有し、またその製造方法は
かかる化粧品を効率よく製造できるという特徴を有す
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 33/00 C08L 33/00 // A61K 7/025 A61K 7/025 7/032 7/032 7/043 7/043 (72)発明者 麻生 貴之 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内 (72)発明者 濱地 禎 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルボシロキサンデンドリマー構造を側
    鎖に有するビニル系重合体からなることを特徴とする化
    粧品原料。
  2. 【請求項2】 カルボシロキサンデンドリマー構造が、 【化1】 {式中、Zは2価の有機基であり、pは0または1であ
    り、R1は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくはアリ
    ール基である。X1はi=1とした場合の次式で示されるシ
    リルアルキル基である。 【化2】 (式中、R1は前記と同じであり、R2は炭素原子数2〜1
    0のアルキレン基であり、R3は炭素原子数1〜10のア
    ルキル基であり、Xi+1は水素原子,炭素原子数1〜10
    のアルキル基,アリール基および上記シリルアルキル基
    からなる群から選択される基である。iは該シリルアル
    キル基の階層を示している1〜10の整数であり、ai
    0〜3の整数である。)}で示される基である、請求項
    1記載の化粧品原料。
  3. 【請求項3】 ビニル系重合体が、(A)ビニル系単量
    体 0〜99.9重量部と、
    (B)一般式: 【化3】 {式中、Yはラジカル重合可能な有機基であり、R1は炭
    素原子数1〜10のアルキル基もしくはアリール基であ
    り、X1はi=1とした場合の次式で示されるシリルアルキ
    ル基である。 【化4】 (式中、R1は前記と同じであり、R2は炭素原子数2〜1
    0のアルキレン基であり、R3は炭素原子数1〜10のア
    ルキル基であり、Xi+1は水素原子,炭素原子数1〜10
    のアルキル基,アリール基および上記シリルアルキル基
    からなる群から選択される基である。iは該シリルアル
    キル基の階層を示している1〜10の整数であり、ai
    0〜3の整数である。)}で示されるラジカル重合可能
    な有機基を有するカルボシロキサンデンドリマー
    100〜0.1重量部を重合させてなるも
    のである、請求項1記載の化粧品原料。
  4. 【請求項4】 (B)成分中のラジカル重合可能な有機
    基が、一般式: 【化5】 または 【化6】 (式中、R4は水素原子もしくはメチル基であり、R5は炭
    素原子数1〜10のアルキレン基である。)で示される
    アクリル基もしくはメタクリル基含有有機基、一般式: 【化7】 (式中、R6は水素原子もしくはメチル基であり、R7は炭
    素原子数1〜10のアルキル基であり、R8は炭素原子数
    1〜10のアルキレン基であり、bは0〜4の整数であ
    り、cは0または1である。)で示されるスチリル基含
    有有機基および炭素原子数2〜10のアルケニル基から
    なる群から選択される基である請求項4に記載の化粧品
    原料。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のビニル系重合体とシリコ
    −ンオイル、有機オイル、アルコ−ルおよび水からなる
    群から選ばれる液体とからなる溶液もしくは分散液であ
    ることを特徴とする、化粧品原料。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項5記載の化粧品原
    料と他の化粧品原料からなる化粧品。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項5記載の化粧品原
    料と他の化粧品原料とを混合することを特徴とする化粧
    品の製造方法。
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