JP2000198939A - 硬化性樹脂組成物 - Google Patents

硬化性樹脂組成物

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    • C08G77/50Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule in which at least two but not all the silicon atoms are connected by linkages other than oxygen atoms by carbon linkages

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬化前は流動性や成形性に優れ、硬化後は可
撓性や耐熱衝撃性に優れた硬化樹脂にすることができる
硬化性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 硬化性樹脂(A)とカルボシロキサンデ
ンドリマー構造を側鎖に含有するビニル重合体(B)と
からなる硬化性樹脂組成物である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は硬化性樹脂組成物に
関し、さらに詳しくは、硬化前は流動性や成形性に優
れ、かつ硬化後は可撓性および耐熱衝撃性に優れた硬化
樹脂が得られる硬化性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂、シリコーン変性エポキシ
樹脂、イミド樹脂、フェノール樹脂等の硬化性樹脂組成
物は、誘電特性、体積抵抗率、絶縁破壊強度などの電気
特性および、曲げ強度、衝撃強度などの機械的特性が優
れているため、あらゆる産業分野で使用されている。し
かし、これら組成物をコーティング剤や接着剤として使
用した場合には、塗布性や流動性が不十分であるという
問題があった。
【0003】また、これらの組成物を硬化させて得られ
る硬化性樹脂は、剛直で可撓性に劣り、また硬化収縮率
が大きいため、硬化樹脂と基材との間に隙間が生じた
り、硬化樹脂そのものにクラックが生じるという問題が
あった。また、これらの組成物を電気部品や電子素子の
封止材として使用した場合には、これらの硬化性樹脂の
熱膨張係数が電気・電子素子の熱膨張率に比較して著し
く大きいため、電気・電子素子が繰り返し熱衝撃を受け
ると、硬化樹脂と電気・電子素子との間に隙間が生じた
り、硬化樹脂にクラックが生じたり、さらには電気・電
子素子が破壊したりして、電気・電子素子の信頼性が著
しく低下するという問題があった。さらに、電気・電子
素子を樹脂封止するには、硬化性樹脂組成物の流動性が
不十分等の問題があった。
【0004】このため、硬化性樹脂組成物の流動性や可
撓性を向上させるために、硬化性樹脂に有機変性シリコ
ーンオイルを配合した硬化性樹脂組成物(特開昭60−
13841号公報、特開昭62−68847号公報)
や、シリコーンゴムを配合した硬化性樹脂組成物(特開
昭58−219218号公報、特開昭64−4614号
公報、特開昭64−51467号公報など)、シリコー
ン変性有機樹脂を配合した硬化性樹脂組成物(特開昭5
8−47014号公報、特開昭59−33319号公
報、特開昭61−271319号公報など)、シリコー
ン・アクリル共重合体を配合した硬化性樹脂組成物(特
開平2−225509号公報、特開平3−54212号
公報、特開平3−97719号公報、特開平4−339
14号公報、特開平5−271518号公報、特開平5
−295235号公報、特開平5−301931号公
報、特開平7−206949号公報、特開平9−316
299号公報など)が提案されている。
【0005】しかし、有機変性シリコーンオイルを配合
した硬化性樹脂組成物については、有機変性シリコーン
オイルの分散性が十分でなく、これを配合した硬化性樹
脂組成物は硬化樹脂からオイルがブリードして成形性や
捺印性に悪影響を与える問題があった。また、シリコー
ンゴムは配合時の取り扱い性に劣り、また分散性が十分
でないため、これを配合した硬化性樹脂では、流動性に
劣り、成形性が悪化するという問題があった。有機変性
シリコーンオイルと有機樹脂を反応させたシリコーン変
性有機樹脂については、その合成が煩雑であり、有機樹
脂としての特性が低下するため、これを配合した硬化性
樹脂は十分な流動性が得られず、硬化樹脂も十分な可撓
性が得られないという問題点があった。さらに、シリコ
ーン・アクリル共重合体は取り扱いにくく、これを配合
した硬化性樹脂組成物は、可撓性が不十分である等の問
題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、硬化
前は流動性や成形性に優れ、硬化後は可撓性や耐熱衝撃
性に優れた硬化樹脂にすることができる硬化性樹脂組成
物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の硬化性樹脂組成物は、(A)硬化性樹脂と(B)カ
ルボシロキサンデンドリマー構造を側鎖に含有するビニ
ル重合体とから構成されていることを特徴とするもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において(A)成分の硬化
性樹脂は、本発明の硬化性樹脂組成物細の主成分であ
り、常温もしくは加熱下に硬化する樹脂であれば、その
種類は特に限定されない。
【0009】このような(A)成分としては、従来公知
の硬化性樹脂がいずれも使用可能である。具体的には、
フェノール樹脂,ホルムアルデヒド樹脂,キシレン樹
脂,キシレン−ホルムアルデヒド樹脂,ケトン−ホルム
アルデヒド樹脂,フラン樹脂,尿素樹脂,イミド樹脂,
メラミン樹脂,アルキッド樹脂,アクリル樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂,アニリン樹脂,スルホン−アミド樹
脂、シリコーン樹脂,エポキシ樹脂およびこれらの共重
合体樹脂が例示される。また、上記例示の硬化性樹脂の
1種もしくは2種以上を組み合わせて使用することがで
きる。これらの中でも、好ましい(A)成分としては、
エポキシ樹脂,フェノール樹脂,イミド樹脂およびシリ
コーン−エポキシ樹脂からなる群から選択される硬化性
樹脂を挙げることができる。
【0010】エポキシ樹脂としては、グリシジル基や脂
環式エポキシ基をもつ化合物があり、o−クレゾールノ
ボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、
ビスフェノ−ルA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型
エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、
ナフタレン型エポキシ樹脂、アントラセン型エポキシ樹
脂、ナフトールアラルキル型エポキシ樹脂、ポリビニル
フェノール型エポキシ樹脂、ジフェニルメタン型エポキ
シ樹脂、ジフェニルサルホン型エポキシ樹脂、トリフェ
ノールアルカン型エポキシ樹脂、クレゾール・ナフトー
ル共縮合型エポキシ樹脂、ビスフェニルエチレン型エポ
キシ樹脂、フルオレン型エポキシ樹脂、スチルベン型エ
ポキシ樹脂、スピロクマロン型エポキシ樹脂、ノルボル
ネン型エポキシ樹脂やハロゲン化エポキシ樹脂、イミド
基あるいはマレイミド基含有エポキシ樹脂、アリル基変
性エポキシ樹脂などを例示することができる。
【0011】フェノール樹脂としては、ポリビニルフェ
ノール型フェノール樹脂、フェノールノボラック型フェ
ノール樹脂、ナフトール型フェノール樹脂、テルペン型
フェノール樹脂、フェノールジシクロペンタジエン型フ
ェノール樹脂、フェノールアラルキル型フェノール樹
脂、ナフトールアラルキル型フェノール樹脂、トリフェ
ノールアルカン型フェノール樹脂、ジシクロペンタジエ
ン型フェノール樹脂、クレゾール・ナフトール共縮合型
フェノール樹脂、キシレン・ナフトール共縮合型フェノ
ール樹脂などを例示することができる。
【0012】なお、撥水性や低応力化を向上するため
に、オルガノシランやポリアルキルシロキサン或いはフ
ルオロアルキル基が化学結合した、前記の樹脂を配合す
ることもできる。また、(A)成分は、その硬化手段は
特に限定されず、熱により硬化する硬化性樹脂、紫外線
または放射線等の高エネルギー線により硬化する硬化性
樹脂、湿気により硬化する硬化性樹脂、2液混合により
硬化する縮合型、付加型硬化性樹脂等が例示される。ま
た、(A)成分は室温で液状または固体状のいずれの状
態の硬化性樹脂であってもよい。
【0013】(A)成分には、上記例示の硬化性樹脂以
外の成分として、硬化剤、硬化促進剤、充填剤、可撓性
付与剤、カップリング剤、光増感剤、高級脂肪酸金属
塩、エステル系ワックス、可塑剤、顔料や染料等を配合
することができる。
【0014】硬化剤としては、具体的には、カルボン酸
やスルホン酸等の有機酸およびその無水物、有機ヒドロ
キシ化合物、シラノール基、アルコキシ基またはハロゲ
ノ基等の基を有する有機ケイ素化合物、一級または二級
のアミノ化合物を例示することができ、これらの一種ま
たは二種以上を組み合わせて使用することができる。
【0015】また、硬化促進剤としては、具体的には、
三級アミン化合物、アルミニウムやジルコニウム等の有
機金属化合物、ホスフィン等の有機リン化合物、異環型
アミン化合物、ホウ素錯化合物、有機アンモニウム塩、
有機スルホニウム塩、有機過酸化物、ヒドロシリル化用
触媒等が例示される。
【0016】また、充填剤としては、具体的には、ガラ
ス繊維、石綿、アルミナ繊維、アルミナとシリカを成分
とするセラミック繊維、ボロン繊維、ジルコニア繊維、
炭化ケイ素繊維、金属繊維、ポリエステル繊維、アラミ
ド繊維、ナイロン繊維、フェノール繊維、天然の動植物
繊維等の繊維状充填剤、溶融シリカ、沈澱シリカ、ヒュ
ームドシリカ、焼成シリカ、酸化亜鉛、焼成クレイ、カ
ーボンブラック、ガラスビーズ、アルミナ、タルク、炭
酸カルシウム、クレイ、水酸化アルミニウム、硫酸バリ
ウム、二酸化チタン、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、
酸化マグネシウム、酸化ベリリウム、カオリン、雲母、
ジルコニア等の粉粒体状充填剤およびこれらの混合物が
例示される。
【0017】可撓性付与剤としては、有機変性シリコー
ンオイル、シリコーン変性有機樹脂、シリコーンゴム粒
子、有機ゴム粒子などがあげれれる。カップリング剤と
しては、シラン系やチタン化合物が例示される。
【0018】本発明において、(B)成分は硬化性樹脂
組成物の流動性を向上させ、硬化して得られた硬化樹脂
の耐湿性を向上させるための成分であり、(B)成分中
のカルボシロキサンデンドリマー構造は、次に示す一般
式で示される基が好ましい。
【0019】
【化8】
【0020】上式中、Zは2価有機基であり、アルキレ
ン基、アリーレン基、アラルキレン基、エステル含有2
価有機基、エーテル含有2価有機基、ケトン含有2価有
機基、アミド基含有2価有機基が例示され、これらの中
でも、次式で示される有機基が好ましい。
【0021】
【化9】
【0022】
【化10】
【0023】
【化11】
【0024】上式中、R9 は炭素原子数1〜10のアル
キレン基であり、メチレン基、エチレン基、プロピレン
基、ブチレン基が例示され、これらの中でもメチレン
基、プロピレン基が好ましい。R10は炭素原子数1〜1
0のアルキル基であり、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基が例示され、これらの中でもメチル基が好
ましい。R11は炭素原子数1〜10のアルキレン基であ
り、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン
基等のアルキレン基が例示され、これらの中でもエチレ
ン基が好ましい。dは0〜4の整数であり、eは0また
は1である。R1は炭素原子数1〜10のアルキル基も
しくはアリール基であり、アルキル基としては、メチル
基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ペンチル基,イ
ソプロピル基,イソブチル基,シクロペンチル基,シク
ロヘキシル基が例示される。アリール基としては、フェ
ニル基,ナフチル基が例示される。これらの中でもメチ
ル基,フェニル基が好ましく、メチル基が特に好まし
い。X1 はi=1とした場合の次式で示されるシリルア
ルキル基である。
【0025】
【化12】
【0026】(式中、R1 は前記と同じであり、R2
炭素原子数2〜10のアルキレン基であり、エチレン
基,プロピレン基,ブチレン基,ヘキシレン基などの直
鎖状アルキレン基;メチルメチレン基,メチルエチレン
基,1−メチルペンチレン基,1,4−ジメチルブチレ
ン基等の分岐状アルキレン基が例示される。これらの中
でも、エチレン基,メチルエチレン基,ヘキシレン基,
1−メチルペンチレン基,1,4−ジメチルブチレン基
が好ましい。R3 は炭素原子数1〜10のアルキル基で
あり、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,イ
ソプロピル基が例示される。iは該シリルアルキル基の
階層を示している1〜10の整数であり、ai は0〜3
の整数である。)}で示される基である。
【0027】本発明の(B)成分においては、次のよう
なカルボシロキサンデンドリマー構造を含有するビニル
系重合体が好ましい。即ち、(B−a) ビニル系モノ
マー0〜99.9重量部と、(B−b) 一般式:
【0028】
【化13】
【0029】{式中、Yはラジカル重合可能な有機基で
あり、R1 は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくは
アリール基であり、アルキル基としては、メチル基,エ
チル基,プロピル基,ブチル基,ペンチル基,イソプロ
ピル基,イソブチル基,シクロペンチル基,シクロヘキ
シル基が例示され、アリール基としては、フェニル基,
ナフチル基が例示される。これらの中でもメチル基,フ
ェニル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。X1
はi=1とした場合の次式で示されるシリルアルキル基
である。
【0030】
【化14】
【0031】(式中、R1 は前記と同じであり、R2
炭素原子数2〜10のアルキレン基であり、R3 は炭素
原子数1〜10のアルキル基であり、メチレン基、エチ
レン基、プロピレン基、ブチレン基が例示される。X
i+1 は水素原子,炭素原子数1〜10のアルキル基,ア
リール基および上記シリルアルキル基からなる群から選
択される基である。また、iは該シリルアルキル基の階
層を示している1〜10の整数であり、ai は0〜3の
整数である。)}で示されるラジカル重合可能な有機基
を含有するカルボシロキサンデンドリマー100〜0.
1重量部とを重合させてなるカルボシロキサンデンドリ
マー構造を含有するビニル系重合体である。
【0032】このビニル系重合体(B)について説明す
るに、(B−a)成分のビニル系モノマーは、ラジカル
重合性のビニル基を有するものであればよく、その種類
等については特に限定されない。かかるビニル系モノマ
ーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピ
ル、(メタ)アクリル酸イソプロピルなどの低級アルキ
ル(メタ)アクリレート;(メタ)アクリル酸グリシジ
ル;(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル
酸イソブチル、(メタ)アクリル酸tert−ブチル、
(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル
酸、シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘ
キシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリ
ル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ステアリル等の高級
(メタ)アクリレート;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニ
ルなどの低級脂肪酸ビニルエステル;酪酸ビニル、カプ
ロン酸ビニル2−エチルヘキサン酸ビニル、ラウリル酸
ビニル、ステアリン酸ビニル等の高級脂肪酸エステル;
スチレン、ビニルトルエン、ベンジル(メタ)アクリレ
ート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ビニル
ピロリドン等の芳香族ビニル型単量体;(メタ)アクリ
ルアミド,N−メチロール(メタ)アクリルアミド,N
−メトキシメチル(メタ)アクリルアミド、イソブトキ
シメトキシ(メタ)アクリルアミド,N,N−ジメチル
(メタ)アクリルアミド等のアミド基含有ビニル型単量
体;(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸ヒドロキシプロピルアルコール等の水酸基含有
ビニル型単量体;(メタ)アクリル酸、イタコン酸、ク
ロトン酸、フマル酸、マレイン酸等のカルボン酸含有ビ
ニル型単量体、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリ
レート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、エトキ
シジエチレングリコール(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコール(メタ)アクリレート、ポリプロピレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、ヒドロキシブ
チルビニルエーテル、セチルビニルエーテル、2ーエチ
ルヘキシルビニルエーテル等のエーテル結合含有ビニル
型モノマー;(メタ)アクリロキシプロピルトリメトキ
シシラン、片末端に(メタ)アクリル基を含有した(分
岐状あるいは、直鎖状)ポリジメチルシロキサン、片末
端にスチリル基を含有するポリジメチルシロキサンなど
の不飽和基含有シリコ−ン化合物;ブタジエン;塩化ビ
ニル;塩化ビニリデン;(メタ)アクリロニトリル;フ
マル酸ジブチル;無水マレイン酸;ドデシル無水コハク
酸;(メタ)アクリルグリシジルエーテル:(メタ)ア
クリル酸、イタコン酸、クロトン酸、フマル酸、マレイ
ン酸等のラジカル重合性不飽和カルボン酸のアルカリ金
属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩;スチレンスルホ
ン酸のようなスルホン酸基を有するラジカル重合性不飽
和単量体、およびそれらのアルカリ金属塩、アンモニウ
ム塩、有機アミン塩;2−ヒドロキシ−3−メタクリル
オキシプロピルトリメチルアンモニウムクロライドのよ
うな(メタ)アクリル酸から誘導される4級アンモニウ
ム塩、メタクリル酸ジエチルアミンエステルのような3
級アミン基を有するアルコールのメタクリル酸エステ
ル、およびそれらの4級アンモニウム塩が例示される。
好ましくは、(A)成分の硬化性樹脂組成物と反応性の
官能基を有するビニル系モノマーを一部使用することが
好ましく、エポキシ基、カルボキシ基、アミノ基やアル
コキシシリル基を含有したビニル系モノマーが好まし
い。
【0033】また、多官能ビニル系単量体も使用可能で
あり、例えば、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリ
レート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
テトラエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポ
リエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4
−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプ
ロパントリオキシエチル(メタ)アクリレート、トリス
(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートジ(メタ)
アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシ
アヌレートトリ(メタ)アクリレート、ビスフェノール
Aのエチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイドの
付加体のジオールのジ(メタ)アクリレート、水添ビス
フェノールAのエチレンオキサイドまたはプロピレンオ
キサイドの付加体のジオールのシ(メタ)アクリレー
ト、トリエチレングリコールジビニルエーテル等の(メ
タ)アクリロイル基含有単量体、ジビニルベンゼン両末
端スチリル基封鎖ポリジメチルシロキサンなどの不飽和
基含有シリコ−ン化合物等が例示される。(B)成分の
カルボシロキサンデンドリマーは、一般式:
【0034】
【化15】
【0035】で示される。上式中、Yはラジカル重合可
能な有機基であり、ラジカル付加反応可能な有機基であ
ればよいが、具体的には、下記一般式で表されるで示さ
れる(メタ)アクリロキシ基含有有機基、(メタ)アク
リルアミド基含有有機基、スチリル基含有有機基または
炭素原子数2〜10のアルケニル基が挙げられる。
【0036】
【化16】
【0037】
【化17】
【0038】
【化18】
【0039】(上式中、R4 およびR6 は水素原子もし
くはメチル基であり、R5 およびR8 は炭素原子数1〜
10のアルキレン基であり、R7 は炭素原子数1〜10
のアルキル基である。bは0〜4の整数であり、cは0
または1である。) このようなラジカル重合可能な有機基としては、例え
ば、アクリロキシメチル基,3−アクリロキシプロピル
基,メタクリロキシメチル基,3−メタクリロキシプロ
ピル基,4−ビニルフェニル基,3−ビニルフェニル
基,4−(2−プロペニル)フェニル基,3−(2−プ
ロペニル)フェニル基,2−(4−ビニルフェニル)エ
チル基,2−(3−ビニルフェニル)エチル基,ビニル
基,アリル基,メタリル基,5−ヘキセニル基が挙げら
れる。R1 は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくは
アリール基であり、アルキル基としては、メチル基,エ
チル基,プロピル基,ブチル基,ペンチル基,イソプロ
ピル基,イソブチル基,シクロペンチル基,シクロヘキ
シル基が例示され、アリール基としては、フェニル基,
ナフチル基が例示される。これらの中でもメチル基,フ
ェニル基が好ましく、メチル基が特に好ましい。X1
i=1とした場合の次式で示されるシリルアルキル基で
ある。
【0040】
【化19】
【0041】上式中、R2 は炭素原子数2〜10のアル
キレン基であり、エチレン基,プロピレン基,ブチレン
基,ヘキシレン基などの直鎖状アルキレン基;メチルメ
チレン基,メチルエチレン基,1−メチルペンチレン
基,1,4−ジメチルブチレン基等の分岐状アルキレン
基が例示される。これらの中でも、エチレン基,メチル
エチレン基,ヘキシレン基,1−メチルペンチレン基,
1,4−ジメチルブチレン基が好ましい。R3は炭素原子
数1〜10のアルキル基であり、メチル基,エチル基,
プロピル基,ブチル基,イソプロピル基が例示される。
1 は前記と同じである。Xi+1 は水素原子,炭素原子
数1〜10のアルキル基,アリール基および上記シリル
アルキル基からなる群から選択される基である。ai
0〜3の整数である。iは1〜10の整数であり、これ
は該シリルアルキル基の階層数、即ち、該シリルアルキ
ル基の繰り返し数を示している。従って、階層数が1で
ある場合に、本成分のカルボシロキサンデンドリマー
は、一般式:
【0042】
【化20】
【0043】(式中、Y,R1 ,R2 およびR3 は前記
と同じであり、R12は水素原子または前記R1 と同じで
ある。a1 は前記ai と同じであるが、1分子中のa1
の平均合計数は0〜7である。)で示される。階層数が
2である場合に、本成分のカルボシロキサンデンドリマ
ーは、一般式:
【0044】
【化21】
【0045】(式中、Y,R1 ,R2 ,R3 およびR12
は前記と同じである。a1 およびa2は前記ai と同じ
であるが、1分子中のa1 とa2 の平均合計数は0〜2
5である。)で示され、階層数が3である場合に、カル
ボキシデンドリマーは、一般式:
【0046】
【化22】
【0047】(式中、Y,R1 ,R2 ,R3 およびR12
は前記と同じである。a1 ,a2 およびa3 は前記ai
と同じであるが、1分子中のa1 とa2 とa3 の平均合
計数は0〜79である。)で示される。本成分のラジカ
ル重合可能な有機基を含有するカルボキシデンドリマー
としては、下記平均組成式で示されるカルボシロキサン
デンドリマーが例示される。
【0048】
【化23】
【0049】
【化24】
【0050】
【化25】
【0051】
【化26】
【0052】
【化27】
【0053】
【化28】
【0054】
【化29】
【0055】
【化30】
【0056】
【化31】
【0057】
【化32】
【0058】
【化33】
【0059】
【化34】
【0060】
【化35】
【0061】
【化36】
【0062】このようなカルボシロキサンデンドリマー
は、例えば特開平11−1530号公報(特願平9−1
71154号明細書)に記載された分岐状シロキサン・
シルアルキレン共重合体の製造方法に従って製造するこ
とができる。例えば、一般式:
【0063】
【化37】
【0064】(式中、R1 およびYは前記と同じであ
る。)で示されるケイ素原子結合水素原子含有ケイ素化
合物と、アルケニル基含有有機ケイ素化合物とをヒドロ
シリル化反応させることにより製造することができる。
【0065】上式で示されるケイ素化合物としては、例
えば、3−メタクリロキシプロピルトリス(ジメチルシ
ロキシ)シラン,3−アクリロキシプロピルトリス(ジ
メチルシロキシ)シラン,4−ビニルフェニルトリス
(ジメチルシロキシ)シランが用いられ、アルケニル基
含有有機ケイ素化合物としては、ビニルトリス(トリメ
チルシロキシ)シラン,ビニルトリス(ジメチルフェニ
ルシロキシ)シラン,5−ヘキセニルトリス(トリメチ
ルシロキシ)シランが用いられる。なお、このヒドロシ
リル化反応は、塩化白金酸や白金ビニルシロキサン錯体
などの遷移金属触媒の存在下に行うのが好ましい。
【0066】本発明に使用されるデンドリマー構造を含
有するビニル系重合体において、上記(B−a)成分と
(B−b)成分との重合比率は、(B−a)成分と(B
―b)成分とが重量比で、0:100〜99.9:0.
1となる範囲であり、好ましくは、1:99〜99:1
となる範囲である。なお、(B−a)成分と(B−b)
成分とが0:100ということは、(B−b)成分のホ
モポリマーであってもよいことを意味している。
【0067】本発明に使用されるカルボシロキサンデン
ドリマー構造を含有するビニル系重合体は、上記のよう
な(B−a)成分と(B−b)成分とを共重合させる
か、(B−b)成分のみを重合させてなるものである。
重合方法としては、ラジカル重合法やイオン重合法が使
用されるが、これらの中でのラジカル重合法が好まし
い。このラジカル重合においては溶液重合法が好適に使
用される。この溶液重合は、溶媒中で、(A)成分と
(B)成分とをラジカル開始剤の存在下、50〜150
℃の温度条件下で3〜20時間反応させることにより行
われる。
【0068】このとき用いる溶媒としては、ヘキサン,
オクタン,デカン,シクロヘキサン等の脂肪族炭化水
素;ベンゼン,トルエン,キシレン等の芳香族炭化水
素;ジエチルエーテル,ジブチルエーテル,テトラヒド
ロフラン,ジオキサン等のエーテル類;アセトン,メチ
ルエチルケトン,メチルイソブチルケトン,ジイソブチ
ルケトン等のケトン類;酢酸メチル,酢酸エチル,酢酸
ブチル,酢酸イソブチル等のエステル類;メタノール,
エタノール,イソプロピルアルコール,ブタノール等の
アルコール類;オクタメチルテシクロテトラシロキサ
ン,デカメチルシクロペンタシロキサン,ヘキサメチル
ジシロキサン,オクタメチルトリシロキサン等のオルガ
ノシロキサンオリゴマーが例示される。ラジカル開始剤
としては、一般にラジカル重合法に使用される従来公知
の化合物が用いられ、具体的には、2,2’−アゾビス
(イソブチロニトリル),2,2’−アゾビス(2−メ
チルブチロニトリル),2,2’−アゾビス(2,4−
ジメチルバレロニトリル)等のアゾビス系化合物;過酸
化ベンゾイル,過酸化ラウロイル,tert−ブチルパ
ーオキシベンゾエート,tert−ブチルパーオキシ−
2−エチルヘキサノエート等の有機過酸化物を例示する
ことができる。
【0069】このラジカル開始剤は1種を単独で使用し
てもよく、また2種類以上を混合して使用してもよい。
ラジカル開始剤の使用量は、上記(A)成分と(B)成
分の合計100重量部に対して0.1〜5重量部の範囲
であることが好ましい。
【0070】また、重合に際しては連鎖移動剤を添加す
ることができる。この連鎖移動剤として具体的には、2
−メルカプトエタノール,ブチルメルカプタン,n−ド
デシルメルカプタン,3−メルカプトプロピルトリメト
キシシラン、メルカプトプロピル基を有するポリジメチ
ルシロキサン等のメルカプト化合物;塩化メチレン,ク
ロロホルム,四塩化炭素,臭化ブチル,3−クロロプロ
ピルトリメトキシシラン等のハロゲン化物が挙げられ、
好ましくは、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラ
ンである。このような連鎖移動剤の配合量は、(B−
a)成分と(B−b)成分を100重量部としたとき
に、好ましくは、0.001から15重量部、さらに好
ましくは、0.01から10重量部である。
【0071】なお、本発明のビニル系重合体を製造する
場合、重合後、加熱下、減圧処理して、残存する未反応
のビニル系単量体を除去することが好ましい。
【0072】本発明使用されるカルボシロキサン構造を
含有するビニル重合体の数平均分子量は、配合のし易さ
から、好ましくは、1,500〜2,000,000で
あり、さらに好ましくは、2,000〜20,000で
あり、さらに好ましくは、3,000〜10,000で
ある。その性状は、液状、ガム状、ペースト状、固体
状、粉体状などが例示され、好ましくは、液状あるいは
ペースト状が好ましい。
【0073】(B)成分の配合量は、(A)成分100
重量部に対して0.01〜100重量部が好ましく、さ
らに好ましくは0.1〜50重量部である。これは、
(B)成分の配合量が、(A)成分100重量部に対し
て0.1重量部未満であると、硬化樹脂の接着性に効果
が発現しにくく、また100重量部を超えると硬化樹脂
の機械的強度が著しく低下する恐れがあるためである。
【0074】本発明の硬化性樹脂組成物は、(A)成分
と(B)成分を均一に混合することにより得られる。
(A)成分と(B)成分を混合する方法は特に限定され
ず、具体的には、(A)成分に直接(B)成分を配合す
る方法、(A)成分調製時に(B)成分を配合し、プレ
ミックスした後、(A)成分に充填剤等の添加剤を配合
する方法、(B)成分に(A)成分を配合する各種の添
加剤を順次配合する方法が例示される。(A)成分と
(B)成分を混合する混合装置としては、特に限定がな
く、(A)成分または(B)成分が液状、固体状、粉状
等の種々の形態により混合装置は選択されるが、具体的
には、一軸または二軸の連続混合機、二本ロール、三本
ロール、ロスミキサー、ニーダーミキサー、バンバリー
ミキサーなどが例示される。
【0075】本組成物には、その他任意の成分として、
各種のシランカップシング剤、チタン系カップリング
剤、光増感剤、高級脂肪酸金属塩、エステル系ワック
ス、可塑剤、可撓性付与剤、充填剤、顔料や染料等を配
合することができる。この可撓性付与剤としては、シリ
コーンオイル、シリコーンゴム粉末が例示される。ま
た、この充填剤としては、ガラス繊維、アルミナ繊維、
アルミナとシリカを成分とするセラミック繊維、ボロン
繊維、ジルコニア繊維、炭化ケイ素繊維、金属繊維、ポ
リエステル繊維、アラミド繊維、ナイロン繊維、フェノ
ール繊維、天然の動植物繊維等の繊維状充填剤、不定形
や球状の溶融あるいは結晶性シリカ、沈澱シリカ、ヒュ
ームドシリカ、焼成シリカ、酸化亜鉛、焼成クレイ、カ
ーボンブラック、ガラスビーズ、アルミナ、タルク、炭
酸カルシウム、クレイ、水酸化アルミニウム、硫酸バリ
ウム、二酸化チタン、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、
酸化マグネシウム、酸化ベリリウム、カオリン、雲母、
ジルコニア等の粉粒状充填剤、およびこれらの2種以上
の混合物が例示される。
【0076】以上のような本発明の硬化性樹脂組成物
は、硬化前には流動性に優れるので、トランスファーモ
ールド,インジェクションモールド,ポッティング,キ
ャスティング,粉体塗装,浸漬塗布,滴下等の方法によ
り使用することができる。また、本発明の硬化性樹脂組
成物は、硬化後は可撓性、撥水性に優れた硬化樹脂にな
るので、電気・電子素子を封止するための硬化性樹脂組
成物、接着剤等に使用することができる。
【0077】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。な
お、実施例中、粘度の値は25℃において測定した値で
あり、硬化性樹脂組成物および硬化樹脂の諸特性は以下
に示す方法により測定した。
【0078】(1) カルボシロキサンデンドリマー構造を
含有するビニル系重合体の分子量:ゲルパーミュエーシ
ョンクロマトグラフィ(GPC)装置を使用し測定し
た。測定値はポリスチレン換算の数平均分子量で表し
た。 (2) 硬化性樹脂組成物のスパイラルフロー:EMMI規
格に準じた方法により測定した。
【0079】(3) 硬化性樹脂組成物の熱膨張率:JIS
−K−6911に準じた方法により測定した。 (4) 硬化性樹脂組成物の弾性率:JIS−K−6911
に準じた方法により曲げ弾性率を測定し、弾性率と表記
した。
【0080】(5) 硬化性樹脂組成物の成形収縮率:JI
S−K−6911に準じた方法により、ポストキュア後
に測定した。 (6) 硬化性樹脂組成物の耐熱衝撃性:チップサイズ36
mm2 、パッケージ厚み2.0mmの樹脂封止半導体素
子20個を成形した。1分間の間隔でー196℃と+1
50℃に切り替えてこれを1サイクルとしたヒートサイ
クル試験を該成形品について行った。150サイクル後
に封止樹脂表面を実体顕微鏡で観察して、表面にクラッ
クの入った成形品の個数が5個以下である場合を
「○」、6〜10個の範囲である場合を「△」、11個
以上である場合を「×」とした。
【0081】また、以下の実施例中で使用した(B)成
分は、下記の参考例1〜参考例5の重合体である。 〔参考例1〕窒素置換した攪拌機付フラスコに、下記
〔化38〕の一般式で示されるシリコーン化合物28.
6重量部、グリシジルメタクリレート4.8重量部、n
−ブチルアクリレ−ト60.0重量部、3−メルカプト
プロピルトリメトキシシラン4.8重量部とラジカル重
合開始剤V−601(和光純薬社製)1.9重量部の混
合物を80℃のトルエン100重量部中に2時間かけて
滴下した。滴下後、80℃で6時間保持した。得られた
重合体溶液は淡黄色であった。これを、95℃に加熱
下、30分間、10mmHg減圧して、トルエンを除去
した。ここで不揮発分による計算値として、重合収率は
95重量%以上であった。このようにして調製した重合
体は白濁しており、その屈折率は1.455であった。
重合体(1)として、その特性を表1に示した。
【0082】
【化38】
【0083】〔参考例2〕窒素置換した攪拌機付フラス
コに、前記〔化38〕の一般式で示されるシリコーン化
合物30.69重量部、メチルメタクリレートを15.
3重量部、グリシジルメタクリレート5.2重量部、n
−ブチルアクリレ−ト41.3重量部、3−メルカプト
プロピルトリメトキシシラン5.8重量部とラジカル重
合開始剤V−601(和光純薬社製)2.0重量部の混
合物を、80℃のトルエン100重量部中に2時間かけ
て滴下した。滴下後、80℃で6時間保持した。得られ
た重合体溶液は淡黄色であった。これを、95℃に加熱
下、30分間、10mmHg減圧して、トルエンを除去
した。ここで不揮発分による計算値として、重合収率は
95重量%以上であった。このようにして調製した重合
体は白濁しており、その屈折率は1.458であった。
重合体(2)として、その特性を表1に示した。
【0084】〔参考例3〕窒素置換した攪拌機付フラス
コに、前記一般式[化38]で示されるシリコーン化合
物14.7重量部、グリシジルメタクリレート4.9重
量部、n−ブチルアクリレ−ト73.5重量部、3−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシラン4.9重量部とラ
ジカル重合開始剤V−601(和光純薬社製)2.0重
量部の混合物を、80℃のトルエン100重量部中に2
時間かけて滴下した。滴下後、80℃で6時間保持し
た。得られた重合体溶液は淡黄色であった。これを、9
5℃に加熱下、30分間、10mmHg減圧して、トル
エンを除去した。ここで不揮発分による計算値として、
重合収率は95重量%以上であった。このようにして調
製した重合体は白濁しており、その屈折率は1.459
9であった。重合体(3)として、その特性を表1に示
した。
【0085】〔参考例4〕窒素置換した攪拌機付フラス
コに、n−ブチルアクリレ−ト95.7重量部とラジカ
ル重合開始剤V−601(和光純薬社製)4.3重量部
の混合物を、80℃のトルエン100重量部中に2時間
かけて滴下した。滴下後、80℃で6時間保持した。得
られた重合体溶液は淡黄色であった。これを、95℃に
加熱下、30分間、10mmHg減圧して、トルエンを
除去した。ここで不揮発分による計算値として、重合収
率は95重量%以上であった。このようにして調製した
重合体を重合体(4)として、その特性を表1に示し
た。
【0086】〔参考例5〕シリコーン化合物を前記〔化
38〕から下記一般式〔化39〕に変えた以外は、参考
例1と同様にして重合体(5)を調製し、その特性を表
1に示した。
【0087】
【化39】 (式中、Meはメチル基である。)
【0088】
【表1】
【0089】〔実施例1〕フェノールノボラック樹脂
(軟化点80℃、水酸基当量100)100重量部、参
考例1で調製した重合体(1)20重量部、溶融石英粉
末185.7重量部、ヘキサメチレンテトラミン11.
4重量部、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン1.0重量部およびカルナウバワックス2.9重量部
を均一に混合し、これを90℃の加熱ロールでさらに混
練後、冷却して本発明の硬化性樹脂組成物を調製した。
次いで、これを粉砕し、175℃、70kgf/cm2
の条件下で3分間トランスファー成形した。その後、硬
化樹脂を150℃で2時間かけてポストキュアした。得
られた硬化性樹脂組成物およびその硬化物の特性を表2
に示した。
【0090】〔比較例1〕参考例1で調製した重合体
(1)20重量部に替えて、下記〔化40〕式のエポキ
シ基含有オルガノポリシロキサンを20重量部添加した
以外は実施例1と同様にして、硬化性樹脂組成物を調製
した。これをトランスファー成形したところ、成形物が
べと付き金型から離型しなかった。
【0091】
【化40】
【0092】〔比較例2〕重合体(1)を添加しない以
外は実施例1と同様にして、硬化性シリコーン組成物樹
脂組成物を調製した。得られた硬化性樹脂組成物および
その硬化物の特性を表2に示した。
【0093】
【表2】
【0094】〔実施例2〕CH3 SiO3/2 単位40モ
ル%、C6 5 (CH3 )SiO2/2 単位10モル%、
6 5 SiO3/2 単位40モル%および(C6 5)2
SiO2/2 単位10モル%からなり、ケイ素原子結合水
酸基を5重量%含有するシリコーン樹脂50重量部とオ
ルソ−クレゾールノボラックエポキシ樹脂(軟化点60
℃、エポキシ当量220)50重量部からなるシリコー
ン−エポキシ樹脂100重量部、参考例2で調製した重
合体(2)15重量部、溶融石英粉末284.6重量
部、アルミニウムアセチルアセテート3.5重量部、3
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1.0重量
部およびカルナウバワックス3.8重量部を均一に混合
し、これを90℃の加熱ロールでさらに混練後、冷却し
て硬化性樹脂組成物を調製した。次いで、これを粉砕
し、175℃、70kgf/cm2の条件下で2分間ト
ランスファー成形した。その後、硬化樹脂を180℃で
12時間かけてポストキュアした。得られた硬化性樹脂
組成物およびその硬化物の特性を表3に示した。
【0095】〔実施例3〕重合体(2)15重量部に替
えて、参考例3で調製した重合体(3)15重量部を添
加した以外は実施例2と同様にして、硬化性シリコーン
組成物樹脂組成物を調製した。得られた硬化性樹脂組成
物およびその硬化物の特性を表3に示した。
【0096】〔比較例3〕重合体(2)15重量部に替
えて、参考例4で重合体(4)15重量部を添加した以
外は実施例2と同様にして、硬化性シリコーン組成物樹
脂組成物を調製した。得られた硬化性樹脂組成物および
その硬化物の特性を表3に示した。
【0097】〔比較例4〕重合体(2)15重量部に替
えて、参考例5で重合体(5)15重量部を添加した以
外は実施例2と同様にして、硬化性シリコーン組成物樹
脂組成物を調製した。得られた硬化性樹脂組成物および
その硬化物の特性を表3に示した。
【0098】〔比較例5〕重合体(2)15重量部に替
えて、粒状シリコーンゴム粒子(東レ・ダウコーニング
・シリコーン社製、トレフィルE−500、一次平均粒
径:1〜5μm)を15重量部を添加した以外は実施例
2と同様にして、硬化性シリコーン組成物樹脂組成物を
調製した。得られた硬化性樹脂組成物およびその硬化物
の特性を表3に示した。
【0099】〔比較例6〕重合体(2)を添加しない以
外は実施例2と同様にして、硬化性シリコーン組成物樹
脂組成物を調製した。得られた硬化性樹脂組成物および
その硬化物の特性を表3に示した。
【0100】
【表3】
【0101】〔実施例4〕ビスマレイミド-トリアジン
型の熱硬化性ポリイミド樹脂100重量部、参考例
(1)で調製した重合体(1)20重量部、溶融石英粉
末233重量部、カルナウバワックス3.3重量部、3
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン2.0重量
部および安息香酸アルミニウム1.0重量部を均一に混
合し、これを90℃の加熱ロールでさらに混練後、冷却
して硬化性樹脂組成物を調製した。次いで、これを粉砕
し、220℃、70kgf/cm2の条件下で4分間ト
ランスファー成形した。その後、硬化樹脂を230℃で
3時間かけてポストキュアした。得られた硬化性樹脂組
成物およびその硬化物の特性を表4に示した。
【0102】〔比較例7〕重合体(1)20重量部に替
えて、参考例4で調製した重合体(1)20重量部を添
加した以外は実施例5と同様にして、硬化性シリコーン
組成物樹脂組成物を調製した。得られた硬化性樹脂組成
物およびその硬化物の特性を表4に示した。
【0103】〔比較例8〕重合体(1)を添加しない以
外は実施例5と同様にして、硬化性シリコーン組成物樹
脂組成物を調製した。得られた硬化性樹脂組成物および
その硬化物の特性を表4に示した。
【0104】
【表4】
【0105】〔実施例5〕オルソ−クレゾールノボラッ
クエポキシ樹脂(軟化点60℃、エポキシ当量220)
75重量部、フェノールノボラック樹脂(軟化点80
℃、水酸基当量100)35重量部、参考例2で調整し
た重合体(2)26重量部、溶融石英粉末260重量
部、カルナウバワックス1.0重量部、3−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン1.0重量部およびトリ
フェニルホスフィン0.6重量部を均一に混合し、これ
を90℃の加熱ロールでさらに混練後、冷却して本発明
の硬化性樹脂組成物を調製した。
【0106】次いで、これを粉砕し、175℃、70k
gf/cm2 の条件下で3分間トランスファー成形し
た。その後、硬化樹脂を180℃で5時間かけてポスト
キュアした。得られた硬化性樹脂組成物およびその硬化
物の特性を表5に示した。
【0107】〔実施例6〕参考例2で調製した重合体
(2)15重量部の替わりに、参考例3で調製した重合
体(3)15重量部を使用した以外は実施例5と同様に
して、硬化性シリコーン組成物樹脂組成物を調製した。
得られた硬化性樹脂組成物およびその硬化物の特性を表
5に示した。
【0108】〔比較例9〕重合体(2)26重量部に替
えて、重合体(4)26重量部を添加した以外は実施例
5と同様にして、硬化性シリコーン組成物樹脂組成物を
調製した。得られた硬化性樹脂組成物およびその硬化物
の特性を表5に示した。
【0109】〔比較例10〕実施例5において重合体を
添加しない以外は、実施例5と同様にして硬化性シリコ
ーン組成物樹脂組成物を調製した。得られた硬化性樹脂
組成物およびその硬化物の特性を表5に示した。
【0110】
【表5】
【0111】
【発明の効果】上述したように、本発明の硬化性樹脂組
成物によれば、硬化性樹脂(A)とカルボシロキサンデ
ンドリマー構造を側鎖に有するビニル系重合体(B)と
からなることにより、硬化前は流動性や成形性に優れ、
かつ硬化後は可撓性および耐熱衝撃性に優れた硬化樹脂
が得られる特長を有する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 79/08 C08L 79/08 Z 83/00 83/00 (72)発明者 植木 浩 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内 (72)発明者 麻生 貴之 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内 (72)発明者 古川 晴彦 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内 (72)発明者 吉武 誠 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダウ コーニング・シリコーン株式会社研究開発 本部内 Fターム(参考) 4J002 AA02W BC04X BC08X BC12X BD05X BD10X BE04X BF01X BF03X BG01X BG03W BG04X BG05X BG07X BG09X BG12X BG13X BH02X BJ00X CC01W CC03W CC06W CC12W CC16W CC18W CC27W CD00W CD03W CD04W CD05W CD06W CD19X CE00W CF01W CF21W CH05X CH12W CL07W CM04W CM05W CP03W CP13X CP16X CP19X EX086 FD010 FD140 FD150 FD200

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)硬化性樹脂と(B)カルボシロキ
    サンデンドリマー構造を側鎖に含有するビニル重合体と
    からなる硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記(B)成分のカルボシロキサンデン
    ドリマー構造が、下記〔化1〕の一般式で示される基で
    ある請求項1に記載の硬化性樹脂組成物。 【化1】 {式中、Zは2価の有機基であり、pは0または1であ
    り、R1 は炭素原子数1〜10のアルキル基もしくはア
    リール基である。X1 はi=1とした場合の次の〔化
    2〕式で示されるシリルアルキル基である。 【化2】 (式中、R1 は前記と同じであり、R2 は炭素原子数2
    〜10のアルキレン基であり、R3 は炭素原子数1〜1
    0のアルキル基であり、Xi+1 は水素原子,炭素原子数
    1〜10のアルキル基,アリール基および上記シリルア
    ルキル基からなる群から選択される基である。iは該シ
    リルアルキル基の階層を示している1〜10の整数であ
    り、ai は0〜3の整数である。)}
  3. 【請求項3】 前記(A)成分100重量部に前記
    (B)成分が0.1〜100重量部である請求項1に記
    載の硬化性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 前記(B)成分が液状である請求項1に
    記載の硬化性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 前記(A)成分が有機樹脂である請求項
    1に記載の硬化性樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 前記(A)成分が、エポキシ樹脂、シリ
    コーン−エポキシ樹脂、イミド樹脂およびフェノール樹
    脂からなる群から選択される硬化性樹脂である請求項1
    に記載の硬化性樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 前記(B)成分が、 (B−a) ビニル系単量体0〜99.9重量部と、 (B−b) 一般式: 【化3】 {式中、Yはラジカル重合可能な有機基であり、R1
    炭素原子数1〜10のアルキル基もしくはアリール基で
    あり、X1 はi=1とした場合の次の〔化4〕式で示さ
    れるシリルアルキル基である。 【化4】 (式中、R1 は前記と同じであり、R2 は炭素原子数2
    〜10のアルキレン基であり、R3 は炭素原子数1〜1
    0のアルキル基であり、Xi+1 は水素原子,炭素原子数
    1〜10のアルキル基,アリール基および上記シリルア
    ルキル基からなる群から選択される基である。iは該シ
    リルアルキル基の階層を示している1〜10の整数であ
    り、ai は0〜3の整数である。)}で示されるラジカ
    ル重合可能な有機基を含有するカルボシロキサンデンド
    リマー100〜0.1重量部を重合させてなる請求項1
    に記載の硬化性樹脂組成物。
  8. 【請求項8】 前記(B−b)成分中のラジカル重合可
    能な有機基が、下記の一般式: 【化5】 または 【化6】 (式中、R4 は水素原子もしくはメチル基であり、R5
    は炭素原子数1〜10のアルキレン基である。)で示さ
    れるアクリル基もしくはメタクリル基含有有機基、下記
    の一般式: 【化7】 (式中、R6 は水素原子もしくはメチル基であり、R7
    は炭素原子数1〜10のアルキル基であり、R8 は炭素
    原子数1〜10のアルキレン基であり、bは0〜4の整
    数であり、cは0または1である。)で示されるスチリ
    ル基含有有機基および炭素原子数2〜10のアルケニル
    基からなる群から選択される基である請求項4に記載の
    硬化性樹脂組成物。
  9. 【請求項9】 前記(B−a)が、エポキシ基、アミノ
    基、カルボキシ基或いはメルカプト基を含有する有機基
    を含有する化合物である請求項1に記載の硬化性樹脂組
    成物。
  10. 【請求項10】 前記(B)成分に、さらにメルカプト
    基含有有機基を含有する、加水分解性基を含有したシラ
    ン化合物を配合した請求項1に記載の硬化性樹脂組成
    物。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10のいずれかに
    記載の硬化性樹脂組成物を硬化させて得られた硬化樹
    脂。
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