JP2000062314A - インクジェット記録紙及びその製造方法 - Google Patents

インクジェット記録紙及びその製造方法

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JP2000062314A
JP2000062314A JP10235700A JP23570098A JP2000062314A JP 2000062314 A JP2000062314 A JP 2000062314A JP 10235700 A JP10235700 A JP 10235700A JP 23570098 A JP23570098 A JP 23570098A JP 2000062314 A JP2000062314 A JP 2000062314A
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一司 宮田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最表面の記録面に高い光沢度、写真に近い光
沢平滑感、高い印字濃度、優れた印字耐水性および優れ
たインクジェットインクの定着性・吸収性等を保持でき
る。 【解決手段】 基紙1の一方の面に形成したインクジェ
ット下塗り層2を介して、インクジェットキャストコー
ト層3とインクジェットキャスト光沢層4とを順次積層
し、その最表面のJIS−Z−8741による60度鏡
面光沢度を60〜80%とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フォトグレード用
のインクジェット記録紙及びその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ、ワードプロセッサー、パ
ーソナルコンピューター等のプリンターには、液体のイ
ンクを特殊構造のノズルからジェット状に噴射し、その
飛跡を制御して用紙に付着させて印字するインクジェッ
トプリンターが広く利用されている。また、これに使用
する用紙としては、インクジェット用インクの定着性や
吸収性、印字濃度、ドット形状の真円性、ドツト周辺の
シャープ性、光沢度、白色度、耐水性及び吸脱湿による
寸法安定性等の諸特性を保持させたインクジェット記録
紙が用いられている。
【0003】しかし、前記インクジェット記録紙にあっ
て、特にフォトグレード用としては、その記録面の特性
として、高い光沢度、写真に近い光沢平滑感、高い印字
濃度、優れたインクジェット用インクの定着性や吸収性
等を保持したインクジェット記録紙が要求されている。
【0004】このようなより高度な特性を付与する方法
としては、通常に用いられているアート紙やキャストコ
ート紙のような高光沢印刷用紙の表面に、表面処理剤と
してPVA、ポリビニルピロリドン、ポリウレタン、ポ
リビニルアセタール等のような水系の樹脂やエマルジョ
ンを直接に塗被する方法や、ポリエステルフィルムの表
面に前記水系の樹脂やエマルジョンを直接に塗被し、該
塗被面が半乾燥の湿潤状態の時に、上質紙等を重ね合わ
せてそのまま乾燥し、乾燥後ポリエステルフィルムを剥
がして、上質紙等の表面に前記水系の樹脂やエマルジョ
ンの皮膜を形成すると同時に、ポリエステルフィルムの
表面光沢と平滑性とを写し取るフイルム転写法や、キャ
ストコート紙のキャストコート層の塗被組成物を改良し
て、キャストコート紙そのものに特性を付与する方法等
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記水系の樹
脂やエマルジョンを直接に塗被する方法では、樹脂を選
択することによって、ある程度までの光沢度や平滑性は
得られるが、インクジェットインクの吸収性が遅くなっ
てインクジェットインクのブロッキングを起こしたり、
インクジェットインクの重ね部分やインクジェットイン
ク同士の境界面でインクジェットインクの滲みが生じた
り、インクジェットインクの吸収不良によるプリンター
内で走行中に擦れが起こったりして満足なものが得られ
ていない。
【0006】また、前記フイルム転写法では、ポリエス
テルフィルムの表面の状態を写し取るもので、これもあ
る程度までの光沢度や平滑性は得られるが、フイルム自
体が持つ光沢度や平滑性に左右されて、転写させた表面
に部分的なムラやボコ付き感を生じ易く、写真のような
光沢平滑感を得ることは難しい。
【0007】更に、前記キャストコート層の塗被組成物
の改良としては、顔料の選択、接着剤の選択、各種の添
加剤の選択等に対して種々検討されているが、未だ十分
な品質のものが得られていない。
【0008】そこで発明者らは、特にキャストコート塗
被組成物の内、顔料に対する再検討を行うと同時に、キ
ャストコート紙の層形成についても再検討を試みたもの
である。
【0009】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、インクジェット記録紙の記録面に高い光沢度、写真
に近い光沢平滑感、高い印字濃度、優れた印字耐水性お
よび優れたインクジェットインクの定着性・吸収性等を
保持したインクジェット記録紙及びその製造方法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、第1に、基紙の一方の面に形成したインクジェ
ット下塗り層を介して、インクジェットキャストコート
層とインクジェットキャスト光沢層とを順次積層し、そ
の最表面のJIS−Z−8741による60度鏡面光沢
度を60〜80%としたこと、第2に、インクジェット
下塗り層を構成する顔料がシリカ及び/又はアルミナ水
和物であって、添加剤としてカチオン化剤が含有するこ
と、第3に、インクジェットキャストコート層を構成す
る顔料がγーアルミナであること、第4に、インクジェ
ットキャスト光沢層を構成する顔料がコロイダルシリカ
であること、第5に、基紙の一方の面に、顔料としてシ
リカ及び/又はアルミナ水和物が、添加剤としてカチオ
ン化剤が含有するインクジェット下塗り塗料をドライ換
算で5〜20g/m2 塗被し乾燥して下塗り層を形成
し、該インクジェット下塗り層の上にキャスト塗工機に
よりウエット法で、顔料としてγ−アルミナを使用した
インクジェットキャストコート塗料をドライ換算で4〜
15g/m2 塗被し乾燥してインクジェットキャストコ
ート層を形成し、次いで、該インクジェットキャストコ
ート層の上にキャスト塗工機によりウエット法で、顔料
としてコロイダルシリカを使用したインクジェットキャ
スト光沢塗料をドライ換算で0.5〜5g/m2 塗被し
乾燥してインクジェットキャスト光沢層を形成し、最表
面のJIS−Z−8741による60度鏡面光沢度を6
0〜80%としたことを要旨とするものである。
【0011】請求項1記載の本発明によれば、インクジ
ェットキャストコート層とインクジェットキャスト光沢
層とで2層に形成したキャスト塗被層が相互に作用し合
って、その最表面が、JIS−Z−8741による60
度鏡面光沢度で60〜80%の高い光沢度、写真に近い
光沢平滑感、高い印字濃度、優れた印字耐水性及び優れ
たインクジェットインクの定着性・吸収性等の特性を保
持したインクジェット記録紙となる。
【0012】なお、インクジェットキャストコート層あ
るいはインクジェットキャスト光沢層のいずれか一層の
キャスト塗被層を形成したのでは、前記のような特性を
保持したインクジェット記録紙は得られない。
【0013】請求項2記載の本発明によれば、基紙の表
面の粗さを覆って平滑性にし、この上に形成するインク
ジェットキャストコート層及びインクジェットキャスト
光沢層の平滑性を向上させる。また、カチオン化剤が含
有することによってインクジェットインクの発色濃度を
向上させる。更に、インクジェット下塗り層の形成によ
って、通気性のばらつきが小さくなり、この上に形成す
るインクジェットキャストコート層およびインクジェッ
トキャスト光沢層を形成する時のキャスト作業性を一層
向上させる。
【0014】請求項3記載の本発明によれば、インクジ
ェットインクを確実に吸収して、擦れやブロッキングや
ベタツキ等を起こすことなく、この上に形成するインク
ジェットキャスト光沢層の特性の発揮をより効果的なも
のとする。
【0015】請求項4記載の本発明によれば、インクジ
ェットキャスト光沢層の顔料にコロイダルシリカを使用
したので、インクジェットキャスト光沢塗料をインクジ
ェットキャストコート層の上に塗被した時に、インクジ
ェットキャストコート層の微細な亀裂および凹凸に、微
細粒子のコロイダルシリカが入り込んで、インクジェッ
トキャストコート層をより平滑にすることと、インクジ
ェットキャスト光沢塗料自体が持つ特性とが絡み合って
高い光沢度や写真に近い光沢平滑感が得られると推定さ
れる。
【0016】請求項5記載の本発明によれば、ウエット
法によりキャスト層を2層に形成したので、キャスト面
の面形成がし易く、安定した作業性が得られると共に、
品質面において前記のような諸特性を保持したインクジ
ェット記録紙を容易に安価に製造することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明のインクジェット記
録紙及びその製造方法の実施の形態を説明する。図1は
本発明のインクジェット記録紙の縦断側面図である。
【0018】本発明のインクジェット記録紙は、図1に
示すように、基紙1の一方の面に形成したインクジェッ
ト下塗り層2を介して、インクジェットキャストコート
層3とインクジェットキャスト光沢層4との2層のキャ
スト層を順次積層して構成した4層体構造であって、そ
の最表面のJIS−Z−8741による60度鏡面光沢
度を60〜80%としたものである。
【0019】基紙1は、上質紙、アート・コート紙用の
原紙、キャストコート紙用の原紙及び微塗工紙等の内か
ら適宜に選択して使用される。基紙1の坪量としては、
通常30〜250g/m2 程度のものが使用される。
【0020】インクジェット下塗り層2は、基紙1の一
方の面にインクジェット下塗り塗料をドライ換算で5〜
20g/m2 程度に塗被乾燥し、乾燥後に必要に応じて
平滑化処理を行って形成される。このインクジェット下
塗り塗料の組成は、顔料、接着剤及びカチオン化剤を主
成分とし、これに分散剤、粘性調整剤及び架橋剤等が必
要に応じて適宜に添加使用される。
【0021】インクジェット下塗り層2を形成する目的
は、基紙1の表面の粗さを覆って平滑にし、この上に形
成するインクジェットキャストコート層3およびインク
ジェットキャスト光沢層4の平滑性を一層向上させるこ
と、インクジェットインクの印字発色濃度を一層向上さ
せること、通気性のばらつきを小さくしてこの上に形成
するインクジェットキャストコート層およびインクジェ
ットキャスト光沢層を形成する時のキャスト作業性を向
上させること等とによるものである。
【0022】インクジェット下塗り層2の顔料として
は、シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ水和物、カオ
リン、炭酸カルシウム、二酸化チタン、酸化亜鉛、サチ
ンホワイト及び有機顔料等を単独又は併用して使用でき
るが、中でもシリカ、アルミナ水和物が好ましく使用さ
れる。
【0023】インクジェット下塗り層2の接着剤として
は、PVA、ポリビニルピロリドン、CMC、ヒドロキ
シエチルセルロース、カゼイン、ゼラチン、澱粉及びア
ルギン酸ナトリウム等の水溶性樹脂、更に、酢酸ビニ
ル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチレンーブタ
ジエン共重合体、ポリウレタン、アクリル共重合体、マ
レイン酸共重合体等の合成樹脂のエマルジョンが使用さ
れる。これらは適宜に選択し単独又は併用して適量を用
いる。
【0024】インクジェット下塗り層2に添加するカチ
オン化剤としては、次のようなものが使用される。即
ち、 第1級、第2級または第3級アミン等の塩・・・例えば
ラウリルアミン酢酸塩、ステアリルアミン酢酸塩等。 第4級アンモニウム塩型化合物・・例えばラウリルトリ
メチルアンモニウムクロライド、ラウリルジメチルアン
モニウムクロライド等。 カチオン性高分子化合物・・・・例えばポリアリルアミ
ン塩酸塩、ポリジメチルアミノエチルメタクリレート、
ポリジエチルアミノエチルアクリレート等。 カチオン性基を有するモノマー単独又は他の物質との共
重合体・・・・・・・例えばジエチルアミノスチレン。 この他に、ポリアルキレンポリアミン類、第2級アミ
ン、第3級アミンや第4級アンモニウム基を有するアク
リル樹脂、ジシアンジアミド系樹脂等を使用することが
できる。その使用量は選択する顔料によっても変わって
くるが、通常は顔料に対して4〜20%程度に添加され
る。
【0025】必要に応じて処理するインクジェット下塗
り層2の平滑化処理としては、通常に用いられるスーパ
ーキャレンダー、グロスキャレンダー、サーモプラニッ
シャー等を用いて、ロールのニップ間を通すことによっ
て塗被層の表面を平滑にする。
【0026】次にインクジェットキャストコート層3
は、前記インクジェット下塗り層2の上に積層してイン
クジェットキャストコート塗料をドライ換算で4〜15
g/m2 程度に塗被乾燥して形成する。このインクジェ
ットキャスト塗料の組成は顔料、接着剤及び離型剤を主
成分とし、これに分散剤、粘性調整剤および架橋剤等が
必要に応じて適宜に添加使用される。
【0027】インクジェットキャストコート層3を形成
する目的は、インクジェットインクの優れた吸収性を保
持させることと、この上に形成するインクジェットキャ
スト光沢層4によって高い光沢度、写真に近い光沢平滑
感、高い印字濃度、優れたインクジェットインクの定着
性等をより効果的に発揮させることとによるものであ
る。因みにインクジェットキャストコート層3を形成し
ないで、インクジェット下塗り層2の上に、直接にイン
クジェットキャスト光沢塗料を塗被したのでは、JIS
−Z−8741による60度鏡面光沢度は35%程度の
光沢度しか得られず、当初の目的を達成することができ
ない。
【0028】インクジェットキャストコート層3の顔料
としては、アルミナ水和物、微粒子のシリカ等が用いら
れ、特にキャスト面の形成には、使用するキャスト塗料
濃度を高濃度とした方が作業面および品質面から有利で
あることから、アルミナ水和物のγーアルミナが好まし
く用いられる。
【0029】インクジェットキャストコート層3の接着
剤としては、前記インクジェット下塗り層2の形成に用
いるインクジェット下塗り塗料の接着剤と同様なものが
使用できる。これらの接着剤は適宜に選択し単独又は併
用して適量を用いる。
【0030】インクジェットキャストコート層3の離型
剤は、塗被面がクロムメッキしたキャストドラムからス
ムーズに剥がれるようにする目的で添加するものであっ
て、脂肪酸、脂肪酸塩、各種ワックスエマルジョン等が
適宜に選択され、単独又は併用して使用される。しか
し、これらの離型剤は多量に用いるとインクジェットイ
ンクの吸収性の低下を引き起こすので、塗被面の剥がれ
る状態とインクジェットインクの吸収性の低下の状態と
を総合的に見て両者のバランスを採った適量を用いる。
【0031】次にインクジェットキャスト光沢層4は、
前記インクジェットキャストコート層3の上に積層して
インクジェットキャスト光沢塗料をドライ換算で0.5
〜5g/m2 塗被乾燥して形成する。このインクジェッ
トキャスト光沢塗料の組成は顔料、接着剤及び離型剤を
主成分とし、これに分散剤、粘性調整剤および架橋剤等
が必要に応じて適宜に添加使用される。
【0032】インクジェットキャスト光沢層4を形成す
る目的は、その最表面にJIS−Z−8741による6
0度鏡面光沢度で60〜80%の高い光沢度、写真に近
い光沢平滑感、高い印字濃度、優れたインクジェットイ
ンクの定着性等を保持させることである。
【0033】インクジェットキャスト光沢層4の顔料と
しては、微粒子のシリカ、500nm以下のコロイダル
シリカ等が使用され、中でも500nm以下のコロイダ
ルシリカが好ましく使用される。
【0034】インクジェットキャスト光沢層4の接着剤
としては、水溶性樹脂のPVAや酢酸ビニル、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、スチレンーブタジエン共重合
体、ポリウレタン、アクリル共重合体、マレイン酸共重
合体等の合成樹脂のエマルジョンが使用される。これら
は適宜に選択し単独又は併用して適量を用いる。
【0035】インクジェットキャスト光沢層4の離型剤
としては、前記インクジェットキャスト塗料に用いる離
型剤と同様なものが使用され、適宜に選択し単独又は併
用して、前記同様に、塗被面がキャストドラムから離型
する状態とインクジェットインクの吸収性の阻害状態と
を総合的に見て両者のバランスを採った適量を用いる。
【0036】次に本発明のインクジェット記録紙の製造
方法について説明する。先ず、第1工程として、ロール
状の基紙1の一方の面に、塗工機、例えばブレードコー
ター、エアーナイフコーター、リバースコーター、バー
コーター、グラビアコーター、ダイコーター等によっ
て、前記組成のインクジェット下塗り塗料組成物をドラ
イ換算で5〜20g/m2 になるように塗被し乾燥して
インクジェット下塗り層2を形成しロール状に巻き取
る。
【0037】ここでインクジェット下塗り塗料の塗被
は、1度塗被としても2度以上の塗被としても良く、多
層に分けて塗被することはより平滑となるので好まし
い。また、必要に応じて、インクジェット下塗り塗料の
塗被表面を平滑化処理機、例えば、スーパーキャレンダ
ー、グロスキャレンダー、サーモプラニッシャー等によ
って処理してより平滑にしてもよい。
【0038】次いで第2工程として、ロール状に巻き取
ったインクジェット下塗り層2の上に、キャスト塗工機
でウエット法によって、前記インクジェットキャストコ
ート塗料をドライ換算で4〜15g/m2 になるように
塗被し、クロムメッキしたキャストドラムに圧着させ、
乾燥させると同時に鏡面を転写させてインクジェットキ
ャスト層3を形成しロール状に巻き取る。
【0039】更に、第3工程として、キャスト塗工機で
ウエット法によって、前記インクジェットキャスト光沢
塗料をドライ換算で0.5〜5g/m2 になるように塗
被し、前記同様にクロムメッキしたキャストドラムに圧
着させ、乾燥させると同時に鏡面を転写させて、インク
ジェットキャスト光沢層4を形成しロール状に巻き取っ
て本発明のインクジェット記録紙が得られる。
【0040】次にキャスト紙を製造するキャスト法を説
明すると、一般にウエット法、ゲル化法及びリウエット
法の3つの方法が知られている。
【0041】即ち、ウエット法は、直接法とも呼ばれて
いるもので、前記のように基紙にキャスト塗料を塗被
し、湿潤状態のままでキャストドラムに圧着させ、乾燥
と同時にキャストドラムの鏡面を写し取る方法である。
【0042】ゲル化法は、凝固法とも呼ばれているもの
で、基紙にキャスト塗料を塗被し、湿潤状態の塗被層を
酸や塩類の水溶液によって処理し、塗被層をゲル化させ
た状態でキャストドラムに圧着させ、乾燥と同時にキャ
ストドラムの鏡面を写し取る方法である。
【0043】リウエット法は、基紙にキャスト塗料を塗
被し乾燥した後、スーパーキャレンダー等によって表面
を平滑化した後、塗被層を再びリン酸塩等の水溶液によ
って湿潤し膨潤させ、膨潤した状態でキャストドラムに
圧着させ、乾燥と同時にキャストドラムの鏡面を写し取
る方法である。
【0044】これ等の方法は広く認知されているもので
あり、それぞれの方法によって得られたキャスト紙の品
質面には微妙な違いが保持されたものとなる。本発明で
は、それぞれの方法によって試験した結果、特にウエッ
ト法がキャスト面の面形成がし易く、安定した作業性が
得られると共に、得られる品質が最適にフォトグレード
用インクジェット記録紙に適応できること等の理由から
採用したものである。
【0045】
【実施例】次に、実施例および比較例によって本発明を
詳細に説明するが、これは本発明の効果を具体的に説明
するためのものであって、これによって本発明が限定さ
れるものではない。
【0046】<実施例1>基紙として113g/m2
コート紙用の原紙を用い、第1工程として、塗工機にエ
アーナイフコーターを使用して、下記インクジェット下
塗り塗料組成物をドライ換算で14g/m2 になるよう
に塗被乾燥し、インクジェット下塗り層2を形成しロー
ル状に巻き取った。乾燥後スーパーキャレンダーにより
線圧150Kg/cmの条件で平滑化処理して、再びロー
ル状に巻き取った。 <インクジェット下塗り塗料組成物> (表示はドライ重量部) カープレックス BS304N (シリカ、塩野義製薬社製) 100重量部 パテラコール IJ50 (ウレタンエマルジョン、大日本インキ化学工業社製) 17重量部 パテラコール D302 (ウレタンエマルジョン、大日本インキ化学工業社製) 12重量部 PVA217 (PVA、クラレ社製) 10重量部 PAS−H−10L(カチオン化剤) (ジアリルジメチルアンモニウムクロライド重合物、日東紡績社製)7重量部 上記配合により塗料濃度20%のインクジェット下塗り
塗料を作成した。
【0047】次いで、第2工程として、表面を平滑化処
理したインクジェット下塗り層2の上に、ウエット法の
キャスト塗工機のエアーナイフコーターにより、下記イ
ンクジェットキャストコート塗料組成物をドライ換算で
12g/m2 となるように塗被し、湿潤状態のままでク
ロムメッキしたキャストドラムに圧着させ、乾燥させる
と同時にキャストドラムの鏡面を転写させてインクジェ
ットキャストコート層3を形成しロール状に巻き取っ
た。 <インクジェットキャストコート塗料組成物> (表示はドライ重量部) AKP−G015(γーアルミナ、住友化学社製) 100重量部 酢酸(市販の試薬品) 有姿で4重量部 PVA210(PVA、クラレ社製) 12重量部 ウルトラゾール SIX11(アクリルエマルジョン、ガンツ化成社製) 8重量部 セロゾール524(離型剤、カルナバワックス、中京油脂社製) 1重量部 上記配合により塗料濃度30%のインクジェットキャス
トコート塗料を作成した。
【0048】更に、インクジェットキャストコート層3
の上に、第3工程として、ウエット法のキャスト塗工機
のエアーナイフコーターにより、下記インクジェットキ
ャスト光沢塗料組成物をドライ換算で0.5g/m2
なるように塗被し、湿潤状態のままでクロムメッキした
キャストドラムに圧着させ、乾燥させると同時にキャス
トドラムの鏡面を転写させてインクジェットキャスト光
沢層4を形成して巻き取りこれを所定の寸法に裁断し
て、本発明による坪量が139.5g/m2 の実施例1
のインクジェット記録紙を得た。 <インクジェットキャスト光沢塗料組成物> (表示はドライ重量部) カタロイドSI30(コロイダルシリカ、触媒化成工業社製) 30重量部 PVA205(PVA、クラレ社製) 10重量部 オレイン酸アンモニウム(離型剤、市販品) 6重量部 上記配合により塗料濃度3%のインクジェットキャスト
光沢塗料を作成した。
【0049】<実施例2>実施例1で使用したインクジ
ェットキャスト光沢塗料組成物の塗料濃度を12%と
し、ウエット法のキャスト塗工機のバーコーターを使用
し、インクジェットキャスト光沢塗料組成物の塗被量を
ドライ換算で5g/m2 としたことの他は実施例1と同
様にして本発明による坪量が144g/m2 の実施例2
のインクジェット記録紙を得た。
【0050】<実施例3>実施例1で使用したインクジ
ェットキャスト光沢塗料組成物の配合を下記の配合とし
たことの他は、実施例1と同様にして本発明による坪量
が139.5g/m2 の実施例3のインクジェット記録
紙を得た。 <インクジェットキャスト光沢塗料組成物> (表示はドライ重量部) スノーテックスO(コロイダルシリカ、日産化学工業社製) 20重量部 PVA205(PVA、クラレ社製) 5重量部 オレイン酸アンモニウム(離型剤、市販品) 5重量部 上記配合により塗料濃度3%のインクジェットキャスト
光沢塗料を作成した。
【0051】<比較例1>実施例1で第2工程のインク
ジェットキャストコート層の形成までのものを比較例1
のインクジェット記録紙とした。(坪量139g/
2
【0052】<比較例2>実施例1の第2工程で得たイ
ンクジェットキャストコート層の上に、実施例1と同じ
インクジェットキャストコート塗料組成物をその塗料濃
度を5%とし、ウエット法のキャスト塗工機のバーコー
ターを使用し、塗被量をドライ換算で3g/m2 とした
ことの他は、実施例1と同様にして比較例2のインクジ
ェット記録紙とした。(坪量142g/m2
【0053】実施例1〜3及び比較例1〜2で得たイン
クジェット記録紙を試験試料として、その各々に対し
て、次に示す各測定項目を対応して示した測定方法によ
って測定しその結果を表1にまとめた。
【0054】<測定項目及び試験方法> 1.光沢度 最表面のJIS−Z−8741による60度の鏡面光沢
度を測定する。単位は%で表示する。
【0055】2.印字濃度 最表面にエプソン社製のプリンターPM−700Cを使
用して、指定インクのブラックを使用し、印字モードと
して専用光沢フイルムで標準テストチャートを印字し、
印字24時間後マクベス濃度計RD915によって指定
印字部分(ブラック)の濃度を測定する。
【0056】3.印字耐水性 最表面にエプソン社製のプリンターPM−700Cを使
用して、指定インクを使用し、印字モードとして専用光
沢フイルムで標準テストチャートを印字し、印字24時
間後、指定箇所に水滴を3滴滴下し、10秒後ティシュ
ペーパーで軽く3回擦って、ティシュペーパーへのイン
クの溶出の有無を視覚で観察する。 (判定基準) ◎・・・非常に優れる。 ○・・・優れる。 △・・・
普通。 ×・・・劣る。 ××・・・非常に劣る。
【0057】4.記録紙耐水性 最表面に水滴を1滴滴下し10秒後に指先で軽く10回
擦って塗料の溶出の有無を視覚で観察する。 (判定基準) ◎・・・非常に優れる。 ○・・・優れる。 △・・・
普通。 ×・・・劣る。 ××・・・非常に劣る。
【0058】5.インクの吸収性 最表面に前記エプソン社製のプリンターPM−700C
を使用して、指定インクを使用し、印字モードとして専
用光沢フイルムで印字し、印字面の擦れ、重色部分のイ
ンクの滲みの有無を視覚で観察する。 (判定基準) ◎・・・非常に優れる。 ○・・・優れる。 △・・・
普通。 ×・・・劣る。 ××・・・非常に劣る。
【0059】8.光沢平滑感 最表面の光沢平滑感を視覚により次の5段階により判定
する。 (判定基準) ◎・・・非常に優れる。 ○・・・優れる。 △・・・
普通。 ×・・・劣る。 ××・・・非常に劣る。
【0060】<試験の結果>
【表1】
【0061】上記試験の結果から読み取れるように、本
発明のインクジェット記録紙の実施例1〜3の品質は、
比較例1〜2の品質に比べていずれの項目においても極
めて優れたものであることが判る。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように本発明のインクジェッ
ト記録紙及びその製造方法によれば、基紙の一方の面に
形成したインクジェット下塗り層を介して、インクジェ
ットキャストコート層とインクジェットキャスト光沢層
とで2層に形成したキャスト塗被層が相互に作用し合っ
て、その最表面が、JIS−Z−8741による60度
鏡面光沢度で60〜80%の高い光沢度、写真に近い光
沢平滑感、高い印字濃度、優れた印字耐水性及び優れた
インクジェットインクの定着性・吸収性等の特性を保持
したインクジェット記録紙となる。
【0063】なお、インクジェットキャストコート層あ
るいはインクジェットキャスト光沢層のいずれか一層の
キャスト塗被層を形成したのでは、前記のような特性を
保持したインクジェット記録紙は得られない。
【0064】また、インクジェット下塗り層は、基紙の
表面の粗さを覆って平滑性にし、この上に形成するイン
クジェットキャストコート層及びインクジェットキャス
ト光沢層の平滑性を一層向上させる。また、カチオン化
剤が含有することによってインクジェットインクの発色
濃度を向上させる。更に、インクジェット下塗り層の形
成によって、通気性のばらつきが小さくなり、この上に
形成するインクジェットキャストコート層およびインク
ジェットキャスト光沢層を形成する時のキャスト作業性
を一層向上させる。
【0065】また、インクジェットキャストコート層
は、インクジェットインクを確実に吸収して、擦れやブ
ロッキングやベタツキ等を起こすことなく、この上に形
成するインクジェットキャスト光沢層の特性の発揮をよ
り効果的なものとする。
【0066】更に、インクジェットキャスト光沢層は、
インクジェットキャスト光沢層の顔料にコロイダルシリ
カを使用したので、インクジェットキャスト光沢塗料を
インクジェットキャストコート層の上に塗被した時に、
インクジェットキャストコート層の微細な亀裂および凹
凸に、微細粒子のコロイダルシリカが入り込んで、イン
クジェットキャストコート層をより平滑にすることと、
インクジェットキャスト光沢塗料自体が持つ特性とが絡
み合って高い光沢度や写真に近い光沢平滑感が得られる
と推定される。
【0067】また、本発明のインクジェット記録紙の製
造方法によれば、ウエット法によってキャスト層を2層
に形成したので、キャスト面の面形成がし易く、安定し
た作業性が得られると共に、品質面において前記のよう
な諸特性を保持したインクジェット記録紙を容易に安価
に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録紙の縦断側面図で
ある。
【符号の説明】
1…基紙 2…インクジェット下塗り層 3…インクジェットキャストコート層 4…インクジェットキャスト光沢層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三宅 慎也 茨城県ひたちなか市高野向小山148−19 日本加工製紙株式会社開発研究所内 (72)発明者 宮田 一司 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 (72)発明者 河野 研二 大阪府茨木市丑寅一丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 Fターム(参考) 2H086 BA16 BA32 BA33 BA34 BA41 4F100 AA19B AA19C AA20B AA20D AK21 AK51 BA04 BA07 BA10A BA10D CA13B CA13D CA30B CC00B CC00C DG10A EG002 EH112 EH462 EJ862 EJ94 GB90 JB07 JD14 JK15 JM01D JN21D YY00D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基紙の一方の面に形成したインクジェッ
    ト下塗り層を介して、インクジェットキャストコート層
    とインクジェットキャスト光沢層とを順次積層し、その
    最表面のJIS−Z−8741による60度鏡面光沢度
    を60〜80%としたことを特徴とするインクジェット
    記録紙。
  2. 【請求項2】 インクジェット下塗り層を構成する顔料
    がシリカ及び/又はアルミナ水和物であって、添加剤と
    してカチオン化剤が含有する請求項1記載のインクジェ
    ット記録紙。
  3. 【請求項3】 インクジェットキャストコート層を構成
    する顔料がγーアルミナである請求項1または請求項2
    記載のインクジェット記録紙。
  4. 【請求項4】 インクジェットキャスト光沢層を構成す
    る顔料がコロイダルシリカである請求項1、または、請
    求項2、または請求項3のいずれかに記載のインクジェ
    ット記録紙。
  5. 【請求項5】 基紙の一方の面に、顔料としてシリカ及
    び/又はアルミナ水和物が、添加剤としてカチオン化剤
    が含有するインクジェット下塗り塗料をドライ換算で5
    〜20g/m2 塗被し乾燥して下塗り層を形成し、該イ
    ンクジェット下塗り層の上にキャスト塗工機によりウエ
    ット法で、顔料としてγ−アルミナを使用したインクジ
    ェットキャストコート塗料をドライ換算で4〜15g/
    2 塗被し乾燥してインクジェットキャストコート層を
    形成し、次いで、該インクジェットキャストコート層の
    上にキャスト塗工機によりウエット法で、顔料としてコ
    ロイダルシリカを使用したインクジェットキャスト光沢
    塗料をドライ換算で0.5〜5g/m2 塗被し乾燥して
    インクジェットキャスト光沢層を形成し、最表面のJI
    S−Z−8741による60度鏡面光沢度を60〜80
    %としたことを特徴とするインクジェット記録紙の製造
    方法。
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