JP2000061070A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000061070A
JP2000061070A JP10231554A JP23155498A JP2000061070A JP 2000061070 A JP2000061070 A JP 2000061070A JP 10231554 A JP10231554 A JP 10231554A JP 23155498 A JP23155498 A JP 23155498A JP 2000061070 A JP2000061070 A JP 2000061070A
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lottery result
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JP10231554A
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
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Ace Denken KK
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Ace Denken KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】抽選回数の増加に伴って、「当たり」がでるこ
とが期待できる当たり期待抽選回数に近づく様子を、視
覚的に示すことができる遊技機を提供する。 【解決手段】複数の図柄の図柄パターンを表示するため
の第1表示部23と、指示された図柄を、指示されるご
とに順次追加して表示する第2表示部24とを有する。
制御装置50は、抽選を実行し、「当たり」、「惜しい
外れ」、および、「通常の外れ」のうちのいずれかに抽
選結果を決定し、抽選結果が「惜しい外れ」および「通
常の外れ」の場合に、その発生回数を累積演算して、得
られた累積値を記憶し、抽選結果が「当たり」および
「通常の外れ」の場合に、第1表示部23において表示
すべき図柄パターンを決定する処理を行い、抽選結果が
「惜しい外れ」の場合に、前記累積手段により記憶され
る累積値に応じて、「惜しい外れ」を表わす図柄パター
ンである外れリーチパターンの図柄を決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】始動指示を受けると、抽選の
実行、抽選結果の表示、および、当たり時の特別価値発
生状態実現の各処理を行なう遊技機に係り、特に、抽選
遊技の外れの回数の更新に伴って、当たりやすい状態が
近づいているように、遊技者に示す機能を備えた遊技
機、および、それに用いる抽選遊技システムに関する。
【0002】
【従来の技術】抽選により当たり外れを決定する抽選遊
技機能を備える遊技機として、パチンコ機、スロットマ
シン等がある。抽選において、「当たり」が出ると、
「当たり」を表わす複数の図柄からなる特定の図柄パタ
ーンが表示装置に表示され、「当たり」であることを示
す。そして、「通常の外れ」の場合には、同様に、「外
れ(当たりでないこと)」を示す複数の図柄パターンが
表示装置に表示され、「通常の外れ」であることが示さ
れる。
【0003】例えば、パチンコ機の場合には、遊技盤面
上の特定入賞口にパチンコ球が入賞すると、抽選遊技シ
ステムが始動され、抽選が行われ、その結果が、上述し
たように図柄のパターンで表示される。そして、「当た
り」である場合には、図柄が特定の組合わせのパター
ン、すなわち、当たり図柄パターンが表示されると共
に、特別の価値発生状態を生じさせるための特別入賞機
構特別が作動される。この状態では、多くのパチンコ球
が入賞しやすくなり、多くの賞球を獲得することが可能
となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、抽選による
「当たり」は、確率によって定まり、しかも、そこまで
やれば「当たり」となるであろう抽選想定回数は、遊技
機ごとに、また、同一の遊技機であっても遊技時間帯に
よって異なり、例えば、300〜2700回に設定され
ている。
【0005】このため、遊技者は、遊技をするに際し
て、「当たり」を出すためには、概ね300回〜270
0回程度の抽選が行なわれるまで、遊技を継続すること
を覚悟しなければならない。もちろん、確率であるた
め、それまでに「当たり」となることもあり得るが、多
くの場合、遊技者にとっては、抽選回数が前述の回数に
達するまで、ひたすら耐えて、遊技を継続することが必
要となる。これでは、遊技に対する興味が失われること
となる。
【0006】これに対して、「当たり」の出る確率を高
くすることが考えられる。しかし、「当たり」の出る確
率の高さは、遊技場の利益と関連し、それほど高くする
ことはできない。
【0007】一方、確率を変動させて、ある期間では
「当たり」の出る確率を高くし、他の期間では、その
分、「当たり」の出る確率を低くすることが考えられ
る。しかし、このような確率の変動を行う方法では、
「当たり」が頻発しやすくなって、多くの賞球を獲得で
きるようになる反面、「当たり」が出ない場合には、極
端に出ないという状態が生じる。このため、持続的に遊
技を行おうとする遊技者には適していないといえる。
【0008】以上の問題は、パチンコ機についてのもの
であるが、他の遊技機、例えば、スロットマシンにおい
ても同様である。
【0009】本発明の目的は、抽選回数の増加に伴っ
て、そこまで続ければ「当たり」がでることが期待でき
る当たり期待抽選回数に近づく様子を、視覚的に示すこ
とができて、遊技者を遊技の継続に向かわせるよう誘導
することが期待できる遊技機を提供することにある。
【0010】また、本発明の他の目的は、前記遊技に用
いられる抽選遊技システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の第1の態様によれば、パチンコ遊技を実行
するため遊技実行機構と、前記遊技実行機構からの指示
を受けると、抽選の実行、抽選結果の表示、および、当
たり時の特別価値発生状態実現の各処理を行なう抽選遊
技システムとを備える遊技機において、前記遊技実行機
構は、パチンコ遊技において、特定の条件が満たされる
と、前記抽選遊技システムに対して抽選始動指示を出力
する抽選始動指示手段と、前記特別の価値発生状態を生
じさせるための特別入賞機構とを有し、前記抽選遊技シ
ステムは、前記抽選始動指示を受けて抽選を実行し、
「当たり」、「惜しい外れ」、および、「通常の外れ」
のうちのいずれかに属する抽選結果を決定する抽選実行
手段と、複数の図柄の配列からなる図柄パターンを表示
する第1の表示手段と、指示された図柄を、指示される
ごとに順次追加して表示する第2の表示手段と、前記第
1の表示手段および第2の表示手段における表示内容を
制御する表示制御手段と、前記抽選結果が「惜しい外
れ」および「通常の外れ」の場合に、その発生回数を累
積演算して、得られた累積値を記憶する累積手段と、前
記抽選結果が「当たり」の場合に、入賞機構を作動させ
る制御を行なう入賞制御手段とを備え、前記表示制御手
段は、前記抽選結果が「当たり」および「通常の外れ」
の場合に、前記第1の表示手段において表示すべき図柄
パターンを決定する処理を行い、前記抽選結果が「惜し
い外れ」の場合に、前記累積手段により記憶される累積
値に応じて、「惜しい外れ」を表わす図柄パターンであ
る外れリーチパターンの図柄を決定する外れリーチパタ
ーン決定処理を行い、前記累積手段は、前記抽選結果が
「当たり」の場合に、累積値をリセットする処理を行う
ことを特徴とする遊技機が提供される。
【0012】また、本発明の第2の態様によれば、始動
指示を受けると、抽選の実行、抽選結果の表示、およ
び、当たり時の特別価値発生状態実現の各処理を行なう
遊技機において、前記始動指示を受けて抽選を実行し、
「当たり」、「惜しい外れ」、および、「通常の外れ」
のうちのいずれかに属する抽選結果を決定する抽選実行
手段と、複数の図柄の配列からなる図柄パターンを表示
する第1の表示手段と、指示された図柄を、指示される
ごとに順次追加して表示する第2の表示手段と、前記第
1の表示手段および第2の表示手段における表示内容を
制御する表示制御手段と、前記抽選結果が「惜しい外
れ」および「通常の外れ」の場合に、その発生回数を累
積演算して、得られた累積値を記憶する累積手段と、前
記抽選結果が「当たり」の場合に、入賞機構を作動させ
る制御を行なう入賞制御手段とを備え、前記表示制御手
段は、前記抽選結果が「当たり」および「通常の外れ」
の場合に、前記第1の表示手段において表示すべき図柄
パターンを決定する処理を行い、前記抽選結果が「惜し
い外れ」の場合に、前記累積手段により記憶される累積
値に応じて、「惜しい外れ」を表わす図柄パターンであ
る外れリーチパターンの図柄を決定する外れリーチパタ
ーン決定処理を行い、前記累積手段は、前記抽選結果が
「当たり」の場合に、累積値をリセットする処理を行う
ことを特徴とする遊技機が提供される。
【0013】さらに、本発明の他の目的を達成するた
め、本発明の第3の態様によれば、制御装置および表示
装置を有し、抽選の実行、抽選結果の表示、および、賞
出のための出力を行なう抽選遊技システムにおいて、前
記表示装置は、複数の図柄の配列からなる図柄パターン
を表示するための第1表示部と、指示された図柄を、指
示されるごとに順次追加して表示する第2表示部とを有
し、前記制御装置は、抽選始動指示を受けて抽選を実行
し、「当たり」、「惜しい外れ」、および、「通常の外
れ」のうちのいずれかに属する抽選結果を決定し、前記
抽選結果が「当たり」の場合に、賞出のための信号を出
力し、前記抽選結果が「当たり」および「通常の外れ」
の場合に、前記第1表示部において表示すべき図柄パタ
ーンを決定する処理を行い、前記抽選結果が「惜しい外
れ」の場合に、予め定めた基準に基づいて、「惜しい外
れ」を表わす図柄パターンである外れリーチパターンの
図柄を決定する外れリーチパターン決定処理を行い、抽
選結果が「当たり」の場合に、累積値をリセットする処
理を行うことを特徴とする抽選遊技システムが提供され
る。
【0014】ここで、前記制御装置は、抽選結果が「惜
しい外れ」および「通常の外れ」の場合に、その発生回
数を累積演算して、得られた累積値を記憶する処理と、
抽選結果が「当たり」の場合に、累積値をリセットする
処理とをさらに行い、外れリーチパターン決定処理にお
いて、前記予め定めた基準として、前記累積値について
予め定めた区分を用いる構成とすることができる。、前
述した各態様は、それぞれ、次のような形態を、適宜採
用することが可能である。
【0015】a) 表示制御手段は、第2の表示手段
に、前記外れリーチパターンを構成する特定の図柄を、
順次追加して、列状に表示させる構成とする。
【0016】b) 第2の表示手段は、予め定めた個数
の図柄を表示可能な領域を有する構成とする。
【0017】c) 第2の表示手段は、長方形状の表示
領域を有する構成とする。
【0018】d) 第2の表示手段は、前記第1の表示
手段の表示領域を囲む形状に設けられる構成とする。
【0019】e) 表示制御手段は、前記第2の表示手
段における図柄表示個数が前記予め定めた個数に達した
とき、前記列状に表示されている図柄列を、先に表示が
行われた図柄側にシフトさせて、先頭に位置していた図
柄を消去し、後尾位置に新たな図柄を追加表示させる構
成とする。
【0020】f) 表示制御手段は、外れリーチパター
ン決定処理に際し、前記第2の表示手段によって表示さ
れる図柄列において、特定の図柄出現分布パターンを形
成するように外れリーチパターンの図柄を決定する構成
とする。
【0021】g) 前記fにおいて、表示制御手段は、
前記特定の図柄出現分布パターンとして、連続する複数
個が特定のパターンを形成するように外れリーチパター
ンの図柄を決定する構成とする。
【0022】h) 前記fにおいて、表示制御手段は、
前記特定の図柄出現分布パターンとして、連続する複数
個が同一図柄からなるパターンを形成するように外れリ
ーチパターンの図柄を決定する構成とする。
【0023】i) 前記hにおいて、表示制御手段は、
前記累積値の範囲を予め区分し、各区分対応に、前記同
一図柄が連続するパターンにおける、図柄の連続する数
を予め記憶しておき、前記累積手段の累積値がどの区分
に属するかに応じて、外れリーチパターンの図柄を決定
する構成とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。以下の実施の形態では、
本発明をパチンコ機にて起用した場合を中心として説明
する。もちろん、本発明は、パチンコ機以外の遊技機、
例えば、スロットマシン等にも適用可能である。
【0025】図1および図2において、本実施の形態に
係るパチンコ機10は、パチンコ遊技を実行するため遊
技実行機構(図1参照)と、前記遊技実行機構からの指
示を受けると、抽選を実行し、抽選結果を表示すると共
に、抽選結果が当たりの場合に、前記遊技実行機構に対
して、特別の価値発生状態を実現させる抽選遊技システ
ム(図2参照)とを備える。
【0026】遊技実行機構は、図1に示すように、遊技
者がハンドル11を回転操作することにより遊技盤面1
2上に球を打ち出し、打球がいずれかの入賞口12b等
に入賞することにより払い出される賞球の獲得数を楽し
むための機構を備える。また、図2に示すように、パチ
ンコ遊技において、特定の条件が満たされると、前記抽
選遊技システムに対して抽選始動指示を出力する手段と
して機能する抽選始動機構(始動入賞口13aおよび入
賞検知スイッチ13b)13と、前記特別の価値発生状
態を生じさせるための特別入賞機構30とを有する。
【0027】遊技盤面12には、前記始動入賞口13a
と、特別入賞機構30とが配置されている。また、遊技
盤面12の適所には、パチンコ球を弾く多数の釘、各種
入賞口、アウト口等が配置されている。また、遊技盤面
12には、抽選すべき条件を満たし、抽選の実行を待っ
ている待ち行列の待ちの数である保留数を表示するため
の保留表示器40(図2参照)が配置されている。具体
的には、表示装置20の近傍に設けられ、4つの発光素
子を有する。さらに、遊技盤面12の下側には、遊技に
供するパチンコ球を入れる前皿18や、その前皿18か
ら溢れるパチンコ球を貯留する下皿19が設けられてい
る。なお、保留表示器40の保留数は、「4」に限定さ
れるものではない。
【0028】前記抽選遊技システムは、図2に示すよう
に、制御装置50と、これにより制御されて画像を表示
する表示手段として機能する表示装置20と、保留表示
器40とを備える。制御装置50は、抽選始動機構1
3、表示装置20、特別入賞機構30、保留表示器4
0、イルミネーション装置71および音響装置75と接
続されている。
【0029】制御装置50は、本実施の形態では、図2
に示すように、中央処理装置(CPU)51、記憶装置
(ROM52、RAM53)、インタフェース54等を
含むコンピュータシステムで構成される。なお、制御装
置50は、本実施の形態では、1台のコンピュータを用
いているが、2台以上のコンピュータを用いて、処理を
分散するようにしてもよい。
【0030】CPU51は、ROM52に格納された制
御プログラムに従って、後述するような抽選処理、これ
に付随する処理等の各種処理、表示装置20における表
示制御処理、保留処理等を行う。
【0031】ROM52は、これらの処理を行うための
制御プログラム、処理に必要な予め定められたデータ等
が格納される。すなわち、前記抽選処理、特別入賞機構
30等の制御を行なうための遊技制御プログラムおよび
データと、各種役物への入賞を演出するイルミネーショ
ン装置71および音響装置75の演出を行なう処理のた
めのプログラムおよびデータと、表示制御を行うための
プログラムおよびデータ等を格納している。例えば、イ
ルミネーション装置の装飾ランプの点灯パターン、音響
装置のスピーカからの音響の発生等のためのデータが格
納されている。
【0032】RAM53は、CPU51による抽選結果
や、入賞検知スイッチ13bや入賞球計数器33からの
信号を含む遊技に関する各種データ、CPU51で生成
される図柄表示に関する各種のデータを一時的に記憶す
るものである。なお、RAM53の各種データは、CP
U51からの指令に基づき読み出され、表示装置20に
出力されるように設定されている。
【0033】制御装置50は、抽選始動指示を受けて抽
選を実行し、「当たり」、「惜しい外れ」のうちのいず
れかに属する抽選結果を決定する抽選実行手段と、前記
表示装置20における表示内容を制御する表示制御手段
と、抽選結果が「惜しい外れ」および「通常の外れ」の
場合に、その発生回数を累積演算して、累積値を記憶す
る累積手段と、抽選結果が「当たり」の場合に、入賞機
構を作動させる制御を行なう入賞制御手段と、抽選の保
留処理を行うと共に、保留表示器40の表示を制御する
手段として機能する。前記累積値は、CPU51の内部
レジスタまたは内部メモリに格納される。もちろん、R
AM53に格納してもよい。
【0034】ここで、制御装置50は、表示制御手段と
して、抽選結果が「当たり」および「通常の外れ」の場
合に、表示装置20において表示すべき図柄パターンを
決定する処理を行う。また、抽選結果が「惜しい外れ」
の場合に、累積手段により記憶される累積値に応じて、
「惜しい外れ」を表わす図柄パターンである外れリーチ
パターンの図柄を決定する外れリーチパターン決定処理
を行う。制御装置50は、累積手段として、前記抽選結
果が「当たり」の場合に、累積値をリセットする処理を
行う。
【0035】前記表示装置20は、図2、図3、図4に
示すように、表示を行なう表示部22と、この表示部2
2に表示を行わせる表示駆動部21とを有する。表示部
22は、複数の図柄の配列からなる図柄パターンを表示
する第1の表示手段として機能する第1表示部23(2
3a〜23c)と、指示された図柄を、指示されるごと
に順次追加して表示する第2の表示手段として機能する
第2表示部24とを有する。これらは、例えば、液晶表
示装置等のパネルディスプレイ、CRT等を用いること
ができる。本実施の形態では、カラー液晶表示装置を用
いるものとする。また、第1表示部23と第2表示部2
4とは、本実施の形態では、同一の表示装置の同一の表
示画面上に、領域を分けて設けている。このように、共
通の表示装置とすることにより、第1、第2の表示部を
別に設けることがないため、部品の増加を抑えることが
できる利点があること、また、既存の表示装置を用いて
実現ができるという利点がある。
【0036】第1表示部23と第2表示部24とを、そ
れぞれ独立の表示装置とすることもできる。その場合、
第2の表示部24は、上述したようにドットマトリクス
形式の表示装置の他、数字表示機等のセグメント型表示
装置を用いてもよい。
【0037】また、第1表示部23には、制御装置50
によって、図柄表示領域として、図4に示すように、枠
23dで囲まれる1行3列計3箇所の表示箇所22a〜
22cに図柄を表示できるように領域が設定される。図
柄としては、数字、文字、記号、シンボル等の各種画像
が表示可能である。これらの図柄は、制御装置50にお
いて予め用意されされる。すなわち、ROM52に格納
されている。なお、図柄として、外部から取込んだ写
真、手書き図形等を用いるようにすることもできる。な
お、本実施の形態では、枠24d自体も表示部22の表
示画面中に画像表示される。
【0038】第2の表示部24は、図4に示す例では、
長方形状に区画された領域として形成され、図柄が列状
に表示される。また、図5に示す例では、第1の表示部
23の外側を囲む状態で環状に区画された領域として形
成される。図5に示す形態の場合には、図4に示す形態
に比べてより多くの図柄が表示可能となる。表示する図
柄の数は、図柄の大きさに依存するが、遊技者が容易に
見ることができる大きさとすることが必要である。表示
個数は、予め定めておくことができる。
【0039】制御装置50は、表示制御手段として、第
2表示部24に対しては、次のような表示制御を行うこ
とができる。なお、表示制御手段は、当たり表示がなさ
れた後、表示状態を一旦解除して、新たに表示を行な
う。
【0040】まず、制御装置50は、第2表示部24
に、後述する外れリーチパターンを構成する特定の図柄
を、順次追加して表示する(図4参照)。すなわち、図
4におけるP14の位置に、新たな図柄“7”を表示し
て、それまでの図柄“1、2、3、9、8”を一桁ずつ
左にシフトさせて、P9〜P13の位置に表示させる。
従って、最初の図柄、例えば、“1”は、P14に表示
され、抽選の累積回数の増加に伴って、外れリーチの累
積回数が増加すると、P1、P2、…P14のように、
順次位置をシフトさせて表示される。その結果、例え
ば、図4に示す場合には、P9〜P14までに“1、
2、3、9、8、7”の図柄列が最新のものとして表示
される。
【0041】制御装置50は、上述した表示制御を行う
ため、第2表示部24に表示すべき図柄を指定する情報
(図柄コード)を、表示位置に対応づけて記憶する図柄
列記憶部をRAM53中に設定する。この図柄列記憶部
は、図柄とその表示位置との対応付けが、新たな図柄を
表示するたびごとにシフトする。制御装置50は、この
図柄列記憶部の記憶内容を参照して第2表示部24への
表示を行う。
【0042】ここで、リーチとは、あと一つの図柄が揃
うと当たりとなる状態を指す。例えば、第1表示部23
の領域23a〜23cのうちで、23aおよび23bに
付いて図柄が固定的に表示され、かつ、当たりパターン
の一部を構成する状態で図柄が表示され、あと一つの領
域23cが未定状態、すなわち、変動表示されている状
態を指す。そして、外れリーチとは、その後、最後の図
柄が当たりパターンを構成しない図柄に確定するものを
意味する。一方、当たりとなるリーチは、最後の図柄が
当たりパターンを構成する図柄に確定して表示される場
合である。いずれも、遊技装置側では、表示以前から、
いずれのパターンとなるかは、既知である。しかし、遊
技者から見ると、リーチ状態は、外れとなるか、当たり
となるかは、未定の状態である。このため、リーチ状態
を表示することで、遊技の面白さを増大させることがで
きる。
【0043】また、図6に示すように、前記第2表示部
24における図柄表示個数が前記予め定めた個数(図6
の例では、14個)に達したとき、前記列状に表示され
ている図柄列“1、2、3、9……9、7、5”を、第
2表示部24の始端側、すなわち、先に表示が行われた
図柄側(P1側)にシフトさせて、先頭P1に表示され
ていた図柄“1”を消去し、終端側の位置P14に新た
な図柄“7”を追加表示させる制御を行う。その結果、
新たな図柄列は、先頭P1がシフト前にP2の位置にあ
った“2”となり、シフト前に最後尾P14にあった
“5”がP13の位置に移動する。
【0044】このようにして、新たな図柄列は、“2、
3、9、8……7、5、7”となる。このようなシフト
表示を順次行うことにより、図柄列の表示が第2表示部
24の枠内で行われることとなる。その結果、抽選の累
積回数の増加に伴って、例えば、図7に示すように、第
2表示部24に表示される図柄列が変化して表示される
こととなる。ただし、遊技者には、ta、tb、tc、
tdのそれぞれの時点で、第2表示部24に表示されて
いる図柄列のみが見えることになる。もちろん、図柄を
すべて表示できる場合には、単に、図柄列を順次シフト
して表示するのみでよい。
【0045】このような図柄の表示は、例えば、次のよ
うに考えることもできる。すなわち、「惜しい外れ」に
よる「外れリーチ」が生ずるごとに、「外れリーチ」を
構成する特定の図柄を順次並べることで、仮想的な図柄
列を構成し、この仮想図柄列を、先頭(時間的に古い)
から前記第2表示部24のP14からP1に向かって、
順次シフトさせつつに表示させる。そして、仮想図柄列
の長さが前記第2表示部24における表示可能長さを超
えたとき、最新の図柄が追加されるごとに先頭側の図柄
(古い図柄)を第2の表示部24から外す。
【0046】また、制御装置50は、本実施の形態で
は、表示制御手段として、外れリーチパターン決定処理
に際し、第2表示部24において表示される図柄列につ
いて、特定の図柄出現分布パターンとして、連続する複
数個が特定のパターンを形成するように外れリーチパタ
ーンの図柄を決定する制御を行うことができる。具体的
には、当該決定処理によって形成される、前記特定の図
柄出現分布パターンが同一図柄の連続するパターンとな
るように、図柄を決定する。また、このような図柄のパ
ターンは、累積値の大きさに依存して出現するように制
御される。
【0047】図7には、時刻ta〜tdに至るまで遊技
が継続されて、抽選の累積回数がそれに伴って増大し、
その結果、外れリーチの累積回数が増大した場合の、図
柄列における図柄の表れ方の一例を示している。例え
ば、時刻taでは、特定の図柄出現分布パターンとし
て、本実施の形態の、連続する複数の同一図柄のパター
ンは表れていない。
【0048】このため、遊技者は、図柄列に含まれる、
特定の図柄出現分布パターンとして、連続する複数の図
柄パターンの出現の仕方によって、抽選の累積回数の増
加に伴って、そこまで続ければ「当たり」がでることが
期待できる当たり期待抽選回数に近づく様子を、視覚的
に知ることができる。それは、遊技場側にとっては、遊
技者を遊技の継続に向かわせるよう誘導することが期待
できるということになる。
【0049】上述した第2表示部24における特定の図
柄出現分布パターンの実現については、種々の態様が可
能である。例えば、制御装置50は、前記累積値の範囲
を予め区分し、各区分対応に、前記同一図柄が連続する
パターンの連続する数を予め用意し、前記累積手段の累
積値がどの区分に属するかに応じて、外れリーチパター
ンの図柄を決定するようにして、実現することができ
る。前記連続数は、プログラム内に記述されるか、プロ
グラムによって参照されるべきデータとして用意され
る。従って、いずれにしても、ROM52に記憶され
る。
【0050】区分のし方は、当たりの確率、および、外
れのうちリーチとなる確率に応じて種々あり得る。典型
的には、当たり期待抽選回数を均等に区分することが考
えられる。この他に、外れリーチの累積回数が多くなる
ほど区分の範囲を狭くするように決めることもできる。
このようにすると、当たりの出現がまじかに迫っている
ように思わせるように演出することができる。また、当
たりが期待できる、抽選の累積回数の中間的な累積回数
の前後で、出現回数を増加させて、遊技への興味をつな
ぐように演出することもできる。
【0051】区分は、具体的には、前述の当たり期待抽
選回数が、例えば、700であるとし、外れのうちリー
チとなる場合が、1/10の頻度に設定してあるとする
と、外れリーチの想定される累積回数は、70回とな
る。そこで、外れリーチの回数20回分を1区分とし
て、第1区分(1〜20)、第2区分(21〜40)、
第3区分(41〜60)、第4区分(61以上)とする
ことができる。そして、例えば、図7および図8に示す
ように、第1区分では、時刻taにおける図柄列のよう
に、図柄が「ランダム」に出現するように設定すること
ができる。第2区分では、時刻tbにおける図柄列のよ
うに、図柄が2回連続する2回連続分布パターンが出現
するように設定することができる。第3区分では、時刻
tcにおける図柄列のように、図柄が3回連続する3回
連続分布パターンが出現するように設定することができ
る。第4区分では、時刻tdにおける図柄列のように、
図柄が4回以上連続する4回以上連続分布パターンが出
現するように設定することができる。
【0052】この区分は、予め定めておいて、ROM5
2に格納しておくことができる。その際、複数の態様の
区分設定を用意しておき、選択的に用いることができる
ようにしてもよい。例えば、確率の変動にあわせて、外
れリーチの累積回数を50回以上、100回以上、15
0回以上等のように設定しておき、それぞれに対応する
区分を定めて、それらを選択可能とすることができる。
また、上述した、演出の都合に合せた区分を複数組み用
意し、遊技場においてそれぞれ選択して用いるようにし
てもよい。
【0053】また、制御装置50は、第2表示部24に
出現する特定の図柄パターンについて、その表示態様を
変更して、遊技者に分かりやすくすることもできる。例
えば、同一の図柄パターンがある数連続した場合には、
それらを特定の表示態様、例えば、特定の表示色とする
ことが考えられる。例えば、2図柄連続の場合“青”、
3図柄連続の場合“黄”、4図柄連続の場合“オレン
ジ”、5図柄連続の場合“赤”のように表示色を設定す
ることができる。このように表示色をパターンの出方に
応じて変えることで、当たりへの期待を増大させるよう
に演出できる効果がある。また、図柄に代えて、また、
図柄と共に、背景色を変えることもできる。図8は、背
景色を代えて表示する例である。さらに、特定のパター
ンを構成する図柄を点滅させること、図柄の大きさを変
えること等も考えられる。もちろん、第2表示部全体に
ついて、表示態様を変更してもよい。
【0054】なお、上述したような強調表示を行うこと
で、遊技者に状態を分かりやすくすると共に、図柄列が
シフトして、先頭側の図柄パターンの一部が削除された
場合でも、残りの図柄について、強調表示を継続するこ
とで、特定の図柄パターンが形成されていたことを示す
ことができる(図8のte参照)。
【0055】次に、制御装置50による抽選遊技につい
て説明する。本実施の形態では、抽選は、抽選結果が、
「当たり」、「惜しい外れ」および「通常の外れ」の3
つのいずれかに属するように決められる。「当たり」
は、既に述べているように、300〜2700に1回の
割で生じるように設定される。そして、残りが外れであ
るが、そのうち、1/10が「惜しい外れ」となるよう
に設定する。
【0056】抽選は、種々の態様によって行なうことが
できる。本実施の形態では、例えば、次のように行う。
まず、ゼロを起点に数字を加算して、所定の上限数に達
すると、再度、ゼロからの数字の加算を繰り返すカウン
タを設定する。このカウンタとしては、例えば、CPU
51に内蔵したものを用いることができる。また、この
カウンタは、上記カウント動作を抽選の起動がかかると
実行するか、または、常時、実行している状態とするこ
とができる。一方、ROM52には、カウンタのカウン
ト値に対応して、「当たり」、「惜しい外れ」および
「通常の外れ」となる数値群が格納されている。これら
の数値は、前述した確率に対応して定められる。CPU
51は、入賞検知スイッチ13bからの始動入賞口13
aへのパチンコ球の入賞検知の信号を受けると、抽選処
理に移行し、その時点のカウンタの数値を読み取る。そ
して、検出した数値を前記ROM52に格納された数値
群と比較して、「当たり」、「惜しい外れ」および「通
常の外れ」のいずれであるかを判定する。
【0057】また、第2の抽選機構を設けて、別途抽選
してもよい。なお、外れのうち、「惜しい外れ」となる
ものを、第2の抽選機構を設けて決定するようにしても
よい。
【0058】また、制御装置50は、「当たり」、「惜
しい外れ」および「通常の外れ」のそれぞれにおいて、
どのような図柄パターンを最終的な表示とするかを決定
する。そのための態様として、種々の態様がある。第1
に、予めどのパターンで表示するかを指定する情報(図
柄パターン指定情報)を作成しておき、この図柄パター
ン指定情報にしたがって、順に、該当する図柄パターン
を用いるようにすることもできる。この場合、図柄パタ
ーンの指定数が使用回数より少ないことがあり得る。そ
の場合には、繰り返し使用することとする。また、図柄
パターン指定情報を複数組み用意しておいて、それらを
選択的に使用するようにしてもよい。第2に、「当た
り」および「通常の外れ」については上述第2の方法の
ように行い、「惜しい外れ」のみ異なる方法で指定する
ようにすることができる。第3に、「当たり」および
「通常の外れ」について、それぞれ複数のパターンを用
意し、それらをランダムに読み出すことで決定し、「惜
しい外れ」について、予め定めた図柄パターン指定情報
にしたがって、図柄パターンを決定する方法がある。
【0059】これらの場合、各パターンには、ユニーク
に図柄パターンコードを付し、この図柄パターンコード
には、それぞれ使用する図柄を特定する図柄コードをさ
らに対応させて、図柄パターンコードごとに、使用する
図柄の組合わせが図柄コードで指定できるようにしてお
く。そして、実際に表示に用いる図柄は、ROM52に
予め図柄コード対応に、それぞれの図柄を表わす画像デ
ータとして格納される。
【0060】また、第1の表示部23では、抽選結果を
最終的に固定表示するまでは、種々の図柄を動的に変化
させて表示する。この場合には、例えば、「通常の外
れ」パターンをランダムに読み出して、各領域23a〜
23cに、それぞれ予め設定した書き替え速度で順次表
示し、あたかも、動的に変化しているかのように表示す
る。もちろん、書き替えの途中では、見かけ上、スクロ
ールするように表示することができる。
【0061】さらに、「惜しい外れ」の場合には、予め
用いる図柄パターンを用意しておくことは、前述した
「当たり」の場合と同じである。「惜しい外れ」の場
合、どの図柄のパターンを表示に用いるかについて、前
述した外れリーチの累積値の区分との関係で定められ
る。例えば、前述した第1の区分の場合には、第2表示
部24に表示される図柄列の図柄が、見かけ上、ランダ
ムに並ぶように決められた順に図柄パターンを選択し、
第2〜第4の区分では、2回連続、3回連続、4回以上
連続がそれぞれ出現するように決められた図柄パターン
指定情報を用いる。この場合、各区分において、複数の
図柄パターン指定情報を用意しておき、それらを選択的
に使用することで、特定の図柄出現分布パターンのワン
パターン化を防ぐことができる。
【0062】また、上述の例では、区分毎に連続する回
数を割り当てたが、本発明はこれに限定されない。例え
ば、区分を設けることなく、特定の累積値について、2
回連続、3回連続、4回連続の場合を指定しておき、図
柄自体の選択はランダムで行うようにする。これによ
り、指定した箇所では、最初に選ばれた図柄を指定され
た回数連続して選択し、その他の場合には、ランダムに
図柄パターンを選択する。この場合には、指定の仕方
を、予め複数組み用意しておき、それを選択的に用いる
ことで、連続状態の出現分布パターンがワンパターン化
することを防ぐことができる。
【0063】特別入賞機構30は、制御装置50による
抽選結果が「当たり」であった場合、該制御装置50か
ら出力される賞出を指示する信号、すなわち、作動指示
信号(特別価値発生信号)に基づいて作動し、所定時間
内に一定回数だけ開閉を繰り返すものである。特別入賞
機構30は、開閉可能なアタッカ31とその駆動手段た
るソレノイド32(図2参照)とを備える。特別入賞機
構30は、制御装置50からの抽選結果に従った特別価
値発生信号に基づき、例えば、アタッカ31が所定時間
(例えば29秒)にわたって開いた後、短時間(例えば
2〜3秒)だけ閉じるような特別価値の発生動作を所定
ラウンド回数(例えば16回)まで続けるいわゆるフィ
ーバー状態となるように設定されている。
【0064】抽選始動機構13は、遊技盤面12上の始
動入賞口13aと、その内部に設けられる前記入賞検知
スイッチ13bとで構成される。この抽選始動機構13
は、始動入賞口13aに入ったパチンコ球を前記入賞検
知スイッチ13bが検知することによって入賞を検知
し、該入賞スイッチによって、前記制御装置50のCP
U51の抽選処理を起動する。
【0065】保留表示器40は、先行する抽選の処理が
終了する前に、抽選始動機構13が次の抽選始動を行う
場合に、抽選を予め定めた回数分、例えば、4回分まで
保留できるようにする保留処理を実行する。
【0066】イルミネーション装置71および音響装置
75は、「リーチ」状態および「当たり」状態の場合
に、飾り照明を明滅させたり、予め定めた音楽等の音響
を発生して、演出することに用いられる。また、その
外、遊技実行中にも、適宜、飾り照明を明滅させたり、
音響を発生させたりすることに用いることができる。い
ずれも遊技制御部50bにより制御される。なお、「リ
ーチ」状態と「当たり」状態とで、照明および音響の演
出を変えてもよい。
【0067】次に、本実施の形態における遊技機の動作
について説明する。本実施の形態の遊技機では、遊技実
行機構と、抽選遊技システムとにより遊技が実行され
る。
【0068】図1において、遊技盤面12上に打ち出さ
れたパチンコ球が各入賞口に入賞すると、入賞球1球毎
に所定数の賞球が払い出される。また、パチンコ球が始
動入賞口13aに入ると、入賞検知スイッチ13bがそ
れを検知し、入賞信号が制御装置50のCPU51へ送
信される。また、他の入賞口と同様に、入賞状態となる
ので、所定数の賞球の払出が行なわれる。これらの賞球
払出の制御は、ハードウエア論理回路によって実現する
ことができる。
【0069】ここで、制御装置50は、表示装置20の
表示部22の、第2表示部24の領域を除いた部分に、
各種画像を表示させるようにしてもよい。例えば、アニ
メーション、風景、図柄、各種メッセージ等を、抽選遊
技での表示態様とは異なる態様で表示させる。この表示
の場合には、図4に示すような、枠23dの画像を表示
する必要はない。この表示は、抽選遊技が起動される段
階で抽選遊技固有の表示、例えば、図4に示すような表
示箇所を示す枠23dの画像と、その枠内で、図柄を時
間的に変更する動的表示に切り換えられる。なお、これ
らの画像を抽選遊技表示の背景画像としてもよい。画像
としては、ROM52に記憶された画像を表示する他、
図示していない通信システムを介して外部から提供され
る画像情報を表示することもできる。ビデオ画像、テレ
ビ画像等の表示を行うことができる。
【0070】上記した説明において、第2表示部24の
領域については、背景画像を表示しないこととした理由
は、この領域には、外れリーチの図柄パターンを構成す
る特定の図柄列が順次表示されているため、それを継続
的に残すためである。従って、当たりが出た後は、その
後、最初の外れリーチが発生するまでは、第2表示部2
4が配置されるべき領域上についても背景画像を表示す
るようにしてもよい。
【0071】次に、本実施の形態の抽選遊技の動作につ
いて、図9をさらに参照して説明する。ここでは、パチ
ンコ遊技において、パチンコ球が特定入賞口に入賞した
場合に実行される例について説明する。
【0072】CPU51は、入賞検知スイッチ13bか
らの入賞検知信号の有無を判定する(ステップ100
1)。入賞検知信号を受けると、特別価値状態発生中か
を調べる(ステップ1002)。特別価値状態発生中で
なければ、抽選遊技を起動する(ステップ1003)。
特別価値状態発生中であれば、保留数を加算処理して、
ここでの処理を終わる(ステップ1013)。なお、保
留数が予め定めた制限値を超える場合には、この処理を
行わない。一方、入賞検知スイッチ13bからの入賞検
知信号を受けていない場合には、保留数があるかを調べ
る(ステップ1011)。保留数がある場合には、保留
数を−1する減算処理を行って(ステップ1012)、
抽選遊技を起動する(ステップ1003)。保留数がな
い場合には、ここでの処理を終了する。ここで、抽選遊
技の起動に伴って、CPU51は、第1表示部の各領域
23a〜23cに、ランダムに選択した図柄を時間と共
に変えて、表示する。従って、種々の図柄が動的に変化
して表示される。
【0073】次に、CPU51は、予め定められたプロ
グラムにしたがって、抽選遊技を実行する(ステップ1
004、1014、1015)。抽選は、上述したよう
にして行い、その結果に応じて、表示すべき図柄パター
ンの決定も併せて行う(ステップ1004)。図柄パタ
ーンの決定の仕方も、上述したように行う。その後、そ
の結果を判定する(ステップ1005)。ここで、当た
りであれば、ステップ1006に進み、以下、当たりの
場合の処理を行う。一方、外れの場合には、抽選遊技の
累積値を求めるためのカウンタを+1する加算処理を行
う(ステップ1014)。その上で、「惜しい外れ」か
「通常の外れ」かによって、その後、外れリーチ処理、
および、外れ表示処理のいずれかに進む(ステップ10
15、1016、1017)。
【0074】当たり処理は、まず、リーチ表示を行なう
(ステップ1006)。これは、最後の一つ(例えば、
右端の領域23c)を残して、領域23a、23bの図
柄を、当たりパターンとして選択された図柄パターンを
構成する図柄を固定的に表示する。そして、一定時間経
過した後、最後の領域について、図柄パターンを当たり
パターンを構成する図柄を固定表示する(ステップ10
07)。ここで、リーチ表示の際、および、当たり表示
の際、イルミネーション装置71および音響装置75を
作動させて、予め定めた照明の点滅、および、音響発生
等を行って、リーチ演出、および、当たり演出を行う。
【0075】その後、前述した累積値を求めるためのカ
ウンタをリセットする(ステップ1008)。そして、
特別価値状態を発生させるべく、例えば、上述したよう
にして、特別入賞機構30を作動させるための信号(特
別価値発生信号)を出力する(ステップ1009)。特
別入賞機構30は、この信号を受けて、ソレノイド32
によりアタッカを開閉する。その後、第1表示部23に
おける図柄パターンの表示、および、リーチ、当たり表
示を解除する(ステップ1010)。この後は、上述し
たように、予め定めた画像を、表示部22の、第2表示
部24を除いた領域に表示する。
【0076】一方、CPU51は、動的表示がなされて
いる領域23a、23b、23cの順に停止させて、外
れ表示として、選択されている図柄パターンを固定表示
する。その後、ステップ1010に進み、図柄パターン
の表示を解除する。
【0077】また、CPU51は、抽選時に決定された
図柄パターンを、上述したようにリーチ表示し、一定時
間後、領域23a〜23cの全てについて図柄を固定表
示する(ステップ1016)。この際、ステップ100
6の場合と同様に、イルミネーション装置71および音
響装置75を作動して、リーチ演出を行う。その後、ス
テップ1010に進み、表示を解除する。
【0078】このようにして、抽選遊技を行なうことが
できる。この結果、抽選回数の累積に伴って、第2表示
部24において表示される図柄列が長くなり、さらに、
順次シフトされて追記表示され、ついには、特定の図柄
出現分布パターンとして予め定めた連続分布パターンが
表れるようになることを、遊技者は観察することができ
る。これにより、単調になりがちな遊技に変化を持たせ
て、遊技者の遊技への興味を持続させることが期待でき
る。そして、連続分布パターンの連続数が増えること
で、遊技者に、次第に当たりに近くなっていると感じさ
せることができる。
【0079】以上の例は、パチンコ機についてのもので
あるが、他の遊技機、例えば、スロットマシンにも適用
可能である。そこで、第2の実施の形態として、スロッ
トマシンに適用した場合について説明する。
【0080】図10は、そのハードウエアシステム構成
を示す。また、図11は、動作を示すフローチャートで
ある。基本的な構成および処理は同じであるので、細部
についての説明は省略する。
【0081】本実施の形態のスロットマシンは、図示し
ていない機構部の他に、図10に示すような制御部を備
える。すなわち、始動を指示する始動スイッチ13c
と、遊技を実行する制御装置50と、表示装置20と、
当たりの際、賞として、コイン、メダル等の遊技媒体を
排出する入賞機構60と、リーチおよび当たりの場合の
演出を行うイルミネーション装置71および音響装置7
5と、図示しない機構部および筐体とを有する。
【0082】ここで相違するのは、入賞検知スイッチに
代わって始動スイッチ13cが設けられている点であ
る。これは、遊技者によってオンされる。なお、コイン
等の遊技媒体の投入によって、自動的にオンするように
してもよい。
【0083】また、入賞機構60は、制御装置で実行さ
れる抽選が当たりの場合に、予め定めた個数のコインを
賞として排出する。従って、特別入賞機構30とは、機
構がまったく異なる。
【0084】制御装置51は、図11に示すような手順
にしたがって、抽選動作を行う。すなわち、CPU51
は、始動スイッチ13cがオンされたかを監視している
(ステップ1021)。始動スイッチ13cがオンされ
たことを検知すると、終戦遊技を開始する(ステップ1
003)。そして、上述した図9に示す実施の形態の場
合と同様に、抽選実行し(ステップ1004)、「当た
り」、「惜しい外れ」および「通常の外れ」のいずれで
あるかの判定、および、累積値のカウンタの計数値の+
1加算を行う(ステップ1005、1014、101
5)。「惜しい外れ」の場合、外れリーチ処理を行い
(ステップ1016)、「通常の外れ」の場合、外れ表
示を行う(ステップ1017)。一方、「当たり」の場
合、リーチ表示、当たり表示を行い(ステップ100
6、1007)、累積値のカウンタをリセットする(ス
テップ1008)。その後、入賞機構60を作動させる
作動指示信号を出力する(ステップ1022)。これを
受けて、入賞機構60は、コイン等の遊技媒体の排出を
行う。最後に、抽選結果の表示を解除して(ステップ1
010)、一連の抽選遊技の処理を終了する。
【0085】以上のように、本発明は、パチンコ機、ス
ロットマシンのいずれにも適用可能である。そして、各
実施の形態によれば、次のような効果が期待できる。
【0086】以上のように、本実施の形態によれば、抽
選の結果、ある程度の頻度、例えば、1/10程度の頻
度で、「惜しい外れ」を出現させることで、リーチ表示
がなされ、それによって、遊技者に一時的に「当たり」
への期待感を増大させることができる。一方、リーチ表
示は、「当たり」に基づくものではなく、多くの場合、
「惜しい外れ」に基づくものであるため、結局、「外
れ」となる。そして、それが、ある程度の回数続くと、
遊技者は、遊技の継続に意欲を失うことになる。そこ
で、本発明は、「惜しい外れ」におけるリーチ表示に表
れた図柄パターンの特定の図柄を、その出現順に順次、
追加的に表示することで、これまでの「惜しい外れ」に
おける図柄パターンの出現履歴を図柄列の形で遊技者に
提供する。この図柄列により、遊技者は、「外れリー
チ」となった図柄パターンの特定の図柄出現分布パター
ンを知ることができる。その結果、遊技者は、それぞ
れ、出現分布パターンを分析して、「当たり」の発生が
近いか、遠いかを予想して楽しむことが可能となる。
「当たり」の予想は、遊技の楽しみにおける重要な要素
の一つであるから、「当たり」が出るまでの長い待ち状
態において、遊技継続への意欲を維持するよう誘導する
ことが期待できる。従って、なかなか「当たり」が出な
い場合でも、「当たり」の出現予想を楽しむことができ
て、「外れ」の連続による遊技者の落胆を和らげること
が期待できる。
【0087】なお、上述した例では、第1表示部として
1行3列の図柄表示を行ったが、本発明はこれに限定さ
れない。m行×n列に図柄パターンを表示することもで
きる。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、抽選回数の増加に伴っ
て、そこまで続ければ「当たり」がでることが期待でき
る当たり期待抽選回数に近づく様子を、視覚的に示すこ
とができる。その結果、遊技者を遊技の継続に向かわせ
るよう誘導することが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態にかかるパチンコ
機を示す正面図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態における抽選遊技
機能を実現するためのハードウエアシステム構成示すブ
ロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態にかかるパチンコ
機における遊技盤面上に現われる抽選遊技を行うために
必要な要素の概要を示す説明図である。
【図4】 本発明の各実施の形態における第1表示部お
よび第2表示部の表示例を示す説明図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態かかるパチンコ機
における遊技盤面上に現われる抽選遊技を行うために必
要な要素の概要の他の例を示す説明図である。
【図6】 本発明の各実施の形態における第2表示部の
表示での図柄列のシフトの仕方を示す説明図である。
【図7】 本発明の各実施の形態における第2表示部で
の時間の経過に伴う図柄列の変化、および、特定の図柄
出現分布パターンの出現例を示す説明図である。
【図8】 本発明の各実施の形態における第2表示部で
の時間の経過に伴う図柄列の変化、特定の図柄出現分布
パターンの出現例、特定の図柄出現分布パターンの強調
表示例を示す説明図である。
【図9】 本発明の第1の実施の形態にかかるパチンコ
機における抽選遊技の処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図10】 本発明の第2の実施の形態にかかるスロッ
トマシンの抽選遊技機能を実現するためのハードウエア
システム構成示すブロック図である。
【図11】 本発明の第2の実施の形態における処理手
順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…パチンコ機 12…遊技盤面 13…抽選始動機構 13a…始動入賞口 20…表示装置 21…表示駆動部 22…表示部 23(23a、23b、23c)…第1表示部 24…第2表示部 30…特別入賞機構 50…制御装置 51…CPU 52…ROM 53…RAM

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ遊技を実行するため遊技実行機
    構と、前記遊技実行機構からの指示を受けると、抽選の
    実行、抽選結果の表示、および、当たり時の特別価値発
    生状態実現の各処理を行なう抽選遊技システムとを備え
    る遊技機において、 前記遊技実行機構は、 パチンコ遊技において、特定の条件が満たされると、前
    記抽選遊技システムに対して抽選始動指示を出力する抽
    選始動指示手段と、 前記特別の価値発生状態を生じさせるための特別入賞機
    構とを有し、 前記抽選遊技システムは、 前記抽選始動指示を受けて抽選を実行し、「当たり」、
    「惜しい外れ」、および、「通常の外れ」のうちのいず
    れかに属する抽選結果を決定する抽選実行手段と、 複数の図柄の配列からなる図柄パターンを表示する第1
    の表示手段と、 指示された図柄を、指示されるごとに順次追加して表示
    する第2の表示手段と、 前記第1の表示手段および第2の表示手段における表示
    内容を制御する表示制御手段と、 前記抽選結果が「惜しい外れ」および「通常の外れ」の
    場合に、その発生回数を累積演算して、得られた累積値
    を記憶する累積手段と、 前記抽選結果が「当たり」の場合に、入賞機構を作動さ
    せる制御を行なう入賞制御手段とを備え、 前記表示制御手段は、前記抽選結果が「当たり」および
    「通常の外れ」の場合に、前記第1の表示手段において
    表示すべき図柄パターンを決定する処理を行い、前記抽
    選結果が「惜しい外れ」の場合に、前記累積手段により
    記憶される累積値に応じて、「惜しい外れ」を表わす図
    柄パターンである外れリーチパターンの図柄を決定する
    外れリーチパターン決定処理を行い、 前記累積手段は、前記抽選結果が「当たり」の場合に、
    累積値をリセットする処理を行うことを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 始動指示を受けると、抽選の実行、抽選
    結果の表示、および、当たり時の特別価値発生状態実現
    の各処理を行なう遊技機において、 前記始動指示を受けて抽選を実行し、「当たり」、「惜
    しい外れ」、および、「通常の外れ」のうちのいずれか
    に属する抽選結果を決定する抽選実行手段と、 複数の図柄の配列からなる図柄パターンを表示する第1
    の表示手段と、 指示された図柄を、指示されるごとに順次追加して表示
    する第2の表示手段と、 前記第1の表示手段および第2の表示手段における表示
    内容を制御する表示制御手段と、 前記抽選結果が「惜しい外れ」および「通常の外れ」の
    場合に、その発生回数を累積演算して、得られた累積値
    を記憶する累積手段と、 前記抽選結果が「当たり」の場合に、入賞機構を作動さ
    せる制御を行なう入賞制御手段とを備え、 前記表示制御手段は、前記抽選結果が「当たり」および
    「通常の外れ」の場合に、前記第1の表示手段において
    表示すべき図柄パターンを決定する処理を行い、前記抽
    選結果が「惜しい外れ」の場合に、前記累積手段により
    記憶される累積値に応じて、「惜しい外れ」を表わす図
    柄パターンである外れリーチパターンの図柄を決定する
    外れリーチパターン決定処理を行い、 前記累積手段は、前記抽選結果が「当たり」の場合に、
    累積値をリセットする処理を行うことを特徴とする遊技
    機。
  3. 【請求項3】 請求項1および2のいずれか一項に記載
    の遊技機において、 前記表示制御手段は、第2の表示手段に、前記外れリー
    チパターンを構成する特定の図柄を、順次追加して、列
    状に表示させることを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の遊技機において、 前記第2の表示手段は、予め定めた個数の図柄を表示可
    能な領域を有することを特徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の遊技機において、 前記第2の表示手段は、長方形状の表示領域を有するこ
    とを特徴とする遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の遊技機において、 前記第2の表示手段は、前記第1の表示手段の表示領域
    を囲む形状に設けられることを特徴とする遊技機。
  7. 【請求項7】 請求項4、5および6のいずれか一項に
    記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、前記第2の表示手段における図柄
    表示個数が前記予め定めた個数に達したとき、前記列状
    に表示されている図柄列を、先に表示が行われた図柄側
    にシフトさせて、先頭に位置していた図柄を消去し、後
    尾位置に新たな図柄を追加表示させることを特徴とする
    遊技機。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載の遊
    技機において、 前記表示制御手段は、外れリーチパターン決定処理に際
    し、前記第2の表示手段によって表示される図柄列にお
    いて、特定の図柄出現分布パターンを形成するように外
    れリーチパターンの図柄を決定することを特徴とする遊
    技機。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、前記特定の図柄出現分布パターン
    として、連続する複数個が特定のパターンを形成するよ
    うに外れリーチパターンの図柄を決定することを特徴と
    する遊技機。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、前記特定の図柄出現分布パターン
    として、連続する複数個が同一図柄からなるパターンを
    形成するように外れリーチパターンの図柄を決定するこ
    とを特徴とする遊技機。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の遊技機において、 前記表示制御手段は、前記累積値の範囲を予め区分し、
    各区分対応に、前記同一図柄が連続するパターンにおけ
    る、図柄の連続する数を予め記憶しておき、前記累積手
    段の累積値がどの区分に属するかに応じて、外れリーチ
    パターンの図柄を決定することを特徴とする遊技機。
  12. 【請求項12】 制御装置および表示装置を有し、抽選
    の実行、抽選結果の表示、および、賞出のための出力を
    行なう抽選遊技システムにおいて、 前記表示装置は、 複数の図柄の配列からなる図柄パターンを表示するため
    の第1表示部と、 指示された図柄を、指示されるごとに順次追加して表示
    する第2表示部とを有し、 前記制御装置は、 抽選始動指示を受けて抽選を実行し、「当たり」、「惜
    しい外れ」、および、「通常の外れ」のうちのいずれか
    に属する抽選結果を決定し、 前記抽選結果が「当たり」の場合に、賞出のための信号
    を出力し、 前記抽選結果が「当たり」および「通常の外れ」の場合
    に、前記第1表示部において表示すべき図柄パターンを
    決定する処理を行い、前記抽選結果が「惜しい外れ」の
    場合に、予め定めた基準に基づいて、「惜しい外れ」を
    表わす図柄パターンである外れリーチパターンの図柄を
    決定する外れリーチパターン決定処理を行い、 抽選結果が「当たり」の場合に、累積値をリセットする
    処理を行うことを特徴とする抽選遊技システム。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の抽選遊技システム
    において、 前記制御装置は、 前記抽選結果が「惜しい外れ」および「通常の外れ」の
    場合に、その発生回数を累積演算して、得られた累積値
    を記憶する処理と、 抽選結果が「当たり」の場合に、累積値をリセットする
    処理とをさらに行い、 前記外れリーチパターン決定処理において、前記予め定
    めた基準として、前記累積値について予め定めた区分を
    用いること、を特徴とする抽選遊技システム。
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