JP2000060247A - 田植機 - Google Patents

田植機

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JP2000060247A
JP2000060247A JP10249209A JP24920998A JP2000060247A JP 2000060247 A JP2000060247 A JP 2000060247A JP 10249209 A JP10249209 A JP 10249209A JP 24920998 A JP24920998 A JP 24920998A JP 2000060247 A JP2000060247 A JP 2000060247A
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田 裕 一 竹
Terumasa Inoue
上 輝 政 井
Yuichi Yoshikawa
川 裕 一 吉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施肥ホッパ内の肥料を良好に空気搬送
して施肥作業の作業性を向上させる。 【解決手段】 施肥ホッパ(42)内の肥料を施肥ホ
ース(44)内を流通させ施肥位置まで空気搬送して施
肥を行うようにした田植機において、前記施肥ホース
(44)に空気逃し口(97a)を上方に臨ませる空気
逃しジョイント(94)を介設させ、他端を下向きとす
る空気逃しホース(98)の一端側を前記逃し口(97
a)に取外し自在に接続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば苗載台及び植
付爪を備えて連続的に苗植作業及び側条施肥作業を行う
田植機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来肥料搬送ホースに
空気逃し口を分岐形成して、搬送ホースの先端施肥部に
肥料の詰まり事故など発生した場合には空気逃し口より
空気を逃がして搬送ホース内に空気が溜まるのを防止す
るようにした手段がある。しかし乍ら空気逃し口は通常
短く、肥料の詰まり事故が発生した場合には即時に空気
は逃し口より排出されて効率が悪く、またこの逃し口よ
り空気排出時には肥料の粉粒も一緒に排出される状態と
なって、この周囲の部品などに粉粒を付着させて、錆を
発生させたり、装置の作動不良を起こさせるなどの不都
合があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、施
肥ホッパ内の肥料を施肥ホース内を流通させ施肥位置ま
で空気搬送して施肥を行うようにした田植機において、
前記施肥ホースに空気逃し口を上方に臨ませる空気逃し
ジョイントを介設させ、他端を下向きとする空気逃しホ
ースの一端側を前記逃し口に取外し自在に接続させて、
施肥ホースの出口側で肥料詰まりなど発生しても長尺の
空気逃しホースを用いることによって、少しの詰まりに
は反応させることなく排出するまでの時間を遅らして作
業の効率と安定性を良好とさせると共に、ジョイントに
施肥ホースを下向きで接続させて、振動などでは容易に
外れることのない確実な施肥ホースの取付けを可能とさ
せ、またホースを取外して、ホースなどに付着する肥料
の掃除も容易に可能とさせ、さらにはホースの他端下向
き排気口によって雨水などの侵入も防止して施肥精度を
安定維持させるものである。
【0004】また、空気逃しジョイントに一体的に設け
るホース取付体に施肥ホースの他端を取外し自在に嵌着
させて、別途にホース保持部材を設ける必要もなく、確
実にジョイントに保持させ、ホースから肥料飛散時の肥
料飛散域も最小に狭めてこの周囲の部品に肥料が飛散す
るのを最大防止して、錆が発生したり、装置が作動不良
を起こすなどの不都合を解消させるものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1は乗用田植機の側面図、図2は同
平面図を示し、図中(1)は作業者が搭乗する走行車で
あり、エンジン(2)を車体フレーム(3)前部上方に
搭載させ、ミッションケース(4)前方にフロントアク
スルケース(5)を介して水田走行用前輪(6)を支持
させると共に、前記ギヤ変速ケース(4)の後部にリヤ
アクスルケース(7)を連設し、前記リヤアクスルケー
ス(7)に水田走行用後輪(8)を支持させる。そして
前記エンジン(2)等を覆うボンネット(9)両側に予
備苗載台(10)を取付けると共に、乗降ステップ(1
1)を介して作業者が搭乗する車体カバー(12)によ
って前記ミッションケース(4)等を覆い、前記車体カ
バー(12)上部に運転席(13)を取付け、その運転
席(13)の前方で前記ボンネット(9)後部に操向ハ
ンドル(14)を設ける。
【0006】また、図中(15)は10条植え用の苗載
台(16)並びに10条分の植付爪(17)などを具備
する植付部であり、前高後低の合成樹脂製の前傾式苗載
台(16)を下部レール(18)及びガイドレール(1
9)を介して植付ケース(20)に左右往復摺動自在に
支持させると共に、一方向に等速回転させるロータリケ
ース(21)を前記植付ケース(20)に支持させ、該
ケース(21)の回転軸芯を中心に対称位置に一対の爪
ケース(22)(22)を配設し、その爪ケース(2
2)(22)先端に植付爪(17)(17)を取付け
る。また前記植付ケース(20)の前側に支持フレーム
(23)を設け、該フレーム(23)をヒッチフレーム
(24)に連結させ、トップリンク(25)及びロワー
リンク(26)を含むリンク機構(27)後部にヒッチ
フレーム(24)を取付け、走行車(1)後側にリンク
機構(27)を介して植付部(15)を連結させ、前記
リンク機構(27)を介して植付部(15)を昇降させ
る昇降シリンダ(28)をロワーリンク(26)に連結
させ、前記前後輪(6)(8)を走行駆動して移動する
と同時に、左右に往復摺動させる苗載台(16)から一
株分の苗を植付爪(17)によって取出し、連続的に苗
植え作業を行うように構成する。
【0007】また、図中(29)は走行変速レバー、
(30)は植付昇降兼作業走行変速用副変速レバー、
(31)は植付け感度調節レバー、(32)は主クラッ
チペダル、(33)(33)は左右ブレーキペダル、
(34)は2条分均平用センターフロート、(35)は
2条分均平用サイドフロート、(36)は10条用の側
条施肥機である。
【0008】さらに、図3、図4に示す如く、前記運転
席(13)両側の車体カバー(12)両外側にステップ
である左右補助デッキ(37)(37)を固定させ、該
デッキ(37)(37)前部に前記乗降ステップ(1
1)(11)を固定させると共に、前記補助デッキ(3
7)(37)後部の機外側に左右サイドデッキ(38)
(38)を起伏自在かつ脱着自在に連結させている。
【0009】またさらに、6条用の中央施肥部(39)
と、各2条用の左右施肥部(40)(40)とに、前記
施肥機(36)を分割して構成すると共に、右施肥部
(40)機外側に送肥ブロワ(41)を配設させる。ま
た、6条分の施肥ホッパ(42)と肥料繰出ケース(4
3)…と施肥ホース(44)…と合成樹脂パイプ製エア
タンク(45)を中央施肥部(39)の中央施肥フレー
ム(46)に配設させると共に、2条分の施肥ホッパ
(42)と肥料繰出ケース(43)(43)と施肥ホー
ス(44)(44)と合成樹脂パイプ製エアタンク(4
5)を左右施肥部(40)(40)の左右施肥フレーム
(47)(47)に配設させる。
【0010】そして、前記中央施肥フレーム(46)両
端部の左右側板(48)(48)に支点アーム(49)
(49)を一体固定させ、支点アーム(49)に回動支
点軸(50)を介して回動アーム(51)を水平方向に
回転自在に連結させ、左右施肥フレーム(47)(4
7)の側板(52)(52)に回動アーム(51)(5
1)を一体固定させ、中央施肥部(39)両側に左右施
肥部(40)(40)を連設させて10条施肥機(3
6)を作業状態に組立てる一方、左右施肥フレーム(4
7)(47)を回動支点軸(50)回りに前方側に略1
80度回転させ、中央施肥フレーム(46)前側に左右
施肥フレーム(47)(47)を折畳み収納し、運転席
(13)両側にレバー(29)(30)(31)取付け
位置を隔てて左右施肥部(40)(40)を収納し、左
右補助デッキ(37)(37)の最大幅内に施肥機(3
6)を支持させるように構成している。
【0011】また、図4にも示す如く、右施肥部(4
0)の略180度回転させての折畳み収納時は、送肥ブ
ロワ(41)も右施肥部(40)外側に固定維持させた
まま支点軸(50)を中心に右施肥部(40)と一体に
回転させて、ブロワ(41)の折畳みを削減した右施肥
部(40)の折畳みを行うもので、右施肥部(40)を
一定高さ持上げるリフトカム(53)を中央施肥部(3
9)の右側板(48)に固設させ、右施肥部(40)の
折畳み時に回動アーム(51)の最下面をリフトカム
(53)の上部カム面(53a)上を摺接移動させて右
施肥部(40)を持上げ、折畳み終了時にあっては車体
カバー(12)最上面となる副変速レバー(30)のレ
バーガイド(12a)とブロワ(41)の最下面となる
空気吸込口(41a)との間に一定の隙間(t)を形成
確保させて、これらブロワ(41)と車体カバー(1
2)との干渉を回避させるように構成している。なおこ
れらブロワ(41)或いは車体カバー(12)側の接触
面にゴムなどの弾性保護部材を敷設させても良い。
【0012】図6に示す如く、前記繰出ケース(43)
の上面前側の取入口(54)に前記ホッパ(42)の下
部出口(55)を嵌着させると共に、前記繰出ケース
(43)前面下側に取出口(56)を形成し、着脱自在
なキャップ(57)によって取出口(56)を閉塞して
いる。
【0013】また、前記繰出ケース(43)下面に底蓋
(58)を着脱自在に固定させると共に、硬質合成樹脂
製の前記底蓋(58)下面に出口(59)を形成するも
ので、エアタンク(45)に前端部を嵌着させる軟質合
成樹脂製の接合パイプ(60)を備え、該パイプ(6
0)後端に硬質合成樹脂製のホースジョイント(61)
前端を着脱自在に嵌着させると共に、前記ジョイント
(61)後端に前記搬送ホース(44)を嵌着させ、前
記ブロワ(41)の送風をエアタンク(45)から各パ
イプ(60)…及びホース(44)に送出させ、底蓋
(58)の出口(59)からジョイント(61)中間に
落下する肥料を搬送ホース(44)に送り出すもので、
T字形フランジを形成する前記ジョイント(61)中間
に入口(62)を上向き開放に形成し、底蓋(58)の
出口(59)に嵌合キャップ(63)を固定させ、該キ
ャップ(63)を前記入口(62)の外壁に着脱自在に
嵌着させ、出口(12)を入口(59)に接続させると
共に、前記エアタンク(45)に取付板(64)を介し
ジョイント(84)を一体接続させている。
【0014】また、取入口(65)及び吹出口(66)
を有する入口板(67)と、同一円周上に略四角形の複
数の繰出口(68)…を有する繰出ロールである繰出板
(69)と、排出口(70)を有する出口板(71)を
備え、略円形平板製の前記各板(67)(69)(7
1)を繰出ケース(43)と底蓋(58)の間に多層状
に配設させると共に、繰出ケース(43)に繰出軸(7
2)を略垂直に回転自在に軸支させ、各板(67)(6
9)(71)の中央部に繰出軸(72)下端部を貫通さ
せ、出口板(71)下面に下方側からバネ(73)を弾
圧させ、各板(67)(69)(71)を下方に抜出し
自在に繰出軸(72)に支持させるもので、入口板(6
7)と出口板(71)を繰出ケース(43)に係止さ
せ、各板(67)(71)に対して繰出軸(72)を遊
転させると共に、繰出板(69)を繰出軸(72)に係
合軸支させ、繰出軸(72)によって繰出板(69)を
強制的に回転させ、取入口(65)から繰出口(68)
に入った肥料を排出口(70)に移動させて出口(5
9)方向に落下させ、エアタンク(45)からの空気流
に混合させて搬送ホース(44)内を移動させ、各フロ
ート(34)(35)に固着する肥料放出部である側条
作溝器(74)より肥料を植付田面内に放出して側条施
肥を行うように構成している。
【0015】また図7に示す如く、前記繰出ケース(4
3)に条止めクラッチケース(75)を固定させると共
に、前記繰出軸(72)上端側にベベルギヤ(76)を
介してクラッチ軸(77)を常時連結させるもので、繰
出軸(72)を前記クラッチ軸(77)に継断自在に連
結させる条止めクラッチ(図示省略)を前記クラッチケ
ース(75)に内設させると共に、前記ケース(75)
の条止めクラッチを継断操作するクラッチアーム(7
8)をクラッチケース(75)の外側に配設させ、前記
植付部(15)の苗載台(16)上側背面部に設ける植
付け条止め用ユニットクラッチレバー(79)にクラッ
チワイヤ(80)を介して前記クラッチアーム(78)
を連結させる。
【0016】図11、図12に示す如く、前記クラッチ
ワイヤ(80)は1ユニット2条分のクラッチアーム
(78)に円柱形タイコ部(81)を取外し自在に連結
させるもので、前記クラッチアーム(78)は一端側の
ワイヤ連結部(78a)をV形状に折曲形成し、本体板
部(82)と折曲板部(83)との隙間(a)をワイヤ
径(d)より若干大(a>b)に形成すると共に、折曲
板部(83)に折曲基端側を開放とするワイヤ挿通溝
(84)を形成して、該溝(84)の横巾(b)をワイ
ヤ径(d)より大で、タイコ部(81)の直径(D)よ
り小とさせるように形成し(d<b<D)、挿通溝(8
4)の略中央位置にタイコ部(81)の円形状より若干
大形の楕円孔(85)を、また楕円孔(85)に対応す
る本体板部(82)にタイコ部(81)の挿入する嵌合
孔(86)を形成している。
【0017】そしてクラッチアーム(78)に対するワ
イヤ(80)の取付時にあっては、図12に示す如く、 (イ) 前記クラッチアーム(78)の操作方向に対
し、隙間(a)の下側よりワイヤ(80)の挿入方向を
直交させてワイヤ(80)を挿入する。 (ロ) 挿通溝(84)に沿わせる如くワイヤ(80)
を略90度回転させて起立させる。 (ハ) 楕円孔(85)及び嵌合孔(86)位置となる
までタイコ部(81)を上下移動させて、ワイヤ(8
0)及びタイコ部(81)を挿通溝(84)及び楕円孔
(85)内に侵入する状態に傾けながら嵌合孔(86)
にタイコ部(81)一端側を嵌入させる。 (ニ) ワイヤ(80)を隙間(a)と略平行状態とさ
せ、その後ワイヤ(80)を逆方向に略90度回転させ
て元の姿勢に戻す。
【0018】このようにクラッチアーム(78)に対し
ワイヤ(80)の装着が行われて、タイコ部(81)の
クラッチアーム(78)の操作方向及びこれに直交する
上下方向への移動規制が行われる結果、ワイヤ(80)
に弛みが発生した場合でもクラッチアーム(78)より
タイコ部(81)が自然離脱することが防止されて、ク
ラッチアーム(78)に対する多連ワイヤ(80)(1
本のワイヤ(80)で複数のクラッチアーム(78)を
同時に操作する)のワンタッチ脱着自在にして取扱い容
易で自然外れのない確実な連結が行われるものである。
【0019】図7、図14にも示す如く、前記クラッチ
軸(77)を回転する施肥モータ(87)を設けて、前
記繰出板(69)をモータ(87)により回転させて、
肥料の繰出しを行うもので、リレー回路(88)を介し
モータ(87)を正逆転駆動するコントローラ(89)
を備えると共に、施肥作業スイッチ(90)と、植付ケ
ース(20)に設けて植付アームである爪ケース(2
2)の回転速度を検出する植付爪回転センサ(91)
と、植付クラッチの入切を検出する植付クラッチセンサ
(92)と、施肥モータ(87)の回転速度を設定する
施肥量調節器(93)とをコントローラ(89)に接続
させて、植付クラッチの入時にモータ(87)を駆動制
御して、必要時に必要とするだけの肥料を正確に供給す
るように構成している。
【0020】図4、図8乃至図10に示す如く、前記施
肥ホース(44)の中間部に空気逃しジョイント(9
4)を介設するもので、空気逃しジョイント(94)は
直管本体(95)の上下端にホース(44)の挿入接続
部(96)を有すると共に、管本体(95)の略中央に
空気逃し管(97)を分岐形成して、逃し管(97)上
端の空気逃し口(97a)を上方に臨ませるように設け
ている。
【0021】また、前記逃し管(97)の上端外周にゴ
ムなど弾性材の空気逃しホース(98)の一端側を取外
し自在に嵌着させると共に、前記ジョイント(94)の
上端接続部(96)外側にホース(98)の他端側を挿
着保持する輪状のホース取付体(99)を固設して、逃
し管(97)に接続するホース(98)の他端を取付体
(99)に上方より挿着させて、ホース(98)の中間
部山形状に湾曲させると共に、ホース(98)他端の排
気口(98a)を下方に臨ませて、前記作溝器(74)
に肥料詰まりなど発生時には、施肥ホース(44)内を
流通する空気を空気逃しホース(98)を介し外側に逃
がすように構成している。
【0022】そしてこの場合空気逃し管(97)とホー
ス(98)とで空気逃し路を長く抵抗を有するものに形
成して、即時には空気及び肥料を排出させないで排出ま
でに時間を要するように設けて、作業の安定性を向上さ
せ、また逃し管(97)に対しホース(98)を下向き
で接続させて振動などで外れることのない確実なホース
(98)の取付けを可能とさせ、さらに排気口(98
a)の排出方向を下方とさせて肥料の飛散拡大域を狭め
て、周囲の部品などに肥料が付着し、錆が発生したり、
装置に作動不良が発生するなどの不都合を防止すると共
に、排気口(98a)からの雨水などの侵入も防止し、
さらには、前記ジョイント(94)よりホース(98)
を容易に取外して、ホース(98)内に付着した肥料の
ブラシなどによる除去を容易に可能とさせるように構成
している。
【0023】また、空気逃しジョイント(94)の上下
接続部(96)に挿入接続させるホース(44)は、苗
載用支柱(20a)及び植付ケース(20)側にそれぞ
れ連結する取付板(100)(101)に各ホース取付
金具(102)を介して支持させて、これらホース(4
4)及びジョイント(94)の位置固定を行うように構
成している。
【0024】図13に示す如く、苗載台(16)上方に
除草(防虫)剤散布装置(103)を装備可能とさせる
もので、苗載台(16)左右両端のリブ(16a)に取
付板(104)を介して除草剤タンク(105)を固定
させ、該タンク(105)下部の溝付ローラ(106)
の回転でもって余分な薬を除去し適正な薬量の散布を植
付直前の苗(直前でないと薬害がでる)に行うように設
けたもので、苗載台(16)上の苗の縦送りを行う縦送
りベルト(107)上端の縦送りホイル(108)のホ
イル軸(109)に、伝動チェン或いはベルト(11
0)を介して溝付ローラ(106)のローラ軸(106
a)を連動連結させて、縦送り駆動力を利用して溝付ロ
ーラ(106)の駆動を行うと共に、タンク(105)
の下部放出口を開閉する電動シャッタ(111)と、苗
載台(16)の苗の残量を検出する苗残量センサ(11
2)とを設け、該残量センサ(111)をシャッタ(1
12)を連動連結させて、苗の残量が一定以下のとき電
動シャッタ(111)を閉とさせて、除草剤の散布を中
止させるように構成している。
【0025】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、施肥ホッパ(42)内の肥料を施肥ホース(44)
内を流通させ施肥位置まで空気搬送して施肥を行うよう
にした田植機において、前記施肥ホース(44)に空気
逃し口(97a)を上方に臨ませる空気逃しジョイント
(94)を介設させ、他端を下向きとする空気逃しホー
ス(98)の一端側を前記逃し口(97a)に取外し自
在に接続させたものであるから、施肥ホース(44)の
出口側で肥料詰まりなど発生しても長尺の空気逃しホー
ス(98)を用いることによって、少しの詰まりには反
応させることなく排出するまでの時間を遅らして作業の
効率と安定性を良好とさせると共に、ジョイント(9
4)に施肥ホース(44)を下向きで接続させて、振動
などでは容易に外れることのない確実な施肥ホース(4
4)の取付けを可能とさせ、またホース(44)を取外
して、ホース(44)などに付着する肥料の掃除も容易
に可能とさせ、さらにはホース(44)の他端下向き排
気口(98a)によって雨水などの侵入も防止して施肥
精度を安定維持させることができるものである。
【0026】また、空気逃しジョイント(94)に一体
的に設けるホース取付体(99)に施肥ホース(44)
の他端を取外し自在に嵌着させるものであるから、別途
にホース保持部材を設ける必要もなく、簡単且つ容易に
ジョイント(94)に保持させて、ホース(44)から
肥料飛散時の肥料飛散域も最小に狭めて、この周囲の部
品に肥料が飛散するのを最大防止して、錆が発生したり
装置が作動不良を起こすなどの不都合を解消させること
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】田植機の全体側面図である。
【図2】田植機の全体平面図である。
【図3】施肥部の折畳み説明図である。
【図4】植付部の側面説明図である。
【図5】施肥部の折畳み説明図である。
【図6】肥料繰出ケース部の説明図である。
【図7】肥料繰出部の説明図である。
【図8】空気逃しジョイントの側面説明図である。
【図9】空気逃しジョイントの背面説明図である。
【図10】空気逃しホースの取外し説明図である。
【図11】クラッチアームの説明図である。
【図12】クラッチワイヤの取付説明図である。
【図13】除草剤散布装置の装着説明図である。
【図14】施肥モータの駆動回路図である。
【符号の説明】
(42) 施肥ホッパ (44) 施肥ホース (94) 空気逃しジョイント (97a) 空気逃し口 (98) 空気逃しホース (99) 取付体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉 川 裕 一 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 Fターム(参考) 2B052 BC16 DB02 DB07 EA16 EB02 EC03 EC07 EC09 ED08 2B060 BB03 BB06 BB07 BB08 BB10 CA01 CA03 2B121 CC05 EA26

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 施肥ホッパ内の肥料を施肥ホース内を流
    通させ施肥位置まで空気搬送して施肥を行うようにした
    田植機において、前記施肥ホースに空気逃し口を上方に
    臨ませる空気逃しジョイントを介設させ、他端を下向き
    とする空気逃しホースの一端側を前記逃し口に取外し自
    在に接続させたことを特徴とする田植機。
  2. 【請求項2】 空気逃しジョイントに一体的に設けるホ
    ース取付体に施肥ホースの他端を取外し自在に嵌着させ
    たことを特徴とする請求項1に記載の田植機。
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