JP3636863B2 - 側条施肥機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、側条施肥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ホッパ中の肥料を計量して送出する繰出部に、エアタンクを介しブロワを連通して、繰出部で計量された肥料を空気搬送すべく構成した側条施肥機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、施肥作業が終了して、同施肥機を清掃する際に、ホッパや繰出部中に残留した肥料が排出し難く、また、機体の各所に付着した肥料を清掃するのに手間と時間とを要するという問題がある。なお、施肥作業後、十分な清掃を行わないと、残留又は付着した肥料が吸湿・固着するなどして、機体腐食や作動障害の原因になるなどの問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、ホッパ中の肥料を計量して送出する繰出部に、エアタンクを介しブロワを連通して、繰出部で計量された肥料を空気搬送すべく構成した側条施肥機において、上記エアタンクのブロワ取付端とは反対側端部に吹出口を設けると共に、同吹出口に開閉自在の蓋体を設けてなり、更に、吹出ホースを取付けるホース取付部を設けた別の蓋体を備え、前記蓋体に代えて前記別の蓋体によって、前記吹出口を閉鎖し得るようになしてあることを特徴とする側条施肥機を提供せんとするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本実施例では、ホッパ中の肥料を計量して送出する繰出部に、エアタンクを介しブロワを連通して、繰出部で計量された肥料を空気搬送すべく構成した側条施肥機において、上記エアタンクのブロワ取付端とは反対側端部に吹出口を設け、同吹出口に開閉自在の蓋体を設けて、ブロワからの送風を外部に排出可能とすることにより、エアタンク内部の肥料等を外部に排出できるようにすると共に、ホース取付部を設けた別の蓋体を用意して、前記蓋体に代えて前記別の蓋体によって吹出口を閉鎖し、前記ホース取付部に清掃用の吹出ホースを取付けられるようにしている。
【0013】
ホッパと繰出部との間の肥料通路下面に残留肥料排出口を設けて、ホッパ内の肥料を迅速に排出できるようにしている。
【0014】
エアタンクとホッパ内部との間に、連通・遮断自在の導風管を設けて、ブロワからの送風でホッパ内部を清掃できるようにしている。
【0015】
上記エアタンクの中途部に、ホース取付部を設けたことによって、吹出ホースを短縮しても、清掃箇所にホース先端が届くようにした。
【0016】
また、ブロワとこれに隣接する繰出部との間のエアタンクの内部に、開閉自在のダンパを設けると共に、上記ブロワとダンパとの間のエアタンクにホース取付部を介して吹出ホースを連通連結して、吹出しホースへの風圧及び風量を調節できるようにしている。
【0017】
【実施例】
本発明の実施例について図面を参照して説明する。
【0018】
図1は、本発明に係る側条施肥機Eを具備した乗用田植機Aを示しており、自走可能の走行車体Bの後方に、三点リンク機構Cを介し昇降自在に植付装置Dを連結して乗用田植機Aを構成し、側条施肥機Eは、上記走行車体Bの後部上方に施肥機本体31を載設し、植付装置Dの各フロートの側面に作溝器35を取付けて、施肥機本体31の繰出部33で計量した肥料を作溝器35を空気搬送して、作溝器35が形成した施肥溝中に投入するようにしている。
【0019】
走行車体Bは、車体フレーム1の前部左右側に、それぞれ左右前車輪2を操向回動自在に装着し、同車体フレーム1の後部左右側に、それぞれ左右後車輪3を装着し、車体フレーム1の上面には、前方から、原動機部4、運転部5、座席6、昇降機構7、植付装置Dを連結するための車体側ヒッチ8を上記の順で配設し、原動機部4からの動力を、無段変速機9及び前後デフケース11,12 を介し左右前後車輪2,3 に伝達し、運転部5に立設したステアリングホイル13の回動操作によって左右前車輪2を操舵するようにしている。
【0020】
三点リンク機構Cは、トップリンク14と左右ロアリンク15とで構成されており、トップリンク14と左右ロアリンク15の前端を前記車体側ヒッチ8の後面に回動自在に枢着し、同後端を植付側ヒッチ16に回動自在に枢着して平行リンク機構を構成しており、車体側ヒッチ8に配置した昇降機構(図示せず)により、植付装置Dを昇降させるようにしている。図中、17は予備苗台である。
【0021】
植付装置Dは、前記植付側ヒッチ16に植付部フレームを兼ねる伝動ケース20を連設し、同伝動ケース20の上方に前高後低に傾斜した苗載台21を配置し、伝動ケース20に配設した植付爪22の作動により、苗載台21に載置した苗を田面に植付けるように構成している。図中、23はセンタフロート、24はサイドフロートである。
【0022】
側条施肥機Eは、図1及び図3で示すように、前記車体側ヒッチ8の上面に左右方向に伸延した施肥機フレーム30を載設し、同施肥機フレーム30に複数の施肥機本体31を搭載しており、各施肥機本体31は、図3で示すように、略漏斗状のホッパ32の下端に繰出部33を連設し、同繰出部33の後面に施肥ホース34の上端を連設し、同施肥ホース34の下端に作溝器35を接続している。
【0023】
一方、施肥機フレーム30の一側端にブロワ36を取付けて、同ブロワ36を左右方向に伸延した略円筒状のエアタンク37を介し、各施肥機本体31の繰出部33の前面に連通させて、繰出部33で計量された肥料を、上記エアタンク37を介して送給されるブロワ36からの搬送風に乗せて、施肥ホース34を介して作溝器35に送給するようにしている。図中、32a はホッパ32の上蓋である。
【0024】
特に、本実施例では、エアタンク37の他側端に外部に向かって開放した吹出口38を形成し、同吹出口38に閉自在の蓋体39を取付けている。
【0025】
蓋体39は、略円形板状に形成されており、吹出口38の側方に設けた蝶番40を介して回動自在にエアタンク37に取付けられており、トグルラッチ41により閉鎖状態を保持するようにしている。
【0026】
また、上記蓋体39の外側面にホース取付部43を突設し、同ホース取付部43に吹出ホース44の基端を連設して、同吹出ホース44の先端からブロワ36からの送風を噴出させることもでき、この場合は、上記とは別体の蓋体39の中央部外側面に略円筒状のホース取付部43を突設すると共に、同蓋体39の外周に略矩形状の係合部42を突設して、係合部42を上記蝶番40の枢軸45の内側に挿入し、前記トグルラッチ41により吹出口38の閉鎖状態を保持させるようにする。
【0027】
そして、施肥作業時には、 図2及び図3で示すように、吹出口38に蓋体39を取付けて、ブロワ36からの送風を繰出部33方向に送風できるようにする一方、ホース付きの蓋体39をホース取付部無しの蓋体39の外側に位置させ、吹出ホース44をエアタンク37の上面に沿ってブロワ36方向に伸延し、ブロワ36の近傍で後方向に屈折させ、ブロワ36とこれに隣接する施肥機本体31との間隙を通して後方に伸延させて収納するようにしている。
【0028】
また、清掃時には、図4及び図5で示すように、ホース無しの蓋体39を回動させて吹出口38を開放し、ホース付きの蓋体39の係合部42を上記蝶番40の枢軸45の内側に挿入し、前記トグルラッチ41により吹出口38の閉鎖状態を保持させ、吹出ホース44の先端を任意の場所、例えば、ホッパ32の内部等に導いて、同先端から送風できるようにしている。
【0029】
また、ホッパ32と繰出部33との間の肥料通路下面46を前低後高に傾斜させ、同肥料通路下面46に外部と連通した残留肥料排出口47を設け、同残留肥料排出口47に開閉自在のキャップ48を取付けて、施肥作業時は残留肥料排出口47を閉鎖し、清掃時には残留肥料排出口47を開放するようにしている。
【0030】
上記のように、施肥機本体31のホッパ32と繰出部33との間の肥料通路下面46に、残留肥料排出口47を設けており、施肥作業が終了して清掃する際に、残留肥料排出口47を開放すれば、ホッパ32内部に残留した肥料が自重によって同残留肥料排出口47から外部に排出されるので、残留肥料の排出作業を容易かつ迅速に行うことができる。
【0031】
また、吹出口38を開放して、エアタンク37内にこぼれた肥料を、ブロワ36からの送風で外部に排出することができ、特に、吹出口38がブロワ36の反対側に設けられているので、エアタンク37中の肥料等を完全に排出することができる。
【0032】
更に、吹出口38にホース付きの蓋体39を装着し、ブロワ36からの送風を吹出ホース44の先端から噴出させて、残留又はこぼれた肥料の吹飛ばしや、濡れた箇所の乾燥等の清掃作業を行うことができ、特に、吹出ホース44の基端がブロワ36に対向して風圧が最も高い位置に連結されているので、強力な送風を行って清掃作業を能率化することができる。
【0033】
また、図6は他の実施例を示しており、この実施例では、エアタンク37とホッパ32内部とを連通・遮断自在の導風管50を介して連通させ、ブロワ36からの送風をホッパ32内部に導いて、ホッパ32や繰出部33中の残留肥料を残留肥料排出口47から外部に排出して、残留肥料の吸湿や付着等によるトラブルを防止するようにしている。また、施肥作業中に、上記導風管50からホッパ32内に適量の送風を行ってブリッジ現象を防止することもできる。
【0034】
図7及び図8は、エアタンク37の中途部に設けたバタフライ型のダンパ52を示しており、同ダンパ52は、ブロワ36とこれに隣接する施肥機本体31との間に配置されており、エアタンク37を上下方向に挿通した弁軸53に略円板形状の弁体54を固設し、弁軸53に上端部に固着した開閉レバー55の回動操作により、弁体54の開度を調節できるようにしている。図中、56は調節位置保持装置である。
【0035】
また、エアタンク37の中途部、即ち、上記ダンパ52とブロワ36との間のエアタンク37の外周面に、ホース取付部43を突設して、同ホース取付部43に基端を接続した吹出ホース44にエアタンク37の内部を連通させている。
【0036】
上記の構成によって、開閉レバー55の操作によって、吹出ホース44への送風を清掃箇所に適した風圧及び風量に調節することができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば次のような効果を得ることができる。
【0038】
本発明では、ホッパ中の肥料を計量して送出する繰出部に、エアタンクを介しブロワを連通して、繰出部で計量された肥料を空気搬送すべく構成した側条施肥機において、上記エアタンクのブロワ取付端とは反対側端部に吹出口を設け、同吹出口に開閉自在の蓋体を設けたことによって、エアタンク中に残留した肥料をブロワからの送風によって吹出口から排出できるので、清掃作業を簡易にすることができる。
【0039】
また、吹出口を閉鎖した別の蓋体に設けたホース取付部に吹出ホースを接続することによって、同吹出ホースの先端を任意の場所に導いて、ブロワからの送風による清掃作業を行うことができる。
【0040】
また、別の蓋体にホース取付部を設けたことによって、エアタンクにホース取付部を設けずにすみ構造が簡単になるばかりでなく、ホース取付部無しの蓋体と、ホース取付部付きの別の蓋体とによって、切換弁等を用いなくても、繰出部側に送風する施肥時の送風と、吹出しホース側に送風する清掃時の送風とに切り換えることができる。特に、吹出しホースの基端がブロワに対向して風圧が最も高い位置に連結されているので、強力な送風を行って清掃作業を能率化することができる。更に、吹出しホース付きの別の蓋体を、ホース取付部無しの蓋体の外側に位置させ、吹出ホースをエアタンクに沿って伸延させて収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る側条施肥機を具備する乗用田植機の側面図。
【図2】側条施肥機の平面図。
【図3】施肥機本体の側面図。
【図4】吹出ホースの平面図。
【図5】吹出ホースの側面図。
【図6】吹出ホースの平面図。
【図7】エアタンク及びダンパの背面図。
【図8】ダンパの断面平面図。
【符号の説明】
E 側条施肥機
32 ホッパ
33 繰出部
36 ブロワ
37 エアタンク
38 吹出口
39 蓋体
43 ホース取付部
44 吹出ホース
46 肥料通路下面
47 残留肥料排出口
50 導風管
52 ダンパ
Claims (1)
- ホッパ(33)中の肥料を計量して送出する繰出部(33)に、エアタンク(37)を介しブロワ(36)を連通して、繰出部(33)で計量された肥料を空気搬送すべく構成した側条施肥機(E) において、
上記エアタンク(37)のブロワ(36)取付端とは反対側端部に吹出口(38)を設けると共に、同吹出口(38)に開閉自在の蓋体(39)を設けてなり、
更に、吹出ホース (44) を取付けるホース取付部 (43) を設けた別の蓋体 (39) を備え、前記蓋体 (39) に代えて前記別の蓋体 (39) によって、前記吹出口 (38) を閉鎖し得るようになしてある
ことを特徴とする側条施肥機。
Priority Applications (1)
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---|---|
JPH1122A JPH1122A (ja) | 1999-01-06 |
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ID=15632545
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JP15666197A Expired - Fee Related JP3636863B2 (ja) | 1997-06-13 | 1997-06-13 | 側条施肥機 |
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-
1997
- 1997-06-13 JP JP15666197A patent/JP3636863B2/ja not_active Expired - Fee Related
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