JP2000060226A - 施肥装置付き苗移植機 - Google Patents

施肥装置付き苗移植機

Info

Publication number
JP2000060226A
JP2000060226A JP10251864A JP25186498A JP2000060226A JP 2000060226 A JP2000060226 A JP 2000060226A JP 10251864 A JP10251864 A JP 10251864A JP 25186498 A JP25186498 A JP 25186498A JP 2000060226 A JP2000060226 A JP 2000060226A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fertilizer
blower
tank
feeding
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10251864A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Ishida
石田  伊佐男
Takahide Shiozaki
塩崎  孝秀
Hitoshi Yamazaki
仁史 山崎
Yasuhito Nakanishi
康仁 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP10251864A priority Critical patent/JP2000060226A/ja
Publication of JP2000060226A publication Critical patent/JP2000060226A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transplanting Machines (AREA)
  • Fertilizing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 施肥装置自体及び施肥装置周辺のメンテナン
スを容易に行えるようにする。 【解決手段】 操縦座席を備えた備えた走行車体の後側
に苗植付部が設けられ、前記走行車体の後部で前記操縦
座席の後方かつ前記苗植付部の前方の位置に施肥装置5
の肥料タンク60が配置された施肥装置付き苗移植機に
おいて、前記肥料タンク60を作業時の設置位置から左
右方向に変位させながら上方へ移動可能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施肥田植機等の施
肥装置付き苗移植機に関する。
【0002】
【従来の技術】操縦座席を備えた走行車体の後側に苗植
付部が連結され、操縦座席の後方かつ苗植付部の前方に
位置する走行車体の後部に、肥料を貯蔵する肥料タン
ク、該肥料タンク内の肥料を下方に繰り出す肥料繰出
部、繰り出された肥料を圃場の施肥位置まで搬送するた
めの圧風を供給するブロア等からなる施肥装置の本体部
が配置された施肥装置付き苗移植機がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の苗移植機は、
後輪、苗植付部を昇降可能に連結するリンク装置の支持
部、苗植付部及び肥料繰出部へ伝動する伝動機構等の上
方部を走行車体のフロアよりも一段高く形成されたリヤ
ステップで覆い、そのリヤステップのすぐ上側に施肥装
置本体部を設けている。このため、施肥装置本体部の下
部にある肥料繰出部とリヤステップとが接近していて、
走行車体のフロア上から肥料繰出部のメンテナンスが行
いにくかった。また、肥料タンクは機体よりも左右側方
に張り出して設けられているので、肥料タンクが邪魔を
して機体側方からリヤステップの下方部へ作業者が上体
を入れることができず、リンク装置や伝動機構のメンテ
ナンスが容易でなかった。そこで本発明は、施肥装置の
肥料繰出部や、その下方に位置するリンク装置、伝動機
構等のメンテナンスを容易に行えるようにすることを課
題としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成した。すなわち、第一の発
明にかかる施肥装置付き苗移植機は、操縦座席を備えた
備えた走行車体の後側に苗植付部が設けられ、前記走行
車体の後部で前記操縦座席の後方かつ前記苗植付部の前
方の位置に施肥装置の肥料タンクが配置された施肥装置
付き苗移植機において、前記肥料タンクを作業時の設置
位置から左右方向に変位させながら上方へ移動可能に設
けたことを特徴としている。
【0005】このように、肥料タンクを作業時の設置位
置から上方へ移動させることにより、肥料繰出部の下側
に隙間が生じ、特に走行車体側からの肥料繰出部等のメ
ンテナンスが容易になる。また、肥料タンクを左右方向
に変位させながら上方へ移動させることにより、移動後
に肥料タンクの左右片方の端部が機体よりも側方に張り
出さなくなり、機体側方から施肥装置本体部の下方へ上
体を入れてメンテナンスを行いやすい。
【0006】また、前記肥料タンク内の肥料を圃場の施
肥位置まで搬送するための圧風を供給するブロアを肥料
タンクの左右中心よりも左右片側に偏位させて設け、こ
れら肥料タンクとブロアを作業時の設置位置から前記ブ
ロア側に変位させながら上方へ移動可能に構成すること
により、移動後のブロアの位置が走行車体の側方にある
のでブロアのメンテナンスを行いやすく、しかも移動後
のブロアが施肥装置本体部の下方のメンテナンスをする
ときの邪魔にならない。
【0007】さらに、施肥装置に、前記肥料タンクの肥
料を繰り出す肥料繰出部を、該肥料繰出部によって繰り
出される肥料を圃場の施肥位置まで搬送するための圧風
を供給するブロアとを設け、前記苗植付部の駆動の入切
とは別に前記肥料繰出部の駆動の入切を行えるようにす
るとともに、肥料繰出部の駆動の入切に連動して前記ブ
ロアの駆動が入切されるように構成することにより、苗
植付部の駆動を切ってもブロアの駆動が切れず、また肥
料繰出部の作動開始時にブロアの駆動の入れ忘れが防止
されるので、肥料繰出部から圃場の施肥位置までの間に
おける肥料詰まりを防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の好
ましい実施の形態を説明する。図1及び図2は施肥装置
付き苗移植機の一種である施肥田植機を表している。こ
の施肥田植機1は、走行車体2の後側に昇降リンク装置
3を介して苗植付部4が昇降可能に装着され、また走行
車体2の後部上側に施肥装置5の本体部が設けられてい
る。
【0009】走行車体2は、駆動輪である各左右一対の
前輪10,10及び後輪11,11を備えた四輪駆動車
両であって、機体の前部にミッションケース12が配置
され、そのミッションケース12の左右側方に前輪ファ
イナルケース13,13が設けられ、該前輪ファイナル
ケースの変向可能な前輪支持部から外向きに突出する前
輪車軸に前輪10,10が取り付けられている。また、
ミッションケース12の背面部にメインフレーム15の
前端部が固着されており、そのメインフレーム15の後
端左右中央部に前後水平に設けた後輪ローリング軸を支
点にして後輪ギヤケース18,18がローリング自在に
支持され、その後輪ギヤケース18,18から外向きに
突出する後輪車軸に後輪11,11が取り付けられてい
る。
【0010】エンジン20はメインフレーム15の上に
搭載されており、該エンジンの回転動力が、第一ベルト
伝動装置21と第二ベルト伝動装置23を介してミッシ
ョンケース12に伝達される。ミッションケース12に
入力された回転動力は、該ケース内のトランスミッショ
ンにて変速された後、走行動力と外部取出動力に分離し
て取り出される。そして、走行動力は、一部が前輪ファ
イナルケース13,13に伝達されて前輪10,10を
駆動するとともに、残りが後輪ギヤケース18,18に
伝達されて後輪11,11を駆動する。また、外部取出
動力は、走行車体2の後部に設けた植付クラッチケース
25に伝達され、それから植付伝動軸26によって苗植
付部4へ伝動されるとともに、施肥伝動軸27によって
施肥装置5へ伝動される。
【0011】エンジン20の上部はエンジンカバー30
で覆われており、その上に座席31が設置されている。
座席31の前方には各種操作機構を内蔵するフロントカ
バー32があり、その上方に前輪10,10を操向操作
するハンドル34が設けられている。エンジンカバー3
0及びフロントカバー32の下端左右両側は水平状のフ
ロアステップ35になっている。フロアステップ35の
後部はこれよりも一段高くなったリヤステップ36に続
いている。また、走行車体2の前部左右両側には、補給
用の苗を載せておく予備苗載台38,38が機体よりも
側方に張り出す位置と内側に収納した位置とに回動可能
に設けられている。
【0012】昇降リンク装置3は平行リンク構成であっ
て、1本の上リンク40と左右一対の下リンク41,4
1を備えている。これらリンク40,41,41は、そ
の基部側がメインフレーム15の後端部に立設した背面
視門形のリンクベースフレーム42に回動自在に取り付
けられ、その先端側に縦リンク43が連結されている。
そして、縦リンク43の下端部に苗植付部4に回転自在
に支承された連結軸44が挿入連結され、連結軸44を
中心として苗植付部4がローリング自在に連結されてい
る。メインフレーム15に固着した支持部材と上リンク
40に一体形成したスイングアーム45の先端部との間
に昇降油圧シリンダ46が設けられており、該シリンダ
を油圧で伸縮させることにより、上リンク40が上下に
回動し、苗植付部4がほぼ一定姿勢のまま昇降する。
【0013】苗植付部4は6条植の構成で、フレームを
兼ねる伝動ケース50、苗を載せて左右往復動し苗を一
株づつ各条の苗取出口51a,…に供給する苗載台5
1、苗取出口51a,…に供給された苗を圃場に植付け
る苗植付装置52,…、次行程における機体進路を表土
面に線引きする左右一対の線引きマーカ53,53等を
備えている。苗植付部4の下部には中央にセンターフロ
ート55、その左右両側にサイドフロート56,56が
それぞれ設けられている。これらフロートを圃場の泥面
に接地させた状態で機体を進行させると、フロートが泥
面を整地しつつ滑走し、その整地跡に苗植付装置52,
…により苗が植付けられる。各フロート55,56,5
6は圃場表土面の凹凸に応じて前端側が上下動するよう
に回動自在に取り付けられており、植付作業時にはセン
ターフロート55の前部の上下動が上下動検出機構57
により検出され、その検出結果に応じ前記昇降油圧シリ
ンダ46を制御する油圧バルブを切り替えて苗植付部4
を昇降させることにより、苗の植付深さを常に一定に維
持する。
【0014】伝動ケース50の左右両端部には、苗植付
部4の最も外端に突出している部材である苗取出口51
a,…が形成された苗受板51bの外端部を平面視で囲
むループ状の植付ガード58,58が取り付けられてい
る。また、この植付ガード58の外端部は、旋回時にお
けるサイドフロート56の外側後端部の移動軌跡Kより
も外側に位置している。二点鎖線で示すように、植付ガ
ード58は中間部よりも先端側を前後方向の回転軸を支
点にして下側に折り曲げられるようになっており、その
先端側を折り曲げた状態では、先端部が接地して苗植付
部4を支えるスタンドとしての機能を有する。先端側を
折り曲げた状態においても、植付ガード58の外端部が
前記移動軌跡Kよりも外側に位置するようになってい
る。
【0015】施肥装置5は、走行車体2の後部上側に配
置した各条共用の肥料タンク60、に貯えられている粒
状の肥料を、該肥料タンクの下側に設けた各条ごとの肥
料繰出部61,…によって一定量づつ繰り出し、その繰
り出された肥料を施肥ホース62,…で案内してフロー
ト55,56,56の左右両側に取り付けた施肥ガイド
63,…まで搬送し、それを施肥ガイド63,…の前側
に設けた作溝体64,…によって苗植付条の側部近傍に
形成される施肥溝内に落とし込むようになっている。モ
ータ66で駆動されるブロア67が肥料タンク60の左
端部外側近傍に設けられ、このブロア67から吹き出さ
れる圧風が左右方向に長いエアチャンバ68を通って施
肥ホース62,…へ吹き込まれ、その圧風で肥料を強制
的に搬送するようになっている。ブロア67には吸気ダ
クト69に取り付けた吸気管69aから取り込まれるエ
ンジン20後方の暖気が供給される。
【0016】肥料タンク60の上部に取り付けた開閉可
能な蓋60aを開けて、肥料タンク60内に肥料を投入
する。肥料タンク60の下部は各条ごと漏斗状になって
いて、肥料タンク60内の肥料は自由落下で各肥料繰出
部61,…に供給される。肥料繰出部61の内部には、
外周部に凹部70,…が形成された繰出ロール71が収
納されている。この繰出ロール71が所定方向に回転す
ることで、肥料タンク60から供給される肥料を前記凹
部70,…が保持して下方へ搬送する。
【0017】各肥料繰出部61,…は左から1番目と2
番目、3番目と4番目、及び5番目と6番目がそれぞれ
左右対称形に配置されており、これら一対の肥料繰出部
の繰出ロール71,71は共通の繰出軸72で駆動され
る。その駆動機構は、前記施肥伝動軸27の回転動力
を、繰出伝動ケース73内の施肥変速装置74を介して
左右方向の繰出駆動軸75に伝動し、さらに該繰出駆動
軸から駆動ギア76,…と従動ギア77,…とによって
各繰出軸72,…に伝動するように構成されている。施
肥伝動軸27の回転動力が軸とギアによって連続回転で
繰出軸72に伝達されるので、肥料繰出量が常に一定
し、肥料散布量のばらつきが生じない。
【0018】前記施肥変速装置74は、施肥量「少」、
施肥量「多」、施肥「切」の各位置に切替可能となって
いる。シフトピン80はシフトハンドル81の軸81a
に偏心して取り付けられており、シフトハンドル81を
回動操作することにより、シフトピン80が繰出駆動軸
75の軸方向に移動し、施肥変速装置74の変速位置が
切り替わる。
【0019】また、シフトハンドル81の裏面側には、
ブロア67の駆動を入切するブロアスイッチ82が設け
られている。このブロアスイッチ82は、シフトハンド
ル81を施肥量「少」或は施肥量「多」に操作している
ときには、シフトハンドル81によってアクチュエータ
82aが押し込まれてON(ブロア入)になるが、シフ
トハンドル81を施肥「切」に操作しているときには、
シフトハンドル81の裏面に形成されている凹部81b
内にアクチュエータ82aが突出してOFF(ブロア
切)なるようになっている。つまり、肥料繰出部61,
…が肥料繰出作動しているときにはブロア67も駆動
し、肥料繰出部61,…が肥料繰出作動を停止している
ときにはブロア67も停止するように、肥料繰出部の駆
動の入切とブロアの駆動の入切が互いに連動するのであ
る。これにより、施肥時におけるブロアの入り忘れが生
じず、施肥ホース62,…での肥料詰まりを未然に防止
することができる。
【0020】次に、肥料タンク、肥料繰出部、モータ、
ブロア、エアチャンバ、吸気ダクト等からなる施肥装置
本体部の支持部の構造について説明する。リヤステップ
36を支持するリヤステップフレーム85の左右端部か
ら外方に支持ステー86,86を設け、その支持ステー
の外端部と吸気ダクト69の左右端部から垂設した支持
プレート87,87とを支持リンク88,88で連結し
ている。図4(a)に示す作業時位置では、支持リンク
88,88がほぼ水平になり、施肥装置本体部はリヤス
テップ36のすぐ上側の位置に支持される。この作業時
位置のときには、吸気ダクト69の左右中央部に固定し
て設けられた連結枠90の下端部がリンクベースフレー
ム42の上端部に嵌り込み、施肥装置本体部は左右両端
部と左右中央部で支持される。連結枠90に取り付けた
固定フック91をリンクベースフレーム42に固着のピ
ン92に係合させることにより、作業時位置に施肥装置
本体部が固定される。
【0021】フックレバー91aを操作して固定フック
91とピン92の係合を外し、作業時位置から支持リン
ク88,88の基部を支点にして施肥装置本体部を上側
へ回動させると、図4(b)に示すメンテナンス時位置
になる。施肥装置本体部を上側へ回動させる際には、吸
気ダクト69に固定した把手93を利用するとよい。メ
ンテナンス時位置では、支持リンク88,88は死点越
えした若干斜めの姿勢となるので、施肥装置本体部は安
定している。メンテナンス時位置にすると、施肥装置の
肥料繰出部61,…とリヤステップ36の間に広い空間
ができるので、走行車体のフロアステップ35側からの
肥料繰出部61,…のメンテナンスが容易であるととも
に、リヤステップ下方部のメンテナンスの際にリヤステ
ップ36を簡単に取り外せる。作業時位置からメンテナ
ンス時位置へ、施肥装置本体部は左右方向におけるブロ
ア67のある側へ変位しながら上方へ移動するので、メ
ンテナンス時位置においては、施肥装置本体部が左右中
心よりも左側にずれ、機体の右側方に肥料タンク60が
張り出さなくなる。このため、機体側方からリヤステッ
プ36の下側に上体を入れて、リヤステップの下方部の
メンテナンスを行いやすい。
【0022】図7乃至図9は異なる施肥装置を表す。こ
の施肥装置の繰出ロール71,…は、軸心が前後方向を
向くように設けられている。前記施肥伝動軸27の回転
動力が、繰出伝動ケース73内の施肥変速装置を介して
左右方向の繰出駆動軸75に伝動され、さらに該繰出駆
動軸からベベルギアである駆動ギア76,…と従動ギア
77,…によって各繰出軸72,…に伝動されるように
なっている。繰出ロール71は、外周部に複数本の軸方
向の溝が形成された溝ロール71aと、該溝ロールの溝
に摺動自在に係合する爪状突起が形成された爪ロール7
1bとを組み合わせている。爪ロール71bに回転自在
かつ軸方向に一体的に摺動するように取り付けた筒状体
95に開度調節従動ギア96が螺合し、この開度調節従
動ギア96は開度調節軸97に取り付けた開度調節駆動
ギア98と噛み合っている。開度調節軸97を回転させ
ると、開度調節従動ギア96と共に爪ロール71bが軸
方向に移動し、凹部70,…の容積が変わり肥料繰出量
が調節される。
【0023】図7乃至図8に示すように、前記繰出軸7
2,…と前記開度調節軸97,…がほぼ同一高さに背面
視で一直線上に設けられているので、繰出軸72,…か
らエアチャンバ68までの距離を短くすることができ、
施肥装置の上端を高くすることなく肥料タンク60の容
量を大きくすることができる。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にかかる施肥装置付き苗移植機は、肥料タンクを作業時
の設置位置から左右方向に変位させながら上方へ移動さ
せることにより、肥料タンクの下方に空間ができるの
で、施肥装置の下部のメンテナンスが容易になるととも
に、肥料タンクの左右片方の端部が機体よりも側方に張
り出さなくなるので、機体側方から上体を入れて施肥装
置の下方部のメンテナンスも行いやすくなった。
【0025】また、肥料タンクを作業時の位置から左右
方向に変位させながら上方へ移動させる際に、ブロア側
に変位させれば、ブロアのメンテナンスも容易になる。
【0026】さらに、苗植付部の駆動の入切とは別に肥
料繰出部の駆動の入切を行えるようにするとともに、肥
料繰出部の駆動の入切に連動して前記ブロアの駆動が入
切されるように構成することにより、苗植付部の駆動を
切ってもブロアの駆動が切れず、ブロアの駆動の入れ忘
れを防止されるので、肥料詰まりが防止できるようにな
った。
【図面の簡単な説明】
【図1】施肥田植機の側面図である。
【図2】施肥田植機の平面図である。
【図3】施肥装置の平面図である。
【図4】施肥装置の(a)作業時位置の背面図、及び
(b)メンテナンス時位置の背面図である。
【図5】肥料繰出部及びその駆動機構の背面図である。
【図6】施肥変速装置のシフトハンドルとブロアスイッ
チの(a)正面図、及び(b)側面図である。
【図7】異なる施肥装置の背面図である。
【図8】その施肥装置要部の背面断面図である。
【図9】その施肥装置要部の側面断面図である。
【符号の説明】
1 施肥田植機(施肥装置付き苗移植機) 2 走行車体 3 昇降リンク装置 4 苗植付部 5 施肥装置 60 肥料タンク 61 肥料繰出部 62 施肥ホース 67 ブロア 68 エアチャンバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 仁史 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 中西 康仁 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 Fターム(参考) 2B052 BC08 BC16 EA03 EA08 EA10 EB02 EB14 2B060 AE10 BA04 BA07 BB01 BB03 BB06 BB08 BB10 CA12 DA02 DA05 DA09

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操縦座席を備えた備えた走行車体の後側
    に苗植付部が設けられ、前記走行車体の後部で前記操縦
    座席の後方かつ前記苗植付部の前方の位置に施肥装置の
    肥料タンクが配置された施肥装置付き苗移植機におい
    て、前記肥料タンクを作業時の設置位置から左右方向に
    変位させながら上方へ移動可能に設けたことを特徴とす
    る施肥装置付き苗移植機。
  2. 【請求項2】 前記肥料タンク内の肥料を圃場の施肥位
    置まで搬送するための圧風を供給するブロアを肥料タン
    クの左右中心よりも左右片側に偏位させて設け、これら
    肥料タンクとブロアを作業時の設置位置から前記ブロア
    側に変位させながら上方へ移動可能に構成した請求項1
    に記載の施肥装置付き苗移植機。
  3. 【請求項3】 施肥装置に、前記肥料タンクの肥料を繰
    り出す肥料繰出部と、該肥料繰出部によって繰り出され
    る肥料を圃場の施肥位置まで搬送するための圧風を供給
    するブロアとを設け、前記苗植付部の駆動の入切とは別
    に前記肥料繰出部の駆動の入切を行えるようにするとと
    もに、肥料繰出部の駆動の入切に連動して前記ブロアの
    駆動が入切されるように構成した請求項1または請求項
    2に記載の施肥装置付き苗移植機。
JP10251864A 1998-08-21 1998-08-21 施肥装置付き苗移植機 Pending JP2000060226A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10251864A JP2000060226A (ja) 1998-08-21 1998-08-21 施肥装置付き苗移植機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10251864A JP2000060226A (ja) 1998-08-21 1998-08-21 施肥装置付き苗移植機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000060226A true JP2000060226A (ja) 2000-02-29

Family

ID=17229071

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10251864A Pending JP2000060226A (ja) 1998-08-21 1998-08-21 施肥装置付き苗移植機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000060226A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012135251A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Kubota Corp 作業機
CN111034439A (zh) * 2019-12-31 2020-04-21 东北农业大学 一种旋耙式电动排肥方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012135251A (ja) * 2010-12-27 2012-07-19 Kubota Corp 作業機
KR101859770B1 (ko) * 2010-12-27 2018-05-18 가부시끼 가이샤 구보다 작업기
CN111034439A (zh) * 2019-12-31 2020-04-21 东北农业大学 一种旋耙式电动排肥方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3843823B2 (ja) 粉粒体吐出機
JP3807070B2 (ja) 播種機
JP2000060226A (ja) 施肥装置付き苗移植機
JP2005021062A (ja) 苗移植機
JP3006027B2 (ja) 施肥装置
JP3629914B2 (ja) 粉粒体吐出機
JP2003325013A (ja) 施肥装置
JP3968488B2 (ja) 苗移植機
JP2940069B2 (ja) 施肥装置
JPH03103107A (ja) 乗用農作業機
JP3998866B2 (ja) 施肥装置
JP2003210012A (ja) 施肥装置付き乗用型苗植機
JPH0736727B2 (ja) 施肥装置付き移植機
JP2022041402A (ja) 乗用型苗移植機
JP4802840B2 (ja) 苗移植機
JP2536464B2 (ja) 施肥装置付き乗用型田植機
JP2024016994A (ja) 乗用型田植機の施肥装置
JP3843822B2 (ja) 粉粒体吐出機
JP3752696B2 (ja) 施肥田植機
JP2861204B2 (ja) 施肥装置付き乗用型移植機
JP2022049744A (ja) 乗用型苗移植機
JPH0775408A (ja) 施肥田植機
JPH0372810A (ja) 施肥田植機
JP2007282584A5 (ja)
JP2022124644A (ja) 乗用型苗移植機