JP2000055774A - 容器とくにタンク通気装置の機能性の検査方法 - Google Patents
容器とくにタンク通気装置の機能性の検査方法Info
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Abstract
法を、検査時間または診断時間が短縮されるように改善
する。 【解決手段】 タンクと、接続配管を介してタンクに結
合されかつ通気配管を有する吸着フィルタと、弁配管を
介して吸着フィルタに結合されたタンク通気弁とを含
み、圧力源により容器内に圧力を供給しかつ圧力過程お
よび供給容積流量から漏れの存在を推測し、圧力過程お
よび/または供給容積流量の決定のために、圧力の供給
において圧力源の少なくとも1つの運転特性値を測定
し、この測定から漏れの存在を推測する、容器とくにタ
ンク通気装置の機能性の検査方法において、圧力の供給
において圧力源の少なくとも1つの運転特性値を所定時
間(Δtm)の間のみ測定し、このとき得られた運転特
性値の時間線図の外挿により、漏れの存在を推測する。
Description
管を介してタンクに結合されかつ通気配管を有する吸着
フィルタと、弁配管を介して吸着フィルタに結合された
タンク通気弁とを含み、圧力源により容器内に圧力を供
給しかつ圧力過程および供給容積流量から漏れの存在を
推測し、圧力過程および/または供給容積流量の決定の
ために、圧力の供給において圧力源の少なくとも1つの
運転特性値を測定し、この測定から漏れの存在を推測す
る、容器とくにタンク通気装置の機能性の検査方法に関
する。
公開第19636431.0号ならびにドイツ特許出願
第19809384.5号から既知である。
る機能性の検査は、きわめて大きいタンク容積、たとえ
ば80−100リットルのタンク容積を有する車両にお
いては、5分以上の検査時間、測定時間または診断時間
を必要とする。このように長い検査時間または診断時間
は好ましくない。その理由は、この時間の間、なんらか
の方法で不利な影響を受けることが確実に排除されない
からである。機能性の検査は車両の停止中に行われる。
たとえば信号装置等における車両の短時間の停止中にた
とえば検査が行われた場合、たいていの場合、車両が停
止している時間は、タンク通気装置の機能性を十分に検
査するのに十分ではない。
に冒頭記載のタイプのタンク通気装置の機能性の検査方
法を、検査時間または診断時間が本質的に短縮されるよ
うに改善することが本発明の課題である。
り、容器とくに冒頭記載のタイプのタンク通気装置の機
能性の検査方法において、圧力の供給において圧力源の
少なくとも1つの運転特性値を所定時間の間のみ測定
し、このとき測定された少なくとも1つの運転特性値の
時間線図の外挿により、漏れの存在を推測することによ
り解決される。
内で測定することにより、およびこのとき得られたこの
運転特性値の時間線図の外挿により、および外挿データ
に基づく漏れの存在の推測により、検査時間または診断
時間の明らかな短縮が達成され、この場合、たとえ外挿
による方法ではあっても、容器とくにタンク通気装置の
機能性の確実な検査が可能である。
い。この時間内に確実な外挿を行なうために十分なデー
タ量を測定可能であることは明らかである。この場合、
一般的に、圧力源の1つ以上の運転特性値をあらかじめ
比較漏れにより測定しかつメモリ内に記憶し、後の測定
において測定された運転特性値をメモリ内に記憶されて
いるこの運転特性値と比較し、これにより漏れの存在を
推測することが可能である。これにより、確かに比較的
正確に漏れの存在を推測可能であるが、たとえばタンク
通気装置または自動車の経時変化の影響、あるいは大気
の温度、圧力等のような測定に影響する他の値を、この
ような方法により考慮することは可能ではない。
態、とくに経時変化に基づく運転状態を考慮するとくに
有利な方法は、容器および容器に平行に設けられた基準
漏れに交互に圧力を供給するように設計され、また容器
内への圧力の供給においてならびに基準漏れへの圧力の
供給において、圧力源の少なくとも1つの運転特性値が
測定されかつ相互に比較され、この比較から漏れが推測
されるように設計されている。
る漏れに対する典型的な比較運転特性値をメモリ内に記
憶する必要がなく、したがってメモリを設けなくてよい
こと、他方で、車両のすべての運転状態、すなわち温
度、経時変化等が同時に考慮されること、という大きな
利点を有している。
合、種々の実施態様が考えられる。上記の意味におけ
る、とくに「真の」基準測定を可能にする有利な実施態
様は、基準漏れがタンク通気装置に並列に配置されるよ
うに設計されている。
通気弁の制御された部分開放によりシミュレートされる
ように設計されている。これにより、タンク通気装置内
に追加の基準漏れ分岐管を設ける必要がない。タンク通
気弁を操作して部分開放させることにより、さらに任意
の漏れ量を形成可能であることはとくに有利である。
の実施態様の以下の説明ならびに図面から明らかであ
る。
のタンク通気装置は、タンク10と、タンク接続配管1
2を介してタンク10に結合されかつ大気に結合可能な
通気配管22を有する、たとえば活性炭フィルタの吸着
フィルタ20と、一端が弁配管24を介して吸着フィル
タ20に結合され、他端が弁配管42を介して(図示さ
れていない)内燃機関の吸気管40に結合されているタ
ンク通気弁30とを含む。
し、炭化水素は吸着フィルタ20内に蓄積する。吸着フ
ィルタ20を再生するためにタンク通気弁30が開か
れ、したがって、吸気管40内に支配している減圧によ
り大気中の空気が吸着フィルタ20を通過して吸い込ま
れ、これにより吸着フィルタ20内に蓄積されている炭
化水素は、吸気管40内に吸い込まれかつ内燃機関に供
給される。
ためにポンプ50が設けられ、ポンプ50は回路ユニッ
ト60に結合されている。ポンプ50の下流側に、たと
えば3/2方弁の形の切換弁70が設けられている。こ
の切換弁70と並列に、平行な分岐管80内に基準漏れ
81が配置されている。基準漏れ81の大きさは、それ
が測定すべき漏れの大きさに対応するように選択されて
いる(0.3mmないし0.8mm)。
り形成された切換弁70の構成部分であってもよく、し
たがって、この場合には追加の基準部分(図示されてい
ない)が不要であることがわかる。
許公開第19636431号ならびにドイツ特許出願第
1809834.5号に詳細に記載され、ここではその
内容がすべて参照される。この場合、ポンプモータに供
給されるモータ電流imotの測定により、圧力源50
によりタンク通気装置内に供給すべき供給流れが、基準
漏れ81を介して過圧を供給したときに存在する供給流
れと異なるか否かが特定される。これが肯定の場合、エ
ラーが存在する。
に加えられたときに得られる電流の時間線図が示されて
いる。図示の経過は、機能性を有するタンク通気装置の
モータ電流imotの時間線図に対応する。Aで示した
時間区間において、切換弁70は、図2に示すAの符号
を有する位置に存在する。切換弁70のこの位置におい
て、供給流れは、圧力源50により基準漏れ81を介し
てタンク通気装置に供給される。この場合、図1に略図
で示すように、時間的にほぼ一定の電流imotが設定
される。切換弁70が位置Aから位置Bに切り換えられた
とき直ちに、圧力源50はタンク通気装置に過圧を加え
る。切り換えたとき、モータ電流imotは、先ず急激
に低下し、それに続いて時間の経過と共に連続的にほぼ
指数関数の線図に対応して上昇し、気密性を有するタン
クにおいては、切換弁70の位置Bにおいて得られるモ
ータ電流imot以上の値に到達する。図1に示したこ
の時間線図は、機能性を有するタンク通気装置に対して
特徴的である。
おいてタンク通気装置に供給される。タンク容積が約8
0−100リットルのように大きい場合、タンク通気装
置の機能性のこのような検査は約5分の測定時間を必要
とする。
は、図1においてΔtmで示される時間の間のみ行われ
る。この場合、切換弁70の切換位置Bにおいて測定さ
れる測定値は、基本的にモータ電流imotの時間線図
を時間ΔtEに対して外挿するために使用される。この
場合、外挿された線図は、図1において破線で示されて
いる。切換弁70が切換位置Bにあるときの曲線線図は
指数関数に十分対応するので、外挿は問題なく十分な精
度で可能である。次に、回路ユニット60において、外
挿時間ΔtEにおける外挿値が切換弁70の切換位置A
において測定されたモータ電流のしきい値imot,s
を超えているか否かが検査される。これが肯定の場合、
機能性を有するタンク通気装置が推測される。これが否
定の場合、漏れが推測されなければならない。
圧ポンプのモータ電流の特性時間線図である。
の略系統図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 タンク(10)と、接続配管(12)を
介してタンク(10)に結合されかつ通気配管(22)
を有する吸着フィルタ(20)と、弁配管(24)を介
して吸着フィルタ(20)に結合されたタンク通気弁
(30)とを含み、圧力源(50)により前記容器内に
圧力を供給し、圧力過程および/または供給容積流量か
ら漏れの存在を推測し、また圧力過程および/または供
給容積流量の決定のために、圧力の供給において圧力源
(50)の少なくとも1つの運転特性値を測定して、こ
の測定から漏れの存在を推測する、容器とくにタンク通
気装置の機能性の検査方法において、 圧力の供給において圧力源(50)の前記少なくとも1
つの運転特性値を所定時間(Δtm)の間のみ測定し、
このとき測定された、前記少なくとも1つの運転特性値
の時間線図の外挿により前記漏れの存在を推測すること
を特徴とする、容器とくにタンク通気装置の機能性の検
査方法。 - 【請求項2】 時間(Δtm)が30ないし60秒であ
ることを特徴とする請求項1の方法。 - 【請求項3】 前記容器およびこの容器に平行に設けら
れた基準漏れ(81)に交互に圧力を供給すること、お
よび前記容器内への圧力の供給においてならびに基準漏
れ(81)への圧力の供給において、前記圧力源の前記
少なくとも1つの運転特性値を測定しかつ相互に比較
し、この比較から漏れを推測すること、を特徴とする請
求項1または2の方法。 - 【請求項4】 前記運転特性値として、前記圧力源の受
入電流(imot)、および前記圧力源の回転速度、お
よび前記圧力源にかかる電圧、のいずれかが使用される
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかの方法。 - 【請求項5】 基準漏れ(81)が、前記タンク通気装
置に並列に装着可能であることを特徴とする請求項1な
いし4のいずれかの方法。 - 【請求項6】 基準漏れ(81)が、タンク通気弁(3
0)の制御された部分開放によりシミュレートされるこ
とを特徴とする請求項1ないし4のいずれかの方法。
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