JP2000053739A - ナフトール樹脂、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物 - Google Patents

ナフトール樹脂、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物及びその硬化物

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JP2000053739A
JP2000053739A JP20188398A JP20188398A JP2000053739A JP 2000053739 A JP2000053739 A JP 2000053739A JP 20188398 A JP20188398 A JP 20188398A JP 20188398 A JP20188398 A JP 20188398A JP 2000053739 A JP2000053739 A JP 2000053739A
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Koji Nakayama
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Yasumasa Akatsuka
泰昌 赤塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】その硬化物が、耐熱性、耐水性に優れたナフト
ール樹脂またはエポキシ樹脂を提供すること。 【解決手段】β−ナフトール類とホルムアルデヒド発生
源物質を反応させ得られた生成物とフェノール類とを酸
触媒の存在下反応させるて得られることを特徴とするナ
フトール樹脂、該樹脂中の水酸基をグリシジルエーテル
化することにより得られるエポキシ樹脂。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高信頼性半導体封止
用を始めとする電気・電子部品絶縁材料用、及び積層板
(プリント配線板)やCFRP(炭素繊維強化プラスチ
ック)を始めとする各種複合材料用、接着剤、塗料等に
有用なナフトール樹脂、エポキシ樹脂、これを含むエポ
キシ樹脂組成物及びその硬化物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エポキシ樹脂は作業性及びその硬化物の
優れた電気特性、耐熱性、接着性、耐湿性(耐水性)等
により電気・電子部品、構造用材料、接着剤、塗料等の
分野で幅広く用いられている。
【0003】しかし、近年特に電気・電子分野において
はその発展に伴い、高純度化を始め耐熱性、耐湿性、密
着性、フィラー高充填のための低粘度性、低誘電性等の
諸特性の一層の向上が求められている。また、構造材と
しては航空宇宙材料、レジャー・スポーツ器具用途等に
おいて軽量で機械特性の優れた材料が求められている。
これらの要求に対しフェノール樹脂(エポキシ樹脂硬化
剤)、エポキシ樹脂、及びそれらを含有するエポキシ樹
脂組成物について多くの提案がなされているが、未だ充
分とはいえない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、その硬化物
において優れた耐熱性、耐湿性(耐水性)を示す電気・
電子部品用絶縁材料(高信頼性半導体封止材料など)及
び積層板(プリント配線板など)やCFRPを始めとす
る各種複合材料用、接着剤、塗料等に有用なナフトール
樹脂、エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物及びその硬化
物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記のよう
な特性を持つナフトール樹脂及びエポキシ樹脂について
鋭意研究の結果、本発明を完成した。即ち、本発明は、
(1)β−ナフトール類とホルムアルデヒド発生源物質
を反応させ得られた生成物とフェノール類とを酸触媒の
存在下反応させるて得られることを特徴とするナフトー
ル樹脂、(2)β−ナフトール類モノメチロール体とフ
ェノール類とを酸触媒の存在下反応させることにより得
られるナフトール樹脂であって、一般式(1)及び
(2)で表される化合物を含有するナフトール樹脂、
【0006】
【化3】
【0007】(式(1)中、kは0〜2の整数を、lは
1〜5の整数をそれぞれ示す。R、R、R及びR
はそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜10
のアルキル基、またはアリル基を表す。)
【0008】
【化4】
【0009】(式(2)中、mは0〜8の整数を示す。
、R、R及びRはそれぞれ水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜10のアルキル基またはアリル基を
表す。)(3)式(2)におけるmが0である成分の含
有量が15重量%未満である上記(2)記載のナフトー
ル樹脂、(4)式(2)におけるmが0である成分の含
有量が10〜40重量%である上記(2)記載のナフト
ール樹脂、(5)式(1)におけるkが0であり、かつ
lが1である成分の含有量が25重量%未満である上記
(2)、(3)及び(4)のいずれか1項に記載のナフ
トール樹脂、(6)式(1)におけるkが0であり、か
つlが1である成分の含有量が15〜45重量%である
上記(2)、(3)及び(4)のいずれか1項に記載の
ナフトール樹脂、(7)式(1)におけるk及びlが1
である成分の含有量が40重量%以上である上記
(2)、(3)、(4)(5)及び(6)のいずれか1
項に記載のナフトール樹脂、(8)式(1)におけるk
及びlが1である成分の含有量が20〜50重量%であ
る上記(2)、(3)、(4)、(5)及び(6)のい
ずれか1項に記載のナフトール樹脂、(9)式(1)に
おけるkが1であり、かつlが2以上である成分と、式
(2)におけるmが2以上である成分との含有量の合計
が50重量%未満である上記(2)、(3)、(4)、
(5)、(6)、(7)及び(8)のいずれか1項に記
載のナフトール樹脂、(10)上記(1)、(2)、
(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)及び
(9)のいずれか1項に記載のナフトール樹脂のフェノ
ール性水酸基をグリシジルエーテル化してなるエポキシ
樹脂(a)、(11)エポキシ樹脂(b)、上記
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、
(7)、(8)及び(9)のいずれか1項に記載のナフ
トール樹脂(c)を含有してなるエポキシ樹脂組成物、
(12)上記(10)記載のエポキシ樹脂(a)、硬化
剤(d)を含有してなるエポキシ樹脂組成物、(13)
上記(10)記載のエポキシ樹脂(a)、上記(1)、
(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、
(8)及び(9)のいずれか1項に記載のナフトール樹
脂(c)を含有してなるエポキシ樹脂組成物、(14)
硬化促進剤を含有する上記(11)、(12)及び(1
3)のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂組成物、(1
5)上記(11)、(12)、(13)及び(14)の
いずれか1項に記載のエポキシ樹脂組成物を硬化してな
る硬化物、(16)β−ナフトール類モノメチロール体
とフェノール類とを酸触媒の存在下反応させた後、反応
系に必要により酸触媒を添加し次いで反応系の温度を6
0〜130℃に昇温し更に後反応を行うことを特徴とす
るナフトール樹脂の製造法に関する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のナフトール樹脂は、β−
ナフトール類をホルムアルデヒド発生源物質と反応させ
得られた生成物をフェノール類と酸触媒の存在下反応さ
せ得ることができる。上記においてβ−ナフトール類と
しては、β−ナフトール、アルキル(メチル、エチル、
プロピル、ブチル等の炭素数1〜10のアルキル基)置
換β−ナフトール、ハロゲン(塩素、臭素、ヨウ素等)
置換β−ナフトール、アリル置換β−ナフトール等が挙
げられ、β−ナフトールが好ましい。
【0011】ホルムアルデヒド発生源物質としては、塩
基性条件下にホルムアルデヒドを発生する物質であり、
パラホルムアルデヒド、トリオキサン、テトラオキサン
等が挙げられる。β−ナフトール類とホルムアルデヒド
発生源物質の反応は、β−ナフトール類1モルに対し
て、通常ホルムアルデヒド発生源物質0.9〜1.3モ
ル(ホルムアルデヒドとして)を塩基性条件下、5〜4
0℃で、5分〜5時間行う。反応は通常塩基性触媒の存
在下に行う。用いうる塩基性触媒の具体例としては、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム等が挙げられ、水酸化ナトリウムが好まし
い。塩基性触媒の使用量はβ−ナフトール類1モルに対
して通常0.02〜1.5当量である。反応は、トルエ
ン、キシレン、メチルイソブチルケトン等の溶剤中で行
うこともでき、この場合の溶剤の使用量は仕込んだ原料
の総重量に対して通常30〜300重量%である。反応
終了後、塩酸、硫酸等の酸性物質を中和剤として用い、
例えば中和剤を含む水溶液で分液抽出操作を反応混合物
の洗浄液のpHが4〜7、好ましくは5〜7になるまで
洗浄を繰り返し、更に必要により溶媒等を留去すること
により、目的とする生成物を得ることができる。
【0012】こうして得られたβ−ナフトール類とホル
ムアルデヒド発生源物質との反応生成物(以下ナフトー
ルメチロール体という)のうち下記式(3)
【0013】
【化5】
【0014】(式(3)中、Rは式(1)におけるの
と同じ意味を表す。)で表されるβ−ナフトール類モノ
メチロール体が好ましく、1−メチロール−2−ナフト
ールが特に好ましい。ついで、ナフトールメチロール体
と下記式(4)
【0015】
【化6】
【0016】(式(4)中、R、R及びRはそれ
ぞれ式(1)におけるのと同じ意味を表す。)で表され
るフェノール類を酸性触媒の存在下において縮合し、本
発明のナフトール樹脂を得ることができる。反応温度は
通常5〜180℃、好ましくは30〜130℃である。
反応時間は通常1〜30時間、好ましくは2〜25時間
である。尚、反応中生成する水を分留管等を用いて反応
系外に除去することは、反応を速やかに行う上で好まし
い。
【0017】用いうるフェノール類の具体例としては、
フェノール、o−クレゾール、m−クレゾール、p−ク
レゾール、2,5−ジ−tert−ブチルフェノール、
2,6−ジメチルフェノール、2,4−ジメチルフェノ
ール、2−tert−ブチルフェノール、2−tert
−ブチル−5−メチルフェノール、2−tert−ブチ
ル−4−メチルフェノール、p−オクチルフェノール等
の炭素数1〜10のアルキル基を有する置換フェノー
ル、臭素化フェノール等のハロゲン原子を有する置換フ
ェノール、2−アリルフェノール等のアリル基を有する
置換フェノール等が挙げられ、フェノール、o−クレゾ
ール、m−クレゾール、p−クレゾールが好ましい。こ
れらフェノール類は、単独でまたは2種以上を混合して
使用することが出来る。上記反応において式(4)の化
合物の使用量は式(3)の化合物1モルに対して通常
0.4〜1.1モル、好ましくは0.5〜1.0モルで
ある。
【0018】また、本発明の好ましい実施態様である式
(3)の化合物を使用した場合、上記反応中に副成する
β−ナフトール類の2量体(式(2)中におけるmが0
である化合物)がナフトール樹脂中に存在すると、硬化
物の耐熱性が悪くなる等の問題が出てくる場合があるの
で、縮合反応終了後、必要により酸触媒を更に添加し、
反応系の温度を60〜130℃に昇温し更に後反応を行
うのが好ましい。後反応において、β−ナフトール類の
2量体の再配列(β−ナフトール類の2量体の解離とフ
ェノール類との反応)が起こると推定される。
【0019】上記縮合反応においては酸触媒を用いる。
酸触媒としては種々のものが使用できるが塩酸、硫酸、
p−トルエンスルホン酸、シュウ酸等の有機あるいは無
機酸、三弗化ホウ素、無水塩化アルミニウム、塩化亜鉛
等のルイス酸が好ましく、特にp−トルエンスルホン
酸、硫酸、塩酸が好ましい。これら酸触媒の使用量は特
に限定されるものではないが、ナフトールメチロール体
100重量部に対して通常0.05〜50重量部、好ま
しくは0.1〜20重量部である。
【0020】上記縮合反応は無溶剤下で、あるいは溶剤
の存在下で行うことができる。溶剤を使用する場合の具
体例としてはトルエン、キシレン、メチルイソブチルケ
トン、水などが挙げられ、これらは単独で用いてもよ
く、2種以上用いてもよい。溶剤の使用量は仕込んだ原
料の総重量に対して通常50〜300重量%、好ましく
は100〜250重量%である。
【0021】反応終了後、反応混合物の水洗浄液のpH
値が3〜7、好ましくは5〜7になるまで水洗処理を繰
り返す。水洗処理は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ムなどのアルカリ金属水酸化物、水酸化カルシウム、水
酸化マグネシウムなどのアルカリ土類金属水酸化物、ア
ンモニア、リン酸二水素ナトリウムさらにはジエチレン
トリアミン、トリエチレンテトラミン、アニリン、フェ
ニレンジアミンなどの有機アミンなど様々な塩基性物質
等を中和剤として用いて行ってもよい。また水洗処理の
場合は常法に従って行えばよい。例えば反応混合物中に
上記中和剤を溶解した水を加え分液抽出操作を繰り返
す。
【0022】中和または水洗処理を行った後、減圧加熱
下で未反応のナフトールメチロール体及び溶剤を留去し
生成物の濃縮を行い、本発明のナフトール樹脂を得るこ
とが出来る。
【0023】こうして得られた本発明のナフトール樹脂
中において、式(2)におけるmが0である成分の含有
量は、好ましくは15重量%未満、特に好ましくは13
〜0.1重量%である。また、式(1)におけるkが0
でありかつlが1である成分の含有量は、好ましくは2
5重量%未満、特に好ましくは20〜0.1重量%であ
る。これらの範囲をはずれて式(1)または式(2)の
化合物を含有する場合、ナフトール樹脂中のフェノール
性水酸基をグリシジルエーテル化することによって得ら
れる本発明のエポキシ樹脂、または本発明のナフトール
樹脂を含むエポキシ樹脂組成物の硬化物の耐熱性が低下
する場合がある。
【0024】しかし、エポキシ樹脂組成物の硬化物の耐
熱性が低下するにも関わらず、エポキシ樹脂の粘度が低
い方がフィラーを更に高充填できるので好ましい場合が
ある。そのような場合では、本発明のナフトール樹脂中
において、式(2)におけるmが0である成分の含有量
は、好ましくは10〜40重量%、特に好ましくは14
〜35重量%であり、式(1)におけるkが0でありか
つlが1である成分の含有量は、好ましくは15〜45
重量%、特に好ましくは20〜40重量%である。
【0025】また、式(1)中におけるk及びlが1で
ある成分の含有量は好ましくは40重量%以上、特に好
ましくは42〜99.9重量%である。この範囲を外れ
て式(1)の樹脂を含有する場合、ナフトール樹脂の高
粘度化、または樹脂組成物の硬化物の耐熱性の低下を招
く場合がある。
【0026】しかし、先述のようにエポキシ樹脂組成物
の硬化物の耐熱性が低下するにも関わらず、エポキシ樹
脂の粘度が低い方がフィラーを更に高充填できるので好
ましい場合がある。そのような場合では、本発明のナフ
トール樹脂中において、式(1)中におけるk及びlが
1である成分の含有量は好ましくは20〜50重量%、
更に好ましくは30〜45重量%であることが好まし
い。
【0027】また、式(1)におけるkが1であり、か
つlが2以上である成分と式(2)におけるmが2以上
である成分の含有量の合計は、好ましくは50重量%未
満、特に好ましくは45〜0.1重量%である。これら
の範囲を外れて式(1)及び式(2)の化合物を含有す
る場合、ナフトール樹脂の高粘度化を招き、フィラーの
高充填化が難しい場合がある。
【0028】本発明のナフトール樹脂にエピハロヒドリ
ンを反応させることによって上記(8)記載のエポキシ
樹脂が得られる。この反応に使用されるエピハロヒドリ
ンとしては、エピクロルヒドリン、エピブロムヒドリ
ン、エピヨードヒドリン等があるが、工業的に入手し易
く安価なエピクロルヒドリンが好ましい。この反応は従
来公知の方法に準じて行うことが出来る。
【0029】例えば、本発明のナフトール樹脂とエピク
ロルヒドリンの混合物に水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどのアルカリ金属水酸化物の固体を添加し、また
は添加しながら20〜120℃で0.5〜10時間反応
させる。この際アルカリ金属水酸化物は水溶液を使用し
てもよく、その場合は該アルカリ金属水酸化物を連続的
に添加すると共に反応混合物中から減圧下、または常圧
下、連続的に水及びエピクロルヒドリンを留出せしめ更
に分液し水は除去しエピクロルヒドリンは反応混合中に
連続的に戻す方法でもよい。
【0030】上記の方法において、エピクロルヒドリン
の使用量は本発明のナフトール樹脂の水酸基1当量に対
して通常0.5〜20モル、好ましくは0.7〜10モ
ルである。アルカリ金属水酸化物の使用量は本発明のナ
フトール樹脂中の水酸基1当量に対し通常0.5〜1.
5モル、好ましくは0.7〜1.2モルである。ジメチ
ルスルホン、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムア
ミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン等の非
プロトン溶媒を添加することにより下記に定義する加水
分解性ハロゲン量の低いエポキシ樹脂が得られ、このエ
ポキシ樹脂は電子材料封止用途に適する。非プロトン性
極性溶媒の使用量はエピクロルヒドリンの重量に対し5
〜200%、好ましくは10〜100%である。上記の
溶媒以外にもメタノール、エタノールとのアルコール類
を添加することによっても反応が進み易くなる。また、
トルエン、キシレン等も使用することができる。ここで
加水分解性ハロゲン量とは、例えば該エポキシ樹脂をジ
オキサンに入れ、数十分還流しながらKOH/エタノー
ル溶液で滴定することにより測定することができる。
【0031】また本発明のナフトール樹脂と過剰のエピ
ハロヒドリンの混合物にテトラメチルアンモニウムクロ
ライド、テトラメチルアンモニウムブロマイド、トリメ
チルベンジルアンモニウムクロライドなどの第四級アン
モニウム塩を触媒として使用し、50〜150℃で1〜
10時間反応させ、得られる本発明のナフトール樹脂の
ハロヒドリンエーテルに水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムなどのアルカリ金属水酸化物の固体または水溶液を
加え、再び20〜120℃で1〜10時間反応させてハ
ロヒドリンエーテルを閉環させて本発明のエポキシ樹脂
を得ることもできる。この場合の第四級アンモニウム塩
の使用量は本発明のナフトール樹脂の水酸基1当量に対
して通常0.001〜0.2モル、好ましくは0.05
〜0.1モルである。
【0032】通常これらの反応生成物は水洗後、または
水洗無しに加熱減圧下、過剰のエピハロヒドリンを除去
した後、再びトルエン、メチルイソブチルケトン等の溶
媒に溶解し、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの
アルカリ金属水酸化物の水溶液を加えて再び反応を行
う。この場合アルカリ金属水酸化物の使用量は本発明の
ナフトール樹脂の水酸基1当量に対して通常0.01〜
0.2モル、好ましくは0.05〜0.1モルである。
反応温度は通常50〜120℃、反応時間は通常0.5
〜2時間である。
【0033】反応終了後、副生した塩をろ過、水洗など
により除去し、更に加熱減圧下、トルエン、メチルイソ
ブチルケトン等の溶媒を留去することにより加水分解性
ハロゲン量の少ない本発明のエポキシ樹脂を得ることが
できる。
【0034】以下、本発明のエポキシ樹脂組成物につい
て説明する。前記(11)項または(13)項記載のエ
ポキシ樹脂組成物において本発明のナフトール樹脂はエ
ポキシ樹脂の硬化剤として作用し、この場合本発明のナ
フトール樹脂を単独でまたは他の硬化剤と併用すること
ができる。併用する場合、本発明のナフトール樹脂の全
硬化剤中に占める割合は30%重量以上が好ましく、特
に40重量%以上が好ましい。
【0035】本発明のナフトール樹脂と併用されうる他
の硬化剤としては、例えばアミン系化合物、酸無水物系
化合物、アミド系化合物、フェノール系化合物などが挙
げられる。用いうる硬化剤の具体例としては、ジアミノ
ジフェニルメタン、ジエチレントリアミン、トリエチレ
ンテトラミン、ジアミノジフェニルスルホン、イソホロ
ンジアミン、ジシアンジアミド、リノレン酸の2量体と
エチレンジアミンより合成されるポリアミド樹脂、無水
フタル酸、無水トリメリット酸、無水ピロメリット酸、
無水マレイン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、メチルテ
トラヒドロ無水フタル酸、無水メチルナジック酸、ヘキ
サヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル
酸、フェノールノボラック、及びこれらの変性物、イミ
ダゾール、BF-アミン錯体、グアニジン誘導体又は
下記式(a)
【0036】
【化7】
【0037】(式中R’及びR”はそれぞれ水素原子、
塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン原子、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、n−またはt−ブチル基等の炭素数
1〜10のアルキル基またはアリル基を表し、qは平均
値で1〜15の正数を示す。)で表されるトリフェニル
メタン型樹脂(例えばカヤハードTPM(日本化薬
(株)製))などが挙げられるが、これらに限定される
ものではない。これらは単独で用いてもよく、2種以上
を用いてもよい。
【0038】前記(13)項または(14)項記載のエ
ポキシ樹脂組成物において本発明のエポキシ樹脂は単独
でまたは他のエポキシ樹脂と併用して使用することがで
きる。併用する場合、本発明のエポキシ樹脂の全エポキ
シ樹脂中に占める割合は30重量%以上が好ましく、特
に40重量%以上が好ましい。
【0039】本発明のエポキシ樹脂と併用されうる他の
エポキシ樹脂としては、ノボラック型エポキシ樹脂、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エ
ポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、脂環式
エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、グリシジル
アミン系エポキシ樹脂、グリシジルエステル系エポキシ
樹脂等の固形または液状エポキシ樹脂又は下記式(b)
【0040】
【化8】
【0041】(式中R’、R”及びqは式(a)におけ
るのと同じ意味を表し、Gはグリシジル基を表す。)で
表されるトリフェニルメタン型エポキシ樹脂(例えばE
PPN−502(日本化薬(株)製)やFAE−250
0(日本化薬(株)製)などが挙げられるが、これらに
限定されるものではない。これらは単独で用いてもよ
く、2種以上を用いてもよい。
【0042】前記(11)項のエポキシ樹脂組成物にお
いて、硬化剤として本発明のナフトール樹脂を用いる場
合、エポキシ樹脂としては前記他のエポキシ樹脂や本発
明のエポキシ樹脂を用いることができる。
【0043】また前記(12)項のエポキシ樹脂組成物
において、エポキシ樹脂として本発明のエポキシ樹脂を
用いる場合、硬化剤としては前記他の硬化剤や本発明の
ナフトール樹脂を用いることができる。
【0044】本発明のエポキシ樹脂組成物において硬化
剤の使用量は、エポキシ樹脂のエポキシ基1当量に対し
て0.5〜1.5当量が好ましく、0.6〜1.2当量
が特に好ましい。エポキシ基1当量に対して、0.5当
量に満たない場合、あるいは1.5当量を超える場合、
いずれも硬化が不完全になり良好な硬化物性が得られな
い恐れがある。
【0045】また上記硬化剤を用いる際に硬化促進剤を
併用しても差し支えない。用いうる硬化促進剤として
は、例えば、2−メチルイミダゾール、2−エチルイミ
ダゾール、2−エチル−4−メチルイミダゾール等のイ
ミダゾール類、2−(ジメチルアミノメチル)フェノー
ル、1,8−ジアザビシクロ(5,4,0)ウンデセン
−7等の第3級アミン類、トリフェニルホスフィン等の
ホスフィン類、オクチル酸スズなどの金属化合物などが
挙げられる。硬化促進剤を使用する場合の使用量はエポ
キシ樹脂100重量部に対して0.01〜15重量部が
必要に応じ用いられる。
【0046】更に、本発明のエポキシ樹脂組成物には、
必要に応じて、シリカ、アルミナ、タルク等の充填剤や
シランカップリング材、離型剤、顔料等の種々の配合剤
を添加することができる。なお、エポキシ樹脂組成物の
硬化物の耐熱性、耐湿性、力学的性質などの面から、充
填剤はエポキシ樹脂組成物中で60〜90重量%を占め
る割合で使用するのが好ましい。
【0047】本発明のエポキシ樹脂組成物は、各成分を
均一に混合することにより得られる。本発明のエポキシ
樹脂組成物は従来知られている方法と同様の方法で容易
にその硬化物とすることができる。例えば、本発明のエ
ポキシ樹脂と硬化剤、並びに必要により硬化促進剤及び
充填剤等の添加剤とを必要に応じて押出機、ニーダ、ロ
ール等を用いて均一になるまで充分に混合して本発明の
エポキシ樹脂組成物を得、そのエポキシ樹脂組成物を溶
融後、注型あるいはトランスファー成形機などを用いて
成型し、更に80〜200℃で2〜10時間に加熱する
ことにより本発明の硬化物を得ることができる。
【0048】また、本発明のエポキシ樹脂組成物をトル
エン、キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン等の溶剤に溶解させ、ガラス繊維、
カーボン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ア
ルミナ繊維、紙などの基材に含浸させ加熱乾燥して得た
プリプレグを熱プレス成形して硬化物を得ることもでき
る。
【0049】この際用いる希釈溶剤の使用量は本発明の
エポキシ樹脂組成物と該希釈溶剤の合計重量に対し通常
10〜70重量%、好ましくは15〜65重量%であ
る。
【0050】こうして得られる本発明の硬化物は、耐熱
性及び機械強度に優れているため、耐熱性、耐水性、高
機械強度の要求される広範な分野で用いることができ
る。具体的には、封止材料、積層板、絶縁材料などのあ
らゆる電気・電子材料として有用である。また、成型材
料、接着剤、複合材料、塗料などの分野にも用いること
ができる。
【0051】
【実施例】以下、本発明を実施例で更に詳細に説明す
る。尚、実施例中のエポキシ当量、水酸基当量の単位は
g/eqである。尚、本発明はこれら実施例に限定され
るものではない。
【0052】製造例1 β−ナフトール282重量部を600重量部のメチルイ
ソブチルケトン(以下、MIBK)に溶解し、30重量
%苛性ソーダ水溶液53重量部を加えた。この溶液にパ
ラホルムアルデヒド(93%)67重量部を添加し、2
0℃で3時間反応を行った。反応終了後、35%塩酸約
42重量部を加え中和し、1−メチロール−2−ナフト
ールを含む反応液を得た。
【0053】実施例1 製造例1で得られた反応液にo−クレゾール108重量
部を加えた後、35%塩酸2重量部を加え30℃で1時
間、70℃で10時間の反応を行った。その後、反応液
が中性になるまで水洗を行い、油層中のMIBKを加熱
減圧下で留去した。この結果、420重量部の本発明の
ナフトール樹脂(P1)を得た。得られたナフトール樹
脂の軟化点は105℃、水酸基当量は140であった。
また、この樹脂をGPC(ゲルパーミエーションクロマ
トグラフィー)で分析した結果、下記式(5)
【0054】
【化9】
【0055】においてmが0である成分の含有量は9重
量%であり、下記式(6)
【0056】
【化10】
【0057】においてkが0であり、かつlが1である
成分の含有量は11重量%であった。また、式(6)に
おいてk及びlが1である成分の含有量は47重量%、
式(5)においてmが2以上であり、かつ式(6)にお
いてkが1であり、かつlが2以上である成分の含有量
は30重量%であった。なお、分析条件は次の通りであ
る。
【0058】GPC装置:日立製作所 (カラム :GPC KF−803(1本)+GPC
KF−802.5(1本)+GPC KF−802(1
本) 昭和電工製) 溶媒 :テトラヒドロフラン 1ml/分 検出 :UV(254nm)
【0059】実施例2 製造例1で得られた反応液にp−クレゾール108重量
部を加えた後、35%塩酸2重量部を加え30℃で1時
間、70℃で10時間の反応を行った。その後、反応液
が中性になるまで水洗を行い、油層中のMIBKを加熱
減圧下で留去した。この結果、422重量部の本発明の
ナフトール樹脂(P2)を得た。得られたナフトール樹
脂の軟化点は105℃、水酸基当量は140であった。
また、この樹脂をGPCで分析した結果、下記式(7)
【0060】
【化11】
【0061】においてmが0である成分の含有量は10
重量%であり、下記式(8)
【0062】
【化12】
【0063】においてkが0であり、かつlが1である
成分の含有量は11重量%であった。また、式(8)に
おいてk及びlが1である成分の含有量は44重量%、
式(7)においてmが2以上であり、かつ式(8)にお
いてkが1であり、かつlが2以上である成分の含有量
は34重量%であった。なお分析条件は実施例1の場合
と同じである。
【0064】実施例3 製造例1で得られた反応液にo−クレゾール108重量
部を加えた後、35%塩酸2重量部を加え30℃で1時
間、70℃で6時間の反応を行った。その後、反応液が
中性になるまで水洗を行い、油層中のMIBKを加熱減
圧下で留去した。この結果、420重量部の本発明のナ
フトール樹脂(P3)を得た。得られたナフトール樹脂
の軟化点は93℃、水酸基当量は140であった。ま
た、この樹脂を液体クロマトグラフィーで分析した結
果、式(5)においてmが0である成分の含有量は17
%であり、式(6)においてkが0であり、かつlが1
である成分の含有量は21重量%であった。また、式
(6)においてk及びlが1である成分の含有量は36
重量%、式(5)においてmが2以上であり、かつ式
(6)においてkが1であり、かつlが2以上である成
分の含有量は20重量%であった。なお、分析条件は次
の通りである。
【0065】液体クロマトグラフ装置:島津製作所 (カラム:Inertsil ODS−2 ジーエルサ
イエンス製) 溶媒 :アセトニトリル/水=70/30で開始、28
分後にアセトニトリル/水=100/0になるようにグ
ラジエントをかける。 検出 :UV(254nm)
【0066】実施例4 製造例1で得られた反応液にo−クレゾール108重量
部を加えた後、35%塩酸2重量部を加え30℃で1時
間、70℃で4時間の反応を行った。その後、反応液が
中性になるまで水洗を行い、油層中のMIBKを加熱減
圧下で留去した。この結果、420重量部の本発明のナ
フトール樹脂(P4)を得た。得られたナフトール樹脂
の軟化点は83℃、水酸基当量は140であった。ま
た、この樹脂を液体クロマトグラフィーで分析した結
果、式(5)においてmが0である成分の含有量は23
%であり、式(6)においてkが0であり、かつlが1
である成分の含有量は27重量%であった。また、式
(6)においてk及びlが1である成分の含有量は34
重量%、式(5)においてmが2以上であり、かつ式
(6)においてkが1であり、かつlが2以上である成
分の含有量は10重量%であった。なお、分析条件は実
施例3の場合と同じである。
【0067】実施例5 実施例1で得られたナフトール樹脂(P1)139重量
部にエピクロルヒドリン370重量部、ジメチルスルホ
キシド60重量部を加えて溶解後、40℃に加熱し、フ
レーク状水酸化ナトリウム(純度99%)41重量部を
100分かけて添加し、その後、さらに50℃で2時
間、70℃で1時間反応させた。ついで水洗を繰り返し
中性に戻した後、油層から加熱減圧下、過剰のエピクロ
ルヒドリンを留去し、残留物に400重量部のMIBK
を添加し溶解した。さらにこのMIBK溶液を70℃に
加熱し30重量%の水酸化ナトリウム水溶液13重量部
を添加し、1時間反応させた後、水洗を繰り返し中性と
した。ついで油層から加熱減圧下、MIBKを留去する
ことにより本発明のエポキシ樹脂(E1)187重量部
を得た。得られたエポキシ樹脂(E1)のエポキシ当量
は210、軟化点は72℃であった。このようにして得
られた本発明のエポキシ樹脂(E1)は、ナフトール樹
脂(P1)のフェノール性水酸基がグリシジルエーテル
化されたものである。
【0068】実施例6 実施例5において、ナフトール樹脂(P1)を実施例2
で得られたナフトール樹脂(P2)に変えた以外は実施
例5と同様の操作を行い、本発明のエポキシ樹脂(E
2)186重量部を得た。得られたエポキシ樹脂(E
2)のエポキシ当量は211、軟化点は70℃であっ
た。このようにして得られた本発明のエポキシ樹脂(E
2)は、ナフトール樹脂(P2)のフェノール性水酸基
がグリシジルエーテル化されたものである。
【0069】実施例7 実施例5において、ナフトール樹脂(P1)を実施例3
で得られたナフトール樹脂(P3)に変えた以外は実施
例5と同様の操作を行い、本発明のエポキシ樹脂(E
3)185重量部を得た。得られたエポキシ樹脂(E
3)のエポキシ当量は211、軟化点は64℃であっ
た。このようにして得られた本発明のエポキシ樹脂(E
3)は、ナフトール樹脂(P3)のフェノール性水酸基
がグリシジルエーテル化されたものである。
【0070】実施例8 実施例5において、ナフトール樹脂(P1)を実施例4
で得られたナフトール樹脂(P4)に変えた以外は実施
例5と同様の操作を行い、本発明のエポキシ樹脂(E
4)183重量部を得た。得られたエポキシ樹脂(E
4)のエポキシ当量は210、軟化点は59℃であっ
た。このようにして得られた本発明のエポキシ樹脂(E
4)は、ナフトール樹脂(P4)のフェノール性水酸基
がグリシジルエーテル化されたものである。
【0071】実施例9〜12 実施例5〜8で得られたエポキシ樹脂(E1)〜(E
4)を使用し、これらエポキシ樹脂1エポキシ当量に対
して硬化剤(フェノールノボラック樹脂(日本化薬
(株)製、PN−80、150℃におけるICI粘度
1.5ps、軟化点86℃、水酸基当量106)を1水
酸基当量配合し、更に硬化促進剤(トリフェニルホスフ
ィン)をエポキシ樹脂100重量部あたり1重量配合
し、トランスファー成型により樹脂成形体を調製し、1
60℃で2時間、更に180℃で8時間で硬化させた。
【0072】実施例13〜16 エポキシ樹脂として、EOCN−1020−55(日本
化薬(株)製、o−クレゾールノボラック型エポキシ樹
脂、150℃におけるICI粘度0.8ps、軟化点5
4℃、エポキシ当量198)を使用し、このエポキシ樹
脂1エポキシ当量に対して硬化剤として実施例1〜4で
得られたナフトール樹脂(P1)〜(P4)を1水酸基
当量配合し、更に硬化促進剤(トリフェニルホスフィ
ン)をエポキシ樹脂100重量部あたり1重量配合し、
トランスファー成型により樹脂成形体を調製し、160
℃で2時間、更に180℃で8時間硬化させた。
【0073】実施例17〜20 実施例5〜8で得られたエポキシ樹脂(E1)〜(E
4)を使用し、これらエポキシ樹脂1エポキシ当量に対
して硬化剤として実施例1〜4で得られたナフトール樹
脂(P1)〜(P4)を1水酸基当量配合し、更に硬化
促進剤(トリフェニルホスフィン)をエポキシ樹脂10
0重量部あたり1重量配合し、トランスファー成型によ
り樹脂成形体を調製し、160℃で2時間、更に180
℃で8時間で硬化させた。
【0074】比較例1 比較例として、エポキシ樹脂(o−クレゾールノボラッ
ク型エポキシ樹脂(日本化薬(株)製、EOCN−10
20−55、150℃におけるICI粘度0.8ps、
軟化点54℃、エポキシ当量198)1エポキシ当量に
対して硬化剤(フェノールノボラック樹脂(日本化薬
(株)製、PN−80、150℃におけるICI粘度
1.5ps、軟化点86℃、水酸基当量106)を1水
酸基当量配合し、更に硬化促進剤(トリフェニルホスフ
ィン)をエポキシ樹脂100重量部あたり1重量配合
し、トランスファー成型により樹脂成形体を調製し、1
60℃で2時間、更に180℃で8時間で硬化させた。
【0075】このようにして得られた硬化物の物性を測
定した結果を表1及び表2に示す。尚、物性値の測定は
以下の方法で行った。 ・ガラス転移温度(TMA):真空理工(株)製 TM−7000 昇温速度 2℃/min. ・吸水率:直径5cm×厚み4mmの円盤状の試験片を100℃の水中で24時 間煮沸した後の重量増加率(%)
【0076】 表1 実施例9 実施例10 実施例11 実施例12 エポキシ樹脂 E1 E2 E3 E4 硬化剤 PN−80 ← ← ← ガラス転移温度(℃) 159 158 152 150 吸水率(%) 1.0 1.0 1.0 0.9
【0077】 表2 実施例13 実施例14 実施例15 実施例16 エポキシ樹脂 EOCN− ← ← ← 1020−55 硬化剤 P1 P2 P3 P4 ガラス転移温度(℃) 160 160 153 150 吸水率(%) 1.0 1.0 1.0 0.9
【0078】 表3 実施例17 実施例18 実施例19 実施例20 エポキシ樹脂 E1 E2 E3 E4 硬化剤 P1 P2 P3 P4 ガラス転移温度(℃)161 160 158 152 吸水率(%) 0.9 0.9 0.9 0.8
【0079】 表4 比較例1 エポキシ樹脂 EOCN−1020−55 硬化剤 PN−80 ガラス転移温度(℃) 147 吸水率(%) 1.2
【0080】表1〜4より本発明の硬化物はガラス転移
温度が高く耐熱性に優れ、また吸水率が低いため耐湿性
に優れる。
【0081】
【発明の効果】本発明のナフトール樹脂及び/またはエ
ポキシ樹脂を含有するエポキシ樹脂組成物はその硬化物
において優れた耐熱性、耐湿性(耐水性)を有するた
め、電気・電子部品用絶縁材料(高信頼性半導体封止材
料、特に半導体封止材料の中でも、高い耐熱性が必要と
されるBGA(ボール・グリッド・アレイ)用封止材な
ど)及び積層板(プリント配線板など)やCFRPを始
めとする各種複合材料、接着剤、塗料等に使用する場合
に極めて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J033 CA02 CA03 CA11 CA12 CA22 CA29 CC03 CC06 HA11 HB01 HB02 HB03 HB08 HB09 4J036 AF05 AK19 DA01 DA02 FB08 JA01 JA06 JA08 JA11

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】β−ナフトール類とホルムアルデヒド発生
    源物質を反応させ得られた生成物とフェノール類とを酸
    触媒の存在下反応させるて得られることを特徴とするナ
    フトール樹脂。
  2. 【請求項2】β−ナフトール類モノメチロール体とフェ
    ノール類とを酸触媒の存在下反応させることにより得ら
    れるナフトール樹脂であって、一般式(1)及び(2)
    で表される化合物を含有するナフトール樹脂。 【化1】 (式(1)中、kは0〜2の整数を、lは1〜5の整数
    をそれぞれ示す。R、R、R及びRはそれぞれ
    水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜10のアルキル基
    またはアリル基を表す。) 【化2】 (式(2)中、mは0〜8の整数を示す。R、R
    、及びRはそれぞれ水素原子、ハロゲン原子、炭
    素数1〜10のアルキル基またはアリル基を表す。)
  3. 【請求項3】式(2)におけるmが0である成分の含有
    量が15重量%未満である請求項2記載のナフトール樹
    脂。
  4. 【請求項4】式(2)におけるmが0である成分の含有
    量が10〜40重量%である請求項2記載のナフトール
    樹脂。
  5. 【請求項5】式(1)におけるkが0であり、かつlが
    1である成分の含有量が25重量%未満である請求項
    2、3及び4のいずれか1項に記載のナフトール樹脂。
  6. 【請求項6】式(1)におけるkが0であり、かつlが
    1である成分の含有量が15〜45重量%である請求項
    2、3及び4のいずれか1項に記載のナフトール樹脂。
  7. 【請求項7】式(1)におけるk及びlが1である成分
    の含有量が40重量%以上である請求項2、3、4、5
    及び6のいずれか1項に記載のナフトール樹脂。
  8. 【請求項8】式(1)におけるk及びlが1である成分
    の含有量が20〜50重量%である請求項2、3、4、
    5及び6のいずれか1項に記載のナフトール樹脂。
  9. 【請求項9】式(1)におけるkが1であり、かつlが
    2以上である成分と、式(2)におけるmが2以上であ
    る成分との含有量の合計が50重量%未満である請求項
    2、3、4、5、6、7及び8のいずれか1項に記載の
    ナフトール樹脂。
  10. 【請求項10】請求項1、2、3、4、5、6、7、8
    及び9のいずれか1項に記載のナフトール樹脂のフェノ
    ール性水酸基をグリシジルエーテル化してなるエポキシ
    樹脂(a)。
  11. 【請求項11】エポキシ樹脂(b)、請求項1、2、
    3、4、5、6、7、及8及び9のいずれか1項に記載
    のナフトール樹脂(c)を含有してなるエポキシ樹脂組
    成物。
  12. 【請求項12】請求項10記載のエポキシ樹脂(a)、
    硬化剤(d)を含有してなるエポキシ樹脂組成物。
  13. 【請求項13】請求項10記載のエポキシ樹脂(a)、
    請求項1、2、3、4、5、6、7、8及び9のいずれ
    か1項に記載のナフトール樹脂(c)を含有してなるエ
    ポキシ樹脂組成物。
  14. 【請求項14】硬化促進剤を含有する請求項11、12
    及び13のいずれか1項に記載のエポキシ樹脂組成物。
  15. 【請求項15】請求項11、12、13及び14のいず
    れか1項に記載のエポキシ樹脂組成物を硬化してなる硬
    化物。
  16. 【請求項16】β−ナフトール類モノメチロール体とフ
    ェノール類とを酸触媒の存在下反応させた後、反応系に
    必要により酸触媒を添加し次いで反応系の温度を60〜
    130℃に昇温し更に後反応を行うことを特徴とするナ
    フトール樹脂の製造法。
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