JP2000050993A - リクライニング式の座席 - Google Patents
リクライニング式の座席Info
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Abstract
等が装着された場合においても容易な組立が行える座席
およびその製造方法を提供する。 【解決手段】背もたれ部を支持するU字型のバックフレ
ームと,座席部を支持する取付けフレームとを有し,バ
ックフレームの両端部には連結部が設けられ,取付けフ
レームには,連結部の両方と回転自在に連結する取付け
部がそれぞれ設けられ,該取付け部の少なくとも一方に
は,背もたれ部と座席部とがなす角度を所定に維持する
ための回転部材が取り付けられ,この回転部材を介して
取付け部と連結部とが連結され,背もたれ部と座席部と
の角度を調節可能となるリクライニング式の座席であ
る。回転部材は,連結部の周囲縁と整合する形状をも
ち,さらに突起を有する仮止め部を有する。連結部の周
囲縁に,突起を受け入れる受入れ部が設けられている。
取付けフレームの取付け部にバックフレームの連結部を
連結するときに,突起部を受け入れ部に入れることによ
り,仮止めすることができる。
Description
調節可能な座席およびその製造に関し,特に自動化,機
械化が可能な座席およびその座席の製造に必要なジグな
らびにその製造方法に関する。
用の座席,事務用等の椅子(これらを総称して座席をい
う)は,座席の骨格となるフレーム類,クッション性能
に良くするパッド類,そのパッド類を被覆するカバー
類,特に車両用等では座席の位置や,背もたれの角度の
調節を行うスライド類,アジャスター類,金属製部品を
覆い,その見栄えを整える樹脂部品等で構成されてい
る。
機械化を図るためには,各部品類を配置付けし,固定化
する必要があるが,上記のように,座席の部品類は,種
々のクッション材,樹脂材が使用され,そのため形状が
固定化せず,その配置付け,位置の固定化が難しい。そ
のため,その組立はほとんどが手作業で行われ,必然的
にコストが高くなっている。
々な位置にあり,連結に際して作業者に無理な作業姿勢
を強いらざるを得ず,労働条件の改善化が難しい。
ば背もたれの角度を調節できるように,また座席それ自
身の配置位置を調節できるようにしているが,そのよう
な座席の製造は,上記問題をさらに悪化させている。
通化し,さらにジグを利用することで,製造工程数の削
減,工程自身の単純化が図られているものの,座席その
ものが同一で,部品が共通化しても,座席が取り付けら
れる床部の構造の相違により座席を床に付ける取付け片
部の共通化が図れない場合がある。このような場合は,
種々の座席に合ったジグが必要となっていた。
めになされたもので,その目的は,組立が容易な座席お
よびその製造方法を提供することである。
を難しくするクッション材等が装着された場合において
も容易な組立が行える座席およびその製造方法を提供す
ることである。
な組立を行うためのジグを提供することである。
によらない共通のジグを提供することである。
明の座席は,背もたれ部を支持するU字型のバックフレ
ームと,座席部を支持する取付けフレームとを有し,バ
ックフレームの両端部には連結部が設けられ,取付けフ
レームには,連結部の両方と回転自在に連結する取付け
部がそれぞれ設けられ,該取付け部の少なくとも一方に
は,背もたれ部と座席部とがなす角度を所定に維持する
ための回転部材が取り付けられ,この回転部材を介して
取付け部と連結部とが連結され,背もたれ部と座席部と
の角度を調節可能となるリクライニング式の座席であ
る。回転部材は,連結部の周囲縁と整合する形状をも
ち,さらに突起を有する仮止め部を有する。連結部の周
囲縁には突起を受け入れる受入れ部が設けられる。
ムの連結部を連結するときに,突起を受け入れ部に入れ
ることにより,仮止めすることができる。
てもよい。
が設けられ,受入れ部はこのフランジに設けられた切り
込みであることが望ましい。また,仮止め部は,回転部
材と一体であることが望ましい
字型のバックフレームと,座席部を支承するクッション
フレームと,当該座席を取り付ける床部に取り付けるた
めの取付け片部を有する取付けフレームと,を有する座
席であって,取付けフレームには,バックフレームが連
結され,さらにクッションフレームが固定されるところ
の座席を組み立てるためのジグであって,取付けフレー
ムを保持する保持部材を有する基板から成る。保持部材
は,取付け部を基板から離して保持する。取付けフレー
ムとクッションフレームとを連結する部位に対応する基
板の位置には,連結手段を下方から接近させることがで
きるように,貫通穴が設けられる。
ための位置合わせ穴部が設けられているクッションフレ
ーム用には,さらにその穴部に対応する案内の突出部が
基板に設けられていることが望ましい。
ョンフレームを介して座席部を支持する本発明の座席
を,本発明のジグを使用して,座席を組み立てる方法で
あって,フリーフロー方式のジグ搬送レール上に順次移
動可能に配置されたジグの保持部材に取付けフレームを
保持させる工程と,取付けフレームの回転部材の突起
を,バックカバーが装着されたバックフレームの連結部
にある受入れ部内に入れることで,バックフレームの仮
止めを行い,バックフレームの連結部と,取付けフレー
ムの取付け部とを整合させ,そして搬送レールを介して
第一の連結手段のある位置へジグごと移動させる工程
と,第一の連結手段を,整合した連結部と取付け部とに
接近させ,両フレームを連結,固定し,さらに搬送レー
ルを介してジグごと移動させる工程と,取付けフレーム
上に,クッションカバーが装着されたクッションフレー
ムを配置し,そして,第二の連結手段のある位置へジグ
ごと移動させる工程と,第二の連結手段を,ジグの下か
ら貫通穴を通しあ,取付けフレームとクッションフレー
ムとの取付け部位へ接近させ,両フレームを連結,固定
する工程とを含む。
の構造を図1,図2を参照して説明する。図1は本発明
に基づいて座席を構成する,バックフレーム1,クッシ
ョンフレーム6,および取付けフレーム構造10のそれぞ
れの斜視図(図1(A),(B),(C))を示す。
形のフレームで,主に強度を確保するために,周囲にそ
って内側にフランジ1’が伸びている。フレーム1の両端
は,連結部2,2となり,補強部材3が渡されている。連
結部2は,他のフレームとの連結のための,ボルト穴2’
が設けられ,フレーム1の内側で穴2’に対応してナット
が固定されている。このようにナットを固定すること
は,本発明の必須の要件ではないが,このように固定す
ると,単にボルトをねじ込むことでフレーム同士の連結
が容易になる。
で説明するように,座席部を支承するためのフレームで
あり,座席部の外形に対応した形状をもつ。このクッシ
ョンフレームにも,次に説明する取付けフレームに対す
る位置合わせのためのボルト穴6’が設けられ,そこに
ナットが固定されている。さらに,ジグを使用するとき
に,位置合わせのための穴7が設けられている。この実
施例においては,穴7は貫通穴であるが,位置決めを行
うことができるのであれば,凹部であってもよいもので
ある。
(図1(C))は,座席を車両等の床面に取り付け,か
つ前後にスライドすることができるようにするもので,
ロアー部材11,12と,そのロアー部材に下部が滑動可能
に収納されたアッパー部材13,14とから構成され,これ
ら部材は基本的に従来の部材と同じである。
付ける取付け片11’,12’が設けられているが,これら
は,床の構造や表面構造により種々の形状となるもの
で,このことが座席を組み立てるジグの一般化を阻害し
ていた。
ンフレームとの連結のための取り付け片15,16が設けら
れている。取り付け片15,16には穴15’,16’が設けら
れているが,それら穴とクッションフレームの穴6とは
整合し,ボルトにより両フレームは連結することができ
る。
フレーム1の連結部2との連結する取付け部17,18を有す
る。その取付け部17,18には,バックフレーム1と連結
し,そのバックフレームを回動させ,所定の角度に維持
するリクライニングアジャスターを構成する回転部材1
9,20が設けられている。この回転部材のアジャスター
構造自体は,従来のものと変わらない。
る。回転部材20は,バックフレーム1の連結部2のボルト
穴2’と整合するボルト穴20’が設けられ,したがっ
て,ボルト穴を整合させてボルト締めすることにより,
アッパー部材,すなわち取付けフレーム機構とバックフ
レームとの連結を行うことができる。しかし,通常,座
席を組み立てるときに,バックフレームにはバックカバ
ーが装着され,クッションフレームにはクッションカバ
ーが装着されていることから,ボルト穴同士の整合が機
械では困難であり,人でによる整合,ボルト付けが必須
となっていたのである。
ム1を仮止めするためのディスク21がさらに固定されて
いる。ディスク21は,ほぼ回転部材と同じ大きさであ
り,その周囲にフランジが設けられ,その強度を強くし
ている。
ム1の連結部2の下端周囲とほぼ同じ形状の周囲縁21’を
有し,さらに周囲縁の中央付近に突起部21”が外向きか
つバックフレーム側に突き出している。同様に突起部が
回転部材19のディスクにもある。一方,バックフレーム
1の両取付け部2の下端には,その突起部21”を受け入れ
るために,切欠き部2”がフランジに設けられている
(図2(B))。
レーム1(通常はバックカバーが装着されている)の切
欠き部2”内に,ディスク21の突起部21”を挿入する。
このとき,突起部21”がバックフレーム1のフランジに
引っかかり,仮止め状態となる。ディスクの周囲縁21’
と,バックフレーム1の連結部2の下端とは同じ形状をも
つことから,上記仮止めにより,バックフレーム1のボ
ルト穴2’と回転部材20(19)のボルト穴20’とは整合
し,単にボルトをねじ込むだけで両者は連結,固定され
ることになる。この実施例において,ディスクと回転部
材とを別体としたが,一体的であってもよい。
取付けは,ボルト穴(6’,15’,16’)同士を整合す
ることにより行えるが,以下で説明するジグにより,容
易に行える。
20は矩形の基板21からなり,その上にロアー部材11,12
を基板からに浮かした状態で保持する保持部22,28が取
り付けられている。保持部材22は(保持部材28も同様
に),ロアー部材を水平に保持する断面コの字形のブロ
ックで,中央に上向きの突起23が設けられている。保持
部は,空気圧により水平方向に移動可能な移動部片24,
25を有し,その移動部片には,突起24’,25’が水平方
向内側に突きている。
対応する位置決め凹部または穴23’,24”,25”が設け
られている。したがって,ロアー部材11を保持部22に,
穴,突起がそれぞれ整合するように配置し,移動片24,
25が内側に(空気圧により)移動すると,ロアー部材11
は保持部22により,位置決めされながら,保持される。
したがって,ロアー部材11の断面形状が規格され,位置
決め穴の位置,大きさが,アッパー部材とともに規格さ
れると,ロアー部材が床構造により長さや,取り付け片
(11’,12’)が変化しても,本ジグは共通して使用す
ることができる。
る案内のための突出部30が設けられている。突出部30の
位置は,その突出部をクッションフレームの位置合わせ
穴7’に挿入すると,クッションフレーム6のボルト穴
6’とアッパー部材の取り付け片15,16のボルト穴1
5’,16’と整合するように決定される。さらに,その
ようにボルト穴同士が整合した位置に対応した基板に,
開口33a,33b,33c,33dが形成され,基板の下方からク
ッションフレームとアッパー部材とを連結するボルトが
接近できるようにする。
部材11,12がそれぞれ保持されているとき,基板の突出
部30にクッションフレーム6の穴7を合わせると,クッシ
ョンフレーム6のボルト穴6’とアッパー部材の取り付け
片15,16のボルト穴15’,16’とが整合し,連結用のボ
ルトを基板の下方から接近させて,締め付けるようにす
ることで,クッションフレームをアッパー部材に連結,
固定することができる。
付け手順を,図4を用いて説明する。
向に伸び,搬送レールにそって,各ステーション(図で
はステーション1からステーション10を示すが,ステー
ションの数は,座席を組み立てる上で必要に応じて増減
するものである。)が並び,ジグはレールの上を滑動す
ることで,次のステーションに移動できる。ジグが最終
のステーション10に到着したとき,搬送レールの下方に
通過して元のステーション1にくるようにしている。こ
のようにすることで,省スペースとすることができる。
参照して説明したように,保持部材(22,28)に,アッ
パー部材(13,14)が組み付けられたロアー部材(11,
12)を位置決めして保持させる。次に,図2を参照して
説明したように,回転部材の設けられたディスクの突起
部(21”)に,バックカバーが装着されたバックフレー
ムの切欠き部(2”)を引っかけるようにして取付けフ
レーム(10)に,バックフレーム(1)を仮止めする。
前述したように突起に切欠き部を引っかけるだけで,ボ
ルト穴(2’,20’)同士は整合している。
構造の取付け部は左右対称にあることから,ボルト連結
装置50,50’(図5を参照)を搬送レールの両側に配置
することで,同時にボルト付けをすることができる。な
お,バックフレームの各連結部,取付けフレーム構造の
各取付け部がボルト連結装置に向いていないときは,ス
テーション3において,ジグを回転することで,適切な
ボルト取付け位置に方向付けする。
取付けが行われるが,ステーション4の両側には,図4
に示されているボルト連結装置50が配置されている。ボ
ルト連結装置50は,ボルトを保持して,ボルト穴にねじ
込むための取付け機構を二つ(51,52)有している(図
5)。その取付け機構51(取付け機構52も同様の構造)
は,ボルトの頭を収納して,回転させるもので,さらに
ボルトを一定の圧力で押し付けるフローティング機構を
有する。
ボルト穴2の位置と整合する位置に配置されている。ボ
ルト連結装置50は,さらに,位置決め機構53を有する。
この位置決め機構53はアッパー部材に取り付けられた回
転部材の中心から突き出たロッド19’の先端を収納し,
その軸線方向に収縮できる機構をもつ。
側からボルト連結装置50,50’がフレームに接近する
が,このとき,位置決め機構53はロッド19’の先端を収
納して,位置決めを行う。さらに,ボルト連結装置50,
50’が接近すると,それぞれ二つある取付け機構に保持
されたボルトが,回転部材のボルト穴(これは前述のよ
うに,バックフレームのボルト穴と整合している)内に
挿入される。各取付け機構のフローティング機構によ
り,ボルトは常にボルト穴へと押し付けられ,所定のト
ルクが生じるまで回転させられる。かくして,ボルト連
結装置により,バックフレーム1は取付けフレーム構造1
0に連結,固定される。
移動し,そこで元の方向に回転する。そしてジグは次の
ステーションに移動する。そのステーションにおいて,
図3に関連して説明したように,クッションカバーが装
着されたクッションフレーム6が,取付けフレーム構造1
0に配置される。このとき,クッションカバーによりク
ッションフレームの穴7は作業者には見えないが,ジグ
の案内突出部30により,その配置は容易となる。突出部
30がクッションフレームの穴7に入り込むと,クッショ
ンフレームのボルト穴6’とアッパー部材の取付け片15
の穴15’とが整合することになる(図6を参照)。そし
て,ジグはクッションフレームのボルト取付けステーシ
ョン8に移動する。
0がジグの下方で移動可能に配置されている(図4,図
6を参照)。ボルト連結装置60は,図6に示されている
ように,ボルト穴(6’,15’,16’)の数とその位置
に対応した取付け機構(図6では,二つのみ(61,62)
を示す)を有する。この取付け機構は,図5を参照して
説明した取付け機構51,52と全く同一の構造をもつ。
ように,ジグ上に保持されたアッパー部材13,14とクッ
ションフレーム6とは,ボルト穴(6’,15’,16’)が
整合していることから,取付け機構(61,62)が上昇
し,ボルトがねじ込まれると,連結,固定される。この
とき,クッションフレームが持ち上がらないように,押
さえ63により押さえ付けられる。
することにより,座席が組み立てられる。
において,バックフレームを,取付けフレーム構成に設
けられた背もたれ部の角度を調節できる回転部材に,そ
れぞれのフレームにあるボルト穴を整合させた状態で仮
止めすることができることから,単にボルト締めを行う
ことで両者の連結,固定することができる。この仮止め
は,フレームにクッションカバーが装着されているとき
であっても,行うことできる。したがって,座席の製造
において人手が必要とされていた各フレームの連結,固
定を自動化,機械化することができ,これにより品質の
一定化が図れるばかりでなく,製造工程数が減り,製造
コストを下げることができる。
ら構成される座席においても,本発明のジグは使用する
ことができることから,種々のフレームをもつ座席に対
応させたジグを用意する必要がなくなるとともに,ジグ
に合わせてジグ搬送レールを変更する必要もなくなる。
したがって,本発明のジグにより,座席の製造ラインを
変更することなく,種々の座席を製造することができ
る。
示す。
造の回転部材およびバックフレームの連結部を示す。
と取付けフレーム機構の一部の斜視図とともに示す。
ーションを示す。
付けフレーム構造との連結,固定を行う連結装置の,一
部断面にした側面図である。
と取付けフレーム構造とを一部断面にした連結装置を用
いて連結する状態を示す。
3)
Claims (12)
- 【請求項1】背もたれ部を支持するU字型のバックフレ
ームと,座席部を支持する取付けフレームとを有し,前
記バックフレームの両端部には連結部が設けられ,前記
取付けフレームには,前記連結部の両方と回転自在に連
結する取付け部がそれぞれ設けられ,該取付け部の少な
くとも一方には,背もたれ部と座席部とがなす角度を所
定に維持するための回転部材が取り付けられ,この回転
部材を介して取付け部と連結部とが連結され,背もたれ
部と座席部との角度を調節可能となるリクライニング式
の座席において,前記回転部材が,前記連結部の周囲縁
と整合する形状をもち,さらに突起を有する仮止め部を
有し,前記連結部の周囲縁に,前記突起を受け入れる受
入れ部が設けられ,前記取付けフレームの取付け部に前
記バックフレームの連結部を連結するときに,前記突起
を前記受け入れ部に入れることにより,仮止めすること
ができる,ことを特徴とするリクライニング式の座席。 - 【請求項2】前記取付け部の両方に,回転部材が取り付
けられる,ことを特徴とする請求項1に記載のリクライ
ニング式の座席。 - 【請求項3】前記回転部材に連結する前記連結部には,
フランジが設けられ,前記受入れ部が,前記フランジに
設けられた切込みである,ことを特徴とする請求項1に
記載のリクライニング式の座席。 - 【請求項4】前記仮止め部が前記回転部材と一体であ
る,ことを特徴とする請求項1に記載のリクライニング
式の座席。 - 【請求項5】背もたれ部を支持するU字型のバックフレ
ームと,座席部を支承するクッションフレームと,当該
座席を取り付ける床部に取り付けるための取付け片部を
有する取付けフレームと,を有する座席であって,取付
けフレームには,バックフレームが連結され,さらにク
ッションフレームが固定されるところの座席を組み立て
るためのジグであって,前記取付けフレームを保持する
保持部材を有する基板から成り,前記保持部材は,前記
取付け部を基板から離して保持し,前記取付けフレーム
と前記クッションフレームとを連結する部位に対応する
前記基板の位置に,連結手段を下方から接近させること
ができるように,貫通穴が設けられている,ことを特徴
とするジグ。 - 【請求項6】各フレームを取り付ける場所が異なり,そ
の各場所に当該ジグが順次移動可能である,ことを特徴
とする請求項5に記載のジグ。 - 【請求項7】前記取付けフレームに対する位置合わせを
行うための位置合わせ穴部が設けられたクッションフレ
ームに対して,該穴部に対応する案内の突出部が前記基
板に設けられている,ことを特徴とする請求項5に記載
のジグ。 - 【請求項8】位置合わせ穴部が設けられた取付けフレー
ムに対して,該位置合わせ穴部に対応する案内の突起が
前記保持部材に設けられている,ことを特徴とする請求
項5に記載のジグ。 - 【請求項9】クッションフレームを介して座席部を支持
する請求項1の座席を,請求項5のジグを使用して,座
席を組み立てる方法であって,フリーフロー方式のジグ
搬送レール上に順次移動可能に配置された前記ジグの前
記保持部材に取付けフレームを保持させる工程と,前記
取付けフレームの前記回転部材の突起を,バックカバー
が装着された前記バックフレームの連結部にある受入れ
部内に入れることで,前記バックフレームの仮止めを行
い,前記バックフレームの連結部と,前記取付けフレー
ムの取付け部とを整合させ,そして前記搬送レールを介
して前記第一の連結手段のある位置へ前記ジグごと移動
させる工程と,前記第一の連結手段を,整合した前記連
結部と前記取付け部とに接近させ,両フレームを連結,
固定し,さらに前記搬送レールを介して前記ジグごと移
動させる工程と,前記取付けフレーム上に,クッション
カバーが装着されたクッションフレームを配置し,そし
て,第二の連結手段のある位置へ前記ジグごと移動させ
る工程と,第二の連結手段を,前記ジグの下から前記貫
通穴を通して,前記取付けフレームと前記クッションフ
レームとの取付け部位へ接近させ,両フレームを連結,
固定する工程と,を含む方法。 - 【請求項10】前記ジグは,座席の組立後に,前記搬送
レールの下方を通って元に戻る,ことを特徴とする請求
項9に記載の方法。 - 【請求項11】前記取付けフレームと前記クッションフ
レームとを連結,固定するときに,前記クッションフレ
ームを上から押さえ付ける,ことを特徴とする請求項9
に記載の方法。 - 【請求項12】前記工程の少なくとも一つが一ステーシ
ョンで実行される,ことを特徴とする請求項9に記載の
方法。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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