JPH1120518A - 自動車シートの組付け治具 - Google Patents

自動車シートの組付け治具

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JPH1120518A
JPH1120518A JP17613697A JP17613697A JPH1120518A JP H1120518 A JPH1120518 A JP H1120518A JP 17613697 A JP17613697 A JP 17613697A JP 17613697 A JP17613697 A JP 17613697A JP H1120518 A JPH1120518 A JP H1120518A
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rail
lower rail
seat
jig
assembling
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JP17613697A
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Kenichi Ando
健一 安藤
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Araco Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作性に優れる自動車シートの組付け治具を
提供すること。 【解決手段】 自動車シートとほぼ同じ大きさに形成さ
れたフレーム3の上面には、左右のフレーム3に沿って
ロアレール6を装着するためのレール保持部4が前後一
対に取り付けられている。そして、このレール保持部4
の内側には、抜止め部材10が前後一対に設けられてい
る。抜止め部材10は、弦巻ばね13によって常には上
方を向くように付勢されており、固定部材12を介して
操作レバー11に連結され、前後の抜止め部材10を一
体に変位させることができる。ロアレール6をレール溝
4Aにはめ込むと、爪片10Aの先端に形成された案内
面21を押圧して外方に押し出す。そして、ロアレール
6が所定の位置に配置されると、爪片10Aが元の位置
に戻り、ロアレール6を抜止状態に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車シートの組
付け治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車シートの下端部分には、図11に
示すロアレール50と呼ばれる部材が配置されている。
このロアレール50は自動車の床面に固定されて、自動
車シートの座席部分を前後にスライド可能に保持するも
のである。ここで、ロアレール50は左右一対に設けら
れており、この左右のロアレール50が平行に組み付け
られないでハ字または逆ハ字状に組み付いたり、前後方
向に位置ずれしたまま組み付けられることにより、自動
車シートを床面へ組み付けするときに、自動車の床面に
設けてあるシート位置決め部への取付不可となることを
防止する必要がある。そのため、自動車シートの組付け
を行うには、ロアレール50を位置決めしつつ、作業を
行う必要がある。
【0003】このため、作業中には組付け治具を用い
て、ロアレール50を抜止め状態として保持しておかな
ければならない。図11には、このような組付け治具の
保持部材52にロアレール50を保持させた状態を示し
た。ロアレール50を組付け治具に保持させるために
は、まずロアレール50をレール溝51内に装着してお
き、保持部材52の握り部54を回動させて、レール押
さえ片53がロアレール50の上端部分に当接するよう
にする。なお、図示はしないが、レール溝51の長さは
ロアレール50の長さ寸法に合わせて構成されているた
め、ロアレール50を組付け治具に保持させることによ
り、左右のロアレール50の幅方向に対する位置ずれは
補正されるようになっている。
【0004】そして、シートの組付け作業が終了する
と、再度握り部54を逆方向に操作して、レール押さえ
片53を変位させ、レール溝51を開放することによっ
て自動車シートを治具から取り外す。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような組付け治具
では、作業者による保持部材52の開閉操作が必要であ
り、しかもその操作は左右の保持部材52について行わ
ねばならず、煩雑なものとなっていた。また、この組付
け治具は人手で運搬しつつ作業をするため、簡易に持ち
運びできる軽いものが所望されていた。本発明は、上記
事情に鑑みてなされたもので、その課題は、操作性に優
れる自動車シートの組付け治具を提供するところにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの請求項1の発明は、車体側に固定される左右一対の
ロアレールと、シートの底面に取り付けられて前記ロア
レールに沿ってスライド可能に組付けられるアッパレー
ルとを位置決めし、前記シートの前後方向調節可能なス
ライド機構を形成し、前記アッパレール側にシートの組
付けを行うための組付け治具であって、前記両ロアレー
ルをセットするためのレール保持部が設けられるととも
に、このレール保持部には前記ロアレールがレール保持
部から抜け出さないようにするための抜止め部材が設け
られ、この抜止め部材は付勢手段によって常には前記ロ
アレールと係合するように付勢され、前記ロアレールが
レール保持部にセットされるときには前記付勢手段に抗
してロアレールのセッティングを許容するよう後退する
構成となっていることを特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
ものであって、前記付勢手段は、その付勢力が調節可能
とされていることを特徴とする。
【0008】
【発明の作用および効果】請求項1の発明によれば、自
動車シートを組付ける際には、例えば、まずロアレール
とアッパレールとを組付けてシートの前後方向調節可能
なスライド機構を形成させておき、組付け治具のレール
保持部に保持させる。すると、レールは抜止め部材によ
り抜止状態とされるとともに、両レールは所定の位置に
組付けられる。治具において、抜止め部材は付勢手段に
よってロアレールと係合する方向に付勢されており、ロ
アレールが組付けられるときには、その組付け動作によ
って付勢手段に抗して後退するため、ロアレールが抜止
め部材を通過すれば、抜止め部材は付勢手段によって復
帰して自動的にロアレールと抜止め状態で係合する。こ
のように、従来のように抜止め作業工程を行う必要がな
いため、作業性の向上が図られる。
【0009】請求項2の発明によれば、付勢手段の弾性
強度を調節することができる。このため、使用者やレー
ルの種類に応じて適当な強度を設定でき、使用性に優れ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態について、
図1〜図10を参照しつつ説明する。図2に示す自動車
シート1は、その下面側に形成される左右一対のスライ
ド機構30(詳細については、後述する。)を介して自
動車の床面に対して前後方向にスライド可能に組み付け
られる。このスライド機構30は左右が独立して構成さ
れており、自動車シート1が組み付けられた後には、左
右のリクライニング機構1Bの作動を同期化させるため
の連結棒1Cとシートバック1Aとによって、スライド
機構30は幅方向の位置が変位しないようになってい
る。一方、自動車シート1を組付ける過程においては、
スライド機構30は左右に独立してふらつくため、シー
トクッション7との組み付け時に幅方向に位置ずれした
まま組み付けられることがある。そのようにして、位置
ずれした状態で組み立てられた自動車シート1を自動車
の床面に取り付けようとすると、自動車の床面との組付
け位置にずれが発生する。このため、これを正規の位置
に合わせなければ取付け操作が困難となる。
【0011】本実施形態の組付け治具2は、自動車シー
ト1を組付ける作業の際に、スライド機構30とシート
クッション7とを幅方向及び前後方向に対して適正な位
置に保持しつつ、ロアアーム1Dにシートクッション7
を固着させるために使用されるものである。
【0012】さて、図2〜図4に示すように、自動車シ
ート1は、シートバック1Aと、このシートバック1A
を回動可能に支持するリクライニング機構1Bとを備え
ており、このリクライニング機構1Bにはシートクッシ
ョン7が組み付けられるためのロアアーム1Dに固着部
8が前後左右に突設されている。固着部8の中心にはシ
ートクッション7を固定するためのねじ孔8Aが開口し
ており、このねじ孔8Aの位置に併せて設けられている
シートクッション7側のねじ孔(図示せず)とを合わせ
てシート固定ねじ18によって、シートクッション7と
ロアアーム1Dとを固定する。このねじ孔8Aの径は、
シート固定ねじ18の径よりもやや大きくされている。
このため、シート固定ねじ18を用いてシートクッショ
ン7と固着部8とを固定するときに、僅かな位置ずれが
生じる可能性がある。ロアアーム1Dは二本の箱型の長
尺状部材がシートクッション7の左右側縁に沿って配置
されており、この一対の長尺状部材の後端部分はリクラ
イニング機構1Bとなっており、このリクライニング機
構1Bは連結棒1Cによって連結された構造となってい
る。また、このロアアーム1Dの下方には、図5に示す
ようにアッパレール5が取り付けられる。アッパレール
5は断面略逆T字状にされており、下面の先端部分は上
方に折り曲げられている。
【0013】ロアレール6は、断面チャンネル状の溝部
が形成されており、ここには4個のボール22と一つの
ローラ23とを備えたローラガイド24が組み付けられ
る。ボール22はロアレール6の内部の上面に、ローラ
23はロアレール6の底面に対してそれぞれ摺接可能と
なっている(図5を参照。なお、図6〜図8において示
されるロアレール6付近の断面構造は、図5において示
されるものと同一のものであるが、図示の都合上、部材
等の一部を省略して示してある。)。また、ロアレール
6の前後端部には、ロアレール6を自動車の底面に固定
させるための取付け金具9が備えられる。取付け金具9
は長方形の板金具の中間部分を折り曲げて形成されてお
り、その先端部分にはロアレール6を床面に組み付ける
ためのねじ孔9Aが開口している。また、ねじ孔9Aの
後側には、ロアレール6の下面からロケーションピン9
Bが、取付け金具9を貫通するように突設している。こ
のロケーションピン9Bは、自動車シート1を自動車の
床面に固定するさいに、位置合わせするために使用され
る。
【0014】さて、アッパレール5をロアレール6の溝
部に滑り込むようにして組み付けると、ボール22とロ
ーラ23との作用によって、アッパレール5はロアレー
ル6に対して前後にスライド可能とされる。このよう
に、アッパレール5、ロアレール6、ボール22、ロー
ラ23及びローラガイド24からなるスライド機構30
によって、自動車シート1は自動車の床面に固着された
後に、前後方向にスライド可能とされる。
【0015】なお、詳細に図示はしないが、アッパレー
ル5とロアレール6との組付け部分には、両者が自由に
スライドすることを規制するためのロック部材が設けら
れる。このロック部材はロアレール6側の係合部(図示
せず)と係合して両レール5,6のスライドを規制して
おり、アッパレール5側に設けられるレバー(図示せ
ず)によってその係合が解除されると、両レール5,6
は前後にスライド可能とされる。このため、アッパレー
ル5とロアレール6とが一旦組み付けられると、自動車
シート1が自動車に固定するまでは、前後方向の位置ず
れは生じないようになっている。
【0016】図1には、自動車シート1を組み付けるた
めの組付け治具2の全体を示した。この組付け治具2
は、ロアレール6を脱着可能に保持しておくためのもの
であり、略正方形状のフレーム3と、このフレーム3の
各頂点に設けられるレール保持部4及び、ロアレール6
を抜止め状態にする抜止め部材10を備えて構成され
る。
【0017】フレーム3はシートクッション7の底面と
ほぼ同じ形に形成されており、その各頂点の上面側には
レール保持部4が取り付けられる。レール保持部4は断
面略U字状に開放して形成されており、開放された部分
はレール溝4Aとされて、このレール溝4Aの底面には
ロアレール6に取付けた取付け金具9のロケーションピ
ン9Bを挿通させる孔4Bが穿設されており、ロアレー
ル6が装着可能となっている。前後一対のレール保持部
4の前端から後端までは、前後一対の取付け金具9の折
曲げ位置とほぼ同等にされている。このため、ロアレー
ル6が組付け治具2に装着されたときには、左右一対の
ロアレール6は前後方向に所定の位置に揃えるようにさ
れる。前後一対のレール保持部4の間には、前後に二つ
の抜止め部材10が配置されており、両抜止め部材10
を連動するように連結する操作レバー11とを備えてい
る。抜止め部材10と操作レバー11とは、固定部材1
2によって連結されている。この固定部材12はほぼ中
間付近で折り曲げられており、折曲げ位置より下方の面
の先端に操作レバー11が取付けられ、他方の面は抜止
め部材10の背面に固着されている。
【0018】抜止め部材10は、図9及び図10に拡大
して示すように、ロアレール6を係合しておく爪片10
Aと、この爪片10Aを回動可能に支持するための軸部
10Bとから構成される。爪片10Aの先端部分には案
内面21が形成されており、ロアレール6側に向かって
爪が突出するようにして取り付けられる。また、爪片1
0Aの下端部分は爪が突出する方向と同じ方向に受台部
10Cが設けられている。この受台部10Cの下面側
は、爪片10Aが直立したときにフレーム3の上面に接
するようになっている。これにより、爪片10Aは直立
位置から内側に倒れ込むことが規制される。また、爪片
10Aの根元付近からは爪が突出する方向に対して垂直
に軸部10Bが突設されており、抜止め部材10を係合
するために後述する受金具19に形成された通し孔14
に回動可能に嵌め込まれる。
【0019】爪片10Aの背面側には、上下に二カ所の
孔部が設けられており(図示せず)、このうち上方の孔
部には固定部材12と爪片10Aとを固定するためのね
じ20が取り付けられる。また、固定部材12と爪片1
0Aとの間には弦巻ばね13の一端がねじ20に引っ掛
けられる。一方、弦巻ばね13の他端側は、フレーム3
の上面に取り付けられた受金具19のねじ孔17に六角
ねじ15を用いて止め付けられており、これによって弦
巻ばね13は、抜止め部材10を常には直立方向に付勢
するように固定している(図9を参照)。この弦巻ばね
13は、その取付け角度を変更して、使用することがで
きるようにされている。図9において、弦巻ばね13の
先端部分13Aを矢印A方向に180°回転させて、六
角ねじ15をねじ孔17に回し付けることにより、ばね
力によって爪片10Aは矢印B方向に強く付勢されるこ
とになる(図10を併せて参照)。このようにして、弦
巻ばね13の先端部分13Aを180°毎に回転させて
組付けることにより、作業者の好みに応じて弦巻ばね1
3の付勢力を変化させて使用できる。
【0020】また、前後一対の爪片10Aの内側には、
この爪片10Aを保持するための受金具19がフレーム
3の上面に固着されている。受金具19は略コの字状の
金属材を二枚張合わせて構成されており、一方の先端側
(爪片10Aから遠ざかる方向)には六角ねじ15を取
り付けるためのねじ孔17が設けられる。また、他方の
先端側(爪片10Aに近づく方向)には、厚さ方向に対
して垂直に通し孔14が設けられており、前述したよう
に爪片10Aから突設された軸部10Bが回動可能に組
み付けられる。
【0021】さて、上述のように前後一対の抜止め部材
10は操作レバー11によって一体に変位できるように
構成されている一方、抜止め部材10は弦巻ばね13に
よって常には内方(前後一対のレール溝4Aを連結させ
る空間内に突出する方向、又は図9及び図10において
矢印B方向)に付勢されている。つまり、操作レバー1
1をフレーム3に対して接近するように押圧力を加える
と抜止め部材10は外方へ傾動するが、この力をなくす
と弦巻ばね13によって元の位置に復帰変位する。
【0022】次に、上記のように構成された本実施形態
の作用効果について説明する。組付け治具2に自動車シ
ート1を係合するに先立ち、一対のロアレール6をロア
アーム1Dのアッパレール5に組み付けて前後方向の所
定の位置に組付け、スライド機構30を形成させておく
(図2を参照)。
【0023】次に、左右一対のロアレール6を組付け治
具2に組付ける(図6を参照)。シートバック1Aを下
側にして載置し、組付け治具2のレール溝4A内にロア
レール6を押し入れると、ロアレール6の側部が爪片1
0Aの先端部分にある案内面21を押圧する。爪片10
Aは、常には弦巻ばね13によって直立方向に付勢され
ているが、ロアレール6の押し込みに伴って外方に押し
出される(図7を参照)。そして、ロアレール6の押し
込みが終了すると、爪片10Aがロアレール6の上面に
係合するため、弦巻ばね13のばね力によって元の位置
に戻る。こうして、ロアレール6は、レール保持部4に
対して抜止め状態で保持されることになる。こうして、
一対のロアレール6は幅方向に所定の位置に保持され
る。また、この作業と同時に、ロアレール6の取付け金
具9のロケーションピン9Bがレール溝4Aの孔4Bに
挿通される(図8等を参照)。このため、左右のロアレ
ール6とアッパレール5とが前後に位置ずれしている場
合には、ロアレール6と組付け治具2とが上手く係合で
きないために、その位置ずれが判明する。
【0024】次に、ロアアーム1Dの上にシートクッシ
ョン7を載置し、固着部8のねじ孔8Aにシート固定ね
じ18を嵌込む。このようにして四隅のねじ孔8Aにシ
ート固定ねじ18を嵌め付けることで、一対のロアレー
ル6の幅方向及び前後方向の位置決めがされると共に、
自動車シート1の組付けが終了する(図3を参照)。そ
して、自動車シート1と組付け治具2との係合を解除す
るためには、左右一対の操作レバー11を互いに近づけ
る方向に力を加える。すると、前後一対に配された抜止
め部材10が外方に変位するため、爪片10Aとロアレ
ール6との係合が外れる。こうして、自動車シート1を
組付け治具2から取り外すことができる(図4を参
照)。
【0025】このように本実施形態によれば、組付け治
具2において、抜止め部材10は弦巻ばね13によって
ロアレール6と係合する方向に付勢されており、ロアレ
ール6が組付けられるときには、その組付け動作によっ
て弦巻ばね13に抗して後退するため、ロアレール6が
爪片10Aを通過すれば、抜止め部材10は弦巻ばね1
3によって復帰して自動的にロアレール6と抜止め状態
で係合する。このように、従来のようにロアレールを組
付け治具に保持させる場合の保持部材の開閉操作を行う
必要がないため、作業性の向上が図られる。また、弦巻
ばね13の先端部分13Aを回転させることにより、弾
性強度を調節できる。このため、使用者やロアレール6
の種類に応じて適当な強度を設定でき、使用感に優れ
る。
【0026】さらに、爪片10Aは、前後のレール溝4
Aを繋いだ空間に沿うようにして設けられている。この
ため、従来のように開口部分の上方に締付け具を配置し
て、ロアレール6の上方から抜止め係合させていた場合
に比べると、治具全体の構造を小さくすることができ
る。また、抜止め部材10は前後のものが、操作レバー
11によって連動して開放できるため、操作性にも優れ
る。
【0027】本発明は前記実施形態に限定されるもので
はなく、例えば次に記載するようなものも本発明の技術
的範囲に含まれる。抜止め部材を付勢しておくための付
勢手段としては弦巻ばねに限られず、板ばね、トーショ
ンばね等の各種ばねや、ゴム等の弾性部材を使用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の組付け治具を示す斜視図
【図2】組付け治具に自動車シートを係合する前の斜視
【図3】組付け治具と自動車シートとを係合させ、シー
トクッションを組付けるときの斜視図
【図4】自動車シートの組付けを完了後に、組付け治具
との係合を解離したときの斜視図
【図5】ロアレールの断面図
【図6】組付け治具にロアレールを係合させる前の断面
【図7】組付け治具にロアレールを押し込み操作中の断
面図
【図8】組付け治具にロアレールを押し込んだときの断
面図
【図9】抜止め部材の拡大斜視図
【図10】抜止め部材の弦巻ばねの付勢力を変化させる
ときの拡大斜視図
【図11】従来例における組付け治具にロアレールを係
合させるときの断面図
【符号の説明】
1…シート 2…組付け治具 4…レール保持部 5…アッパレール 6…ロアレール 7…シートクッション 10…抜止め部材 13…弦巻ばね(付勢手段) 30…スライド機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に固定される左右一対のロアレー
    ルと、シートの底面に取り付けられて前記ロアレールに
    沿ってスライド可能に組付けられるアッパレールとを位
    置決めし、前記シートの前後方向調節可能なスライド機
    構を形成し、前記アッパレール側にシートクッションの
    組付けを行うための組付け治具であって、 前記両ロアレールをセットするためのレール保持部が設
    けられるとともに、このレール保持部には前記ロアレー
    ルがレール保持部から抜け出さないようにするための抜
    止め部材が設けられ、この抜止め部材は付勢手段によっ
    て常には前記ロアレールと係合するように付勢され、前
    記ロアレールがレール保持部にセットされるときには前
    記付勢手段に抗してロアレールのセッティングを許容す
    るよう後退する構成となっていることを特徴とする自動
    車シートの組付け治具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のものであって、前記付
    勢手段は、その付勢力が調節可能とされていることを特
    徴とする自動車シートの組付け治具。
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