JP2000048228A - 駐車場管理装置 - Google Patents

駐車場管理装置

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JP2000048228A
JP2000048228A JP21106498A JP21106498A JP2000048228A JP 2000048228 A JP2000048228 A JP 2000048228A JP 21106498 A JP21106498 A JP 21106498A JP 21106498 A JP21106498 A JP 21106498A JP 2000048228 A JP2000048228 A JP 2000048228A
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ticket
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光一郎 小泉
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伸 佐久本
Hisashi Wakidaka
寿 脇高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駐車場の入出口にゲートを設けることなく、
駐車場利用者の車両を駐車場内の各駐車ますにスムーズ
に移動できると共に、駐車料金精算を確実に行うことが
できる駐車場管理装置を提供する。 【解決手段】 駐車ます3内に入庫した車両11を検知す
る在車センサ7と、駐車ます3内の車両の出庫を遮断する
車両ロック装置10と、駐車ます3毎に異なる識別情報が
記録された駐車券8を保持する駐車券ホルダ9と、車両11
のロック及びロック解除を制御する駐車ます制御部4
と、駐車券8を用いて精算処理を行う駐車料金精算機5
と、駐車ます制御部4及び駐車料金精算機5に接続され、
車両入出庫及び駐車料金精算処理を統括して制御するシ
ステム制御部1とを備え、駐車場入出口から駐車ます3ま
での間は、入出庫手続きを行うことなく車両11を移動さ
せるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の入出庫及び
駐車料金徴収等を管理する自走式立体駐車場の駐車場管
理装置に関し、特に車両の入庫から出庫までの流れを円
滑化する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の入出庫及び駐車料金の精算処理等
の駐車場の諸管理を自動化する駐車場管理装置として
は、例えば、特公平1−42032号公報や特開平3−
260898号公報に開示されたものがある。特公平1
−42032号に開示された駐車場管理装置は、駐車場
の入出口部にそれぞれゲートが設けられ、駐車場入場の
際は、駐車場入口のゲート前で停車した車両に入場時刻
が記録された駐車券を発行して、ゲートを開いて車両を
場内に入庫可能にする。また、駐車場出場の際は、予め
利用者に駐車料金を精算させ、その後、車両を駐車場出
口のゲート前で停車させて、駐車料金精算済みかをチェ
ックしてから出口ゲートを開くことで出庫可能にしてい
る。
【0003】また、特開平3−260898号公報に開
示された駐車場管理装置は、入出庫口にゲートを設けず
に各駐車ます毎に管理する方式の駐車場管理装置であ
る。この駐車場管理装置においては、入場した車両を各
駐車ますに駐車させて、各駐車ます毎に駐車券を発行す
ると共に、駐車した車両を駐車ます内でロックする。そ
して、利用者が駐車料金を精算した後に車両のロックを
解除して車両の出庫を可能にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような駐車場管理装置にあっては、駐車場の入出口にゲ
ートが設置されている場合、利用者は駐車場入口のゲー
ト手前で一旦停車して、発券機から駐車券を抜き取る等
の入場手続きが必要であり、入場待ち車両が多いときは
車両の渋滞が生じ易くなる。さらに渋滞が進展すると駐
車場入口に面する道路に車両が溢れ出し、公共交通に対
しても影響を及ぼすことになる。また、駐車場出口のゲ
ートに対しても同様に、ゲート手前で一旦停車して出場
手続きを行う必要があるため、駐車場内で出場待ち車両
の渋滞が生じ易くなり、他の駐車場使用者に対する駐車
の妨げとなる。さらに、駐車場の入出口でトラブルが生
じると、これが駐車場全体の機能に直接的に影響し、駐
車場が正常に機能しなくなる事態にもなりかねない。一
方、各駐車ます毎に精算する駐車場管理装置にあって
は、比較的小規模な駐車場である場合はよいが、大規模
な駐車場の場合、精算機を各駐車ます毎に配置するため
に設備コストが増大して現実的な構成ではなくなる。ま
た、管理者が各駐車ます毎に設けられた精算機を巡回し
て集金する作業に多大な労力を要することになり、駐車
場の運営コストも増大することになる。
【0005】また、精算処理を駐車ますから離れた位置
で行う場合は、精算又は操作盤の操作終了とほぼ同時に
車両のロックが自動的に解除されるため、車両ロック装
置近くに人や障害物が存在した場合等に、十分な安全性
が確保されない場合がある。さらに、駐車券に駐車開始
時刻を記録して、精算時に記録された駐車時刻を読み取
って駐車料金を計算する場合には、駐車券のリーダやラ
イタ等の付帯装置が必要となり、コスト増大の要因とな
る。
【0006】そして、駐車する場所に関しては、通常、
利用者は、駐車場内を自走しつつ空きがあった駐車ます
の中から適宜選択して停めている。従って、駐車場の利
用者出入口に近い駐車ますや、多階層の駐車場において
は低層の駐車ますの方が一般的に利便性が高いため、利
用者は努めてこのような利便性の高い場所の駐車ますに
停めようとする。その結果、利用者の出入り口近傍や低
階層部が混雑し、その他の位置では空きが多くなるとい
った偏った駐車状態となり、駐車場内で車両をスムーズ
に移動したり駐車することができなくなることがある。
そこで、駐車ますの位置に応じて駐車料金を段階的に設
定することにより、利用者に利便性の比較的低い駐車ま
すを積極的に利用させることが考えられるが、各駐車ま
す毎に識別して精算するシステムを実現するには、新た
な設備や運営方法を変更することが必要になり、コスト
高となり現実的ではない。このように、駐車料金を各駐
車ますの位置に応じて異なる料金に設定することは従来
の駐車場管理装置においては困難である。
【0007】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたもので、駐車場の入出口にゲートを設けること
なく、駐車場利用者の車両を駐車場内の各駐車ますにス
ムーズに移動できると共に、駐車料金精算を確実に行う
ことができる駐車場管理装置を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1の駐車場管理装置は、自走式駐車場の駐車場管理
装置であって、車両1台分の駐車スペース毎に区画され
た駐車ますにそれぞれ設けられ、該駐車ます内に入庫し
た車両を検知する在車センサと、前記駐車ます内の車両
の出庫を遮断する車両ロック装置と、前記駐車ます毎に
異なる識別情報が記録された駐車券を抜き差し可能に保
持する駐車券ホルダと、前記在車センサ、車両ロック装
置、及び駐車券ホルダに接続され、駐車ます内の車両入
出庫を制御する駐車ます制御部と、前記駐車券を用いて
精算処理を行う駐車料金精算機と、前記駐車ます制御部
及び駐車料金精算機に接続され、車両入出庫及び駐車料
金精算処理を統括して制御するシステム制御部と、を備
え、駐車場入出口から駐車ますまでの間は、入出庫手続
きを行うことなく車両を移動させることを特徴としてい
る。
【0009】この駐車場管理装置では、駐車場に入場し
た車両が所望の該駐車ます内に入庫すると、在車センサ
が車両を検知して、利用者が駐車券ホルダから駐車券を
抜き取ると、車両ロック装置により車両がロックされ
る。そして、出庫の際は、まず駐車料金精算機により駐
車券を用いて精算処理を済ませた後、駐車ますの駐車券
ホルダに駐車券を挿入する。すると、システム制御部に
より精算済みであることが確認された後に車両ロック装
置のロックが解除され、利用者は車両を出庫させること
ができる。そして、利用者は駐車場の出口部から駐車場
を退場できる。このように、駐車場の入出口に通過に長
い時間を要するゲート等の入出庫手続きが存在しないた
め、駐車場入出口から駐車ますまでの間の車両移動が大
幅に時間短縮されると共に、駐車場内の渋滞の発生を防
止でき、車両が自由に且つ円滑に駐車場への入退場を行
うことができる。
【0010】請求項2の駐車場管理装置は、前記駐車ま
す制御部は、前記在車センサから車両検知信号を受ける
と共に、前記駐車券ホルダから駐車券抜き取り信号を受
けたときに車両ロック装置により車両をロックする一
方、前記駐車料金精算機による精算完了後に前記駐車券
ホルダから駐車券挿入信号を受けたときに前記車両のロ
ックを解除することを特徴としている。
【0011】この駐車場管理装置では、在車センサが車
両を検知して且つ利用者が駐車券ホルダから駐車券を抜
き取ったときに初めて車両ロック装置により車両がロッ
クされる。また、精算完了後に駐車券を駐車券ホルダに
挿入したときに車両のロックが解除される。このため、
車両ロック装置は、利用者が駐車券ホルダに駐車券を抜
き差ししたときに動作するため、利用者は車両ロック、
及びロック解除動作を車両近傍で確認することができ、
車両ロック装置の動作安全性を高めることができる。ま
た、精算が完了していない場合には車両のロックを解除
しないため、不正行為を防止することができる。
【0012】請求項3の駐車場管理装置は、前記駐車券
抜き取り信号及び駐車券挿入信号は、駐車券を抜き差し
したときに出力される信号であることを特徴としてい
る。
【0013】この駐車場管理装置では、駐車券を抜き差
ししたときの信号に基づいて車両ロック装置を動作させ
るため、定常状態の信号に基づいて動作させる場合と比
較して機器の誤動作が極めて少なく、動作の信頼性や安
全性を向上することができる。
【0014】請求項4の駐車場管理装置は、前記駐車料
金精算機は、前記駐車券により使用した駐車ますを特定
し、前記システム制御部に記録されている当該駐車ます
に対する入庫時刻を参照して、該入庫時刻と予め定めた
駐車料金体系とに基づいて計算した駐車料金を表示する
ことを特徴としている。
【0015】この駐車場管理装置では、駐車料金精算機
は、駐車券より使用した駐車ますが特定されると、シス
テム制御部に入庫時刻を問い合わせ、得られた入庫時刻
と駐車券の挿入時刻の差から駐車時間を求め、駐車ます
に応じた駐車料金体系に準じて駐車料金を計算する。こ
の駐車料金の計算結果は駐車料金精算機に表示され、利
用者に支払い金額を知らせる。このように、システム制
御部が駐車場管理装置全体を統括制御しているため、ど
この駐車ますに入庫していても入庫時刻を簡便に調べる
ことができる。以て、駐車料金精算機や各駐車ますに接
続される機器の複雑化を防止して簡単な構成で駐車場を
管理することが可能となる。
【0016】請求項5の駐車場管理装置は、前記駐車料
金精算機は、駐車料金の精算処理を完了すると精算済み
信号を前記システム制御部に出力することを特徴として
いる。
【0017】この駐車場管理装置では、利用者の駐車料
金精算が完了すると、精算済み信号をシステム制御部に
出力することで、システム制御部は、駐車料金精算済み
の駐車ますを統括的に管理することができる。
【0018】請求項6の駐車場管理装置は、前記駐車ま
す制御部は、駐車券が駐車券ホルダに挿入されたときに
当該駐車ますが精算済みであるかを確認し、精算済みで
あるときにだけ車両ロック装置による車両ロックを解除
することを特徴としている。
【0019】この駐車場管理装置では、精算済みである
かどうかをシステム制御部に問い合わせて確認し、精算
が完了していない駐車ますに対しては、駐車券が駐車券
ホルダに挿入されても車両ロックを解除しないことで、
不正駐車行為を防止することができる。
【0020】請求項7の駐車場管理装置は、前記駐車ま
すの場所に応じて異なる駐車料金体系を設定する駐車料
金体系設定部を備えたことを特徴としている。
【0021】この駐車場管理装置では、駐車ますの場所
に応じて異なる駐車料金に設定することができるため、
例えば利便性の良い場所ほど料金を高く設定することが
できる。これにより、駐車場内で利便性の高い駐車ます
に車両が集中することが防止でき、駐車料金が安価であ
ることから利用者自ら利便性の低い駐車ますに駐車する
効果を得ることができ、駐車場内における車両の偏りが
軽減し、より分散化された駐車状態にすることができ
る。また、また、同じ駐車料金であるにもかかわらず、
駐車場所によって利便性が異なるといった利用者の不公
平感を一掃することができる。
【0022】請求項8の駐車場管理装置は、前記駐車ま
す制御部は、複数の駐車ますに対して一括して制御を行
うことを特徴としている。
【0023】この駐車場管理装置では、複数の駐車ます
それぞれに対する在車センサ、車両ロック装置、及び駐
車券ホルダを一括して制御することにより、駐車場管理
装置の構成をより簡単化することができ、メンテナンス
の省力化とコストダウンを図ることができる。
【0024】請求項9の駐車場管理装置は、前記駐車場
が立体駐車場であることを特徴としている。
【0025】この駐車場管理装置では、複数階に亘って
構成される立体駐車場の各駐車ますを統括管理すること
ができる。
【0026】請求項10の駐車場管理装置は、駐車場の
各階層毎に、駐車ます制御部とシステム制御部とを中継
する各階層制御部をそれぞれ設けたことを特徴としてい
る。
【0027】この駐車場管理装置では、多階層の駐車場
の各階層毎に各階制御部を設けることにより、各階層毎
の情報をまとめて管理することが容易になると共に、省
配線化が図れ、メンテナンスの省力化とコストダウンを
図ることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面を参照して詳細に説明する。図1に本発明の駐
車場管理装置の主要な構成を示すブロック図を、図2に
1つの駐車ます(車両1台分の駐車スペース)の要部構
成図を示した。
【0029】まず、本実施形態の駐車場管理装置の構成
を説明する。図1の駐車場管理装置は、複数階に亘る自
走式の立体駐車場の駐車場管理装置であって、例えば駐
車場ビルの集中管理室等に配置されて駐車場全体を統括
制御するシステム制御部1と、ビル内各階毎に必要に応
じて配置されシステム制御部1にそれぞれ接続された中
継器としての各階制御部2と、該当する階の各階制御部
2に接続され駐車ます3内の機器の制御を行う駐車ます
制御部4と、駐車場ビルの入口や1階エレベータ前等の
利用者に明瞭な場所に設置され前記システム制御部1に
接続された駐車料金精算機5と、各駐車ますに対する駐
車料金体系を設定する駐車料金体系設定部6とを備えて
構成している。尚、上記各階制御部2は駐車場の各階層
にそれぞれ配設しており、また、駐車ます制御部4は同
一階層内の複数の駐車ます3を1ブロックとして区画化
したときのブロック数に応じて複数配設、又は各駐車ま
す3毎に配設している。このように構成することで、駐
車ます3内の機器制御を分散化してシステム制御部1へ
の負担を極力軽減すると共に、駐車場内の省配線化及び
コストダウンを図ることができる。勿論、各駐車ます3
をそれぞれ直接的にシステム制御部1で統括制御する構
成であっても良い。
【0030】駐車ます3は、例えば床面にペイント表示
された枠線とタイヤ止ブロック等によって車両1台分の
駐車スペースで区画され、車両が安全且つ整然と駐車可
能となるように敷設してある。この駐車ます3には、在
車センサ7、各駐車ます3に対して異なるIDが付与さ
れた駐車券としてのIDカード8、IDカード8を保持
するIDカードホルダ9、駐車ます3内に停車した車両
をロックする車両ロック装置10、駐車手順を利用者に
適宜アナウンスする音声合成報知器16、そして、駐車
ます制御部4が備えられている。
【0031】駐車ます制御部4は、接続されている駐車
ます3の、在車センサ7、IDカードホルダ9、車両ロ
ック装置10、音声合成報知器16の各機器の制御を行
い、各階制御部2を介してシステム制御部1に接続され
ている。駐車料金精算機5は、駐車料金体系設定部6に
より設定された各駐車ます3に対する料金体系と、駐車
場の利用時間に基づいて、利用者に駐車料金を精算させ
る装置である。駐車料金体系設定部6は、システム制御
部1に接続又はシステム制御部1内に設けられ、任意の
駐車料金体系を入力することで駐車場管理装置内の時間
当たりの駐車料金を決定する。在車センサ7は、駐車ま
す3の正規停車位置直上の天井等に配設され、車両が駐
車ます3内で停車したときに車両を検知するものであ
る。IDカード8は、例えば磁気記録媒体を備えた磁気
カードで、携帯するに適した駐車券であり、どこの駐車
ますに駐車したかをだけを識別するものである。また、
単純な光透過窓の組み合わせ等によりIDが簡便に識別
可能で且つ安価に提供できる識別媒体であってもよい。
この駐車券は上記媒体に別段限定されることなく、単に
駐車ます毎に異なる切り欠き部を備えた紙片等であって
も、鍵等の識別媒体であってもよい。つまり、簡便且つ
安価に読み出し可能な記録媒体であれば如何なるもので
あってもよい。
【0032】IDカードホルダ9は、利用者の手により
IDカード8が抜き差しされ、システム制御部1及び駐
車ます制御部4からの指令と連携して車両ロック装置1
0のロック、及びロック解除等が行われる。また、必要
に応じて音声ガイダンスや警報等を発することができ
る。車両ロック装置10は、周知のロック装置を用いる
ことができるが、本実施形態においては図2に一例とし
て示すように起倒バー方式を用いている。天井に設けら
れた車両ロック装置10のバー10aを下方に傾動する
ことで、駐車ます3からの車両発進を妨げて車両10を
ロックする。
【0033】次に、本実施形態の駐車場管理装置による
駐車手順を順次説明する。図3(a)〜(d)は、上記構成の
駐車場管理装置による駐車場への入場から駐車ます3内
に入庫するまでの手順を示しており、図の最上段のブロ
ックは利用者の行動を、中段はシステムの管制動作を、
下段の情景図は車両の状態を概念的に表している。
【0034】まず、図3(a)において、道路走行中の車
両10のドライバーは、駐車場の入口部に設けられた図
4(a)に示す満空情報表示灯12の「空」表示(「満
車」の非点灯状態)を見て、入場するか否かを判断す
る。駐車場に車両10が入場すると、図3(b)に示すよ
うに、場内入口部の路面に敷設したループコイル13に
より入場した車両10が検知される。すると、ループコ
イル13から入場検知信号がシステム制御部1に出力さ
れ、システム制御部1はこの信号を受けて入場台数をカ
ウントし、場内の総車両台数が所定台数をオーバーした
ときに、満空情報表示灯12を「空」表示から「満」表
示(「満車」の点灯表示)にする。このとき、天井や壁
面等に設置された監視カメラ14により、不正入場や車
両トラブル等があったかを監視したり、入場した車両1
0のナンバープレート等を認識して、車両個体をシステ
ム制御部1に登録しても良い。これにより、駐車場の安
全性を確保できると共に、後述するIDカードを紛失し
たり、駐車した自車両の駐車場所が分からなくなった場
合等に、容易に駐車情報を利用者に提供することが可能
となる。
【0035】次に、システム制御部1は、図3(c)に示
すように車両10の入場検知信号を受けて、例えば駐車
場入口部付近の駐車場内通路の天井又は壁面等に設置さ
れ、駐車場内の各階層毎の満車・空車情報(以降、満空
情報と称する)を表示した駐車総合案内盤15を点灯表
示する。利用者は、この総合案内盤15の表示内容を確
認することにより、場内における駐車状態が把握でき、
適切な自車両の駐車場所を選定することができる。図4
(b)に総合案内盤15の具体的な表示内容の一例を示し
た。図4(b)によれば、2階から8階まで設けられた駐
車場スペースに対し、2階から5階までが空きが殆どな
いか全くないかの満車状態であり、6階より上階に空き
があることが分かる。また、本駐車場の各階の駐車料金
は、駐車場利用の利便性の高い低階層に対しては高く、
高階層になるほど安く設定している。このように階層毎
に段階的に異なる料金を設定することで、従来、利便性
を主な判断基準として駐車場所を選定していたものを、
利便性を駐車料金との兼ね合いで駐車場所を選定するよ
うになり、利便性の高い低階層の駐車スペースだけに利
用者が集中することが抑止される。
【0036】即ち、利便性の比較的低い高階層であって
も、駐車料金が安価であることから利用者が自発的に利
用する効果を生じ、下層階における駐車混雑を極力低減
することができる。また、同じ駐車料金であるにもかか
わらず、駐車場所によって利便性が異なるといった利用
者の不公平感を一掃することができる。次に、総合案内
盤15を確認した利用者は、車両を希望する階の駐車場
所まで移動させる。この移動途中の駐車場内通路には、
例えば図4(a)に示すような満空情報表示灯を各階の駐
車スペース入口部に設けることで、その階に駐車可能で
あるかを現場で再確認可能にしている。このようにし
て、希望する駐車場所の駐車ます3まで車両を移動し
て、図3(d)に示すように駐車ます3内に車両10を入
庫する。従って、利用者は駐車場入口部から入場してか
ら、総合案内盤15を確認して、各階毎に設置された満
空情報表示灯を確認しながら駐車ます3に入庫するまで
を、ほぼノンストップで車両移動を行うことができ、駐
車場への入場から駐車ます3での駐車までの所要時間を
大幅に短縮することができる。これにより、駐車場入口
部や駐車場内の車両移動中に渋滞が発生することが大幅
に低減される。
【0037】次に、車両11を駐車ます3に入庫させ、
退場するまでの手順を詳細に説明する。図5に車両を駐
車ます前まで移動した後、その駐車ますに自車両を入庫
させて利用者が退場するまでの手順を示した。即ち、利
用者は車両を駐車ます3内に入庫して(d1)、車両を
停止した後に降車する(d2)。そして、IDカードホ
ルダ9の前に行き、予め保持されているIDカード8を
抜き取る(d3)。すると車両がロックされて、利用者
は退場することができる(d4)。
【0038】次に、上記手順のより具体的な内容を図6
を用いて説明する。図6には、利用者の動作、駐車ます
制御部4、システム制御部1の各項目別に示しており、
駐車ます制御部4の処理内容はフローチャートで示して
いる。まず、車両10が駐車ます3に入庫すると、図2
に示す在車センサ7が車両を検知する(ステップ61、
以降はS61と略記する)。在車センサ7からの出力に
応じて駐車ます制御部4は、所定時間(例えば2分)経
過後も在車センサ7が車両検知している場合に在車信号
をシステム制御部1に出力する(S62)。システム制
御部1は、この在車信号を受けて入庫した車両ます3に
対しては駐車中であると満空データ30に登録し、図7
に一例として示すシステム制御部1の管制盤上で、対応
する駐車ます(この場合は506番)表示部の在車ラン
プL1を点灯させる。これにより管理者は、現在の満空
状態を管制盤を確認することで、簡便にリアルタイムで
把握することができる。
【0039】次に、利用者にIDカード8をIDカード
ホルダ9から抜き取るように、例えば音声合成報知器1
6から、「駐車券をお取り下さい。」等の音声アナウン
スを出力したり、IDカードホルダ9中、又はその周辺
に上記内容を点灯表示する等して、聴覚的又は視覚的に
カード抜き取りを要求する(S63)。このカード抜き
取り要求により、不慣れな利用者が駐車手続きに困惑し
たり、IDカード8を取り忘れることを防止できる。I
Dカード8がカードホルダ8から抜き取られると、駐車
ます制御部4はカード抜き取り信号をシステム制御部1
に出力する(S64)。システム制御部1はこれを受け
て、カード抜き取り信号を受けた時刻を入庫時刻として
入庫時刻記録データ31に登録する。また、S62にお
いて、在車センサ7による車両検知後、所定時間(例え
ば3〜5分)経過した時刻を入庫時刻として、入庫時刻
記録データ31に登録してもよい。この場合、たとえ利
用者がIDカード8を取り忘れても、システム制御部1
は入庫時刻を正確に記録することができ、より確実な駐
車場管理が行えるようになる。尚、本駐車場管理装置に
おいては、この入庫時刻から駐車時間が加算されること
になる。
【0040】在車信号とカード抜き取り信号が共に出力
されたときに、駐車ます制御部4は車両ロック装置10
のバー10aを下方に傾動させることで、車両10が駐
車ます3から退出できないようにして車両をロックする
(S65)。一方、駐車ます3に停車させた後に、ID
カードが所定時間(例えば4分)経過後も抜き取られな
かった場合は、駐車ます制御部4はこれを不正駐車と見
なし、不正駐車信号をシステム制御部1に出力する(S
66)。システム制御部1では、この不正駐車信号を受
けて、図7に一例として示す管制盤の不正駐車ランプL
2を点灯又は点滅させる。これにより、管理者は駐車ま
す3に不正な駐車があった場合に、直ちにこれに対処す
ることが可能となる。 以上の手順により車両を入庫さ
せた利用者は、IDカードを所持して駐車ますから退場
する。
【0041】次に、利用者が駐車場に帰場して駐車料金
を精算する手順を説明する。図8に利用者が帰場して駐
車料金の精算を完了するまでの手順を示した。まず、利
用者は駐車場に帰場し(e)、駐車料金精算機5に向か
う。この精算機5は、駐車場の規模や利用者の出入り口
数に応じて設置台数が適宜調整されている。精算機5の
前に来た利用者は、IDカードホルダ9から抜き取った
IDカード8を精算機5に挿入し(f)、また、駐車場
の定期券やサービス券を使用する場合は、続けて定期
券、サービス券を挿入する(g)。すると精算機5は、
駐車料金を計算して表示するので、利用者は表示された
金額を支払う(h)。駐車料金の支払いを完了すると、
精算機5からIDカード(定期券を挿入した場合は定期
券も)を受け取り(i)、駐車した駐車ますに戻る
(j)。
【0042】次に、上記手順のより具体的な内容を図9
を用いて説明する。図9には、利用者の動作、精算機
5、システム制御部1の各項目別に示しており、精算機
5の処理内容はフローチャートで示している。精算機5
にIDカード8が挿入されると、精算機5はIDカード
から駐車ます番号を読み取り(S91)、システム制御
部1に対して入庫時刻を問い合わせる。システム制御部
1は、入庫時に記録された入庫時刻記録データ31を参
照して、該当する駐車ますの入庫時刻を精算機5に出力
する。そして、精算機5はIDカード8を挿入したとき
の時刻を精算時刻として設定する(S92)。尚、ID
カードの代わりに駐車ます番号等が記された紙片等を用
いる場合は、使用している駐車ます番号を精算機にキー
入力すればよい。次に、システム制御部1から出力され
た入庫時刻と、精算時刻とに基づいて駐車時間を求め、
システム制御部1に設定されている料金体系テーブル3
2を参照して駐車料金を計算する(S93)。そして、
計算した駐車料金を精算機5の操作面に表示する(S9
4)。
【0043】さらに、定期券やサービス券が挿入された
場合は、定期券、サービス券をチェックして(S9
5)、システム制御部1の定期券サービス券料金割引デ
ータ33を参照して、駐車料金を再計算する(S9
6)。また、計算した駐車料金を精算機5の操作面に表
示する(S97)。尚、一旦挿入されたサービス券は精
算機5に回収されて利用者には返却されない。そして、
利用者により表示金額分の駐車料金が支払われて精算が
完了すると(S98)、精算機5は、精算済み信号をシ
ステム制御部1に出力する(S99)。システム制御部
1は、精算済み信号を受けてこの駐車ますに対しては精
算済みであることを精算済み車両データ34に登録す
る。次に、精算機5は挿入されたIDカード、定期券を
操作面に排出し、例えば「ありがとうございました。カ
ードをお取り下さい。」等の音声アナウンスを出力した
り、精算機5にその旨の点灯表示等を行うことでカード
抜き取り要求を発する(S910)。そして、利用者の
希望に応じて駐車料金の領収書を発行して(S911)
精算処理を完了する。以上の手順により駐車料金の精算
を済ませた利用者は、IDカード8を所持して駐車ます
に向かう。
【0044】次に、利用者が駐車ますから車両を出庫す
る手順を説明する。図10に利用者が駐車ますに戻り、
車両を出庫させる手順を示した。利用者は駐車ますに戻
ると、まずIDカード8をIDカードホルダ9に挿入す
る(k)。すると、車両ロックが解除され、利用者は車
両11を駐車ます3から出庫する(l)。
【0045】上記手順のより具体的な内容を図11を用
いて説明する。図11には、利用者の動作、精算機5、
システム制御部1の各項目別に示しており、駐車ます制
御部4の処理内容はフローチャートで示している。利用
者がIDカードをIDカードホルダに挿入すると、カー
ドホルダ8からの信号を受けてカード差し込み信号をシ
ステム制御部1に出力する(S111)。システム制御
部1はこの信号を受けて精算済み車両データ34を参照
して、確かに精算が完了しているかを確認し、その結果
を駐車ます制御部4に出力する。駐車ます制御部4で
は、精算済みで且つ精算完了後所定時間(例えば10〜
15分)内であった場合は、車両ロック装置による車両
ロックを解除して(S112)、例えば「出庫して下さ
い。」等の音声アナウンスを出力したり、その旨の点灯
表示等を行うことで利用者に出庫要求する(S11
3)。一方、精算済みでなかった場合は、例えば「精算
して下さい。」等の音声アナウンスを出力したり、その
旨の点灯表示等を行うことで、利用者に対して精算要求
する(S114)。また、精算完了から上記所定時間が
既に経過している場合は、利用者に対して再精算要求す
る(S115)。このような場合は車両ロックが解除さ
れることはない。
【0046】次に、出庫要求の後に車両が駐車ますから
出庫すると、在車センサ7により車両の不在が検出さ
れ、駐車ます制御部4は空車信号をシステム制御部1に
出力する(S116)。システム制御部1は、これを受
けて満空データ30に対して該当する駐車ますが空車状
態であるとしてデータを更新する。また、車両ロックが
解除され、出庫要求があったにもかかわらず、所定時間
車両が出庫されなかった場合は、これを不正駐車とみな
して不正駐車信号をシステム制御部1に出力する。この
ようにシステム制御部1は、精算後、車両が出庫完了し
たかどうかを把握でき、不正駐車を容易に発見すること
ができる。以上の手順により駐車ますから車両を出庫し
た後、利用者は、駐車場ビルの出口部に向かって移動す
る。
【0047】次に、利用者が出庫した後に駐車場を退場
する手順を図12を用いて説明する。利用者は駐車ます
を出庫して駐車場ビル内を出口部に向けて移動する。そ
して、利用者の車両は出口部直前の路面に敷設されたル
ープコイル13により検知されて道路手前で一旦停止す
る(m)。このときの検知信号により出口部の道路側に
設けられた出庫警報灯17が点灯し、車両10は安全に
駐車場を退場する(n)。これにより、安全性を確保し
つつ、スムーズに駐車場から退場することができる。本
実施形態においては駐車場出口にゲートを設けておら
ず、車両は自由に退場することができる。
【0048】従って、駐車場の出口部には通過に長い時
間を要するゲートや料金徴収場所等を設ける必要が無く
なるため、駐車ますから駐車場退場までスムーズに車両
を移動することができ、駐車場内で渋滞することが防止
できる。また、いずれかの駐車ますで故障や不正行為等
のトラブルが生じた場合であっても、他の駐車ますに対
しては何ら影響を及ぼすことはなく、トラブルのあった
駐車ますに関係のない車両は通常通りスムーズに駐車場
を利用することができる。
【0049】さらに、定期券を所持した定期客の不正行
為、即ち、転貸しを防止することができる。例えば図1
3に示すように、重複する時間帯に異なる駐車ますに駐
車した車両が同じ定期券(定期No.9001)を使用
して精算する場合を考える。A車が定期券を使用して精
算した時刻(図13においては12:00)以前に入庫
した車両、即ち、B車、C車に対しては、その定期券に
よる精算は受付けられない。また、A車が精算した後に
入庫したD車に対しては、その定期券により精算可能で
ある。このようなロジックを駐車料金精算機にプログラ
ミングしておくことにより、この種の重複駐車による不
正は未然に防止できる。尚、本実施形態においては立体
駐車場を例に取り説明したが、本発明はこれに限定され
ることなく、例えば大規模な平面的な駐車場に対しても
同様にして適用可能である。
【0050】
【発明の効果】本発明の駐車管理装置によれば、駐車場
への入場時に駐車場の入口部で場内入場のための渋滞が
生じることを防止でき、出場時においても精算手続き等
による渋滞が防止され、スムーズな車両移動を実現する
ことができる。
【0051】また、各駐車ますには車両の出庫を遮断す
る車両ロック装置を設け、駐車ますに固有の駐車券を備
えて、システム制御部による集中管理システムを構築し
たため、駐車料金の徴収や場内の車両誘導等が円滑に且
つ確実に行うことができ、駐車場の管理人の省人化を図
ることができる。
【0052】さらに、駐車場所に応じて異なる駐車料金
に設定することができると共に、異なる駐車料金体系で
あっても簡単なデータ変更により自動的に精算処理を行
うことができる。以て、管理者や利用者に余分な負担を
かけることなく、円滑に駐車場を運用することができ
る。また、利便性の高い駐車ますほど高く駐車料金を設
定することで、利用者を駐車場内に均等に分散させる効
果が得られ、これにより駐車場内の移動がスムーズとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における駐車管理装置の主要
構成を示すブロック図である。
【図2】駐車ますにおける各機器の構成を示す断面構成
図である。
【図3】駐車場への入場から駐車ますに入庫するまでの
手順を説明する図である。
【図4】満空表示灯及び総合案内盤の一例を示す図であ
る。
【図5】車両を駐車ますに入庫させて利用者が退場する
までの手順を説明する図である。
【図6】図5に示す手順をより具体的に説明する図であ
る。
【図7】システム制御部の管制盤の表示形態の一例を示
す図である。
【図8】利用者が帰場して駐車料金の精算を完了するま
での手順を説明する図である。
【図9】図8に示す手順をより具体的に説明する図であ
る。
【図10】利用者が駐車ますから車両を出庫させる手順
を説明する図である。
【図11】図10に示す手順をより具体的に説明する図
である。
【図12】利用者が出庫した後に駐車場を退場する手順
を説明する図である。
【図13】定期券を所持した定期客が定期券不正使用す
ることを防止する論理構成を説明する図である。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 各階制御部 3 駐車ます 4 駐車ます制御部 5 駐車料金精算機 6 駐車料金体系設定部 7 在車センサ 8 IDカード(駐車券) 9 IDカードホルダ(駐車券ホルダ) 10 車両ロック装置 11 車両
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐久本 伸 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石 川島播磨重工業株式会社本社内 (72)発明者 脇高 寿 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石 川島播磨重工業株式会社本社内 Fターム(参考) 3E027 EA03 EB01 EB04 EC01 EC06 EC07 EC10 5H180 AA01 BB12 CC04 CC18 DD10 EE10 KK01 KK06 KK08 KK10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自走式駐車場の駐車場管理装置であっ
    て、 車両1台分の駐車スペース毎に区画された駐車ますにそ
    れぞれ設けられ、該駐車ます内に入庫した車両を検知す
    る在車センサと、 前記駐車ます内の車両の出庫を遮断する車両ロック装置
    と、 前記駐車ます毎に異なる識別情報が記録された駐車券を
    抜き差し可能に保持する駐車券ホルダと、 前記在車センサ、車両ロック装置、及び駐車券ホルダに
    接続され、駐車ます内の車両入出庫を制御する駐車ます
    制御部と、 前記駐車券を用いて精算処理を行う駐車料金精算機と、 前記駐車ます制御部及び駐車料金精算機に接続され、車
    両入出庫及び駐車料金精算処理を統括して制御するシス
    テム制御部と、を備え、 駐車場入出口から駐車ますまでの間は、入出庫手続きを
    行うことなく車両を移動させることを特徴とする駐車場
    管理装置。
  2. 【請求項2】 前記駐車ます制御部は、前記在車センサ
    から車両検知信号を受けると共に、前記駐車券ホルダか
    ら駐車券抜き取り信号を受けたときに車両ロック装置に
    より車両をロックする一方、前記駐車料金精算機による
    精算完了後に前記駐車券ホルダから駐車券挿入信号を受
    けたときに前記車両のロックを解除することを特徴とす
    る請求項1記載の駐車場管理装置。
  3. 【請求項3】 前記駐車券抜き取り信号及び駐車券挿入
    信号は、駐車券を抜き差ししたときに出力される信号で
    あることを特徴とする請求項2記載の駐車場管理装置。
  4. 【請求項4】 前記駐車料金精算機は、前記駐車券によ
    り使用した駐車ますを特定し、前記システム制御部に記
    録されている当該駐車ますに対する入庫時刻を参照し
    て、該入庫時刻と予め定めた駐車料金体系とに基づいて
    計算した駐車料金を表示することを特徴とする請求項1
    〜請求項3のいずれか1項記載の駐車場管理装置。
  5. 【請求項5】 前記駐車料金精算機は、駐車料金の精算
    処理を完了すると精算済み信号を前記システム制御部に
    出力することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれ
    か1項記載の駐車場管理装置。
  6. 【請求項6】 前記駐車ます制御部は、駐車券が駐車券
    ホルダに挿入されたときに当該駐車ますが精算済みであ
    るかを確認し、精算済みであるときにだけ車両ロック装
    置による車両ロックを解除することを特徴とする請求項
    5記載の駐車場管理装置。
  7. 【請求項7】 前記駐車ますの場所に応じて異なる駐車
    料金体系を設定する駐車料金体系設定部を備えたことを
    特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1項記載の駐
    車場管理装置。
  8. 【請求項8】 前記駐車ます制御部は、複数の駐車ます
    に対して一括制御することを特徴とする請求項1〜請求
    項7のいずれか1項記載の駐車場管理装置。
  9. 【請求項9】 前記駐車場は立体駐車場であることを特
    徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1項記載の駐車
    場管理装置。
  10. 【請求項10】 駐車場の各階層毎に、駐車ます制御部
    とシステム制御部とを中継する各階層制御部をそれぞれ
    設けたことを特徴とする請求項9記載の駐車場管理装
    置。
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