JP2000045498A - 薄畳用芯材および薄畳 - Google Patents

薄畳用芯材および薄畳

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JP2000045498A
JP2000045498A JP10215440A JP21544098A JP2000045498A JP 2000045498 A JP2000045498 A JP 2000045498A JP 10215440 A JP10215440 A JP 10215440A JP 21544098 A JP21544098 A JP 21544098A JP 2000045498 A JP2000045498 A JP 2000045498A
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tatami mat
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JP10215440A
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Tadayoshi Kawamura
忠義 川村
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KAWAMURA KOSAN KK
Original Assignee
KAWAMURA KOSAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】反りや捩れの発生しない薄畳。 【解決手段】硬質ボードと軟質シートとを適宜に積層
し、かつ、一部または全ての硬質ボードが、長手方向の
稜線に平行に少なくとも1か所で切断されている、厚さ
が3ないし25mmの薄畳用の芯材を使用する。切断箇
所は1ないし4か所が好ましい。また、切断された硬質
ボードは、切断線上にテープ状物を貼って切断された硬
質ボードを相互につなぎ止めておくことが望ましい。簡
単な工程追加で、ほとんどコストアップなしに製造する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄畳用の芯材およ
び薄畳に関する。
【0002】
【従来の技術】増加する高齢者の事故対策防止のため
に、最近、和洋室混在の住宅において和室と洋室との間
の段差を解消することが急務になっている。この段差を
解消する手段としては、和室と洋室とで根太高さを調整
するなどの手段が考えられるが可なりのコスト高になる
ので、もっぱら従来の厚さ55ないし60mm程度の畳
に代え、フローリングと同等の厚さ約5ないし30mm
程度の薄畳を開発して利用する方法がとられている。そ
して、従来のわらや有機高分子発泡体の芯材に代え、合
板、パーチクルボード、養生板などの硬質ボード類と、
プラスチック段ボール、インシュレーションボード、有
機高分子発泡体のシート、不織布、スプリットヤーン織
物、アルミニウム箔などの軟質シート類とが、数種類、
適宜に組合わされ積層して縫い合わされた、各種の芯材
が発表されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの薄
畳の多くに共通する問題点は、芯材に畳表を張って縫い
付け、床上に敷いてしばらく経つと主に薄畳の長手方向
端部から反りや捩れが発生することである。この現象は
薄畳に一律に発生するものではなく、環境条件や季節な
どにより発生し、反りの方向や大きさも一定しない。従
来の経験からすると、多くの場合この反りは薄畳を敷い
てから2、3か月ないし半年くらいの間に発生し、早い
ものでは2週間程度で発生する。しかも一旦反りが発生
すると、薄畳の位置を交換したり、床と畳裏との間を両
面テープで接着したり、薄畳と薄畳との間を連結した
り、いろいろな手段を試みるのであるが元どおりになり
難く、新しい薄畳と交換しなければならない場合も少な
くなかった。
【0004】一方、従来の厚い畳ではこのような問題は
発生しない。その原因は芯材の構成、製法、重量、厚さ
などに由来するもの考えられている。本発明者は、反り
の問題を解決するために、前記のように両面テープや接
着剤を用いて薄畳を床や薄畳間を相互に固定するなど、
使用現場での対症的な処置のほか、薄畳そのものの構成
について素材の種類、厚さ、組合わせなどを種々と換え
て各種の薄畳を試作し、試用するなどの試行錯誤の結
果、極めて簡単な手段で反りが防止されることを見出だ
し、本発明を完成したのである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の課題を解
決する手段として、厚さが3ないし25mmの薄畳用の
芯材であって、硬質ボードと軟質シートとを積層してな
り、かつ、一部または全ての硬質ボードが、長手方向の
稜線に平行に少なくとも1か所で切断されていることを
特徴とする薄畳用芯材を提供する。前記の切断箇所は1
ないし4か所が好ましい。また、切断された硬質ボード
は、切断線上にテープ状物を貼って切断された硬質ボー
ドを相互につなぎ止めておくことが望ましい。さらに本
発明は、前記の本発明の芯材を用いた薄畳を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を参照し
て例をあげながら説明する。図1は本発明薄畳の実施形
態の一例を示す平面図、図2は図1のA−A´断面図で
ある。まず、本発明の対象となる薄畳は、芯材1の厚さ
が凡そ3ないし25mmの範囲のものである。これより
も厚い畳では問題になるような反りや捩じれはほとんど
発生していない。通常、薄畳用芯材1は硬質ボードや軟
質シートを合わせて3枚以上積層し、相互に縫着して1
枚の積層体に製作する。薄畳は前記の薄畳用芯材1の表
側に畳表2を被せ、畳縁とともに縫い付けたものであ
る。薄畳の反りや捩れの発生原因は床側と表側との湿度
差などの環境および使用条件、素材自体あるいは素材の
組合せ条件などによると考えられるが可なり複雑であ
る。
【0007】ところで本発明者は、畳用芯材1を構成す
る硬質ボード類と軟質シート類(図2では4ないし8)
のうち、積層した硬質ボード類の一部または全部(図2
に示した例では6で示される1枚)を、長手方向の稜線
10に平行に切断しておけば、その芯材1を用いた薄畳
の反りや捩れの発生を防げることを見出した。反りを防
止する観点から切断箇所3は、硬質ボード類6を積層す
る目的が損なわれないように少ない方が好ましく、通常
の大きさの畳では1ないし4か所、好ましくは1ないし
2か所が適当である(図2の例では2か所)。通常、ほ
ぼ等間隔に切断するがとくに制限はない。硬質ボード類
を本発明切断線と直角方向に切断することも考えられる
が、運搬時や使用時に変形しやすく、畳表がゆるむなど
の問題がある。
【0008】一般に切断箇所3は突き合わせておく。芯
材1には複数の硬質ボードが積層されていることが多い
が、必ずしも全ての硬質ボードを切断する必要はなく、
一部の硬質ボードの切断で目的を達成できる場合が少な
くはない。複数の硬質ボードを切断する場合には、各ボ
ードの切断線が上下に重ならないように留意する。
【0009】また、硬質ボードの切断線3は、薄畳が畳
の機能を保持し、運搬中や使用中に変形したり分離しな
いように、切断線3上にいわゆるガムテープ、布テープ
などのフレキシブルなテープ状物9を貼付して切断され
た硬質ボードを相互につなぎ止めておくことが望まし
い。テープ状物9は必しも切断線3の全線にわたって貼
付する必要はない。テープ状物9の貼付法は接着剤によ
らず、ホッチキスなどを利用することもできる。畳表に
とくに制限はなく天然のい草であっても合成のそれであ
ってもよい。その他の製畳要件は、従来の薄畳に較べて
大きな相違はない。
【0010】本発明の効果を確認するために本発明者
は、本発明の薄畳を多数試作し、従来の薄畳と並べて敷
き比較した。すなわち、長さ180cm、幅90cmの
表面側から不織布、硬質紙(以上いずれも軟質シー
ト)、厚さ2.5mmの合板(硬質ボード)、ポリプロ
ピレン発泡シート及び裏面用シート(以上いずれも軟質
シート)を積層し、縫合して厚さがほぼ1cmの芯材を
製作した。製作した芯材のうち数十枚については、長手
方向の稜線10に平行に30cm間隔で3つに切断し、
2本の切断線上には表面及び一部分を表裏ともに幅2.
5〜5cmの布製ガムテープを貼付して本発明の芯材に
した。これら2種類の芯材に合成樹脂製の畳表をしわに
ならないように引っ張り、裏面にタッカー止めをして薄
畳に固定した。長手方向の両端に畳べりを縫い付け、薄
畳を製作した。
【0011】製作した2種類の薄畳を適宜に混用して実
際に各種の建物の部屋に敷き、経時変化を確かめた。従
来の薄畳の中には、季節によっては10日目位から変化
が見られるものが現れ、やがて一部の薄畳は、端部が最
大4mm程度上方に持ち上がったり、長手方向の中間部
が10mm程度上方に盛り上がったりするようになり、
ごく一部ではあるが手直しや、場合によっては交換の必
要を生じた。しかし、本発明の薄畳の方には反るなどの
異常は発生しなかった。
【0012】
【発明の効果】本願発明を利用すれば、芯材を構成する
硬質ボードの一部または全部を反りの発生しやすい長手
方向において切断しておくという簡単な変更により、反
りの発生しない薄畳をほとんどコストアップなしに製造
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明薄畳の実施形態例平面図
【図2】図1のA−A´断面図
【符号の説明】
1:薄畳用芯材 2:畳表 3:硬質ボードの切断部 4:クッション材
(軟質シート) 5:硬質紙(軟質シート) 6:パーティクル
ボード(硬質ボード) 7:プラスチック段ボール(軟質シート) 8:裏面用シート(軟質シート) 9:テープ状物 10:長手方向の稜線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚さが3ないし25mmの薄畳用の芯材で
    あって、硬質ボードと軟質シートとを積層してなり、か
    つ、一部または全ての硬質ボードが長手方向の稜線に平
    行に少なくとも1か所で切断されていることを特徴とす
    る薄畳用芯材。
  2. 【請求項2】前記の切断箇所が1ないし4か所であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の薄畳用芯材。
  3. 【請求項3】切断された硬質ボードの切断線上にテープ
    状物を貼付することにより、切断された硬質ボードがつ
    なぎ止められていることを特徴とする請求項1または2
    記載の薄畳用芯材。
  4. 【請求項4】芯材に請求項1ないし3のいずれかの芯材
    が用いられていることを特徴とする薄畳。
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