JP2000039307A - 半導体検査装置 - Google Patents

半導体検査装置

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JP2000039307A
JP2000039307A JP10206261A JP20626198A JP2000039307A JP 2000039307 A JP2000039307 A JP 2000039307A JP 10206261 A JP10206261 A JP 10206261A JP 20626198 A JP20626198 A JP 20626198A JP 2000039307 A JP2000039307 A JP 2000039307A
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tray
component
inspection
shipping
semiconductor
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JP10206261A
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English (en)
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Shoji Muramatsu
彰二 村松
Yoshiki Kobayashi
小林  芳樹
Manabu Araoka
学 荒岡
Hideshi Shimizu
英志 清水
Toshinori Suzuki
寿法 鈴木
Takayuki Yoneoka
孝幸 米丘
Hiroshi Isobe
弘 磯部
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NISSHO IWAI HIGHTECH KK
Hitachi Ltd
Original Assignee
NISSHO IWAI HIGHTECH KK
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体部品の品質検査、特にリードの高さなど
を、出荷段階で能率よく、また高精度に行なう半導体検
査装置を提供することにある。 【解決手段】出荷用トレー71に半導体部品6が整列し
て収納されている。部品6のほぼ真横の列間に反射部材
5を位置決めし、CCDカメラ1と連系して移動させ
る。斜め上方の照明装置3から照射してリード61を通
過した光は、反射部材5に反射されてカメラ1に入射す
る。この入射光により、リード61を含む部品6の真横
から見た高分解能の画像が生成できるので、部品高さな
どを精度よく計測できる。また、カメラ1を収納状態の
部品列に沿って走査することで、出荷段階の部品検査を
一括して能率良く実施できる。なお、出荷用トレー71
の収納部に反射部材5の配置に障害となる突起などのあ
る場合は、部品6の配列を維持したまま反転機構14
(図8)により一括して上蓋に移し替え、検査後に一括
して復旧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体部品の検査装
置に関し、特に出荷段階で部品の品質を能率的に検査で
きる半導体検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体部品(以下、部品と略称する)は
製造行程の最終段階ないし出荷前に、製造番号やリード
高さなどの形状寸法を検査している。CCDカメラを使
用した画像による検査方法が一般的で、例えば特開平8
−128816号や特開平9−321498号に開示のように、斜め
方向からの照明光を利用してリード高さを計測する方法
がある。
【0003】半導体部品の形状寸法の中で、特にリード
の高さは10ミクロン程度の高精度が要求される。部品
をプリント板に装着する際に、リード高さにばらつきが
あると接触不良となり、設計通りに動作しない場合があ
るからである。このため、上記引用例以外にもリード高
さを精度よく測定する工夫がなされている。図2(修正
要)はその一例を示したもので、2つのCCDカメラ1
a,1bにより、トレー7上の部品リード61の端点を
上部画像と斜め方向の側部画像から検出し、両眼立体視
の方法を使用してリード端の3次元位置を計測してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体部品のリード高
さなど、仕様に定められた寸法形状を保証するために、
半導体製造メーカーでは出荷時に製造番号と形状の検査
を実施している。このとき、部品の側面の画像を用いて
リード高さの検査を行なうが、出荷トレーに部品を収納
したままでは、上記した従来技術の適用に困難がある。
【0005】図3に、部品収納状態の出荷トレーの断面
図を示す。規格品の出荷トレー7に、部品5を載せる部
品台8とリード端を保持する突起9が複数、列状に設け
られて、リード部を保護しながら部品を収納している。
【0006】この出荷トレー7に部品6を収納したまま
検査する場合、突起9が部品側面からのリード61の撮
像に邪魔になる。この突起9を回避すべく、部品側面か
らの反射光を上方で受光する光学系が考えられるが、部
品真横からの受光に比べて分解能が低下する。このた
め、必要な精度を確保できる高解像度のカメラが必要に
なり、検査装置のコストアップとなる。
【0007】したがって、従来のリード部の検査は出荷
用トレー7に収納する前に行うか、出荷用トレー7から
部品を取り出して行なっていた。しかし、収納後の部品
を1個ずつ取り出して行なうのでは検査能率が悪い。ま
た、検査後の収納作業でリードを損傷する恐れがあり、
検査結果が出荷部品の品質と異なる場合もある。
【0008】本発明の目的は、従来技術の問題点を克服
し、半導体部品の品質検査、特に、部品側面の画像を用
いる検査を部品出荷用トレーに載せた状態で、もしくは
載せたと同様な状態で、全品を一括して高速に実行でき
る半導体検査装置を提供することにある。
【0009】さらに、出荷用トレーに突起物がある場合
に、収納状態の部品配置のまま一纏めで他のトレーなど
に移し替え、検査後に再び出荷トレーに一纏めで収納で
きる、高能率でかつ検査結果に部品を保証できる信頼性
の高い半導体検査装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明は、出荷段階の収納状態に配列された複数の半導体部
品(以下、部品)を撮像し、その画像から部品寸法等を
検査する半導体検査装置において、部品を斜め上から照
射する照明装置と、部品からの反射光などを入射して撮
像する撮像手段と、部品横(ほぼ真横)に配置され部品
側部からの光を屈折して前記撮像手段に入射させる屈折
手段と、前記撮像手段と前記屈折手段を連系し部品配列
に沿って走査させる動作制御手段を設けたことを特徴と
する。ここで、前記屈折手段はプリズムまたはミラーか
らなる。この発明により、収納状態を維持したまま各部
品の一括検査が可能になるのみならず、部品横からの高
分解能の画像により、検査精度を向上できる。
【0011】また、前記屈折手段を部品配列の複数列に
配置し、それぞれの屈折光を1または複数の撮像手段に
入射さる構成としたことを特徴とする。これにより、並
列の撮像が可能になり、検査速度を向上できる。
【0012】また、本発明は、部品のリード部を支持す
る突状部材の配列してある出荷用トレーに収納された複
数の部品を、その出荷配列状態を維持したまま一括して
前記突状部材のない検査用トレーに移し替え、かつ検査
後に再び前記出荷用トレーに一括して移し替える反転機
構をもつ置換装置と、部品横に配置され部品側部から反
射される光を屈折して前記撮像手段に入射させ、かつ前
記撮像手段と連動して移動する屈折手段を設けたことを
特徴とする。
【0013】前記検査用トレーとして、前記出荷用トレ
ーに蝶番で係合された上蓋を利用することが可能であ
る。
【0014】また、前記置換装置は、前記反転機構に係
合された検査用トレーを前記出荷用トレーに被せたのち
反転して、各部品の出荷配列状態を維持したまま一括し
て検査用トレーに移し替えることを特徴とする。
【0015】この発明により、出荷用トレーに収納され
た文字通り出荷段階の半導体部品検査を、出荷用トレー
の収納状態を維持しながら実行でき、検査能率を向上で
きるとともに、検査結果と出荷製品の品質を完全に一致
させることが可能になる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の半導
体検査装置の一実施例で、光学系の構成を示している。
検査対象となる半導体部品6の各々は突起の無い検査用
トレー72に、出荷トレー7と同じ配置でかつ反転し
(裏返し)た状態に載置される。検査装置の光学系は、
照明装置3からの照明光aを部品6に照射し、その上方
向への直接の反射光bと反射部材5を介した反射光c
を、CCDカメラ1に取り込んでいる。
【0017】検査はカメラ1で取得した画像データを解
析して行う。リード61の全体が明瞭に撮像できるよう
に、照明装置3の位置と照射方向を設定する。本実施例
では、照射方向を斜め上からと、し撮像の光軸とずらし
ている。なお、偏光フィルタ2、4は、反射部材5のコ
ーティング膜での反射による写り込みを防止するもの
で、偏光フィルタ4は照明装置3からの照射光aの振幅
方向を一方向に限定し、偏光フィルタ2で部品6または
反射部材5で反射した光b、cを通過させる。
【0018】反射光bはリード61を含む部品6の上面
(ほぼ真上)からみた画像に、反射光cは部品6の側面
(ほぼ真横)から見た画像に相応する。反射部材5には
プリズムまたはミラーが用いられる。後述のように、リ
ード61の検査は上面と側面の画像データを解析して行
なう。
【0019】図4に、検査装置の駆動機構の概略構成を
示す。部品6は検査トレー72の上に裏向きに配置され
ている。反射部材5は支持部材11を介してカメラ1の
側方に上下動可能に設置され、カメラ1と連動して部品
5の間を移動する。カメラ1は行方向走査アーム12と
列方向走査アーム13を持つ動作制御装置10に結合さ
れ、部品間を1ライン(列または行)ずつ走査する。検
査時、カメラ1はアーム12、13によって部品5の上
を移動しながら、検査対象となるリード61の画像を、
上部と側部から撮像していく。動作制御装置10は1ラ
インの走査が終了すると、反射部材5を次ラインの先頭
に位置決めして、次のラインの検査を実行する。
【0020】本実施形態で検査に使用する画像は、部品
6を真上から撮像しときに得られる画像と真横から撮像
したときに得られる画像とから構成される。真上から撮
像する画像については、部品6からの光を直接、カメラ
1に入射させる。真横から撮像する画像については、反
射部材5により部品6からの光を90°変化させてカメ
ラ1に入射させる。このようにして得られた2方向から
の画像を使用して、リード部分の品質検査を行う。
【0021】図5に、部品上部と部品側部の画像を示
す。(a)は部品6からの直接反射によるほぼ真上から
見た画像、(b)は反射部材5を介して部品からの光を
90°曲げてカメラ1に入射させた、部品6のほぼ真横
から見た画像である。検査の対象となるリード61は長
さ方向にリード像610、高さ方向にリード像620が
得られる。
【0022】図6に、検査の計測指標となるリードの寸
法要素を示す。長さ方向リード像610の寸法要素には
リード長611、リード間幅612、リード曲り613
など、高さ方向リード像620の寸法要素にはリード高
さ621、リード幅622などがある。
【0023】図示していない計測手段により、この両画
像を基に端点座標を求めて各寸法要素を計測し、予め定
めた寸法精度の許容範囲を超えているときは、当該部品
を不良品と判定する。寸法要素の中でも、特にリード高
さ621は±10ミクロン程度の高い精度が要求され
る。本実施例による検査性能は、部品に要求される寸法
精度を以下のように確保できる。
【0024】図7に、部品の側部の画像取得の原理図を
示す。(a)は反射部材5を部品6の真横に設置した
例、(b)は部品6の真横より上方に設置した例であ
る。カメラ1が取得するリード61の画像は、リード長
さを反映した領域eと、リード高さを反映した領域fと
なる。このとき、計測性能を決める画像の分解能は、領
域e、fの長さとカメラ1の画素数に依存する。カメラ
1の分解能が高ければ、つまり画素数が多ければ計測性
能も高くなる。カメラ1の分解能が一定であれば、領域
e、fの長さが大なるほど、つまり倍率を大きくするほ
ど計測性能が高くなる。本実施例では、カメラ1の画素
数や撮像時の倍率が一定であるとして、より高い計測性
能を出せるように、カメラ1の位置や反射部材5の位置
を決定している。
【0025】(a)の例では、リード61の長さを計測
するための領域eは、カメラ1に直接入力されるため、
カメラ1の分解能と倍率が一定であれば、計測性能も一
定である。一方、リード61の高さを計測するための領
域fは、反射部材5の反射面51での反射により形成さ
れる領域f1の光がカメラ1に入射される。したがっ
て、計測性能を決める領域fの長さは反射面51の角度
θによって決まる。リード高さRとして、領域fの長さ
Lは数1により求まる。
【0026】
【数1】L=R×sin(180°−2θ) ここで、リード高さRを一定とすると、領域fの長さL
が最大になるのはθ=45°である。つまり、リード6
1の高さ部分である領域Rを最も高精度に計測すること
ができるθは45°であり、反射部材5は部品6の真横
に設置するのが望ましい。本実施例では、突起の無い検
査トレー72に部品6を整列し、配置しているので、反
射部材5を部品6のほぼ真横に対置しながら移動して、
側部の画像を高性能に取得することができる。
【0027】同図(b)は、何らかの事情で反射部材5
を部品6の真横に設置できない場合である。本実施例の
偏光フィルタ2には、カメラレンズの歪みの影響を回避
するために、テレセントリックレンズを使用している。
テレセントリックレンズは、CCDカメラ1の撮像面に
垂直な入射光のみを取り入れる性質を持つ。このため、
反射部材5は部品6の真横に設置するのが望ましい。も
し、真横より上方に設置する場合は、反射面51からの
反射光をCCD面に垂直に入射させるため、図示のよう
に反射面51のθを45°より大きくする必要がある。
このとき、反射面51により形成される領域f2の光が
カメラ1に入射される。しかし、上方に移動しすぎると
分解能が低下するので、できる限り部品6の真横に近付
けて設置することが望ましい。
【0028】本実施例におけるリード検査は、突起の無
い検査トレー72に部品5を移し替えてから行なわれ
る。次に、出荷用トレー71から検査用トレーに、部品
配置を維持したまま一括して移し替える置換機構を説明
する。
【0029】図8に、出荷用トレーの上蓋を検査要トレ
ーとして用いる場合の置換機構の概略構成を示す。
(a)は出荷用トレー71の通常の収納状態で、部品6
を収納した本体71aに、蝶番71cを介して上蓋71
bを開閉可能に設けている。この状態で、製造番号等を
含む部品上部検査が行なわれる。なお、上部検査時は、
検査装置の反射部材5は上方に引き上げられている。
【0030】(b)は上蓋71bに部品6を移し替えた
状態で、(a)の状態を反転して上蓋71bを下にし、
本体71aを開いている。この状態で、リード部を含む
部品下部検査が行なわれる。
【0031】(c)は置換機構の一例を示し、検査装置
より操作、駆動される反転手段14を有している。検査
対象の出荷用トレー71が検査台の所定位置に載置され
た状態で、反転手段14は先端治具141をトレーの蝶
番71cに両側から当接して保持し、半回転する。この
とき、本体71aと上蓋71bは開放しないように、図
示していないフックなどによりロックしてある。出荷用
トレー71が反転し、上蓋71bが下向きとなり、収納
されている部品6は一括して上蓋71bに移し替えられ
る。
【0032】次に、上蓋71bを図示していない保持手
段によって検査台に固定し、先端治具141を斜め上方
に移動して本体71aの側面を両側から当接して保持
し、半回転する。これにより、本体71aが開放され、
上蓋71bに整列されている部品6のリード検査が可能
になる。検査後は上記と逆の操作によって、各部品は出
荷トレー71に元通りに収納される。
【0033】反転手段14を含む置換機構には種々の周
知技術が利用でき、検査台への位置決め、ロックの開
閉、閉状態での全体の反転、上蓋または本体の開閉など
を一連の操作で実現することも可能である。
【0034】次に、出荷用トレー71から上蓋ではない
別の検査用トレーに、部品を一括して移し替える置換機
構の実施例を説明する。これは、上蓋のない出荷用トレ
ーに適用される。
【0035】図9,図10に、他の実施例による検査用
トレーへの置換機構と移し替え工程の説明図を示す。
(a)は、出荷用トレー71に部品6が収納されている
状態を示す。なお、突起9は図示を省略している。図示
していない検査台の所定位置に、反転手段15により回
動される円柱状の係合治具151が設けられている。係
合治具151は突起9の無い検査用トレー72を着脱自
在に係合する。所定位置に出荷用トレー71が位置決め
されると、反転手段15が起動される。(b)は、反転
手段15が検査用トレー72を係合して反転し、出荷用
トレー71に正対し、被せた状態を示している。この状
態で、両方のトレー71、72は互いにロックされる。
【0036】(c)は、(b)の状態から全体を反転し
た状態を示している。反転後、両トレー71、72のロ
ック、及び係合治具151と検査用トレー72の係合が
解除される。(d)は、(c)の状態から係合治具15
1に出荷用トレー71を係合し、出荷用トレー71を開
放した状態を示している。この状態で、出荷用トレー7
1の収納と反転した部品6の一括した移し替えが可能に
なり、リード部などの部品下部の検査が可能になる。な
お、以上の工程を逆に辿れば、検査後の各部品は出荷用
トレー71に元通りに収納できる。
【0037】なお、上記例では反転手段15が検査用ト
レー72と出荷用トレー71を交互に係合しているが、
検査用トレー72を固定して専用とし、出荷用トレー7
1の開閉は別の補助手段による構成も可能である。
【0038】本実施例において、係合手段151とトレ
ーの着脱や、トレー間のロックに真空吸引技術が利用で
きる。例えば、係合手段151の円柱方向に図示しない
内孔溝を設け、この内孔溝から直角方向に複数の孔を介
して開口溝を設け、この開口溝にトレー72の端部を嵌
め合わせ、反転手段15側から真空吸引をオン/オフす
れば、トレーの着脱が可能になる。また、検査用トレー
72の板厚部に上記開口溝と連通し、かつ内側に開口す
る複数の吸引孔を設ければ、被せた状態でのトレー7
1,72のロックをオン/オフすることができる。さら
に、検査用トレー72の内側への開口を、各部品の載置
位置に対応させれば、検査などで開放中の検査用トレー
72上の部品を安定に保持できる。
【0039】図11に、置換手段を用いた半導体部品の
検査手順を示す。まず、検査の対象となる部品6は、出
荷用トレー71に収納された状態で検査装置の検査台に
セットされる(S1)。次に、部品上部検査を行なう
(S2)。
【0040】図12に、部品の上部構成を示す。部品上
部検査(S2)は、部品6に記録されているメーカ名、
製造管理番号などの文字認識による文字検査と、部品6
の方向検査等が行なわれる。部品6の方向検査は、部品
の向きを示す印62をテンプレートマッチングに画像処
理等により検出する。
【0041】部品上部検査の後に一括反転を行なう(S
3)。この一括反転は、上述した置換機構の反転手段1
4(15)により、上蓋71bを閉めた状態または検査
用トレー72を被せた状態で行なう。反転後、各部品6
は上蓋71bまたは検査用トレー72上に、出荷用トレ
ー71aでの配置と同じで、かつ表裏が逆転した状態で
整列されている。
【0042】次に、出荷用トレー本体71aを開き、リ
ード部などの部品下部検査を行なう(S4)。部品下部
の検査後は、出荷用トレー本体71aを閉じて、一括反
転する(S5)。この結果、出荷用トレー本体71a
に、各部品6がステップS1と同状態に再収納される。
【0043】なお、上記の検査手順において、部品上部
検査が不要な場合はステップS2は省略される。あるい
は、部品下部検査の後に部品上部検査を行なってもよ
い。このとき、上蓋71bを利用する置換機構であれ
ば、ステップS1で上蓋71bを下にしてセットすれ
ば、ステップS3の一括反転は省略できる。
【0044】図13に、図1の検査装置と異なる他の実
施例による検査装置の光学系を示す。(a)に示すよう
に、2組のカメラ1a、1bと反射部材5a、5bを設
けて、部品6の両側の真横から同時に走査してリード検
査を行なう。あるいは、(b)に示すように、カメラ1
は1台とし、反射部材5a、5bとその反射光をカメラ
1に入射させる偏向ミラー20a、20bを設けてもよ
い。本実施例によれば、部品6の側部から行なうリード
61などの検査が並列処理でき、検査速度を向上でき
る。
【0045】以上のように、本実施形態による半導体部
品検査では、出荷用トレーに部品を収納し、またはそれ
と同等の状態で、複数の部品の品質、特に部品のリード
部の検査を、ほぼ真横から整列状態に沿って走査しなが
ら実行できるので、検査の能率とともに画像検査での分
解能を向上でき、部品品質を向上できる。
【0046】また、本検査装置は、横からの検査に際し
て邪魔になる出荷トレーの部品保持用突起を回避するた
めに、収納状態の部品を一括して上蓋または他の検査用
トレーに移し替える置換機構を備えているので、出荷ト
レーに収納された部品を一括して移して検査し、その後
一括して出荷トレーに戻すことができるので、従来のよ
うに出荷トレーから各部品の取り出しや再収納が必要な
いので、検査能率を著しく向上できると共に、検査結果
と一致した出荷製品の品質保証が可能になる。
【0047】なお、上記の実施形態では、部品5を出荷
トレーごと反転させた後に行なう部品下部検査をリード
部の検査ので説明したが、これに限定されるものではな
い。例えば、PGA(Pin Grid Array)のピンの検査や
BGA(Ball Grid Array)の半田ボールの検査に適用
してもよい。これらの検査においても、部品をトレーご
と反転させると、検査の高速化と操作の単純化が可能に
なる。
【0048】
【発明の効果】本発明の半導体検査装置によれば、部品
のほぼ真横からの画像を出荷時の配列状態に沿って一括
して取得できるので、画像の分解能を安上がりに向上で
き、検査精度と検査能率をともに向上できる効果があ
る。
【0049】また、検査装置に部品を収納した出荷トレ
ーをセットし、リード部などの部品下部検査に際し、障
害物のない上蓋またはトレーに一括して部品を移し替
え、検査後に一括して出荷トレーに戻す置換手段を設け
ているので、出荷状態からの部品下部検査が簡単に実行
でき、かつ出荷部品の信頼性を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体検査装置の一実施例による光学
系の構成図。
【図2】従来の半導体検査装置の光学系の構成図。
【図3】部品収納状態の出荷トレーの断面図。
【図4】本発明の半導体検査装置の一実施例による駆動
装置の構成図。
【図5】半導体部品の上部画像と側部画像を説明する模
式図。
【図6】部品品質の計測対象となる寸法要素の説明図。
【図7】部品側部の高分解能画像を取得する原理を示す
説明図。
【図8】出荷トレーの上蓋を利用する置換機構の説明
図。
【図9】他の検査トレーを利用する置換機構の説明図。
【図10】図9の続きの移し替え工程を示す説明図。
【図11】本発明の半導体検査装置の検査手順を示すフ
ロー図。
【図12】部品上部検査の説明図。
【図13】本発明の半導体検査装置の他の実施例による
光学系の構成図。
【符号の説明】
1…カメラ(CCDカメラ)、2…偏光フィルタ、3…
照明装置、4…偏光フィルタ、5…反射部材、6…部品
(半導体)、61…リード、7…トレー、8…部品台、
9…突起、10…動作制御装置、11…支持部材、12
…行方向走査アーム、13…列方向走査アーム、14,
15…反転手段、141…先端治具、151…係合治
具、71…出荷用トレー、71a…本体、71b…上
蓋、71c…蝶番、72…検査用トレー。
フロントページの続き (72)発明者 小林 芳樹 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 荒岡 学 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所大みか工場内 (72)発明者 清水 英志 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 鈴木 寿法 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 米丘 孝幸 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 日 立プロセスコンピュータエンジニアリング 株式会社内 (72)発明者 磯部 弘 東京都千代田区神田紺屋町8番地 アセン ド神田紺屋町6階 日商岩井ハイテック株 式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA04 AA24 BB12 CC01 CC17 DD06 FF04 HH12 JJ03 JJ05 JJ16 JJ26 LL12 LL32 LL46 MM03 MM04 2F069 AA04 AA42 BB14 BB15 CC09 DD15 GG04 GG07 GG52 GG63 JJ07 JJ17 2G003 AA07 AB00 AH00 AH04 4M106 AA05 BA20 CA66 CA67 CA68 CA70 DC02 DC03 DC04 DC07 DG03 5F067 AA19 AB02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出荷段階の収納状態に配列された複数の
    半導体部品(以下、部品)を撮像し、その画像から部品
    寸法等を検査する半導体検査装置において、 部品を斜め上から照射する照明装置と、部品からの反射
    光などを入射して撮像する撮像手段と、部品横に配置さ
    れ部品側部からの光を屈折して前記撮像手段に入射させ
    る屈折手段と、前記撮像手段と前記屈折手段を連系し部
    品の配列に沿って走査させる動作制御手段を設けたこと
    を特徴とする半導体検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記屈折手段を部品配列の複数列に配置し、それぞれの
    屈折光を1または複数の撮像手段に入射さる構成とした
    ことを特徴とする半導体検査装置。
  3. 【請求項3】 出荷段階の収納状態に配列された複数の
    半導体部品(以下、部品)を移動しながら撮像する撮像
    手段を設け、その画像から部品寸法等を検査する半導体
    検査装置において、 部品のリード部を支持する突状部材の配列してある出荷
    用トレーに収納された複数の部品を、その出荷配列状態
    を維持したまま一括して前記突状部材のない検査用トレ
    ーに移し替え、かつ検査後に再び前記出荷用トレーに一
    括して移し替える反転機構をもつ置換手段と、部品横に
    配置され部品側部から反射される光を屈折して前記撮像
    手段に入射させ、かつ前記撮像手段と連動して移動する
    屈折手段を設けたことを特徴とする半導体検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記検査用トレーが前記出荷用トレーに蝶番で係合され
    た上蓋であることを特徴とする半導体検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記置換手段は、前記反転機構に係合された検査用トレ
    ーを前記出荷用トレーに被せたのち反転して、各部品の
    出荷配列状態を維持したまま一括して検査用トレーに移
    し替えることを特徴とする半導体検査装置。
  6. 【請求項6】 出荷段階の収納状態に配列された複数の
    半導体部品(以下、部品)を移動しながら撮像するカメ
    ラを設け、その画像から部品寸法等を検査する半導体検
    査装置において、 検査装置に複数の部品を収納した出荷用トレーをセット
    し、この出荷用トレーに検査用トレーを被せて一括反転
    したのち前記出荷用トレーを開放し、前記検査用トレー
    上に出荷状態で配列している各部品の横を移動する屈折
    手段によりトレーの平面と略平行な光を屈折して前記カ
    メラに集光して部品下部検査を行ない、検査後に前記出
    荷用トレーを被せて一括反転し、各部品を元通りに出荷
    用トレーに収納することを特徴とする半導体検査装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 出荷用トレーをセットした直後または各部品を元通りに
    出荷用トレーに収納した後に、部品上部の画像による部
    品上部検査を行なうことを特徴とする半導体検査装置。
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