JPH05166897A - デバイスプローバ - Google Patents

デバイスプローバ

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Publication number
JPH05166897A
JPH05166897A JP3354544A JP35454491A JPH05166897A JP H05166897 A JPH05166897 A JP H05166897A JP 3354544 A JP3354544 A JP 3354544A JP 35454491 A JP35454491 A JP 35454491A JP H05166897 A JPH05166897 A JP H05166897A
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JP
Japan
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inspection
semiconductor element
inspected
stage
needle
Prior art date
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Pending
Application number
JP3354544A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Akasaka
趣明 赤坂
Takeshi Suzuki
健 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Yamanashi Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Yamanashi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Electron Yamanashi Ltd filed Critical Tokyo Electron Yamanashi Ltd
Priority to JP3354544A priority Critical patent/JPH05166897A/ja
Publication of JPH05166897A publication Critical patent/JPH05166897A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外観的に欠陥のない被検査体のみを実際に検
査するようにして検査効率の向上を図る。 【構成】 水平方向及び垂直方向へ移動自在な検査用ス
テージ50上に載置される半導体素子などの被検査体2
のリード3に検査針72を接触させて電気的特性を検査
するデバイスプローバにおいて、MIDカメラなどの撮
像機94を有する光学検出手段56により搬送途中の被
検査体の外観を写し出して、この画像信号と基準情報と
に基づいてCPU116等を有する判定手段112にて
良否を判断する。そして、良品と判断された被検査体の
みに実際に検査針72をコンタクトして検査を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デバイスプローバに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パッケージされた半導体素子
は、1つずつ検査工程に供給され、一定のテスト環境
(低温、室温、高温)のなかで半導体素子のリードとテ
スタの電気信号とを接続して電気的諸特性が検査されて
いる。すなわち、複数個のパッケージ済みの半導体素子
が収容されたトレイから1つずつ或いは複数ずつ半導体
素子を取り出して検査用ステージに供給し、検査用ステ
ージにおいて、位置合わせされた半導体素子をテストヘ
ッドの下方まで移動した後、半導体素子のリードに検査
針を接触させて、半導体素子の電気的諸特性を検査して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
種の検査装置、すなわちデバイスプローバにおいては、
検査用ステージに供給された半導体素子のリードと検査
針とを接触させるための位置合わせを最初の1回だけオ
ペレータがマイクロスコープ等を用いて目視により行
い、検査用ステージの載置台の駆動系の再現精度により
以後の半導体素子のリード検査針との位置合わせを行っ
ている。そして、待機状態になされている被検査体であ
る半導体素子全てに対して実際に検査針を当てて電気的
特性の検査を行っている。
【0004】しかしながら、このような待機状態になさ
れている半導体素子の中には、この側部に密集させて多
数形成されている信号入出力用のリードが、製造過程或
いは搬送過程等において何らかの外的な原因で不必要な
方向に曲ってしまってリード曲がりやリード欠損が生じ
て、製品として欠陥となっているものもある。例えば、
ある種の半導体素子にあっては例えばリード幅0.2m
mのリードが例えばリードピッチ0.5mmで多数形成
されており、リード曲がりが僅かでも生ずると欠陥とな
ってしまう。
【0005】そして、上記検査装置にあっては、上記し
たようなリード曲がりのある欠陥半導体素子に対しても
実際に検査針を当てて電気的特性を検査をしていること
から、無駄な検査を行うこととなり、結果的に検査効率
が低下するという改善点を有していた。本発明は、以上
のような問題点に着目し、これを有効に解決すべく創案
されたものである。本発明の目的は、外観的に欠陥のな
い正常な被検査体のみを実際に検査するようにして検査
効率の向上を図ることができるデバイスプローバを提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、水平方向及び垂直方向に移動自在な検
査用ステージ上に載置される被検査体に検査針を接触さ
せて、前記被検査体の電気的諸特性を検査するデバイス
プローバにおいて、前記検査用ステージに載置された前
記被検査体の少なくとも一部を光学的に検出する光学検
出手段と、前記光学検出手段からの情報と予め記憶され
ている基準情報とに基づいて前記被検査体の良否を判定
して検査を行うか否かを決定する判定手段とを備えるよ
うに構成したものである。
【0007】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、検査用
ステージ上に載置された被検査体は、検査に先立って光
学検出手段によりその外観が検出され、この外観の画像
情報は判定手段にて予め記憶されている基準情報と比較
されてこの良否が判定される。そして、この判定結果が
良品と判断されたものについてのみ実際の測定検査を行
い、不良品と判断されたものについては測定検査を行わ
ないようにする。
【0008】
【実施例】以下に、本発明に係るデバイスプローバの一
実施例を添付図面に基づいて詳述する。図1は本発明に
係るデバイスプローバの平面図、図2はその側面図を示
す。このデバイスプローバは、被検査体としての、例え
ば半導体素子2の搬送部4と検査部6とにより主に構成
されており、これら搬送部4と検査部6は防振機構を有
する接続部材8にて連結されている。上記搬送部4に
は、未検査の半導体素子2及び位置合わせ用の透明なプ
レート10を供給する供給部12と、検査後あるいは不
良品等の半導体素子2及びプレート10の取出部14が
設けられており、複数個の半導体素子2を収容するトレ
イ16から未検査の半導体素子2を1つ或いは複数ずつ
取り出し、他方、検査終了後の半導体素子2を空きトレ
イ16に順次収容するようになっている。尚、供給部側
の最初のトレイ16には半導体素子2と共にプレート1
0が収容されており、半導体素子2の供給前にプレート
10が検査部6側に搬送されるようになっている。
【0009】この場合、供給部12には、複数個の未検
査の半導体素子2をマトリックス状に収容するトレイ1
6が複数枚積層されており、これらトレイ16は上下方
向に昇降可能に配設されている。トレイ16は、図3に
示すようにその表面には適宜間隔をおいてマトリックス
状に矩形状の収容凹部18が設けられている。そして、
収容凹部18の1つにプレート10が収容され、残りの
全てには半導体素子2が収容されている。また、供給部
12の最上段のトレイ16の上方には、トレイ16から
上記プレート10及び半導体素子2を、本実施例では2
つずつプリセットステージ19に搬送する搬送機構22
が設けられている。この搬送機構22は、供給部12の
上方においてY方向に延在する搬送腕24をXレール2
6に沿ってX方向に移動可能に取り付けると共に、搬送
腕24に半導体素子2の垂直方向(Z方向)移動機構を
有する保持部28を搬送腕24に沿ってY方向に移動可
能に取り付けた構造となっている。
【0010】この場合、上記Xレール26は、例えばL
Mガイドとボールネジまたはタイミングベルト等で構成
されている。また、上記保持部28は、先端が例えばゴ
ム製の2つの吸着口30となっており、この部分に半導
体素子を真空吸着することにより、同時に2つの半導体
素子2をトレイ16から取り出すと共にこれを保持して
プリセットステージ19まで移送するようになってい
る。
【0011】このプリセットステージ19は、図示する
ように一度に4つの半導体素子を載置するように4つの
矩形状の収容凹部21を有しており、各収容凹部21は
下方に行くに従って順次縮径されて、いわゆる摺り鉢状
に形成されている。従って、この収容凹部21内に上記
搬送機構22により搬送してきた2つの半導体素子を落
とし込むことによりそのXY方向の向きが機械的に規制
されてプリセットされる。
【0012】また、上記取出部14は検査済みの半導体
素子2をアンロードテーブル32から搬出機構34によ
って空のトレイ16に移送するものである。搬出機構3
4は上記搬送機構22と同様に、Xレール36に沿って
X方向に移動可能な搬送腕38と、この搬送腕38に沿
ってY方向に移動可能な吸着保持部40とで構成されて
おり、アンロードテーブル32上に載置された検査済み
或いは不良品の半導体素子2を真空吸引して保持すると
共に、取出部14の最上段のトレイ16の空いてる場所
に移送するようになっている。
【0013】また、本実施例にあっては、上記取出部1
4側のトレイ16は、良品の半導体素子を収容する良品
トレイ16A、不良品の半導体素子を収容する不良品ト
レイ16B及び再テストが必要な半導体素子を収容する
再テストトレイ16Cの3つのエリアに区分けされてお
り、これら各トレイの上方に渡って上記搬送腕38が伸
びている。この搬送腕38に沿って移動する上記保持部
40は、前述と同様に例えばゴム製の1つの吸着口40
を有しており、この部分で半導体素子を真空吸着し得る
ように構成されている。
【0014】上記のように構成される供給部12と取出
部14との間には基台44が架設されており、この基台
44には半導体素子ダブル移送機構46がY方向及びZ
方向に移動可能に取り付けられている。そして、この半
導体素子ダブル移送機構46には、プリセットステージ
19とアンロードテーブル32との間の距離の1/2の
距離を隔てて、真空吸着により半導体素子2を吸着して
保持する吸着保持部48、48が取り付けられている。
そして、各吸着保持部48は、前述と同様にゴム製の或
いは金属で作られた4つの吸着口49を有しており、こ
の部分で半導体素子を真空吸着することになる。従っ
て、プリセットステージ19とアンロードテーブル32
との間の中間位置に設けられる検査用ステージ50に対
して、プリセットステージ19上の未検査の半導体素子
2と検査用ステージ50上の検査済み或いは不良品の半
導体素子2を同時にそれぞれ4つ吸着保持して、上記1
/2の距離だけY方向に移送することにより、未検査の
半導体素子2は検査用ステージ50に、検査済み或いは
不良品の半導体素子2はアンロードテーブル32に、そ
れぞれ移送可能になされている。
【0015】一方、前記検査部6は、半導体素子を載置
する検査用ステージ50と、このステージ50を載置保
持する載置台52と、この載置台52を水平及び垂直す
なわちX、Y、Z及びθ(X、Y平面上における回転)
方向に位置調整する移動機構54と、上記検査用ステー
ジ50上に載置された半導体素子の少なくとも一部を光
学的に検出する本発明の特長とする光学検出手段56と
で主に構成されており、上記検査用ステージ50が図1
及び図2で一点鎖線で示す半導体素子2のロード・アン
ロード位置P1、点線で示す位置合わせ良否検査位置P
2及び実線で示す検査位置P3に移動可能となってい
る。また、載置台52は位置合わせ手段である駆動部6
0により上記移動機構54を作動することによって位置
合わせ制御される。
【0016】また、上記検査用ステージは、図4に示す
ように、その表面に半導体素子2又はプレート10を所
定の位置に載置する4つの載置凹部62が中心に関して
対称な同心円上に設けられ、少なくとも載置凹部62の
底面は鏡面64となっている。従って4つの半導体素子
2を同時に収容することができる。そして、この底部中
心には、吸引口66が設けられ、ここに載置された半導
体素子を真空吸着するように構成されている。また、プ
レート10は、例えばポリカーボネート等の透明性合成
樹脂製部材にて形成されており、この透明のプレート1
0及び半導体素子2を検査用ステージ50の鏡面64上
に載置することによって後述するように針跡の検出を容
易且つ正確に行うと共に、半導体素子のリード曲がり等
の検出を行うことができるようになっている。また、プ
レート10は低廉に製造できるので、使い捨てが可能で
ある。
【0017】図2に示すように上記検査位置P3の上方
にはテストヘッド68が配設されており、このテストヘ
ッド68の下部に取り付けられるプローブカード70か
ら下方に向って検査針72が突出している。この検査位
置P3において、移動機構54によって検査用ステージ
50が上昇することにより、このステージ50上に載置
されるプレート10と検査針72とが圧接されてプレー
ト10の上面に半導体素子2のリード3に対応した針跡
74が形成され(図6及び図7参照)、また、検査時に
検査針72が半導体素子2のリード3に接触するように
なっている(図8参照)。
【0018】また、上記位置合わせ良否検査位置P2に
設置される上記光学検出手段56は、図5に示すように
上記検査用ステージ50に載置される半導体素子2や位
置合わせ用のプレート5に向けて光を照射する発光ダイ
オード等よりなる光源78を有しており、この光源78
からの光はハーフミラー80を透過して後、光を相互に
90°異なる方向へ分岐させて2つの光路L1、L2を
形成するビームスプリッタ82に入るようになってい
る。上記光源78から直線状に伸びる光路L1の途中に
は、例えば焦点距離120mmの第1の対物レンズ84
及びこのレンズ84を通過した光を半導体素子2の1つ
の角部に向けて90°反射させる第1の反射ミラー86
が順次設けられており、上記第1の対物レンズ84は半
導体素子2の1つの角部が上記レンズ84の略焦点上に
位置するように配置される。これにより、第1の反射ミ
ラー86を反射した光は、半導体素子の上方から直角に
照射する明視野照明となってリードの位置を検出する。
【0019】また、上記光路L1に対して90°方向へ
分岐された光路L2上には、上記光路L1と平行になる
ようにこの光路L2を90°曲げるための直角ミラー8
8と、上記第1の対物レンズ84と同じ例えば120m
mの焦点距離を有する第2の対物レンズ90及び前述と
同様にこのレンズ90を通過した光を半導体素子2の先
の角部に対して対角線上に位置する他の角部に向けて9
0°反射させる第2の反射ミラー92が順次設けられて
おり、上記第2の対物レンズ90は、半導体素子の他の
上記角部が上記レンズ90の焦点上に位置するように配
置される。この場合、上記光路L1を通ってくる光は、
図10において半導体素子2の1つの角部及びその部分
のリード3を含む第1視野S1を照射することになり、
他方、光路L2を通ってくる光は、上記角部に対して対
角線上にある他方の角部及びその部分のリード3を含む
第2視野S2を照射するように構成されている。
【0020】そして、上記半導体素子2を載置する載置
凹部62は前述のように鏡面64により構成されている
ので、上記各光路L1、L2を通ってくる光はそれぞれ
上記鏡面64により360°反射されて各光路L1、L
2を逆に戻って行き、前記ハーフミラー80に到達する
ことになる。このハーフミラー80は、戻ってきた光を
90°方向に反射して例えばCCDカメラ等よりなる撮
像機94へ向けるように構成されている。この反射光の
通る光路L3の途中には、倍率を切り換えるべく焦点距
離の異なる2つの結像レンズ、すなわち第1結像レンズ
96及び第2結像レンズ98が切り換え可能に設けられ
ると共に、この結像レンズの後段側には入射する光を上
記撮像機94に向けて90°反射する反射プリズム例え
ばペンタプリズム100が順次介設されている。
【0021】また、上記ビームスプリッタ82の光路L
1、L2側には、上記光路L1、L2を選択的に遮断し
て切り換えるための光路切換シャッタ102が図示しな
いセンサ付きのエアシリンダにより回転可能に設けられ
ている。そして、寸法の異なる半導体素子2の1の対角
線上の角部を撮像可能とするために、上記第1の対物レ
ンズ84及び第1の反射ミラー86はパルスモータ及び
ボールネジ104によってY軸方向へ例えば距離20M
M移動される第1ステージ106に一体的に搭載され、
他方、第2の対物レンズ90と第2の反射ミラー92は
同じくパルスモータ及びボールネジ108によって上記
Y軸に対して45°の斜め方向へ例えば距離28MM
(√2×20)移動される第2ステージ110に一体的
に搭載される。そして、上記直角ミラー88は、光路L
2を保持すべく上記第2ステージ110に従動してX軸
方向へ移動し得るように構成されている。
【0022】このように構成される光学検出手段56に
より半導体素子の位置或いは透明プレートの針跡の位置
などが検出され、この撮像機94からの信号は、半導体
素子2の良否を判定してこの検査を行うか否かを決定す
る判定手段112へ入力される。この判定手段112
は、正常な針の位置を記憶する記憶部、例えば針跡用R
AM114を有しており、検査時にこれに記憶される情
報と入力される画像情報とをCPU116にて比較演算
し、当該半導体素子が正常であるか、再テストを必要と
するか、或いは欠陥品であるか判断がなされてその結果
は記憶され、欠陥品である場合及び再テストを必要とす
る場合には検査を行わない決定がなされて、その半導体
素子については検査針72がコンタクトしないように前
記検査用ステージ50の駆動手段60を制御すると共
に、半導体素子搬出時にはその半導体素子を不良品トレ
イ16B或いは再テストトレイ16Cへ収容すべく搬出
機構34を制御するように構成されている。
【0023】また、上記判断の結果、その結果は記録さ
れると共に正常の場合にはCPU116は実際の検査を
行うべくこの半導体素子に検査針72を接触させるよう
に上記駆動手段60を制御すると共に、半導体素子搬出
時にはその半導体素子を良品トレイ16Aに収容すべく
搬出機構34を制御するように構成されている。また、
この判定手段112には、前記プレート10に形成され
た針跡74(図7参照)の位置を記憶する針跡用RAM
120を有しており、検査時にこの記憶データと画像信
号とをCPU116にて比較演算し、そのデータに基づ
いて駆動手段60を作動して移動機構54を制御し、検
査時の半導体素子の位置決めを行うように構成されてい
る。
【0024】また、上述のように半導体素子の角部のリ
ードを検査する理由は、中央部よりも角部に位置するリ
ードがより外的な変形を受けやすいからである。尚、検
査用ステージ50の上方には予備加熱手段122が設け
られており、半導体素子を所定の温度、例えば150℃
に加熱し得るように構成されている。また、検査部6に
は、撮像機94にて撮影した映像を写すモニタ131が
設けられている。
【0025】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。まず、搬送部4の供給部側にセ
ットされたトレイ16に収容された位置合わせ用のプレ
ート10が保持部28により吸着保持され、搬送機構2
2によりプリセットステージ19上に移送されると、プ
リセットステージ19の位置において摺り鉢状の収容凹
部21内に落とし込まれ、その位置が粗調整される。次
に、半導体素子ダブル移送機構46の保持部48、48
にて上記プレート10が再び吸着保持されてロード・ア
ンロード位置P1に待機する検査用ステージ50の載置
凹部62にプリアライメントされた状態で載置される。
【0026】次に、検査用ステージ50は位置合わせ良
否検査位置P2に移動し、この位置あわせ良否検査位置
P2にてプレート10が精密位置合わせされた後、検査
用ステージ50が検査位置P3に移動する。検査位置P
3において、移動機構54により検査用ステージ50が
上昇してプレート10とプローブカード70の検査針7
2とが圧接され、プレート10の表面に半導体素子2の
リード3に対応した針跡74が形成される(図7参
照)。
【0027】針跡74が形成された後、検査用ステージ
50は再び位置合わせ良否検査位置P2に移動され、こ
の位置合わせ良否検査位置P2において、光学検出手段
56の光源78からの光がビームスプリッタ82にて光
路L1、L2に分岐され、光路L1の光は第1の対物レ
ンズ84、第1の反射ミラー86を介してプレートの角
部の針跡76を照射し、他方の光路L2の光は、第2の
対物レンズ90、第2の反射ミラー92を介して対角線
上の他方の角部の針跡76を照射する。このように針跡
76が照射されると、透明のプレート10と検査用ステ
ージ50の鏡面64との関係により針跡74が乱反射
し、その位置が光学検出手段56にて正確に検出され
る。そして、この光学検出手段56からの信号が、判定
手段112のCPU116に伝達されて針跡76のデー
タが画像情報として針跡用RAM120へ記憶される。
【0028】上記針跡76のデータが記憶されたプレー
ト10は検査用ステージ50によってロード・アンロー
ド位置P1に移動し、この位置において半導体ダブル移
送機構46によって取出部14側に排出される。この時
すでに、供給部側12では搬送機構22の保持部28が
2個の半導体素子を吸着部30、30に吸着した状態で
トレイ16とプリセットステージ19との間を2回往復
することにより、上記プリセットステージ19には4個
の半導体素子が各収容凹部21内に落とし込めによりプ
リセットアライメントされている。そして、これらプリ
セットアライメントされた4つの半導体素子は半導体素
子ダブル移送機構46の4つの吸着口49により真空吸
着され、ロード・アンロード位置P1にて検査用ステー
ジ50に同時に移載されてこの載置凹部62に設けた吸
引口66により動かないように真空吸着される(図9参
照)。そして、検査用ステージ50を位置合わせ良否検
査位置P2に移動する。
【0029】この位置合わせ良否検査位置P2において
は、光学検出手段56が駆動されて前述のように光源7
8を出た光はハーフミラー80を通過してビームスプリ
ッタ82に入り、ここで2つの光路L1、L2に分岐さ
れ、一方の光路L1の光は第1の対物レンズ84及び第
1の反射ミラー86を介して四角形状の半導体素子の角
部、すなわち図10の第1視野S1を照射すると共に、
この下部の鏡面64に反射されて同じ光路L1を逆に戻
ってくる。
【0030】他方の光路L2の光は、直角ミラー88、
第2の対物レンズ90及び第2の反射ミラー92を介し
て上記角部に対して対角線上に位置する他の角部、すな
わち図10の第2視野S2を照射すると共に、同様にこ
の下部の鏡面64に反射されて同じ光路L2を逆に戻っ
てくる。この場合、上記光路L1、L2は、ビームスプ
リッタ82に設けた光路切換えシャッタ102により選
択的に遮断されて切換えられることになり、戻ってきた
光はハーフミラー80にて反射されて光路L3を通り、
所望の倍率に対応する第1又は第2結像レンズ96、9
8、ペンタプリズム100を介して撮像機94へ入力さ
れる。
【0031】この撮像機94からの画像信号は、まず、
判定手段112のCPU116へ入力され、この画像信
号は、上記針跡用RAM114に記憶された針跡データ
と比較され、そのずれ量が精密位置合わせ用に図示しな
いRAM等の記憶手段へ記憶される。その後、或いは上
記測定に先立って、リード3の曲がり或いはリード欠損
がないかが第1視野S1及び第2視野S2の相方につい
て選択的に切換えて行われる。この場合、針跡用RAM
114には予め、リード幅、リードのピッチ、リード幅
を正常とみなす許容範囲、再テストを行うべき範囲及び
欠陥とみなす範囲などが情報として記憶されている。例
えば、本実施例にあっては、リード幅が0.2mm、リ
ードのピッチが0.5mm、許容範囲はリード幅の0.
6〜1.4倍などが設定されている。
【0032】又、各リード3間の距離を認識する方法と
しては、例えば各視野における画像を順次水平方向或い
は垂直方向へ走査して黒い部分を探してリードの先端を
求め、そこから白黒白黒と順に出る画像上の距離を求め
ることにより、リード間の距離を認識する。そして、こ
の計測の結果、各視野S1、S2内に写るリード全ての
間の隣接距離が正常範囲内ならば、正常ものと判断し、
再テストすべき範囲内に1つの距離でも該当したなら
ば、再テスト素子と判断し、リードの欠損や図11に示
すようにリード曲がり3Aが生じて許容範囲外の距離が
1つでも存在したならば欠陥素子と判断される。
【0033】実際には、画像をスキャンして行くときに
白黒白黒の画像の間隔が許容範囲外である現像が生じた
ならばリード曲がり或いはリード欠損と判断して直ちに
判定を中止することになる。このようにして、リードと
針跡との比較及びリード曲がり等の存否の判断は、1つ
の半導体素子の判定が終了したならば検査用ステージ5
0をX或いはY方向へ順次移動させて、このステージ5
0に載置されている4つの素子全てについて行う。そし
て、測定完了の結果、この4つの半導体素子2のうち一
部に欠陥或いは再テスト素子が含まれていてもそのまま
検査用ステージ50は、不良素子を乗せたまま検査位置
P3に移動され、ここで前記精密位置合わせ用RAMか
らの誤差情報に基づいて駆動手段60を制御して半導体
素子2の精密位置調整を行い、この素子のリード3にプ
ローブカード70の検査針72を正確に接触して、素子
の電気的諸持性を測定する。
【0034】この場合、上記プローブ針の測定結果は記
憶されているので、この結果に基づいて、正常な半導体
素子のみに検査針72を順次接触測定させるよう駆動手
段60は判定手段112により制御され、結果的に欠陥
素子或いは再テスト素子には検査針が接触されないので
不必要な検査が行われず、検査効率を向上させることが
可能となる。例えば図9中4つの半導体素子2A〜2D
の内、3つの半導体素子2A〜2Cが正常と判断された
ならばこの3つの素子のリードのみに検査針72が順次
コンタクトされて測定が行われ、素子2Dのリードには
検査針72がコンタクトされない。尚、4つの半導体素
子2A〜2Dが全て欠陥素子或いは再テスト素子である
と判定された場合には、検査用ステージは検査位置P3
へ行くことなし直ちにロード・アンロード位置P1へ移
されて各素子は搬出され、検査効率を向上させる。
【0035】このようにして検査が終了すると、移動機
構54によって検査用ステージ50が下降し、このステ
ージ50はロード・アンロード位置P1に戻る。そし
て、半導体素子ダブル移送機構46によって4つの半導
体素子2は一度にアンロードテーブル32へ搬送される
と同時に、供給部側から次の4つの半導体素子2がロー
ド・アンロード位置P1に移送され、以下同様の操作を
繰り返すことによって4つずつ半導体素子2は順次位置
合わせされた後、検査される。
【0036】また、上記アンロードテーブル32へ移載
された4つの半導体素子2は、CPU116に制御され
る搬出機構34により正常素子、欠陥素子、再テスト素
子に分類されてそれぞれ対応する良否トレイ16A、不
良品トレイ16B、再テストトレイ16Cへ搬出される
ことになる。更に、本実施例においては、位置合わせ用
プレートに形成した針跡を基準としてこれと各半導体素
子のリードの位置ずれを求めて位置補正するようにした
ので、位置合わせを精度良く且つ効果的に行うことがで
き、検査の信頼性を向上させることができる。
【0037】尚、上記実施例にあっては、半導体素子2
の1つの対角線上の2個の角部近傍に位置するリード3
のみを測定するようにしたが、これに限定されず、半導
体素子2の4つの角部近傍の全てのリードを測定するよ
うにしてもよいし、また、半導体素子2の全てを一括し
て画像に収めて全てのリードを測定するようにしてもよ
く、どのような態様を採用するかは検査効率との関係に
より決定する。また、上記実施例にあっては、検査用ス
テージの載置凹部を鏡面として、これからの反射光によ
りリード曲がり等を測定するようにしたが、これに限定
されず、例えば検査用ステージを透明基板で形成し、透
過光によりリード曲がり等を測定するようにしてもよ
い。
【0038】更には、上述したような光学検出手段56
に限定されず、例えばカメラを複数台設けるようにして
もよい。また、被検査体として半導体素子に限定され
ず、外観的欠陥をカメラ等を使用して視認し得る被検査
体であれば、どのようなものにも適用することができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような優れた作用効果を発揮することができる。被検
査体の外観検査により発見された欠陥被検査体の検査を
省略するようにしたので無駄な検査がなくなって工程数
が減り、検査効率を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るデバイスプローバを示す平面図で
ある。
【図2】図1に示すデバイスプローバの側面図である。
【図3】トレイを示す平面図である。
【図4】検査用ステージを示す斜視図である。
【図5】光学検出手段を示す構成図である。
【図6】位置合わせ用のプレートに針跡を形成する状態
を説明する説明図である。
【図7】針跡の形成されたプレートを示す斜視図であ
る。
【図8】被検査体のリードに検査針をコンタクトしてい
る状態を説明する説明図である。
【図9】検査用ステージに被検査体が載置されている状
態を示す斜視図である。
【図10】光学検出手段により検出されるエリアを説明
するための説明図である。
【図11】図10中の第2視野の部分を拡大した拡大図
である。
【符号の説明】
2 半導体素子(被検査体) 3 リード 3A リード曲がり 4 搬送部 6 検査部 10 位置合わせ用のプレート 12 供給部 14 取出し部 16 トレイ 16A 良品トレイ 16B 不良品トレイ 16C 再テストトレイ 19 プリセットステージ 22 搬送機構 32 アンロードテーブル 34 搬出機構 46 半導体素子ダブル移送機構 50 検査用ステージ 56 光学検出手段 68 テストヘッド 70 プローブカード 72 検査針 78 光源 80 ハーフミラー 82 ビームスプリッタ 86 第1の反射ミラー 92 第2の反射ミラー 94 撮像機 112 判定手段 116 CPU 114 針跡用RAM S1 第1視野 S2 第2視野 L1、L2、L3 光路 P1 ロード・アンロード P2 位置合わせ良否検査位置 P3 検査位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向及び垂直方向に移動自在な検査
    用ステージ上に載置される被検査体に検査針を接触させ
    て、前記被検査体の電気的諸特性を検査するデバイスプ
    ローバにおいて、前記検査用ステージに載置された前記
    被検査体の少なくとも一部を光学的に検出する光学検出
    手段と、前記光学検出手段からの情報と予め記憶されて
    いる基準情報とに基づいて前記被検査体の良否を判定し
    て検査を行うか否かを決定する判定手段とを備えるよう
    に構成したことを特徴とするデバイスプローバ。
  2. 【請求項2】 前記光学検出手段は、前記被検査体の有
    するリードの位置を検出することを特徴とする請求項1
    記載のデバイスプローバ。
  3. 【請求項3】 前記光学検出手段は、前記検査用ステー
    ジに設けた鏡面からの反射光により前記被検査体の外形
    を認識するように構成したことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のデバイスプローバ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003035746A (ja) * 2001-07-23 2003-02-07 Yamaha Motor Co Ltd 部品搬送装置
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