JP2000038769A - バルコニーにおける壁パネル取付支柱構造およびそれに用いる支持金具 - Google Patents
バルコニーにおける壁パネル取付支柱構造およびそれに用いる支持金具Info
- Publication number
- JP2000038769A JP2000038769A JP10223585A JP22358598A JP2000038769A JP 2000038769 A JP2000038769 A JP 2000038769A JP 10223585 A JP10223585 A JP 10223585A JP 22358598 A JP22358598 A JP 22358598A JP 2000038769 A JP2000038769 A JP 2000038769A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaped
- wall panel
- screwed
- plate
- ruler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Abstract
するとともに、作業現場において無溶接で躯体梁に固着
可能なバルコニーにおける璧パネル取付支柱構造および
それに用いる支持金具を提供する。 【解決手段】 H型鋼からなる躯体梁の上下フランジに
穿設されたねじ孔にボルトを用いてL字型定規金具とZ
字型定規金具を取付け、該L字型定規金具とZ字型定規
金具に所定間隔をおいて壁パネル取付用の鋼板製の帯状
支柱部材を螺着するバルコニーにおける壁パネル取付支
柱構造を特徴とし、また鋼板製の帯状支柱部材からな
り、その頂部に壁パネル押え用のL字型金具が螺着され
る頂部プレートが、またその長手方向に直交して上部ア
ングルプレートとL字型の下部プレートがそれぞれ固着
され、該上部アングルプレートとL字型の下部プレート
がH型鋼からなる躯体梁の上下フランジに所定間隔をお
いて螺着されるバルコニーにおける壁パネル取付支柱構
造に用いる支持金具を特徴とするものであり、さらに前
記支柱部材の上部はその側端面が上端に向いて先細りと
なったテーパ面を有することが好ましい。
Description
側に設けられたバルコニーにおける、例えば軽量気泡コ
ンクリート(以下ALCという)パネルのような壁パネ
ルの取付支柱構造およびそれに用いる支持金具に関する
ものである。
ネルの取付方法は、図8に示すようにH型鋼からなる躯
体梁20の上下フランジ20−1、20−2に溶接され
たピースアングル21に鋼板製の帯状の縦材22を溶接
にて溶着し、鋼板製の帯状の横材としてL字型アングル
23および24を前記縦材22の上下端部にそれぞれ溶
接にて溶着して壁パネル取付用のフレーム体を構成し、
ALCパネルを前記フレーム体に嵌め込みイナズマ金具
(図示せず)などを用いて取付けていた。
壁パネルを取付けるための前記フレーム体における支柱
部材は、施工現場で縦材22をH型鋼からなる躯体梁2
0の上下フランジ20−1、20−2に溶接により取付
けるとともに、横材としてのL字型アングル23および
24も前記縦材22の上下端部に溶接により取付けられ
るために、現場において多くの箇所の溶接作業やこの作
業のための段取りを必要とし、また溶接の際に取付けら
れる縦材22および横材23、24の位置修正を行わな
ければならないために多大な手間や時間を必要としてい
た。また近年普及している乾式構法における家屋本体の
規格化により主要構造である鉄骨躯体の精度は向上して
いるものの、バルコニーを構成する躯体梁は大部分がキ
ャンティ(片持)梁であって、両端部を躯体柱に固着す
るような一般の水平梁に比べて梁の水平方向および傾き
の精度は自然と悪くなっていた。
な限り吸収するとともに、作業現場において無溶接で躯
体梁に固着可能なバルコニーにおける璧パネル取付支柱
構造およびそれに用いる支持金具を提供することを目的
とするものである。
本発明の第1の実施態様は、H型鋼からなる躯体梁の上
下フランジに穿設されたねじ孔にボルトを用いてL字型
定規金具とZ字型定規金具を取付け、該L字型定規金具
とZ字型定規金具に所定間隔をおいて壁パネル取付用の
鋼板製の帯状支柱部材を螺着するバルコニーにおける壁
パネル取付支柱構造を特徴とするものである。
帯状支柱部材からなり、その頂部に壁パネル押え用のL
字型金具が螺着される頂部プレートが、またその長手方
向に直交して上部アングルプレートとL字型の下部プレ
ートがそれぞれ固着され、該上部アングルプレートとL
字型の下部プレートがH型鋼からなる躯体梁の上下フラ
ンジに所定間隔をおいて螺着されるバルコニーにおける
壁パネル取付支柱構造に用いる支持金具を特徴とするも
のであり、さらに前記支柱部材の上部はその側端面が上
端に向いて先細りとなったテーパ面を有することが好ま
しい。
の外側に設けられた、例えばキャンティ梁のような躯体
梁の上下フランジに、Z字型定規金具およびL字型定規
金具をボルトにより取付け、これらZ字型定規金具およ
びL字型定規金具に支柱部材を螺着して該支柱部材とこ
の支柱部材の頂部プレートに螺着されるL字型金具によ
って構成されるフレーム体にALCパネルを嵌め込んで
形成されたバルコニーにおける壁パネル取付支柱構造で
あり、したがって躯体梁の水平方向や傾きに多少の誤差
があってもこれを螺着部分で調整することが可能となる
とともに、現場溶接の手間や時間の浪費を防止できる。
鋼板製の帯状支柱部材からなり、その頂部には前記した
通りL字型金具が螺着されるねじ孔を有する頂部プレー
トが固着され、該支柱部材の中間部では強度上必要な断
面を有し、かつ上部には中間部の約半分の断面となるよ
うにその側端面が上端に向いて先細りとなったテーパ面
が形成されているので、躯体梁が多少傾いている場合に
もALCパネルからなる壁パネルから支持金具が出っ張
ることなくシーリング代を確保することができる。
説明する。図1は本発明に係るバルコニーにおける壁パ
ネル取付支柱構造の一実施例の概略断面図、図2は図1
のバルコニーにおける壁パネル取付支柱構造に用いる支
持金具の詳細を示す斜視図、図3は図1に示す壁パネル
取付支柱構造に用いる定規金具の斜視図で、(a)はL
字型定規金具を示す図、(b)はZ字型定規金具を示す
図、図4は図3の各定規金具を躯体梁に螺着する状態を
示す斜視図、図5は本発明に係るバルコニーにおける壁
パネル取付用に構成されたフレーム体の全体的斜視図、
図6は図5のフレーム体に壁パネルを取付けた状態を示
す斜視図、図7は躯体梁が傾いた場合の壁パネルの取付
け状態を示す図であり、1は例えばキャンティ梁のよう
なH型鋼からなる躯体梁、2はこの躯体梁の上フランジ
にボルトなどで螺着されたL字型定規金具、3は前記躯
体梁の下フランジに同じくボルトなどで螺着されたZ字
型定規金具、4はL字型定規金具とZ字型定規金具を介
して躯体梁1に螺着された鋼板製の支柱部材からなる支
持金具、5は該支持金具の下端部にこの支持金具の長手
方向に直交して固着されたL字型下部プレート、6はL
字型下部プレート5の上方で前記L字型定規金具2の位
置にほぼ対応しかつ該支持金具の長手方向に直交して固
着された上部アングルプレート、7は前記支持金具の頂
部に水平方向に固着された頂部プレートである。
の上フランジ1−1には長手方向に沿ってねじ孔1−3
を穿設され、また下フランジ1−2にも同様なねじ孔1
−4が穿設されている。また躯体梁1の上フランジ1−
1に螺着されるL字型定規金具2は水平部2−1と垂直
部2−2からなる長尺の鋼板製であって、前記水平部2
−1には前記上フランジ1−1のねじ孔1−3に対応し
て長孔2−3が、また垂直部2−2にはねじ孔2−4が
穿設されている。一方下フランジ1−2に螺着されるZ
字型定規金具3は水平部3−1、垂直部3−2および外
方に水平に延長する突出部3−3とからなる長尺の鋼板
製であって、前記水平部2−1には下フランジ1−2に
穿設されたねじ孔1−4に対応して長孔3−4がその長
手方向に沿って穿設されているものである。
状支柱部材からなり、該帯状支柱部材はほぼ矩形の下方
支柱部4−1、該支柱部4−1より幅狭ではあるいが強
度上必要な断面を有する中間部4−2およびその外側に
面した側端面が上端に向いて先細りとなったテーパ面を
有する上部4−3とが一体tなって構成されてなるもの
である。そして前記下方支柱部4−1の下端部には水平
部5−1と垂直部5−2とからなるL字型の下部プレー
ト5が、該垂直部5−2が下方支柱部4−1の内側に面
した端面に溶接などにより予め固着されており、かつ前
記水平部5−2には長孔5−3が穿設されている。また
前記下方支柱部4−1には、躯体梁1の上フランジ1−
1に螺着されたL字型定規金具2の垂直部2−2のねじ
孔2−4に対応した位置にねじ棒6−1が内側に向って
突出して固着された上部アングルプレート6が溶接など
により固着されており、したがって図1に示すようにL
字型の下部プレート5の水平部5−2と上部アングルプ
レート6のねじ棒6−1の間隔は、躯体梁1の下フラン
ジ1−2の上面と上フランジ1−1に螺着されるL字型
定規金具2の垂直部2−2に穿設されたねじ孔2−4と
の間の距離にほぼ一致しているものである。さらに支持
金具4の上部4−3の頂部にはねじ孔7−1が穿設され
た頂部プレート7が水平方向に位置するよう予め溶接な
どにより固着されている。
法を説明すると、予め上部4−3の頂部に頂部プレート
7が、また支柱部4−1に上部アングルプレート6とL
字型の下部プレート5が固着された支持金具4を、躯体
梁1の前方に位置せしめる。そして支持金具1の上部プ
レート6のねじ棒6−1を躯体梁1の上フランジ1−1
に螺着されたL字型定規金具2の垂直部2−2に穿設さ
れたねじ孔2−4に挿通する。ついで支持金具4のL字
型の下部プレート5の水平部5−1を躯体梁1の下フラ
ンジ1−2の上面に載置するとともに、Z字型定規3の
水平部3−1を前記下フランジ1−2の下面にあてがっ
てボルト8を下部プレート5の長孔5−1、下フランジ
1−2のねじ孔1−4およびZ字型定規3の長孔3−4
を挿通させ、前記ねじ棒6−1をナット9を用いて、ま
たボルト8をナット10を用いて螺着して緊締し、さら
に支持金具4の頂部に固着した頂部プレート7に長尺の
壁パネル押え用の金具11を螺着することにより図5に
示すような壁パネル取付用のフレーム体を構成する。そ
の後、ALCパネル12を躯体の上方よりクレーンなど
により吊り込んで支持金具1、Z字型定規金具3の突出
部3−3、壁パネル押え用の金具11とからなるフレー
ム体の間に嵌め込んで、該金具11に固定用金具13を
螺着することにより壁パネル12を前記フレーム体に固
定して、図6のようにバルコニーにおける外壁が完成す
るのである。
フランジ1−1、1−2とZ字型定規金具3やL字型定
規金具2の固着、支持金具4と該Z字型定規金具3やL
字型定規金具2の固着、および支持金具4の頂部プレー
ト7との壁パネル押え用の金具11との固着がいずれも
ボルト止めによりなされるため、壁パネルの取付作業の
手間およびフレーム体の構成後の微調整、取付位置の間
違いによる位置修正が極めて容易に行えるようになり工
期の短縮化を計ることができる。さらに本発明に係る支
持金具4では頂部に壁パネル押え用のL字型の金具11
が螺着されるねじ孔7−1を有する頂部プレート7を固
着し、また支持金具1の中間部4−2には強度上必要な
断面を有し、また上部4−3では中間部4−2の約半分
の断面となるようその側端面が上端に向いて先細りとな
ったテーパ面が形成されていることにより、例え躯体梁
1が傾いていた場合にも図7のようにALCパネル12
から支持金具4が出っ張ることなくシーリング代を確保
することができる。
ける壁パネル取付支柱構造およびそれに用いる支持金具
によれば、鉄骨躯体による精度の悪さを可能な限り吸収
できるとともに、施工現場で無溶接で壁パネル取付用の
フレーム体を取付けることができ、また取付後の微調整
や位置の修正が容易に行うことが可能であり、工期の短
縮化を計ることもできる。
支柱構造の一実施例の概略断面図である。
造に用いる支持金具の詳細を示す斜視図である。
金具の斜視図で、(a)はL字型定規金具を示す図、
(b)はZ字型定規金具を示す図である。
す斜視図である。
用に構成されたフレーム体の全体的斜視図である。
示す斜視図である。
示す図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 H型鋼からなる躯体梁の上下フランジに
穿設されたねじ孔にボルトを用いてL字型定規金具とZ
字型定規金具を取付け、該L字型定規金具とZ字型定規
金具に所定間隔をおいて壁パネル取付用の鋼板製の帯状
支柱部材を螺着することを特徴とするバルコニーにおけ
る壁パネル取付支柱構造。 - 【請求項2】 鋼板製の帯状支柱部材からなり、その頂
部に壁パネル押え用のL字型金具が螺着される頂部プレ
ートが、またその長手方向に直交して上部アングルプレ
ートとL字型の下部プレートがそれぞれ固着され、該上
部アングルプレートとL字型の下部プレートがH型鋼か
らなる躯体梁の上下フランジに所定間隔をおいて螺着さ
れることを特徴とするバルコニーにおける壁パネル取付
支柱構造に用いる支持金具。 - 【請求項3】 前記支柱部材の上部はその側端面が上端
に向いて先細りとなったテーパ面を有することを特徴と
する請求項2記載のバルコニーにおける壁パネル取付支
柱構造に用いる支持金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10223585A JP2000038769A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | バルコニーにおける壁パネル取付支柱構造およびそれに用いる支持金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10223585A JP2000038769A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | バルコニーにおける壁パネル取付支柱構造およびそれに用いる支持金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000038769A true JP2000038769A (ja) | 2000-02-08 |
Family
ID=16800480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10223585A Pending JP2000038769A (ja) | 1998-07-23 | 1998-07-23 | バルコニーにおける壁パネル取付支柱構造およびそれに用いる支持金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000038769A (ja) |
-
1998
- 1998-07-23 JP JP10223585A patent/JP2000038769A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0313644A (ja) | カーテンウォールの取付方法 | |
JP2000038769A (ja) | バルコニーにおける壁パネル取付支柱構造およびそれに用いる支持金具 | |
JPH0668184B2 (ja) | 壁パネルの取付構造 | |
JPH01256644A (ja) | 床パネルの固定装置 | |
JP2550497Y2 (ja) | バルコニー腰壁構造 | |
JP2509857Y2 (ja) | 建物外壁パネルの取付金物 | |
JP2557161B2 (ja) | パラペット付屋根ユニット | |
JPH11343690A (ja) | 外壁パネルの支持装置 | |
JP2571093B2 (ja) | 床パネルの固定金具 | |
JPH086881Y2 (ja) | 大梁と小梁との接合装置 | |
JP3047847U (ja) | 基礎取付用金具および基礎取付用柱 | |
JP2001032422A (ja) | Alcコーナーパネル及びその取付け構造 | |
JP3202129B2 (ja) | 屋根構造 | |
JP2567573Y2 (ja) | コーナーパネルの取付構造 | |
JPH06505Y2 (ja) | 軽量鉄骨下地組の窓用金物 | |
JPH0842003A (ja) | 柱材に取り付けられるチャンネル型横架材の架設部構造 | |
JPH0334408Y2 (ja) | ||
JPH06123146A (ja) | 外壁コーナー材の支持装置 | |
JPS6118082Y2 (ja) | ||
JPS6128802Y2 (ja) | ||
JPH08419Y2 (ja) | 外装パネルの取付部構造 | |
JPH0640733Y2 (ja) | 壁パネルの取付け装置 | |
JPH0224849Y2 (ja) | ||
JPH1061078A (ja) | 建築用パネルの取付け金具 | |
JPH05118120A (ja) | フリーアクセスフロア |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040616 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20040715 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040715 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060119 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060328 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060719 |