JP2000038675A - クリーニングガス - Google Patents

クリーニングガス

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JP2000038675A
JP2000038675A JP10206708A JP20670898A JP2000038675A JP 2000038675 A JP2000038675 A JP 2000038675A JP 10206708 A JP10206708 A JP 10206708A JP 20670898 A JP20670898 A JP 20670898A JP 2000038675 A JP2000038675 A JP 2000038675A
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JP
Japan
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gas
cleaning
cleaning gas
cf3oocf3
halogen
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JP10206708A
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English (en)
Inventor
Isamu Mori
勇 毛利
Mitsuya Ohashi
満也 大橋
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Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CVD法、スパッタリング法などを用いて薄
膜等の製造する装置において装置内壁、冶具等に堆積し
た不要な堆積物を除去するためのクリーニングガスを提
供する。 【解決手段】 薄膜形成装置の中に生成した不要な堆積
物を除去するための、CF3OOCF3からなるガスを含
有したクリーニングガスで、さらに、CF3OOCF3
らなるガスとハロゲンガスまたはハロゲン含有化合物ガ
スとを含有したクリーニングガス。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CVD法、スパッ
タリング法、ゾルゲル法、蒸着法を用いて薄膜、厚膜、
粉体、ウイスカを製造する装置において装置内壁、冶具
等に堆積した不要な堆積物を除去するためのクリーニン
グガスに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】半導
体工業を中心とした薄膜デバイス製造プロセス、光デバ
イス製造プロセスや超鋼材料製造プロセスでは、CVD
法、スパッタリング法、ゾルゲル法、蒸着法を用いて種
々の薄膜、厚膜、粉体、ウイスカが製造されている。こ
れらを製造する際には膜、ウイスカや粉体を堆積させる
べき目的物上以外の反応器内壁、目的物を担持する冶具
等にも堆積物が生成する。不要な堆積物が生成するとパ
ーティクル発生の原因となるため良質な膜、粒子、ウイ
スカを製造することが困難になるため随時除去しなけれ
ばならない。また、半導体やTFT等において回路を構
成する各種の薄膜材料に回路パターンを形成するために
薄膜材料を部分的に取り除くガスエッチングを行う必要
があり、さらに、CVM(ケミカルヴェーパーマシーニ
ング)においてはSiインゴット等をガスエッチングに
より切断する必要がある。
【0003】現在、回路形成のためのエッチング及びC
VD装置等の薄膜形成装置のクリーニングには、C
4、C26、CHF3、SF6、NF3などのガスが使用
されているが、これらは地球温暖化係数が高いことが問
題となっている。また、これらは比較的安定なガスであ
るため、エッチャントとして有用なCF3・ラジカルや
F・ラジカル等を発生させるためには高いエネルギーが
必要であり、電力消費量が大きいこと、大量の未反応排
ガス処理が困難であるなどの問題がある。
【0004】
【課題を解決するための具体的手段】本発明者らは、鋭
意検討の結果、CF3OOCF3(以下、BTMPと略記
する)からなるガスがクリーニング能力に優れることを
見いだし本発明に至ったものである。
【0005】すなわち、本発明は、薄膜形成装置の中に
生成した不要な堆積物を除去するための、CF3OOC
3からなるガスを含有したクリーニングガスで、さら
に、CF3OOCF3からなるガスとハロゲンガスまたは
ハロゲン含有化合物ガスとを含有したクリーニングガス
を提供するものである。
【0006】以下、本発明を詳細に説明するが、本発明
のガスは、B、P、W、Si、Ti、V、Nb、Ta、
Se、Te、Mo、Re、Os、Ir、Sb、Ge、A
u、Ag、As、Cr及びその化合物、具体的には酸化
物、窒化物、炭化物及びこれらの合金を堆積させる装置
の反応器壁、配管、基板搬送室をクリーニングするため
のクリーニングガスとして使用できるものである。
【0007】本発明のクリーニングガスは、従来汎用さ
れていたCF4、C26、SF6、NF3などと比較する
と、供給分子量に対して高いエッチング速度が取れる特
徴がある。さらに、加温したSiを除害薬剤としたよう
な乾式除害装置で容易に分解可能であり、環境負荷が少
ないという優れた特徴を有する。また、分子内に含有す
る酸素の効果から炭素系化合物の堆積が起こらず、長寿
命のFラジカルを供給することが可能であるという優れ
た特徴を有する。
【0008】また、本発明のクリーニングガスは、マル
チチャンバ型CVD装置や各種バッチ型CVD装置、エ
ピタキシャル成長用CVD装置などのクリーニングガス
として適応可能である。ガスの励起方式は特に限定され
ず、例えば、高周波、マイクロ波など装置形態に合わせ
て使用すればよい。また、ガスを反応器内部で励起させ
ても良いし、反応器の外部で励起させ、ラジカルあるい
はイオンを反応器に導入するリーモートプラズマ方式で
も実施可能である。
【0009】次に、BTMPガスによるクリーニング
は、He、N2、Arなどの不活性ガスあるいはHF、
HI、HBr、HCl、CO、NO、O2、CH4、NH
3、H2、C22、F2、ClF3、BrF3、BrF5、I
5、IF7などのガスと適切な割合で混合して使用して
も良い。
【0010】プラズマクリーニングの場合、反応速度を
高く取るために室温(18℃)以上の温度でクリーニン
グすることが好ましいが、910℃以上の温度に加熱さ
れたものをクリーニングすると下地の金属などが腐蝕を
受けるため好ましくない。また、クリーニングする場合
の圧力は、反応速度を高く取るためには圧力も高い方が
好ましいが、10Torr以上の圧力では良好なプラズ
マ状態を維持できないために好ましくない。また、0.
01Torr以下の圧力では反応速度が遅くなるため好
ましくない。使用するBTMPガスの流量は、堆積物
量、薄膜堆積装置の反応器容量にもよるが、通常10S
CCM〜10000SCCMの間の流量で適宜選択すれ
ばよい。この場合、10SCCM以下の流量であると大
量の堆積物の除去が困難になり、10000SCCM以
上の流量だと未反応排ガスの処理量が多くなるため好ま
しくない。
【0011】プラズマレスクリーニングの場合、クリー
ニング対象となる堆積物を配管や反応器の低温部に堆積
した粉体は室温(18℃)でも必要十分な速度で除去可
能であるが、表面積が小さく、活性点が少ない膜状の堆
積物に対して十分な反応速度を得るためには100℃以
上の温度に堆積物を加熱することが好ましい。
【0012】また、F2、Cl2、Br2、I2等のハロゲ
ンガスやClF3、BrF3、BrF 5、IF5、IF7
のインターハロゲンガス、HF、HI、HBr等のハロ
ゲン化水素などのこれらハロゲン含有化合物ガスを混合
して用いると反応速度を大幅に向上させることができ
る。しかし、混合量が多すぎるとハロゲンガスやハロゲ
ン含有化合物ガスによる金属や樹脂などに与える腐蝕性
が高くなるため好ましくない。また、温度条件も添加す
るハロゲンガスやハロゲン含有化合物ガスの量に依存す
る。従って、混合するハロゲンガスやハロゲン含有化合
物ガスの量は、室温(18℃)から400℃の間の温度
では、全クリーニングガス量の20vol%以下、40
0℃〜800℃の温度範囲では10vol%以下である
ことが好ましい。この添加濃度範囲であれば、著しく装
置材料を損傷することはない。
【0013】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、かかる実施例に制限されるものではない。
【0014】実施例1、比較例1、2 平行平板型CVD装置の高周波電力を印可する電極上に
Ni基板状にWを10μm成膜した試料を置き、エッチ
ング速度の測定を行った。BTMPは、CF4あるいは
CF4にO2を添加したガスよりも高いエッチング速度を
示し、かつ酸素を添加しなくとも炭素系化合物の堆積は
観察されなかった。このことから高速クリーニング可能
であることが解る。これらの結果を表1に示した。
【0015】
【表1】
【0016】実施例2〜8 実施例1と同様の方法で種々の膜のエッチング速度を測
定した。その結果、何れも高速にクリーニング可能であ
ることが解った。これらの結果を表2に示した。表2中
のBPSGは、ホウ素とリンを含有したSiO2膜を示
す。
【0017】
【表2】
【0018】実施例9 500℃に加熱した外熱式縦型熱CVD装置内にWF6
とH2の混合ガスを流通させ、石英反応器内にW膜を1
〜10μm堆積させた。その後、BTMPを流通させ熱
化学反応によるクリーニングを試みた。その結果、反応
器内壁に堆積した膜状W及び配管に堆積した粉体状Wは
完全に除去されており、熱化学反応によってもクリーニ
ングが可能であるとの結果を得た。また、CVD法で作
成したWのスパッタリングターゲット(厚さ2cm)を
反応器中心部のサセプタ上に設置し、重量減少からエッ
チング速度の測定も実施したところ、5μm/min前
後の速度でエッチングされており高速クリーニングが可
能であるとの結果を得た。これらの結果を表3に示し
た。
【0019】
【表3】
【0020】実施例10〜23、比較例3〜15 さらに高速なクリーニングを可能とするため、ハロゲン
ガスまたはハロゲン含有化合物ガスを混合しWに対する
エッチング速度の測定を実施した。その結果を表4に示
した。ハロゲンガスまたはハロゲン含有化合物ガスを添
加するとエッチング速度が大幅に上昇することが解っ
た。 (条件) BTMP流量:1000SCCM 添加ガス流量:50SCCM 圧力 :150Torr 温度 :350℃
【0021】
【表4】
【0022】
【発明の効果】本発明のクリーニングガスを用いること
により、地球温暖化の問題が無く、高速で清浄なクリー
ニングを行うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/205 H01L 21/205 21/3065 21/302 F Fターム(参考) 4H003 BA12 BA28 DA15 EA31 ED32 4K029 AA26 AA27 BA02 BA04 BA05 BA07 BA11 BA12 BA14 BA16 BA17 BA33 BA35 BA43 BA55 BA58 BD01 CA01 CA05 DC35 FA05 4K030 AA03 AA04 AA10 AA13 AA14 AA16 AA17 AA18 BA01 BA13 BA14 BA15 BA17 BA18 BA19 BA20 BA25 BA29 BA36 BA38 BA42 CA15 DA04 EA01 FA02 FA03 HA15 JA06 KA24 KA25 5F004 AA15 BC06 BD04 BD05 DA00 DA04 DA20 DA22 DA23 DA24 DA25 DA26 DA29 DB08 DB12 DB13 5F045 AA08 BB14 EB06 EH13 EK30

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜形成装置の中に生成した不要な堆積
    物を除去するための、CF3OOCF3からなるガスを含
    有したクリーニングガス。
  2. 【請求項2】 薄膜形成装置の中に生成した不要な堆積
    物を除去するための、CF3OOCF3からなるガスとハ
    ロゲンガスまたはハロゲン含有化合物ガスとを含有した
    クリーニングガス。
JP10206708A 1998-07-22 1998-07-22 クリーニングガス Pending JP2000038675A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002005338A1 (fr) * 2000-07-07 2002-01-17 Research Institute Of Innovative Technology For The Earth Gaz de nettoyage et gaz d'attaque
JP2009544849A (ja) * 2006-07-27 2009-12-17 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 膜形成装置のクリーニング方法および膜形成装置
WO2021095608A1 (ja) * 2019-11-12 2021-05-20 昭和電工株式会社 付着物除去方法及び成膜方法

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Effective date: 20040622