JP2000037651A - 塗装マスク装置 - Google Patents

塗装マスク装置

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JP2000037651A
JP2000037651A JP10206540A JP20654098A JP2000037651A JP 2000037651 A JP2000037651 A JP 2000037651A JP 10206540 A JP10206540 A JP 10206540A JP 20654098 A JP20654098 A JP 20654098A JP 2000037651 A JP2000037651 A JP 2000037651A
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恵一 稲葉
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B12/00Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area
    • B05B12/16Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area for controlling the spray area
    • B05B12/20Masking elements, i.e. elements defining uncoated areas on an object to be coated

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  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスク本体を一体化したマスク支持枠と受け
治具とを装置本体に対しそれぞれ装着脱可能に構成する
ことで、種類の異なる被塗装品に対し対応できる塗装マ
スク装置の提供。 【解決手段】 基台10に設けられた治具台30に被塗
装品W載置用の受け治具40が支持され、被塗装品Wに
対応する形状のマスク本体22を一体化したマスク支持
枠20が基台10に対し上下方向揺動可能に設けられ
て、マスク本体22が受け治具40を覆う形態と受け治
具40上方を開放する形態とをとる塗装マスク装置にお
いて、マスク支持枠20を基台10に対し、受け治具4
0を治具台30に対し、それぞれ装着脱可能に構成し、
マスク本体22を一体化したマスク支持枠20と受け治
具40だけを交換することで、基台10と治具台30を
取り替えることなく種類の異なる被塗装品の塗装に使用
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両用灯具
構成部品であるレンズやランプボディといった成形品の
所望部分にのみ塗装処理を施すために用いる塗装マスク
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の塗装マスク装置として
は、図12に示されるように、被塗装品7載置用の受け
治具3が、基台1に設けられた治具台2で支持されると
ともに、被塗装品7に対応する形状のマスク本体6を一
体化したマスク支持枠5が基台1に対し上下方向揺動可
能に設けられて、マスク本体6が受け治具3(被塗装品
7)を覆う形態(図12仮想線参照)と受け治具3(被
塗装品7)の上方を開放する形態(図12実線参照)と
をとることのできる構造となっている。
【0003】符号4は、治具台2を昇降動作させるリン
ク機構、符号4aは、リンク機構4を昇降動作させるた
めのレバーで、受け治具3を上方のマスク本体6に対し
上昇させることで、被塗装品7がマスク本体6に対し正
確な位置で覆われた形態となる。
【0004】また、マスク本体6には、被塗装品7の塗
装予定領域に対応する開口部(図示せず)が形成されて
おり、マスク本体6が被塗装品7を覆う形態において、
マスク本体6の上方からスプレー塗装を施すことで、被
塗装品7の塗装予定領域だけを塗装できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
の塗装マスク装置は、被塗装品の種類毎に専用に作られ
ている。即ち、被塗装品が異なると、被塗装品の形状に
直接関連するマスク本体6および受け治具3のみなら
ず、基台1や治具台2も含めた塗装マスク装置全体をそ
の被塗装品に合わせて作っていたため、非常にコスト高
であった。
【0006】また、この種の塗装マスク装置は、一般に
生産ラインの中に組み込まれており、被塗装品の種類が
異なると、ラインから塗装マスク装置を取り外して、別
の塗装マスク装置をラインに据えつけるという塗装マス
ク装置全体の入れ替えが必要で、その作業が非常に面倒
であった。
【0007】また、ラインから取り外した塗装マスク装
置を保管するために、大きなスペースをとられていた。
【0008】本発明は前記した問題点に鑑みなされたも
ので、その目的は、マスク本体を一体化したマスク支持
枠と受け治具とをそれぞれ装着脱可能に構成すること
で、種類の異なる被塗装品に対して簡単に対応できる塗
装マスク装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係わる塗装マスク装置においては、基台
に設けられた治具台に被塗装品載置用の受け治具が支持
されるとともに、前記被塗装品に対応する形状のマスク
本体を一体化したマスク支持枠が前記基台に対し上下方
向揺動可能に設けられて、前記マスク本体が受け治具を
覆う形態と受け治具上方を開放する形態とをとることの
できる塗装マスク装置において、前記マスク支持枠を基
台に対し、前記受け治具を治具台に対し、それぞれ装着
脱可能に構成した。種類の異なる被塗装品に対し塗装を
施したい場合には、新たな被塗装品に対応するマスク本
体を一体化したマスク支持枠と、新たな被塗装品に対応
する受け治具とを作成し、塗装マスク装置に一体化され
ているマスク支持枠と受け治具とをそれぞれ取外して、
新たな被塗装品に対応するマスク本体を一体化したマス
ク支持枠と、新たな被塗装品に対応する受け治具とを取
り付けることで、この種類の異なる被塗装品の塗装に使
用できる。また、塗装マスク装置が生産ラインの中に組
み込まれていたとしても、マスク支持枠と受け治具だけ
を交換すればよく、交換作業も容易で、短時間で交換で
きる。また、取り外したマスク支持枠と受け治具は、塗
装マスク装置全体に比べて嵩張らないので、塗装マスク
装置全体を保管する場合に比べて保管スペースが小さく
てすむ。請求項2においては、請求項1記載の塗装マス
ク装置において、前記治具台の上端部には下取付板を設
け、前記受け治具の下端部には、前記下取付板と重合し
かつ凹凸係合して位置決め固定される上取付板を設ける
ように構成した。上取付板を下取付板に重ね合わせて両
者の凹凸係合部を係合させることで、受け治具を治具台
に位置決めできる。請求項3においては、請求項2に記
載の塗装マスク装置において、前記上取付板と下取付板
間に、両取付板の凹凸係合部を横切って貫通するピン挿
通孔を設け、このピン挿通孔に挿通したスライドピンを
スライドさせることで、上取付板と下取付板間の連結固
定と分離とを可能に構成した。上取付板側ピン挿通孔
と、下取付板側ピン挿通孔の双方の孔にまたがってスラ
イドピンが存在することで、両取付板が連結状態とな
り、スライドピンが一方の孔から抜け出た状態となる
と、両取付板が分離状態となる。請求項4においては、
請求項3に記載の塗装マスク装置において、前記治具台
を、昇降機構により昇降可能に構成するようにしたの
で、マスク本体に対し被塗装品を正確に位置決めでき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、実
施例に基づいて説明する。
【0011】図1〜図11は、本発明に係る塗装マスク
装置の一実施例を示すもので、図1は第1の実施例であ
る塗装マスク装置の全体構成を示す縦断面図、図2はマ
スク支持枠側のフック周辺の斜視図,図3は上下操作レ
バー周辺の斜視図,図4はマスク本体を閉じた状態の塗
装マスク装置の縦断面図、図5は塗装工程に対応する塗
装マスク装置の縦断面図、図6は同塗装マスク装置にお
ける受治具昇降機構の正面図、図7は受け治具とマスク
支持枠を外した状態の塗装マスク装置の縦断面図、図8
は上取付板と下取付板の斜視図、図9は裏側から見た上
取付板の斜視図、図10は上取付板と下取付板間係合部
の縦断面図、図11は同係合部の水平断面図(図10に
示す線XI−XIに沿う断面図)である。
【0012】これらの図において、符号40は、車両用
灯具構成部品である合成樹脂製の成形品Wを載置する受
け治具で、この受け治具40は、基台10上において、
リンク機構33により昇降できる治具台30上に固定一
体化されている。基台10には、成形品Wに対応する形
状のマスク本体22を一体化したマスク支持枠20が上
下方向揺動可能に設けられており、図4,5に示すよう
に、マスク支持枠20(マスク本体22)を閉じてマス
ク本体22を受け治具40(成形品W)の真上に位置さ
せ、図5に示すように、リンク機構33により治具台3
0を上昇させて、成形品Wが所定領域だけを残してマス
ク本体22で覆われた形態に保持し、マスク本体22の
上方から成形品Wにスプレー塗装することで、成形品W
の所定領域だけに塗装を施すことができる。
【0013】基台10は、平面視矩形状の枠体11の前
後端の四隅に支柱12a,12bが垂設された構造で、
前端側の左右一対の支柱12a,12aの上端部には、
マスク本体22を一体化したマスク支持枠20を上下方
向揺動可能に支承する軸受け14が設けられている。そ
して、マスク本体22前端側の水平ロッド22aが軸受
け14により支承されており、マスク支持枠20はこの
軸受け14周りに上下に揺動でき、マスク支持枠20
(マスク本体22)を閉じてマスク本体22を受け治具
40(成形品W)の真上に位置させる形態(図4,5参
照)と、マスク支持枠20(マスク本体22)をはね上
げて受け治具40(成形品W)の上方を開放する形態
(図1参照)をとることができる。
【0014】なお、マスク支持枠20を支承する軸受け
14は、軸と直交する方向(図では上下方向)に二分割
された構造で、ネジ14aによって一体化されており、
ネジ14aを緩め軸受け14を分割することで、マスク
本体22を支柱12a(基台10)に対し装着脱できる
ようになっている。
【0015】また、マスク支持枠20後端側の水平ロッ
ドは、図2に示すように、軸方向の中程が切り欠かれた
左右一対の同軸水平ロッド22b,22bによって構成
され、それぞれの水平ロッド22b,22bには、ハン
ドル24が一体化された左右一対のフック26,26が
回動可能に設けられている。一方、後端側の左右一対の
支柱12b,12bの上端部には、マスク支持枠20側
の水平ロッド22bが係合できるU字溝12b,12
が設けられるとともに、左右の支柱12b,12b
間には、L字形状の上下操作レバー15が回転可能に支
承されている。なお、操作レバー15の支承部(ピン支
点)15aとU字溝12bの底部とは同軸上に設けら
れている。
【0016】そして、マスク支持枠20(マスク本体2
2)を閉じると、水平ロッド22b,22bが支柱12
b,12b上端のU字溝12b,12bに係合する
とともに、ハンドル24に設けられている水平ロッド2
4aが、上下操作レバー15のロッド係合部16に係合
する。さらに、ハンドル24を回動すると、図5に示す
ように、フック26は支柱12bに設けられたフック係
止部13に係止されて、マスク支持枠20(マスク本体
22)は閉じた状態に保持される。
【0017】L字形状の上下操作レバー15は、治具台
30のリンク機構33を駆動させるためのもので、マス
ク支持枠20(マスク本体22)を閉じた状態(図4参
照)でハンドル24を図5矢印に示すように回すと、水
平ロッド24aが操作レバー15のロッド係合部16を
下方に突き押しすることで、操作レバー15が図5反時
計回りに回動して、リンク機構33を起立させべく動作
する。
【0018】リンク機構33は、受け治具40を支持す
る治具台30を昇降動作させるためのもので、基台10
の枠体11に一端をピン連結した「くの字型」の第1の
リンク34と、治具台30に一端をピン連結し他端を第
1のリンク34の長手方向略中央部にピン連結した真っ
直ぐな第2リンク35とから構成され、第1のリンク3
4を起倒動作させることで、治具台30が昇降動作す
る。符号36は、第1のリンク34がピン連結された基
台10側のブラケット、符号37は、第2リンク35が
ピン連結された治具台30側のブラケットである。符号
33a,36a,37aはピン連結部を示す。符号35
aは、第1のリンク34の内側に設けられたストッパ
で、リンク機構33が起立したときに、第2のリンク3
5の下端段差部35bがこのストッパ35aに当接する
ことで、第2のリンク35が必要以上に回動しないよう
になっている。符号38,39は、基台10の枠体11
と治具台30間に設けられたシリンダおよびガイドレー
ルで、治具台30を上下方向真っ直ぐに昇降させるため
のガイドである。
【0019】リンク機構33に支持された治具台30
は、図6に示すように、中央部30aと両端部30b,
30cに3分割されており、治具台中央部30aはリン
ク機構33によって直接昇降でき、治具台両端部30
b,30cは、内側が治具台中央部30aに係合して治
具台中央部30aによって押し上げられるようにして、
昇降する。符号30d,30eは、治具台間の係合部を
示す。図6において、符号30a’,30b’,30
c’は、治具台30a,30b,30cの最下端位置を
示しており、治具台両端部30b,30cは、ガイドレ
ール39に設けられたストッパ手段(図示せず)によ
り、符号30b’,30c’で示す位置より下降できな
いようになっている。このため、治具台両端部30b,
30cは、リンク機構33が起立することで、治具台中
央部30aによって押し上げられて図6実線で示す位置
まで一体に上昇する。逆に、治具台30が下降するとき
は、治具台両端部30b,30cは治具台中央部30a
に下方から支えられた構造であるため、当初は治具台全
体30a,30b,30cが一体に下降するが、治具台両
端部30b,30cは、ガイドレール39のストッパ手
段によって拘束される符号30b’,30c’位置まで
下降して停止し、以後は、治具台中央部30aだけがさ
らに下降して、符号30a’に示す最下端位置となる。
【0020】また、第1のリンク34の揺動側先端部に
は、ローラ34aが枢着され、このローラ34aが操作
レバー15の二股状のリンク係合部17に係合してい
る。このため、ハンドル24と一体に回動する操作レバ
ー15の回動に連係して、第1のリンク34がピン連結
部36a周りに図4矢印Aのように回動し、第2のリン
ク35が上方に突き押しされることで、治具台30が上
昇し、受け治具40上の成形品Wがマスク本体22で覆
われた状態となる(図5参照)。
【0021】この状態で塗装を行い、塗装終了後は、ハ
ンドル24を逆方向に回して、フック26のフック係止
部13との係止を外すとともに、リンク機構33を折り
畳んだ状態にすることで、治具台30を下降させる。さ
らに、ハンドル24を上方に展開させて、受け治具40
(成形品W)の上方を開放し、成形品Wを取り出し、新
たな成形品Wを受け治具40上に載置する。そして、前
記したと同様の手順で、マスク支持枠20(マスク本体
22)を閉じ、受け治具40を上昇させ、塗装を行な
う。
【0022】また、治具台30の上端部には下取付板5
0が、受け治具40の下端部には上取付板60がそれぞ
れねじ固定されて一体化されており、上取付板60を下
取付板50に係合固定することで、治具台30上に受け
治具40が連結一体化されている。
【0023】上取付板60と下取付板50の詳細な構造
は、図8〜11に示されており、門型断面で矩形枠体構
造の上取付板60の下方開口部62内に、矩形プレート
状の下取付板50が重合して係合できるように構成され
ており、上取付板60の下方開口部62の幅dと上取付
板60の幅dとは整合している。符号52は、下取付板
50側位置決めピンで、上取付板60側の係合孔63に
係合することで、両取付板60,50が位置決めされ
る。
【0024】下取付板50上には、長手方向所定間隔に
矩形ブロック55(55a,55b,55c)が固定さ
れ、長手方向端部側の矩形ブロック55b,55cに
は、後述するスライドピン70挿通用のピン挿通孔56
が穿設されている。一方、上取付板60の下方開口部6
2内にも、下取付板50側の矩形ブロック55と同一の
矩形ブロック65(65a,65b)が所定間隔に固定
されている。矩形ブロック65は、上取付板60と下取
付板50を重ね合わせた時に、ブロック同士が上下に重
ならない位置に設けられている。矩形ブロック65に
も、下取付板50側のブロック55b,55cに形成し
たピン挿通孔56に対応するピン挿通孔66,67が設
けられている。
【0025】そして、対向ブロック65b,65b間に
は、矩形ブロックボディ71から一対のピン72,72
を平行に突出させた略H型のスライドピン70が、それ
ぞれのピン72,72をピン挿通孔66,67に挿通さ
せた形態に配設されている。
【0026】また、上取付板60(本体61)の側面に
は、長孔68が設けられ、スライドピン70の矩形ブロ
ックボディ71から延出するピン操作部74がこの長孔
68を貫通して突出し、このピン操作部74を指で摘ん
で長孔68に沿ってスライドピン70をスライドさせる
ことができる。
【0027】そして、スライドピン70を中央側にスラ
イドさせると、図8,9に示すように、下取付板50側
のピン挿通孔56にピン72が存在しないこととなっ
て、上取付板50は下取付板50から分離された状態と
なる。
【0028】一方、スライドピン70を上取付板60の
長手方向端部側(図11矢印方向)にスライドさせる
と、下取付板50側のピン挿通孔56にピン72が挿通
されて、上取付板60は下取付板50にピン72を介し
て連結された状態となる。即ち、スライドピン70をス
ライドさせることで、簡単に受け治具40を治具台30
に装着脱することができるようになっている。
【0029】なお、下取付板50が固定される治具台3
0は、前記した様に3分割されており、受け治具40も
治具台30と同様、図6に示すように、受け治具中央部
40aと両端部40b,40cに3分割されている。
【0030】このため、下取付板50は、治具台30
(30a,30b,30c)の分割構造に合わせて、同
一幅の3枚のプレート50a,50b,50cに分割さ
れており、下取付板50(50a,50b,50c)に
は、各プレート50a,50b,50cを治具台30
(30a,30b,30c)に固定(ねじ固定)するた
めのねじ54を配設する孔53a,53b,53cが設
けられている。中央プレート50aには、上取付板60
側に設けた係合孔63,63に係合する位置決め用の係
合ピン52,52が突設されている。また、中央プレー
ト50aの長手方向両端寄りには、下取付板50(50
a)と上取付板60とを平行に重ね合わせるための矩形
ブロック55aが固定されている。
【0031】また、下取付板50を構成する前後のプレ
ート50b,50cにも、中央プレート50aに設けた
ブロック55aと同様の矩形ブロック55b,55cが
固定されている。また、前記した様に、このブロック5
5b,55cには、下取付板50と上取付板60を連結
固定するべく作用するスライドピン70(ピン72)を
挿通するためのピン挿通孔56が穿設されている。
【0032】一方、上取付板60も、受け治具40(4
0a,40b,40c)の分割構造に合わせた構造とな
っており、天板部の長手方向中央部に下取付板50の中
央プレート50aに整合する開口部61aが形成された
枠体状の上取付板本体61と、この開口部61aに収容
された矩形状の中央プレート60aとから構成され、上
取付板本体61の天板部および中央プレート60aに
は、受け治具40(40a,40b,40c)にねじ固
定するためのねじ孔63a,63bが設けられている。
上取付板本体61の天板部下面には、下取付板50に設
けられたブロック55b,55cと同一のブロック65
b,65bがそれぞれ2本固定され、それぞれの対向ブ
ロック65b,65bには、長手方向に延びるピン挿通
孔66がそれぞれ2個所平行に穿設されている。また、
中央プレート60aの両端部下面にもブロック65aが
固定され、対向ブロック65bのピン挿通孔66に整合
するピン挿通孔67が穿設されている。そして、それぞ
れのピン72,72をピン挿通孔66,66に挿通させ
た略H型のスライドピン70が、対向ブロック65b,
65b間に配設されている。
【0033】そして、スライドピン70を中央開口部6
1a側にスライドさせると、図8,9,11に示すよう
に、ピン72が中央プレート60aのブロック65aの
ピン挿通孔67に挿通されて、上取付板本体61と中央
プレート60aが上取付板60として一体化されるとと
もに、下取付板50のブロック65bのピン挿通孔56
にピン72が存在しないこととなって、上取付板60を
下取付板50から分離できる。即ち、この状態で受け治
具40(受け治具40に一体化された上取付板60)を
治具台30(治具台30に一体化された下取付板50)
から取り外すことができる。
【0034】一方、スライドピン70を上取付板60の
長手方向端部側(図11矢印方向)にスライドさせる
と、下取付板50(前後のプレート50b,50c)の
ブロック55b,55cのピン挿通孔56にピン72が
挿通されて、上取付板60(上取付板本体61)が、下
取付板50(前後のプレート50b,50c)に連結さ
れた状態、即ち、受け治具40(受け治具40に一体化
された上取付板60)が治具台30(治具台30に一体
化された下取付板50)に連結された状態となる。この
ように、スライドピン70をスライドさせることで、簡
単に受け治具40を治具台30に装着脱することができ
る。
【0035】また、スライドピン70によって受け治具
40(上取付板本体60)を治具台30(下取付板5
0)に連結した状態では、受け治具中央部40aの固定
された上取付板60の中央プレート60aが、受け治具
端部40b,40cの固定された上取付板本体61から
分離された状態となっている。そして、下取付板50
は、もともと中央プレート50aと、前後のプレート5
0b,50cに分離されているため、上取付板60の中
央プレート60aは、単に係合ピン52と係合孔63が
係合して下取付板中央プレート50a上に重なった形態
となって、治具台中央部30aに担持されている。
【0036】このため、リンク機構33の作動により、
治具台30を下降させると、治具台中央部30aに担持
されている治具台端部30b,30cが、30b’,3
0c’で示す治具台端部30b,30cの下降停止位置
まで一体となって下降する。従って、受け治具40a,
40b,40cは、符号40a’,40b’,40c’位
置まで一体に下降し、成形品WはW’位置となる。そし
て、治具台端部30b,30cはこれ以上下降できない
ため、下取付板50の中央プレート50aを一体化した
治具台中央部30aだけがさらに下降する。即ち、下取
付板50の中央プレート50aに係合一体化されている
上取付板60の中央プレート60a(受け治具中央部4
0a)だけがさらに下降し、受け治具中央部40aは、
最下端停止位置である40a”位置となる。そして、成
形品Wの長手方向中央部の下方が上下方向にHだけ開口
されて、成形品Wの取り出しと、次なる成形品Wの載置
が容易となっている。
【0037】なお、前記実施例では、受け治具40およ
び治具台30が中央部40a(30a)と端部40b,
40c(30b,30c)とに分割されており、下取付
板50および上取付板60も受け治具40および治具台
30の分割構造に対応させて中央部とその他に分割され
た構造となっていたが、、受け治具40や治具台30が
それぞれ分割されない一体構造で、下取付板50および
上取付板60もそれぞれ分割されない一体構造であって
もよい。
【0038】また、前記実施例では、受け治具40がリ
ンク機構によって昇降できる構造であったが、受け治具
40が基台10に対し固定された構造であってもよい。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
係わる塗装マスク装置によれば、被塗装品の種類が異な
っても、マスク支持枠と受け治具だけをそれぞれ交換す
ることで、簡単に対応することができる。特に、塗装マ
スク装置が生産ラインの中に組み込まれている場合で
の、マスク支持枠と受け治具の交換作業が容易で、短時
間で済む。また、取り外したマスク支持枠や受け治具を
保管するにもそれ程スペースをとられなくてすむ。請求
項2によれば、上取付板を下取付板の凹凸係合部を係合
させることで、受け治具を治具台に簡単に位置決めでき
るので、受け治具の取付が容易である。請求項3によれ
ば、スライドピンのスライドによって受け治具を治具台
に連結固定したり分離したりできるので、受け治具の交
換作業が非常に簡単になる。請求項4によれば、マスク
本体に対し被塗装品を正確に位置決めできるので、被塗
装品に正確な塗装を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である塗装マスク装置の全体
構成を示す縦断面図
【図2】マスク支持枠側のフック周辺の斜視図
【図3】上下操作レバー周辺の斜視図
【図4】マスク本体を閉じた状態の塗装マスク装置の縦
断面図
【図5】塗装工程に対応する塗装マスク装置の縦断面図
【図6】同塗装マスク装置における受け治具昇降機構の
正面図
【図7】受け治具とマスク支持枠を外した状態の塗装マ
スク装置の縦断面図
【図8】下取付板と上下取付板の斜視図
【図9】裏側から見た下取付板の斜視図
【図10】下取付板と上下取付板間係合部の縦断面図
【図11】同係合部の水平断面図(図10に示す線XI−
XIに沿う断面図)
【図12】マスク部を開口した従来の塗装マスク装置の
縦断面図
【符号の説明】
10 基台 20 マスク支持枠 22 マスク本体 30 治具台 33 治具台の昇降機構であるリンク機構 40 被塗装品載置用の受け治具 50(50a,50b,50c) 下取付板 52 位置決めピン 56 ピン挿通孔 60(61,60a) 上取付板 70 スライドピン W 被塗装品

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に設けられた治具台に被塗装品載置
    用の受け治具が支持されるとともに、前記被塗装品に対
    応する形状のマスク本体を一体化したマスク支持枠が前
    記基台に対し上下方向揺動可能に設けられて、前記マス
    ク本体が受け治具を覆う形態と受け治具上方を開放する
    形態をとることができる塗装マスク装置において、 前記マスク支持枠が基台に対し、前記受け治具が治具台
    に対し、それぞれ装着脱可能に構成されたことを特徴と
    する塗装マスク装置。
  2. 【請求項2】 前記治具台の上端部には下取付板が設け
    られ、前記受け治具の下端部には、前記下取付板と重合
    しかつ凹凸係合して位置決め固定される上取付板が設け
    られたことを特徴とする請求項1に記載の塗装マスク装
    置。
  3. 【請求項3】 前記上取付板と下取付板には、両取付板
    間の凹凸係合部を横切って貫通するピン挿通孔が設けら
    れ、このピン挿通孔に挿通したスライドピンをスライド
    させることで、上取付板と下取付板間の連結固定と分離
    とが可能に構成されたことを特徴とする請求項2に記載
    の塗装マスク装置。
  4. 【請求項4】前記治具台は、昇降機構により昇降可能に
    構成されたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
    記載の塗装マスク装置。
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