JP3742254B2 - 塗装マスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両用灯具構成部品であるレンズやランプボディといった成形品の所望部分にのみ塗装処理を施すために用いる塗装マスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の塗装マスク装置としては、図15に示されるように、被塗装品7載置用の受け治具3が、基台1に設けられた治具台2で支持されるとともに、被塗装品7に対応する形状のマスク本体6を一体化したマスク支持枠5が基台1に対し上下方向揺動可能に設けられて、マスク本体6が受け治具3(被塗装品7)の上方を覆う形態(図15仮想線参照)と受け治具3(被塗装品7)の上方を開放する形態(図15実線参照)とをとることのできる構造となっている。
【0003】
符号4は、治具台2を昇降動作させるリンク機構、符号4aは、リンク機構4を昇降動作させるためのレバーで、受け治具3を上方のマスク本体6に対し上昇させることで、被塗装品7がマスク本体6に対し正確な位置で覆われた形態となる。
【0004】
また、マスク本体6には、被塗装品7の塗装予定領域に対応する開口部6aが形成されており、マスク本体6が被塗装品7を覆う形態において、マスク本体6の上方からスプレーガン8によってスプレー塗装を施すことで、被塗装品7の塗装予定領域だけを塗装できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記した従来の塗装マスク装置は、被塗装品の種類毎に専用に作られている。即ち、被塗装品7が異なると、被塗装品7の形状に直接関連するマスク本体6および受け治具3のみならず、基台1や治具台2も含めた塗装マスク装置全体をその被塗装品7に合わせて作っていたため、非常にコスト高であった。
【0006】
また、この種の塗装マスク装置は、一般に生産ラインの中に組み込まれており、被塗装品の種類が異なると、ラインから塗装マスク装置を取り外して、別の塗装マスク装置をラインに据えつけるという塗装マスク装置全体の入れ替えが必要で、その作業が非常に面倒であった。
【0007】
また、ラインから取り外した塗装マスク装置を保管するために、大きなスペースをとられていた。
【0008】
本発明は前記した問題点に鑑みなされたもので、その目的は、マスク体と受け治具とをそれぞれ装着脱可能に構成することで、種類の異なる被塗装品に対して簡単に対応できる塗装マスク装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】
前記目的を達成するために、請求項1に係わる塗装マスク装置においては、基台に設けられた治具台に被塗装品載置用の受け治具が支持されるとともに、前記被塗装品の少なくとも塗装予定領域周縁部を覆う所定形状のマスク体を一体化したマスク支持枠が前記基台に対し上下方向揺動可能に設けられて、前記マスク体が受け治具を覆う形態と受け治具上方を開放する形態をとることができ、前記マスク体が前記マスク支持枠に対し、前記受け治具が前記治具台に対し、それぞれ装脱着可能に構成された塗装マスク装置であって、
前記マスク支持枠は、前記基台との間に介装されたマスク支持枠開閉用の流体圧シリンダ機構の作動によって水平支軸周りに揺動し、前記マスク体が前記受け治具の真上に位置する閉じた形態と、前記受け治具の上方が開放されたはね上がった形態をとり、
前記治具台は、前記基台との間に介装された治具台昇降用の流体圧シリンダ機構の作動によって上下方向に昇降し、真上に位置する前記マスク体に対し上昇して、前記被塗装品が前記マスク体で覆われてその塗装予定領域が上方に開口された形態と、下降して前記マスク体の下方に前記被塗装品が離間した形態をとるように構成されるとともに、
前記基台には、前記治具台の上昇に連係して揺動し、閉じた形態の前記マスク支持枠の掛止部を掛止して該マスク支持枠を閉じた状態に保持するフックを設けるように構成した。
(作用)種類の異なる被塗装品に対し塗装を施したい場合には、新たな被塗装品に対応するマスク体と、新たな被塗装品に対応する受け治具とを作成し、塗装マスク装置に一体化されているマスク体と受け治具とをそれぞれ取外して、新たな被塗装品に対応するマスク体と、新たな被塗装品に対応する受け治具とを取り付けることで、種類の異なる被塗装品の塗装に使用できる。
また、塗装マスク装置が生産ラインの中に組み込まれていたとしても、マスク体と受け治具だけを交換すればよく、交換作業も容易で、短時間で交換できる。
また、取り外したマスク体と受け治具は、塗装マスク装置全体に比べて嵩張らないので、塗装マスク装置全体を保管する場合に比べて保管スペースが小さくてすむ。
マスク支持枠開閉用のシリンダ機構の作動によって、マスク支持枠の揺動(開閉)を行い、治具台昇降用のシリンダ機構の作動によって、治具台の昇降を行う。
基台に設けられているフックが治具台の上昇に連係して揺動し、閉じた形態のマスク支持枠の掛止部を掛止してマスク支持枠を閉じた状態に保持する。
請求項2においては、請求項1記載の塗装マスク装置において、前記マスク体とマスク支持枠間の装脱着部を、マスク支持枠延在面に沿って延びる蟻溝スライド係合部により構成し、前記受け治具と治具台間の装脱着部を、治具台の上面に沿って延びるスライド係合部により構成した。
(作用)マスク体を蟻溝スライド係合部に沿ってスライドさせることで、マスク支持枠に対しマスク体を装脱着できる。受け治具をスライド係合部に沿ってスライドさせることで、治具台に対し受け治具を装脱着できる。
請求項3においては、請求項1または2に記載の塗装マスク装置において、前記マスク体とマスク支持枠間の蟻溝スライド係合部は、前記マスク支持枠の揺動先端部側から揺動基端部側に延び、前記受け治具と治具台間のスライド係合部は、治具台の前後方向に延び、前記マスク支持枠は、マスク支持枠の左右の側縁部に対向して設けられた一対の連動するマスク支持枠開閉用の流体圧シリンダ機構により揺動するように構成した。
(作用)装置本体の前面側(マスク支持枠の開閉側)から、マスク体を蟻溝スライド係合部に沿って後方にスライドさせることでマスク支持枠に装着でき、マスク体を蟻溝スライド係合部に沿って前方にスライドさせることでマスク支持枠から分離できる。また、マスク支持枠を跳ね上げた状態において、受け治具を治具台のスライド係合部に上下方向および前後方向にスライドさせることで、受け治具の治具台への装着と、治具台からの分離ができる。
また、マスク支持枠を揺動させるマスク支持枠開閉用のシリンダ機構は、受け治具の装脱着作業を妨げないマスク支持枠の左右の側部に配設されている。
請求項4においては、請求項1〜3のいずれかに記載の塗装マスク装置において、前記マスク体を、前記被塗装品の外形に整合する開口部が形成され、前記マスク支持枠に対し装脱着可能な金属板と、前記金属板に着脱可能に取着一体化された、前記被塗装品の塗装予定領域周縁部を覆う所定形状のマスク本体で構成するようにした。
(作用)種類の異なる被塗装品に対し塗装を施したい場合で、マスク本体と受け治具とを取り替えれば済む場合には、新たな被塗装品に対応するマスク本体と、新たな被塗装品に対応する受け治具とを作成し、マスク本体をマスク体から、受け治具を治具台からそれぞれ取外して、新たな被塗装品に対応するマスク本体をマスク体に、新たな被塗装品に対応する受け治具を治具台にそれぞれ装着することで、種類の異なる被塗装品の塗装に使用できる。
また、塗装マスク装置が生産ラインの中に組み込まれていたとしても、マスク本体と受け治具だけを交換すればよく、交換作業も容易で、短時間で交換できる。
また、取り外したマスク本体は、マスク体全体に比べて嵩張らないので、それだけ保管スペースが小さくてすむ。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図13は、本発明に係る塗装マスク装置の一実施例を示すもので、図1は第1の実施例である塗装マスク装置の全体構成図、図2は受け治具の上方を開口した同装置の全体構成図、図3は受け治具にワークをセットする様子を示す同装置の全体構成図、図4はマスク支持枠を閉じた状態の同装置の全体構成図、図5は受け治具を上昇させてワークをマスク本体で覆う様子を示す同装置の全体構成図、図6は塗装中の同装置の全体構成図、図7はマスク体をスライドさせてマスク支持枠に装脱着する様子を示す斜視図、図8はマスク体の抜け止め固定手段の正面図、図9はマスク体をマスク支持枠にスライド係合する様子を示す同装置の全体構成図、図10はマスク体をマスク支持枠に組み付け一体化した斜視図、図11はマスク体とマスク支持枠間の蟻溝スライド係合部の分解斜視図、図12は受け治具を治具台にスライド係合させる様子を説明する説明図、図13は受け治具を治具台から取り外して新たな受け治具を治具台に装着する様子を示す同装置の全体構成図である。
【0012】
これらの図において、符号40は、車両用灯具構成部品である合成樹脂製の成形品であるワークWを載置する受け治具で、この受け治具40は、基台10上において、エアシリンダ機構28により昇降できる治具台30上に固定一体化されている。
【0013】
基台10には、成形品Wに対応する形状のマスク本体22を一体化したマスク支持枠20が上下方向揺動可能に設けられている。マスク本体22には、図1,7に示すように、ワークWの塗装予定領域に対応する開口部22aが設けられており、図1に示すように、マスク支持枠20(マスク本体22)を閉じて、マスク本体22を受け治具40(成形品W)の真上に位置させ、ついで、図5,6に示すように、エアシリンダ機構28により治具台30を上昇させて、ワークWが塗装予定領域だけを残してマスク本体22で覆われた形態に保持し、マスク本体22の上方からワークW(の塗装予定領域)にスプレー塗装することで、成形品Wの所定領域(塗装予定領域)だけに塗装を施すことができる。
【0014】
基台10は、平面視矩形状の枠体11の前後端の四隅に支柱12a,12bが垂設された構造で、装置後端側の左右一対の支柱12a,12aの上端部には、マスク本体22を一体化したマスク支持枠20を上下方向揺動可能に支承する軸受け14が設けられている。そして、マスク支持枠後端部が軸受け14により支承されて水平支軸Lxが構成されており、マスク支持枠20は、この水平支軸Lx周りに上下に揺動でき、マスク支持枠20(マスク本体22)を閉じてマスク本体22を受け治具40(成形品W)の真上に位置させる形態(図1参照)と、マスク支持枠20(マスク本体22)をはね上げて、受け治具40(成形品W)の上方を開放する形態(図2参照)をとることができる。
【0015】
また、マスク支持枠20前端側(図1左側)には、正面から見てU字形状に延びる掛止部24が設けられ、この掛止部24は、前端側の左右一対の支柱12b,12bの上端部に設けられたU字溝13,13に係合するとともに、支柱12b,12bに設けられたフック16により掛止部24が掛止されることで、掛止部24がU字溝13に係合した状態、即ち、マスク支持枠20(マスク本体22)が閉じた状態に保持される。
【0016】
フック16の回動による掛止部24の掛止は、治具台30の上昇に連係して行われる。即ち、治具台30には、水平に前方に延出する延出部35が設けられており、図5に示すように、治具台30がエアシリンダ機構28の作動により上昇する際に、延出部35がフック16の外側面16aに当たり、フック16が枢支点15周りに回動して掛止部24を掛止するのである。なお、フック16の掛止は、図示しないレバーを回動させることで、簡単に解除することができる。
【0017】
マスク支持枠20は、基台10に整合する大きさで、図7に示すように、前方に開口する平面視コ字型の枠体から構成され、各枠部20a,20b,20cの内側には、枠部延在方向に連続する蟻溝50が設けられている。
【0018】
一方、マスク体21は、ワークWの外形に整合する大きさの開口部21e(図9参照)が形成された矩形状の金属板21Aと、この金属板21Aに取着一体化されたマスク本体22とから構成されている。金属板21Aには、開口部21eを覆うように、マスク本体22が固定一体化されている。符号222,224は、マスク本体22側の係合アーム,掛止フックで、係合アーム222を金属板21A側の水平ロッド226に係合させ、掛止フック224を金属板21A側の掛止部228に掛止させることで、マスク本体22が金属板21Aに一体化されたマスク体21が構成されている。
【0019】
また、金属板21Aは、三方の側縁部21a,21b,21cがマスク支持枠20の蟻溝50に対しスライド係合できる大きさに形成されている。そして、図7矢印に示すように、マスク体21(金属板21A)をマスク支持枠20の前方位置から、蟻溝50に沿って前後方向にスライドさせることで、マスク体21(金属板21A)をマスク支持枠20に一体化することも、分離することもできる。符号23は金属板21Aに設けられている取手である。
【0020】
また、マスク支持枠20を構成する枠部20a,20cの端部には、マスク支持枠20にスライド係合したマスク体21を抜け止めするL字型のロックレバー122が設けられている。ロックレバー122は、図8に示されるように、枢支軸123周りに回動し、枠部20a,20cに突設されたストッパ124に当接することで、マスク体21の側縁部21dに当接して、マスク体21の脱落を阻止する。なお、作業者がロックレバー122を手で回動させることで、マスク体21のロックを簡単に解除できる。
【0021】
符号18は、基台10のベース11とマスク支持枠20の側縁部間に介装された左右一対のエアシリンダで、ベース11の前端部寄りと、マスク支持枠20の前後方向ほぼ中央部との間に配設されて、マスク支持枠20を揺動開閉動作させる。エアシリンダ18は、略45度に傾斜するように配設されて、伸縮ロッドの伸縮力が効率よくマスク支持枠20の回動力に変換されるようになっている。
【0022】
また、矩形状に形成された治具台30上には、図10,11に示すように、装置本体の前後方向(図1左右方向)に延びる左右一対のガイドレール32,32が設けられ、一方、治具台30に対応する矩形状に形成された受け治具40側の基板41の下面には、治具台30側のガイドレール32に対応したガイド42が設けられている。治具台30側のガイドレール32と受け治具40側のガイド42とは、同一の横断面矩形状に形成されるとともに、ガイド42がガイドレール32の内側に上下方向および前後方向にスライド係合するように構成されている。
【0023】
符号34は、ガイドレール32の後端部に設けられた受け治具位置決め用のL字型のストッパ、符号36は、受け治具位置決め固定用のロックピンである。ガイドレール32およびガイド42にはピン孔33,43が設けられ、ガイド42をガイドレール32にスライド係合させた形態で、ロックピン36をピン孔33,43に挿通し、ロックピン耳部37の孔をガイドレール32に突設した掛止部38に掛止することで、受け治具40(の基板41)が治具台30に位置決め固定保持される。
【0024】
即ち、受け治具40を治具台30に取り付ける場合には、図12矢印A(図11矢印A1)に示すように、受け治具40側のガイド42を上方から治具台30側のガイドレール32の内側に係合させ(図11仮想線参照)、図12矢印B(図11矢印B1)に示すように、受け治具40(のガイド42)を治具台30(のガイドレール32)に沿って押し込んでやると、受け治具40側の基板41およびガイド42がL字型ストッパ34に係止されるとともに、ピン孔43,33が整合する。そこで、ロックピン36を使って受け治具40を治具台30に位置決め固定する。
【0025】
逆に、受け治具40を治具台30から取り外す場合には、図12矢印B’に示すように、受け治具40をガイドレール32に沿って手前側にスライドさせて、L字型ストッパ34との係止を解除し、図12矢印A’に示すように、受け治具40全体を上方に持ち上げて、治具台30(のガイドレール32)から分離する。
【0026】
次に、本実施例装置を用いてワークWに塗装を施す塗装工程について説明する。
【0027】
まず、図3に示すように、マスク支持枠20を跳ね上げて、受け治具40の上方を開口した状態とし、ワークWを受け治具40にセットする。次に、図4に示すように、エアシリンダ18により、マスク支持枠20を閉じる。次に、図5に示すように、エアシリンダ機構28により、治具台30(受け治具40およびワークW)を上昇させて、ワークWがマスク本体22で覆われて、塗装予定領域だけが上方に開口する形態にする。このとき、治具台30の上昇に連係してフック16が回動して、マスク支持枠20側の掛止部24を掛止し、マスク支持枠20が基台10に固定保持される。そして、図6に示すように、スプレーガン60を使って、ワークWの塗装予定領域に塗装を施す。
【0028】
その後、エアシリンダ機構28により、治具台30(受け治具40およびワークW)を下降させて、ワークWをマスク本体22から離間させる。そして、エアシリンダ18により、マスク支持枠20を跳ね上げて、受け治具40(ワークW)の上方を開口した状態とし、ワークWを取り出すとともに、新たなワークWを受け治具40にセットする。そして、前記した一連のルーチンで塗装を行う。
【0029】
次に、形状が異なるワークの塗装に対し本実施例装置を使用する場合について説明する。
【0030】
予め、形状の異なる新たなワークW’(図示せず)に対応したマスク体21’(図示せず)と受け治具40’(図13参照)とを用意しておく。マスク体21’は、マスク体21を構成する金属板21Aに設けた開口部21eおよびこの開口部21eを覆うように取着されているマスク本体22が新たなワークW’に対応する形状に形成されている点を除いて、マスク体21と同一の構造に構成されている。
【0031】
受け治具40’も、形状の異なる新たなワークW’を載置できる所定の形状に形成されている点を除いて、受け治具40と同一の構造に構成されている。
【0032】
即ち、マスク体21’は、マスク支持枠20の蟻溝50にスライド係合できる構造で、受け治具40’は、治具台30のガイドレール32とスライド係合できる構造である。
【0033】
そして、マスク支持枠20を跳ね上げて、受け治具40の上方を開口した状態で、図13仮想線で示すように、受け治具40を治具台30に対し手前にスライドさせることでL字型ストッパ34による受け治具40側の基板41の係止を解除し、受け治具40を上方に持ち上げて取り出す。そして、別の受け治具40’を治具台30の上方から、ガイド42がガイドレール32の内側に納まるように係合させ、次いで、受け治具40’をガイドレール32に沿って押し込み、受け治具40’(の基板41)をL字型ストッパ34に係止させることで、受け治具40’を治具台30に装着する。さらに、マスク支持枠20を閉じた状態で、マスク体21をマスク支持枠20に対しスライドさせて取り外し、別のマスク体21’をマスク支持枠20に対しスライドさせて装着する。そして、前記したワークWに対する塗装工程と同一の手順により、形状の異なるワークW’の塗装予定領域に塗装を施す。
【0034】
なお、前記実施例では、マスク体21全体を交換するように構成されているが、図14に示されるように、金属板21Aに形成する開口部21eをワークWの外形より幾分大き目に形成し、金属板21Aに対しマスク本体22だけを交換することで、マスク体21全体を交換しないように構成してもよい。
【0035】
また、前記実施例では、治具台30の昇降手段およびマスク支持枠20の開閉手段として、エアシリンダ機構を用いているが、油圧シリンダ機構を用いてもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上の説明から明かなように、本発明に係わる塗装マスク装置によれば、被塗装品の種類が異なっても、マスク体と受け治具だけをそれぞれ交換することで、簡単に対応することができる。
特に、塗装マスク装置が生産ラインの中に組み込まれている場合での、マスク体と受け治具の交換作業が容易で、短時間で済む。
また、取り外したマスク体や受け治具を保管するにもそれ程スペースをとられなくてすむ。
また、従来、作業者が手を使って行ってきたマスク支持枠の揺動(開閉)や治具台の昇降がシリンダ機構の作動によって行われるので、それだけ作業者の労力が軽減されるとともに、塗装工程がスムーズとなる。
また、基台に設けられているフックが治具台の上昇に連係して揺動し、閉じた形態のマスク支持枠の掛止部を自動的に掛止するので、作業者は、マスク支持枠の掛止部を掛止させるための特別な操作を行わなくてもよい。
また、治具台が上昇して、フックが掛止部を掛止した後は、治具台が上昇位置(被塗装品の塗装予定領域が上方に開口された形態)にある限り、マスク支持枠が確実に閉じた状態(被塗装品の塗装予定領域以外の領域がマスク体で確実に覆われた形態)に保持されるので、被塗装品の塗装予定領域を正確に塗装できる。
請求項2によれば、マスク体および受け治具の装脱着が簡単で、異なるワークに対応するように、マスク体および受け治具の交換作業を迅速に遂行できる。
請求項3によれば、マスク体および受け治具を装置本体の前面側から簡単に装脱着できるので、被塗装品の種類が異なっても、マスク体と受け治具だけをそれぞれ交換することで、非常に簡単に対応することができる。
請求項4によれば、被塗装品の種類が異なっても、マスク本体と受け治具とを取り替えれば済む場合には、マスク本体と受け治具だけをそれぞれ交換することで、簡単に対応することができる。
特に、塗装マスク装置が生産ラインの中に組み込まれている場合での、マスク本体と受け治具の交換作業は容易で、短時間で済む。
また、取り外したマスク本体や受け治具を保管するにもそれ程スペースをとられなくてすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である塗装マスク装置の全体構成図
【図2】受け治具の上方を開口した同装置の全体構成図
【図3】受け治具にワークをセットする様子を示す同装置の全体構成図
【図4】マスク支持枠を閉じた状態の同装置の全体構成図
【図5】受け治具を上昇させてワークをマスク本体で覆う様子を示す同装置の全体構成図
【図6】塗装中の同装置の全体構成図
【図7】マスク体をスライドさせてマスク支持枠に装脱着する様子を示す斜視図
【図8】マスク体の抜け止め固定手段の正面図
【図9】マスク体をマスク支持枠にスライド係合する様子を示す同装置の全体構成図
【図10】マスク体をマスク支持枠に組み付け一体化した斜視図
【図11】マスク体とマスク支持枠間の蟻溝スライド係合部の分解斜視図
【図12】受け治具を治具台にスライド係合させる様子を示す説明図
【図13】受け治具を治具台から取り外して新たな受け治具を治具台に装着する様子を示す同装置の全体構成図
【図14】本発明の他の実施例である塗装マスク装置の要部であるマスク体の断面図
【図15】マスク部を開口した従来の塗装マスク装置の縦断面図
【符号の説明】
10 基台
18 マスク支持枠開閉用のエアシリンダ
20 マスク支持枠
21 マスク体
21A 金属板
22 マスク本体
28 治具台の昇降機構であるエアシリンダ機構
30 治具台
32 治具台側のガイドレール
40 被塗装品載置用の受け治具
42 受け治具側のガイド
50 蟻溝
W 被塗装品であるワーク

Claims (4)

  1. 基台に設けられた治具台に被塗装品載置用の受け治具が支持されるとともに、前記被塗装品の少なくとも塗装予定領域周縁部を覆う所定形状のマスク体を一体化したマスク支持枠が前記基台に対し上下方向揺動可能に設けられて、前記マスク体が受け治具を覆う形態と受け治具上方を開放する形態をとることができ、前記マスク体が前記マスク支持枠に対し、前記受け治具が前記治具台に対し、それぞれ装脱着可能に構成された塗装マスク装置であって、
    前記マスク支持枠は、前記基台との間に介装されたマスク支持枠開閉用の流体圧シリンダ機構の作動によって水平支軸周りに揺動し、前記マスク体が前記受け治具の真上に位置する閉じた形態と、前記受け治具の上方が開放されたはね上がった形態をとり、
    前記治具台は、前記基台との間に介装された治具台昇降用の流体圧シリンダ機構の作動によって上下方向に昇降し、真上に位置する前記マスク体に対し上昇して、前記被塗装品が前記マスク体で覆われてその塗装予定領域が上方に開口された形態と、下降して前記マスク体の下方に前記被塗装品が離間した形態をとるように構成されるとともに、
    前記基台には、前記治具台の上昇に連係して揺動し、閉じた形態の前記マスク支持枠の掛止部を掛止して該マスク支持枠を閉じた状態に保持するフックが設けられたことを特徴とする塗装マスク装置。
  2. 前記マスク体とマスク支持枠間の装脱着部は、マスク支持枠延在面に沿って延びる蟻溝スライド係合部により構成され、前記受け治具と治具台間の装脱着部は、治具台の上面に沿って延びるスライド係合部により構成されたことを特徴とする請求項1に記載の塗装マスク装置。
  3. 前記マスク体とマスク支持枠間の蟻溝スライド係合部は、前記マスク支持枠の揺動先端部側から揺動基端部側に延び、前記受け治具と治具台間のスライド係合部は、治具台の前後方向に延び、前記マスク支持枠は、マスク支持枠の左右の側縁部に対向して設けられた一対の連動するマスク支持枠開閉用の流体圧シリンダ機構により揺動することを特徴とする請求項1または2に記載の塗装マスク装置。
  4. 前記マスク体は、前記被塗装品の外形に整合する開口部が形成され、前記マスク支持枠に対し装脱着可能に構成された金属板と、前記金属板に着脱可能に取着一体化された、前記被塗装品の塗装予定領域周縁部を覆う所定形状のマスク本体で構成されたことを特徴とする請求項1〜3いずれかに記載の塗装マスク装置。
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