JP2593114B2 - 塗装用治具 - Google Patents
塗装用治具Info
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- JP2593114B2 JP2593114B2 JP3138555A JP13855591A JP2593114B2 JP 2593114 B2 JP2593114 B2 JP 2593114B2 JP 3138555 A JP3138555 A JP 3138555A JP 13855591 A JP13855591 A JP 13855591A JP 2593114 B2 JP2593114 B2 JP 2593114B2
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- Japan
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- coating
- jig
- handle
- receiving jig
- molded product
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- Coating Apparatus (AREA)
- Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
- Spray Control Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂成型品等の表
面の所望部分にのみ塗装処理を施すために用いる塗装用
治具に係り、特に成型品の塗装用治具への取り付け及び
塗装後の取り外し操作をそれぞれ1回のハンドル操作で
終了することができる塗装用治具に関するものである。
面の所望部分にのみ塗装処理を施すために用いる塗装用
治具に係り、特に成型品の塗装用治具への取り付け及び
塗装後の取り外し操作をそれぞれ1回のハンドル操作で
終了することができる塗装用治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用灯具の合成樹脂製のレ
ンズ等(以下「成型品」という)の表面周囲を部分的に
塗装するために、電鋳塗装マスクや金属溶射マスク等に
て成型品を部分的に覆い、その成型品の露出部分にのみ
塗装処理を行う方法が用いられている。その場合の被覆
手段としては、固定されている塗装マスク下方において
上下に昇降する受け治具に成型品を載せ、その受け治具
を上昇させて成型品を塗装マスクに合致させた後、成型
品の露出部分に塗装を施すという手段が用いられてい
る。このような塗装用治具としては、図8乃至図10に
示すように、塗装マスク51と、該塗装マスク51を支
持している展開可能な塗装マスク支持枠52と、前記塗
装マスク51と対向する受け治具53と、該受け治具5
3を前記塗装マスク51方向に上下動させる復動装置5
4とから成る塗装用治具55が提案されている。
ンズ等(以下「成型品」という)の表面周囲を部分的に
塗装するために、電鋳塗装マスクや金属溶射マスク等に
て成型品を部分的に覆い、その成型品の露出部分にのみ
塗装処理を行う方法が用いられている。その場合の被覆
手段としては、固定されている塗装マスク下方において
上下に昇降する受け治具に成型品を載せ、その受け治具
を上昇させて成型品を塗装マスクに合致させた後、成型
品の露出部分に塗装を施すという手段が用いられてい
る。このような塗装用治具としては、図8乃至図10に
示すように、塗装マスク51と、該塗装マスク51を支
持している展開可能な塗装マスク支持枠52と、前記塗
装マスク51と対向する受け治具53と、該受け治具5
3を前記塗装マスク51方向に上下動させる復動装置5
4とから成る塗装用治具55が提案されている。
【0003】この塗装用治具55は、次のような操作に
より塗装作業を行うものである。先ず、操作ハンドル5
6を持ち上げて塗装マスク支持枠52を上方かつ後方
(矢印a)へ展開する第一の操作を行い、復動装置54
のハンドル57を上昇(矢印b)させることにより、成
型品Aを載せた受け治具53を下降させる(矢印c)第
二の操作を行い、成型品Aを受け治具53上に載せる第
三の操作をする。次に展開状態にある塗装マスク支持枠
52を閉じて、受け治具53を復動装置54により上昇
せしめ成型品Aを塗装マスク51と合致させる第四の操
作をした後、この状態にて塗装処理を施し、塗装マスク
51と受け治具53とにより被覆されず露出した部分に
所望の塗装処理を施すものである。
より塗装作業を行うものである。先ず、操作ハンドル5
6を持ち上げて塗装マスク支持枠52を上方かつ後方
(矢印a)へ展開する第一の操作を行い、復動装置54
のハンドル57を上昇(矢印b)させることにより、成
型品Aを載せた受け治具53を下降させる(矢印c)第
二の操作を行い、成型品Aを受け治具53上に載せる第
三の操作をする。次に展開状態にある塗装マスク支持枠
52を閉じて、受け治具53を復動装置54により上昇
せしめ成型品Aを塗装マスク51と合致させる第四の操
作をした後、この状態にて塗装処理を施し、塗装マスク
51と受け治具53とにより被覆されず露出した部分に
所望の塗装処理を施すものである。
【0004】塗装終了後、復動装置54により成型品A
を載せた受け治具53を下降させ、塗装マスク支持枠5
2を上方へ展開し、塗装処理済の成型品Aを受け治具5
3から取り外し、全塗装作業を終了する。
を載せた受け治具53を下降させ、塗装マスク支持枠5
2を上方へ展開し、塗装処理済の成型品Aを受け治具5
3から取り外し、全塗装作業を終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の塗
装用治具55にあっては、1個の合成樹脂成型品を塗装
する場合、第一の操作から第四の操作まで行う必要があ
るため、その塗装用治具55に対する合成樹脂成型品の
取り付け及び取り外しが大変煩雑な操作であり、その操
作に時間がかかり過ぎるという問題を有していた。
装用治具55にあっては、1個の合成樹脂成型品を塗装
する場合、第一の操作から第四の操作まで行う必要があ
るため、その塗装用治具55に対する合成樹脂成型品の
取り付け及び取り外しが大変煩雑な操作であり、その操
作に時間がかかり過ぎるという問題を有していた。
【0006】本発明は、上記問題に鑑みて創案されたも
のであり、1回のハンドル操作で塗装マスクと受け治具
を上下動させることにより、塗装用治具に対する成型品
の取り付け及び取り外しを迅速に行うことができる塗装
用治具を提供することを目的とするものである。
のであり、1回のハンドル操作で塗装マスクと受け治具
を上下動させることにより、塗装用治具に対する成型品
の取り付け及び取り外しを迅速に行うことができる塗装
用治具を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る塗装用治具は、塗装マスク支持枠と、
該塗装マスク支持枠に対向する位置にある受け治具と、
該受け治具を上下動させる復動装置とから成る塗装用治
具であって、前記塗装マスクは、成型品を隠蔽するもの
であり、前記塗装マスク支持枠に取り付けられたもので
あり、前記塗装マスク支持枠は、その枠体の長手方向に
揺動自在に取り付けたハンドルの操作により基台に対し
て展開可能に成るものであり、前記復動装置は、リンク
機構と該リンク機構に固設されたステイとから成り、上
記ハンドルの基部に連設された上下操作レバーに連動
し、上記ステイと共にリンク機構が伸長又は曲折するよ
うに構成し、上記ハンドルの回動操作に連動してリンク
機構の上部に固設した受け治具を上下動させるものであ
ることを要旨とするものである。
に、本発明に係る塗装用治具は、塗装マスク支持枠と、
該塗装マスク支持枠に対向する位置にある受け治具と、
該受け治具を上下動させる復動装置とから成る塗装用治
具であって、前記塗装マスクは、成型品を隠蔽するもの
であり、前記塗装マスク支持枠に取り付けられたもので
あり、前記塗装マスク支持枠は、その枠体の長手方向に
揺動自在に取り付けたハンドルの操作により基台に対し
て展開可能に成るものであり、前記復動装置は、リンク
機構と該リンク機構に固設されたステイとから成り、上
記ハンドルの基部に連設された上下操作レバーに連動
し、上記ステイと共にリンク機構が伸長又は曲折するよ
うに構成し、上記ハンドルの回動操作に連動してリンク
機構の上部に固設した受け治具を上下動させるものであ
ることを要旨とするものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、ハンドルを握持して塗装マ
スク支持枠を上方かつ後方へ展開し、このハンドルを握
持したままで、受け治具上に成型品を載せ、ハンドルを
下方手前へ下降させると、塗装マスク支持枠に取り付け
られた塗装マスクは、受け治具上方へ下降する。更に、
ハンドルを下降させ、塗装マスク支持枠が水平位置に維
持されると、ハンドル基部に連設された上下操作レバー
が塗装マスク支持枠の枠体の長手方向を回動中心にして
復動装置の傾倒しているステイ上端部の係合部を掬い上
げ、その上下操作レバーの回動動作に連動してステイを
起立させ、このステイ基部を支持しているリンク機構を
伸長させ、受け治具を上昇させる。而して、上記塗装マ
スクとの間に成型品を隠蔽し、この状態のままその成型
品の露出部分に塗装処理を施すことができる。
スク支持枠を上方かつ後方へ展開し、このハンドルを握
持したままで、受け治具上に成型品を載せ、ハンドルを
下方手前へ下降させると、塗装マスク支持枠に取り付け
られた塗装マスクは、受け治具上方へ下降する。更に、
ハンドルを下降させ、塗装マスク支持枠が水平位置に維
持されると、ハンドル基部に連設された上下操作レバー
が塗装マスク支持枠の枠体の長手方向を回動中心にして
復動装置の傾倒しているステイ上端部の係合部を掬い上
げ、その上下操作レバーの回動動作に連動してステイを
起立させ、このステイ基部を支持しているリンク機構を
伸長させ、受け治具を上昇させる。而して、上記塗装マ
スクとの間に成型品を隠蔽し、この状態のままその成型
品の露出部分に塗装処理を施すことができる。
【0009】次に、塗装処理が終了したら上述とは逆に
ハンドルを塗装マスク支持枠の枠体の長手方向を回動中
心にして上方へ回動させると、起立しているステイ上端
部の係合部を引掛けて手前方向へ傾倒させると共に、リ
ンク機構を曲折させ、受け治具を下降させる。更に、ハ
ンドルを上方へ展開すると、成型品から塗装マスクが離
脱して、成型品を取り外すことができる。
ハンドルを塗装マスク支持枠の枠体の長手方向を回動中
心にして上方へ回動させると、起立しているステイ上端
部の係合部を引掛けて手前方向へ傾倒させると共に、リ
ンク機構を曲折させ、受け治具を下降させる。更に、ハ
ンドルを上方へ展開すると、成型品から塗装マスクが離
脱して、成型品を取り外すことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る塗装用治具の好適な実施
例を図面に従って説明する。図1乃至図3は、本発明に
係る塗装用治具を示すものである。図面において、1は
塗装用治具の基台であり、2は、塗装マスク3を着脱自
在に担持する略四角形状に構成した塗装マスク支持枠で
ある。この塗装マスク支持枠2の一辺2aは、基台1に
立設した支持材1aに揺動自在に枢着し、該枢着部分を
回動中心にして、塗装マスク支持枠2を上下方向へ展開
させる。塗装マスク3は、成型品Aの表面周囲を部分的
に塗装処理を施すために、成型品Aを部分的に覆い、そ
の成型品Aの露出部分に塗装を行う治具であり、成型品
A表面と略同形状をしたものである。塗装マスク3は、
塗装を繰り返して使用されるものであるため塗料が厚く
付着しやすいので、汚れた時に別に用意してある同形の
塗装マスク3と容易に取り替えて、塗装能率を高めてい
る。また、後述する受け治具5と共に、成型品の形状に
合わせて、両者を取り替えてあらゆる形状の成型品に対
応できるようになっている。
例を図面に従って説明する。図1乃至図3は、本発明に
係る塗装用治具を示すものである。図面において、1は
塗装用治具の基台であり、2は、塗装マスク3を着脱自
在に担持する略四角形状に構成した塗装マスク支持枠で
ある。この塗装マスク支持枠2の一辺2aは、基台1に
立設した支持材1aに揺動自在に枢着し、該枢着部分を
回動中心にして、塗装マスク支持枠2を上下方向へ展開
させる。塗装マスク3は、成型品Aの表面周囲を部分的
に塗装処理を施すために、成型品Aを部分的に覆い、そ
の成型品Aの露出部分に塗装を行う治具であり、成型品
A表面と略同形状をしたものである。塗装マスク3は、
塗装を繰り返して使用されるものであるため塗料が厚く
付着しやすいので、汚れた時に別に用意してある同形の
塗装マスク3と容易に取り替えて、塗装能率を高めてい
る。また、後述する受け治具5と共に、成型品の形状に
合わせて、両者を取り替えてあらゆる形状の成型品に対
応できるようになっている。
【0011】図2及び図3は、復動装置を示すものであ
る。4は、受け治具5及びこの受け治具5を支持する受
け治具台6を、上記塗装マスク3方向へリンク機構7に
より上下動させる復動装置である。リンク機構7は、第
一リンク8と第二リンク9、リンク接続具10及びリン
ク受具11,12とから成るものであり、第一リンク8
は受け治具台6側に固定されているリンク受具11と、
また、第二リンク9は基台1の底板側に固定されている
リンク受具12と揺動自在に連結されている。
る。4は、受け治具5及びこの受け治具5を支持する受
け治具台6を、上記塗装マスク3方向へリンク機構7に
より上下動させる復動装置である。リンク機構7は、第
一リンク8と第二リンク9、リンク接続具10及びリン
ク受具11,12とから成るものであり、第一リンク8
は受け治具台6側に固定されているリンク受具11と、
また、第二リンク9は基台1の底板側に固定されている
リンク受具12と揺動自在に連結されている。
【0012】13、13は、受け治具台6を支えるシリ
ンダであり、受け治具5及び受け治具台6を正確に垂直
方向へ上下動させる作用を奏するものである。また、1
4,14は、上記シリンダ13,13の外側に立設した
ガイドレールであり、図5乃至図7に示すように、三分
割された受け治具5a,5b.5c及び受け治具台6
a,6b.6cを二段階の所望高さ位置に上下動させる
ものであり、本実施例では、ガイドレール14,14に
支持される受け治具5b,c及び受け治具台6b,c部
分は、リンク機構7及びシリンダ13,13により支持
される受け治具5a及び受け治具台6a部分より下方へ
下降しない範囲で上下動するようにガイドレール14,
14にストッパ(図示していない)を構成してある。而
して、分割された受け治具5の中部分5aが両側部分5
b,5cより深く下降するので、その空間において作業
者は成型品Aの下面から手を差し込み、塗装面に直接触
れることなく、成型品Aを容易にかつ迅速に取り出すこ
とができるので塗装の作業効率を高めることができる
ンダであり、受け治具5及び受け治具台6を正確に垂直
方向へ上下動させる作用を奏するものである。また、1
4,14は、上記シリンダ13,13の外側に立設した
ガイドレールであり、図5乃至図7に示すように、三分
割された受け治具5a,5b.5c及び受け治具台6
a,6b.6cを二段階の所望高さ位置に上下動させる
ものであり、本実施例では、ガイドレール14,14に
支持される受け治具5b,c及び受け治具台6b,c部
分は、リンク機構7及びシリンダ13,13により支持
される受け治具5a及び受け治具台6a部分より下方へ
下降しない範囲で上下動するようにガイドレール14,
14にストッパ(図示していない)を構成してある。而
して、分割された受け治具5の中部分5aが両側部分5
b,5cより深く下降するので、その空間において作業
者は成型品Aの下面から手を差し込み、塗装面に直接触
れることなく、成型品Aを容易にかつ迅速に取り出すこ
とができるので塗装の作業効率を高めることができる
【0013】リンク機構7の第二リンク9基部には、こ
の第二リンク9と平行にステイ15を取り付け、一方こ
のステイ14の上端部15にボール等の係合部16を取
り付けてある。本実施例では、ステイ15は上記リンク
機構7が伸長して垂直状態にあるときに起立状態に成
り、リンク機構7が曲折した状態では傾倒状態に成るよ
うに第二リンク9に取り付けてある。
の第二リンク9と平行にステイ15を取り付け、一方こ
のステイ14の上端部15にボール等の係合部16を取
り付けてある。本実施例では、ステイ15は上記リンク
機構7が伸長して垂直状態にあるときに起立状態に成
り、リンク機構7が曲折した状態では傾倒状態に成るよ
うに第二リンク9に取り付けてある。
【0014】図4は、ハンドル及び上下操作レバーを示
すものである。塗装マスク支持枠2の枠体2bには、ハ
ンドル17の基部17aを枠体2bの長手方向に対して
揺動自在に取り付けてある。このハンドル17基部17
aには、鉤状のレバー18とそのレバー18の先端に変
形Y字形状レバー19が接続された上下操作レバー20
が固設してある。この上下操作レバー20は、ハンドル
17と共に回動する時に、この上下操作レバー20の変
形Y字形状レバー19の下側19aが傾倒しているステ
イ15の係合部16を掬い上げるように連動して、ステ
イ15を起立させる。また同時に曲折しているリンク機
構7も伸長させ、受け治具台6及び受け治具5を上昇さ
せる。
すものである。塗装マスク支持枠2の枠体2bには、ハ
ンドル17の基部17aを枠体2bの長手方向に対して
揺動自在に取り付けてある。このハンドル17基部17
aには、鉤状のレバー18とそのレバー18の先端に変
形Y字形状レバー19が接続された上下操作レバー20
が固設してある。この上下操作レバー20は、ハンドル
17と共に回動する時に、この上下操作レバー20の変
形Y字形状レバー19の下側19aが傾倒しているステ
イ15の係合部16を掬い上げるように連動して、ステ
イ15を起立させる。また同時に曲折しているリンク機
構7も伸長させ、受け治具台6及び受け治具5を上昇さ
せる。
【0015】次に、本発明に係る塗装用治具を用いて塗
装処理する工程と共に、この塗装用治具の各部の機能を
説明する。先ず、作業者は、ハンドル17を握持し、こ
のハンドル17を上方へ持ち上げて、塗装マスク支持枠
2を上方かつ後方へ展開する。作業者はこのハンドル1
7を握持したままで、受け治具5上に車両用灯具のレン
ズ等の成型品Aを載せ、ハンドル17を下方手前へ下降
させて、塗装マスク支持枠2に取り付けられた塗装マス
ク3を受け治具5上方へ下降させる。
装処理する工程と共に、この塗装用治具の各部の機能を
説明する。先ず、作業者は、ハンドル17を握持し、こ
のハンドル17を上方へ持ち上げて、塗装マスク支持枠
2を上方かつ後方へ展開する。作業者はこのハンドル1
7を握持したままで、受け治具5上に車両用灯具のレン
ズ等の成型品Aを載せ、ハンドル17を下方手前へ下降
させて、塗装マスク支持枠2に取り付けられた塗装マス
ク3を受け治具5上方へ下降させる。
【0016】次に、ハンドル17を下降させると、基台
1に立設した支持材1bの上部に、塗装マスク支持枠2
が当接し、塗装マスク支持枠2が水平位置に維持され
る。この塗装マスク支持枠2が水平状態に維持された状
態で、ハンドル17を更に下方へ押し込むと、ハンドル
17基部17aに連設された上下操作レバー20の変形
Y字形状レバー19が、塗装マスク支持枠2の枠体の長
手方向を中心にして上方へ回動し、該上下操作レバー2
0の変形Y字形状レバー19の下側部分19aが、復動
装置4の傾倒しているステイ15上端部の係合部16を
掬い上げる。このステイ15の起立動作に連動して、そ
の基部を支持しているリンク機構7も同時に伸長して、
受け治具台6及び受け治具5を上昇させて、上記塗装マ
スク3と間の成型品Aを隠蔽し、この状態のままその成
型品Aの露出部分に塗装処理を施すことができる。而し
て、この成型品Aを取り付ける操作において、ハンドル
17を握持したままで一回の操作を終了することができ
る。21は、支持部材1bに突設したストッパであり、
塗装マスク支持枠2の浮き上がりを防止する作用を奏す
るものである。22は、鉤状レバー18のストッパ21
に当接して、係止作用の微調節をする調節ネジでであ
る。
1に立設した支持材1bの上部に、塗装マスク支持枠2
が当接し、塗装マスク支持枠2が水平位置に維持され
る。この塗装マスク支持枠2が水平状態に維持された状
態で、ハンドル17を更に下方へ押し込むと、ハンドル
17基部17aに連設された上下操作レバー20の変形
Y字形状レバー19が、塗装マスク支持枠2の枠体の長
手方向を中心にして上方へ回動し、該上下操作レバー2
0の変形Y字形状レバー19の下側部分19aが、復動
装置4の傾倒しているステイ15上端部の係合部16を
掬い上げる。このステイ15の起立動作に連動して、そ
の基部を支持しているリンク機構7も同時に伸長して、
受け治具台6及び受け治具5を上昇させて、上記塗装マ
スク3と間の成型品Aを隠蔽し、この状態のままその成
型品Aの露出部分に塗装処理を施すことができる。而し
て、この成型品Aを取り付ける操作において、ハンドル
17を握持したままで一回の操作を終了することができ
る。21は、支持部材1bに突設したストッパであり、
塗装マスク支持枠2の浮き上がりを防止する作用を奏す
るものである。22は、鉤状レバー18のストッパ21
に当接して、係止作用の微調節をする調節ネジでであ
る。
【0017】塗装処理が終了した後、上述とは逆にハン
ドル17を上方へ持ち上げると、ハンドル17基部17
aに連設された上下操作レバー20の変形Y字形状レバ
ー19が、塗装マスク支持枠2の枠体の長手方向を中心
にして下方へ回動し、該上下操作レバー20の変形Y字
形状レバー19の上側部分19bが、復動装置4のステ
イ15上端部の係合部16を引っ掛けて手前方向へ前倒
させると共に、リンク機構7を曲折させて受け治具5を
下降させる。更に、ハンドル17を上方へ展開すると、
成型品Aから塗装マスク3が離脱して、成型品Aを取り
外すことができる。このとき、特に受け治具5が二段階
に分割して下降しているので、成型品Aを容易に取り出
すことができる。
ドル17を上方へ持ち上げると、ハンドル17基部17
aに連設された上下操作レバー20の変形Y字形状レバ
ー19が、塗装マスク支持枠2の枠体の長手方向を中心
にして下方へ回動し、該上下操作レバー20の変形Y字
形状レバー19の上側部分19bが、復動装置4のステ
イ15上端部の係合部16を引っ掛けて手前方向へ前倒
させると共に、リンク機構7を曲折させて受け治具5を
下降させる。更に、ハンドル17を上方へ展開すると、
成型品Aから塗装マスク3が離脱して、成型品Aを取り
外すことができる。このとき、特に受け治具5が二段階
に分割して下降しているので、成型品Aを容易に取り出
すことができる。
【0018】なお、本発明における復動装置としては、
2つに曲折するリンク機構を構成したものを使用した
が、ステイの傾倒及び起立操作をするこにより上下動作
するものであれば、パンタグラフその他の機構のもので
あっても、本発明と同様な作用効果を奏することは勿論
である。
2つに曲折するリンク機構を構成したものを使用した
が、ステイの傾倒及び起立操作をするこにより上下動作
するものであれば、パンタグラフその他の機構のもので
あっても、本発明と同様な作用効果を奏することは勿論
である。
【0019】また、上記の実施例とは逆に塗装マスクを
下側の復動装置に構成し、受け治具を展開可能に構成し
ても本発明の目的の範囲内で同様な作用効果を奏するこ
とは勿論である。
下側の復動装置に構成し、受け治具を展開可能に構成し
ても本発明の目的の範囲内で同様な作用効果を奏するこ
とは勿論である。
【0020】
【発明の効果】本発明に係る塗装用治具は、以上のよう
に構成したから、1回のハンドル操作で、塗装マスクを
展開し、成型品を受け治具に載せ、この受け治具を上昇
させて塗装用治具に対する成型品の取り付け作業を迅速
かつ確実に終了することができる。次に、塗装終了後も
1回のハンドル操作で、受け治具を下降させ、塗装マス
クを展開して迅速かつ確実に成型品を受け治具から取り
外すことができる等の優れた特徴を有するものであり、
本発明実施による効果は極めて大きい。
に構成したから、1回のハンドル操作で、塗装マスクを
展開し、成型品を受け治具に載せ、この受け治具を上昇
させて塗装用治具に対する成型品の取り付け作業を迅速
かつ確実に終了することができる。次に、塗装終了後も
1回のハンドル操作で、受け治具を下降させ、塗装マス
クを展開して迅速かつ確実に成型品を受け治具から取り
外すことができる等の優れた特徴を有するものであり、
本発明実施による効果は極めて大きい。
【図1】本発明に係る塗装用治具を示す側断面図であ
る。
る。
【図2】復動装置を示す拡大正面図である。
【図3】復動装置を示す拡大側断面図である。
【図4】ハンドル及び上下操作レバーを示す要部拡大図
である。
である。
【図5】受け治具に成型品を載せて塗装マスクを合致さ
せた状態を示す要部正面図である。
せた状態を示す要部正面図である。
【図6】受け治具から塗装マスクを外した状態を示す要
部正面図である。
部正面図である。
【図7】分割した受け治具を2段階に下降させて成型品
を取り外す状態を示す要部正面図である。
を取り外す状態を示す要部正面図である。
【図8】従来の塗装用治具を示す側断面図である。
【図9】従来の塗装用治具の塗装マスク支持枠を展開し
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図10】従来の塗装用治具の塗装マスク支持枠を受け
治具側へ下降させた状態を示す斜視図である。
治具側へ下降させた状態を示す斜視図である。
1 基台 2 塗装マスク支持枠 3 塗装マスク 4 復動装置 5 受け治具 7 リンク機構 15 ステイ 17 ハンドル 20 上下操作レバー
Claims (1)
- 【請求項1】 塗装マスク支持枠と、該塗装マスク支持
枠に対向する位置にある受け治具と、該受け治具を上下
動させる復動装置とから成る塗装用治具であって、前記
塗装マスクは、成型品を隠蔽するものであり、前記塗装
マスク支持枠に取り付けられて成るものであり、前記塗
装マスク支持枠は、その枠体の長手方向に揺動自在に取
り付けたハンドルの操作により基台に対して展開可能に
成るものであり、前記復動装置は、リンク機構と該リン
ク機構に固設されたステイとから成り、上記ハンドルの
基部に連設された上下操作レバーに連動して上記ステイ
と共にリンク機構が伸長又は曲折するように構成し、上
記ハンドルの回動操作に連動してリンク機構の上部に固
設した前記受け治具を上下動させるものであることを特
徴とする塗装用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3138555A JP2593114B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 塗装用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3138555A JP2593114B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 塗装用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04338252A JPH04338252A (ja) | 1992-11-25 |
JP2593114B2 true JP2593114B2 (ja) | 1997-03-26 |
Family
ID=15224885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3138555A Expired - Lifetime JP2593114B2 (ja) | 1991-05-15 | 1991-05-15 | 塗装用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593114B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3668372B2 (ja) * | 1998-06-30 | 2005-07-06 | 株式会社小糸製作所 | 灯具用塗装マスク装置 |
JP3653178B2 (ja) * | 1998-07-22 | 2005-05-25 | 株式会社小糸製作所 | 塗装マスク装置 |
JP2001038263A (ja) * | 1999-08-04 | 2001-02-13 | Koito Mfg Co Ltd | 塗装マスク装置 |
JP3742254B2 (ja) | 1999-08-09 | 2006-02-01 | 株式会社小糸製作所 | 塗装マスク装置 |
-
1991
- 1991-05-15 JP JP3138555A patent/JP2593114B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04338252A (ja) | 1992-11-25 |
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