JP3042302B2 - ドア開閉用ロボットハンド - Google Patents

ドア開閉用ロボットハンド

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JP3042302B2 JP6132697A JP13269794A JP3042302B2 JP 3042302 B2 JP3042302 B2 JP 3042302B2 JP 6132697 A JP6132697 A JP 6132697A JP 13269794 A JP13269794 A JP 13269794A JP 3042302 B2 JP3042302 B2 JP 3042302B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両製造ラインに沿っ
て搬送される車体を所定の作業位置にて車体内部の組立
作業や塗装作業、シーリング作業などのために、車両の
ドアを開閉するドア開閉用ロボットハンドに関する。
【0002】
【従来の技術】車両製造工程において、車体は搬送ライ
ンに沿って台車に乗って搬送されるようになっており、
塗装工程では車体とドアの外板の塗装作業を同時に行う
ことで両者の塗装色を同等のものとしたいため、すべて
のドアは車体の取付けられた状態で搬送されている。そ
のため、車両内部の組立作業や塗装作業、シーリング作
業などを行う際には、車体のドアをロボットにより開閉
して各種の作業を行っている。
【0003】図8に車体内部のシーリング作業状態を表
す概略、図9に従来のドア開閉用ロボットハンドの概略
を示す。
【0004】図8に示すように、車両のシーリング(シ
ール剤塗布)ラインにおいて、車体11には上下一対の
ヒンジ12によってスイングドア13が開閉自在に取付
けられている。この車体11は搬送ラインに沿って搬送
され、所定の作業位置で停止される。そして、車体11
の内部、あるいはドア13内側のシーリング作業を行う
場合には、ドア13をドア開閉機構101によって開扉
し、ドア位置決め機構201によって保持した状態で、
シーリングロボット301によってシール剤の塗布を行
っている。
【0005】従来のドア開閉機構101は枠体102に
開閉シリンダ103が装着され、この開閉シリンダ10
3の先端部にドア保持部104が取付けられて構成され
ている。そして、このドア保持部104において、図9
に示すように、開閉シリンダ103のシリンダロッド1
05の先端部106にはT字形状の取付ブラケット10
7が取付けられ、この取付ブラケット107には一対の
支持ローラ108がそれぞれ支持ピン109によって枢
着されている。この一対の支持ローラ108はドア13
の窓枠14の下部を挾持できるように所定の間隔を開け
て設けられており、接触時にドア13に損傷を与えない
ように材質がゴムとなっている。
【0006】また、図8に示すように、ドア位置決め機
構201は複数のシリンダによって移動自在な保持具を
有しており、この各保持具によって開扉されたドア13
を外側及び内側から挾持することで、ドア13の位置決
めを行うことができる。更に、シーリングロボット30
1は多関節ロボットのアーム先端部にシールガンが装着
されてなり、ドア13が開扉したドア開口部から車両内
部に侵入してシール剤の塗布を行うことができる。
【0007】なお、このようなドアの開閉機構として
は、前述したものの他に、特公昭60−15513号公
報、あるいは、特開昭57−89579号公報に開示さ
れたものがある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に、
車両の搬送ラインでは、汎用性をあげるために多車種混
合ラインとなっており、車体やドアはそれぞれ異なる形
状や寸法のものが搬送されている。従って、前述した車
両のシーリングラインにあっても形状や寸法の異なるも
のが搬送されるため、この各種の車体11やドア13に
対して各装置が対応可能であることが望ましい。ところ
が、上述した従来のドア開閉機構101にあっては、一
対の支持ローラ108がドア13の窓枠14の下部を挾
持してこのドア13の開閉動作を行うようにしており、
このような保持方法では形状や寸法の異なるドア13を
確実に保持することができないという問題があった。即
ち、従来のドア開閉機構101における一対の支持ロー
ラ108はその間隔がドア13の厚さとほぼ同様となっ
ており、車種ごとにドア13の厚さが異なる場合には、
これを保持することができない。また、車種によってド
ア13の大きさが異なり、保持位置が車両の高さ方向及
び幅方向においてずれることがあり、この場合、各支持
ローラ108とドア13の窓枠14との位置がずれてし
まい、この支持ローラ108によってドア13を保持す
ることができない。
【0009】また、このような多車種混合の車両搬送ラ
インには、前述のスイングドアタイプの車両の他にスラ
イドドアタイプの車両も搬送されるようになっている。
図10にスライドドアタイプの車両の搬送状態を表す概
略を示す。
【0010】図10に示すように、車両のシーリングラ
インにおいて、車体16には上下一対の仮組みヒンジ1
7によってスライドドア18が開閉自在に取付けられる
と共に仮止め金具19によってスライドドア18が固定
できるようになっている。即ち、このスライドドアタイ
プの車両であっても、前述したように、塗装工程にて車
体とドアの外板の塗装作業を同時に行うようにするた
め、スライドドア18を車体16の外面に取付けられる
スライド機構によってドア開口部に対してスライド自在
に支持せず、仮組みヒンジ17によってこのスライドド
ア18を回動自在に支持している。
【0011】この仮組みヒンジ17は車体16に固定さ
れた上向きのフック17aとドア18側に固定されてフ
ック17aが嵌入する支持筒17bとから構成されてい
る。そのため、スライドドア18が仮組みヒンジ17に
よって回動自在に取付けられた車体18にあっては、支
持状態が不正確であるためにばらつきが大きく、且つ、
ぐらつきもあり、同一車種であってもドア18の位置が
車両の高さ方向及び幅方向においてずれることがあり、
従来のドア開閉機構101では各支持ローラ108がド
ア18に対して位置適合せず、このドア18を確実に保
持することができない虞があった。そして、支持ローラ
108とドア18との位置がずれた場合、支持ローラ1
08の取付ブラケット107がドア18に接触して損傷
させてしまう虞もあった。
【0012】また、このようなスライドドアタイプの車
両であっては、運搬車として使用する場合、窓は必要な
く車体に窓開口を形成しないので、従来のドア開閉機構
101では、支持ローラ108によってドア18の窓枠
を保持することができない。この場合、従来は作業者が
手作業によりドアの開閉を行わざるを得ず、作業能率が
良くなかった。このような問題を解消するため、多車種
混合ラインを搬送される車両やスライドドアが仮組みさ
れた車両に対して、ドアの位置決めを正確に行うために
ドアの位置測定器を設置することも考えられるが、これ
によって装置がコスト高となったり、作業時間が長くな
ってしまうなどの問題が発生してしまう。
【0013】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、簡単な構成で装着位置の異なるドアを確実に保
持して開閉可能なドア開閉用ロボットハンドを提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明のドア開閉用ロボットハンドは、車両製造ラ
イン上の車体を所定の搬送位置にて該車体のドアを開閉
するためのドア開閉用ロボットハンドにおいて、ロボッ
トアームの先端部に回動自在に装着された平板形状のハ
ンド本体と、該ハンド本体の先端部に互いに対向して設
けられた複数の保持爪と、前記ハンド本体の基端部に設
けられて先端部側に傾斜したドア案内押圧面と、前記複
数の保持爪とドア案内押圧面との間に設けられたドア受
け面とを具えたことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】車両製造ライン上において、所定の搬送位置に
て停止した車体のドアを開閉する場合、ドア開閉用ロボ
ットを操作してロボットアームの先端部に回動自在に装
着されたハンド本体をドアの保持個所の近傍に位置し、
このハンド本体をドアに接近させると共にドア開扉方向
に移動すると、ハンド本体のドア受け面がドアの保持個
所に当接して保持爪がドアの保持個所に係止し、更なる
ハンド本体のドア開扉方向への移動により、ドアは保持
されながら開扉される。そして、開扉状態にあるドアに
対してハンド本体のドア案内押圧面にてドアの所定個所
を押圧しながらハンド本体をドア閉扉方向に移動する
と、ドアは閉扉される。
【0016】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0017】図1に本発明の一実施例に係るドア開閉用
ロボットハンドを表す概略、図2にロボットハンド本体
の拡大、図3にシーリングロボットの正面視、図4に本
発明の他の実施例に係るドア開閉用ロボットハンドを表
す概略、図5乃至図7に本実施例のドア開閉用ロボット
ハンドによるドア開閉動作を表す概略を示す。
【0018】本実施例のドア開閉用ロボットハンドはシ
ーリングガンと共に多関節ロボットのアーム先端に装着
されており、この多関節ロボットは車両搬送ラインの側
方に配設されている。
【0019】図3に示すように、本実施例の多関節ロボ
ット21において、旋回台22は基台23に対して水平
面内を回動自在に支持されており、垂直アーム24は基
端部がこの旋回台22に回動軸25をもって回動自在に
支持されている。また、水平レバー26は基端部がこの
旋回台22の回動軸25により回動自在に支持されてお
り、その先端部は垂直アーム24と略平行をなす補助ア
ーム27の基端部に連結軸28をもって回動自在に連結
されている。そして、垂直レバー24及び補助アーム2
7の各先端部は水平アーム29の基端部側にそれぞれ回
動軸30,31をもって回動自在に支持されている。従
って、図示しない駆動モータにより旋回台22旋回する
と、水平アーム29は水平面内を回動することができ
る。また、図示しない駆動モータにより垂直アーム24
を回動すると、補助アーム26も同方向に回動して水平
アーム28はその回動角度(図3では水平状態)を保持
したまま前後に移動することができ、水平レバーを回動
すると、補助アーム26を介して水平アーム29を回動
軸30を中心として上下に回動することができる。
【0020】水平アーム29の先端部には回動アーム3
2が同軸上に回動自在に連結され、この回動アーム32
の先端部は二又状をなし、支持軸33によって手首部3
4が回動自在に支持されている。そして、手首部34の
先端部には回転自在な駆動軸37が装着され、この駆動
軸37にハンド35とシーリングガン36が装着されて
いる。従って、図示しないモータにより回動アーム32
または駆動軸37を回動してハンド35及びシーリング
ガン36の使用位置を変更することができ、手首部34
を支持軸33を中心として回動してハンド35及びシー
リングガン36の使用角度を変更することができる。
【0021】このハンド35及びシーリングガン36に
おいて、図1に示すように、手首部34は内蔵された図
示しない駆動モータによって回動自在な駆動軸37を有
しており、この駆動軸37にはL字形状をなすブラケッ
ト38が固定されている。そして、このブラケット38
の一端にはシール剤を塗布するシーリングガン36が装
着されている。また、ブラケット38の他端にはベース
プレート39がボルト40により固定され、このベース
プレート39にはボルト41によりハンド35が取付け
られている。
【0022】このハンド35において、図1及び図2に
示すように、ハンド本体42は超高分子ポリエチレン製
であって平板形状をなし、下面にベースプレート39が
嵌合して固定するための嵌合溝43が形成されている。
また、このハンド本体42の先端部には上面に突出して
互いに対向するように2つの保持爪44,45が形成さ
れ、ハンド本体42の基端部には上面から段部46を介
して傾斜したドア案内押圧面47が形成されている。こ
の2つの保持爪44,45の互いの間隔は保持するドア
の厚さよりも若干大きなものとなっている。そして、2
つの保持爪44,45とドア案内押圧面47との間には
ドア受け面48が形成されている。
【0023】なお、手首部34に対するハンド35とシ
ーリングガン36の装着形態は前述したものに限定され
るものではなく、作業を行う車体形状に合わせて交換し
てもよいものである。例えば、図4に示すように、手首
部34の回動自在な駆動軸37にZ字形状をなすブラケ
ット49を固定し、このブラケット49にシーリングガ
ン36とハンド35とを両者の向きが90度となるよう
に装着してもよい。
【0024】ここで、前述した本実施例のドア開閉用ロ
ボットハンドを用いた多関節ロボットによるドア開閉動
作について説明する。まず、図5に示すように、車体1
6に上下一対の仮組みヒンジ17によってスライドドア
18が開閉自在に取付けられると共に仮止め金具19に
よって固定された車両において、多関節ロボット21を
作動し、ハンド35をスライドドア18の後側下端部の
下方に、スライドドア18の前後方向に対してハンド3
5が沿うように位置させる。そして、このハンド35を
上方に移動してドアに接近させると、スライドドア18
の下端部がハンド本体42の保持爪44,45の間に入
り、そのままハンド35を上方に移動すると、ドア受け
面48がスライドドア18の下端部を受け止めながらこ
のスライドドア18を若干持ち上げる。すると、仮止め
金具19によるスライドドア18の係止が解除される。
【0025】そして、多関節ロボット21を作動してハ
ンド35をドア開扉方向に移動すると、ハンド35のド
ア受け面48がスライドドア18の下端部を保持した状
態で、ドア18の下端部に係止した一方の保持爪44が
このスライドドア18を開扉する。開扉されたスライド
ドア18は図示しないドア位置決め機構によって位置決
め保持されると、多関節ロボット21を作動してハンド
35がスライドドア18から離れる。そして、多関節ロ
ボット21に装着されたシーリングガン36によって車
体16あるいはスライドドア18の所定の位置にシール
剤が塗布される。
【0026】シーリング作業が終了すると、再び、多関
節ロボット21を作動し、前述と同様に、スライドドア
18の下端部をハンド本体42の他方の保持爪45によ
り係止すると共にドア受け面48がその下端部を受け止
めながらこのスライドドア18を若干持ち上げると同時
に、ドア位置決め機構によるスライドドア18の位置決
めを解除する。そして、多関節ロボット21を作動して
ハンド35をドア閉扉方向に移動すると、ハンド35に
保持されたスライドドア18が閉扉位置に移動し、ここ
で、ハンド35を下降させてドア受け面48に保持され
たスライドドア18を若干下方に移動すると、このスラ
イドドア18は仮止め金具19によって係止されて閉扉
状態となる。
【0027】このように多関節ロボット21を作動し、
ハンド35の保持爪44,45及びドア受け面48を用
いることで、支持状態が不正確であってばらつきが大き
く、且つ、ぐらつきもあり、また、同一車種であっても
ドア開閉位置が車両の高さ方向及び幅方向にずれていて
も、確実にスライドドア18を保持して開閉することが
できる。
【0028】次に、前述と同様に、スライドドア18が
車体16に仮組みヒンジ17及び仮止め金具19によっ
て開閉自在に支持された車両に対して異なるハンド35
の使い方によってスライドドア18を保持して開閉する
場合について説明する。即ち、図6に示すように、多関
節ロボット21を作動し、ハンド35をスライドドア1
8に対して外側から接近させ、ドア18の後側下端部の
下方に位置させる。そして、このハンド35を上方に移
動してドアに接近させると、スライドドア18の下端部
がハンド本体42の保持爪44,45とドア案内押圧面
47との間のドア受け面48に入る。そのままハンド3
5を上方に移動すると、ドア受け面48がスライドドア
18の下端部を受け止めながらこのスライドドア18を
若干持ち上げ、仮止め金具19によるスライドドア18
の係止が解除される。
【0029】そして、多関節ロボット21を作動してハ
ンド35をドア開扉方向に移動すると、ハンド35のド
ア受け面48がスライドドア18の下端部を保持した状
態で、ドア18の下端部に係止した保持爪44,45が
このスライドドア18を開扉する。開扉されたスライド
ドア18は図示しないドア位置決め機構によって位置決
め保持されると、多関節ロボット21を作動してハンド
35がスライドドア18から離れる。そして、多関節ロ
ボット21に装着されたシーリングガン36によって車
体16あるいはスライドドア18の所定の位置にシール
剤が塗布される。
【0030】シーリング作業が終了すると、ドア位置決
め機構によるスライドドア18の位置決めを解除すると
同時に多関節ロボット21を作動し、ハンド本体42を
斜めにしてドア案内押圧面47あるいはドア受け面48
によりスライドドア18の下端部を押圧し、このスライ
ドドア18をドア閉扉方向に移動する。ハンド35に押
されたスライドドア18が閉扉位置に移動すると、斜め
となったハンド本体42をほぼ水平として上方に移動し
てスライドドア18の下端部に保持爪44,45を係止
する。そして、このスライドドア18を若干持ち上げて
再び下方に移動することで、このスライドドア18を仮
止め金具19によって車体16に係止して閉扉状態とす
る。
【0031】このように多関節ロボット21を作動し、
ハンド35の保持爪44,45及びドア案内押圧面47
あるいはドア受け面48を用いることで、支持状態が不
正確であってばらつきが大きく、且つ、ぐらつきもあ
り、また、同一車種であってもドア開閉位置が車両の高
さ方向及び幅方向にずれていても、確実にスライドドア
18を保持して開閉することができる。
【0032】更に、スイングドア13が車体11に通常
のヒンジ12によって開閉自在に支持された車両に対し
てこのスイングドア13を保持して開閉する場合につい
て説明する。即ち、図7に示すように、多関節ロボット
21を作動し、ハンド35をスイングドア13に対して
外側から接近させ、ドア13の窓枠14の下部をハンド
本体42の保持爪44,45により係止する。この状態
で多関節ロボット21を作動してハンド35をドア開扉
方向に移動すると、ハンド35の保持爪44,45がこ
のスイングドア13を開扉する。開扉されたスイングド
ア13は図示しないドア位置決め機構によって位置決め
保持されると、多関節ロボット21を作動してハンド3
5がスイングドア13から離れる。そして、多関節ロボ
ット21に装着されたシーリングガン36によって車体
11あるいはスイングドア13の所定の位置にシール剤
が塗布される。
【0033】シーリング作業が終了すると、ドア位置決
め機構によるスイングドア13の位置決めを解除すると
同時に多関節ロボット21を作動し、ハンド本体42の
段部46あるいはドア案内押圧面47によりスライドド
ア18の窓枠14を押圧する。すると、このスイングド
ア13はドア閉扉方向に移動して車体16に対して閉扉
状態となる。
【0034】このように多関節ロボット21を作動し、
ハンド35の保持爪44,45及びドア案内押圧面47
あるいはドア受け面48を用いることで、ヒンジ12に
よって正しく支持されたスイングドア13であっても、
確実に保持して開閉することができる。
【0035】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明のドア開閉用ロボットハンドによれば、ロボ
ットアームの先端部に回動自在に装着された平板形状の
ハンド本体の先端部に互いに対向して複数の保持爪を設
けると共にハンド本体の基端部に先端部側に傾斜したド
ア案内押圧面を設け、この複数の保持爪とドア案内押圧
面との間にドア受け面を設けたので、支持位置が正確で
なくて車両前後、上下、左右方向にずれていたり、ま
た、車種によってドアの大きさや位置が変わっても、複
数の保持爪及びドア案内押圧面、ドア受け面を用いるこ
とで、簡単な構成でドアを確実に保持して開閉可能とす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るドア開閉用ロボットハ
ンドを表す概略図である。
【図2】ロボットハンド本体の拡大図である。
【図3】シーリングロボットの正面図である。
【図4】本発明の他の実施例に係るドア開閉用ロボット
ハンドを表す概略図である。
【図5】本実施例のドア開閉用ロボットハンドによるス
ライドドア開閉動作を表す概略図である。
【図6】本実施例のドア開閉用ロボットハンドによるス
ライドドア開閉動作を表す概略図である。
【図7】本実施例のドア開閉用ロボットハンドによるス
イングドア開閉動作を表す概略図である。
【図8】車体内部のシーリング作業状態を表す概略図で
ある。
【図9】従来のドア開閉用ロボットハンドの概略図であ
る。
【図10】スライドドアタイプの車両の搬送状態を表す
概略図である。
【符号の説明】
11 車体 12 ヒンジ 13 スイングドア 16 車体 17 仮組みヒンジ 18 スライドドア 19 仮止めヒンジ 21 多関節ロボット 32 回動アーム 34 手首部 35 ハンド 36 シーリングガン 42 ハンド本体 44,45 保持爪 46 段部 47 ドア案内押圧面 48 ドア受け面

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両製造ライン上の車体を所定の搬送位
    置にて該車体のドアを開閉するためのドア開閉用ロボッ
    トハンドにおいて、ロボットアームの先端部に回動自在
    に装着された平板形状のハンド本体と、該ハンド本体の
    先端部に互いに対向して設けられた複数の保持爪と、前
    記ハンド本体の基端部に設けられて先端部側に傾斜した
    ドア案内押圧面と、前記複数の保持爪とドア案内押圧面
    との間に設けられたドア受け面とを具えたことを特徴と
    するドア開閉用ロボットハンド。
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