JPH09109956A - ドアキープスタンド - Google Patents
ドアキープスタンドInfo
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- JPH09109956A JPH09109956A JP7294871A JP29487195A JPH09109956A JP H09109956 A JPH09109956 A JP H09109956A JP 7294871 A JP7294871 A JP 7294871A JP 29487195 A JP29487195 A JP 29487195A JP H09109956 A JPH09109956 A JP H09109956A
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- holder
- frame
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- keep
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、車両などのドアの脱着にあたっ
て、1人の作業者によって、対応することができる、ド
アキープスタンドを提供せんとするものである。 【解決手段】 本発明は、移動自在なベース台10と、
ベース台10に植設された支持ポール20と、支持ポー
ル20に昇降自在に装着された昇降部30と、昇降部3
0に揺動可能に軸支されて、支持ポール20とほぼ平行
に立設されるドアキープフレーム40と、ドアキープフ
レーム40と昇降部30間に装着されて、ドアキープフ
レーム40の立設角を調整するための角度調整用ネジ棒
50と、ドアキープフレーム40下端の適宜離間した複
数箇所に取り付けられ、かつその先端がドアキープフレ
ーム40の支持ポール20側とは反対側に突出されたド
ア下端保持用フック60と、ドアキープフレーム40上
端から延設して取り付けられ、かつドア200のガラス
フレーム部分202又はガラス部分203を保持するド
ア保持具80Aとからなることを特徴とするドアキープ
スタンドにある。
て、1人の作業者によって、対応することができる、ド
アキープスタンドを提供せんとするものである。 【解決手段】 本発明は、移動自在なベース台10と、
ベース台10に植設された支持ポール20と、支持ポー
ル20に昇降自在に装着された昇降部30と、昇降部3
0に揺動可能に軸支されて、支持ポール20とほぼ平行
に立設されるドアキープフレーム40と、ドアキープフ
レーム40と昇降部30間に装着されて、ドアキープフ
レーム40の立設角を調整するための角度調整用ネジ棒
50と、ドアキープフレーム40下端の適宜離間した複
数箇所に取り付けられ、かつその先端がドアキープフレ
ーム40の支持ポール20側とは反対側に突出されたド
ア下端保持用フック60と、ドアキープフレーム40上
端から延設して取り付けられ、かつドア200のガラス
フレーム部分202又はガラス部分203を保持するド
ア保持具80Aとからなることを特徴とするドアキープ
スタンドにある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などのドアを
脱着するためのドアキープスタンドに関するものであ
る。
脱着するためのドアキープスタンドに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】事故車両などの修理や整備などの際に
は、ドアを取り外して行う場合がよくある。その理由
は、ドアがあると、作業の邪魔になったり、それほど邪
魔にならない場合でも、作業中にドアに傷を付けたりす
る恐れがあるからである。
は、ドアを取り外して行う場合がよくある。その理由
は、ドアがあると、作業の邪魔になったり、それほど邪
魔にならない場合でも、作業中にドアに傷を付けたりす
る恐れがあるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなドアの取り
外しの際、特別な装置を用いた場合は別として、人手に
よる場合、通常2人で行う必要があった。つまり、1人
がドアを支え、この状態で、もう1人がドア取付け用の
ボルトなどの連結具を取り外す必要があるからである。
取り付ける場合も同様である。
外しの際、特別な装置を用いた場合は別として、人手に
よる場合、通常2人で行う必要があった。つまり、1人
がドアを支え、この状態で、もう1人がドア取付け用の
ボルトなどの連結具を取り外す必要があるからである。
取り付ける場合も同様である。
【0004】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、ドアの脱着にあたって、1人の作業者
によって、対応することができる、ドアキープスタンド
を提供せんとするものである。
なされたもので、ドアの脱着にあたって、1人の作業者
によって、対応することができる、ドアキープスタンド
を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かゝる本発明の手段(構
成)は、移動自在なベース台と、当該ベース台に植設さ
れた支持ポールと、当該支持ポールに昇降自在に装着さ
れた昇降部と、当該昇降部に揺動可能に軸支されて、前
記支持ポールとほぼ平行に立設されるドアキープフレー
ムと、当該ドアキープフレームと前記昇降部間に装着さ
れて、前記ドアキープフレームの立設角を調整するため
の角度調整用ネジ棒と、前記ドアキープフレーム下端の
適宜離間した複数箇所に取り付けられ、かつその先端が
前記ドアキープフレームの支持ポール側とは反対側に突
出されたドア下端保持用フックと、前記ドアキープフレ
ーム上端から延設して取り付けられ、かつドアのガラス
フレーム部分又はガラス部分を保持するドア保持具とか
らなることを特徴とするドアキープスタンドにある。
成)は、移動自在なベース台と、当該ベース台に植設さ
れた支持ポールと、当該支持ポールに昇降自在に装着さ
れた昇降部と、当該昇降部に揺動可能に軸支されて、前
記支持ポールとほぼ平行に立設されるドアキープフレー
ムと、当該ドアキープフレームと前記昇降部間に装着さ
れて、前記ドアキープフレームの立設角を調整するため
の角度調整用ネジ棒と、前記ドアキープフレーム下端の
適宜離間した複数箇所に取り付けられ、かつその先端が
前記ドアキープフレームの支持ポール側とは反対側に突
出されたドア下端保持用フックと、前記ドアキープフレ
ーム上端から延設して取り付けられ、かつドアのガラス
フレーム部分又はガラス部分を保持するドア保持具とか
らなることを特徴とするドアキープスタンドにある。
【0006】
【発明の実施の形態】図1〜図4は、本発明に係るドア
キープスタンドの一つの実施の形態を示したものであ
る。図中、10は一部の底面を高ベース面10aとした
概略側断面がS字型のベース台で、低い面の低ベース面
10bと高ベース面10aの各2隅には、回転自在のコ
ロ(キャスタ)11を設け、移動自在としてある。20
はベース台1のほぼ中央に植設された中空パイプなどか
らなる長尺な支持ポールである。30は支持ポール20
に昇降自在に装着された昇降部で、この昇降部30の昇
降機構は、支持ポール20の長手方向に沿設されたラッ
ク31と、このラック31と噛み合うと共に上記昇降部
30のハウジング32内に内蔵されたピニオン33と、
上記昇降部30のハウジング32に装着されて、上記ピ
ニオン33を、適当な歯車機構を介して、外部から回転
させるためのハンドルレバ34からなる。したがって、
このハンドルレバ34を正逆方向に回転させれば、昇降
部30を昇降させることができる。なお、上記昇降部3
0には、移動の際などにおいて、作業者が押したり、引
いたりすするための角環状の補助ハンドル35が設けて
ある。
キープスタンドの一つの実施の形態を示したものであ
る。図中、10は一部の底面を高ベース面10aとした
概略側断面がS字型のベース台で、低い面の低ベース面
10bと高ベース面10aの各2隅には、回転自在のコ
ロ(キャスタ)11を設け、移動自在としてある。20
はベース台1のほぼ中央に植設された中空パイプなどか
らなる長尺な支持ポールである。30は支持ポール20
に昇降自在に装着された昇降部で、この昇降部30の昇
降機構は、支持ポール20の長手方向に沿設されたラッ
ク31と、このラック31と噛み合うと共に上記昇降部
30のハウジング32内に内蔵されたピニオン33と、
上記昇降部30のハウジング32に装着されて、上記ピ
ニオン33を、適当な歯車機構を介して、外部から回転
させるためのハンドルレバ34からなる。したがって、
このハンドルレバ34を正逆方向に回転させれば、昇降
部30を昇降させることができる。なお、上記昇降部3
0には、移動の際などにおいて、作業者が押したり、引
いたりすするための角環状の補助ハンドル35が設けて
ある。
【0007】40は概略逆T字形のドアキープフレーム
で、その背面の上端寄りに設けた二股状の突出部41
と、上記昇降部30のハウジング32のハンドルレバ3
4とは反対側の端面に取り付けられた突出金具36との
間に通された軸ピン42によって揺動可能に軸支され
て、上記支持ポール20とほぼ平行に立設されている。
50はドアキープフレーム40と上記昇降部30間に装
着されて、ドアキープフレーム40の立設角を調整する
ための角度調整用ネジ棒である。このネジ棒50は、よ
り具体的には、上記昇降部30のハウジング32の側方
に突出させた突出部37の雌ネジ穴(図示省略)に螺着
されると共に、その先端は、ドアキープフレーム40の
背面のほぼ中間部分に設けた二股状の突出部43に軸ピ
ン44によって軸支されている。したがって、ネジ棒5
0のノブ(握手)51を正逆方向に回転させれば、ドア
キープフレーム40の中間部分が押し出されたり、或い
は引き戻されたりするため、ドアキープフレーム40
は、上記軸ピン42を中心にて揺動されるようになって
いる。つまり、ドアキープフレーム40の立設角が調整
されるようになっている。
で、その背面の上端寄りに設けた二股状の突出部41
と、上記昇降部30のハウジング32のハンドルレバ3
4とは反対側の端面に取り付けられた突出金具36との
間に通された軸ピン42によって揺動可能に軸支され
て、上記支持ポール20とほぼ平行に立設されている。
50はドアキープフレーム40と上記昇降部30間に装
着されて、ドアキープフレーム40の立設角を調整する
ための角度調整用ネジ棒である。このネジ棒50は、よ
り具体的には、上記昇降部30のハウジング32の側方
に突出させた突出部37の雌ネジ穴(図示省略)に螺着
されると共に、その先端は、ドアキープフレーム40の
背面のほぼ中間部分に設けた二股状の突出部43に軸ピ
ン44によって軸支されている。したがって、ネジ棒5
0のノブ(握手)51を正逆方向に回転させれば、ドア
キープフレーム40の中間部分が押し出されたり、或い
は引き戻されたりするため、ドアキープフレーム40
は、上記軸ピン42を中心にて揺動されるようになって
いる。つまり、ドアキープフレーム40の立設角が調整
されるようになっている。
【0008】60はドアキープフレーム40下端の適宜
離間した複数箇所(本例では左右の2箇所)に、フック
用の長尺な取付け部材61を介して、取り付けられ、か
つその先端がドアキープフレーム40の支持ポール20
側とは反対側に突出された、概略L字形のドア下端保持
用フックである。このフック60の先端寄りの上側に
は、保持対象であるドア200の下端201が載置され
る凹み部62が設けてある。また、上記取付け部材61
には、当該部材の傾きを調整するための傾き調整機構7
0が設けてある。この傾き調整機構70は、取付け部材
61の一端を、軸ピン71によって、ドアキープフレー
ム40の下端の一方の隅部に軸支させると共に、当該取
付け部材61の他端に設けた延設(植設)ピン72を、
ドアキープフレーム40の上下方向に穿設した長穴73
を介して貫通させ、かつその先端に、ドアキープフレー
ム40の背面側に突出させた突出部74の雌ネジ穴(図
示省略)に螺着された傾き調整用ネジ棒75の先端が接
続されてなる。したがって、ネジ棒75のノブ(握手)
76を正逆方向に回転させれば、取付け部材61の他端
が押し下げられたり、或いは引き上げられたりするた
め、取付け部材61は、上記軸ピン71を中心にて上下
動されるようになっている。つまり、取付け部材61の
傾きが調整され、これに伴って、上記2個のドア下端保
持用フック60,60の傾きが調整されるようになって
いる。
離間した複数箇所(本例では左右の2箇所)に、フック
用の長尺な取付け部材61を介して、取り付けられ、か
つその先端がドアキープフレーム40の支持ポール20
側とは反対側に突出された、概略L字形のドア下端保持
用フックである。このフック60の先端寄りの上側に
は、保持対象であるドア200の下端201が載置され
る凹み部62が設けてある。また、上記取付け部材61
には、当該部材の傾きを調整するための傾き調整機構7
0が設けてある。この傾き調整機構70は、取付け部材
61の一端を、軸ピン71によって、ドアキープフレー
ム40の下端の一方の隅部に軸支させると共に、当該取
付け部材61の他端に設けた延設(植設)ピン72を、
ドアキープフレーム40の上下方向に穿設した長穴73
を介して貫通させ、かつその先端に、ドアキープフレー
ム40の背面側に突出させた突出部74の雌ネジ穴(図
示省略)に螺着された傾き調整用ネジ棒75の先端が接
続されてなる。したがって、ネジ棒75のノブ(握手)
76を正逆方向に回転させれば、取付け部材61の他端
が押し下げられたり、或いは引き上げられたりするた
め、取付け部材61は、上記軸ピン71を中心にて上下
動されるようになっている。つまり、取付け部材61の
傾きが調整され、これに伴って、上記2個のドア下端保
持用フック60,60の傾きが調整されるようになって
いる。
【0009】80Aはドアキープフレーム40の上端か
ら延設して取り付けられ、かつドア200のガラスフレ
ーム部分202又はガラス部分203を保持するドア保
持具である。この保持具80Aは、回転自在とする概略
L字形の固定フンガー部81と、当該固定フンガー部8
1の水平ベース部81aに摺動自在に装着された可動フ
ンガー部82とからなり、当該可動フンガー部82の筒
形ベース部82aに装着されたネジ具83などによっ
て、可動フンガー部82が固定されるようになってい
る。そして、その使用にあたって、ドア200のガラス
フレーム部分202を保持するには、先ず、ドア200
のガラス部分203を降下させて窓を開け、この状態
で、横向きなどとした固定フンガー部81を通した後、
上向きとした固定フンガー部81をドア200のガラス
フレーム部分202の内側に押し当て、次に、可動フン
ガー部82をドア200のガラスフレーム部分202の
外側に押し当て、この状態の可動フンガー部82をネジ
具83のノブ(握手)84を操作して固定すればよい。
一方、ガラスフレーム部分202がないドア200にあ
っては、下向きとした固定フンガー部81をドア200
のガラス部分203の内側に押し当て、次に、可動フン
ガー部82をドア200のガラス部分203の外側に押
し当て、この状態の可動フンガー部82をネジ具83の
ノブ(握手)84を操作して固定すればよい。このよう
なガラスフレーム部分202やガラス部分203の保持
にあたって、当該部分を損傷などから防止するには、固
定フンガー部81及び可動フンガー部82の内側にゴム
やスポンジなどの弾性体85を設けるとよい。また、こ
の保持具80Aには、大きさや形状の異なる種々のドア
200に対応するため、保持具80Aの高さを調整する
ための保持具高さ調整機構90や、保持具80Aの繰出
量を調整するための保持具繰出量調整機構100、さら
に保持具80Aの首振りを調整するための回転機構11
0が設けてある。
ら延設して取り付けられ、かつドア200のガラスフレ
ーム部分202又はガラス部分203を保持するドア保
持具である。この保持具80Aは、回転自在とする概略
L字形の固定フンガー部81と、当該固定フンガー部8
1の水平ベース部81aに摺動自在に装着された可動フ
ンガー部82とからなり、当該可動フンガー部82の筒
形ベース部82aに装着されたネジ具83などによっ
て、可動フンガー部82が固定されるようになってい
る。そして、その使用にあたって、ドア200のガラス
フレーム部分202を保持するには、先ず、ドア200
のガラス部分203を降下させて窓を開け、この状態
で、横向きなどとした固定フンガー部81を通した後、
上向きとした固定フンガー部81をドア200のガラス
フレーム部分202の内側に押し当て、次に、可動フン
ガー部82をドア200のガラスフレーム部分202の
外側に押し当て、この状態の可動フンガー部82をネジ
具83のノブ(握手)84を操作して固定すればよい。
一方、ガラスフレーム部分202がないドア200にあ
っては、下向きとした固定フンガー部81をドア200
のガラス部分203の内側に押し当て、次に、可動フン
ガー部82をドア200のガラス部分203の外側に押
し当て、この状態の可動フンガー部82をネジ具83の
ノブ(握手)84を操作して固定すればよい。このよう
なガラスフレーム部分202やガラス部分203の保持
にあたって、当該部分を損傷などから防止するには、固
定フンガー部81及び可動フンガー部82の内側にゴム
やスポンジなどの弾性体85を設けるとよい。また、こ
の保持具80Aには、大きさや形状の異なる種々のドア
200に対応するため、保持具80Aの高さを調整する
ための保持具高さ調整機構90や、保持具80Aの繰出
量を調整するための保持具繰出量調整機構100、さら
に保持具80Aの首振りを調整するための回転機構11
0が設けてある。
【0010】つまり、上記保持具高さ調整機構90は、
ドアキープフレーム40の上端から延設された概略C字
形のガイド部材91のガイド溝内に昇降ロッド92が挿
入されてなり、その高さ位置の固定は、上記ガイド部材
91の上端のガイド溝閉塞部91aに設けたネジ具93
によって行われるようになっている。すなわち、当該ネ
ジ具93のノブ(握手)94を正逆方向に回転させれ
ば、昇降ロッド92が押圧されて固定されたり、逆に、
昇降ロッド92の固定が解除されるようになっている。
一方、上記回転機構110は、昇降ロッド92の上端に
形成した概略コ字形の突出部111a,111bに穿設
された雌穴に嵌挿された立設ロッド部材112からな
り、その回転の固定は、例えば上方側の突出部111a
の側方に設けたネジ具113によって行われるようにな
っている。すなわち、当該ネジ具113のノブ(握手)
114を正逆方向に回転させれば、立設ロッド部材11
2が押圧されて固定されたり、逆に、立設ロッド部材1
12の固定が解除されるようになっている。また、上記
保持具繰出量調整機構100は、上記立設ロッド部材1
12の上端に固着されたブロック部材101の上端寄り
に水平に装着されたパイプ部材102に長尺なネジ棒1
03が挿入されると共に、当該ネジ棒103の先端に上
記ドア保持具80Aの固定フンガー部81の水平ベース
部81aが回転自在に装着されてなり、繰出量の調整
は、上記パイプ部材102の前後のネジ棒103に螺着
させた雌ネジ具106,106で行われるようになって
いる。
ドアキープフレーム40の上端から延設された概略C字
形のガイド部材91のガイド溝内に昇降ロッド92が挿
入されてなり、その高さ位置の固定は、上記ガイド部材
91の上端のガイド溝閉塞部91aに設けたネジ具93
によって行われるようになっている。すなわち、当該ネ
ジ具93のノブ(握手)94を正逆方向に回転させれ
ば、昇降ロッド92が押圧されて固定されたり、逆に、
昇降ロッド92の固定が解除されるようになっている。
一方、上記回転機構110は、昇降ロッド92の上端に
形成した概略コ字形の突出部111a,111bに穿設
された雌穴に嵌挿された立設ロッド部材112からな
り、その回転の固定は、例えば上方側の突出部111a
の側方に設けたネジ具113によって行われるようにな
っている。すなわち、当該ネジ具113のノブ(握手)
114を正逆方向に回転させれば、立設ロッド部材11
2が押圧されて固定されたり、逆に、立設ロッド部材1
12の固定が解除されるようになっている。また、上記
保持具繰出量調整機構100は、上記立設ロッド部材1
12の上端に固着されたブロック部材101の上端寄り
に水平に装着されたパイプ部材102に長尺なネジ棒1
03が挿入されると共に、当該ネジ棒103の先端に上
記ドア保持具80Aの固定フンガー部81の水平ベース
部81aが回転自在に装着されてなり、繰出量の調整
は、上記パイプ部材102の前後のネジ棒103に螺着
させた雌ネジ具106,106で行われるようになって
いる。
【0011】このように構成された本発明のドアキープ
スタンドによって、修理車両などのドア200を、1人
の作業者によって、脱着するには、次のようにして行え
ばよい。先ず、外すためのドア200を十分に開き、こ
のドア200付近に、本発明のドアキープスタンドを移
動させる。このとき、ベース台10の底面には、コロ
(キャスタ)11があるため、例えば作業者が軽く角環
状の補助ハンドル35などを押すことによって、簡単に
移動させることができる。
スタンドによって、修理車両などのドア200を、1人
の作業者によって、脱着するには、次のようにして行え
ばよい。先ず、外すためのドア200を十分に開き、こ
のドア200付近に、本発明のドアキープスタンドを移
動させる。このとき、ベース台10の底面には、コロ
(キャスタ)11があるため、例えば作業者が軽く角環
状の補助ハンドル35などを押すことによって、簡単に
移動させることができる。
【0012】ドア200付近に本発明のドアキープスタ
ンドを移動させたら、ハンドルレバ34を回転させて、
昇降部30を昇降させ、ドアキープフレーム40のドア
下端保持用フック60,60が、丁度ドア200の下端
201に対峙するようにし、その凹み部62で、ドア2
00の下端201を受ける。この際、必要により、傾き
調整機構70によって、両フック60,60が良好にド
ア下端201の2箇所が載置するように調整する。ま
た、ドア200の反り(外向きの湾曲形状)に対して、
ドアキープフレーム40を適正に対応させるためには、
角度調整用ネジ棒50の操作によって、ドアキープフレ
ーム40の立設角を調整すればよい。
ンドを移動させたら、ハンドルレバ34を回転させて、
昇降部30を昇降させ、ドアキープフレーム40のドア
下端保持用フック60,60が、丁度ドア200の下端
201に対峙するようにし、その凹み部62で、ドア2
00の下端201を受ける。この際、必要により、傾き
調整機構70によって、両フック60,60が良好にド
ア下端201の2箇所が載置するように調整する。ま
た、ドア200の反り(外向きの湾曲形状)に対して、
ドアキープフレーム40を適正に対応させるためには、
角度調整用ネジ棒50の操作によって、ドアキープフレ
ーム40の立設角を調整すればよい。
【0013】次に、ドア保持具80Aを、ガラス部分2
03の開けられたドア200のガラスフレーム部分20
2に繰り出し、その固定フンガー部81と可動フンガー
部82によって、ガラスフレーム部分202を挟持して
保持すればよい。このとき、ドア保持具80の高さや、
繰出量、向きなどが不適合の場合には、保持具高さ調整
機構90や、保持具繰出量調整機構100、回転機構1
10などによって、適宜調整すればよい。
03の開けられたドア200のガラスフレーム部分20
2に繰り出し、その固定フンガー部81と可動フンガー
部82によって、ガラスフレーム部分202を挟持して
保持すればよい。このとき、ドア保持具80の高さや、
繰出量、向きなどが不適合の場合には、保持具高さ調整
機構90や、保持具繰出量調整機構100、回転機構1
10などによって、適宜調整すればよい。
【0014】このドア保持具80Aによる保持と、上記
ドア下端保持用フック60,60による載置によって、
ドア200は、一体的に3点支持される。したがって、
作業者は、この状態で、ドア200の蝶番部分などの連
結具を取り外せば、ドア200は車両から取り外され
る。ドア200が取り外されたら、ドアキープスタンド
を邪魔にならない箇所に移動させればよい。そして、車
両に対する所定の作業が終了したら、ドアキープスタン
ドを再度車両のドア取付け部分に移動させて、ドア20
0を取り付ける。この後は、ドア保持具80Aをドア2
00のガラスフレーム部分202から外し、ドア下端保
持用フック60,60も下げて、ドア200の下端20
1から離して、ドアキープスタンドをドア200から離
し、移動させればよい。
ドア下端保持用フック60,60による載置によって、
ドア200は、一体的に3点支持される。したがって、
作業者は、この状態で、ドア200の蝶番部分などの連
結具を取り外せば、ドア200は車両から取り外され
る。ドア200が取り外されたら、ドアキープスタンド
を邪魔にならない箇所に移動させればよい。そして、車
両に対する所定の作業が終了したら、ドアキープスタン
ドを再度車両のドア取付け部分に移動させて、ドア20
0を取り付ける。この後は、ドア保持具80Aをドア2
00のガラスフレーム部分202から外し、ドア下端保
持用フック60,60も下げて、ドア200の下端20
1から離して、ドアキープスタンドをドア200から離
し、移動させればよい。
【0015】図5〜図6は、本発明に係るドアキープス
タンドの他の実施の形態を示したもので、この場合、ド
ア保持具80Bを吸着部86を有する保持具としてあ
る。そして、ドア保持具80Bは、上記保持具繰出量調
整機構100のネジ棒103の先端に軸ピン104によ
り垂下ロッド105が垂下されてなり、また、その背面
の脱着レバー87を上下動させれば、吸着部81がドア
200のガラス部分203に脱着されるようになってい
る。したがって、このドア保持具80Bによると、脱着
レバー87のワンタッチ操作によって、極めて迅速な保
持が可能となる。
タンドの他の実施の形態を示したもので、この場合、ド
ア保持具80Bを吸着部86を有する保持具としてあ
る。そして、ドア保持具80Bは、上記保持具繰出量調
整機構100のネジ棒103の先端に軸ピン104によ
り垂下ロッド105が垂下されてなり、また、その背面
の脱着レバー87を上下動させれば、吸着部81がドア
200のガラス部分203に脱着されるようになってい
る。したがって、このドア保持具80Bによると、脱着
レバー87のワンタッチ操作によって、極めて迅速な保
持が可能となる。
【0016】なお、本発明の場合、ドア保持具として、
上記挟持形のドア保持具80Aと吸着形のドア保持具8
0Bとを併用したものを用いることも可能である。ま
た、車両1台に対して、ドアキープスタンドは1台でも
十分対応可能であるが、複数台、より好ましくは各ドア
に対応して、4台用いると、より良好な作業性が得られ
る。
上記挟持形のドア保持具80Aと吸着形のドア保持具8
0Bとを併用したものを用いることも可能である。ま
た、車両1台に対して、ドアキープスタンドは1台でも
十分対応可能であるが、複数台、より好ましくは各ドア
に対応して、4台用いると、より良好な作業性が得られ
る。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るドアキープスタンドによれば、ドアの脱着にあた
って、比較的簡単な構成で、1人の作業者によって、対
応することができるため、大幅な作業性の向上、及び優
れた経済性が得られる。また、本発明のドアキープスタ
ンドでは、手動による簡単な構造の昇降機構があるた
め、良好な使い勝手が得られる。さらに、ドア下端保持
用フックに傾き調整機構や、ドア保持具の高さ調整機
構、保持具繰出量調整機構、回転機構などを設けた場
合、大きさや形状などの異なる種々のドアに対応するこ
とができ、広範な汎用性が得られる。
に係るドアキープスタンドによれば、ドアの脱着にあた
って、比較的簡単な構成で、1人の作業者によって、対
応することができるため、大幅な作業性の向上、及び優
れた経済性が得られる。また、本発明のドアキープスタ
ンドでは、手動による簡単な構造の昇降機構があるた
め、良好な使い勝手が得られる。さらに、ドア下端保持
用フックに傾き調整機構や、ドア保持具の高さ調整機
構、保持具繰出量調整機構、回転機構などを設けた場
合、大きさや形状などの異なる種々のドアに対応するこ
とができ、広範な汎用性が得られる。
【図1】本発明に係るドアキープスタンドの一つの実施
の形態の全体を示した斜視図である。
の形態の全体を示した斜視図である。
【図2】図1のドアキープスタンドの一部を示した部分
拡大斜視図である。
拡大斜視図である。
【図3】図1のドアキープスタンドの昇降部の昇降機構
の一例を示した概略説明図である。
の一例を示した概略説明図である。
【図4】図1のドアキープスタンドのドア保持具の付近
を示した部分拡大斜視図である。
を示した部分拡大斜視図である。
【図5】本発明に係るドアキープスタンドの他の実施の
形態の全体を示した斜視図である。
形態の全体を示した斜視図である。
【図6】図5のドアキープスタンドのドア保持具の付近
を示した部分拡大斜視図である。
を示した部分拡大斜視図である。
10 ベース台 11 コロ 20 支持ポール 30 昇降部 40 ドアキープフレーム 50 角度調整用ネジ棒 60 ドア下端保持用フック 70 傾き調整機構 80A,80B ドア保持具 90 保持具高さ調整機構 100 保持具繰出量調整機構 110 回転機構
Claims (5)
- 【請求項1】 移動自在なベース台と、当該ベース台に
植設された支持ポールと、当該支持ポールに昇降自在に
装着された昇降部と、当該昇降部に揺動可能に軸支され
て、前記支持ポールとほぼ平行に立設されるドアキープ
フレームと、当該ドアキープフレームと前記昇降部間に
装着されて、前記ドアキープフレームの立設角を調整す
るための角度調整用ネジ棒と、前記ドアキープフレーム
下端の適宜離間した複数箇所に取り付けられ、かつその
先端が前記ドアキープフレームの支持ポール側とは反対
側に突出されたドア下端保持用フックと、前記ドアキー
プフレーム上端から延設して取り付けられ、かつドアの
ガラスフレーム部分又はガラス部分を保持するドア保持
具とからなることを特徴とするドアキープスタンド。 - 【請求項2】 前記昇降部の昇降機構が、前記支持ポー
ルの長手方向に沿設させたラックと、当該ラックと噛み
合うと共に前記昇降部に内蔵されたピニオンと、前記昇
降部に装着されて前記ピニオンを回転させるためのハン
ドルレバからなることを特徴とする請求項1記載のドア
キープスタンド。 - 【請求項3】 前記ドアキープフレームと前記ドア下端
保持用フックの取付け部材に、当該取付け部材の傾きを
調整するための傾き調整機構を設けたことを特徴とする
請求項1、又は2記載のドアキープスタンド。 - 【請求項4】 前記ドアキープフレーム上端とドア保持
具間に、当該保持具の高さを調整するための保持具高さ
調整機構を設けたことを特徴とする請求項1、2又は3
記載のドアキープスタンド。 - 【請求項5】 前記ドアキープフレーム上端とドア保持
具間に、当該保持具の繰出量を調整するための保持具繰
出量調整機構、及び/又は当該保持具の首振りを調整す
るための回転機構を設けたことを特徴とする請求項1、
2、3又は4記載のドアキープスタンド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7294871A JPH09109956A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | ドアキープスタンド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7294871A JPH09109956A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | ドアキープスタンド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09109956A true JPH09109956A (ja) | 1997-04-28 |
Family
ID=17813334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7294871A Pending JPH09109956A (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | ドアキープスタンド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09109956A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100432031B1 (ko) * | 2002-03-26 | 2004-05-17 | 현대자동차주식회사 | 시험자동차용 도어의 지그 |
KR100867849B1 (ko) * | 2007-10-02 | 2008-11-10 | 현대자동차주식회사 | 차량 도어 해체용 서브 지그 |
JP2015186937A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-29 | トヨタ自動車株式会社 | ドア保持装置 |
CN106392565A (zh) * | 2016-12-12 | 2017-02-15 | 北京新能源汽车股份有限公司 | 一种车门装配工装 |
CN108482523A (zh) * | 2018-03-30 | 2018-09-04 | 北京新能源汽车股份有限公司 | 车门调整辅助装置 |
KR101961709B1 (ko) * | 2017-09-21 | 2019-03-25 | 이운상 | 자동차용 문 거치 장치 |
CN110182280A (zh) * | 2019-05-30 | 2019-08-30 | 北京新能源汽车股份有限公司 | 车辆的车门装配助力工装 |
CN115195911A (zh) * | 2021-04-14 | 2022-10-18 | 上海汽车集团股份有限公司 | 汽车试制可移动式车门装配机械手 |
-
1995
- 1995-10-18 JP JP7294871A patent/JPH09109956A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN115195911A (zh) * | 2021-04-14 | 2022-10-18 | 上海汽车集团股份有限公司 | 汽车试制可移动式车门装配机械手 |
CN115195911B (zh) * | 2021-04-14 | 2024-05-07 | 上海汽车集团股份有限公司 | 汽车试制可移动式车门装配机械手 |
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