JP2511099Y2 - シ―トのクランプ具 - Google Patents

シ―トのクランプ具

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JP2511099Y2
JP2511099Y2 JP8145390U JP8145390U JP2511099Y2 JP 2511099 Y2 JP2511099 Y2 JP 2511099Y2 JP 8145390 U JP8145390 U JP 8145390U JP 8145390 U JP8145390 U JP 8145390U JP 2511099 Y2 JP2511099 Y2 JP 2511099Y2
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JP
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seat
clamp
clamp tool
backrest
sheet
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勝男 吉田
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Honda Motor Co Ltd
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  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
  • Chain Conveyers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、例えば車両組み立てラインのシート取り付
け工程において、車両の内部にシートを投入するために
使用されるシートのクランプ具に関する。
(2)従来の技術 従来、かかるシートの投入作業は作業者の人手によっ
て行われていたが、その作業の負担を軽減すべく種々の
シート投入装置が提案されている(例えば、実開昭60-1
17328号公報、実開昭61-52581号公報参照)。
(3)考案が解決しようとする課題 しかるに、上記前者の装置は、床面に立設したポスト
に沿って昇降するリフタに水平方向に伸縮する多段式フ
ォークを設けたもので、そのフォークの先端にシートを
支持して車両の内部に投入するように構成されているの
で、装置が大掛かりなものとなって設備費が嵩むだけで
なく、大きな設置スペースを必要とする不都合がある。
一方、前記後者の装置は、吊り下げアームの下端に設
けたクランプ具によってシートを吊り下げ状態で保持し
て投入するもので、装置全体を比較的コンパクトに形成
できるものの、そのクランプ具の構造が複雑でシートの
着脱作業が面倒であり、しかもシートを吊り下げた時に
クランプ具がシートの座部を傷付ける虞れがある。
本考案は前述の事情に鑑みてなされたもので、着脱が
簡単であって、しかもシートを傷付ける虞れのないシー
トのクランプ具を提供することを目的とする。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本考案は、シートを略水
平姿勢で吊り下げ保持するためのシートのクランプ具で
あって、上端に吊り下げ部材が接続され、下端にシート
の座部と背もたれ間の隙間に挿入される係止部を備えた
板状のクランプ具本体に、シートの背もたれの前面に当
接する押し当て部を設けるとともに、そのクランプ具本
体の係止部を、シートを吊り下げた状態でシートの座部
の後端に係合するように前方に湾曲させたことを特徴と
する。
(2)作用 前述の構成を備えた本考案の特徴によれば、板状のク
ランプ具本体の下端に形成した湾曲した係止部をシート
の座部と背もたれ間の隙間に挿入した後、そのクランプ
具本体を吊り下げ部材で持ち上げると、シートは重量が
大きい座部側が下がるように前記係止部を中心に前方に
揺動しようとする。その結果、クランプ具本体の後面に
設けた押し当て部が背もたれの前面に当接し、この状態
では、前方に湾曲したクランプ具本体の支持部が座部の
後端に係合し、シートはクランプ具により略水平姿勢で
確実にクランプされる。また、押し当て部が背もたれか
ら離反するようにクランプ具本体を前方に揺動させなが
ら前上方に引き抜けば、そのクランプ具をシートから簡
単に取り外すことができる。
(3)実施例 以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図はそのクランプ具を備えたシート投入装置の側面
図、第2図はクランプ具の側面図、第3図は同じく斜視
図である。
第1図に示すように、シート投入装置1は床面に立設
した支柱2を備え、その支柱2の上部には上下両端に一
対のベアリング3,4を設けたピン孔5が形成される。ピ
ン孔5のベアリング3,4には下部基台6の基端に下向き
に固着したピン7が回転自在に嵌合してナット8により
抜け止めが施され、これにより前記下部基台6はピン7
を中心にして水平面内で360°回転する。下部基台6の
上面に長手方向に沿って敷設したガイドレール9には上
部基台10が摺動自在に支持され、その側面に設けた把手
11を押し引きすることにより、前記上部基台10は下部基
台6の上面に重なる位置と半径方向外側に突出する位置
の間を移動する。上部基台10の上面には一対のブラケッ
ト12,13を介してシリンダ14が固定され、そのシリンダ
ロッド15の先端のワイヤ接続部16に固着したワイヤ17
は、上部基台10の先端にブラケット18によって支持した
プーリ19を経由して下方に垂下する。そして、前記シリ
ンダ14に接続するスイッチボックス20を操作してシリン
ダロッド15を伸縮させると、ワイヤ17の先端に固着した
フック21に吊り下げたクランプ具22が昇降駆動される。
第2図および第3図を併せて参照すると明らかなよう
に、クランプ具22は矩形状の金属板より成るクランプ具
本体23を備え、その上端には前記ワイヤ17の先端に固着
したフック21が係合する環状の引掛部24が溶着される。
クランプ具本体23の下端には湾曲した係止部231が形成
され、その係止部231はリクライニング機構Rによって
角度調整自在に連結されるシートSの座部S1と背もたれ
S2間の隙間に挿入される。また、クランプ具本体23に形
成された4個の長孔232には側面視U字状の押し当て板2
5が4本のボルト26を介して位置調整自在に固定され
る。
次に、前述の本考案の一実施例の作用を説明する。
車両組み立てラインにおけるシート組付け位置にシー
トSが搬入されると、そのシートSの座部S1と背もたれ
S2間に形成される隙間にクランプ具22のクランプ具本体
23の湾曲した係止部231が挿入される。続いて、スイッ
チボックス20を操作してシリンダ14のシリンダロッド15
を収縮させると、ワイヤ17の先端に設けたフック21に係
合する環状の引掛部24を介してクランプ具22が引き上げ
られる。このとき、重量が大きいシートSの座部S1がク
ランプ具本体23の係止部231を中心に第1図の矢印A方
向に揺動し、その背面に設けた押し当て板25が背もたれ
S2の表面に当接するとともに、前記湾曲した係止部231
がシートSの座部S1の後端を覆うように係合する。而し
て、シートSは略水平な安定した姿勢で吊り下げられ
る。
この状態から、作業員が把手11を掴んで上部基台10を
下部基台6に対して摺動させるとともに、ピン7を中心
にして両基台6,10を水平面内で回転させることにより、
前記吊り下げられたシートSを車両の内部に投入するこ
とができる。そして、前記シリンダロッド15を再び伸長
してワイヤ17を緩めた後、押し当て板25が背もたれS2
ら離反するようにクランプ具本体23を前方に揺動させな
がら引き抜くことにより、クランプ具22をシートSから
取り外すことができる。
なお、投入するシートSが変更された場合には、クラ
ンプ具22のクランプ具本体23に形成した長孔232を介し
て、押し当て板25を前記シートSの寸法や形状に応じた
最適の位置に移動させることができる。
以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は前記実
施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の範
囲に記載された本考案を逸脱することなく種々の小設計
変更を行うことが可能である。
例えば、クランプ具22をワイヤ17で吊り下げる代わり
に、そのクランプ具22を棒材より成る吊り下げアームで
吊り下げてもよい。また、押し当て板25の位置を調整す
るための長孔232に代えて、複数のボルト孔を連続して
形成することができる。更に、押し当て板25をクランプ
具本体23と一体に形成することも可能である。
G.考案の効果 以上のように、本考案のクランプ具によれば、板状の
クランプ具本体の下端に形成した湾曲した係止部をシー
トの座部と背もたれ間の隙間に挿入するだけの簡単な操
作で、そのシートを安定した姿勢でクランプすることが
でき、しかも、そのクランプ具の取り外しも前述と逆の
操作で簡単に行うことができる。また、シートの重量の
大部分は、その座部の後端に広い面積で当接する板状の
係止部によって支持され、押し当て部はシートの背もた
れの表面に単に当接するだけなので、そのシートの表面
が傷付く虞れがない。更に、そのクランプ具はクランプ
具本体と押し当て板の2部材から構成されるため(クラ
ンプ具本体と押し当て板を一体に形成した場合には1部
材)、極めて低コストで製造することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案の一実施例を示すもので、第1
図はそのクランプ具を備えたシート投入装置の側面図、
第2図はクランプ具の側面図、第3図は同じく斜視図で
ある。 17……ワイヤ(吊り下げ部材)、23……クランプ具本
体、231……係止部、25……押し当て板(押し当て
部)、S……シート、S1……座部、S2……背もたれ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート(S)を略水平姿勢で吊り下げ保持
    するためのシートのクランプ具であって、 上端に吊り下げ部材(17)が接続され、下端にシート
    (S)の座部(S1)と背もたれ(S2)間の隙間に挿入さ
    れる係止部(231)を備えた板状のクランプ具本体(2
    3)に、シート(S)の背もたれ(S2)の前面に当接す
    る押し当て部(25)を設けるとともに、そのクランプ具
    本体(23)の係止部(231)を、シート(S)を吊り下
    げた状態でシート(S)の座部(S1)の後端に係合する
    ように前方に湾曲させたことを特徴とする、シートのク
    ランプ具。
JP8145390U 1990-07-31 1990-07-31 シ―トのクランプ具 Expired - Lifetime JP2511099Y2 (ja)

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JPH0440089U JPH0440089U (ja) 1992-04-06
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