JP2000036673A - 固定装置 - Google Patents

固定装置

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JP2000036673A
JP2000036673A JP10219628A JP21962898A JP2000036673A JP 2000036673 A JP2000036673 A JP 2000036673A JP 10219628 A JP10219628 A JP 10219628A JP 21962898 A JP21962898 A JP 21962898A JP 2000036673 A JP2000036673 A JP 2000036673A
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clamp
mounting
frame plate
fixing device
wire harness
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JP10219628A
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Satoshi Kitaoka
聡 北岡
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤーハーネスをフレーム板に固定保持す
るクランプを有し、フレーム板の取付面からクランプの
頂面までの高さを小さくし、狭い場所にもワイヤーハー
ネスを配線できるようにする。 【解決手段】 フレーム板2の取付面4上にワイヤーハ
ーネス1を配置し、これをクランプ3の保持部5によっ
て押え、クランプ3の各端部に形成した係止爪6,6A
をフレーム板2の孔9,9Aに挿入して、フレーム板2
の裏面10に係止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被固定部材を取付
部材に固定するためのクランプを有する固定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、印刷機又はファクシ
ミリなどの画像形成装置を初めとする各種電子機器、電
化製品、車両、船舶、航空機などの各種機械、装置にお
いては、各種の被固定部材を、上記形式の固定装置によ
って取付部材に固定して使用している。
【0003】図10は、被固定部材の一例であるワイヤ
ーハーネス1を、例えば画像形成装置本体のフレーム板
2Bより成る取付部材にクランプ3Bによって固定する
従来の固定装置の一例を示す断面図である。ここに示し
たクランプ3Bは、樹脂又は金属などのばね性を有する
材料から構成され、基部3Cと、これに一体に形成され
た保持部3Dとを有している。かかるクランプ3Bによ
ってワイヤーハーネス1を固定するには、作業者が保持
部3Dを掴んでこれらを矢印方向に開拡し、その保持部
3Dと基部3Cの内側の空間にワイヤーハーネス1を入
れ、保持部3Dから手を離すと、その弾性で保持部3D
は図10に示した状態に戻り、ワイヤーハーネス1は基
部3Cと保持部3Dの内側の空間に保持される。また、
基部3Cには、これと一体に係止突起3Eが形成され、
この係止突起3Eがフレーム板2Bに形成された孔9B
に挿入されて係止され、これによりクランプ3Bがフレ
ーム板2Bに係止される。このようにしてワイヤーハー
ネス1がクランプ3Bを介してフレーム板2Bに固定保
持される。
【0004】図11に示した例では、係止突起3Eの代
りに、基部3Cの底面に両面接着テープ14が配置さ
れ、これによってクランプ3Bがフレーム板2Bに固定
される。他の構成は、図10に示した固定装置と変りは
ない。
【0005】上述した従来の固定装置によると、そのク
ランプ3Bが基部3Cを有しているので、ワイヤーハー
ネスをフレーム板2Bに固定したとき、そのフレーム板
2Bの取付面4Bから、クランプ3Bの頂面までの高さ
hがかなり大きなものとなり、これが大きく嵩張るの
で、機械、装置の内部の狭い空間にクランプ3Bを配置
することが難しく、このクランプ3Bによってワイヤー
ハーネス1を狭い隙間などに固定することが困難となる
欠点を免れなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
従来の欠点を除去した固定装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、冒頭に記載した形式の固定装置において、
前記クランプが、取付部材の取付面に配置された被固定
部材を保持する保持部と、該保持部の各端部に一体に形
成され、かつ前記取付部材に形成された孔にそれぞれ挿
入されて該各孔から取付部材の取付面と反対の裏面側に
突出してその裏面に係止される係止爪とを具備すること
を特徴とする固定装置を提案する(請求項1)。
【0008】その際、前記各係止爪が取付部材の裏面に
それぞれ係止された状態で、その各係止爪と協働して、
取付部材を挟み付けるように、当該取付部材の取付面に
当接する係合部が前記クランプに形成されていると有利
である(請求項2)。
【0009】また、上記請求項2に記載の固定装置にお
いて、各係止爪が取付部材の裏面にそれぞれ係止された
状態で、前記係合部が互いに異なる厚さの取付部材の取
付面にそれぞれ当接できるように、当該係合部が複数個
形成されていると有利である(請求項3)。
【0010】さらに、上記請求項3に記載の固定装置に
おいて、nを2以上の整数としたとき、前記係合部が、
厚さの互いに異なるn種類の取付部材の取付面にそれぞ
れ当接できるように、当該係合部がn個形成され、その
n個の係合部が階段状に配列されていると有利である
(請求項4)。
【0011】また、上記請求項1乃至4のいずれかに記
載の固定装置において、前記クランプを介して、被固定
部材を導電性の取付部材に電気的に接続できるように、
当該クランプの少なくとも一部が導電性材料により構成
されていると有利である(請求項5)。
【0012】さらに、上記請求項1乃至5のいずれかに
記載の固定装置において、被固定部材がワイヤーハーネ
スであると有利である(請求項6)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態例を図面
に従って詳細に説明する。
【0014】図1は、被固定部材の一例であるワイヤー
ハーネス1を、取付部材の一例である画像形成装置本体
のフレーム板2に固定するためのクランプ3を有する固
定装置の具体例を示しており、図2及び図3は、図1の
II−II線及びIII−III線断面図である。これらの図に示
したクランプ3は、ワイヤーハーネス1を保持できる剛
性とばね性を備えた金属板又は樹脂板などから構成さ
れ、フレーム板2の取付面4に配置されたワイヤーハー
ネス1を保持する保持部5と、その保持部5の各端部に
一体に形成された係止爪6,6Aとを有している。
【0015】図示した例では、クランプ3の保持部5
が、頂壁7と、その頂壁7の長手方向各端部に一体に接
続され、該頂壁7に対してほぼ直角に曲折された端壁
8,8Aとから構成され、その各端壁8,8Aの先端
に、係止爪6,6Aがそれぞれ一体に接続形成されてい
る。各係止爪6,6Aは、各端壁8,8Aに対してほぼ
直角に立上った状態で、その各端壁8,8Aに一体に連
設されている。
【0016】図1乃至図3は、クランプ3によってワイ
ヤーハーネス1を固定保持した状態を示しているが、こ
のようにワイヤーハーネス1を固定するには、先ず図4
に示すように、フレーム板2の取付面4上に所望する数
の、図の例では5本のワイヤーハーネス1を配置し、次
いでクランプ3の一方の係止爪6と一方の端壁8の先端
部をフレーム板2に形成された孔9に図4の上方から挿
入し、その係止爪6を、フレーム板2の取付面4とは反
対側の裏面10の側に突出させると共に、その裏面10
に係合する。
【0017】この状態で、その係止爪6の側を中心とし
て、クランプ3を図4に矢印Aで示した方向に回動さ
せ、他方の係止爪6Aと他方の端壁8Aの先端部をフレ
ーム板2に形成したもう1つの孔9Aに挿入し、その係
止爪6Aをフレーム板2の裏面10の側に突出させ、当
該係止爪6Aをその裏面10に係止させる。このように
して、図1乃至図3に示す如く、ワイヤーハーネス1
を、クランプ3によって、確実にフレーム板2に対して
固定保持することができる。このとき、両係止爪6,6
Aは互いに反対向きに延び、フレーム板2の裏面10に
それぞれ圧接する。なお、図4においては、ワイヤーハ
ーネス1の外形形状だけを示してある(図9乃至図11
においても同じ)。
【0018】また他方の係止爪6Aには、傾斜面11が
形成され、その係止爪6Aを孔9Aに挿入するとき、傾
斜面11を孔9Aの縁に摺接させながら、その係止爪6
Aを円滑に孔9Aに挿入させることができる。
【0019】また、他方の端壁8Aを、これに対向する
端壁8の側に弾性変形させることにより、係止爪6Aと
フレーム板2の裏面10との係合を解除し、クランプ3
を図4に矢印Bで示すように回動させれば、これをフレ
ーム板2から外すことができ、ワイヤーハーネス1の固
定状態を解除することができる。
【0020】上述のように、本例の固定装置は、そのク
ランプ3が、取付部材の一例であるフレーム板2の取付
面4に配置されたワイヤーハーネス1より成る被固定部
材を保持する保持部5と、その保持部5の各端部に一体
に形成され、かつ取付部材に形成された孔9,9Aにそ
れぞれ挿入されて該各孔9,9Aから取付部材の取付面
4と反対の裏面10の側に突出してその裏面10に係止
される係止爪6,6Aとを具備している。
【0021】上述した構成によれば、ワイヤーハーネス
1を取付面4上に直に配置し、これをクランプ3の保持
部5と取付面4により挟み付けた状態で、そのワイヤー
ハーネス1を固定保持できるので、取付面4からクラン
プ3の頂面までの高さH(図1)を従来よりも小さくす
ることができる。このため、画像形成装置本体内の狭い
隙間などにも、支障なくワイヤーハーネス1を配い回
し、これを配線すると共に、これを確実にフレーム板2
に固定保持することができる。ワイヤーハーネス1の固
定に必要な空間を小さく留め、ワイヤーハーネス1の配
線経路の自由度を高めることができるのである。
【0022】また、図2及び図3に示すように、クラン
プ3の各端壁8,8Aには、フレーム板2の取付面4に
当接する係合部12,12Aがそれぞれ形成され、各係
止爪6,6Aがフレーム板2の裏面10に係止された状
態で、その各係止爪6,6Aと各係合部12,12Aと
がフレーム板2を挟み付けるように構成されている。
【0023】上述のように、本例の固定装置において
は、各係止爪6,6Aがフレーム板2より成る取付部材
の裏面10にそれぞれ係止された状態で、その各係止爪
6,6Aと協働して、取付部材を挟み付けるように、当
該取付部材の取付面4に当接する係合部12,12Aが
クランプに形成されている。
【0024】上記構成によれば、ワイヤーハーネス1を
保持したクランプ3が、フレーム板2に対して、ぐらつ
くことなく安定した状態で組付けられる。これによって
ワイヤーハーネス1を確実に固定保持することができ
る。
【0025】ところで、図2及び図3から判るように、
上述の各係止爪6,6Aと各係合部12,12Aの間の
間隔、すなわち両者の間の隙間G1は、そのクランプ3
が組付けられるフレーム板2の厚さT1とほぼ等しく設
定される。このようにすることによって、そのクランプ
3をぐらつくことなく強固にフレーム板2に組付けるこ
とができる。このため、各端壁8,8Aに上述の如き係
合部12,12Aを形成しただけであると、厚さの異な
ったフレーム板にそのクランプ3を組付けると、その係
止爪6,6Aと係合部12,12Aを、フレーム板の裏
面10と取付面4に圧接させることができず、よってク
ランプ3を強固にフレーム板に組付けることはできな
い。従って、各厚さのフレーム板に対応した隙間G1
有する異なった形態のクランプを用意しておき、ワイヤ
ーハーネス1を取付けるフレーム板の厚さに対応したク
ランプを選択し、そのクランプによってワイヤーハーネ
ス1を固定する必要がある。このようにしても、取付面
4からクランプ3の頂面までの高さHを小さくできる利
点は得られるが、複数種類のクランプを用意すると、そ
の製造コストが上昇する欠点を免れない。
【0026】そこで、図示した固定装置においては、そ
のクランプ3の各端壁8,8Aに、前述の係合部12,
12A(以下、これを必要に応じて第1の係合部と記
す)以外の係合部112,112A,212,212A
(同じく、それぞれ第2及び第3の係合部と記す)がそ
れぞれ形成されている。第2の係合部112,112A
は、第1の係合部12,12Aよりも、各端壁8,8A
の幅方向外側に位置し、第3の係合部212,212A
は、各第2の係合部112,112Aよりも各端壁8,
8Aの幅方向外側に位置していて、これらの係合部1
2,112,212;12A,112A,212Aが階
段状に配列されている。
【0027】ここで、図5及び図6に示すように、ワイ
ヤーハーネス1を取付けるフレーム板102の厚さT2
が、図1乃至図3に示したフレーム板2の厚さT1より
も厚い場合、そのフレーム板102には、図2及び図3
に示した孔9,9Aよりも幅広の孔109,109Aが
それぞれ形成され、その各孔109,109Aに第1の
係合部12,12Aを含む各端壁8,8Aの先端部分が
挿入され、各係止爪6,6Aがフレーム板102の裏面
110に係合する。しかも、第1の係合部12,12A
よりも各端壁8,8Aの幅方向外側に位置する第2の係
合部112,112Aが、フレーム板102の取付面1
04に係合して当接する。第2の係合部112,112
Aと各係止爪6,6Aとの間の隙間G2が、フレーム板
102の厚さT2とほぼ等しく設定され、各係止爪6,
6Aと各第2の係合部112,112Aがフレーム板1
02を挟み付けるのである。このようにして、この場合
も、クランプ3が安定した状態でフレーム板102に組
付けられ、ワイヤーハーネス1を確実かつ強固に固定保
持することができる。
【0028】また、図7及び図8に示すように、ワイヤ
ーハーネス1を取付けるフレーム板202の厚さT3
さらに厚い場合、そのフレーム板202には、図5及び
図6に示した孔109,109Aよりもさらに幅広の孔
209,209Aがそれぞれ形成され、その各孔20
9,209Aに各端壁8,8Aの先端部分が挿入され、
各係止爪6,6Aがフレーム板202の裏面210に係
合する。さらに、第2の係合部112,112Aよりも
各端壁8,8Aの幅方向外側に位置する第3の係合部2
12,212Aが、フレーム板202の取付面204に
係合して当接する。第3の係合部212,212Aと各
係止爪6,6Aとの間の隙間G3が、フレーム板202
の厚さT3とほぼ等しく設定され、各係止爪6,6Aと
各第3の係合部212,212Aがフレーム板202を
挟み付けるのである。このように、この場合も、クラン
プ3が安定した状態でフレーム板202に組付けられ、
ワイヤーハーネス1を確実かつ強固に固定保持すること
ができる。
【0029】上述のようにして、板厚の異なるフレーム
板に、同じ形態のクランプ3を組付けて、ワイヤーハー
ネス1を固定保持できるので、クランプ3の製造コスト
を確実に低減できる。
【0030】図示した例では、第1乃至第3の3段階の
係合部12,12A;112,112A;212,21
2Aを形成したが、これを2段階以上の適数に設定すれ
ば、クランプ3のコスト低減の目的を達成できる。
【0031】以上のように、本例の固定装置において
は、クランプ3に形成された各係止爪6,6Aが取付部
材の裏面にそれぞれ係止された状態で、係合部が互いに
異なる厚さの取付部材の取付面にそれぞれ当接できるよ
うに、当該係合部が複数個形成されている。図示した例
では、3個ずつの係合部12,12A;112,112
A;212,212Aが形成されている。
【0032】しかも、nを2以上の整数としたとき、前
述の係合部は、厚さの互いに異なるn種類の取付部材の
取付面にそれぞれ当接できるように、当該係合部がn個
(図の例では3個ずつ)形成され、そのn個の係合部が
階段状に配列されている。
【0033】これにより、n種類の厚さの取付部材に対
して、同じ形態のクランプ3により、ワイヤーハーネス
1を固定保持することができる。また、n個の係合部を
階段状に形成することにより、各厚さの取付部材の取付
面に、これに対応する係合部を確実に当接させることが
できる。
【0034】ところで、クランプ3によってフレーム板
などの取付部材にワイヤーハーネス1を固定して使用す
るとき、そのワイヤーハーネス1から電波が放出され、
これによって機械、装置の制御装置を誤動作させるおそ
れがあるため、図9に示すように、ワイヤーハーネス1
を導電性のシールド13によって包み込み、そのシール
ド13を、アースされた導電性のフレーム板2に接触さ
せて、ワイヤーハーネス1を接地させることが従来より
行われている。
【0035】このようなワイヤーハーネス1は、シール
ドハーネスとも称せられているが、かかるハーネスを用
いても、そのシールド13とフレーム板2との接触面積
をあまり大きくとることができないため、その接地機能
を充分に高めることができないことがある。このような
場合、ワイヤーハーネス1をフレーム板2に電気的に接
続する接地部材を設け、その接地機能を高めているが、
このような接地部材を設ければ、そのコストが嵩むこと
になる。
【0036】そこで、図9に示した例では、アースされ
たフレーム板2が金属板などの導電性材料で構成されて
いると共に、クランプ3を介してワイヤーハーネス1を
導電性のフレーム板2に電気的に接続できるように、そ
のクランプ3が、導電性材料、例えば金属によって構成
されている。この場合、クランプ3の一部を導電性材料
によって構成することもできる。
【0037】上記構成によれば、シールド13が、直に
フレーム板2に電気的に接続されるだけでなく、クラン
プ3を介してもフレーム板2に電気的に接続されるた
め、両者の接触面積が拡大し、その接地効果が高められ
る。このため、特別な接地部材を設けなくとも、ワイヤ
ーハーネス1から電波が放出する不具合を防止すること
ができる。
【0038】図9に示したクランプ3は、図1乃至図8
を参照して先に説明したクランプと変りはない。また、
図9に示した構成は、図1乃至図8に示した例にも適用
できるものである。
【0039】このように、クランプ3を介して、例えば
ワイヤーハーネス1より成る被固定部材を導電性の取付
部材に電気的に接続できるように、当該クランプ3の少
なくとも一部を導電性材料により構成することによっ
て、被固定部材から電波が放出する不具合を効果的に抑
えることができる。
【0040】以上、被固定部材がワイヤーハーネス1で
ある例を説明したが、本発明は、ワイヤーハーネス以外
の各種被固定部材を固定する装置にも広く適用できるも
のである。但し、被固定部材がワイヤーハーネスである
場合、これを安定状態で強固に固定でき、しかもそのワ
イヤーハーネスを狭い隙間などにも確実に配線できる利
点が得られ、クランプの機能を最大限に生かすことがで
きる。
【0041】また本発明は、画像形成装置以外の各種機
械、装置の固定装置としても構成できるものである。
【0042】
【発明の効果】請求項1に記載の固定装置によれば、取
付部材の取付面からクランプの頂面までの高さを小さく
留めることができるため、被固定部材を狭い場所に配置
して、これをクランプにより確実に固定保持することが
できる。
【0043】請求項2に記載の固定装置によれば、クラ
ンプをぐらつかせることなく、安定状態で取付部材に組
付けることができ、被固定部材をより確実に固定保持す
ることができる。
【0044】請求項3に記載の固定装置によれば、厚さ
の異なる取付部材に対し、同じ形態のクランプによって
被固定部材を固定保持することができる。
【0045】請求項4に記載の固定装置によれば、厚さ
の異なる取付部材に対して、これに対応する係合部を確
実に当接させることができる。
【0046】請求項5に記載の固定装置によれば、特別
な接地部材を用いずとも、被固定部材を確実に接地する
ことができる。
【0047】請求項6に記載の固定装置によれば、その
クランプの機能を最大限に生かすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クランプによってワイヤーハーネスをフレーム
板に固定保持した状態を示す断面図である。
【図2】図1のII−II線拡大断面図である。
【図3】図1のIII−III線拡大断面図である。
【図4】クランプをフレーム板に取付けるときの様子を
説明する断面図である。
【図5】図1乃至図3に示したフレーム板よりも厚さの
大なるフレーム板にクランプを取付けたときの様子を示
す、図2と同様な断面図である。
【図6】図1乃至図3に示したフレーム板よりも厚さの
大なるフレーム板にクランプを取付けたときの様子を示
す、図3と同様な断面図である。
【図7】図5及び図6に示したフレーム板よりもさらに
厚さの大なるフレーム板にクランプを取付けたときの様
子を示す、図2と同様な断面図である。
【図8】図5及び図6に示したフレーム板よりもさらに
厚さの大なるフレーム板にクランプを取付けたときの様
子を示す、図3と同様な断面図である。
【図9】シールドハーネスをクランプで固定保持した例
を示す図1と同様な断面図である。
【図10】従来の固定装置の一例を示す図である。
【図11】従来の固定装置の他の例を示す図である。
【符号の説明】
1 ワイヤーハーネス 3 クランプ 4 取付面 104 取付面 204 取付面 5 保持部 6 係止爪 6A 係止爪 9 孔 109 孔 209 孔 9A 孔 109A 孔 209A 孔 10 裏面 110 裏面 210 裏面 12 係合部 112 係合部 212 係合部 12A 係合部 112A 係合部 212A 係合部 T1 厚さ T2 厚さ T3 厚さ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被固定部材を取付部材に固定するための
    クランプを有する固定装置において、前記クランプが、
    取付部材の取付面に配置された被固定部材を保持する保
    持部と、該保持部の各端部に一体に形成され、かつ前記
    取付部材に形成された孔にそれぞれ挿入されて該各孔か
    ら取付部材の取付面と反対の裏面側に突出してその裏面
    に係止される係止爪とを具備することを特徴とする固定
    装置。
  2. 【請求項2】 前記各係止爪が取付部材の裏面にそれぞ
    れ係止された状態で、その各係止爪と協働して、取付部
    材を挟み付けるように、当該取付部材の取付面に当接す
    る係合部が前記クランプに形成されている請求項1に記
    載の固定装置。
  3. 【請求項3】 各係止爪が取付部材の裏面にそれぞれ係
    止された状態で、前記係合部が互いに異なる厚さの取付
    部材の取付面にそれぞれ当接できるように、当該係合部
    が複数個形成されている請求項2に記載の固定装置。
  4. 【請求項4】 nを2以上の整数としたとき、前記係合
    部が、厚さの互いに異なるn種類の取付部材の取付面に
    それぞれ当接できるように、当該係合部がn個形成さ
    れ、そのn個の係合部が階段状に配列されている請求項
    3に記載の固定装置。
  5. 【請求項5】 前記クランプを介して、被固定部材を導
    電性の取付部材に電気的に接続できるように、当該クラ
    ンプの少なくとも一部が導電性材料により構成されてい
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の固定装置。
  6. 【請求項6】 被固定部材がワイヤーハーネスである請
    求項1乃至5のいずれかに記載の固定装置。
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