JP2000036090A - セキュリティインターホン装置、及びこれを備えた警報監視システム - Google Patents
セキュリティインターホン装置、及びこれを備えた警報監視システムInfo
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Abstract
送方式が異なっていたとしても、ハード的な設定を必要
せずに、同じ装置が使用できるようにする。 【解決手段】多重伝送線L1を通じた伝送方式のバージ
ョン情報を記憶する記憶手段21と、記憶手段21に記
憶されたバージョン情報に従って、多重伝送線L1を通
じた伝送を制御する伝送制御手段13とを備える。
Description
に加えて各種セキュリティ機能を備えたセキュリティイ
ンターホン装置、及びこれを備えた警報監視システムに
関する。
視システムとして、管理人室や防災監視室などに監視盤
を設置する一方、各住戸にセキュリティインターホン装
置(住宅情報盤)を設置して、各住戸と管理人室、更
に、管理人室の監視盤に接続されたロビーインターホン
の間でのインターホン通話を可能としている。また、各
住戸のインターホン装置に接続された火災感知器やガス
漏れ検知器などの各種セキュリティ機器が作動した場合
には、そのことを音声や表示灯などで住戸人に知らせる
とともに、監視盤に通知するようになっている。
感知器が作動し、インターホン装置から発報信号を受信
すると、そのことを音声や表示灯などで、管理人や警備
員などに知らせるようになっている。また、監視盤とし
て統合盤を設置している場合には、火災が発生した住戸
の近隣住戸のインターホン装置に警報制御信号を送出し
て、火災の発生を報知させている。これによって、集合
住宅全体で統合的な警報監視ができ、住戸人が迅速に避
難できるようになっている。
の警報監視システムでは、管理人室に設置される監視盤
として、住戸における異常を報知する監視盤(警報監視
盤)と、更に集合住宅全体の統合的な警報監視を行う統
合盤のいずれかを設置している。ところが、監視盤の種
別に応じて、各住戸に設置されたセキュリティインター
ホン装置との伝送方式が異なっており、インターホン装
置では、各々の伝送方式を実現するため、内蔵するプリ
ント配線基板を別個に製造したり、物理的(ハード的)
な設定を行う必要があった。
々において、監視盤の種別が異なり、システム構成が異
なる場合は、製造工場の出荷前に、各システムに合わせ
て伝送方式の設定をしたインターホン装置を製造する必
要があり、品種が多くなっていた。本発明は、このよう
な事情に鑑みてなされたものであり、複数のシステムの
各々において、監視盤との伝送方式が異なっていたとし
ても、ハード的な設定を必要としないセキュリティイン
ターホン装置、及びこれを備えた警報監視システムを提
供することを目的としている。
め、本発明の請求項1に記載のセキュリティインターホ
ン装置は、多重伝送線を通じた伝送方式のバージョン情
報を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されたバージ
ョン情報に従って、多重伝送線を通じた伝送を制御する
伝送制御手段とを備える。
別によって異なるバージョン番号やバージョン識別フラ
グなどの他、同じ種別の監視盤であっても伝送方式が異
なる場合のバージョン番号などがある。また、伝送方式
は、バージョンによって、伝送フォーマットや伝送プロ
トコルなどが異なる。このインターホン装置は、予め、
記憶手段に伝送方式のバージョン情報を記憶しておけ
ば、そのバージョン情報に対応した伝送方式によって、
監視盤と伝送を行う。したがって、監視盤の種別が異な
ること等によって伝送方式が異なる何れのシステムにお
いても、同じインターホン装置を用いることが出来る。
から多重伝送線を通じて受信する信号の種別によって、
伝送方式のバージョン情報を判断し、そのバージョン情
報を記憶手段に記憶する制御手段を更に備える。このイ
ンターホン装置では、伝送方式のバージョン情報が自動
的且つ正確に設定されるため、誤った伝送を行ってシス
テムが機能しないといったようなトラブルが生じない。
なお、信号種別の判断は、信号を受信する度に毎回行っ
てもよいし、伝送を開始した当初の所定期間だけを限定
して行ったり、特定の信号のみを対象として行ってもよ
い。
いて、多重伝送線を通じた伝送方式は、バージョン情報
によって、信号の伝送フォーマットが異なっている。し
たがって、このインターホン装置では、伝送プロトコル
は変更せず、信号の伝送フォーマットのみを、伝送方式
のバージョン情報に従って変更すればよい。請求項4で
は、集合住宅に適用される警報監視システムを提案して
おり、各住戸に設置された請求項1〜請求項3のいずれ
かに記載のセキュリティインターホン装置を、多重伝送
線及び通話線を介して、集合住宅の管理人室に設置され
た監視盤に接続して構成される。
いて、図面とともに説明する。図1は、セキュリティイ
ンターホン装置1の内部構成の一例を示すブロック図で
ある。CPU等で制御手段を構成し、各部を制御する信
号処理部10は、電源スイッチ11aを設けた電源回路
11からの電源供給を受けて作動しており、停電などを
検出すれば、切替部11bの切り替えによって、非常電
源から電源供給を受ける。判別回路12は、セキュリテ
ィ機器から信号入力があったときに、その信号種別を判
別する。例えば、有電圧信号のレベルによって判別す
る。
回路12によって判別した異常の各々に対応した表示灯
などを備えた表示回路17と、異常に対応した音声メッ
セージをスピーカSPから出力させる音声出力回路18
と、異常を判別したときに、管理人室などに設置された
監視盤(後述)に対し、信号を移報出力する移報出力回
路14を備える。
で点灯あるいは点滅する表示灯以外に、文字などを表示
する液晶表示画面などで構成してもよい。また、音声出
力回路18からは、セキュリティ機器が異常を検知した
ときに出力する音声メッセージ以外に、監視盤側に設置
された放送設備(後述)から受けた音声を出力してもよ
く、また、これらの出力と同時に、ドアホン子器回路1
9を介したドアホン子器や、副親機(不図示)、増設ス
ピーカ(不図示)などからも、同じメッセージを出力さ
せてもよい。
し、監視盤と多重伝送線を通じた伝送を制御する多重伝
送回路、15は各種操作ボタンやディップスイッチなど
で構成される操作部、16はセキュリティインターホン
装置1の動作を制御するための情報を記憶し、信号処理
部10によって参照されるキーマトリクスである。この
キーマトリクス16の内容は、警報監視システムに水漏
れ検知やスプリンクラなどの特別な機能を追加するとき
に変更される。また、20は監視盤、ドアホン子器、副
親機とのインターホン通話を可能とする通話回路、21
は記憶手段を構成し、信号処理部10の制御に必要なデ
ータを、電気的に書換え可能に記憶したEEPROMで
ある。
常を検知したことを、判別回路12が判別したときに
は、その異常を、表示回路17による表示や、音声出力
回路18による音声出力で報知する。また、移報出力回
路14を介して、多重伝送線を通じ、監視盤に異常を検
知したこと、その異常の種別などとともに通知する。な
お、セキュリティ機器には、火災感知器、CO/ガス検
知センサ、防犯スイッチ、非常スイッチ、コールスイッ
チの他、水漏れ検知センサ、スプリンクラなどが含まれ
る。
リティ監視時は、多重伝送回路13によって、監視盤か
らのポーリングに対し、住戸の状態が正常であるか異常
であるかを返信しているが、インターホン装置1側で異
常を検知し、監視盤にその異常を通知する場合は、多重
伝送回路13から割込信号を送出するようになってい
る。
置1は、多重伝送線を通じた伝送方式のバージョン情報
を、記憶手段であるEEPROM21に記憶しており、
信号処理部10がこれを参照して、多重伝送回路13
に、EEPROM21に記憶されたバージョン情報に従
って、多重伝送線を通じた伝送を制御するようにさせて
いる。
別が警報監視盤であるのか統合盤であるのかなどによっ
て異なる、バージョン番号やバージョン識別フラグなど
の他、同じ種別の監視盤であっても伝送方式が異なる場
合のバージョン番号などをいう。また、伝送方式は、バ
ージョンによって、伝送フォーマットや伝送プロトコル
などが異なるようになっているが、このインターホン装
置1には、各バージョンのすべてに対応した制御回路や
制御プログラムなどを備えているので、EEPROM2
1に記憶されているバージョン情報に応じた伝送方式を
実現できる。
ことによって、伝送方式のバージョンに合わせて、イン
ターホン装置1に何等ハード的な設定をしなくてもよく
なる。また、監視盤の種別が異なることに伴って伝送方
式が異なる何れのシステムにでも、同じインターホン装
置1を用いることが出来る(バージョンフリー)。次
に、図2とともに、セキュリティインターホン装置1を
備えた警報監視システムについて説明する。この図に
は、監視盤として統合盤2を設けている場合を示してい
る。
2a、放送設備2bは、各々、多重伝送線(及び通話
線、映像線)L1、非常電源線L2、音声出力線L3を
介して、各住戸のセキュリティインターホン装置1を接
続している。図では、親機であるセキュリティインター
ホン装置1に1台の副親機1’を接続しており、各々に
はモニターテレビ1a,1a’が接続され、テレビイン
ターホンシステムを構成するとともに、セキュリティイ
ンターホン装置1には自動通報機1bが接続され、住戸
における異常が、電話回線などを通じて、他の場所に通
報できるようになっている。
表示付ドアホン子器Dを中継器とし、1又は複数の火災
感知器S1を接続しており、火災感知器S1の発報信号
を検出している。また、火災感知器S1と並列に、スプ
リンクラspを接続しており、スプリンクラspが作動
したことも、検出できるようになっている。このドアホ
ン子器Dには試験端子を備えており、その試験端子に遠
隔試験器(不図示)を接続すると、セキュリティインタ
ーホン装置1は、遠隔試験器の操作による疑似的な発報
信号を検出するようになっている(遠隔点検機能)。
に、ガス/CO複合センサS2と、換気扇などの換気用
設備機器(不図示)を接続しており、住戸内のガス/C
O複合センサS2からガス漏れ信号、CO(一酸化炭
素)警報信号を受けると、セキュリティインターホン装
置1の表示灯や音声によって住戸人にその旨を通知する
とともに、換気用設備機器を連動制御している。
は、防犯外部セットスイッチsw(補助錠)、防犯スイ
ッチsw1、コールスイッチsw2、非常スイッチsw
3を接続しており、これらが作動、操作されたときに
は、セキュリティインターホン装置1の表示灯を点灯あ
るいは点滅させ、音声警報を出力させたり、戸外に設置
された警報表示灯(不図示)やドアホン子器Dの表示を
点灯あるいは点滅させるとともに、統合盤2にそれらの
作動を通知する。
ィインターホン装置1から、多重伝送線L1を通じて火
災確定信号を受けたときには、放送設備2bから、その
セキュリティインターホン装置1の設置された住居に近
隣する住居に設置されたセキュリティインターホン装置
1に対し、音声出力線L3を通じて、音声警報メッセー
ジを送出させる。
ン装置1から、異常を検知した信号を受信すると、各住
戸に対応した表示灯を点灯あるいは点滅させ、音声警報
を出力させる。更に、統合盤2は、インターホン通話を
利用して、その住戸のインターホン装置1を呼び出し、
そのときの状況を聞き出して、適切な対応を指示した
り、救急車の手配などを行うこともできる。
設置されたロビーインターホン3を接続しているので、
統合盤2を介して、各住戸のインターホン装置1とロビ
ーインターホン3との間で通話ができるようになってい
る。ここでは、管理人室に統合盤2を設置したシステム
を示したが、監視盤として、いずれかの住戸において異
常が発生したことを報知するのみである警報監視盤を設
置し、各住戸のインターホン装置1を多重伝送線L1を
介して接続したシステムであっても、各インターホン装
置1は、警報監視盤との伝送方式のバージョン情報を設
定しておけば、何等ハード的な設定を行わなくても、警
報監視盤において各住戸のセキュティ監視を正常に行う
ことが出来る。
信号処理部10が、監視盤から多重伝送線L1を通じて
受信する信号の種別によって、伝送方式のバージョン情
報を判断し、そのバージョン情報を記憶手段であるEE
PROM21に記憶するようにできる。このようにすれ
ば、伝送方式のバージョン情報が自動的且つ正確に設定
されるため、誤った伝送を行ってシステムが機能しない
といったようなトラブルが発生しない。
断は、信号を受信する度に毎回行ってもよいし、伝送を
開始した当初の所定期間だけ行ったり、特定の信号のみ
を対象として行ってもよい。次に、図3〜図8ととも
に、バージョン情報によって異なる伝送方式の違いにつ
いて説明する。なお、以下には、伝送方式として2つの
バージョンが存在する場合について説明するが、本発明
はこれには限定されず、3以上の複数のバージョンに対
応できるようにしてもよい。
と監視盤の間の伝送フォーマットの基本構成の例を示す
図である。図3(a)は、監視盤が警報監視盤である場
合のバージョン(以下、「旧バージョン」という)の伝
送方式におけるフォーマット、図3(b)は、監視盤が
統合盤2である場合のバージョン(以下、「新バージョ
ン」という)の伝送方式におけるフォーマットである。
装置1と監視盤の間で伝送されている信号の1サイクル
分のフォーマットが示されており、図示したような波形
の信号が、常に伝送されていることになる。(a)に示
した旧バージョンでは、監視盤からインターホン装置1
への送信信号は、S1帯、S0帯、送信帯、返信帯、エ
ンドパルスを繰り返すようになっており、インターホン
装置1から監視盤への返信信号あるいは割込信号とし
て、状態監視の内容を示す信号が送出されるようになっ
ている。
監視盤からインターホン装置1への送信信号は、S1
帯、S0帯、送信帯、返信帯、E1帯、E0帯、休止帯
を繰り返すようになっており、インターホン装置1から
監視盤への返信信号あるいは割込信号は、旧バージョン
と同様の構成になっている。セキュリティインターホン
装置1の信号処理部10では、伝送される信号の種別に
よって、自動的にバージョン情報が設定できるが、旧バ
ージョンと新バージョンとを比較すれば、エンドパルス
の有無が異なるので、返信帯終了後にエンドパルスが来
れば、旧バージョンと判断し、エンドパルスが来ずに、
E1帯になれば新バージョンと判断する。具体的には、
エンドパルス幅の方がE1帯幅よりも小さいので、返信
帯終了後の所定時間(エンドパルス幅よりも大きく、E
1帯幅よりも小さい時間)内に、エンドパルスを示す信
号変化が有るか無いかによって判断する。
が変化したと判断すれば、EEPROM21に記憶され
ているバージョン情報を書き換える。すると、以降、多
重伝送回路13は、書き換えられたバージョン情報の伝
送方式によって、監視盤との間で伝送を行う。なお、信
号処理部10では、所定回数以上、連続して同じバージ
ョンに変化していることを判断したときになって初め
て、バージョン情報を書き換えるようにしてもよい。
と監視盤の間で伝送される信号の例を示す図である。図
4(a)は、監視盤が警報監視盤である旧バージョンの
伝送方式におけるフォーマット、図4(b)は、監視盤
が統合盤2である新バージョンの伝送方式におけるフォ
ーマットである。警報監視システムでは、監視盤側から
インターホン装置側には制御情報が送出され、インター
ホン装置側から監視盤側には監視情報が送出されるよう
になっているので、(a)の旧バージョンでは、インタ
ーホン装置側から監視盤側に、8+1ビット(R7〜R
0,INS)で構成される監視情報を送出しているが、
一方の(b)の新バージョンでは、監視情報(R7〜R
0)にコントロールデータ(C7〜C0)を付加してお
り、16ビットで構成される信号を送出するようにして
いる。これによって、新バージョンでは、データ量が増
えているので監視点数を増加できる。なお、旧バージョ
ンでは、実際は、コントロールデータとして、すべての
ビットに「0」が設定されて送出される。
方式が、バージョン情報によって、信号の伝送フォーマ
ットを異ならせている場合であれば、インターホン装置
1では、伝送プロトコルは変更せず、信号の伝送フォー
マットのみを、伝送方式のバージョン情報に従って変更
すればよいことになる。図5には、監視情報として、イ
ンターホン装置1から監視盤に送出される信号(図3の
返信信号)の内容を例示している。ここでは、コントロ
ールデータ(C7〜C0)を変えることによって、5つ
のパターンの信号(〜)が送出できる。
各ビットをすべて「0」として、パターンの9種類の
信号が送出できるのみであるが(図4(a)参照)、新
バージョンでは図示したすべてのパターン、種類の信号
が送出できる(図4(b)参照)。なお、ここでは、旧
バージョンにおいて「ビットINS」で通知していた防
犯異常発生/復旧は、新バージョンでは「ビットIN
S」を構成していないので、パターンの「ビットR
2」で通知するようにしている。
ーホン装置1に送出される信号の内容を図5に例示す
る。ここでは、コントロールデータ(C7〜C0)の
内、ビットC7〜C4を拡張コードとしても使用して、
5つのパターンの信号(〜)を送出できるようにし
ている。旧バージョンでは、コントロールデータは、パ
ターンの信号が送出できるのみであるが、新バージョ
ンでは、拡張コードを使用することにより(ビットC
7,C6の両方を「1」とする)、旧バージョンよりも
多くの種類のデータが送出できる。
ターホン装置1間の定期ポーリングの伝送フォーマット
の構成例を示す図である。図7(a)は、監視盤が警報
監視盤である旧バージョンの伝送方式におけるフォーマ
ット、図7(b)は、監視盤が統合盤2である新バージ
ョンの伝送方式におけるフォーマットである。なお、コ
マンド(MDM1,MDCH)からチェックサム(CH
KSUM)までが、図3の「送信」に相当し、状態監視
が「返信」に相当する。
1)のみの状態監視を行うようになっているが、新バー
ジョンでは、監視点数の増加に伴い、8つまでのエリア
(エリア1〜エリア8)の状態監視ができるようになっ
ている。セキュリティインターホン装置1の信号処理部
10では、伝送される信号の種別によって、自動的にバ
ージョン情報が設定できるが、この定期ポーリングにお
けるコマンドが、「MDM1」であるか(矢印ア)、
「MDCH」であるか(矢印イ)によって、バージョン
を判断するようにしてもよい。
装置1から監視盤への割込処理を説明する図である。旧
バージョンにおける割込処理は、1つのエリア(エリア
1)のみの割込発生を通知するだけなので、ここには図
示せず、説明を省略する。一方、新バージョンにおいて
は、監視点数の増加に伴って、8つまでのエリア(エリ
ア1〜エリア8)での割込発生を通知できる。図8
(a)は、新バージョンの伝送方式において、どのエリ
アで割込要因が発生しているかを通知する信号(割込ス
テータス)のフォーマットである((b)の参照)。
図8(b)は、割込シーケンスの例を示す図である。
ン装置1において割込要因が発生し(割込フラグ=
1)、割り込みパルスを検出すると、まず、「MD
P2」を送出し、割込発生住戸のアドレスを確定した
後、その住戸に「MDM2」を送出して、返信され
て来る割込ステータス((a)参照)をチェックする。
ここでは、割込ステータス内の「ビットR5」のみが
「1」であり、エリア3での割込発生である場合を示し
ている。続けて、「MDAC」を送出し、割込フラ
グを元に戻した後(割込フラグ=0)、「MDM1」
によって、エリア(ここでは、エリア3)を指定した状
態監視を行い、その状態の返信を受ける。
号処理部10が、バージョン情報を設定しておけば、そ
の設定した情報が新バージョンの場合、多重伝送回路1
3は、割込処理において図7(b)に示したようなシー
ケンスを行うようになる。次に、セキュリティインター
ホン装置1の外観の例を図9に示す。図9(a)は埋込
型、(b)は露出型のセキュリティインターホン装置1
の例である。
ットHを用いて、監視盤(警報監視盤、統合盤2)やロ
ビーインターホン3、ドアホン子器Dとインターホン通
話ができるとともに、表示回路17が表示を制御する各
種表示灯を備えて、住戸の状態を表示し、また、操作部
15である各種操作ボタンを備えて、動作を指示するよ
うになっている。
ことを表示する火災灯17aの他、非常灯、防犯灯、コ
ール灯などを備えており、住戸内の異常などの様々な状
態を文字や絵文字で示している。なお、これらの表示
は、赤、黄、緑など、点灯や点滅の色を変えるようにし
てもよい。また、操作ボタンとしては、火災を確認した
ときに操作する非常ボタン15aの他、セキュリティ機
器の作動が誤作動などであって、出力している警報音を
停止させるために操作する停止ボタンなどを備えてい
る。
の操作がされるときには、同時に、音声出力回路18に
よって、警報音や報知音が出力されるようになってい
る。
発明の請求項1〜請求項3に記載のセキュリティインタ
ーホン装置では、伝送方式のバージョン情報を記憶して
おけば、その記憶したバージョン情報に従って伝送を制
御することができる。したがって、従来のように伝送方
式に合わせてハード的な設定を行う必要がなく、各シス
テムが導入されている現場において、容易に、そのシス
テムに対応した設定ができる。また、監視盤の種別が異
なる等によって伝送方式が異なる警報監視システムで
も、同じインターホン装置を使用できるので、品種が集
約でき合理化が図れる。
ン装置では、監視盤から受信する信号の種別によって、
伝送方式のバージョン情報を判断し、そのバージョン情
報を記憶するので、伝送方式のバージョン情報を、自動
的且つ正確に設定できる。したがって、誤った伝送を行
ってシステムが機能しないといったようなトラブルが生
じない。
ョン情報によって、信号の伝送フォーマットが異なるの
で、インターホン装置では、伝送プロトコルは変更せ
ず、信号の伝送フォーマットのみを、バージョン情報に
従って変更すればよい。請求項4に記載の警報監視シス
テムでは、各住戸に設置されたセキュリティインターホ
ン装置は、どのようなバージョンの伝送方式でも、監視
盤との間で、正常に伝送ができるので、伝送方式が異な
る複数のシステムのいずれでも、同じインターホン装置
を使用することができ、品種集約といった合理化が図れ
る。
の一例を示すブロック図である。
図である。
る。
伝送信号の例を示す図である。
送する信号(監視信号)の内容の例を示す図である。
送する信号(制御信号)の内容の例を示す図である。
ング)。
の例を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】住戸内の異常を検知するために設置された
1又は複数のセキュリティ機器を接続するとともに、管
理人室に設置された監視盤に、多重伝送線を介して接続
されたインターホン装置において、 上記多重伝送線を通じた伝送方式のバージョン情報を記
憶する記憶手段と、 上記記憶手段に記憶されたバージョン情報に従って、上
記多重伝送線を通じた伝送を制御する伝送制御手段とを
備えたセキュリティインターホン装置。 - 【請求項2】上記監視盤から上記多重伝送線を通じて受
信する信号の種別によって、伝送方式のバージョン情報
を判断し、そのバージョン情報を上記記憶手段に記憶す
る制御手段を更に備えた請求項1に記載のセキュリティ
インターホン装置。 - 【請求項3】上記多重伝送線を通じた伝送方式は、バー
ジョン情報によって、信号の伝送フォーマットが異なる
ことを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のセキ
ュリティインターホン装置。 - 【請求項4】各住戸に設置された請求項1〜請求項3の
いずれかに記載のセキュリティインターホン装置を、多
重伝送線及び通話線を介して、集合住宅の管理人室に設
置された監視盤に接続して構成される警報監視システ
ム。
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---|---|---|---|---|
JP2002111885A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-12 | Aiphone Co Ltd | 集合住宅セキュリティインターホン装置 |
JP2008187655A (ja) * | 2007-01-31 | 2008-08-14 | Aiphone Co Ltd | テレビドアホン装置 |
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1998
- 1998-07-17 JP JP20332798A patent/JP3608387B2/ja not_active Expired - Fee Related
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