JP2000034738A - マンホールと管との接続構造 - Google Patents
マンホールと管との接続構造Info
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Abstract
続することにより、マンホールとリブ付き管との相対的
位置変動に対応する可とう性を与え、かつ確実な止水性
が得られるようにする。 【解決手段】削孔20が設けられているマンホール3
と、外周面にリブ2が設けられている管1とが、弾性の
可撓性継ぎ手16Aで連結されている。削孔20中に管
1の端部が挿入されており、可撓性継ぎ手が、マンホー
ルに取り付けられている固定部5、管が挿入されている
筒状部6および固定部と筒状部とを連結する連結部18
を備えている。接続構造が、筒状部の内周面と管の外周
面との間に設けられている止水材層8と、筒状部の外周
面に取り付けられている締結用部材7とを備えており、
締結用部材によって筒状部および止水材層が締めつけら
れており、止水材層が管の外周面のリブへと押圧され、
筒状部と管の外周面とが止水される。
Description
水管などに用いられるリブ付きパイプを接続する接続構
造に関する。
ムや軟質プラスチック製の止水可とう継ぎ手が提案され
ている。こうした可撓性継ぎ手は、地盤の変位などでマ
ンホールと管との相対的位置関係が変位した場合に、こ
れらの変位に追従し得る。止水可とう継ぎ手は、管側の
円筒部とマンホール側の円筒部を有し、マンホールの削
孔内周面に、止水可とう継ぎ手のマンホール側の円筒部
を接触させ、拡張バンドなどで円筒部を拡張し、削孔面
に機械的に圧着固定する。
に示すような接続構造が提案されている。この文献に
は、リブ付きパイプ30をマンホール31に接続するた
めのマンホール継ぎ手32が提案されている。このマン
ホール継ぎ手32においては、リブ付きパイプ30を短
管33に嵌挿し、短管をサドル34に装着し、サドルを
マンホール側壁にモルタル等の結合材35で接続し、パ
イプのリブ間に、リブ外周より大きめのパッキン36を
装着することにより、リブ付きパイプと短管の接続部を
止水しようとするものである。
る接合は、不等沈下や地震などによりクラックが発生し
易く、漏水や不明水の原因となり、パッキンも充分な止
水性が有るとは思われない。
ホールの接続に対し考案された物であり、接続する管が
リブ付きパイプなどのように異形管の場合は、止水可と
う継ぎ手の円筒部分での接続は困難である。
を可とう性継ぎ手で接続することにより、マンホールと
リブ付き管との相対的位置変動に対応する可とう性を与
え、かつ確実な止水性が得られるようにすることであ
る。
れているマンホールと、外周面にリブが設けられている
管とが、弾性を有する可撓性継ぎ手によって連結されて
いる接続構造であって、削孔中に管の端部が挿入されて
おり、可撓性継ぎ手が、マンホールに取り付けられてい
る固定部、管が挿入されている筒状部および固定部と筒
状部とを連結する連結部を備えており、接続構造が、筒
状部の内周面との間に設けられている止水材層と、筒状
部の外周面に取り付けられている締結用部材とを備えて
おり、締結用部材によって筒状部および止水材層が締め
つけられており、止水材層が管の外周面のリブへと押圧
されることによって、筒状部と管の外周面とが止水され
ていることを特徴とする。
説明する。図1は、本発明の一例の止水可撓性継ぎ手1
6Aをマンホール削孔部に取り付けた状態を示す側面図
である。図2は、図1の接続部分の正面図であり、図3
は断面図である。図1、2、3に示すように、管1の外
周面には規則的にリブないし環状突起2が設けられてい
る。可撓性継ぎ手16Aは、円筒状部6と、鍔部5と、
これらを連結する連結部18とを備えている。
2の外径にほぼ等しい内径を有する円筒状部6中に、管
1が挿入されている。円筒状部6の内側には、円筒状の
止水材層8が設けられており、円筒状部6の外側には、
剛性材料からなる締結バンド7が設けられいる。締結バ
ンド7により、円筒状部6および止水材層8が締め付け
られ、固定されている。止水材層8中にはリブ2の先端
が食い込み、止水を行っている。また、マンホール3と
鍔部5との止水部Bにおいては、鍔部5が粘着材9によ
りマンホール削孔20周辺の表面3aに接着され、止水
部を形成している。
し、円筒状部の外側に設けられた剛性を有する締結用部
材で円筒状部を締めつけ、止水材層を管のリブの先端、
頂上部分へと押圧し、リブの先端を止水材層の中に食い
込ませることによって、止水する。また、鍔部とマンホ
ール表面との間も止水されており、止水部AとBとが連
結部18によって一体に連結され、可撓性継ぎ手16A
を構成している。このため、可撓性継ぎ手を取り付け、
埋め戻した後に、不等沈下や地震等でリブ付き管とマン
ホールの相対的位置関係が変化しても、充分な可とう性
を発揮し、止水性も維持されるものである。
手16Bを、マンホール削孔20に取り付けた状態を示
す断面図である。図4に示すように、可撓性継ぎ手16
Bは、円筒状部13と、固定部10と、これらを連結す
る連結部18を備えている。マンホール側止水部Bで
は、マンホールの削孔20の内周面3bに沿って設けら
れた円筒形状の固定部10が、拡張バンド11により削
孔面3bに押圧または付勢され、固定されている。リブ
付きパイプ側の止水部Aは、前述した図3のものとほぼ
同じである。
から好ましいが、ボルト又は他の充分な締め付け力が得
られる部品であれば良い。可撓性継ぎ手は、縦ぎ手本体
は、弾性を有する材質から形成することができ、スチレ
ン・ブタジエンゴム、EPDM、クロロプレンゴム等の
合成ゴムや天然ゴム、及び軟質塩化ピニル樹脂、熱可塑
性エラストマー等から選択できる。剛性を必要とする締
結用部材は、ステンレス鋼、防錆メッキ鋼、硬質プラス
チック、繊維強化プラスチック等の合成材料から形成で
き、これらは腐食し難いので望ましい。拡張バンドの材
質も、締結用部材の材質と同様のものが好ましい。
トマーおよびブチルゴム系シール材からなる群より選ば
れる材質からなることが好ましい。弾性発泡体層は、ゴ
ムスポンジ、ポリエチレン発泡体、ウレタン発泡体等か
ら選ぶことが出来る。
ゴム又は軟質プラスチックなどに、水膨張性樹脂及びそ
の他の添加剤を加えて成形したものである。その吸水膨
張成分も特に限定されない。特に、ゴムを主材としてお
り、弾性および復元性に富むものが好ましく、「ネオス
パンシール」(早川ゴム株式会社製)が特に好ましい。
ム系止水材であり、例えば「スパンシール」(早川ゴム
株式会社)が好ましい。
来複雑な処理が必要であったリブ付きパイプとマンホー
ルの接続が簡単にでき、しかも接続状態においては、マ
ンホールとリブ付き管の相対的位置が地震などによって
変化しても変位に追従し、しかも止水性を充分に維持す
ることができるため、下水道設備の管理やメンテナンス
に有用である。
る。
ある。
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 削孔が設けられているマンホールと、外
周面にリブが設けられている管とが、弾性を有する可撓
性継ぎ手によって連結されている接続構造であって、 前記削孔中に前記管の端部が挿入されており、前記可撓
性継ぎ手が、前記マンホールに取り付けられている固定
部、前記管が挿入されている筒状部および前記固定部と
前記筒状部とを連結する連結部を備えており、前記接続
構造が、前記筒状部の内周面と前記管の前記外周面との
間に設けられている止水材層と、前記筒状部の外周面に
取り付けられている締結用部材とを備えており、前記締
結用部材によって前記筒状部および前記止水材層が締め
つけられており、前記止水材層が前記管の前記外周面の
前記リブへと押圧されることによって、前記筒状部と前
記管の前記外周面とが止水されていることを特徴とす
る、マンホールと管との接続構造。 - 【請求項2】 前記固定部が鍔状をなしており、この固
定部と前記マンホールの表面との間に介在する粘着材を
備えており、この粘着材によって前記固定部と前記マン
ホールとが止水されていることを特徴とする、請求項1
記載のマンホールと管との接続構造。 - 【請求項3】 前記固定部が筒状をなしており、この固
定部が前記削孔中に挿入されており、前記固定部の内周
面に、付勢された拡張バンドが設けられており、この拡
張バンドからの弾性復元力によって前記固定部が前記削
孔の前記内周面へと向かって付勢され、前記固定部と前
記マンホールとが止水されていることを特徴とする、請
求項1記載のマンホールと管との接続構造。 - 【請求項4】 前記止水材層が、弾性発泡体、水膨張性
エラストマーおよびブチルゴム系シール材からなる群よ
り選ばれる材質からなることを特徴とする、請求項1−
3のいずれか一つの請求項に記載のマンホールと管との
接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP20474498A JP3453065B2 (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | マンホールとリブ付き管との接続構造 |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP3453065B2 JP3453065B2 (ja) | 2003-10-06 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP20474498A Expired - Fee Related JP3453065B2 (ja) | 1998-07-21 | 1998-07-21 | マンホールとリブ付き管との接続構造 |
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-
1998
- 1998-07-21 JP JP20474498A patent/JP3453065B2/ja not_active Expired - Fee Related
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