JP2001221390A - コルゲート管の接続構造 - Google Patents

コルゲート管の接続構造

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JP2001221390A
JP2001221390A JP2000050751A JP2000050751A JP2001221390A JP 2001221390 A JP2001221390 A JP 2001221390A JP 2000050751 A JP2000050751 A JP 2000050751A JP 2000050751 A JP2000050751 A JP 2000050751A JP 2001221390 A JP2001221390 A JP 2001221390A
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corrugated pipe
nonwoven fabric
fabric sheet
fixed socket
water
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JP2000050751A
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Masashi Tanaka
昌司 田中
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Takiron Co Ltd
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Takiron Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L25/00Constructive types of pipe joints not provided for in groups F16L13/00 - F16L23/00 ; Details of pipe joints not otherwise provided for, e.g. electrically conducting or insulating means
    • F16L25/0036Joints for corrugated pipes

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易に、かつ高い信頼性を以て、コルゲート
管同士又はコルゲート管と分岐管や集合管等とを水密状
に接続することができるコルゲート管の接続構造を提供
すること。 【解決手段】 コルゲート管1の接続部の外周面に吸水
性樹脂を含有する不織布シート21を備えたシール部材
2を巻き付けるとともに、このシール部材2の外周全体
を所定の剛性を有する固定ソケット3により覆って締め
付けるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、農地、造成地、軟
弱地盤等において、潅漑や排水の用途に使用され、簡易
な構成で、確実に水密的に接続することができるコルゲ
ート管の接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、農地、造成地、軟弱地盤等におい
て、潅漑や排水の用途に、高密度ポリエチレン、塩化ビ
ニル等からなる合成樹脂製のコルゲート管が広く使用さ
れている。
【0003】この合成樹脂製のコルゲート管は、柔軟性
があり、また、強度的にも優れていることから、農地、
造成地、軟弱地盤等の過酷な条件の下でも、そのまま埋
設した状態で土壌や地盤の変位に追随して変形すること
ができ、長期間に亘って、補修等することなく、潅漑や
排水の所期の機能を維持することができるものであるこ
とから、近年、その適用範囲が拡大してきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この合成樹
脂製のコルゲート管は、長尺のものを使用することによ
り接続部を少なくすることができるが、いずれにして
も、コルゲート管同士の接続部を全くなくすことはでき
ず、また、分岐部や集合部等においては、コルゲート管
と分岐管や集合管等との接続部を設けることが必要にな
る場合がある。このコルゲート管同士又はコルゲート管
と分岐管や集合管等との接続部においては、通常、コル
ゲート管を水密状に接続することが要求されるが、特
に、螺旋状に連続する凸部及び凹部を有する波形構造を
したコルゲート管を、コルゲート管の外周において水密
状態を維持するようにしてコルゲート管を接続すること
は、コルゲート管の螺旋状に連続する凸部及び凹部が、
例えば、パッキンを水密状に装着する際の支障となるこ
とから、困難を伴い、作業に熟練と手数を要し、さら
に、作業の信頼性に乏しいという問題があった。一方、
コルゲート管の内周において水密状態を維持するように
してコルゲート管を接続することは、特に、小径のコル
ゲート管の場合に作業性が悪く、作業に時間を要すると
いう問題があった。
【0005】本発明は、上記従来のコルゲート管の接続
構造の有する問題点に鑑み、簡易に、かつ高い信頼性を
以て、コルゲート管同士又はコルゲート管と分岐管や集
合管等とを水密状に接続することができるコルゲート管
の接続構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のコルゲート管の接続構造は、コルゲート管
の接続部の外周面に吸水性樹脂を含有する不織布シート
を巻き付けるとともに、該不織布シートの外周全体を所
定の剛性を有する固定ソケットにより覆って締め付ける
ようにしたことを特徴とする。ここで、「所定の剛性を
有する固定ソケット」とは、コルゲート管の接続部にコ
ルゲート管の外部又は内部から加わる圧力に耐えて、コ
ルゲート管の接続部の大きな変形を防止することができ
る程度の剛性をいう。
【0007】このコルゲート管の接続構造は、コルゲー
ト管の接続部の外周面に巻き付けた吸水性樹脂を含有す
る不織布シートの外周全体を所定の剛性を有する固定ソ
ケットにより覆って締め付けるようにしているので、コ
ルゲート管の接続部から漏出した水が不織布シートに吸
収されることにより、不織布シートに含有された吸水性
樹脂が吸水膨潤することになる。そして、不織布シート
の外周は、固定ソケットにより拘束されているので、コ
ルゲート管の接続部の内外の水圧が均衡して、コルゲー
ト管の接続部からの水の漏出が止まり、吸水膨潤した吸
水性樹脂を含有する不織布シートによって、コルゲート
管の接続部を水密的にシールすることができる。
【0008】この場合において、不織布シートの外周面
側に発泡樹脂製の弾性シートを積層することができる。
【0009】これにより、固定ソケットによる拘束力
を、発泡樹脂製の弾性シートを介して、吸水膨潤した吸
水性樹脂を含有する不織布シートに均一にかけることが
でき、コルゲート管の接続部をより確実に水密的にシー
ルすることができる。
【0010】また、固定ソケットの内周面に環状の突条
を形成することができる。
【0011】これにより、固定ソケットによる拘束力
を、吸水膨潤した吸水性樹脂を含有する不織布シートに
環状に強くかけることができ、コルゲート管の接続部を
より確実に水密的にシールすることができる。
【0012】また、固定ソケットの端縁にコルゲート管
の凹部に嵌合する係止部を形成することができる。
【0013】これにより、コルゲート管と固定ソケット
の軸方向の相対的な移動を防止し、軸方向の外力が加わ
った場合でも、接続状態を安定して維持することができ
る。
【0014】また、固定ソケットを、各々を接合するこ
とにより筒状をなす複数個の割形部材によって構成する
とともに、割形部材の接合部に、隣り合う割形部材の内
周面に沿うことにより割形部材同士の継目を被覆する被
覆片を配設することができる。
【0015】これにより、割形部材の継目を含めて固定
ソケットによる拘束力を、吸水膨潤した吸水性樹脂を含
有する不織布シートに一層均一にかけることができ、コ
ルゲート管の接続部をより確実に水密的にシールするこ
とができる。
【0016】また、割形部材同士の継目を被覆する被覆
片を、割形部材に一体成形するようにすることができ
る。
【0017】これにより、被覆片を割形部材同士の継目
に正確に配設することができ、施工性を向上することが
できる。
【0018】また、接続部の表面がコルゲート管の外層
によって平坦面に形成され、この外層の少なくとも1箇
所でコルゲート管の凹凸部との隙間が密閉されているコ
ルゲート管を用いることができる。
【0019】これにより、固定ソケットによる拘束力
を、吸水膨潤した吸水性樹脂を含有する不織布シートに
均一にかけることができ、コルゲート管の接続部をより
確実に水密的にシールすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明のコルゲート管の接
続構造の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】図1〜図3に本発明のコルゲート管の接続
構造の第1実施例を示す。
【0022】このコルゲート管の接続構造は、コルゲー
ト管1の接続部の外周面に、吸水性樹脂を含有する不織
布シート21と、この不織布シート21の外周面側に発
泡樹脂製の弾性シート22を積層して構成したシール部
材2を巻き付けるとともに、このシール部材2の外周全
体をFRP製、ステンレススチールなどの金属製等のコ
ルゲート管1の接続部にコルゲート管1の外部又は内部
から加わる圧力に耐えて、コルゲート管1の接続部の大
きな変形を防止することができる程度の剛性を有する固
定ソケット3により覆って締め付けるようにしたもので
ある。
【0023】この場合において、シール部材2に用いる
不織布シート21は、特に限定されるものではないが、
アクリル繊維等の繊維の外層に吸水性樹脂によって吸水
加工を施した繊維を不織布状のシートに形成したものを
好適に使用することができる。そして、この不織布シー
ト21は、コルゲート管1の外径、使用目的、コルゲー
ト管1の内部から加わる圧力の大きさ等に応じて、厚さ
及び幅を決定することとするが、通常、厚さが数〜十数
mm程度、幅がコルゲート管1の外径の0.2〜2倍、
好ましくは、0.5〜1倍程度のものを使用する。
【0024】この不織布シート21は、コルゲート管1
の接続部から漏出した水が不織布シート21に吸収され
ることにより、不織布シート21に含有された吸水性樹
脂が吸水膨潤する。一方、不織布シート21の外周は、
本実施例においては、発泡樹脂製の弾性シート22を介
して、固定ソケット3により拘束されているので、コル
ゲート管1の接続部の内外の水圧が均衡して、コルゲー
ト管1の接続部からの水の漏出が止まり、吸水膨潤した
吸水性樹脂を含有する不織布シート21によって、コル
ゲート管1の接続部を水密的にシールするものである。
そして、この不織布シート21は、多少の圧力が加わっ
ても離水しない性質を有するため、安定した止水効果を
長期間に亘って持続させることができるものである。
【0025】また、不織布シート21の外周面側に積層
する弾性シート22は、特に限定されるものではない
が、ポリエチレンフォーム等の柔軟性及び弾力性を有す
る合成樹脂発泡材料を好適に使用することができる。そ
して、この弾性シート22は、不織布シート21の厚さ
及び幅に応じて、厚さ及び幅を決定することとするが、
通常、不織布シート21の厚さの0.5〜3倍、好まし
くは、2倍程度のものを使用する。
【0026】なお、本実施例においては、シール部材2
を、不織布シート21の外周面側に発泡樹脂製の弾性シ
ート22を積層して構成するようにしているが、これに
限定されず、シール性能及び施工性を損なわない限りに
おいて、不織布シート21を単独で用いたり、独立した
不織布シート21及び弾性シート22を施工現場で順に
コルゲート管1の接続部の外周面に巻き付けるようにす
ることもできる。
【0027】シール部材2の外周全体を覆って締め付け
る固定ソケット3は、FRP製、ステンレススチールな
どの金属製等からなるもので、コルゲート管1の接続部
にコルゲート管1の外部又は内部から加わる圧力に耐え
て、コルゲート管1の接続部の大きな変形を防止するこ
とができる程度の剛性を有するように構成する。この固
定ソケット3は、コルゲート管1の外径よりやや大きい
内径を有する半割形部材からなり、この半割形部材の軸
方向に延びる端縁を、それぞれ外側に折り曲げて複数の
透孔を有する締結片31,31を形成し、半割形部材の
対向する締結片31,31同士をボルト32及びナット
33により締結して、シール部材2の外周全体を覆って
締め付けるようにする。
【0028】なお、固定ソケット3は、本実施例におい
ては、半割形部材の対向する締結片31,31同士をボ
ルト32及びナット33により締結する方式のものを採
用したが、これに限定されるものではなく、バンドによ
り締結する方式等、コルゲート管1の接続部の外周面に
巻き付けたシール部材2の外周全体を覆って締め付ける
ことができるものであれば、任意の固定方式のものを採
用することができ、また、固定ソケット3の分割数も、
本実施例の2個に限定されず、単体で構成したり、3個
以上とすることができる。
【0029】ところで、固定ソケット3は、内周面を平
坦に形成するほか、本実施例に示すように、対向するコ
ルゲート管1,1の接続部のそれぞれに位置するよう
に、環状の突条34を形成することができる。これによ
り、固定ソケット3による拘束力を、シール部材2の弾
性シート22を介して、吸水膨潤した吸水性樹脂を含有
する不織布シート21に環状に強くかけることができ、
コルゲート管1の接続部をより確実に水密的にシールす
ることができるものとなる。
【0030】また、コルゲート管1の外部若しくは内部
又はコルゲート管1自体を介して、コルゲート管1の接
続部にコルゲート管1の軸方向の大きな外力が加わる場
合等には、図4〜図5に示す、本第1実施例の第1変形
例のように、固定ソケット3の軸方向の端縁近傍にコル
ゲート管1の凹部に嵌合する係止部35を形成した固定
ソケット3を用いることが望ましい。これにより、コル
ゲート管1と固定ソケット3の軸方向の相対的な移動を
防止し、コルゲート管1の接続部にコルゲート管1の軸
方向の外力が加わった場合でも、接続状態を安定して維
持することができるものとなる。なお、係止部35の形
状は、コルゲート管1の凹部の形状に合致するように、
本例においては、螺旋状の溝で以て構成するようにして
いるが、これに限定されず、コルゲート管1の凹部が独
立した環状の場合には、環状の溝で以て構成するように
する。
【0031】さらに、図6に示す、本第1実施例の第2
変形例のように、固定ソケット3を、各々を接合するこ
とにより筒状をなす複数個(本例においては2個)の割
形部材36,36によって構成するとともに、割形部材
36の接合部に、隣り合う割形部材36の内周面に沿う
ことにより割形部材36同士の継目を被覆する被覆片3
7を配設することができる。そして、この被覆片37
は、少なくとも、吸水性樹脂を含有する不織布シート2
1を含むシール部材2を巻き付けた幅と同等以上の幅を
以て形成されることが望ましい。これにより、割形部材
36の継目を含めて固定ソケット3による拘束力を、不
織布シート21を含むシール部材2に一層均一にかける
ことができ、コルゲート管1の接続部をより確実に水密
的にシールすることができるものとなる。
【0032】この場合、割形部材36同士の継目を被覆
する被覆片37は、割形部材36と別体に構成すること
もできるが、本例に示すように、円弧のフラップ状の被
覆片37を割形部材36に一体成形するようにすること
が望ましい。なお、被覆片37は、一方の割形部材36
の両側の継目部に成形し、他方の割形部材36には成形
しないようにすることもできるが、割形部材36の共通
化の観点から、本例に示すように、被覆片37を割形部
材36の片側の継目部に成形することが望ましい。これ
により、被覆片37を割形部材36同士の継目に正確に
配設することができ、施工性を向上することができるも
のとなる。
【0033】また、本例の固定ソケット3においても、
その軸方向の端縁近傍に、コルゲート管1の凹部に嵌合
する2条の係止部35を形成しており、これにより、コ
ルゲート管1と固定ソケット3の軸方向の相対的な移動
を防止し、コルゲート管1の接続状態をより安定して維
持することができるようにしている。ところで、本例の
係止部35は、複数条(本例においては各2条)を以て
構成し、また、その形状は、必ずしも周方向に連続する
必要はなく、図6に示すように、不連続部を形成した形
状とすることもできる。
【0034】ところで、本実施例においては、図2に示
すように、コルゲート管1に、螺旋状の凸部11と凹部
12を交互に備えたコルゲート管本体10と、コルゲー
ト管1の接続部となる位置において、コルゲート管本体
10の凸部11に重なるように螺旋状に巻き付けて熱融
着された帯状体で以て形成した外層13とからなり、こ
の外層13によってコルゲート管1接続部の表面が平坦
面に形成されるとともに、外層13の少なくとも1箇
所、本実施例においては、コルゲート管1の接続部の反
対側で、コルゲート管本体10の凹凸部11,12との
隙間が密閉されるように構成されたコルゲート管(な
お、このコルゲート管の詳細については、本件出願人の
出願に係る平成11年特許願第91581号参照。)を
用いるようにしている。これにより、固定ソケット3に
よる拘束力を、シール部材2の弾性シート22を介し
て、吸水膨潤した吸水性樹脂を含有する不織布シート2
1に均一にかけることができ、コルゲート管1の接続部
をより確実に水密的にシールすることができるものとな
る。
【0035】また、コルゲート管1に、螺旋状の凸部1
1と凹部12を交互に備えた通常のコルゲート管を用い
る場合には、図7に示す本発明のコルゲート管の接続構
造の第2実施例のように、コルゲート管1の接続部近傍
の凹部12に、凹部12を所定長さに亘って埋める充填
材4を配設した後、上記第1実施例と同様、コルゲート
管1の接続部の外周面に、吸水性樹脂を含有する不織布
シート21と、この不織布シート21の外周面側に発泡
樹脂製の弾性シート22を積層して構成したシール部材
2を巻き付けるとともに、このシール部材2の外周全体
をFRP製、ステンレススチールなどの金属製等のコル
ゲート管1の接続部にコルゲート管1の外部又は内部か
ら加わる圧力に耐えて、コルゲート管1の接続部の大き
な変形を防止することができる程度の剛性を有する固定
ソケット3により覆って締め付けるようにする。
【0036】ところで、上記実施例においては、コルゲ
ート管1に、螺旋状の凹凸部を有するコルゲート管を用
いた場合について説明したが、本発明のコルゲート管の
接続構造が対象とするコルゲート管は、これに限定され
ず、コルゲート管の凹凸部が独立したコルゲート管にも
適用することができる。
【0037】以上、本発明のコルゲート管の接続構造に
ついて、複数の実施例に基づいて説明したが、本発明
は、上記実施例に記載した構成に限定されるものではな
く、各実施例に記載した構成を適宜組み合わせる等、そ
の趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更す
ることができるものである。
【0038】
【発明の効果】本発明のコルゲート管の接続構造によれ
ば、コルゲート管の接続部の外周面に巻き付けた吸水性
樹脂を含有する不織布シートの外周全体を所定の剛性を
有する固定ソケットにより覆って締め付けるようにして
いるので、コルゲート管の接続部から漏出した水が不織
布シートに吸収されることにより、不織布シートに含有
された吸水性樹脂が吸水膨潤し、不織布シートの外周が
固定ソケットにより拘束されているので、コルゲート管
の接続部の内外の水圧が均衡して、コルゲート管の接続
部からの水の漏出が止まり、吸水膨潤した吸水性樹脂を
含有する不織布シートによって、コルゲート管の接続部
を水密的にシールすることができる。そして、コルゲー
ト管の接続部の外周面に巻き付ける吸水性樹脂を含有す
る不織布シートは、柔軟性を有するとともに取り扱いが
容易であるため、コルゲート管の外径や形状、施工状況
等に関係なく、コルゲート管の接続部に、簡単かつ迅速
に巻き付け施工することができるとともに、コルゲート
管の接続部から万一漏水してもこの漏出した水により膨
潤した吸水性樹脂を含有する不織布シートによって、一
層水密的にシールされるので、漏水を直ちに止めること
ができる。
【0039】また、不織布シートの外周面側に発泡樹脂
製の弾性シートを積層することにより、固定ソケットに
よる拘束力を、発泡樹脂製の弾性シートを介して、吸水
膨潤した吸水性樹脂を含有する不織布シートに均一にか
けることができ、コルゲート管の接続部をより確実に水
密的にシールすることができる。
【0040】また、固定ソケットの内周面に環状の突条
を形成することにより、固定ソケットによる拘束力を、
吸水膨潤した吸水性樹脂を含有する不織布シートに環状
に強くかけることができ、コルゲート管の接続部をより
確実に水密的にシールすることができる。
【0041】また、固定ソケットの端縁にコルゲート管
の凹部に嵌合する係止部を形成することにより、コルゲ
ート管と固定ソケットの軸方向の相対的な移動を防止
し、軸方向の外力が加わった場合でも、接続状態を安定
して維持することができる。
【0042】また、固定ソケットを、各々を接合するこ
とにより筒状をなす複数個の割形部材によって構成する
とともに、割形部材の接合部に、隣り合う割形部材の内
周面に沿うことにより割形部材同士の継目を被覆する被
覆片を配設することにより、割形部材の継目を含めて固
定ソケットによる拘束力を、吸水膨潤した吸水性樹脂を
含有する不織布シートに一層均一にかけることができ、
コルゲート管の接続部をより確実に水密的にシールする
ことができる。
【0043】また、割形部材同士の継目を被覆する被覆
片を、割形部材に一体成形するようにすることにより、
被覆片を割形部材同士の継目に正確に配設することがで
き、施工性を向上することができる。
【0044】また、接続部の表面がコルゲート管の外層
によって平坦面に形成され、この外層の少なくとも1箇
所でコルゲート管の凹凸部との隙間が密閉されているコ
ルゲート管を用いることにより、固定ソケットによる拘
束力を、吸水膨潤した吸水性樹脂を含有する不織布シー
トに均一にかけることができ、コルゲート管の接続部を
より確実に水密的にシールすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコルゲート管の接続構造の第1実施例
を示す一部破断した正面図である。
【図2】コルゲート管を示し、(A)は正面図、(B)
は正面断面図、(C)は要部の断面図である。
【図3】シール部材を示し、(A)は不織布シートを、
(B)は不織布状シートと弾性シートを積層したシール
部材を示す。
【図4】本発明のコルゲート管の接続構造の第1実施例
の第1変形例を示す正面図である。
【図5】固定ソケットを示し、(A)は正面図、(B)
は側面図である。
【図6】本発明のコルゲート管の接続構造の第1実施例
の第2変形例の固定ソケットを示し、(A)は分割した
状態を示す正面図、(B)は同側面図、(C)は同平面
図である。
【図7】本発明のコルゲート管の接続構造の第2実施例
を示す一部破断した正面図である。
【符号の説明】
1 コルゲート管 11 凸部 12 凹部 2 シール部材 21 不織布シート 22 弾性シート 3 固定ソケット 31 締結片 32 ボルト 33 ナット 34 突条 35 係止部 36 割形部材 37 被覆片 4 充填材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コルゲート管の接続部の外周面に吸水性
    樹脂を含有する不織布シートを巻き付けるとともに、該
    不織布シートの外周全体を所定の剛性を有する固定ソケ
    ットにより覆って締め付けるようにしたことを特徴とす
    るコルゲート管の接続構造。
  2. 【請求項2】 不織布シートの外周面側に発泡樹脂製の
    弾性シートを積層したことを特徴とする請求項1記載の
    コルゲート管の接続構造。
  3. 【請求項3】 固定ソケットの内周面に環状の突条を形
    成したことを特徴とする請求項1又は2記載のコルゲー
    ト管の接続構造。
  4. 【請求項4】 固定ソケットの端縁にコルゲート管の凹
    部に嵌合する係止部を形成したことを特徴とする請求項
    1、2又は3記載のコルゲート管の接続構造。
  5. 【請求項5】 固定ソケットを、各々を接合することに
    より筒状をなす複数個の割形部材によって構成するとと
    もに、割形部材の接合部に、隣り合う割形部材の内周面
    に沿うことにより割形部材同士の継目を被覆する被覆片
    を配設したことを特徴とする請求項1、2、3、又は4
    記載のコルゲート管の接続構造。
  6. 【請求項6】 割形部材同士の継目を被覆する被覆片
    を、割形部材に一体成形するようにしたことを特徴とす
    る請求項5記載のコルゲート管の接続構造。
  7. 【請求項7】 コルゲート管の接続部の表面がコルゲー
    ト管の外層によって平坦面に形成され、この外層の少な
    くとも1箇所でコルゲート管の凹凸部との隙間が密閉さ
    れていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5又
    は6記載のコルゲート管の接続構造。
JP2000050751A 1999-11-30 2000-02-28 コルゲート管の接続構造 Pending JP2001221390A (ja)

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