JP2000030328A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

ディスクドライブ装置

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JP2000030328A
JP2000030328A JP10193249A JP19324998A JP2000030328A JP 2000030328 A JP2000030328 A JP 2000030328A JP 10193249 A JP10193249 A JP 10193249A JP 19324998 A JP19324998 A JP 19324998A JP 2000030328 A JP2000030328 A JP 2000030328A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャッキング機構の薄型化及び組込作業性の
改善。 【解決手段】 チャックベースから突出方向/嵌入方向
に所要範囲内で移動可能とされるチャックフィンは、ゴ
ムスプリングによって付勢されるようにする。これによ
り、スムースなディスクチャッキング、ディスクアンチ
ャッキングを実行できる構造とされる上で、チャックベ
ース内における付勢部材の収納のためのスペースを小さ
くしチャッキング機構の薄型化をはかる。また部品とし
ての取り扱いの容易なゴムスプリングを用いることで、
組込作業を簡易なものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスクドライブ装
置に関し、特にそのディスクチャッキング機構に係るも
のである。
【0002】
【従来の技術】ディスク状記録媒体を装填し記録/再生
を行うディスクドライブ装置では、スピンドルモータに
より回転されるターンテーブル上にディスクを固定装着
するが、このディスクの固定装着のためにターンテーブ
ル上にチャッキング機構が形成されている。従来のチャ
ッキング機構の構造を図12〜図15で説明する。まず
図15(d)に示すように、スピンドルモータ1と同軸
上にターンテーブル2が取り付けられ、スピンドルモー
タ1の回転によってターンテーブル2は回転される。そ
してターンテーブル2上にディスク18を固定装着する
ために同軸上にチャックベース4が取り付けられる。こ
の略円筒形状のチャックベース4には、その周面から突
出/嵌入自在とされた爪状の先端を有するチャックフィ
ン3が装着されており、このチャックフィン3は、一部
断面図として示すようにチャックベース4の内部に配さ
れたコイルスプリング5によって突出方向に付勢されて
いる。
【0003】図12にチャックベース4の平面図、側面
図、A−A断面図、底面図を示す。これらの図からわか
るようにチャックベース4には3ヶ所のフィン配置部4
aが形成される。また図13(a)にはチャックフィン
3の6面図、図13(b)にはコイルスプリングの側面
図を示している。図13(a)からわかるようにチャッ
クフィン3は、先端に爪部3aが形成されるとともに、
その反対側となる後端はスプリング係合部3bとされ
る。
【0004】チャックベース4にチャックフィン3、コ
イルスプリング5を取り付けた状態の平面図、側面図、
A−A断面図、底面図は図14のようになる。即ちチャ
ックベース4における各フィン配置部4a内において
は、スプリング係合部3bにコイルスプリング5がはめ
られた状態のチャックフィン3が収納されている。そし
てコイルスプリング5によって付勢されることで、フィ
ン配置部4aから連続する円周面部分からは爪部3aが
突出した状態となる。またコイルスプリング5により付
勢されているため、爪部3aが嵌入する方向に押圧され
た場合は、爪部3aが円周面内部に向かって引っ込むよ
うにチャックフィン3が移動される。
【0005】このようにチャックベース4内にチャック
フィン3及びコイルスプリング5が配されることで、図
15(a)(b)(c)に示すようにチャッキング及び
アンチャッキングが行われる。まずディスク18が装着
される際には、図15(a)のようにチャックベース4
の上方からディスク18が押し当てられる。このときチ
ャックベース4の径はディスク18のセンターホールの
内径より小さいが、チャックフィン3が突出しているた
め、ディスク18のセンターホールのエッジがチャック
フィン3の爪部3aに当接する。そして爪部3aの上面
側はテーパー面とされているため、ディスク18が下降
することで、チャックフィン3がチャックベース4に嵌
入する方向に押しつけられ、図15(b)のようにな
る。即ちチャックフィン3はコイルスプリング5の付勢
に逆らって移動される。その後、さらにディスク18が
下降し、ターンテーブル2に接する状態になると、チャ
ックフィン3はセンターホールから抜けることになるた
め、図15(c)のようにコイルスプリング5の付勢に
より突出した状態となる。この状態で、ディスク18は
ターンテーブル2上に配置された状態となり、その上面
部がチャックフィン3によって係止されることで固定さ
れ、ターンテーブル2の回転に応じて回転されるように
なる。
【0006】一方、アンチャッキングの際には、図15
(c)の状態からディスク18が持ち上げられる。爪部
3aの下面側もテーパー面とされているため、ディスク
18が持ち上げられると、センターホールの内壁により
チャックフィン3がチャックベース4に嵌入する方向に
押しつけられ、図15(b)のようになる。即ちチャッ
クフィン3はコイルスプリング5の付勢に逆らって移動
される。その後、さらにディスク18が持ち上げられる
と、図15(a)のようになり、アンチャッキングが完
了する。チャックフィン3はセンターホールから抜ける
ことになるため、コイルスプリング5の付勢によりチャ
ックベース4から突出した状態となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来のチ
ャッキング機構では、次のような問題がある。上述のよ
うにチャックフィン3はコイルスプリング5によって付
勢されるとともに、突出/嵌入方向に移動可能とされ
る。このため、チャックベース内におけるフィン配置部
4aはコイルスプリング5が収納可能なサイズとしなけ
ればならない。即ち、少なくともコイルスプリング5の
直径に相当する高さサイズの空間を形成しなければなら
ない。このため図14に示すようにチャックベース4の
高さサイズT1は、コイルスプリング5の直径を考慮し
て設定しなければならず、チャックベース4の高さサイ
ズを低くすることによるチャッキング機構の薄型化は困
難となっている。そしてこれは、ディスクドライブ装置
の小型化、薄型化を困難とする要因となる。
【0008】また、製造時にはチャックベース4内にコ
イルスプリング5を配置させる工程が必要になる。コイ
ルスプリング5を組み込むことは、或る程度のこつや熟
練が必要とされる。このため簡易な工程とはならず、組
み込みの手間やそれによるコストアップが生じる。さら
に同様の理由で自動化が難しく、大量生産を困難にして
いる。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような問題
点に鑑みて、チャッキング機構の薄型化、製造の簡易化
を実現することを目的とする。
【0010】このために本発明のディスクドライブ装置
は、そのチャッキング機構として、ターンテーブル上に
おいてその回転軸と同軸上に設けられ、ディスクのセン
ターホールに嵌入可能なサイズ及び形状として例えばセ
ンターホールの内径より小径とされる略円筒形状とされ
るチャックベースと、チャックベースの例えば周面か
ら、突出方向/嵌入方向に所要範囲内で移動可能とされ
るチャックフィンと、チャックフィンを突出方向に付勢
することで、チャックベースにはめ込まれたディスクを
チャックフィンにより係止させることができるととも
に、チャックフィンが押された時に収縮することにより
チャックフィンを嵌入方向に移動させ、チャックベース
に対するディスクのはめ込み及び取り外しを可能とする
例えばゴムスプリングなどの非金属弾性部材とを設け
る。即ち従来のコイルスプリングによる機能が非金属弾
性部材により実行されるようにするとともに、非金属弾
性部材を用いることで、チャッキング機構の薄型化、製
造の簡易化を実現する。
【0011】またチャックフィンはチャックベース内に
複数個備えられるとともに、各チャックフィンに対して
個別に非金属弾性部材が設けられるようにする。或い
は、非金属弾性部材は、複数個の各チャックフィンのそ
れぞれに対する付勢部位を有する一つの部材として形成
されるようにする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
のディスクドライブ装置におけるチャッキング機構を図
1〜図4で、また第2の実施の形態におけるチャッキン
グ機構を図5〜図8で説明するが、まず第1、第2の実
施の形態に共通するディスクドライブ装置のドライブ機
構を図9〜図11で説明する。
【0013】図9(a)(b)はディスクドライブ装置
におけるディスクトレイ部分が閉じた状態及び開けられ
た状態の斜視図である。ディスクドライブ装置筐体内に
配されるディスクトレイ部分は図9(a)(b)のよう
に、ケース16からトレイ15が引き出される形態とな
る。即ち通常は図9(a)の状態でイジェクトボタン1
7が配された前面パネル部分のみがディスクドライブ装
置の筐体前面に表出されているが、イジェクトボタン1
7が押されることで、図9(b)のようにトレイ15が
引き出され、ユーザーはこのトレイ15上にディスクを
配置させることができる。
【0014】トレイ15の下部には図10、図11で説
明する駆動部14が取り付けられており、図9(b)の
ようにトレイ15の上面側には、ターンテーブル2、チ
ャックフィン3が3ヶ所に配設されたチャックベース
4、ピックアップ9が表出している。ユーザーはディス
クのセンターホールがチャックベース4に嵌め込まれる
ようにディスクをセットすることになるが、このときチ
ャックフィン3によってディスクが係止され、ターンテ
ーブル2上で固定される。
【0015】図10は駆動部14の平面図、正面図、右
側面図、左側面図、背面図を示し、また図11は駆動部
14の斜視図を示している。各図からわかるように、タ
ーンテーブル2とは同軸上にチャックベース4が取り付
けられており、さらにそのターンテーブル2の回転軸は
スピンドルモータ1の回転軸と共通とされている。即ち
スピンドルモータ1が回転することで、ターンテーブル
2が回転され、チャックベース4にチャッキングされて
いるディスクが回転される。
【0016】回転されたディスクに対しては、ピックア
ップ9からのレーザ光が照射され、情報の記録/再生/
消去等が行われる。ピックアップ9はその両端の受部が
ピックアップガイド軸10、ピックアップサブガイド軸
11に係止されることでディスクの半径方向に移動可能
な状態で保持されている。そしてその状態でピックアッ
プ9に形成されたラックギア8がスレッドギア7と係合
している。スレッドギア7はスレッドモータ6が回転す
ることで回転され、その回転力をラックギア8に伝え
る。これによりピックアップ9はピックアップガイド軸
10及びピックアップサブガイド軸11に沿って所定範
囲移動可能とされる。
【0017】これらの各機構はシャーシ12に取り付け
られており、このシャーシ12はインシュレータ13を
介してトレイ15に取り付けられている。
【0018】このようなドライブ機構を有するディスク
ドライブ装置として、そのチャッキング機構に特徴を有
する第1の実施の形態を図1〜図4で説明する。
【0019】上述したように、スピンドルモータ1、タ
ーンテーブル2、チャックベース4は同一の回転軸に取
り付けられることになるが、その状態は図4(d)に示
される。そして略円筒形状のチャックベース4には、そ
の周面から突出/嵌入自在とされた爪状のチャックフィ
ン3が装着されており、このチャックフィン3は、一部
断面図として示すようにチャックベース4の内部に配さ
れたゴムスプリング19によって突出方向に付勢されて
いる。
【0020】図1にチャックベース4の平面図、側面
図、B−B断面図、底面図を示す。これらの図からわか
るようにチャックベース4には3ヶ所のフィン配置部4
cが形成される。また図2(a)にはチャックフィン3
の6面図、図2(b)にはゴムスプリングの側面図及び
正面図を示している。図2(a)からわかるようにチャ
ックフィン3は、先端に爪部3aが形成されるととも
に、その反対側となる後端は平面とされ、ここがゴムス
プリング当接部3cとされる。また図2(b)のように
ゴムスプリング19は非金属弾性部材として、長方体形
状のゴム材により形成されている。
【0021】チャックベース4にチャックフィン3、ゴ
ムスプリング19を取り付けた状態の平面図、側面図、
B−B断面図、底面図は図3のようになる。即ちチャッ
クベース4における各フィン配置部4c内において、チ
ャックフィン3及びゴムスプリング19が配置され、ゴ
ムスプリング19がチャックフィン3のゴムスプリング
当接部3cに当接された状態となっている。そしてゴム
スプリング19によって付勢されることで、フィン配置
部4cから連続する円周面部分からはチャックフィン3
の爪部3aが突出した状態となる。またゴムスプリング
19により付勢されているため、爪部3aが嵌入する方
向に押圧された場合は、ゴムスプリング19が収縮し、
爪部3aが円周面内部に向かって引っ込むようにチャッ
クフィン3が移動される。
【0022】このようにチャックベース4内にチャック
フィン3及びゴムスプリング19が配されることで、図
4(a)(b)(c)に示すようにチャッキング及びア
ンチャッキングが行われる。まずディスク18が装着さ
れる際には、図4(a)のようにチャックベース4の上
方からディスク18が押し当てられる。このときチャッ
クベース4の径はディスク18のセンターホールの内径
より小さいが、チャックフィン3が突出しているため、
ディスク18のセンターホールのエッジがチャックフィ
ン3の爪部3aに当接する。そして爪部3aの上面側は
テーパー面とされているため、ディスク18が下降する
ことで、チャックフィン3がチャックベース4に嵌入す
る方向に押しつけられ、図4(b)のようになる。即ち
チャックフィン3はゴムスプリング19を収縮させ、そ
の付勢に逆らった方向に移動される。その後、さらにデ
ィスク18が下降し、ターンテーブル2に接する状態に
なると、チャックフィン3はセンターホールから抜ける
ことになるため、図4(c)のようにゴムスプリング1
9の付勢により爪部3aが突出した状態となる。この状
態で、ディスク18はターンテーブル2上でチャッキン
グ完了状態となる。つまり、ディスク18の上面部がチ
ャックフィン3によって係止されることで固定され、タ
ーンテーブル2の回転に応じて回転される。
【0023】一方、アンチャッキングの際には、図4
(c)の状態からディスク18が持ち上げられる。そし
て爪部3aの下面側もテーパー面とされているため、デ
ィスク18が持ち上げられると、センターホールの内壁
によりチャックフィン3がチャックベース4に嵌入する
方向に押しつけられ、図4(b)のようになる。即ちチ
ャックフィン3はゴムスプリング19の付勢に逆らって
移動される。その後、さらにディスク18が持ち上げら
れると、図4(a)のようになり、アンチャッキングが
完了する。チャックフィン3はセンターホールから抜け
ることになるため、ゴムスプリング19の付勢によりチ
ャックベース4から突出した状態となる。
【0024】以上のように本例のチャッキング機構は従
来のチャッキング機構と同様の動作でスムースなチャッ
キング、アンチャッキングを実行できる。そしてその上
で、チャックベース4内におけるフィン配置部4cはゴ
ムスプリング19が収納可能なように高さサイズが設定
されればよいものとなるため、図3に示すようにチャッ
クベース4の高さサイズT2は、従来のサイズT1(図
14参照)よりもかなり小さくでき、これによるチャッ
キング機構の薄型化が実現される。もちろんこれは、デ
ィスクドライブ装置の小型化、薄型化に貢献できる。
【0025】また、製造時にはチャックベース4内にゴ
ムスプリング19を配置させる工程が必要になるが、ゴ
ムスプリング19はピンセットでつかみやすいなどコイ
ルスプリングに比べて取り扱いがきわめて容易となる。
従ってゴムスプリング19を組み込む際には、さほどの
熟練やこつは必要ではなく、このため組込工程は簡易な
ものとすることができる。さらに、組込が簡易となれ
ば、それは自動化が容易となることも意味し、自動化に
よる大量生産性、製造効率の向上を実現できる。
【0026】次に、同じくチャッキング機構に特徴を有
する第2の実施の形態を図5〜図8で説明する。
【0027】上述したように同一の回転軸に取り付けら
れるスピンドルモータ1、ターンテーブル2、チャック
ベース4の状態は図8(d)に示される。この場合も、
略円筒形状のチャックベース4には、その周面から突出
/嵌入自在とされた爪状のチャックフィン3が装着され
ており、このチャックフィン3は、一部断面図として示
すようにチャックベース4の内部に配されたゴムスプリ
ング19によって突出方向に付勢されている。
【0028】この第2の実施の形態は、第1の実施の形
態と比べて、ゴムスプリング19が3つのチャックフィ
ン3に対して1つの部材として形成されることが異なる
ものである。図6(a)にはチャックフィン3の6面
図、図6(b)にはゴムスプリングの平面図及びD−D
断面図を示している。図6(a)に示すチャックフィン
3は、図2(a)の例と同様とされ、先端に爪部3aが
形成されるとともに、その反対側となる後端は平面とさ
れ、ここがゴムスプリング当接部3cとされる。一方、
図6(b)に示すように、ゴムスプリング19は、3つ
のチャックフィン3のゴムスプリング当接部3cにそれ
ぞれ当接することになる3つの付勢部19aが、リング
部19bから突出される形状となった1つのゴム材とさ
れている。
【0029】図5にはチャックベース4の平面図、側面
図、C−C断面図、底面図を示すが、これらの図からわ
かるようにチャックベース4には3ヶ所のフィン配置部
4dが形成され、フィン配置部4dはチャックフィン3
及びゴムスプリング19の付勢部19aが収納可能なサ
イズとされているとともに、ゴムスプリング19のリン
グ部19を収納するスペースとしてのリング配置部4e
が設けられている。
【0030】チャックベース4にチャックフィン3、ゴ
ムスプリング19を取り付けた状態の平面図、側面図、
C−C断面図、底面図は図7のようになる。即ちチャッ
クベース4におけるリング配置部4eにはゴムスプリン
グ19のリング部19bが収納された状態となってお
り、その状態でリング部19bから突出する各付勢部1
9aが、各フィン配置部4c内に配される状態となる。
そして各フィン配置部4c内において、チャックフィン
3が配置され、チャックフィン3のゴムスプリング当接
部3cに付勢部19aが当接された状態となっている。
ゴムスプリング19の付勢部19aによって付勢される
ことで、フィン配置部4cから連続する円周面部分から
はチャックフィン3の爪部3aが突出した状態となる。
また、爪部3aが嵌入する方向に押圧された場合は、付
勢部19aが収縮し、爪部3aが円周面内部に向かって
引っ込むようにチャックフィン3が移動される。
【0031】このようにチャックベース4内にチャック
フィン3及びゴムスプリング19が配されることで、図
8(a)(b)(c)に示すようにチャッキング及びア
ンチャッキングが行われる。ディスク18が装着される
際には、図8(a)のようにチャックベース4の上方か
らディスク18が押し当てられる。このときディスク1
8のセンターホールのエッジがチャックフィン3の爪部
3aに当接する。そして爪部3aの上面側はテーパー面
とされているため、ディスク18が下降することで、チ
ャックフィン3がチャックベース4に嵌入する方向に押
しつけられ、図8(b)のようになる。即ちチャックフ
ィン3は付勢部19aを収縮させてゴムスプリング19
の付勢に逆らった方向に移動される。その後、さらにデ
ィスク18が下降し、ターンテーブル2に接する状態に
なると、チャックフィン3はセンターホールから抜ける
ことになるため、図8(c)のように付勢部19aの付
勢により爪部3aが突出した状態となる。この状態で、
ディスク18はその上面部がチャックフィン3によって
係止され、ターンテーブル2上でチャッキング完了状態
となる。
【0032】一方、アンチャッキングの際には、図8
(c)の状態からディスク18が持ち上げられる。そし
て爪部3aの下面側もテーパー面とされているため、デ
ィスク18が持ち上げられると、センターホールの内壁
によりチャックフィン3がチャックベース4に嵌入する
方向に押しつけられ、図8(b)のようになる。即ちチ
ャックフィン3は付勢部19aの付勢に逆らって移動さ
れる。その後、さらにディスク18が持ち上げられる
と、図8(a)のようになり、アンチャッキングが完了
する。チャックフィン3はセンターホールから抜けるこ
とになるため、付勢部19aの付勢によりチャックベー
ス4から突出した状態となる。
【0033】以上のように本例のチャッキング機構も、
従来のチャッキング機構と同様の動作でスムースなチャ
ッキング、アンチャッキングを実行できる。そして第1
の実施の形態の場合と同様に、チャックベース4内にお
けるフィン配置部4cはゴムスプリング19が収納可能
なように高さサイズが設定されればよいものとなるた
め、図7に示すようにチャックベース4の高さサイズT
2は、従来のサイズT1(図14参照)よりもかなり小
さくでき、これによるチャッキング機構の薄型化が実現
される。これはディスクドライブ装置の小型化、薄型化
を可能とする。
【0034】さらにこの場合は、製造時にはチャックベ
ース4内にゴムスプリング19を配置させる工程が一層
簡易なものとなる。即ち、第1の実施の形態の例の場合
は3つのゴムスプリング19をそれぞれセッとしていか
なければならないが、この第2の実施の形態の場合は、
3つのチャックフィン3に対応するゴムスプリングが1
つの部材とされていることや、リング部19bを有し
て、部品として扱いやすいサイズとなっていることか
ら、チャックベース4内にゴムスプリング19を組み込
む作業は非常に容易となる。さらに作業時間も短縮化さ
れる。もちろん組込の自動化も一層容易であり、及びそ
れによる大量生産性、製造効率の向上を実現できる。
【0035】以上実施の形態を説明してきたが、本発明
の変形例や適用されるディスクドライブ装置は多様に考
えられる。本発明が適用できるディスクドライブ装置と
しては、例えばCDプレーヤ、CD−ROMドライブ、
DVDプレーヤ、DVD−ROMドライブ、DAV−R
AMドライブ、DVD−RWドライブ、CD−Rドライ
ブ、CD−RWドライブ、MDドライブ、MOドライ
ブ、ハードディスクドライブ、レーザディスクプレーヤ
など、各種のディスクドライブ装置となる。
【0036】またチャックフィンの数、配置間隔、形
状、材質、製法は多様に考えられることはいうまでもな
い。もちろんチャックフィンの先端の爪部の形状なども
多様に考えられる。同じくチャックベースのサイズ及び
形状は、ディスクのセンターホールに嵌入できるものと
されればよく、上記した略円筒形状の他、略三角柱形
状、略四角柱形状、略多角柱形状など、多様に考えられ
る。もちろん材質や製法も多様である。
【0037】また、上記例では非金属弾性部材としてゴ
ムスプリングを用いるものとしているが、ゴム以外の弾
性材料によって形成された、上記図2(b)、図6
(b)のような形状の部材を用いることも考えられる。
例えばエラストマやスポンジなど多様な材料が考えられ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、チャック
ベースから突出方向/嵌入方向に所要範囲内で移動可能
とされるチャックフィンはゴムスプリングなどの非金属
弾性部材によって付勢されるようにしているため、スム
ースなディスクチャッキング、ディスクアンチャッキン
グを実行できる構造とされる上で、チャックベース内に
おける付勢部材の収納のためのスペースを小さくでき、
チャッキング機構の薄型化、ひいてはディスクドライブ
装置の小型化、薄型化が可能になるという効果がある。
【0039】さらに部品としての取り扱いの容易な非金
属弾性部材を用いることから、その組込作業は簡易なも
のとなり、作業時間の短縮、効率向上を実現できる。さ
らには組込作業の自動化も容易となることから、それに
よる大量生産性、製造効率の向上も実現できる。また非
金属弾性部材を、複数個の各チャックフィンのそれぞれ
に対する付勢部位を有する一つの部材として形成される
ようにすることで、部品としての取り扱いはより容易に
なり、作業性、生産性は大幅に向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のチャックベースの
平面図、側面図、B−B断面図、底面図である。
【図2】第1の実施の形態のチャックフィンの6面図及
びゴムスプリングの側面図、正面図である。
【図3】第1の実施の形態のチャッキング機構の平面
図、側面図、B−B断面図、底面図である。
【図4】第1の実施の形態のチャッキング機構のチャッ
キング動作の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態のチャックベースの
平面図、側面図、C−C断面図、底面図である。
【図6】第2の実施の形態のチャックフィンの6面図及
びゴムスプリングの平面図、D−D断面図である。
【図7】第2の実施の形態のチャッキング機構の平面
図、側面図、C−C断面図、底面図である。
【図8】第2の実施の形態のチャッキング機構のチャッ
キング動作の説明図である。
【図9】実施の形態のドライブ機構の斜視図である。
【図10】実施の形態の駆動部の平面図、正面図、右側
面図、左側面図、背面図である。
【図11】実施の形態の駆動部の斜視図である。
【図12】従来のチャックベースの平面図、側面図、A
−A断面図、底面図である。
【図13】従来のチャックフィンの6面図及びコイルス
プリングの側面図である。
【図14】従来のチャッキング機構の平面図、側面図、
A−A断面図、底面図である。
【図15】従来のチャッキング機構のチャッキング動作
の説明図である。
【符号の説明】
1 スピンドルモータ、2 ターンテーブル、3 チャ
ックフィン、4 チャックベース、19 ゴムスプリン
グ、19a 付勢部、19b リング部
【手続補正書】
【提出日】平成10年8月25日(1998.8.2
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】図5にはチャックベース4の平面図、側面
図、C−C断面図、底面図を示すが、これらの図からわ
かるようにチャックベース4には3ヶ所のフィン配置部
4dが形成され、フィン配置部4dはチャックフィン3
及びゴムスプリング19の付勢部19aが収納可能なサ
イズとされているとともに、ゴムスプリング19のリン
グ部19bを収納するスペースとしてのリング配置部4
eが設けられている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】チャックベース4にチャックフィン3、ゴ
ムスプリング19を取り付けた状態の平面図、側面図、
C−C断面図、底面図は図7のようになる。即ちチャッ
クベース4におけるリング配置部4eにはゴムスプリン
グ19のリング部19bが収納された状態となってお
り、その状態でリング部19bから突出する各付勢部1
9aが、各フィン配置部4d内に配される状態となる。
そして各フィン配置部4d内において、チャックフィン
3が配置され、チャックフィン3のゴムスプリング当接
部3cに付勢部19aが当接された状態となっている。
ゴムスプリング19の付勢部19aによって付勢される
ことで、フィン配置部4dから連続する円周面部分から
はチャックフィン3の爪部3aが突出した状態となる。
また、爪部3aが嵌入する方向に押圧された場合は、付
勢部19aが収縮し、爪部3aが円周面内部に向かって
引っ込むようにチャックフィン3が移動される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドルモータにより回転されるター
    ンテーブルと、 前記ターンテーブル上においてその回転軸と同軸上に設
    けられ、ディスクのセンターホールに嵌入できるサイズ
    及び形状とされるチャックベースと、 前記チャックベースから、突出方向/嵌入方向に所要範
    囲内で移動可能とされるチャックフィンと、 前記チャックフィンを前記突出方向に付勢することで、
    前記チャックベースにはめ込まれたディスクを前記チャ
    ックフィンにより係止させることができるとともに、前
    記チャックフィンが押された際には前記チャックフィン
    を前記嵌入方向に移動させるようにする非金属弾性部材
    と、 から成るチャッキング機構を有していることを特徴とす
    るディスクドライブ装置。
  2. 【請求項2】 前記チャックフィンは前記チャックベー
    ス内に複数個備えられるとともに、前記各チャックフィ
    ンに対して個別に前記非金属弾性部材が設けられること
    を特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  3. 【請求項3】 前記チャックフィンは前記チャックベー
    ス内に複数個備えられるとともに、前記非金属弾性部材
    は、各チャックフィンのそれぞれに対する付勢部位を有
    する一つの部材として形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載のディスクドライブ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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