JP2001143345A - ディスククランパー - Google Patents

ディスククランパー

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JP2001143345A
JP2001143345A JP31940699A JP31940699A JP2001143345A JP 2001143345 A JP2001143345 A JP 2001143345A JP 31940699 A JP31940699 A JP 31940699A JP 31940699 A JP31940699 A JP 31940699A JP 2001143345 A JP2001143345 A JP 2001143345A
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JP
Japan
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clamper
main body
disk
magnet member
turntable
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JP31940699A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kojima
伸一 小島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 クランパ本体にマグネット部材を装着する作
業を効率良く行い、しかも、マグネット部材をクランパ
本体から取り外す際に部品の破損や劣化が生ずるのを防
止することを可能として、マグネット部材の着脱が簡単
で破損しにくい構造のディスククランパーを提供する。 【解決手段】 ディスククランパー100を、CDと接
するクランパ本体110と、該クランパ本体110の一
部に形成された部品収容部110aに収容されるマグネ
ット部材120とから構成し、マグネット部材20を該
部品収容部110aに収容された状態で回転させること
により、クランパ本体110aの係合部とマグネット部
材20の係合部とを係合させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディスククランパー
に関し、複数の部品からなるディスククランパーを、そ
の組み立て及び分解を簡単なものとするための構造に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のディスククランパーを説明
するための図であり、図6(a)は該ディスククランパー
の上面を示す上面図、図6(b)はそのVIb−VIb線
断面図、図6(c)は上記ディスククランパーの下面を示
す下面図である。
【0003】このディスククランパー200は、CD
(コンパクトディスク)プレーヤ等のCD機器のターン
テーブル(図示せず)上に載置されたCDを固定するも
のである。上記ディスククランパー200は、3つの部
品,つまり、環状プラスチック板からなるクランパ本体
10と、該クランパ本体10の上面の中央部に形成され
た部品収容部10dに収容される環状マグネット部材2
0と、該マグネット部材20をクランパ本体10に固定
するためのプラスチック製の円形固定板30とから構成
されている。
【0004】以下、ディスククランパーの各部品につい
て詳しく説明する。図7はクランパ本体の構造を示す図
であり、図7(a)は上記クランパ本体の上面を示す上面
図,図7(b)はそのVIIb−VIIb線断面図,図7
(c)は上記クランパ本体の下面を示す下面図である。図
9(a)及び図9(b)はそれぞれ、上記環状マグネット部材
20を示す平面図及びそのIXb−IXb線断面図であ
る。
【0005】上記クランパ本体10には、その中央の円
形開口10cの周縁に沿って3つの切り込み部10bが
等間隔で形成されており、また、上記クランパ本体10
の上面には、上記開口10cの周縁に沿って、上記環状
マグネット部材20の厚さ程度の高さを有する環状壁部
10aが形成されている。さらに、上記クランパ本体1
0の開口周縁部の、隣接する切り込み部10b間の部分
には、上記開口10cの内側に迫り出すようつば部分1
0c1が形成されている。
【0006】そして、上記クランパ本体10は、その環
状壁部10aにより囲まれた部分が部品収容部10dと
なっており、この部分に上記環状マグネット部材20が
収容されるようになっている。
【0007】図8は上記円形固定板30の構造を示す図
であり、図8(a)は上記円形固定板の上面を示す上面
図、図8(b)はそのVIIIb−VIIIb線断面図、
図8(c)は上記円形固定板の下面を示す下面図である。
上記円形固定板30の下面上には、該固定板の外周に沿
って等間隔で3つの開口30bが形成されており、上記
固定板下面上の、該隣接する開口30b間の部分には、
上記円形固定板30を上記クランパ本体10に装着した
ときクランパ本体10の環状壁部10aの外周面にその
内周面が接するよう、上記環状壁部10aの高さと同じ
程度の高さを有する湾曲壁30dが形成されている。さ
らに、上記円形固定板30の下面の隣接する湾曲壁30
d間の部分には、上記クランパ本体10の環状壁部10
aの下部と係合する係合爪30cが形成されている。
【0008】また、上記円形固定板30には、開口30
bの内周面の一部から開口内側へ突出するよう形成され
た押圧片30aが形成されており、該押圧片30aの下
面には、上記マグネット部材20を収容したクランパ本
体10に上記円形固定板30を装着したとき該マグネッ
ト部材20の上面と当接する当接突起30a1が形成さ
れている。
【0009】また、上記円形固定板30の下面上には、
上記湾曲壁30dの高さと同じ高さを有し、上記マグネ
ット部材20を収容したクランパ本体10に上記円形固
定板30を装着したとき上記マグネット部材20の円形
貫通孔20a内に嵌合する円柱嵌合部30eが形成され
ている。この円柱嵌合部30の下面の中央部には、他の
部品の係合孔と係合する係合突起30eが形成されてい
る。この係合突起30eは、上記ディスククランパーを
ターンテーブル上に配置したとき、該ターンテーブルの
上面に形成された係合孔と係合して、ターンテーブルの
回転中心に対してディスククランパーの回転中心が一致
するよう、ディスククランパーを位置決めするためのも
のである。
【0010】上記のような3つの部品からなるディスク
クランパーは、図10に示すようにして組み立てる。ま
ず、上記クランパ本体10の上面の環状壁部10aによ
り囲まれた部品収容部10dに、上記マグネット部材2
0を嵌め込み、その後、上記円形固定板30を、上記ク
ランパ本体10の環状壁部10aに被せて、上記クラン
パ本体10に装着する。
【0011】上記円形固定板30をクランパ本体10に
装着した状態では、上記円形固定板30の円柱嵌合部3
0eは、上記マグネット部材20の円形貫通孔20a内
に嵌入され、上記クランパ本体10の環状壁部10aの
下端面10a1に、上記円形固定板30の係合爪30c
の先端部の係合面30c1が当接している。
【0012】このように組み立てられたディスククラン
パー200は、図11に示すように、CD機器(図示せ
ず)の蓋部材6に、該蓋部材の開閉時に該蓋部材から外
れないようかつ蓋部材6を閉じた状態では蓋部材とディ
スククランパー200との間に所定のスペースが形成さ
れるよう、取り付けられる。なお、図中6aは、上記蓋
部材6の下面に形成された部品支持部材であり、該部品
支持部材6aは、該蓋部材6の開閉時や蓋部材を開いた
状態で、上記ディスククランパー200をこれが蓋部材
6から外れないよう支持するものである。また、4はC
D機器のターンテーブルで、少なくともその中央部分
が、上記マグネット部材20と引き合うような構造とな
っている。4aは、上記ターンテーブルを回転させるモ
ータである。
【0013】また、図11に示すように、CD機器のタ
ーンテーブル4上にCD5を載置した状態で、上記ディ
スククランパー200が取り付けられた蓋部材6を閉じ
ると、上記ディスククランパー200は、そのマグネッ
ト部材20とターンテーブル4との間に発生する引力に
より上記CD5をターンテーブル4側に押圧することと
なり、上記ディスククランパー200により上記CD5
がターンテーブル4に対して固定されることとなる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のディ
スククランパー200は、3つの部品,つまりクランパ
本体10,マグネット部材20,及び円形固定板30を
組み立てて得られる構造となっているため、その組み立
て作業,つまりマグネット部材20をクランパ本体10
に取り付ける作業の効率は望ましいものではないという
問題がある。
【0015】また、マグネット部材20の取り外しの際
には、円形固定板30をクランパ本体10から外さなけ
ればならず、このため、円形固定板30の係合爪30c
が折れたり、係合爪30cの付け根の部分が白化したり
して、円形固定板30の再使用が不可能となるといった
問題もあった。
【0016】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、クランパ本体にマグネット部材
を装着する作業を効率良く行うことができる、ディスク
クランパーを得ることを目的とする。
【0017】さらに、本発明は、マグネット部材をクラ
ンパ本体から取り外す際に部品の破損や劣化が生ずるの
を防止することができる、マグネット部材の着脱が簡単
で、破損しにくい構造のディスククランパーを得ること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
係るディスククランパーは、情報記録媒体としてのディ
スク状部材を情報記録再生機器のターンテーブルに固定
するためのディスククランパーであって、部品を収容す
る部品収容部、及びディスク状部材と接触するディスク
接触面を有するクランパ本体と、上記クランパ本体の部
品収容部に着脱可能に収容されたマグネット部材とを有
し、上記マグネット部材を装着したクランパ本体が上記
ターンテーブル上のディスク部材上に配置されたとき、
上記ターンテーブルとマグネット部材との間で発生する
引力により、上記クランパ本体のディスク接触面が上記
ターンテーブル上のディスク状部材を押圧するよう構成
したものである。
【0019】この発明(請求項2)は、請求項1記載の
ディスククランパーにおいて、上記クランパ本体を、環
状平板からなる基部と、上記基部の表面上にその中央開
口に沿って形成された周壁部と、該周壁部上に上記中央
開口に対向するよう形成された上面壁とを有し、上記基
部の中央開口,周壁部,及び上面壁により上記部品収容
部が形成され、上記基部の内周面の一部には、上記中央
開口内に迫り出すよう、マグネット部材の一部と係合す
る迫出し係合部が形成された構造とし、上記マグネット
部材を、その外周面の一部から突出するよう形成され、
上記基部の迫り出し係合部と係合可能な突出係合部を有
し、上記クランパ本体の部品収容部に上記マグネット部
材を収容した状態で、マグネット部材をその突出係合部
がクランパ本体の基部の迫出し係合部と係合するよう回
転させてクランパ本体に装着する構成としたものであ
る。
【0020】この発明(請求項3)は、請求項2記載の
ディスククランパーにおいて、上記マグネット部材を、
環状形状を有し、その中央貫通穴の内面には対向するよ
う2つの溝部が形成された構造とし、上記クランパ本体
を、その上面壁の内面中央部分に形成され、上記環状マ
グネット部材の中央貫通穴と嵌合する円柱状嵌合部を有
する構造とし、上記マグネット部材をクランパ本体の部
品収容部に収容した状態では、上記マグネット部材の中
央貫通穴とクランパ本体の円柱状嵌合部との間に上記2
つの溝部により、マグネット部材を回転させるための工
具を装着可能なスペースが形成されるよう構成したもの
である。
【0021】この発明(請求項4)は請求項3記載のデ
ィスククランパーにおいて、上記クランパ本体の上面壁
内面に形成された円柱状嵌合部を、その先端部に上記ク
ランパ本体の回転中心と一致するよう形成された位置決
め突起を有する構成とし、上記クランパ本体が上記ター
ンテーブル上に配置されたとき、該ターンテーブルの回
転中心に形成された係合穴に上記クランパ本体の位置決
め突起が係合して、クランパ本体の回転中心がターンテ
ーブルの回転中心と一致するよう構成したものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるディ
スククランパーを説明するための図であり、図1(a)
は、このディスククランパーの上面を示す上面図,図1
(b)はそのIb−Ib線断面図,図1(c)は上記ディスク
クランパーの下面を示す下面図である。
【0023】本実施の形態のディスククランパー100
は、従来のディスククランパー200と同様、CD(コ
ンパクトディスク)プレーヤ等のCD機器のターンテー
ブル(図示せず)上に載置されたCDを固定するもので
ある。
【0024】そしてこの実施の形態のディスククランパ
ー100は、2つの部品,つまり、CDと接するクラン
パ本体110と、該クランパ本体110の一部に形成さ
れた部品収容部110aに装着されるマグネット部材1
20と、から構成されている。つまり、この実施の形態
のディスククランパー100におけるクランパ本体11
0は、従来のディスククランパー200を構成するクラ
ンパ本体10と円形固定板30を一体化したものであ
り、上記ディスククランパー100におけるマグネット
部材120は、従来のディスククランパー200を構成
するマグネット部材20を、その一部がクランパ本体1
10の一部に係合可能な構造としたものである。
【0025】以下、本実施の形態のディスククランパー
を構成する各部品について詳しく説明する。図2は上記
クランパ本体の説明図であり、図2(a)は上記クランパ
本体110の上面を示す上面図,図2(b)はそのIIb
−IIb線断面図,図2(c)は上記クランパ本体の下面
を示す下面図である。図3(a)及び図3(b)はそれぞれ、
上記環状マグネット部材120を示す平面図及びそのI
IIb−IIIb線断面図である。
【0026】上記クランパ本体110は、環状板からな
り、CD5と接触する接触面110bを有する基部11
と、該基部11の表面にその中央開口の周縁に沿って該
基部と一体に形成された周壁部13と、該周壁部13上
に上記中央開口に対向するよう配置され、該周壁部13
と一体に形成された外形円形状の上面壁12とから構成
されている。ここで、上記クランパ本体110は、プラ
スチック成形等の一体成形により形成されたものであ
る。また、上記クランパ本体110の中央開口,周壁部
13及び上面壁12により、上記環状マグネット部材1
20を収容する部品収容部110aが形成されている。
【0027】また、環状マグネット部材120は、その
外周面には3つの突出部21が等間隔で形成されてお
り、該マグネット部材120の中央開口23の内周面に
は、その厚さ方向と平行な2つの溝部22が互いに対向
するよう形成されている。
【0028】上記クランパ本体110の上面壁12に
は、第1の開口12bが3つ、第2の開口12cが3つ
形成されており、上記各第1及び第2の開口12b,1
2cは、上記周壁部13の内周面に沿って交互にかつ等
間隔で配置されている。
【0029】また、上記上面壁12には、上記第1の開
口12bの内周面の一部から開口内側へ突出するよう形
成された押圧片12aが形成されており、該押圧片12
aの下面には、上記クランパ本体110に収容されたマ
グネット部材120の上面と当接する当接突起12a1
が形成されている。
【0030】また、上記上面壁12の下面上には、上記
周壁部13の高さと同じ高さを有し、上記クランパ本体
110にマグネット部材120を収容したとき上記マグ
ネット部材120の円形開口23内に嵌合する円柱嵌合
部14が形成されている。この円柱嵌合部14の下面の
中央部には、他の部品の係合孔と係合する係合突起14
aが形成されている。この係合突起14aは、上記ディ
スククランパー100をターンテーブル上に配置したと
き、該ターンテーブルの上面に形成された係合孔と係合
して、ターンテーブルの回転中心に対してディスククラ
ンパーの回転中心が一致するようディスククランパーを
位置決めするためのものである。
【0031】また、上記クランパ本体110の基部11
には、その中央開口内面から突出し、かつ上記上面壁1
2の第2の開口12cに対向するよう、係合突出部11
aが形成されている。
【0032】次に作用効果について説明する。上記のよ
うな2つの部品からなる本実施の形態のディスククラン
パー110は、図4(a),(b)に示すようにして組み立て
る。まず、上記クランパ本体110の部品収容部110
aに上記環状マグネット部材120を、上記クランパ本
体110の基部11の係合突出部11aとマグネット部
材120の突出部21とが干渉しないよう嵌め込み(図
4(a)参照)、その後、マグネット部材120を、その
突出部21が上記基部の係合突出部11aと係合するよ
う回転させる(図4(b)参照)。
【0033】このようにマグネット部材120をクラン
パ本体110に装着した状態では、上記円柱嵌合部14
は上記マグネット部材120の中央孔21内に嵌入さ
れ、上記クランパ本体110の上面壁12における押圧
片12aの当接突起12a1が上記マグネット部材12
0の上面と当接している。これにより、上記マグネット
部材120は上記クランパ本体110の部品収容部11
0a内に保持されることとなる。
【0034】このように組み立てられたディスククラン
パー100は、図5に示すように、CD機器(図示せ
ず)の蓋部材6に、該蓋部材の開閉時に該蓋部材から外
れないようかつ蓋部材6を閉じた状態では蓋部材とディ
スククランパー100との間に所定のスペースが形成さ
れるよう取り付けられる。なお、図中6aは、上記蓋部
材6の下面に形成された部品支持部材であり、該部品支
持部材6aは、該蓋部材6の開閉時や蓋部材を開いた状
態で、上記ディスククランパー100をこれが蓋部材6
から外れないよう支持するものである。また、4はCD
機器のターンテーブルで、少なくともその中央部分が、
上記マグネット部材120と引き合うような構造となっ
ている。4aは、上記ターンテーブルを回転させるモー
タである。
【0035】図5に示すように、CD機器のターンテー
ブル4上にCD5を載置した状態で、上記ディスククラ
ンパー100が取り付けられた蓋部材6を閉じると、上
記ディスククランパー100は、そのマグネット部材1
20とターンテーブル4との間に発生する引力により上
記CD5をターンテーブル4側に押圧することとなり、
上記ディスククランパー100により上記CD5がター
ンテーブル4に対して固定されることとなる。
【0036】またこのとき、この円柱嵌合部14の下面
に形成された係合突起14aが、上記ターンテーブルの
上面に形成された係合孔(図示せず)と係合して、ター
ンテーブルの回転中心に対してディスククランパーの回
転中心が一致するようディスククランパー100が位置
決めされる。
【0037】このような構成の実施の形態では、ディス
ククランパー100を、部品を収容する部品収容部11
0a、及びCD5と接触するディスク接触面を有するク
ランパ本体110と、上記クランパ本体110の部品収
容部110aに着脱可能に収容されたマグネット部材1
20とから構成したので、ディスククランパーを構成す
る部品点数を削減するとともに、ディスククランパーの
組み立て工数を削減することができ、組立及び分解が簡
単な構造のディスククランパーを実現できる。
【0038】また、上記クランパ本体110を、上記環
状板部材からなる基部11の内周面の一部に、マグネッ
ト部材120の一部と係合する迫出し係合部(係合突出
部)11aが形成された構造とし、上記マグネット部材
120を上記基部11の係合突出部11aと係合可能な
突出係合部21を有し、上記クランパ本体の部品収容部
110aに上記マグネット部材120を収容した状態
で、マグネット部材120をその突出係合部21がクラ
ンパ本体11の基部11aの係合突出部11aと係合す
るよう回転させてクランパ本体110に装着するよう構
成したので、クランパ本体に対するマグネット部材の着
脱作業が簡単になり、しかも着脱作業時にはマグネット
部材の回転によりマグネット部材120の突出係合部2
1とクランパ本体基部の係合突出部11aとの係合,及
び係合解除が行われることとなり、着脱作業における係
合部の破損等を防止することができる。
【0039】また、上記環状マグネット部材120を、
その中央貫通穴23の内面に対向するよう2つの溝部2
2が形成された構造とし、上記クランパ本体110を、
上記環状マグネット部材120の中央貫通穴23と嵌合
する円柱状嵌合部14を有する構造とし、上記マグネッ
ト部材120をクランパ本体の部品収容部110aに収
容した状態では、上記マグネット部材の中央貫通穴21
とクランパ本体の円柱状嵌合部14との間に上記2つの
溝部22により、マグネット部材120を回転させるた
めの工具を装着可能なスペースが形成されるよう構成し
たので、マグネット部材のクランパ本体への装着作業の
際には、上記マグネット部材の中央貫通穴とクランパ本
体の円柱状嵌合部との間に形成されるスペースに工具を
差し込んで、マグネット部材を回転させることができ
る。これによりマグネット部材120の突出係合部21
とクランパ本体基部11の係合突出部11aとの係合,
及び係合解除を作業性よく行うことができる。
【0040】また、上記クランパ本体110の上面壁内
面に形成された円柱状嵌合部14を、その先端部に上記
クランパ本体の回転中心と一致するよう形成された位置
決め突起14aを有する構成とし、上記クランパ本体1
10が上記ターンテーブル4上に配置されたとき、該タ
ーンテーブル4の回転中心に形成された係合穴(図示せ
ず)に上記クランパ本体11の位置決め突起14aが係
合して、クランパ本体の回転中心がターンテーブルの回
転中心と一致するよう構成したので、ディスククランパ
ー100をターンテーブル14上に配置したときに両者
の回転中心がずれるのを回避できる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明(請求項1)によれ
ば、情報記録媒体としてのディスク状部材を情報記録再
生機器のターンテーブルに固定するためのディスククラ
ンパーを、部品を収容する部品収容部、及びディスク状
部材と接触するディスク接触面を有するクランパ本体
と、上記クランパ本体の部品収容部に着脱可能に収容さ
れたマグネット部材とから構成したので、ディスククラ
ンパーを構成する部品点数を削減するとともに、ディス
ククランパーの組み立て工数を削減することができ、組
立及び分解が簡単な構造のディスククランパーを実現で
きる。
【0042】また、この発明(請求項2)によれば、請
求項1記載のディスククランパーにおいて、上記クラン
パ本体を、上記環状板部材からなる基部の内周面の一部
に、マグネット部材の一部と係合する迫出し係合部が形
成された構造とし、上記マグネット部材を上記基部の迫
り出し係合部と係合可能な突出係合部を有し、上記クラ
ンパ本体の部品収容部に上記マグネット部材を収容した
状態で、マグネット部材をその突出係合部がクランパ本
体の基部の迫出し係合部と係合するよう回転させてクラ
ンパ本体に装着するよう構成したので、クランパ本体に
対するマグネット部材の着脱作業が簡単になり、しかも
着脱作業時にはマグネット部材の回転によりマグネット
部材の突出係合部とクランパ本体基部の迫出し係合部と
の係合,及び係合解除が行われることとなり、着脱作業
における係合部の破損等を防止することができる。
【0043】また、この発明(請求項3)によれば、請
求項2記載のディスククランパーにおいて、環状マグネ
ット部材を、その中央貫通穴の内面に対向するよう2つ
の溝部が形成された構造とし、上記クランパ本体を、上
記環状マグネット部材の中央貫通穴と嵌合する円柱状嵌
合部を有する構造とし、上記マグネット部材をクランパ
本体の部品収容部に収容した状態では、上記マグネット
部材の中央貫通穴とクランパ本体の円柱状嵌合部との間
に上記2つの溝部により、マグネット部材を回転させる
ための工具を装着可能なスペースが形成されるよう構成
したので、マグネット部材のクランパ本体への装着作業
の際には、上記マグネット部材の中央貫通穴とクランパ
本体の円柱状嵌合部との間に形成されるスペースに工具
を差し込んで、マグネット部材を回転させることがで
き、マグネット部材の突出係合部とクランパ本体基部の
迫出し係合部との係合,及び係合解除を作業性よく行う
ことができる。
【0044】また、この発明(請求項4)によれば、請
求項3記載のディスククランパーにおいて、上記クラン
パ本体の上面壁内面に形成された円柱状嵌合部を、その
先端部に上記クランパ本体の回転中心と一致するよう形
成された位置決め突起を有する構成とし、上記クランパ
本体が上記ターンテーブル上に配置されたとき、該ター
ンテーブルの回転中心に形成された係合穴に上記クラン
パ本体の位置決め突起が係合して、クランパ本体の回転
中心がターンテーブルの回転中心と一致するよう構成し
たので、ディスククランパーをターンテーブル上に配置
したときに両者の回転中心がずれるのを回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態によるディスククランパ
ーを説明するための上面図(図(a)),そのIb−Ib
線断面図(図(b)),及び下面図(図(c))である。
【図2】上記ディスククランパーを構成するクランパ本
体を説明するための上面図(図(a)),そのIIb−I
Ib線断面図(図(b)),下面図(図(c))である。
【図3】上記ディスククランパーを構成する環状マグネ
ット部材120を示す平面図図(図(a))及びそのII
Ib−IIIb線断面図(図(b))である。
【図4】本実施の形態のディスククランパー110を組
み立てる方法を説明するための図であり、嵌め込み作業
(図(a)),係合作業(図(b))を示している。
【図5】本実施の形態のディスククランパーによりCD
がターンテーブル上に固定された様子を示す断面図であ
る。
【図6】従来のディスククランパーを説明するための上
面図(図(a)),そのVIb−VIb線断面図(図
(b)),下面図(図(c))である。
【図7】図7は、従来のディスククランパーを構成する
クランパ本体を説明するための上面図(図(a)),その
VIIb−VIIb線断面図(図(b)),下面図(図
(c))である。
【図8】従来のディスククランパーを構成する円形固定
板を説明するための上面図(図(a)),そのVIIIb
−VIIIb線断面図(図(b)),下面図(図(c))であ
る。
【図9】従来のディスククランパーを構成するマグネッ
ト部材体を説明するための平面図(図(a))及びそのI
Xb−IXb線断面図(図(b))である。
【図10】従来のディスククランパー110を組み立て
る方法を説明するための図である。
【図11】従来のディスククランパーによりCDがター
ンテーブル上に固定された様子を示す断面図である。
【符号の説明】
4 テーンテーブル 4a モータ 5 CD 6 蓋部材 6a 部品支持部材 11 基部 11a 係合突出部 12 上面壁 12a 突出片 12a1 突起 12b 第1の開口 12c 第2の開口 13 周壁部 14 円柱嵌合部 14a 係合突起 21 突出部 22 溝部 23 円形開口 100 ディスククランパー 110 クランパ本体 110a 部品収容部 120 マグネット部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体としてのディスク状部材を
    情報記録再生機器のターンテーブルに固定するためのデ
    ィスククランパーであって、 部品を収容する部品収容部、及びディスク状部材と接触
    するディスク接触面を有するクランパ本体と、 上記クランパ本体の部品収容部に着脱可能に収容された
    マグネット部材とを備え、 上記マグネット部材を装着したクランパ本体が上記ター
    ンテーブル上のディスク部材上に配置されたとき、上記
    ターンテーブルとマグネット部材との間で発生する引力
    により、上記クランパ本体のディスク接触面が上記ター
    ンテーブル上のディスク状部材を押圧するよう構成した
    ことを特徴とするディスククランパー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスククランパーにお
    いて、 上記クランパ本体は、 環状平板からなる基部と、 上記基部の表面上にその中央開口に沿って形成された周
    壁部と、 該周壁部上に上記中央開口に対向するよう形成された上
    面壁とを有し、 上記基部の中央開口,周壁部,及び上面壁により上記部
    品収容部が形成され、 上記基部の内周面の一部には、上記中央開口内に迫り出
    すよう、マグネット部材の一部と係合する迫出し係合部
    が形成された構造となっており、 上記マグネット部材は、その外周面の一部から突出する
    よう形成され、上記基部の迫り出し係合部と係合可能な
    突出係合部を有し、上記クランパ本体の部品収容部に上
    記マグネット部材を収容した状態で、マグネット部材を
    その突出係合部がクランパ本体の基部の迫出し係合部と
    係合するよう回転させてクランパ本体に装着する構成と
    なっていることを特徴とするディスククランパー。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のディスククランパーにお
    いて、 上記マグネット部材は、環状形状を有し、その中央貫通
    穴の内面には対向するよう2つの溝部が形成されてお
    り、 上記クランパ本体は、その上面壁の内面中央部分に形成
    され、上記環状マグネット部材の中央貫通穴と嵌合する
    円柱状嵌合部を有しており、 上記マグネット部材をクランパ本体の部品収容部に収容
    した状態では、上記マグネット部材の中央貫通穴とクラ
    ンパ本体の円柱状嵌合部との間には上記2つの溝部によ
    り、マグネット部材を回転させるための工具を装着可能
    なスペースが形成されることを特徴とするディスククラ
    ンパー。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のディスククランパーにお
    いて、 上記クランパ本体の上面壁内面に形成された円柱状嵌合
    部は、その先端部に上記クランパ本体の回転中心と一致
    するよう形成された位置決め突起を有しており、 上記クランパ本体が上記ターンテーブル上に配置された
    とき、該ターンテーブルの回転中心に形成された係合穴
    に上記クランパ本体の位置決め突起が係合して、クラン
    パ本体の回転中心がターンテーブルの回転中心と一致す
    るよう構成されていることを特徴とするディスククラン
    パー。
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