JPH09326149A - ディスク回転駆動装置 - Google Patents

ディスク回転駆動装置

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Publication number
JPH09326149A
JPH09326149A JP8237327A JP23732796A JPH09326149A JP H09326149 A JPH09326149 A JP H09326149A JP 8237327 A JP8237327 A JP 8237327A JP 23732796 A JP23732796 A JP 23732796A JP H09326149 A JPH09326149 A JP H09326149A
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JP
Japan
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disk
disc
centering member
drive device
centering
Prior art date
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Application number
JP8237327A
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English (en)
Inventor
Izumi Sakurai
泉 桜井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH09326149A publication Critical patent/JPH09326149A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の削減を図り、組立ての容易性およ
び自動化への対応と、安定したディスクの回転を実現す
る。 【解決手段】 駆動モータ1によって回転操作されるデ
ィスクテーブル3上に載置されるディスク6のセンター
穴7に係合し、ディスク6をディスクテーブル3側に押
圧付勢する弾性部材12と、ディスクテーブル3上に支
持されたディスク6の取り外し操作を行う押圧操作部2
3と、押圧操作部23が押圧操作されることにより先端
側がディスク6側に突出してディスク6をディスクテー
ブル3から離隔させる取り出し操作部26とが一体に形
成され、ディスクテーブル3と同心円状に配されると共
にディスクテーブル3の軸方向に進退する操作部材21
と、取り外し操作部26をディスクテーブル3側に没入
される方向に操作部材21を付勢する付勢手段25とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報信号が記録さ
れる光磁気ディスクや光ディスクのディスクを回転駆動
させるディスク回転駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光磁気ディスクや光ディスク等の
情報信号が記録されるディスクを記録媒体に用いるディ
スク記録及び/又は再生装置には、ディスクをディスク
テーブルに一体的に支持させ、このディスクテーブルと
共にディスクを回転操作するディスク回転駆動装置が用
いられている。
【0003】この種のディスク回転駆動装置として、図
13に示すように構成されたものが用いられている。
【0004】このディスク回転駆動装置は、スピンドル
モータ101と、このスピンドルモータ101のスピン
ドル軸102に取り付けたディスクテーブル103とを
備えている。
【0005】このディスクテーブル103は、中心部に
形成されたスピンドル軸102への取付け部となる円筒
状をなす嵌合部104とこの嵌合部104の基端側外周
囲に一体に形成された円盤状をなすテーブル部105と
から構成されている。このディスクテーブル103は、
嵌合部104をスピンドル軸102に密嵌させることに
よってスピンドル軸102と一体に回転するように取り
付けられる。
【0006】そして、ディスクテーブル103の中央部
には、このディスクテーブル103上に装着される光デ
ィスク106のセンター穴107に嵌合し、この光ディ
スク106の回転中心をディスクテーブル103の回転
中心に一致させるセンタリング部材108が配設されて
いる。このセンタリング部材108は、図13に示すよ
うに、有底の筒状に形成され、先端側に先端先細り状を
なすテーパ部109が形成されている。光ディスク10
6は、センター穴107をテーパ部109にガイドされ
てセンタリング部材108に嵌合させていくことによ
り、回転中心をディスクテーブル103の回転中心に一
致させた芯出しが図られてテーブル部105上に支持さ
れる。
【0007】また、センタリング部材108の中心部に
は、このセンタリング部材108にセンター穴107を
嵌合させてディスクテーブル103上に装着された光デ
ィスク106を取り外し操作する取り外し操作部材11
0がスピンドル軸102の軸方向に移動可能に配設され
ている。この取り外し操作部材110は、図に示すよう
に、押圧操作部となる上面板111を基板にして小径の
内筒112と大径の外筒113が同心円上に形成されて
いる。そして、取り外し操作部材110は、内筒112
をディスクテーブル103の嵌合部104に嵌合させ、
この嵌合部104にガイドされてスピンドル軸102の
軸方向に移動可能となされてセンタリング部材108内
に配設されている。このとき、取り外し操作部材110
は、上面板111側をセンタリング部材108の上面側
の中央部に設けた開口部114を介してセンタリング部
材108の上方に突出させている。また、外筒113の
自由端側には、ディスクテーブル103上に載置された
光ディスク106を押圧支持する鋼球115を押圧操作
する押圧操作片116と、ディスクテーブル103上に
支持された光ディスク106を取り外し操作する回動レ
バー117を回動操作する回動操作片118が設けられ
ている。これら押圧操作片116と回動操作片118
は、外筒113の自由端側から外周側にむかって傾斜し
て突出するように形成されている。
【0008】そして、取り外し操作部材110は、内筒
112の外周側に嵌合されるようにして、上面板111
とディスクテーブル103との間に配設された圧縮コイ
ルスプリング119によって、センタリング部材108
の上面から突出する方向の図13中矢印A方向に常時付
勢されている。
【0009】ところで、ディスクテーブル103上に載
置された光ディスク106を押圧支持する鋼球115
は、センタリング部材108内に収納されるように配設
されている。この鋼球115は、圧縮コイルスプリング
119によって図13中矢印A方向に付勢された取り外
し操作部材110の押圧操作片116により押圧され、
センタリング部材108の上面側のコーナ部に穿設され
た透孔121を介してセンタリング部材108の外方に
向かって突出される。鋼球115は、複数、例えば3個
センタリング部材108内に配設されている。これら3
個の鋼球115は、センタリング部材108の周回り方
向に等間隔で配置される。したがって、鋼球115を押
圧する押圧操作片116は、各鋼球115に対応して3
個所に設けられる。
【0010】また、回動レバー117は、センタリング
部材108内に位置してディスクテーブル103上に配
設されたホルダー122を介して回動可能に支持されて
いる。このホルダー122は、取付け基板123をディ
スクテーブル103の嵌合部104の外周囲に形成され
た凹部124内に接合させて取り付けられている。この
取付け基板123からは、センタリング部材108の上
面側に向かって回動レバー117を支持するためのレバ
ー支持片123aが突設されている。そして、回動レバ
ー117は、図13に示すように、先端側のディスク押
圧操作部125をセンタリング部材108に穿設された
透孔126を介してセンタリング部材108の外方に突
出させ、基端側の被押圧操作部127を圧縮コイルスプ
リング119によって押圧付勢された状態に有る取り外
し操作部材110の回動操作片118に対向させるよう
にして、レバー支持片123aに支軸128を介して回
動可能に取り付けられる。すなわち、回動レバー117
は、支軸128を中心にして、ディスクテーブル103
上に載置される光ディスク106の主面と直交する図1
3中矢印B方向及び矢印C方向に回動操作される。
【0011】なお、ディスクテーブル103には、この
ディスクテーブル103上に光ディスク106が装着さ
れたとき、回動レバー117のディスク押圧操作部12
5が光ディスク106を押圧しないように逃がす溝部1
29が形成されている。
【0012】さらに、ホルダー122の内周側には、回
動レバー117がディスクテーブル103上に装着され
た光ディスク106を取り外し操作するように回動操作
されたとき、被押圧操作部127を係止して回動レバー
117の回動を規制する係止爪131が立ち上がり形成
されている。
【0013】上述のように構成されたディスク回転駆動
装置に光ディスク106を装着するには、図14に示す
ように、センター穴107をセンタリング部材108の
先端側のテーパ部109に嵌合させ、次いでテーブル部
105に支持されるまで押し込む。このようにテーブル
部105に支持されるまで押し込むと、光ディスク10
6は、芯出しが図られてディスクテーブル103上に装
着される。このとき、圧縮コイルスプリング119によ
って図13中矢印A方向に押圧付勢された取り外し操作
部材110に設けた押圧操作片116により鋼球115
が押圧付勢される。これら鋼球115は、押圧操作片1
16により押圧付勢されることにより、図13に示すよ
うに、透孔121を介してセンタリング部材108の外
方に突出して、テーブル部105上に支持された光ディ
スク106のセンター穴107の周縁を押圧し、光ディ
スク106をテーブル部105上に圧接支持する。
【0014】このように、テーブル部105上に支持さ
れた光ディスク106は、複数の鋼球115によって押
圧支持されることにより、ディスクテーブル103と一
体に回転し得るように装着される。
【0015】また、ディスクテーブル103上に光ディ
スク106が装着されるとき、回動レバー117は、光
ディスク106によってディスク押圧操作部125が押
圧操作され、支軸128を中心に図14中矢印B方向に
回動操作される。そして、光ディスク106がテーブル
部105に支持されるまで押し込まれると、図13に示
すように、回動レバー117はディスク押圧操作部12
5を光ディスク106に接触させないように溝部129
内に進入させるまで回動される。このとき、回動レバー
117は、被押圧操作部127を取り外し操作部材11
0の回動操作片118に対向させた状態に置かれる。
【0016】上述のようにディスクテーブル103上に
装着された光ディスク106を取り外し操作するには、
取り外し操作部材110を圧縮コイルスプリング119
の付勢力に抗して図13中矢印D方向のディスクテーブ
ル103側に押圧操作する。取り外し操作部材110が
図13中矢印D方向に押圧操作されると、回動レバー1
17は、被押圧操作部127によって回動操作片118
が押圧操作されることにより、支軸128を中心に図1
4中矢印C方向に回動され、ディスク押圧操作部125
によって光ディスク106をテーブル部105から離間
する方向に押し上げる。このとき、押圧操作片116に
より鋼球115の押圧支持が解除され、鋼球115によ
る光ディスク106の支持が解除される。
【0017】このように鋼球115による押圧支持が解
除され、回動レバー117により押し上げ操作された光
ディスク106は、センタリング部材108の上方に移
動され、センター穴107に手指を掛けてディスクテー
ブル103から取り外し可能な状態となる。
【0018】回動レバー117は、光ディスク106を
ディスクテーブル103から取り外し可能な取り外し可
能状態に押し上げ操作したとき、図14に示すように、
被押圧操作部127が係止爪131に係合され、ディス
ク押圧操作部125がテーブル部105から突出された
状態に置かれ、ディスクテーブル103上に装着される
光ディスク106によって押圧操作可能な状態に置かれ
る。そして、回動レバー117は、ディスクテーブル1
03に光ディスク106が装着操作されることにより、
上述したように光ディスク106によって回動操作さ
れ、取り外し操作部材110によって回動操作されてデ
ィスクテーブル103上に装着された光ディスク106
を取り外し操作可能な位置に置く。このとき、回動レバ
ー117は、被押圧操作部127が係止爪131に係合
し、光ディスク106をテーブル部105から押し上げ
た状態に保持される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成され
たディスク回転駆動装置は、光ディスク106をディス
クテーブル106のセンタリング部材108に対し押し
込み操作を行うだけで装着を行うことができる。また、
ディスクテーブルに装着された光ディスクの取り外し操
作も取り外し操作部材110の押圧操作のみよって行う
ことができる。したがって、光ディスク106の装着及
び取り外し操作の操作性の向上を実現することができ
る。
【0020】しかし、上述したディスク回転駆動装置
は、センタリング部材108内にディスクテーブル10
3上に装着された光ディスク106を押し上げ操作する
回動レバー117を回動可能に配設し、さらに光ディス
ク106を押圧支持するための複数の鋼球115を収納
する必要がある。さらに、ディスクテーブル103から
押し上げ操作された光ディスク106を取り外し操作し
たとき、光ディスク106がテーブル部105側に落下
しないように、回動レバー117を取り外し位置に保持
するための係止爪131が必要となる。
【0021】このように、上述したディスク回転駆動装
置は、構造が複雑で、部品点数も多く、組立てが困難で
あり、自動化に対応し難かった。
【0022】また、回動レバー117は、光ディスク1
06がディスクテーブル103に装着された状態にある
とき、回動操作片118と係止爪131の範囲で支軸1
28を中心に回動可能な状態にあるので、ディスクテー
ブル103が回転駆動したときに振動し、共振を発生さ
せるなどし、光ディスク106の安定した回転操作を実
現できなくなる所もある。
【0023】そこで、本発明は、部品点数の削減を図
り、構造が簡単で組立てが容易であり、また自動化に対
応し易く、さらに装着される光ディスク等の安定した状
態での回転操作を可能にするディスク回転駆動装置を提
供することを目的に提案されたものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1のディ
スク回転駆動装置は、上述したような目的を達成するた
め、駆動モータによって回転操作されるディスクテーブ
ルと、ディスクテーブル上に載置されるディスクのセン
ター穴に係合し、ディスクをディスクテーブル側に押圧
付勢する弾性部材と、ディスクテーブル上に支持された
ディスクのディスクテーブルからの取り外し操作を行う
押圧操作部と、この押圧操作部が押圧操作されることに
より先端側がディスク側に突出してこのディスクをディ
スクテーブルから離隔させる取り外し操作部とが一体に
形成され、ディスクテーブルと同心円状に配されると共
にディスクテーブルの軸方向に進退する操作部材と、取
り外し操作部をディスクテーブル側に没入させる方向に
操作部材を付勢する付勢手段とを備えて構成したもので
ある。
【0025】また、第2のディスク回転駆動装置は、駆
動モータによって回転操作されるディスクテーブルと、
ディスクテーブル上に装着され、このディスクテーブル
上に載置されるディスクのセンター穴に係合するセンタ
リング部材と、センタリング部材に一体的に設けられ、
上記ディスクテーブル上に載置されるディスクのセンタ
ー穴に係合し、上記ディスクをディスクテーブル側に押
圧付勢する弾性部材とを備えて構成したものである。
【0026】さらに、第3のディスク回転駆動装置は、
駆動モータによって回転操作されるディスクテーブル
と、ディスクテーブル上に装着され、このディスクテー
ブル上に載置されるディスクのセンター穴に係合するセ
ンタリング部材と、センタリング部材内から切り欠き部
へ進退自在に設けられ、上記ディスクテーブル上に載置
されるディスクのセンター穴に係合し、上記ディスクを
ディスクテーブル側に押圧付勢する進退部材とを備えて
構成したものである。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るディスク回転
駆動装置の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に
説明する。なお、以下に述べる実施形態は、本発明の好
適な形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付
されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特
に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様
に限られるものではない。
【0028】本発明に係るディスク回転駆動装置の第1
の実施形態は、図1に示すように、スピンドルモータ1
と、このスピンドルモータ1のスピンドル軸2に一体的
に取り付けられ、スピンドル軸2と一体に回転操作され
るディスクテーブル3とを備えている。
【0029】スピンドル軸2に取り付けられるディスク
テーブル3は、中心部にスピンドル軸2への取付け部と
なる円筒状をなす嵌合部4と、この嵌合部4の基端部側
の外周囲に一体的に形成されたこのディスクテーブル3
上に装着される光ディスク6を支持するテーブル部5と
を備えている。このディスクテーブル3は、嵌合部4に
設けた嵌合孔4aをスピンドル軸2に密嵌させることに
よってスピンドル軸2と一体に回転するように取り付け
られる。
【0030】そして、ディスクテーブル3の中央部に
は、このディスクテーブル3上に装着される光ディスク
6のセンター穴7に嵌合し、この光ディスク6の回転中
心をディスクテーブル3の回転中心に一致させるセンタ
リング部材8が配設されている。このセンタリング部材
8は、図1に示すように、有底の筒状に形成され、先端
側に先端先細り状をなすテーパ部9が形成され、基端部
側の外周囲に取付け用のフランジ部10がリング状に一
体に形成されている。センタリング部材8は、テーブル
部5の光ディスク載置面側に嵌合部4を囲むように形成
された凹部11内にフランジ部10を位置させ、このフ
ランジ部10を凹部11の底面に接合することによって
ディスクテーブル3に一体的に取り付けられる。
【0031】このように構成されてディスクテーブル3
上に取り付けられたセンタリング部材8に対し、光ディ
スク6は、センター穴7をテーパ部9にガイドされて嵌
合させていくことにより、回転中心をディスクテーブル
3の回転中心に一致させた芯出しが図られてテーブル部
5上に支持される。
【0032】また、センタリング部材8の外周囲には、
このセンタリング部材8にセンター穴7を嵌合させてデ
ィスクテーブル3に装着される光ディスク6のセンター
穴7に係合し、この光ディスク6をテーブル部5側に押
圧付勢する板バネによって構成された複数の弾性部材1
2が配設されている。本例においては、弾性部材12
は、図2に示すように、センタリング部材8の周回り方
向に等間隔で3つ配設されている。
【0033】これら3つの弾性部材12は、薄い金属板
を打ち抜いて形成したリング状をなす連結板13の外周
囲に等間隔で立ち上がり形成されている。すなわち、各
弾性部材12は、連結板13と一体に形成されてなるも
のであって、連結板13への連接部12aの先端側を略
垂直に立ち上がるように折曲し、この立ち上がり部を弾
性変位部12bとなし、中途部をセンタリング部材8の
外方に向かって膨出するように湾曲形成し、この湾曲部
をもって光ディスク6の押圧支持部12cとしている。
また、各弾性部材12の先端部12dは、センタリング
部材8の内方に向かって巻き込むように折り曲げられ、
光ディスク6をディスクテーブル3に対し装脱操作する
際、打ち抜きによって形成される鋭利な弾性部材12の
先端によって光ディスク6を損傷しないように形成され
ている。
【0034】このように3つの弾性部材12を一体に立
ち上がり形成した連結板13は、中央部に形成された嵌
合穴13aをディスクテーブル3の嵌合部4に嵌合さ
せ、この嵌合部4の周囲に形成した支持段部15上に載
置し、この支持段部15に接着剤等を用いて固定するこ
とによってディスクテーブル3に取り付けられる。この
ように連結板13がディスクテーブル3上に取り付けら
れることにより、3つの弾性部材12は、センタリング
部材8の外周面から押圧支持部12cを突出させるよう
にセンタリング部材8の外周面側に高さ方向に亘って延
在させる。このとき、各弾性部材12は、連接部12a
がセンタリング部材8の基端面側に形成された切り欠き
部16を介してセンタリング部材8の外周側に引き出さ
れることにより、押圧支持部12c側がセンタリング部
材8の外周面側に延在される。また、各弾性部材12の
弾性変位部12bから先端部12dに亘る部分はセンタ
リング部材8の外周面側に形成された収納凹部17内に
延在される。このとき、弾性部材の押圧支持部12cの
膨出した部分は、センタリング部材8の外周面から外方
に突出される。すなわち、各弾性部材12の押圧支持部
12cの最大膨出部の外周径R1は、このディスクテー
ブル3上に装着される光ディスク6のセンター穴7の内
径R2よりやや大径に形成され、光ディスク6のセンタ
ー穴7に係合したときこのセンター穴7の内周面を押圧
付勢する。
【0035】また、各弾性部材12が延在されるセンタ
リング部材8の収容凹部17の底面17aは、各弾性部
材12が縮径する方向に弾性変位されたときに先端部1
2dを支持し、これら弾性部材12の弾性変位位置を規
制する弾性変位規制面となされている。
【0036】なお、連結板13に連接された弾性部材1
2は、センタリング部材8のディスクテーブル3上への
取り付けに先だってディスクテーブル3上に取り付けら
れる。
【0037】また、ディスクテーブル3の中央部には、
このディスクテーブル3上に装着された光ディスク6を
取り外し操作する操作部材21が配設されている。この
操作部材21は、合成樹脂を成形して形成されてなるも
のであって、図1及び図2に示すように、有底の筒状を
なす押圧操作部22と、この押圧操作部22の基端部側
から一体に延長された複数の取り外し操作部23とから
構成されている。
【0038】そして、操作部材21は、筒状をなす押圧
操作部22の内周側に突設した円筒状をなす嵌合筒部2
4をディスクテーブル3の中心部に設けた嵌合部4に嵌
合させることにより、ディスクテーブル3と同心円状に
配設されると共に、嵌合部4にガイドされてスピンドル
軸2の軸方向に進退可能に支持される。このとき、操作
部材21は、押圧操作部22の上端側の押圧部22aを
センタリング部材8の上面側の中央部に設けた開口部8
aを介してセンタリング部材8の上方に突出させてい
る。
【0039】また、操作部材21は、嵌合筒部24の外
周側に嵌合するようにして、上端側の押圧部22aとデ
ィスクテーブル3との間に配設された付勢手段を構成す
る圧縮コイルバネ25により、センタリング部材8の上
面から突出する方向の図1中矢印E方向に常時付勢され
ている。
【0040】そして、押圧操作部22から一体に延長さ
れる取り外し操作部23は、図1に示すように、略く字
状をなすように形成され、一端側を押圧操作部22への
連結部26となし、先端側をディスクテーブル3上に装
着された光ディスク6を押圧するディスク押圧部27と
している。この取り外し操作部23は、ディスク押圧部
27を押圧操作部22の外方に向かって突出させるよう
にして、連結部26の一端側を薄肉の弾性変位可能なヒ
ンジ部28を介して押圧操作部22の基端部側に一体に
連結されている。すなわち、取り外し操作部23は、連
結部26が押圧操作部22の基板部側から斜め下方に向
かって延長され、先端側のディスク押圧部27が押圧操
作部22の側方に向かって延長されるように押圧操作部
22に一体に連結されている。
【0041】また、取り外し操作部23の連結部26の
基端部側には、操作部材21が圧縮コイルバネ25によ
り図1中矢印E方向に押圧付勢された状態にあるとき、
センタリング部材8の上面側に設けた開口部8aの周縁
の当接部29に当接する被当接部30が形成されてい
る。そして、操作部材21は、被当接部30がセンタリ
ング部材8の当接部29に当接されることにより、セン
タリング部材8からの抜け止めが図られる。すなわち、
センタリング部材8は、操作部材21の抜け止め部材と
して機能する。このとき、取り外し操作部23の先端側
のディスク押圧部27は、先端部側をテーブル部5のデ
ィスク載置面側に設けられた凹部11の底面11aから
やや浮かせるようにして、連結部26との連結側である
コーナ部の外周面側に湾曲するように形成したカム部3
1を凹部11の底面11aに当接させて凹部11内に延
在されている。すなわち、操作部材21が圧縮コイルバ
ネ25により図1中矢印E方向に押圧付勢された状態に
あるとき、ディスク押圧部27は、ディスクテーブル3
上に装着された光ディスク6に接触しないように凹部1
1内に延在されている。
【0042】なお、取り外し操作部23は、センタリン
グ部材8の基端部に設けた切り欠き部32を介して、デ
ィスク押圧部27側をセンタリング部材8の外方に突出
される。したがって、センタリング部材8は、連結板1
3に連接された弾性部材12及び操作部材21を順にデ
ィスクテーブル3上に配設した後、ディスクテーブル3
に取り付けられる。
【0043】上述のように構成されたディスク回転駆動
装置は、光ディスク6がディスクテーブル3上に装着さ
れない状態にあるときには、操作部材21が圧縮コイル
バネ25の付勢力を受けて図1中矢印E方向に押圧付勢
され、押圧操作部22をセンタリング部材8の上方に突
出させた状態にある。このとき、操作部材21は、被当
接部30をセンタリング部材8の当接部29に当接さ
せ、センタリング部材8からの抜け止めが図られると共
に取り出し操作部23に設けたカム部31を凹部11の
底面11aに当接させている。また、各弾性部材12
は、押圧支持部12cをセンタリング部材8の外周面側
に突出させている。
【0044】ここで、ディスクテーブル3上に光ディス
ク6を装着するには、センター穴7をセンタリング部材
8の先端側のテーパ部9に嵌合させ、次いでテーブル部
5に支持させるまで押し込む。光ディスク6をセンタリ
ング部材8に嵌合させていくと、各弾性部材12は、押
圧支持部12cが光ディスク6のセンター穴7の内周壁
によって押圧され、弾性変位部12bを中心にして先端
部12d側を互いに近接させる縮径する方向に弾性変位
される。そして、光ディスク6がテーブル部5に支持さ
れるまで押し込まれると、押圧支持部12cの最大膨出
部がセンター穴7から抜けだし、各弾性部材12が弾性
変位部12bを中心にして図1中矢印F方向に弾性復帰
し、図1に示すように、押圧支持部12cの最大膨出部
のやや下方側でセンター穴7の周縁を押圧し、光ディス
ク6をテーブル部5に圧接支持する。このように、テー
ブル部5に支持された光ディスク6は、各弾性部材12
によって押圧支持されることにより、ディスクテーブル
3と一体に回転可能な状態となる。
【0045】光ディスク6がディスクテーブル3に装着
された状態にあるとき、操作部材21は圧縮コイルバネ
25の付勢力を受けて図1中矢印E方向に押圧付勢され
てセンタリング部材8から突出された状態にあるので、
取り出し操作部23のディスク押圧部27を凹部11内
に没入させた状態に置く。したがって、光ディスク6
は、テーブル部5上に正確に支持される。また、取り出
し操作部23は、センタリング部材8とテーブル部5と
の間に圧接支持された状態にあるので、スピンドルモー
タ1を駆動させて光ディスク6を回転操作させた場合
に、不用に振動することが規制されるので、光ディスク
6の安定した回転操作が実現される。
【0046】そして、ディスクテーブル3に装着された
光ディスク6を取り外し操作するには、押圧操作部3を
押圧して操作部材21を圧縮コイルバネ25の付勢力に
抗して図1中矢印G方向に押圧操作する。操作部材21
が押圧操作されると、取り出し操作部23が凹部11の
底面11aに圧接させたカム部30を回動支点にしてヒ
ンジ部28を弾性変位させながら図3中矢印H方向に回
動操作される。取り出し操作部23が図3中矢印H方向
に回動操作されると、テーブル部5上に支持された光デ
ィスク6はディスク押圧部27によって押圧され、図3
に示すように、各弾性部材12を縮径する方向に弾性変
位させながらセンタリング部材8の先端側に抜き出され
る。そして、光ディスク6は、センター穴7をセンタリ
ング部材8の先端側に臨ませた状態となり、センター穴
7に手指を掛けて取り外しが可能となる。光ディスク6
の容易なに取り外しを行うためには、操作部材21を押
圧操作し、ディスク取り出し操作部23を回動させ、デ
ィスク押圧部27を光ディスク6側に突出させておくこ
とが望ましい。
【0047】また、図4は、本発明に係るディスク回転
駆動装置の第2の実施形態を示す断面図である。図示す
るように、第2の実施形態のディスク回転駆動装置は、
上記第1の実施形態と同様に、スピンドルモータ1のス
ピンドル軸2と一体に回転操作されるディスクテーブル
3上に設けられる。
【0048】なお、図4において、第2の実施形態にお
けるディスクテーブル3は、図1に示した第1の実施形
態と細部において異なる形状を呈しているが、機能的に
は同一の構造を有している。すなわち、このディスクテ
ーブル3は、中心部に円筒状をなす嵌合部4と、この嵌
合部4の基端部側の外周囲に一体的に形成されたテーブ
ル部5とを備えており、嵌合部4に設けた嵌合孔4aを
スピンドル軸2に密嵌させることによってスピンドル軸
2と一体に回転するように取り付けられる。
【0049】ディスクテーブル3の中央部には、このデ
ィスクテーブル3上に装着される光ディスク6のセンタ
ー穴7に嵌合し、この光ディスク6の回転中心をディス
クテーブル3の回転中心に一致させるセンタリング部材
38が配設されている。このセンタリング部材38は、
図4及び図5に示すように、有底の筒状に形成され、先
端側に先端先細り状をなすテーパ部39が形成されてい
る。
【0050】このセンタリング部材38には、このセン
タリング部材38にセンター穴7を嵌合させてディスク
テーブル3に装着される光ディスク6のセンター穴7に
係合し、この光ディスク6をテーブル部5側に押圧付勢
する板バネによって構成された複数の弾性部材42が一
体的に配設されている。本実施形態においては、弾性部
材42は、図5に示すように、センタリング部材38の
周回り方向に等間隔で4つ配設されている。
【0051】これら4つの弾性部材42は、薄い金属板
を打ち抜いて形成したリング状をなす連結板43の外周
囲に等間隔で形成されている。すなわち、各弾性部材4
2は、連結板43と一体に形成されてなるものであっ
て、連結板43への連接部を切り欠いて略垂直に立ち上
がるように折曲し、この立ち上がり部を弾性変位部42
aとなし、中途部をセンタリング部材38の外方に向か
って膨出するように湾曲形成し、この湾曲部をもって光
ディスク6の押圧支持部42bとしている。また、弾性
変位部42aの基部側の外周囲には、取付け用のフラン
ジ部40がリング状に一体に形成されている。さらに、
連結板43の下部には、上記ディスクテーブル3の嵌合
部4に嵌合させるための筒状の取付け部41が一体成形
されている。
【0052】したがって、センタリング部材38は、こ
のセンタリング部材38に一体的に設けられた連結板4
3下部の取付け部41を上記ディスクテーブル3の嵌合
部4に嵌合させると共に、テーブル部5の光ディスク載
置面側に嵌合部4を囲むように形成された凹部11内に
上記フランジ部40を位置させ、このフランジ部40を
凹部11の底面に接合することによってディスクテーブ
ル3に一体的に取り付けられる。なお、本実施形態にあ
っては、連結板43および取付け部41と、フランジ部
40および各弾性部材42とを薄い金属板を打ち抜いて
一体成形したが、これに限るものではなく、連結板43
および取付け部41と、フランジ部40および各弾性部
材42とを別体の部品として形成し、センタリング部材
38に一体的に配設してもよい。
【0053】光ディスク6は、ディスクテーブル3上に
取り付けられたセンタリング部材38に対し、センター
穴7をテーパ部39にガイドされて嵌合させていくこと
により、回転中心をディスクテーブル3の回転中心に一
致させた芯出しが図られてテーブル部5上に支持され
る。そして、4つの弾性部材42は、センタリング部材
38の外周面から押圧支持部42bを突出させるように
センタリング部材38の外周面側に高さ方向に亘って延
在させる。このとき、各弾性部材42は、センタリング
部材38に形成された切り欠き部46を介して、押圧支
持部42bがセンタリング部材38の外周面側に延在さ
れる。また、各弾性部材42の弾性変位部42aから先
端部に亘る部分はセンタリング部材38の外周面側に形
成された収納凹部47内に延在される。このとき、弾性
部材の押圧支持部42bの膨出した部分は、センタリン
グ部材38の外周面から外方に突出される。すなわち、
各弾性部材42の押圧支持部42bの最大膨出部の外周
径R1は、このディスクテーブル3上に装着される光デ
ィスク6のセンター穴7の内径R2よりやや大径に形成
され、光ディスク6のセンター穴7に係合したときこの
センター穴7の内周面を押圧付勢する。
【0054】また、各弾性部材42が延在されるセンタ
リング部材38の切り欠き面46aは、各弾性部材42
が縮径する方向に弾性変位されたときに先端部を支持
し、これら弾性部材42の弾性変位位置を規制する弾性
変位規制面となされている。
【0055】なお、第2の実施形態にあっては、図1に
示した操作部材21及びこれに付随する部品が設けられ
ていない。
【0056】上述のように構成された第2の実施形態の
ディスク回転駆動装置において、ディスクテーブル3上
に光ディスク6を装着するには、センター穴7をセンタ
リング部材38の先端側のテーパ部9に嵌合させ、次い
でテーブル部5に支持させるまで押し込む。光ディスク
6をセンタリング部材38に嵌合させていくと、各弾性
部材42は、押圧支持部42bが光ディスク6のセンタ
ー穴7の内周壁によって押圧され、弾性変位部42aを
中心にして先端部側を互いに近接させる縮径する方向に
弾性変位される。そして、光ディスク6がテーブル部5
に支持されるまで押し込まれると、押圧支持部42bの
最大膨出部がセンター穴7から抜けだし、各弾性部材4
2が弾性変位部42aを中心にして図4中矢印F方向に
弾性復帰し、図4に示すように、押圧支持部42bの最
大膨出部のやや下方側でセンター穴7の周縁を押圧し、
光ディスク6をテーブル部5に圧接支持する。このよう
に、テーブル部5に支持された光ディスク6は、各弾性
部材42によって押圧支持されることにより、ディスク
テーブル3と一体に回転可能な状態となる。
【0057】光ディスク6がディスクテーブル3に装着
された状態にあるとき、弾性変位部42aの外周囲のフ
ランジ部40がディスクテーブル3上に接着されてお
り、各弾性部材42の押圧支持部42bによって押圧付
勢されるので、各弾性部材42の弾性力により光ディス
ク6がディスクテーブル3に圧着される。したがって、
スピンドルモータ1を駆動させて光ディスク6を回転操
作させた場合に、不用に振動することが規制され、光デ
ィスク6の安定した回転操作が実現される。
【0058】そして、ディスクテーブル3に装着された
光ディスク6を取り外し操作するには、各弾性部材42
の押圧支持部42bを押圧操作する。押圧支持部42b
を押圧操作した状態で、光ディスク6を上方へ取り外す
と、押圧支持部42bが光ディスク6のセンター穴7の
内周壁によって押圧され、弾性変位部42aを中心にし
て先端部側を互いに近接させる縮径する方向に弾性変位
され、押圧支持部42bの最大膨出部がセンター穴7の
下方へ抜けだして復帰する。
【0059】さらに、図6は、本発明に係るディスク回
転駆動装置の第3の実施形態を示す断面図である。図示
するように、第3の実施形態のディスク回転駆動装置
は、上記第2の実施形態と同様に、4つの弾性部材42
をセンタリング部材38と一体的に形成したものであ
る。
【0060】特に、第3の実施形態にあっては、図6及
び図7に示すように、センタリング部材38の中央部に
一体的に設けられた連結板43下部の取付け部41と、
各弾性部材42との間に、Oリング50を介設したもの
である。Oリング50の材質には、例えばシリコンゴム
を採用し、このOリング50によって各弾性部材42が
センタリング部材38の外面側へ常時付勢されるので、
各弾性部材42の弾性力が補われ、その応力クリープに
よる変形が防止されることになる。
【0061】第3の実施形態のディスク回転駆動装置を
ディスクテーブル3上に取り付けるには、センタリング
部材38の中央部に一体的に設けられた連結板43下部
の取付け部41と、各弾性部材42との間に、Oリング
50を介設した後、取付け部41をディスクテーブル3
の嵌合部4に嵌合させると共に、フランジ部40をディ
スクテーブル3の凹部11に接着させることにより行
う。
【0062】そして、図8は、本発明に係るディスク回
転駆動装置の第4の実施形態を示す断面図である。図示
するように、第4の実施形態のディスク回転駆動装置
は、上記第2の実施形態における弾性部材42に代え
て、センタリング部材38の収納凹部47内に進退部材
60を設けたものである。この進退部材60は、ボール
61とOリング62とをモールド樹脂で一体化したもの
である。すなわち、ボール61とOリング62とから成
る進退部材60が、上記第3の実施形態における弾性部
材42及びOリング50と略同様に機能することにな
る。
【0063】図8及び図9に示すように、センタリング
部材38の外周囲には、上記収納凹部47と連通する矩
形の切り欠き部63が等間隔で4つ形成されており、各
切り欠き部63から上記進退部材60を構成するボール
61の一部が露出している。4つのボール61には、例
えば鋼球等の金属球などを採用し、Oリング62の材質
には、例えばシリコンゴムを採用する。
【0064】センタリング部材38の中央部には、リン
グ状の連結部材43及びその下部の取付け部41が一体
的に設けられているが、上記収納凹部47から切り欠き
部63へ進退部材60のボール61が進退するのを容易
にすべく、連結部材43の外周部にはテーパが付けられ
ている。したがって、進退部材60のOリング62が取
付け部41の外面に接触することによって、各ボール6
1がセンタリング部材38の外面側へ常時付勢されるこ
とになる。
【0065】第4の実施形態のディスク回転駆動装置を
ディスクテーブル3上に取り付けるには、センタリング
部材38の収納凹部47内に、ボール61とOリング6
2とから成る進退部材60を下方から装着した後、取付
け部41をディスクテーブル3の嵌合部4に嵌合させる
と共に、センタリング部材38のフランジ部40をディ
スクテーブル3の凹部11に接着させることにより行
う。
【0066】また、図10は、本発明に係るディスク回
転駆動装置の第5の実施形態を示す断面図である。図示
するように、第5の実施形態のディスク回転駆動装置
は、上記センタリング部材38の中央部に一体的に設け
る連結部73をリング状に形成すると共に、その外周囲
に等間隔で複数の弾性部材72を一体成形して構造を簡
略化したものである。図10及び図11に示すように、
各弾性部材72は、リング状の連結部73の外周囲に上
方から下方へ湾曲するように形成され、センタリング部
材38の収納凹部47内に延在されている。このセンタ
リング部材38の外周囲には、上記収納凹部47と連通
する矩形の切り欠き部63が等間隔で4つ形成されお
り、各切り欠き部63から弾性部材72の膨出した弾性
支持部72bの一部が露出している。各弾性部材72
は、リング状の連結部73との接続部である弾性変位部
72aを支点として弾性力を生ずるように成っている。
【0067】上記センタリング部材38の中央部には連
結部73が一体的に設けられているが、この連結部73
の中央部は、ディスクテーブル3の嵌合部4上に支持さ
れており、この連結部73の外周縁部は、嵌合部4の周
囲にディスクテーブル3と一体成形された筒状の支持部
74上に支持されている。
【0068】第5の実施形態のディスク回転駆動装置を
ディスクテーブル3上に取り付けるには、センタリング
部材38と一体的に設けた連結部73及び弾性部材72
をディスクテーブル3の嵌合部4及び支持部74上に支
持させると共に、センタリング部材38のフランジ部4
0をディスクテーブル3の凹部11に接着させることに
より行う。
【0069】なお、第1の実施形態のディスク回転駆動
装置では、テーブル部5に支持された光ディスク6を押
圧支持する弾性部材12を3つ配設しており、第2ない
し第5の実施形態のディスク回転駆動装置では弾性部材
42,72または進退部材60を4つ配設しているが、
さらに5つ以上設けてもよく、また、センタリング部材
8,38の外周面側に相対向して2つのみ設けるように
してもよい。例えば、図12(a)(b)に示すよう
に、センタリング部材8,38の外周囲に3つの弾性部
材42,72または進退部材60を配設する場合には、
120度の等間隔で各弾性部材42,72または進退部
材60を設け、また、図12(c)に示すように、4つ
の弾性部材42,72または進退部材60を配設する場
合には、90度の等間隔で各弾性部材42,72または
進退部材60を設け、さらに、2つの弾性部材42,7
2または進退部材60を配設する場合には、1800度
の等間隔で各弾性部材42,72または進退部材60を
設けることが好ましい。
【0070】また、本発明に係るディスク回転駆動装置
に装着されるディスクは、光ディスクに限られるものは
でなく、センター穴が設けられる部分に剛性を有するハ
ブを取り付けた磁気ディスクや他の光ディスクが装着さ
れるものにも適用できるのである。
【0071】
【発明の効果】上述したように、本発明に係るディスク
回転駆動装置は、センター穴に係合された弾性部材によ
ってディスクテーブル上に押圧支持されたディスクを取
り外し操作する操作部材に、取り外し操作部を一体に設
けてなるので、ディスク取り外し機構を構成する部品点
数の削減が図られ、構成の簡素化が実現される。また、
部品点数の削減が図られることから、組立てが容易とな
り、自動化に対応し得る。
【0072】また、操作部材は、一体に設けた設けた取
り外し操作部がディスクテーブル側に没入する方向に付
勢手段によって付勢されてなるので、ディスクをディス
クテーブル上に正確に位置決めして装着させることがで
きる。
【0073】さらに、操作部材が付勢部材によって付勢
されることから、この操作部材に一体に設けた取り外し
操作部を圧接支持させるように構成することができ、デ
ィスクを回転操作させたとき、取り外し操作部の不用な
振動を規制することができ、ディスクの安定した回転操
作を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク回転駆動装置の第1の実
施形態を示すものであって、光ディスクを装着した状態
を示す断面図である。
【図2】第1の実施形態のディスク回転駆動装置の平面
図である。
【図3】ディスクテーブル上に装着した光ディスクを取
り外した状態を示すディスク回転駆動装置の断面図であ
る。
【図4】本発明に係るディスク回転駆動装置の第2の実
施形態を示すものであって、光ディスクを装着した状態
を示す断面図である。
【図5】第2の実施形態のディスク回転駆動装置の平面
図である。
【図6】本発明に係るディスク回転駆動装置の第3の実
施形態を示すものであって、光ディスクを装着した状態
を示す断面図である。
【図7】第3の実施形態のディスク回転駆動装置の平面
図である。
【図8】本発明に係るディスク回転駆動装置の第4の実
施形態を示すものであって、光ディスクを装着した状態
を示す断面図である。
【図9】第4の実施形態のディスク回転駆動装置の平面
図である。
【図10】本発明に係るディスク回転駆動装置の第5の
実施形態を示すものであって、光ディスクを装着した状
態を示す断面図である。
【図11】第5の実施形態のディスク回転駆動装置の平
面図である。
【図12】本発明に係るディスク回転駆動装置における
弾性部材または進退部材の配置状態を示すものであっ
て、(a)は3つの弾性部材または進退部材の配置した
状態を示す平面図、(b)はその断面図、(c)は4つ
の弾性部材または進退部材の配置した状態を示す平面
図、(d)は2つの弾性部材または進退部材の配置した
状態を示す平面図である。
【図13】従来のディスク回転駆動装置に光ディスクを
装着層チャックした状態を示す断面図である。
【図14】上記ディスク回転駆動装置に装着された光デ
ィスクを取り外し操作した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・スピンドルモータ、2・・・スピンドル軸、3
・・・ディスクテーブル、6・・・光ディスク、8・・
・センタリング部材、11・・・ディスクテーブルに設
けた凹部、12・・・弾性部材、21・・・操作部材、
23・・・取り外し操作部、25・・・圧縮コイルバ
ネ、30・・・取り外し操作部に設けた光当接部、31
・・・カム部、38・・・センタリング部材、42・・
・弾性部材、50・・・Oリング、60・・・進退部
材、61・・・ボール、62・・・Oリング、72・・
・弾性部材。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータによって回転操作されるディ
    スクテーブルと、 上記ディスクテーブル上に載置されるディスクのセンタ
    ー穴に係合し、上記ディスクをディスクテーブル側に押
    圧付勢する弾性部材と、 上記ディスクテーブル上に支持されたディスクの上記デ
    ィスクテーブルからの取り外し操作を行う押圧操作部
    と、上記押圧操作部が押圧操作されることにより先端側
    が上記ディスク側に突出して上記ディスクを上記ディス
    クテーブルから離隔させる取り外し操作部とが一体に形
    成され、上記ディスクテーブルと同心円状に配されると
    共に上記ディスクテーブルの軸方向に進退する操作部材
    と、 上記取り外し操作部を上記ディスクテーブル側に没入さ
    れる方向に上記操作部材を付勢する付勢手段とを備えて
    なることを特徴とするディスク回転駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記操作部材は、上記取り出し操作部の
    自由端側が回動操作されて上記ディスクテーブルのディ
    スク支持面から突出させられることを特徴とする請求項
    1記載のディスク回転駆動装置。
  3. 【請求項3】 上記ディスクテーブルのディスク支持面
    側に凹部が設けられ、上記操作部材が上記付勢手段によ
    って付勢された状態で、上記取り外し操作部が上記凹部
    内に位置されてなることを特徴とする請求項1記載のデ
    ィスク回転駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記操作部が上記付勢手段によって付勢
    された状態で、上記取り外し操作部の自由端側が上記デ
    ィスクテーブル上に支持されたディスク面から離隔され
    たことを特徴とする請求項1記載のディスク回転駆動装
    置。
  5. 【請求項5】 上記操作部材の上記ディスクテーブルか
    らの抜け止めを図る抜け止め防止部材を備えることを特
    徴とする請求項1記載のディスク回転駆動装置。
  6. 【請求項6】 駆動モータによって回転操作されるディ
    スクテーブルと、 ディスクテーブル上に装着され、該ディスクテーブル上
    に載置されるディスクのセンター穴に係合するセンタリ
    ング部材と、 センタリング部材に一体的に設けられ、上記ディスクテ
    ーブル上に載置されるディスクのセンター穴に係合し、
    上記ディスクをディスクテーブル側に押圧付勢する弾性
    部材とを備えてなることを特徴とするディスク回転駆動
    装置。
  7. 【請求項7】 上記センタリング部材内に、上記弾性部
    材の付勢力を補うOリングを備えることを特徴とする請
    求項6記載のディスク回転駆動装置。
  8. 【請求項8】 駆動モータによって回転操作されるディ
    スクテーブルと、 ディスクテーブル上に装着され、該ディスクテーブル上
    に載置されるディスクのセンター穴に係合するセンタリ
    ング部材と、 センタリング部材内から切り欠き部へ進退自在に設けら
    れ、上記ディスクテーブル上に載置されるディスクのセ
    ンター穴に係合し、上記ディスクをディスクテーブル側
    に押圧付勢する進退部材とを備えてなることを特徴とす
    るディスク回転駆動装置。
  9. 【請求項9】 上記進退部材が、センタリング部材内か
    ら切り欠き部へ進退移動するボールと、このボールに付
    勢力を付与するOリングとを一体形成してなることを特
    徴とする請求項8記載のディスク回転駆動装置。
JP8237327A 1996-04-05 1996-08-20 ディスク回転駆動装置 Pending JPH09326149A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6363048B1 (en) * 1999-05-24 2002-03-26 Industrial Technology Research Institute Disc clamp mechanism
JP2011238332A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd ディスクチャッキング装置及びこれを含むモーター装置

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