JP2000029332A - 熱ローラー装置 - Google Patents

熱ローラー装置

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JP2000029332A
JP2000029332A JP10197066A JP19706698A JP2000029332A JP 2000029332 A JP2000029332 A JP 2000029332A JP 10197066 A JP10197066 A JP 10197066A JP 19706698 A JP19706698 A JP 19706698A JP 2000029332 A JP2000029332 A JP 2000029332A
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heating coil
induction heating
metal pipe
temperature
pipe
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Naoaki Ishimaru
直昭 石丸
Nobuo Ganji
伸夫 元治
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の構成の熱ローラー装置は、所定の温度
に達するまでに時間がかかるという課題を有している。 【解決手段】 高周波磁界を発生する誘導加熱コイル8
を金属製のパイプ10内に配置し、このとき誘導加熱コ
イル8を金属製のパイプ10の中央部を疎に両端部を密
に巻き回した構成として、全体の温度を均一にしかも瞬
時に昇温できる熱ローラー装置としているものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コピー機やプリン
タに使用しているトナーの加熱定着装置等に使用される
熱ローラー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コピー機やプリンタに使用されているト
ナー定着装置は、図7に示すような構成になっている。
図7は従来使用されている加熱ローラーの構成を示す斜
視図である。すなわち、紙等のシート1に静電気等によ
ってトナー粉末2を転写し、この状態のシート1を百数
十℃に加熱した熱ローラー3と加圧ローラー4との間を
通過させることによって、トナー粉末2を定着させるも
のである。つまり、トナー粉末2が加熱され、シート1
上に加圧されることによって溶融し、溶融したものがシ
ート1上に定着されるものである。
【0003】前記熱ローラー3の加熱源としては、熱ロ
ーラー3の中心部に配置しているハロゲンランプ5を使
用している。また熱ローラー3の表面に接触させて配置
しているサーミスタ6によって、熱ローラー3の表面温
度を検知し、この温度が所定の温度となるように前記ハ
ロゲンランプ5の出力を制御しているものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の構成の熱ロ
ーラー装置は、所定の温度に達するまでに時間がかかる
という課題を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、高周波磁界を
発生する誘導加熱コイルを金属製のパイプ上に配置し、
このとき誘導加熱コイルを金属製のパイプの中央部を疎
に両端部を密に巻き回した構成として、全体の温度を均
一にしかも瞬時に昇温できる誘導加熱を使用した熱ロー
ラー装置としているものである。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1に記載した発明は、高周
波磁界を発生する誘導加熱コイルを金属製のパイプ内に
配置し、このとき誘導加熱コイルを金属製のパイプの中
央部を疎に両端部を密に巻き回した構成として、全体の
温度を均一にしかも瞬時に昇温できる誘導加熱を使用し
た熱ローラー装置としているものである。
【0007】請求項2に記載した発明は、金属製のパイ
プとして、所定のキュリー温度を有する感温磁性金属を
使用するようにして、金属製のパイプ自身によって温度
制御が可能で、構成の簡単な誘導加熱を使用した熱ロー
ラー装置としている。
【0008】請求項3に記載した発明は、誘導加熱コイ
ルは銅線で構成し、電気絶縁物を前記銅線と金属パイプ
との間に配置して、誘導加熱コイルが過熱するおそれの
ない誘導加熱を使用した熱ローラー装置としている。
【0009】請求項4に記載した発明は、誘導加熱コイ
ルは溝付きのボビンに巻き付けて構成して、銅線のピッ
チ間の絶縁が簡単に確保でき、製造工程がより簡素化で
きる誘導加熱を使用した熱ローラー装置としている。
【0010】請求項5に記載した発明は、高周波磁界を
発生する誘導加熱コイルと、この誘導加熱コイルから発
生する高周波磁界によって誘導加熱される金属製のパイ
プと、誘導加熱コイルの磁束を集める磁束吸収手段とを
備え、前記磁束吸収手段は誘導加熱コイルを巻き付ける
ボビン内に混合するようにして、誘導加熱コイルから発
生する高周波磁界を金属製のパイプの近辺に集めること
が出来、効率的な加熱が出来る誘導加熱を使用した熱ロ
ーラー装置としている。
【0011】請求項6に記載した発明は、誘導加熱コイ
ルを第1の加熱コイルと第1の加熱コイルの外周に設け
た第2の加熱コイルによって構成して、温度制御を自由
に出来る誘導加熱を使用した熱ローラー装置としてい
る。
【0012】
【実施例】(実施例1)以下、本発明の第1の実施例で
ある熱ローラー装置について説明する。図1は本実施例
の構成を示すブロック図である。10は金属製のパイプ
で、加圧ローラー11との間にトナーが転写されている
用紙12を挟み込んで加熱しているものである。金属製
のパイプ10は、内側がステンレスで外側がアルミとな
っているクラッド材を使用している。また、金属製のパ
イプ10の内側には、ボビン7の表面に巻き回した誘導
加熱コイル8を配置している。
【0013】前記誘導加熱コイル8は、中央部と両端部
によって巻きピッチを異ならせており、金属製のパイプ
10の中央部は疎となるように、両端部は密となるよう
にボビン7上に巻き回している。本実施例では前記ボビ
ン7として、フェライトを使用している。また、誘導加
熱コイル8は、銅線13と絶縁ガラス線4とによって構
成している。絶縁ガラス線14は、ガラス樹脂だけで構
成した絶縁体であり、銅線13のピッチ間を絶縁するた
めに使用しているものである。また、銅線13と上部の
金属製のパイプ10との間の絶縁は、空間距離を取るこ
とによって確保しているものである。
【0014】また、前記誘導加熱コイル8には、インバ
ータ回路15から高周波電力を供給している。インバー
タ回路15は、制御部16によって制御されている。制
御部16は、前記金属製のパイプ17の表面に設けてい
るサーミスタ17の温度情報と、本実施例の装置を駆動
するための図示していないスイッチによって動作してい
るものである。
【0015】以下本実施例の動作について説明する。例
えば本実施例の熱ローラー装置をコピー機やプリンタ等
の定着装置に使用しているとする。図示していないスイ
ッチをオンすると、制御部16がインバータ15を動作
させる。インバータ15は、30kHz程度の高周波電
力を誘導加熱コイル8に供給する。誘導加熱コイル8
は、この高周波電力を受けて高周波磁界を発生する。こ
の高周波磁界は、上部の金属製のパイプ10と鎖交す
る。金属製のパイプ10は、内側がステンレスで外側が
アルミとなっているクラッド材を使用している。このた
め、内側のステンレス層が誘導加熱されて発熱し、この
発熱が外側のアルミ層に伝達されて、金属製のパイプ1
0全体の温度が昇温されるものである。このとき、誘導
加熱コイル8は、金属製のパイプ10の全域に配置して
いるため、金属製のパイプ10の昇温は非常に速やかに
行われるものである。
【0016】また、本実施例では誘導加熱コイル8は、
中央部が疎で、両端部が密となっているものである。こ
の理由は、金属製のパイプ10の温度分布を全体に均一
にするためのものである。つまり、金属製のパイプ10
の端部は外部に対する放熱が大きく、中央部はこの放熱
が少ないものである。このため、金属製のパイプ10の
全域を均一に加熱するためには、金属製のパイプ10の
両端部の加熱量を中央部の加熱量に比べて多くすること
が必要となるものである。そこで本実施例ではね前記し
ているように、誘導加熱コイル8の構成を、中央部が疎
で、両端部が密となるようにしているものである。
【0017】本実施例では、金属製のパイプ10の長さ
は、A3サイズの紙を使用できるためには300mm程
度以上が必要で、380mmの設定としている。実際の
A3サイズの紙は、この加熱ローラー10の中央部の3
00mmの部分を通過するものである。従って、この中
央部の300mmの温度を、定着に適した170〜19
0℃の範囲に均一に保つことが必要である。この条件を
満足するために、発明者らの実験では誘導加熱コイル8
のインダクタンス値から全体の巻き回数は40ターン程
度が必要となる。このため、中央部ではコイルピッチを
15mm程度とし、金属製のパイプ10の両端部では4
mmピッチとしているものである。この結果、金属製の
パイプ10の温度は、立ち上がり時から前記所定の温度
に達するまでほぼ均一に上昇するものである。
【0018】サーミスタ17によって、制御部16が金
属製のパイプ10の温度が所定の温度に到達したことを
認識すると、インバータ15の駆動を停止するか或いは
出力を低下させて、図示していない表示部に使用可能を
表示するものである。実際には、本実施例では誘導加熱
コイル8を使用して金属製のパイプ10を誘導加熱して
いるため、待ち時間は数秒程度であり、前記表示はなく
ても支障はないものである。
【0019】以上のように本実施例によれば、高周波磁
界を発生する誘導加熱コイル8を金属製のパイプ10内
に配置し、このとき誘導加熱コイル8を金属製のパイプ
10の中央部を疎に両端部を密に巻き回した構成とし
て、全体の温度を均一にしかも瞬時に昇温できる誘導過
熱を使用した熱ローラー装置を実現できるものである。
【0020】また同様の理由によって、不使用時には金
属製のローラー10の温度を常温まで低下でき、待機電
力を低減でき、省エネルギーとなっている熱ローラー装
置を実現できるものである。
【0021】(実施例2)続いて本発明の第2の実施例
について説明する。図2は本実施例の構成を示す断面図
である。本実施例では、金属製のパイプ10として、所
定のキュリー温度を有する感温磁性金属18bの層とア
ルミニウム18aの層を貼り合わせたものを使用してい
る。このとき、感温磁性金属18bの層は、誘導加熱コ
イル8に近い方と、つまり金属製のパイプ18の内側と
なるようにしている。感温磁性金属は18bは、ニッケ
ルと鉄とクロムの化合物で構成しており、これらの含有
比率を調整することによってキュリー温度を自在に調整
できるものである。本実施例ではこのキュリー温度を1
90℃となるように設定しているものである。
【0022】また、本実施例では誘導加熱コイル8を、
エナメルリッツ銅線20と、エナメルリッツ銅線20の
巻線間のピッチを絶縁するために使用している絶縁ガラ
ス線14で構成している。
【0023】以下本実施例の動作について説明する。制
御部19からの指示によってインバータ回路15が動作
して、誘導加熱コイル18が高周波磁界を発生すると、
実施例1で説明したと同様に金属製のパイプ18は誘導
加熱されて発熱する。このとき、本実施例では金属製の
パイプ18としてキュリー温度190℃に設定した感温
磁性金属18bの層とアルミニウム18aの層を貼り合
わせたものを使用している。感温磁性金属18bの温度
がキュリー温度190℃以下である間は、感温磁性金属
18bは強磁性となっており、従って誘導加熱コイル8
が発生する高周波磁界によって誘導加熱されて発熱して
いる。金属製のパイプ18の温度が上昇してキュリー温
度180℃以上に達すると、感温磁性金属18bは非磁
性体となる。感温磁性金属18bが非磁性体となると、
誘導加熱コイル18による誘導電流は、感温磁性金属1
8bの外側に配置している電気抵抗の小さいアルミニウ
ム18aの層を流れる。従って、この状態では金属製の
パイプ18の発熱量は低下するものである。また、コピ
ー時等にトナーや用紙12に熱が伝わることによって用
紙が通過する部分周辺の感温磁性金属18bの温度がキ
ュリー温度190℃以下に低下した場合には、再び強磁
性体となり、キュリー温度となるまで誘導電流が感温磁
性金属を流れる。このようにしてあらかじめ組成を調整
して設定しているキュリー温度を中心とした温度を維持
するようになっている。この場合は190℃となるよう
に感温磁性金属の組成を調整している。この結果、加熱
ローラーの温度の立ち上がりから所定の温度まではほぼ
均一に上昇し、かつ190℃程度で安定した加熱ローラ
ー18が実現できる。よって、コピー開始までの時間が
短縮でき、さらに温度が低下した部分のみ加熱するので
省エネが期待できる。また感温磁性金属による自己温度
制御されるのでサーミスタ等による温度検知手段が不要
である。また立ち上がり時間が早いため、不使用時に加
熱ローラーの温度を常温まで低下させれるので、待機電
力の低減も図れる。
【0024】(実施例3)続いて本発明の第3の実施例
について説明する。図3は本実施例の構成を示す断面図
である。本実施例では、誘導加熱コイル8は銅線21で
構成し、電気絶縁物である絶縁ガラス線14を前記銅線
21と銅線21との間に配置しており、また、銅線21
と上部の金属製のパイプ18との間には絶縁ガラステー
プ22を配置している。
【0025】このため、誘導加熱コイル8は銅線であ
り、耐熱温度は非常に高いものとなっている。また、上
部の金属製のパイプ18との間には絶縁ガラステープ2
2を配置しているため、絶縁も十分確保できるものとな
っている。つまり、コイルの冷却を考慮する必要のない
ものとなっている。従って本実施例によれば、誘導加熱
コイル8が過熱するおそれのない熱ローラー装置を実現
できるものである。
【0026】(実施例4)続いて本発明の第4の実施例
について説明する。図4は本実施例の構成を示す断面図
である。本実施例では誘導加熱コイル8は、ボビン23
に巻き回した構成としている。ボビン23は、溝25を
有しており、溝25中に銅撚り線24を埋め込んで誘導
加熱コイル8としているものである。
【0027】以上の構成としているため、銅線のピッチ
間の絶縁が簡単に確保でき、製造工程がより簡素化でき
る熱ローラー装置を実現できるものである。
【0028】(実施例5)続いて本発明の第5の実施例
について説明する。図5は本実施例の構成を示す断面図
である。本実施例では、ボビン26内にフェライトの粉
末27を混合しているものである。フェライトは、誘導
加熱コイルが発生する高周波磁界を集める磁束吸収手段
として作用することが知られているものである。従って
本実施例によれば、誘導加熱コイルが発生する高周波磁
界を金属製のパイプ18の近辺に集めることが出来、効
率的な加熱が出来る熱ローラー装置を実現できるもので
ある。
【0029】(実施例6)次に本発明の第6の実施例に
ついて説明する。図6は本実施例の構成を示す説明図で
ある。本実施例では、前記各実施例で説明している誘導
加熱コイルを第1の加熱コイル28と第1の加熱コイル
28の外周部に配置している第2の加熱コイルとによっ
て構成している。第1の加熱コイル28は、金属製のパ
イプ18の中央部となる位置に配置しているもので、巻
線密度が疎となっている。第2の加熱コイル29は、金
属製のパイプ18の両端部となる位置に配置しているも
ので、巻線密度は密となっている。また、特に図示して
いないが、第1の加熱コイル28と第2の加熱コイル2
9とは、独立に制御できるようになっている。
【0030】以下本実施例の動作について説明する。例
えば、使用者がB5サイズまたはそれよりももっと小さ
い用紙を使用して、大量のコピーを実行するようなケー
スを考える。このような場合は、金属製のパイプ18の
コピー用紙が通った部分の温度が低下するものである。
従って、例えば金属製のパイプ18の中央部の温度が低
下した場合には、第1の加熱コイル28だけを動作させ
ることによって、金属製のパイプ18の中央部の温度を
高めることが出来るものである。また、例えば金属製パ
イプ18の両端部の温度が低下した場合には、第2の加
熱コイル29だけを動作させることによって、金属製の
パイプ18の両端部の温度を高めることが出来るもので
ある。
【0031】以上のように本実施例によれば、誘導加熱
コイルを第1の加熱コイル28と第1の加熱コイルの外
周に設けた第2の加熱コイル29によって構成して、温
度制御を自由に出来る熱ローラー装置を実現できるもの
である。
【0032】
【発明の効果】請求項1に記載した発明は、高周波磁界
を発生する誘導加熱コイルと、この誘導加熱コイルから
発生する高周波磁界によって誘導加熱される金属製のパ
イプとを備え、前記誘導加熱コイルは金属製のパイプの
中央部を疎に両端部を密に巻き回した構成として、全体
の温度を均一にしかも瞬時に昇温できる誘導加熱を使用
した熱ローラー装置を実現できるものである。
【0033】請求項2に記載した発明は、金属製のパイ
プは、組成を調整することによって所定のキュリー温度
を有する感温磁性金属を使用した構成として、金属製の
パイプ自身によって温度制御が可能で、構成の簡単な誘
導加熱を使用した熱ローラー装置を実現できるものであ
る。
【0034】請求項3に記載した発明は、誘導加熱コイ
ルは銅線で構成し、電気絶縁物を前記銅線と金属パイプ
との間に配置した構成として、誘導加熱コイルが過熱す
るおそれのない誘導加熱を使用した熱ローラー装置を実
現できるものである。
【0035】請求項4に記載した発明は、誘導加熱コイ
ルは溝付きのボビンに巻き付けて構成して、銅線のピッ
チ間の絶縁が簡単に確保でき、製造工程がより簡素化で
きる誘導加熱を使用した熱ローラー装置を実現するもの
である。
【0036】請求項5に記載した発明は、高周波磁界を
発生する誘導加熱コイルと、この誘導加熱コイルから発
生する高周波磁界によって誘導加熱される金属製のパイ
プと、誘導加熱コイルの磁束を集める磁束吸収手段とを
備え、前記磁束吸収手段は誘導加熱コイルを巻き付ける
ボビン内に混合した構成として、誘導加熱コイルから発
生する高周波磁界を金属製のパイプの近辺に集めること
が出来、効率的な加熱が出来る誘導加熱を使用した熱ロ
ーラー装置を実現するものである。
【0037】請求項6に記載した発明は、高周波磁界を
発生する誘導加熱コイルと、この誘導加熱コイルから発
生する高周波磁界によって誘導加熱される金属製のパイ
プとを備え、前記誘導加熱コイルは第1の加熱コイルと
第1の加熱コイルの外周側に設けた第2の誘熱コイルと
によって構成して、温度制御を自由に出来る誘導加熱を
使用した熱ローラー装置を実現するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である熱ローラの構成を
示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施例である熱ローラの構成を
示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施例である熱ローラの構成を
示す断面図
【図4】本発明の第4の実施例である熱ローラの構成を
示す断面図
【図5】本発明の第5の実施例である熱ローラの構成を
示す断面図
【図6】本発明の第6の実施例である熱ローラの構成を
示す説明図
【図7】従来の熱ローラの構成を示す斜視図
【符号の説明】
8 誘導加熱コイル 10 金属製のパイプ 14 絶縁ガラス線 15 インバータ回路 18 金属製のパイプ 18a アルミニウムの層 18b 感温磁性金属の層 21 銅線 23 ボビン 25 溝 27 フェライト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA30 BA25 BA26 BE06 3K059 AA08 AB20 AB23 AC10 AC33 AC54 AD02 AD40 CD63 CD74 CD75 CD77

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波磁界を発生する誘導加熱コイル
    と、この誘導加熱コイルから発生する高周波磁界によっ
    て誘導加熱される金属製のパイプとを備え、前記誘導加
    熱コイルは金属製のパイプの中央部を疎に両端部を密に
    巻き回した誘導加熱を使用した熱ローラー装置。
  2. 【請求項2】 金属製のパイプは、所定のキュリー温度
    を有する感温磁性金属を使用した請求項1に記載した熱
    ローラー装置。
  3. 【請求項3】 誘導加熱コイルは銅線で構成し、電気絶
    縁物を前記銅線と金属パイプとの間に配置した請求項1
    または2に記載した熱ローラー装置。
  4. 【請求項4】 誘導加熱コイルは溝付きのボビンに巻き
    付けて構成した請求項1または2に記載した熱ローラー
    装置。
  5. 【請求項5】 高周波磁界を発生する誘導加熱コイル
    と、この誘導加熱コイルから発生する高周波磁界によっ
    て誘導加熱される金属製のパイプと、誘導加熱コイルの
    磁束を集める磁束吸収手段とを備え、前記磁束吸収手段
    は誘導加熱コイルを巻き付けるボビン内に混合した熱ロ
    ーラー装置。
  6. 【請求項6】 高周波磁界を発生する誘導加熱コイル
    と、この誘導加熱コイルから発生する高周波磁界によっ
    て誘導加熱される金属製のパイプとを備え、前記誘導加
    熱コイルは第1の加熱コイルと第1の加熱コイルの外周
    側に設けた第2の誘熱コイルとによって構成した誘導加
    熱を使用した熱ローラー装置。
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